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転職サイト

既卒向け転職サイト5選|初めての就職に強いおすすめを厳選!

「既卒が使うべき転職サイトは?」「初めて正社員を目指すならどれがいい?」など、既卒向けの転職サイトについて気になっていませんか?

既卒が対象になる転職サイトはいくつもありますが、近年低品質な求人ばかりの業者が増えているため注意しましょう。

中には未経験歓迎のブラック求人を押し付けるだけの悪質なタイプもあるため、選び方には注意が必要です。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、既卒向け転職サイトの正しい選び方について、以下の流れで解説していきます。

全て読めば、既卒はどの転職サイトを使うべきで、正しい選び方はあるか、使いこなすコツはあるかまでがわかり、転職サイトで失敗しなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
著者情報を詳しく見る

ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 結論:既卒がまず使うべき転職サイト

このページでは、既卒の方が使うべき転職サイトについて詳しく解説していきます。

長くなってしまったので先に結論を言うと、おすすめサイトTOP5は以下の通りです。

おすすめサイト 特徴
1位.
Re就活エージェント
・上場企業が運営する、職歴の浅い20代向けの転職サイト
担当者の8割は既卒、第二新卒の経験者で、じっくり向き合ってくれる
2位.
ハタラクティブ
・既卒やフリーターなど経歴に自信のない20代のサポートに強い
・IT特化エージェント「レバテック」も展開する大手の運営
3位.
マイナビジョブ20’s
未経験可の求人が7割以上の既卒向けの転職サイト
・業界大手のマイナビが運営
4位.
JAIC
就職に関する無料の研修に出ると、優良企業20社と書類選考なしで面接できる集団面接会に参加できる
5位.
第二新卒エージェントneo
経歴に自信のない20代のサポートに特化していて、大卒から中卒まで、幅広い学歴の方の転職に対応

既卒が対象になる未経験歓迎の大手・優良企業の求人は、これら5社に集中していて、ここから選べば間違いありません。

いずれも10年以上の実績のある大手企業の運営で、初めての就職サポートに強いです。

これらはどれも担当者がついて就職のサポートを受けることができ、「転職エージェント」とも呼ばれています。

そもそも既卒とは?

就職を決めないまま高校や大学を卒業して、3年以内の方のことを言います。

卒業後にアルバイトをしている既卒の方はフリーター、何もしていない方はニートとも呼ばれます。

似た言葉に「第二新卒」がありますが、こちらは、新卒で一度就職した会社を3年以内に辞めた方のことを言います。

サイト選びの最大の注意点

転職サイトは、以下のように複数のタイプがあり、どれを使うかで応募できる企業や選考の通りやすさが全く変わります。

  1. 転職エージェント:担当がつく
  2. 求人サイト:自分で求人を探して応募する

ネット上にはこれらをごちゃ混ぜにして紹介するページが非常に多いですが、別物なので注意しましょう。

結論、既卒の方がまず使うべきなのは、転職エージェントです。

転職エージェントを使うと担当がついて、就職相談から求人紹介、企業とのやりとりまで全てやってもらえます。

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既卒が対象になる、未経験から働ける優良企業の求人は、転職エージェントしか持っていないことも多く、使わないと損します。

最初にあげたおすすめサイト5つは、全てこれにあたります。

「求人サイト」を使うべきなのは一部の人だけ

このページで紹介するエージェント3社以上に利用を断られた方のみ、自分で求人を探して応募する求人サイトを使いましょう。

jobchange_site

少ないですが、既卒向けのエージェントでも、30代以上だったり、就職に不利な条件の方は利用自体を断られるケースがあります。

その場合は、サポートしてくれるエージェントを探すより、自分で求人を探した方が効率的です。

最大手「リクナビNEXT」だけ使えば大量の求人を見て応募できますから、登録し複数の企業にチャレンジしましょう。

次の章から、ます使うべき転職エージェントについて、おすすめを紹介していきます。

2. 既卒向け転職サイト|転職エージェントおすすめ5選

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既卒向けとして紹介されることの多い上記15社を比較しましたが、既卒の方は、以下の大手5社から選ぶべきです。

  1. Re就活エージェント
  2. ハタラクティブ
  3. マイナビジョブ20’s
  4. JAIC
  5. 第二新卒エージェントneo

既卒が対象になる未経験歓迎の大手・優良企業の求人は、これら5社に集中していて、ここから選べば間違いありません。

転職エージェントは大手から小さい業者まで様々ですが、以下の点で優れた大手エージェントを使うべきです。

  • 大手・優良企業の求人多数
  • サポート実績が多い分、あらゆる業界、企業の採用事情に詳しい
  • 歴史ある大手企業の運営

5社は、業界でも既卒向けとして真っ先に名前があがる大手転職エージェントです。

いい担当者を見極めたり、求人の選択肢を広げるためにも、上記から必ず3つは使っておきましょう。

転職エージェントでは、登録すると担当者がついて、求人の紹介から面接のセッティングや対策まで、あらゆるサポートが受けられます。agent

具体的には以下6つをしてくれて、あなたは面接以外で企業とやりとりすることがなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

では、転職エージェントのおすすめについて、それぞれ解説していきます。

1位. Re就活エージェント

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Re就活エージェント」は、設立30年を超える上場企業、株式会社学情の運営する就職エージェントです。

既卒や第二新卒、フリーターなどの経歴に自信のない20代のサポートに特化していて、未経験でも入れる優良企業の紹介が受けられます。

担当者の8割以上は、自らも既卒や第二新卒の経験のある人で、実体験をもとにした親身なサポートを強みとしています。

求人数 約12,700件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社学情
運営歴 1977年~

Re就活エージェント公式ページ:https://re-katsu.jp/career/agent/

2位. ハタラクティブ

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ハタラクティブ」は、IT業界に特化した転職サービス「レバテック」なども展開する株式会社レバレジーズの運営する転職エージェントです。

既卒やフリーターなど経歴・スキルに自信のない方のサポートに力を入れていて、未経験者向けの優良企業の求人をメインで扱っています。

短期間で内定を出すことを強みとしていて、最短で2週間で決まるケースもあるため、急いでいる人には特におすすめです。

求人数 約3,000件
対応エリア 北海道、関東全域、中部(愛知、岐阜、静岡)、近畿️(三重、大阪、兵庫、京都)、広島、福岡
運営会社 株式会社レバレジーズ
運営歴 2005年~

ハタラクティブ公式ページ:https://hataractive.jp/

3位. マイナビジョブ20’s

mynavi20

マイナビジョブ20’s」は、業界大手のマイナビが運営する、20代の第二新卒・既卒の支援に特化したエージェントです。

未経験可の求人が7割以上と多く、既卒で社会人経験のない方でも積極的なサポートが受けられます。

マイナビは国内最大の新卒向けの就活サイトの運営で、大手・優良企業との強いパイプを持っているため、質の高い求人紹介が期待できます。

求人数 約4,600件
対応エリア 東京、神奈川、名古屋、大阪、神戸
運営会社 株式会社マイナビワークス
運営歴 2011年~

マイナビジョブ20’s公式ページ:https://mynavi-job20s.jp/

4位. JAIC

jaic

JAIC」は、上場企業の株式会社ジェイックが運営する、未経験の転職に強い転職エージェントです。

登録すると、厳選した優良企業20社と、書類審査なしで面接できる合同面接会に参加することができます。

入社後の定着率が9割以上と非常に高く、ほとんどの利用者が、安心して働けるマッチした職場に転職ができています。

求人数 非公開
対応エリア 関東、関西、東北、中部、中国、九州
運営会社 株式会社ジェイック
運営歴 1991年~

JAIC公式ページ:https://www.jaic-college.jp/sales/

5位. 第二新卒エージェントneo

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第二新卒エージェントneo」は、第二新卒・既卒・フリーターなど、職歴の浅い20代のサポートに特化しています。

中卒、高卒でもOKの未経験歓迎求人も豊富に持っていて、幅広い学歴の方のサポートに対応しています。

長年のサポート実績から、未経験からの転職の内定のコツを知り尽くしていて、選考対策のレベルも高いです。

求人数 非公開
対応エリア 関東、関西、愛知
運営会社 株式会社ネオキャリア
運営歴 2000年~

第二新卒エージェントneo公式ページ:https://www.daini-agent.jp

その他、既卒向けエージェントまとめ

上記5社以外で、既卒をサポート対象とする主なエージェントを以下に全てまとめました。

特徴
UZUZ 第二新卒、既卒、フリーター、ニートの就職サポートに特化
キャリアスタート 20代の第二新卒、既卒、フリーター、新卒向け
キャリアパーク就職エージェント 20代の第二新卒、既卒向け
DYM就職 既卒、フリーター、ニートの就職に強い
えーかおキャリア 20代の就職、転職サポートに特化
アイデムスマートエージェント 未経験や第二新卒の転職に強い
キャリチャン 主に学生向けの就活サポートを行っていて、既卒にも対応
いい就職ドットコム 既卒、第二新卒の正社員就職に特化
安定のお仕事 20代のフリーター、第二新卒などの未経験転職に特化

ただ、どれも紹介した5社に比べると実績や、求人数などの面では劣るサービスで、まず使うべきエージェントではありません。

既卒が対象になる未経験歓迎の求人はネット上にあふれていますが、ブラックな求人も多く、大手・優良企業の求人は一部の大手エージェントに集中している実態があります。

まずは紹介した以下の大手5社から選び、それでもうまくかなかった方のみ、次の手段として使いましょう。

  1. Re就活エージェント
  2. ハタラクティブ
  3. マイナビジョブ20’s
  4. JAIC
  5. 第二新卒エージェントneo

3. 転職エージェントの3つの注意点

既卒の方は、転職エージェントを使うにあたって以下の点に注意しましょう。

  • 大手以外を使うのは危険
  • テレビCMをやるような超大手は使えない可能性が高い
  • 1サイトに絞ると失敗する

注意点① 大手以外を使うのは危険

大手以外の転職エージェントは、ブラック求人ばかり紹介されるケースが多く、おすすめしません。

ここ数年で、転職エージェントは1万社以上増加したデータもあり、「既卒のサポートに強い」と宣伝する転職エージェントも大量に増えました。

引用:厚生労働省ホームページ

ただ、新しいエージェントには、以下のようなひどい業者が多いため注意しましょう。

  • 企業とのパイプが弱く、求人が少ない
  • ネット上に常に出回っているようなブラック求人しか持っていない
  • 実績がない分知識も少なく、選考対策などのフォローが弱い

ブラックな求人は常に人が足りず、誰でもいいから人が欲しいため、たいてい未経験歓迎です。

こうした求人を「就職を目指す既卒向け」と言い換えて紹介するだけのひどい業者もいます。

大手以外も優良なエージェントはありますが、見極めは難しいため、最初から大手に絞って使うことをおすすめします。

大手は、長年の実績からたくさんの大手・優良企業とのつながりを持っていて、既卒も対象になるこうした会社の未経験者歓迎求人を豊富に持っています。

また、「この会社では面接でどう答えれば内定が出やすいか」といったノウハウも充実していて、選考対策のレベルも高いです。

大手を選ぶだけで、いい会社に入れる確率はグッと高まります。

注意点② テレビCMをやるような超大手は使えない可能性が高い

以下のようなテレビCMを流しているような大手のエージェントは、経験者向けの求人がメインで、初めて正社員を目指す既卒は相手にされません。

実際以下のように、いずれも公式でサポートが難しいことをはっきりと説明しています。

リクルートエージェント 下記の求人は取り扱いが非常に少なくなっております。
新卒者など就業経験をお持ちでない方の求人
・一貫したキャリア、専門知識や経験を必要としない求人
(引用:お申し込みの際の注意点
doda 正社員・派遣社員・契約社員いずれかの社員としての就業経験をお持ちではない場合や学生・アルバイトご経験のみの場合、サポートが難しい場合があります。
(引用:サービスのご利用について
マイナビエージェント 主に正社員としてのキャリアを有する方を対象とする求人を扱っておりますので、アルバイト経験もしくは派遣経験のみの方、また、正社員としての就業経験が長らくない方の場合、求人をご紹介できる可能性が極めて低くなります
(引用:マイナビエージェントに関するFAQ

そのため、既卒の方は、大手の中でも初めての就職サポートに強い転職エージェントを選んでおきましょう。

具体的には、以下のようなエージェントです。

  • 未経験歓迎の求人をメインで扱う
  • ニートやフリーター向け・既卒(就職を決めずに学校卒業した人)向けを打ち出している

こうしたエージェントなら、職歴のない既卒の方でも対象の求人が多く、積極的にサポートが受けられます。

また、「既卒の場合、どう対策すれば内定が出やすいか」といった点に特に詳しいのでおすすめです。

注意点③ 1社に絞ると失敗する

優良な大手のエージェントにも、以下のようなハズレの担当はいるため、必ず3社以上は登録し、担当者を比べましょう。

  • 志望業界の知識が不十分で、深い相談ができない
  • 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社登録

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。

また、エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

必ず以下から3社は登録しておきましょう。

  1. Re就活エージェント
  2. ハタラクティブ
  3. マイナビジョブ20’s
  4. JAIC
  5. 第二新卒エージェントneo

4. 既卒向け転職サイト|最終手段として使うべき求人サイト

このページで紹介するエージェント3社以上に利用を断られた方のみ、自分で求人を探して応募する求人サイトを使いましょう。

求人サイトは、サイト上の求人を自分で調べて、応募していく転職サイトです。jobchange_site

登録すると、求人を調べられるだけでなく、企業からのスカウトももらえることがあります。

少ないですが、既卒向けのエージェントでも、30代以上だったり、就職に不利な条件の方は利用自体を断られるケースがあります。

その場合は、サポートしてくれるエージェントを探すより、自分で求人を探した方が効率的です。

あらゆる業界に対応した大手求人サイトの求人数を比べると以下の通りで、どの地域でも「リクナビNEXT」が飛び抜けて多いです。

  求人数
関東 関西 九州
リクナビNEXT 約137,000件 約56,000件 約81,000件
イーキャリア 約20,000件 約4,000件 約1,700件
マイナビ転職 約15,000件 約12,000件 約10,000件
en転職 約3,700件 約1,700件 約1,000件
type 約2,100件 約800件 約520件
  • 2025年1月時点

どのエリアの求人にも強いため、迷ったら「リクナビNEXT」を選んでおきましょう。

求人サイトなら「リクナビNEXT」一択

リクナビnext

求人サイトなら、最大手の「リクナビNEXT」だけ使っておけば間違いありません。

総求人数は10万件以上と他サイト比べても圧倒的に多く、社会人経験がない方向けの求人も5,000件以上と多く掲載されています。

あらゆる職種の未経験歓迎求人をバランスよく扱うので、まずはこれに登録して活動を進めましょう。

リクナビNEXT公式ページ:https://next.rikunabi.com/

それでもダメなら「ハローワーク」を使う

求人サイトでも転職が決まらなかった方は、公共の職業紹介サービス「ハローワーク」を使いましょう。

これまで紹介した民間のサービスに比べると、地方や小さい会社の求人が多いですが、経験や年齢不問の正社員求人が多く掲載されています。

求人は以下から調べられるため、求人サイトでもいい求人が見つからなかった方は利用してみましょう。

https://www.hellowork.mhlw.go.jp/kensaku/

5. 既卒の方こそ転職エージェントを使うべき4つの理由

求人サイトから応募するなど他の方法もあり、エージェントを使うべきか迷う方もいるかもしれません。

ただ、以下の理由で、既卒の方こそ転職エージェントを使うべきと言えます。

  1. 就職でのミスマッチが起きにくい
  2. 選考を有利に進められる
  3. 就職について1から相談できて、手続きも全部やってもらえる
  4. 好条件な求人が見つかりやすい

使って良かったと感じる方の口コミとともに、それぞれ解説していきます。

理由1. 就職でのミスマッチが起きにくい

口コミ・評判

Tさん(既卒→ IT業界に就職)

応募先の職場がマニュアル重視で新人教育がしっかりしていることや、繁忙期の大変さを事前に教えてもらいました。

細かい点まで入社前に把握できたおかげで、ミスマッチなく働けています。

転職エージェントを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。

求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。

エージェントは、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。

  • 職場の雰囲気はどうか、現場のリーダーはどんな人柄か
  • 休みのとりやすさ、サービス残業の実態はどうか
  • 直近でどれだけ人が辞めているか

現場に通って職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。

既卒の方が対象になる、未経験歓迎の募集を出す企業は、誰でもいいから早く人が欲しい人手不足の企業も多いです。

採用に苦労していて、とにかく人が欲しいあまり、面接でも肝心なデメリットを教えてくれない企業もあるのが現実です。

いざ働き始めてから、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。

  • 「実はきついノルマがあり、達成しないとまともに稼げない」
  • 「サービス残業が当たり前の社風」
  • 「雑用ばかりで、スキルが全然身につかない」

エージェントはこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、就職の失敗を防げるようになります。

なぜここまでしてくれるの?

エージェントは、就職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはエージェントにとっても損になるからです。

転職エージェントは、企業にあなたを紹介することで、企業から紹介料を受け取るビジネスです。

この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、企業に返金するルールがあります。

あなたにすぐに辞められると、転職エージェントは紹介料が手に入らず、大損になるのです。

長く続けられる職場に就職をしてもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。

理由2. 選考を有利に進められる

口コミ・評判

Aさん(既卒→ 不動産業界に就職)

面接でよく聞かれる質問をリストアップしてもらえたおかげで、答えに詰まることがありませんでした。アルバイト経験を具体的に話す準備もでき、無事に内定を獲得できました。

転職エージェントは就職のプロで、「既卒のように社会人経験が浅い人の場合、何をアピールすれば内定が出やすいか」といったことを知り尽くしています。

実績が豊富な大手はこうしたノウハウに特に強く、学生時代の体験やアルバイト経験の中からも、あなたのアピールポイントをたくさん見つけてくれます。

また、馴染みのエージェントの紹介だと企業側も安心することが多く、エージェントを使うだけで個別に応募するよりも選考で有利になるのは間違いありません。

付き合いの長いエージェントは、企業から「この人数は必ず〇〇エージェントからとる」のように専用の採用枠をもらっていることも多く、その枠に滑り込めることもあります。

理由3. 就職について1から相談できて、手続きも全部やってもらえる

口コミ・評判

Kさん(既卒 → 製造業界に就職)

応募書類の提出から面接日程の調整まで、すべてエージェントがやってくれました。

初めての就職活動で分からないことだらけでしたが、負担が少なく進められました。

既卒の方は就職活動に不慣れな方が多いですが、そういった方にこそエージェントはおすすめです。

何をすべきか、就職先はどう決めるべきかなど、1から相談できて、プロの視点でアドバイスがもらえるからです。

また、転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。

既卒の方が自分で就職活動をする場合、マッチした求人の見極めができずに応募しても書類で落ち続け、いつまでも決まらないことがよくあります。

しかし、エージェントを使えば、可能性のある求人を絞って紹介してくれるため、スピーディに決まりやすいです。

理由4. 好条件な求人が見つかりやすい

口コミ・評判

Sさん(既卒 → IT業界に就職)

エージェントが、福利厚生や教育制度が充実している企業を勧めてくれました。

働きやすさだけでなく、スキルアップの機会が多い環境に感謝しています。

そもそもですが、下記のような優良な求人は、インターネットには中々出てきません。

  • 待遇がよく、募集すると人が殺到してしまう求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

これらの求人は、企業側が取引のあるエージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。

転職エージェントを使えば、こうした好条件な”非公開求人”にも応募ができます。

逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。

デメリットは使い方次第で解消できる

転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。

  • ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
    →実績のある大手だけを使う
    →3社以上使い、ハズレの担当がついたエージェントの利用をやめる
  • ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
    →未経験可の求人がメインの、既卒のサポートに強いエージェントを選ぶ

また、既卒が就職に使える他のサービスと転職エージェントを比べた結果は以下の通りです。

サポート 求人の質・量 選考の有利さ
転職エージェント
相談〜内定後の交渉まで

良質な非公開求人、数多い

選考対策・プッシュあり
求人サイト ×
自分でやる

公開求人、数多い
×
自力で頑張る
ハローワーク
求人の紹介

数は多いが低品質

簡単な選考対策のみ

全てにおいて優れているのは転職エージェントだけでした。

そのため、既卒の方は必ず転職エージェントを使っておきましょう。

転職エージェントの利用の流れは?

大まかな流れは以下の通りです。

  1. ネットから申し込み
  2. エージェントと面談(対面かWEB、電話)
  3. 求人紹介を受ける
  4. 企業に応募
  5. 面接
  6. 内定

最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、就職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。

面談は、どのエージェントも現在はオンラインや電話で行うケースが多いです。

申し込みから内定まで、トータルで3ヶ月はかかるケースが多いため、余裕を持って早めに申し込みをしておきましょう。

6. その他、既卒におすすめの転職サイトと活用法

これまで紹介したタイプ以外で、既卒の方におすすめの以下の転職サイトと、活用方法を解説していきます。

ただ、いずれも求人探しに使えるメインのサービスではないので、機能に魅力を感じた方のみサブとして使いましょう。

6-1. 社員の評判がわかる「転職会議」

転職会議

転職会議」は、元社員の評判が見られる口コミサイトで、求人票には載らない、以下のような口コミをたくさん見ることができます。

  • 管理職がいつまでも残っていて、帰りにくい雰囲気がある
  • 正当に評価されず、優秀な若手ほど辞めていく
  • 部署内の雰囲気はいいが、他部署とは険悪で、やり合うことも多い

どれも退職した人の口コミでネガティブ寄りの意見が多く、うのみにするべきではありませんが、応募や入社を決める際の参考にはなります。

また、「面接でどんなことを聞かれた」といった選考に関する口コミも確認できるため、選考対策にも使うことができます。

同じような口コミサイトは以下のように複数ありますが、選考に関する口コミが見られるのは「転職会議」だけです。

そのため、まずは「転職会議」で情報収集することをおすすめします。

転職会議公式ページ:https://jobtalk.jp/

6-2. 自分の強みがわかる「グッドポイント診断」

グッドポイント診断

グッドポイント診断」は、質問に答えるだけで、選考でアピールできる強みがわかる、業界大手のリクルートが出す無料の診断ツールです。

書類選考や面接では、自分の強みは何かを必ず聞かれますが、即答できる人は少なく、ここで止まってしまう人も多いです。

グッドポイント診断を使えば、簡単な質問に答えるだけで、以下のような自分の強みを5つ知ることができます。

  • 継続力、挑戦心、現実思考、慎重性、独創性、柔軟性、慎重性、受容力、高揚性、社交性

これらに、アルバイトの経験などからマッチしたエピソードを加えて広げていくことで、迷わず自己PRが作れるようになります。

診断された強み 継続力(長期間コツコツ努力できる)
自己PR
(強み+具体的なエピソード)
私の強みは、仕事に必要な知識について学び続ける継続力があることです。
洋食レストランのホールのアルバイトをしていましたが、ワインの知識がなく、最初はお客様の質問に答えられないことが多くありました。
ワインについて勉強しようと、時間外にワインセラーのワインのリストを自分で作ったり、ソムリエの資格のある先輩に付いて接客内容をメモしたりといった努力を重ねました。
その結果、1年後にはお客様におすすめのワインを紹介できるまでになり、ワインの売り上げアップにも貢献することができました。

自分の強みは何か、客観的に確認できるため、PRする内容がまとまっていない方は必ず使っておきましょう。

グッドポイント診断公式ページ:https://next.rikunabi.com/goodpoint/

質問は全部で293問あり、回答には20分程かかります。

今できない方は上記から会員登録だけした上で、時間のある時に余裕をもって使いましょう。

7. 既卒の就職についてよくある質問

最後に、既卒の就職についてよくある以下の質問に回答していきます。

7-1. 既卒の就活は厳しい?

新卒の就活や、職歴のある方の転職活動に比べると、応募できる会社が減り、厳しいのは確かです。

ただ、近年は既卒を新卒として採用した企業に助成金を出すなど、国のバックアップもあり、既卒でも新卒枠で受け付ける企業は増えてきています。

※参考:厚生労働省「特定求職者雇用開発助成金(三年以内既卒者等採用定着コース)

また、既卒の方はまだ20代というケースがほとんどですが、30代以上に比べると、年齢的にはかなり有利な立場にあります。

20代は職歴、経歴がなくても、ポテンシャル重視で未経験でも採用したがる企業が多いのが理由です。

当ページで紹介している就職エージェントなら、こうした企業の求人をメインで紹介してもらえて、効率的に就活を進められます。

7-2. 既卒でも大手に就職できる?

新卒と同じ枠で既卒も募集したり、新卒で取りきれなかった人材を中途で採用する大手企業もあり、就職自体は可能です。

実際に学生向けの就職情報サイト「リクナビ2025」の募集ページでは、以下ようないくつもの大手企業が既卒も応募可としています。

アサヒ飲料株式会社、積水ハウス、大正製薬、三菱電機、マツダ、ニデック、バンダイ、ゆうちょ銀行、オリックスグループ、損害保険ジャパン

ただ、新卒に比べると不利にはなりやすく、以下のような方でないと、新卒枠での採用は難しいです。

  • 既卒になったやむを得ない事情がある(留学、家族の介護など)
  • 高学歴(旧帝大、早慶以上)
  • アルバイトなどで、応募先の職種の経験がある

新卒枠に自信がない方は、就職エージェントを使って、大手の中途採用枠を狙いましょう。

当ページでも紹介している「ハタラクティブ」では、利用者の8割が、実際に大企業に就職できています。

7-3. 既卒と新卒の違いは?

学校を卒業後に就労しない既卒に対し、新卒は3月の卒業後にそのまま企業に入社する学生のことを言います。

近年は、既卒でも3年以内であれば、新卒採用の募集に応募できる企業が増えています。

厚生労働省の「労働経済動向調査」によると、2022年に新卒を募集した企業のうち、7割は既卒も応募可能と回答しています。

ただ、新卒に比べると不利にはなりやすく、以下のような方でないと、新卒枠での採用は難しいです。

  • 既卒になったやむを得ない事情がある(留学、家族の介護など)
  • 高学歴(旧帝大、早慶以上)
  • アルバイトなどで、応募先の職種の経験がある

新卒枠に自信がない方は、就職エージェントを使って、未経験歓迎の中途採用枠を狙いましょう。

7-4. 既卒と第二新卒の違いは?

第二新卒は、正社員としての就職経験がある点で既卒とは違っています。

卒業後に就労していない既卒に対し、第二新卒は、一度就職して、3年以内に短期で離職した人のことを言います。

働いた経験がある分、第二新卒は、既卒よりも選考では有利になりやすいです。

7-5. 既卒の就職面接では何を聞かれる?

以下2点は、既卒の就職面接の定番で、どなたも必ず聞かれることになります。

  • なぜ既卒になったのか
  • 卒業後は何をしていたか

既卒である時点で、企業は「卒業後に就職しなかったのは何か本人に問題があるからでは?」と不安を持っていて、その確認のためにこうした質問をしてきます。

それぞれの回答のポイントは以下の通りです。

なぜ既卒になったのか ・留学や資格試験の勉強など、やむを得ない事情があった場合はそのまま伝える。
・単に就活がうまくいかなかったり、理想の仕事が見つけられず既卒になった方、特に理由がない方は、当時の判断を反省しつつ、今後はどう頑張りたいかを前向きに伝えると好印象。
(例)学生時代は、応募したいと思える仕事が見つけられず、目立った就職活動をしないまま、卒業を迎えてしまいました。今となっては、もっと危機感を持って将来を考えるべきたったと、自分の判断を反省しています。卒業後はアルバイトをしながら、自分が本当にやりたいことを真剣に考え、御社のような〇〇の仕事がしたいという結論に至りました。やりたいことがはっきりした現在は、やる気に満ちていて、〇〇の経験を活かしつつ、御社で活躍したいと考えております。
卒業後は何をしていたか ・アルバイトや資格の勉強など熱中していたことがある人はそのまま伝える。
・特に目立ったことをしていない場合は、業界研究など、就職に向けた準備期間としていたことを伝えるといい。
・気になる職種のアルバイトをしたり、既卒も対象のインターンに参加するなどして、積極的に行動したことをアピールできるとなおいい。

(例)卒業後は、自分が本当に打ち込めることは何なのか、自己分析や業界研究をして探し続けていました。実際に気になった複数社のインターンにも参加させてもらい、内側から企業の仕事を知る機会をつくりました。その中で御社の仕事であれば、熱中して取り組めると感じ、今回志望させていただきました。

まとめ

既卒向けの転職サイトについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

既卒の方におすすめの転職サイトTOP5は以下の通りです。

おすすめサイト 特徴
1位.
Re就活エージェント
・上場企業が運営する、職歴の浅い20代向けの転職サイト
担当者の8割は既卒、第二新卒の経験者で、じっくり向き合ってくれる
2位.
ハタラクティブ
・既卒やフリーターなど経歴に自信のない20代のサポートに強い
・IT特化エージェント「レバテック」も展開する大手の運営
3位.
マイナビジョブ20’s
未経験可の求人が7割以上の既卒向けの転職サイト
・業界大手のマイナビが運営
4位.
JAIC
就職に関する無料の研修に出ると、優良企業20社と書類選考なしで面接できる集団面接会に参加できる
5位.
第二新卒エージェントneo
経歴に自信のない20代のサポートに特化していて、大卒から中卒まで、幅広い学歴の方の転職に対応

いずれも担当がついてサポートが受けられる転職エージェントで、既卒の方はまずこれを使うべきです。

これらを3つ使っても決まらなかった方のみ、自分で求人を探して応募する求人サイトリクナビNEXTを使いましょう。

当ページの内容が、あなたの就職成功のお役に立てることを、心から祈っています。

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