ページの一部でマイナビ等の広告が掲載されています。
転職サイト

フリーター向け転職サイト|年齢・経験別のおすすめと使いこなすための全知識

「フリーター向けの転職サイトはある?」、「正社員を目指すならどのサイトがいい」のように、フリーター向けの転職サイトについて気になっていませんか?

社会人経験の少ないフリーターの向けの転職サイトはいくつもありますが、未経験歓迎のブラック求人を「フリーター向け」として紹介するひどいタイプもあるため注意しましょう。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、フリーター向け転職サイトについて、以下の流れで解説していきます。

全て読めば、フリーター向けの転職サイトにはどんなものがあり、どれを使うべきか、使いこなすコツはあるかまでがわかり、転職サイトで失敗することがなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
著者情報を詳しく見る
ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

目次

1. 結論:フリーターにおすすめの転職サイト

フリーター向け転職サイト15社を比較してわかった、おすすめランキングトップ4は以下の通りです。

~29歳 30~34歳
1. ハタラクティブ
2. 就職ショップ
3. JAIC
4. マイナビジョブ20’s ×

年齢別におすすめ度をまとめましたが、これらはどれも担当者がついて転職のサポートを受けることができ、「転職エージェント」とも呼ばれています。

まずはこの中から3つは登録し、求人や担当者を見ながら使うサイトを絞っていくのが、転職サイトで失敗しない方法です。

サイト選びの最大の注意点

転職サイトは、以下のように複数のタイプがあり、どれを使うかで応募できる企業や選考の通りやすさが全く変わるので注意しましょう。

  1. 転職エージェント:担当がつく
  2. 求人サイト:自分で求人を探して応募する

結論、フリーターの方がまず使うべきなのは、転職エージェントです。

転職エージェントを使うと担当がついて、転職相談から求人紹介、企業とのやりとりまで全てやってもらえます。

agent

最初にあげた年齢別のおすすめサイトは、全てこれにあたります。

フリーターの方がまず転職エージェントを使うべき理由は以下3つです。

  • 選考を有利に進められる
    →経験の浅いフリーターでも、面接で通るコツをプロが教えてくれる
  • 自分で動くより圧倒的にラク
    →転職に必要な手続きは担当が全て無料でやってくれて、転職について1から相談できる
  • 好条件な求人が見つかりやすい
    →エージェントしか持っていない未経験歓迎の大手企業の求人も多い

「求人サイト」を使うべきなのは一部の人だけ

35歳以上で正社員経験のない方のみ、自分で求人を探して応募する求人サイトを使いましょう。

jobchange_site

こうした方は、転職エージェントに申し込んでもサポートを断られたり、満足に求人紹介が受けられない可能性が高いからです。

また、転職エージェントで内定が決まらなかった方にも、次の手段として「求人サイト」がおすすめです。

次の章から、タイプごとに、おすすめや選び方を詳しく解説していきます。

2. フリーター向け|転職エージェントのおすすめと選び方

freeter15

今回当ページでは、フリーター向けとして紹介されることが多い上記のエージェント15社を比較し、特に実績が豊富でフリーターからの評判がいい大手4社を厳選しました。

厳選した4社について、年齢別におすすめ度をまとめたのが以下です。

~29歳 30~34歳
1. ハタラクティブ
2. 就職ショップ
3. JAIC
4. マイナビジョブ20’s ×

これらはいずれも運営実績の豊富な大手で、未経験歓迎の優良企業の求人が多いです。

いい担当者を見極めたり、求人の選択肢を広げるためにも、上記から必ず3つは使っておきましょう。

転職エージェントでは、登録すると担当者がついて、求人の紹介から面接のセッティングや対策まで、あらゆるサポートが受けられます。

agent

具体的には以下6つをしてくれて、あなたは面接以外で企業とやりとりすることがなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

後半で解説しますが、手間が減るだけでなく、「求人内容」や「選考の有利さ」でも、他の転職サイトより優れているため、まずはこれを使っておくべきです。

では、転職エージェントのおすすめについて、それぞれ解説していきます。

2-1. ハタラクティブ

hataractive

ハタラクティブ」は、IT業界に特化した転職サービス「レバテック」も展開する株式会社レバレジーズの運営する転職エージェントです。

フリーター・ニートのように経歴・スキルに自信のない方のサポートに力を入れていて、未経験者向けの優良企業の求人をメインで扱っています。

短期間で内定を出すことを強みとしていて、最短で2週間で決まるケースもあるため、急いでいる人には特におすすめです。

求人数 約3,000件
対応エリア 北海道、関東全域、中部(愛知、岐阜、静岡)、近畿️(三重、大阪、兵庫、京都)、広島、福岡
運営会社 株式会社レバレジーズ
運営歴 2005年~

ハタラクティブ公式ページ:https://hataractive.jp/

2-2. 就職ショップ

就職shop

就職ショップ」は業界最大手のリクルートが運営する、経歴に自信のない方のサポートに強い転職エージェントです。

就職ショップから紹介された求人は書類選考なしで面接に進めるため、経歴を理由に書類で落とされる心配がありません。

求人数最多のリクルートの運営で、企業の選択肢もかなり多いため、とにかく多くの求人を見てみたいという人には特におすすめです。

求人数 非公開(登録社数は11,000社以上)
対応エリア 首都圏、大阪、京都、兵庫
運営会社 株式会社リクルート
運営歴 2006年~

就職ショップ公式ページ:https://www.ss-shop.jp/

2-3. JAIC

jaic

JAIC」は、上場企業の株式会社ジェイックが運営する、未経験の転職に強い転職エージェントです。

登録すると、厳選した優良企業20社と、書類審査なしで面接できる合同面接会に参加することができます。

入社後の定着率が9割以上と非常に高く、ほとんどの利用者が、安心して働けるマッチした職場に転職ができています。

求人数 非公開
対応エリア 関東、関西、東北、中部、中国、九州
運営会社 株式会社ジェイック
運営歴 1991年~

JAIC公式ページ:https://www.jaic-college.jp/sales/

2-4. マイナビジョブ20’s

mynavi20

マイナビジョブ20’s」は、業界大手のマイナビが運営する、20代の第二新卒・既卒の支援に特化した転職エージェントです。

未経験可の求人が7割以上と多く、既卒で社会人経験のないフリーターの方でも積極的なサポートが受けられます。

マイナビは国内最大の新卒向けの就活サイトの運営で、大手・優良企業との強いパイプを持っているため、質の高い求人紹介が期待できます。

求人数 約4,600件
対応エリア 東京、神奈川、名古屋、大阪、神戸
運営会社 株式会社マイナビワークス
運営歴 2011年~

マイナビジョブ20’s公式ページ:https://mynavi-job20s.jp/

正社員経験がある方へのおすすめ

現在フリーターでも、正社員として働いて経験がある方には、以下の転職エージェントがおすすめです。

これらはフリーターの転職が専門ではないものの、あらゆる業界、職種に対応していて、未経験可の求人も多く保有しています。

いずれも正社員経験がある方を対象としていて、現在フリーターでも、経験のある方はサポートが受けられます。

最初にあげたフリーター向けのエージェントよりも求人が豊富で、大手・優良企業の求人も多いため、経験がある方はまずこれらを使いましょう。

リクルートエージェント

r-agent

リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、求人の量・転職実績共にトップクラスです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、大手・優良企業の求人も多いので、登録しておいて損はありません。

求人数 約680,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
運営歴 1977年~

リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/

doda

doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。

求人数 約200,000件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
運営歴 1989年~

doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/

マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。

新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、20~30代の方には特におすすめです。

サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。

求人数 約63,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社マイナビ
運営歴 1973年~

マイナビエージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/

転職エージェントの選び方

フリーターの方は、以下の方法で転職エージェントを選んでおきましょう。

  • 選び方1. 実績のある大手エージェントだけを選ぶ
  • 選び方2. フリーターの転職に強いエージェントを選ぶ
  • 選び方3. ターゲットとする年齢が合ったエージェントを選ぶ

選び方1. 実績のある大手エージェントだけを選ぶ

転職エージェントは大手から中小まで2万社以上ありますが、必ず実績のある大手を選んでおきましょう。

大手は長年の実績から、企業からも紹介を頼まれることが多く、フリーターが対象になる未経験歓迎の大手・優良企業の求人も豊富に持っています。

また、たくさんの転職をサポートしてきた分、「面接でどう答えれば内定が出やすいか」といったデータもたくさん持っていて、選考対策のレベルも高いです。

大手を選ぶだけで、いい会社に入れる確率はグッと高まります。

「フリーター向け」と言ってブラック求人を紹介する業者に注意

フリーターの方は、大手以外を選ぶとブラック求人ばかり紹介されることがよくあります。

実績の少ない中小エージェントは、企業とのつながりが弱く、常に出回っているブラック求人しか持っていないケースが多いです。

ブラックな求人は常に人が足りず、誰でもいいから人が欲しいため、たいてい未経験歓迎ですが、こうした求人を「フリーター向け」と言い換えて紹介するひどいケースがあります。

大手以外も優良なエージェントはありますが、見極めは難しいため、最初から大手に絞って使うことをおすすめします。

選び方2. フリーターの転職に強いエージェントを選ぶ

次に、フリーターの方は、大手の中でもフリーターの転職に強い転職エージェントを選んでおきましょう。

具体的には、以下のような転職エージェントです。

  • 未経験可の求人をメインで扱う
  • フリーターのサポート実績が豊富

一般的なテレビCMを流しているような大手エージェントは、経験者向けの求人がメインで、初めて正社員を目指すフリーターは相手にされません。

未経験求人がメインの転職エージェントなら、フリーターでも積極的なサポートが受けられます。

選び方3. ターゲットとする年齢が合ったエージェントを選ぶ

大手のフリーター向けエージェントの中でも、ターゲットとする年齢が合ったエージェントを使いましょう。

20代までは全員が対象になりますが、30代以上の方はサービスの対象外になることもあります。

30代以上は採用に経験やスキルが重視されることが多く、未経験歓迎の求人が20代に比べて少ないのが理由です。

「申し込んでも相手にされない」といった事態を避けるためにも、対象年齢の合ったエージェントを選んでおきましょう。

その他ポイント:必ず3社以上使う

以上の流れで大手エージェントを選んでも、ハズレの担当がつく場合もあるため、必ず3社は使い、担当者を比べるようにしましょう。

ハズレの担当としては、以下のようなパターンがあげられます。

  • 志望業界の知識が不十分で、深い相談ができない
  • 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社登録

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。

また、エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

以下から年齢別に、3社以上に登録しておきましょう。

~29歳 30~34歳
1. ハタラクティブ
2. 就職ショップ
3. JAIC
4. マイナビジョブ20’s ×

3. 一部のフリーター向け|おすすめの求人サイト

35歳以上で正社員経験のないフリーターの方には、求人サイトの「リクナビNEXT」がおすすめです。

こうした方は転職エージェント自体の利用が向かず、申し込んでもサポートを断られる可能性が高いからです。

求人サイトは、サイト上の求人を自分で調べて、応募していく転職サイトです。

jobchange_site

登録すると、求人を調べられるだけでなく、企業からのスカウトももらえることがあります。

これまで紹介した転職エージェントを使って内定が決まらなかった方にも、次の手段として求人サイトをおすすめします。

求人サイトなら「リクナビNEXT」一択

リクナビnext

求人サイトなら、最大手の「リクナビNEXT」だけ使っておけば間違いありません。

総求人数は10万件以上と他サイト比べても圧倒的に多く、社会人経験がない方向けの求人も5,000件以上と多く掲載されています。

「30~50代が活躍中」となっている未経験歓迎の求人も多いので、まずはこれに登録して活動を進めましょう。

リクナビNEXT公式ページ:https://next.rikunabi.com/

それでもダメなら「ハローワーク」を使う

リクナビNEXTでも転職が決まらなかった方は、公共の職業紹介サービス「ハローワーク」を使いましょう。

これまで紹介した民間のサービスに比べると、地方や小さい会社の求人が多いですが、経験や年齢不問の正社員求人が多く掲載されています。

求人は以下から調べられるため、転職サイトでもいい求人が見つからなかった方は利用してみましょう。

https://www.hellowork.mhlw.go.jp/kensaku/

4. フリーターこそ転職エージェントを使うべき3つの理由

自分で求人を探して応募する方法もあり、転職エージェントを使うべきか迷っているフリーターの方もいるかもしれません。

ただ、以下の理由で、フリーターの方こそ、転職には転職エージェントを使うべきと言えます。

  1. 選考を有利に進められる
  2. 自分で動くより圧倒的にラク
  3. 好条件な求人が見つかりやすい

理由1. 選考を有利に進められる

転職エージェントは転職のプロで、「フリーターのように社会人経験が浅い人の場合、何をアピールすれば内定が出やすいか」といったことを知り尽くしています。

実績が豊富な大手はこうしたノウハウに特に強く、アルバイト経験の中からも、あなたのアピールポイントをたくさん見つけてくれてくれます。

また、馴染みのエージェントの紹介だと企業側も安心することが多く、エージェントを使うだけで個別に応募するよりも選考で有利になるのは間違いありません。

付き合いの長い大手エージェントだと、企業から専用の採用枠をもらっていて、「この人数は必ず〇〇エージェントさんからとる」といった取り決めがある場合もあります。

理由2. 自分で動くより圧倒的にラク

転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。

担当者は現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。

フリーターの方は転職経験がなく不慣れな方も多いため、何をすべきか、転職先はどう決めるべきかなど、一から相談できるのも大きなメリットと言えます。

理由3. 好条件な求人が見つかりやすい

そもそもですが、下記のような優良な求人は、インターネットには中々出てきません。

  • 待遇がよく、募集すると人が殺到してしまう求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

これらの求人は、企業側が取引のあるエージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。

転職エージェントを使えば、こうした好条件な”非公開求人”にも応募ができます。

逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。

デメリットは使い方次第で解消できる

転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。

  • ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
    →実績のある大手のエージェントだけを使う
    →3社以上使い、担当者を比べる
  • ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
    →年齢や、経験の面で自分に合ったエージェントを選ぶ

他のサービスと比べても優秀

フリーターが転職に使える他のサービスと、転職エージェントを比べた結果は以下の通りです。

サポート 求人の質・量 選考の有利さ
転職エージェント
相談〜内定後の交渉まで

良質な非公開求人、数多い

選考対策・プッシュあり
求人サイト ×
自分でやる

公開求人、数多い
×
自力で頑張る
ハローワーク
求人の紹介

数は多いが低品質
×
自力で頑張る

全てにおいて優れているのは転職エージェントだけでした。

そのため、「35歳以上で正社員経験なし」のような一部の場合を除き、フリーターの方は必ず転職エージェントを使っておきましょう。

5. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

5-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

5-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

5-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

5-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

5-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、担当者にコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、担当はこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前が担当の目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

5-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、その転職エージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

転職エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

5-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

転職エージェントの担当者は応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

  • 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
  • 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、担当にとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出す担当もいますが、そういったことの防止になります。

(参考)ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

5-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

担当に対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

転職エージェントは企業から紹介料をもらって運営していますが、転職した人が早期退職すると、受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

5-9. 最低限のマナーは守る

転職エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

6. その他、フリーターにおすすめの転職サイト

これまで紹介したタイプ以外で、フリーターの方におすすめの以下の転職サイトと、活用方法を解説していきます。

6-1. 社員の評判がわかる「転職会議」

転職会議

転職会議」は、元社員の評判が見られる口コミサイトで、求人票には載らない、以下のような口コミをたくさん見ることができます。

  • 管理職がいつまでも残っていて、帰りにくい雰囲気がある
  • 正当に評価されず、優秀な若手ほど辞めていく
  • 部署内の雰囲気はいいが、他部署とは険悪で、やり合うことも多い

どれも退職した人の口コミでネガティブ寄りの意見が多く、うのみにするべきではありませんが、応募や入社を決める際の参考にはなります。

また、「面接でどんなことを聞かれた」といった選考に関する口コミも確認できるため、選考対策にも使うことができます。

同じような口コミサイトは以下のように複数ありますが、選考に関する口コミが見られるのは「転職会議」だけです。

そのため、まずは「転職会議」で情報収集することをおすすめします。

転職会議公式ページ:https://jobtalk.jp/

6-2. 自分の強みがわかる「グッドポイント診断」

グッドポイント診断

グッドポイント診断」は、質問に答えるだけで、選考でアピールできる強みがわかる、業界大手のリクルートが出す無料の診断ツールです。

書類選考や面接では、自分の強みは何かを必ず聞かれますが、即答できる人は少なく、ここで止まってしまう人も多いです。

グッドポイント診断を使えば、簡単な質問に答えるだけで、以下のような自分の強みを5つ知ることができます。

  • 継続力、挑戦心、現実思考、慎重性、独創性、柔軟性、慎重性、受容力、高揚性、社交性

これらに、アルバイトの経験などからマッチしたエピソードを加えて広げていくことで、迷わず自己PRが作れるようになります。

診断された強み 継続力(長期間コツコツ努力できる)
自己PR
(強み+具体的なエピソード)
私の強みは、仕事に必要な知識について学び続ける継続力があることです。
洋食レストランのホールのアルバイトをしていましたが、ワインの知識がなく、最初はお客様の質問に答えられないことが多くありました。
ワインについて勉強しようと、時間外にワインセラーのワインのリストを自分で作ったり、ソムリエの資格のある先輩に付いて接客内容をメモしたりといった努力を重ねました。
その結果、1年後にはお客様におすすめのワインを紹介できるまでになり、ワインの売り上げアップにも貢献することができました。

自分の強みは何か、客観的に確認できるため、PRする内容がまとまっていない方は必ず使っておきましょう。

グッドポイント診断公式ページ:https://next.rikunabi.com/goodpoint/

質問は全部で293問あり、回答には20分程かかります。

今できない方は上記から会員登録だけした上で、時間のある時に余裕をもって使いましょう。

7. フリーターの転職についてよくある質問

最後に、フリーターの転職についてよくある以下の質問に回答していきます。

7-1. フリーターから正社員になるのは難しい?

30代前半までであれば、選考でも有利になる転職エージェントが使えて、未経験歓迎の求人も多いため、決して難しくはありません。

ただ、「厚生労働省の調査」によると、以下のようにフリーターの期間が長くなるほど、正社員への転職は難しくなるというデータもあります。

フリーター歴 正社員になれる人の割合
半年以内 64%
半年~1年 58.3%
1~2年 52.2%
3年以上 48.9%

そのため、正社員になろうか迷っている方は、なるべく早く転職に向けて動くことをおすすめします。

7-2. そもそも正社員は目指すべき?

以下に一つでもメリットを感じるのなら、正社員を目指すべきです。

  • 月給以外にもボーナスや手当の支給があり、収入が増える
  • 信用があるからローンを組みやすい(車、家などの大きな買い物がしやすい)
  • 正社員としての職歴ができて、次の転職でも有利になる

厚生労働省の調査」によると、収入に関しては年齢が上がるごとに差が広がるデータもあります。

平均給与
正社員 その他フリーターなど
20~24歳 215,400円 183,400円
25~29歳 249,600円 202,400円
30~34歳 282,800円 207,200円
35~39歳 316,300円 214,300円

35歳以上になると10万円以上の差が開きますが、その頃には正社員になるハードルも上がってしまいます。

収入面で不安のある20代の方は、なるべく早く転職に向けて動き出すことをおすすめします。

7-3. 転職サイトの利用の流れは?

転職エージェントの大まかな利用の流れは以下の通りです。

  1. ネットから申し込み
  2. 担当者と面談(対面かWEB、電話)
  3. 求人紹介を受ける
  4. 企業に応募
  5. 面接
  6. 内定

最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。

申し込みから内定まで、トータルで3ヶ月はかかるケースが多いため、余裕を持って早めに申し込みをしておきましょう。

求人サイトの利用の流れは以下の通りです。

  1. ネットから会員登録
  2. 自分で求人を探して応募
  3. 面接
  4. 内定

プロフィールを登録すると企業や転職エージェントからスカウトが来る機能もあり、これを受けて応募、面接と進む場合もあります。

7-4. フリーターからの転職におすすめの仕事は?

社会人経験のないフリーターの方でも挑戦がしやすいおすすめ職種は、以下の通りです。

おすすめの理由
営業職 実績やスキルよりも、コミュニケーション能力や人間性が特に採用で重視される
ITエンジニア ・業界全体の成長に人手が追いつかず、人手不足の会社が多いため比較的入りやすい
・未経験者向けの研修制度が充実した会社も多い
事務職 特別なスキルがなくても、エクセルやワードなどの基本的な操作ができれば採用してもらえる
販売職 接客のアルバイトをしていた方は、その経験が生かせるから選考で有利になる

7-5. 面接ではどんなことを聞かれるの?

フリーターからの転職の際に、よく聞かれる定番の質問としては、以下があげられます。

  • なぜフリーターになったのか
  • フリーター時代の職務内容や、学んだこと
  • 正社員になろうと思った理由

企業側は、あなたの人柄や、自社で活躍できるか、長く続けてくれる人材かを知りたくてこうした質問をしてきます。

この点を踏まえ、回答のコツをまとめると、以下の通りです。

回答のコツ
なぜフリーターになったのか ・夢を追っていり、明確な理由があった場合は正直に伝える。
・特に理由がない場合は、「安易にフリーターを選んだことを後悔している」のように、当時の判断を反省しているアピールをすると好印象。
フリーター時代の仕事内容や、学んだこと 営業職なら「接客で学んだコミュニケーションスキル」のように、学んだことは、応募先の企業が「自社でも生かせそう」と感じる内容を伝える
正社員になろうと思った理由 ・「収入を上げたかった」のような、待遇を理由にするのは避ける
・「バイト先の社員の働きを見て、自分も責任ある立場で働きたいと思った」のように、働き方や仕事内容に魅力を感じたことを伝える

7-6. 高卒のフリーターでも通用する?

30代前半までであれば、大卒のフリーターと同じく通用するといって間違いありません。

フリーター向けの未経験歓迎の求人は、学歴不問なことも多く、学歴が重視されることは少ないからです。

当ページで紹介している以下のフリーター向けの転職エージェントなら、学歴関係なく、転職のサポートが受けられます。

実際にハタラクティブの登録者の学歴は以下の通りで、半分以上が大卒以外となっています。

ハタラクティブ登録者

引用:ハタラクティブ「採用ご担当者様へ

まとめ

フリーター向けの転職サイトについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

フリーターの方は、まず以下の転職エージェントに年齢別に3社以上登録しましょう。

~29歳 30~34歳
1. ハタラクティブ
2. 就職ショップ
3. JAIC
4. マイナビジョブ20’s ×

35歳以上で正社員経験のないフリーターの方のみ、自分で求人を探して応募する求人サイトリクナビNEXTを使いましょう。

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。

<その他当ページで紹介したサービス>

正社員経験のあるフリーター向けの転職エージェント
社員に口コミがわかるサイト
転職会議
自分の強みがわかるサイト
グッドポイント診断