ページの一部でマイナビ等の広告が掲載されています。

騙されるな!転職エージェントを使わない方がいい人の唯一の条件

「転職エージェントは使わない方がいい?」、「悪い噂を聞いて使うのが不安」と、転職エージェントを使うべきか迷っていませんか?

転職エージェントは、転職には有利なサービスなのは間違いないですが、近年悪質な転職エージェントが急増していて、「使わない方がいい」という声があるのも事実です。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、転職エージェントは使わない方がいいのかについて、以下の流れで解説していきます。

全て読めば、転職エージェントは使わない方がいいのか、悪い評判にはどんな裏事情があるのか、ハズレを引かないためにはどう選ぶべきかまでがわかり、転職エージェントで失敗することがなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
著者情報を詳しく見る
ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

目次

1. 転職エージェントを「使わない方がいい人」の唯一の条件

結論から言うと、転職にあたって転職エージェントを使わない方がいい人は、

転職エージェントに3社以上申し込みをして、サポートを断られた人

だけです。

逆にいうと、それ以外で、転職を考えている方は、全員転職エージェントを使うべきです。

使わない方がいいのは「3社以上にサポートを断られた人」だけ

転職エージェントは、求人紹介から選考対策まで、転職のあらゆるサポートが受けられるサービスで、無料で使うことができます。

しかし、紹介できる求人がない、転職させられないと判断されると、サポートを断られることがあります。

この場合は、経歴の面で難しいと判断された可能性が高く、以下に当てはまるケースが多いです。

  • 転職回数が多い
  • 履歴書に1年以上など長い空白期間がある
  • 正社員の経験がない

この場合は4社5社とさらに申し込んでも断られる可能性が高く、自分で求人を探すなどして動いた方が効率的です。

仮にサポートが受けられたとしても、経歴を理由に後回しにされたり、スムーズに活動できない可能性が高いです。

以下のように、経歴に自信がない人のサポートに強いエージェントも一部あります。

全て20代向けですが、これらでも断られた場合は、使わない方がいいと言って間違いありません。

使わない場合は転職サイトの利用がおすすめ

転職エージェントを使わずに、自分で転職活動を進める場合は、求人を検索して応募ができる転職サイトを使いましょう。

転職サイトなら、最大手で求人数が極めて多いリクナビネクスト(https://next.rikunabi.com/)がおすすめです。

求人数が他サイトに比べて圧倒的に多く、全国のあらゆる職種に対応しているため、これ一つ使えば十分です。

その他の方は転職エージェントを使うべき理由

それ以外の人は、以下の理由で転職エージェントを使うべきです。

  • 転職時に必要なサポートを全て無料で受けられる
  • 世の中に出ていない”非公開の求人”を紹介してくれ、応募できる
  • 選考をより有利に進められることがある

理由①転職時に必要なサポートを全て無料で受けられる

転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。

特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。

転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。

※なぜ無料でここまでのサポートをしてくれるの?

転職エージェントは転職が成立すると企業から謝礼(紹介料)として年収の30%前後の金額を受け取れるからです。

年収が500万円の人の転職なら報酬は150万円ということで、金額はかなり大きくなります。

逆に言うと、転職できないと1円ももらえないので、あなたが転職できるよう全力でサポートしてくれます。

理由②世の中に出ていない”非公開の求人”を紹介してくれ、応募できる

そもそもですが、下記のような優良な求人は、インターネットには中々出てきません。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

これらの求人は、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。

転職エージェントを使えは、求人サイトにはないこれらの高品質な非公開求人にも応募ができます。

逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。

理由③選考をより有利に進められることがある

転職エージェントを使うことで、直接申し込んだ人よりも、選考が有利に進むことがあります。

採用側からすると、どこの誰かわからない人よりも、転職エージェントがプッシュしてくる人の方が安心して採用することができるからです。

エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。

※紹介料がかかる分、内定率は落ちたりしない?

内定率は落ちることはなく、むしろエージェント経由の方が有利です。

採用担当者が一番怖い(会社に怒られる)のは、雇った人が「すぐに辞める」「全く活躍しない」ことです。

それなら、転職エージェントのお墨付きがある人の方が安心ですし、万が一失敗しても転職エージェントのせいにできます。(実際、エージェントで採用した人が短期で辞めると、紹介料は返金されます。)

雇った人がすぐ辞めると、その分、後任者の採用・育成・人事調整・引き継ぎなど、エージェントへの紹介料の数倍のコストがかかるので、紹介料の有無よりも、エージェントの推薦が重視されます。

デメリットは使い方次第で解消できる

転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消ができます。

  • ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
    →老舗、大手のエージェントを選ぶ
    →3社以上使い、担当者を比べる
  • ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
    →年収、キャリアの面で自分に合ったエージェントを選ぶ

そのため、転職を考えている方は、転職エージェントを使っておくべきです。

転職エージェントを他の転職サービスと比べると?

転職エージェント以外に、転職で使えるサービスには以下があります。

転職求人サイト 転職サイトに公開されている求人を探し、自分で応募し、手続きも自分でやる。
例:リクナビNEXT、マイナビ転職
企業の採用ページ 企業のホームぺージで求人を探して自分で応募し、手続きも自分でやる。
スカウトサービス 登録し、企業からのスカウトを待つ。
例:ビズリーチ、リクルートダイレクトスカウト
ハローワーク 公的な職業紹介で、どんな人でも受け入れてもらえる。

これらのサービスと転職エージェントとの違いは、専任の担当者が付き、転職に必要なことを何から何までサポートしてくれるということです。

それぞれ、「サポート」「求人の質・量」「選考の有利さ」で比較をしました。

サポート 求人の質・量 選考の有利さ
転職エージェント
相談〜内定後の交渉まで

良質な非公開求人、数多い

選考対策・プッシュあり
転職求人サイト ×
自分でやる

公開求人、数多い
×
自力で頑張る
企業の採用ページ ×
自分でやる
×
公開求人、数少ない
×
自力で頑張る
スカウトサービス
一部のみのサポート

良質だが、数少ない

選考対策・プッシュあり
ハローワーク
求人の紹介

数は多いが低品質

簡単な選考対策のみあり

以上のように、すべての面で優れているのは転職エージェントだけで、転職には最もおすすめのサービスと言えます。

2. 「使わない方がいい」という声が上がる裏事情

以上のように、ほとんどの方におすすめの転職エージェントですが、以下のように「使わない方がいい」という声があるのも事実です。

twitter

@starangel_utau
これ今日言われたなぁ…… 「転職エージェント使わない方がいいよ〜」って。 ただ、1人だと絶対やらないから手助けして貰いたいのはあるんよ……
引用:Twitter

この裏事情として、ここ数年の質の悪い転職エージェントの急増があります。

2-1. 近年ひどい転職エージェントが急増している!

現在転職エージェントは質の悪い求人しか持たない業者が多く、「ブラック企業ばかり紹介されるから使わない方がいい」と感じる人も増えています。

下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。

引用:厚生労働省ホームページ

この背景として、求人データベースサービスの登場があります。

これを使うことで簡単にエージェント業をはじめられるようになり、独自の求人を持たない転職エージェントが増えてしまった、という実態があります。

また、新設のエージェントの中には、あなたの転職を「実績作りのチャンス」と捉え、あなたの事情を無視した提案をしてくるものもあり、注意が必要です。

求人データベースサービスとは?

複数の転職エージェントが共有で使う求人情報のデータベースのことです。

データベースで共有される求人の多くは「不人気で大量採用な求人」で、人気がなく、辞める人が多いため、年間を通じて大量に採用する必要がある求人です。

「どの転職エージェントに登録しても似たようなひどい求人ばかり紹介された」という経験を多くの人がお持ちかと思いますが、このデータベースが原因のひとつです。

こうしたデータベースに頼った業者を使っても、優良企業の求人を紹介されることはまずありません。

実績のない中小エージェントは、こうしたデータベースを使って運営されているケースも多いため注意が必要です。

求人以外の面も要注意!

こういった、新設のエージェントは、求人の質以外にも注意点があり、以下を持っていないことがあります。

  • あなたのことを採用担当にプッシュできるだけの、企業との信頼関係
  • 企業・部署・ポジションごとの選考のノウハウ

そのため、同じ求人に申し込んでも、Aエージェントなら受かっていたのに、Bエージェントを使ったせいで落ちる、ということもあるのです。

中には、代表が何十年も人材紹介をしていて、これらが十分にある新設エージェントもありますが、見極めるのが難しいです。

転職エージェントは実績のある大手を選ぶこと!

転職エージェントは、優良企業とのパイプが強く、独自の求人を多く持った実績のある大手を選んでおきましょう。

また、大手の中でも強い年収層が違うため、ミスマッチをなくすためにも、自分のキャリアに合った業者を選ぶのも大事です。

2-2. ハズレの担当者にひどい目にあうことも

大手・中小を問わず、転職エージェントにはハズレの担当者がいて、以下のようなひどい対応をするケースがあり、「使わない方がいい」と感じる人もいます。

  • 応募や内定の承諾を急かされる
  • 連絡が遅かったり、放置される
  • 上から目線の悪い態度を取られる
  • 希望とズレた求人を紹介される

それぞれどんな内容か、その対応にはどんな裏事情があるのかを紹介していきます。

応募や内定承諾を急かされる

転職エージェントは、求人への応募や、内定の承諾のタイミングで、決断を急かしてくることがあります。

この場合、エージェントが売り上げノルマに追われ、「転職させたい=実績をあげたい」がために、急かしていることが多いです

転職エージェントはあなたの転職が決まって、初めて企業から手数料(年収の30~40%)がもらえるビジネスです。

各担当者はこの売り上げノルマが課されていることが多く、「早くあなたを転職させて、売り上げにつなげたい」という本音があります。

そのため、求職者のペースを無視したような急かす対応をとることがあります。

連絡が遅かったり、放置される

転職エージェントの利用では、頼んでいた求人紹介がいつまでも来ないなど、連絡が遅くなったり、最悪放置されてしまう場合もあります。

この場合は、転職が決まる見込みが少ない(お金にならない)と判断され、対応の優先度を下げられている可能性が高いです。

こう判断されるケースとしては以下があげられます。

エージェントの頭の中

  1. あなたのモチベーションが低い
  2. あなたの経歴から見て、紹介できる求人が少ない

エージェント側は転職を成立させないと儲からないため、内定が難しいと見なされると、こうした対応になる場合があります。

上から目線の悪い態度を取られる

転職エージェントの中には、上から目線で態度が悪かったり、「考えが甘い」、「もっとアピールできる強みはないのか」のように説教を始めるタイプもいます。

これには、下記の大きく2つの背景があります。

  1. 売上につながらないと判断され、他の転職エージェントに行ってほしいと思われている
  2. あなたの考え方が甘く、厳しくしないと転職に失敗するから、厳しくしている

転職エージェントの売上は、転職者の年収の30~40%が相場で、年収によって売上が変わります。

そのため、ノルマや売上のために、最初から低年収の人はあえて冷たくし、他のエージェントに行ってもらいたいと考えるエージェントもいます。

転職エージェントは、大手の中でも会社によって以下のように得意にしている年収層が変わります。

  • 第二新卒歓迎:年収300万円~600万円くらいに強い
  • ハイクラス専門:年収800万円以下は相手にしない

年収300~400万の人がハイクラス専門のエージェントに行っても、歓迎されません。

また、本当に厳しく言わないと転職に失敗するような状態の時、熱心な担当だと厳しい言葉を出すこともあります。

希望とズレた求人紹介をされる

転職エージェントはあなたの希望を聞き取った上で求人を紹介してくれますが、この内容が的外れなものばかりになることがあります。

この場合は、エージェント側が売り上げに追われ、あなたの希望を無視した内定の出やすい求人ばかり紹介している可能性があります。

内定が出やすい求人とは、不人気ですぐに人が辞める質の低い求人のことですが、簡単に決まるためエージェントには売り上げにつながりやすいメリットがあります。

ノルマに追われているエージェントは上司からもプレッシャーをかけられ、こういった提案をすることがあります。

必ず複数社使って担当を比べること!

大手を使ってもこのようにハズレの担当にあたることはあるため、必ず3社は使って担当を比べるようにしましょう。

3. ハズレを引かないためにエージェント選びで意識すべきこと

以上のように「使わない方がいい」と感じるようなひどい目にあわないためにも、転職エージェントは以下の基準で選びましょう。

  1. 実績のある大手の転職エージェントだけを使う
  2. あなたのキャリアにあった転職エージェントを使う
  3. 担当を比べるためにも、3社以上は使っておく

3-1. 実績のある大手の転職エージェントだけを使う

転職エージェントは、実績のある大手だけを使うようにしましょう。

新設エージェントの中にも優良なものは存在しますが、以下のようなひどいエージェントが多いのが実情です。

  • 人気のない低品質な求人しか持っていない
  • 企業とのパイプ、転職ノウハウが少なく、フォローが弱い
  • 会社の実績や売り上げ作りのために必死に転職を進めてくる

大手なら企業の採用担当との独自のパイプを持っていて、個別に紹介を依頼された求人も多く保有しています。

そもそも人気な求人・高待遇な求人は企業と信頼関係ができているエージェントにしか集まりません。

企業によっては、エージェントごとの採用枠を用意することもあるくらい、採用側とエージェントのパイプは重要です。

転職のノウハウも豊富で、大手を使うだけで、いい会社に入れる確率はグッと高まります。

3-2. あなたのキャリアに合った転職エージェントを使う

また、転職エージェントは、実績のある大手の中から、自分のキャリアに合った業者を選ぶようにしましょう。

転職エージェントは、大手の中でも会社によって以下のように得意にしている年収層が変わります。

  • 第二新卒歓迎:年収300万円~600万円くらいに強い
  • ハイクラス専門:年収800万円以下は相手にしない

これを知らないと悲惨で、例えば高年収の人が、第二新卒歓迎のエージェントに行くと、高収入な求人が弱く、結果実力通りの待遇で転職できない可能性があります。

キャリアに合わないエージェントを使った場合

反対に、800万円以上しか相手にしないエージェントに年収400万円の人が登録してしまうと、相手にしてもらえず、登録しても使い物になりません。

キャリアにあわせて選ぶことで、こうしたミスマッチは防げます。

3-3. 担当を比べるためにも、3社以上は使っておく

そして、優良な大手のエージェントにもハズレの担当者はいるため、必ず3社以上は登録し、担当者を比べましょう。

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社登録

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。

ページの後半で、使えない担当のチェックリストを掲載しますから、その中で当てはまらない担当がついたエージェントだけ使うようにしましょう。

また、転職エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

4. 大手エージェント20社比較!おすすめエージェント7選

agent20

今回当ページでは、上記の大手エージェント20社を比較し、以下の観点で7社を厳選しました。

  • 上場企業の大手が運営
  • 20年以上の実績がある
  • 利用者からの評判が極めていい

厳選した7社について、年収別におすすめ度をまとめたのが以下です。

~500万円 500~
700万円
700~
900万円
900万円~
リクルートエージェント
doda
マイナビエージェント
type転職エージェント
パソナキャリア
LHH転職エージェント
JACリクルートメント ×

自分の年収に合わせて、上記の中から3社以上に登録をしましょう。

キャリア別に選ぶ、老舗・大手エージェント7選

厳選した以下7社について、それぞれ要点を絞って特徴を解説していきます。

リクルートエージェント

r-agent

リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、求人の量・転職実績共にトップクラスです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、質の高い非公開求人も多いので、登録しておいて損はありません。

求人数(2023年6月時点) 約680,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
運営歴 1977年~

リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/

doda

doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。

求人数(2023年6月時点) 約200,000件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
運営歴 1989年~

doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/

マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。

新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、30代までの方は積極的に使いましょう。

サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。

求人数(2023年6月時点) 約63,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社マイナビ
運営歴 1973年~

マイナビエージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/

type転職エージェント

type

type転職エージェント」は、一都三県を中心とした求人を扱う、若年層からの支持が大きい転職エージェントです。

IT・WEB業界の求人、サポートを強みとしており、対象エリアでこの業界を狙う方には外せない一社です。

女性の転職に特化した求人サイトを長く運営していて、女性の転職ノウハウに強い特徴もあります。

求人数(2023年6月時点) 約29,000件
対応エリア 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、愛知
運営会社 株式会社キャリアデザインセンター
運営歴 1993年~

type転職エージェント公式ページ:https://type.career-agent.jp

パソナキャリア

パソナキャリア

パソナキャリア」は求人の半数が年収800万を超える、ハイキャリアのサポートに強い転職エージェントです。

運営元のパソナは、人材派遣業の運営歴が40年を超える業界大手で、有名企業とのパイプが強く、質の高い非公開求人を多く保有しています。

また、会社を上げて女性のサポートに力を入れているため、ハイキャリアの女性の方には真っ先におすすめしたい一社です。

求人数(2023年6月時点) 約36,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社パソナ
運営歴 1976年~

パソナキャリア公式ページ:https://www.pasonacareer.jp

LHH転職エージェント(旧 Spring転職エージェント)

lhh転職エージェント

LHH転職エージェント」は、世界60カ国に拠点を持つグローバル企業が運営する、ハイクラス向けの転職エージェントです。

運営元の「アデコ」は、世界中で長年人材派遣サービスを提供してきた実績があり、外資系企業とのパイプが強いです。

国内の有名企業の求人もありますが、外資系の転職ノウハウ、サポート力では頭ひとつ抜けているため、外資系への転職を狙う方には特におすすめです。

求人数(2023年6月時点) 約31,000件
対応エリア 全国
運営会社 アデコ株式会社
運営歴 1985年~

LHH転職エージェント公式ページ:https://jp.lhh.com

JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。

ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。

求人によって担当が変わる独特の体制をとっており、志望業界に詳しい担当がじっくり相談に乗ってくれます。

求人数(2023年6月時点) 約11,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
運営歴 1988年~

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

“特化型”を使うべきなのは、一部の人だけ

ここまで紹介してきたのは、どの業界にも強い”総合型”の転職エージェントですが、「〇〇業界特化!」という”特化型”転職エージェントもあります。

ただし、結論、総合型の方が優れているため、使うべきなのは下記の特殊な業界や事情に当てはまるごく一部の方だけです。

使うべき業界・事情 特化型を使うべき理由
アパレル・美容師 それぞれの業界が特殊で、店舗見学などにも対応しているエージェントが好ましい
看護師、薬剤師、医師など医療系専門職 エージェント側に業界知識と病院とのパイプがないとうまくいかない
フリーター・無職 大手総合型だと相手にしてもらえない

それぞれの業界別に、実績や利用者の評判をもとに、おすすめエージェントをまとめました。

アパレル クリーデンス
美容師 QJエージェント
看護師 ナース人材バンク
薬剤師 ファルマスタッフ
医師 医師転職ドットコム
フリーター・無職 ハタラクティブ
  • いずれも運営実績、求人数の面で特に優れたもの

上記以外の方は、「総合型」転職エージェントだけを使い、時間があれば「特化型」転職エージェントを併用する程度で良いでしょう

よくある「特化型」に以下がありますが、これらに当てはまる方も、まずは年収別に大手の「総合型」を選んでおくべきです。

  • 業界に特化:IT、コンサルなど
  • 年代に特化:20代、30代向けなど
  • その他の条件に特化:第二新卒、女性など

なぜ特化型のエージェントの優先度が低いのか

求人・利用者ともに少なく、ノウハウや企業とのパイプが大手総合転職エージェントに劣るケースが多いからです。

以前までは、特化型エージェントも「業界に詳しそう」と人気があったのですが、最近は総合型エージェントも下記の理由でそれぞれの業界に詳しいです。

  • 業界ごとに部署が分かれており、それぞれの業界の事情や対策に詳しい
  • 特化型エージェントから優秀な社員の引き抜きを行っている

そのため、大手で優良企業とのパイプが強い、総合型エージェントだけ使えば、ほとんどの方は満足いく転職活動ができます。

アパレルや医療専門職は、まだ総合型エージェントが十分な対応をできていないため、これらを目指す方、大手エージェントが対象としていないフリーターの方は、特化型を使うべきです。

スカウトサービスは別物なので注意

近年以下のようなスカウトサービスがCMなどで有名で、転職エージェントとまとめて紹介されることも多いです。

スカウトサービスは、職務経歴書を登録し、企業や、ヘッドハンターからのスカウトを待つタイプの転職サービスです。

しかし、これらは転職エージェントとは別物なので注意しましょう。具体的には以下の点で違っています。

転職エージェント スカウトサービス
手続きのサポート ◎全て受けられる
必ず担当がついて動いてくれる
△受けられないことが多い
担当はつかず、企業からのスカウトなら全部自分でやる必要あり
転職時期の希望 ◎ある程度通る
目標に合わせて担当が動いてくれ、自分からも動ける
△通りにくい
スカウトが来なければ、いつまでも決まらない
対象 ◎ほぼ全ての転職者 △年収800万~のハイクラスがメイン

積極的に応募して自分からも動ける転職エージェントと違い、スカウトサービスは受け身でスカウトを待つ形になります。

そのため、これだけに頼ると、「スカウトが来ずにいつまでも決まらない」となる恐れもあります。

高年収の方も、まずは以下のようなハイクラスに強い大手エージェントに登録して活動を進めましょう。

まとめ:おすすめの転職エージェント

以下の大手エージェントの中から、自分の年収に合った会社に3社以上登録しましょう。

~500万円 500~
700万円
700~
900万円
900万円~
リクルートエージェント
doda
マイナビエージェント
type転職エージェント
パソナキャリア
LHH転職エージェント
JACリクルートメント ×

また、登録する際は、サービスの内容に注意してください。

例えば、「doda」はエージェントサービス以外に、同じ名前で転職求人サイト(サポートが一切ないタイプ)を運営しており、「使っていても全然サポートを受けられない」ということもあります。

各社の転職エージェントサービスは以下の通りですので、間違えないようにしましょう。

一部の方が使うべき特化型エージェント

以下の業界、事情の方のみ、上記の総合型エージェントでは満足な対応ができないため、以下の特化型エージェントを使いましょう。

アパレル クリーデンス
美容師 QJエージェント
看護師 ナース人材バンク
薬剤師 ファルマスタッフ
医師 医師転職ドットコム
フリーター・無職 ハタラクティブ

5. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

最後に、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

5-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

5-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

5-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

5-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

5-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

5-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

5-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

  • 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
  • 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

(参考)ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

5-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

5-9. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

まとめ

転職エージェントを使わない方がいいのか、悪い評判にはどんな裏事情があるのかについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

転職エージェントを使わない方がいいのは、「3社以上にサポートを断られた人」だけで、その他の方は以下の理由で使うべきです。

  • 転職時に必要なサポートを全て無料で受けられる
  • 世の中に出ていない”非公開の求人”を紹介してくれ、応募できる
  • 選考をより有利に進められることがある

まずはキャリアに合わせて以下の大手エージェントに3社以上申し込み、相談してみましょう。

~500万円 500~
700万円
700~
900万円
900万円~
リクルートエージェント
doda
マイナビエージェント
type転職エージェント
パソナキャリア
LHH転職エージェント
JACリクルートメント ×

また、登録する際は、サービスの内容に注意してください。

例えば、「doda」はエージェントサービス以外に、同じ名前で転職求人サイト(サポートが一切ないタイプ)を運営しており、「使っていても全然サポートを受けられない」ということもあります。

各社の転職エージェントサービスは以下の通りですので、間違えないようにしましょう。

あなたが転職エージェントを使いこなし、転職成功に役立てていただけることを心から祈っています。