ビズリーチは最悪?6つの悪い評判からわかる全注意点と対処法
「ビズリーチが最悪って本当?」、「どんな悪い評判がある?」など、ビズリーチを使ってもいいのか不安に思っていませんか?
ビズリーチには、使ったことを後悔するような口コミが多数あるのは事実で、利用には注意点があります。
このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、ビズリーチの悪い評判や注意点を、以下の流れで解説していきます。
- ビズリーチは最悪?悪い評判を徹底調査
- ビズリーチは使うべきでない?良い評判も検証
- ビズリーチはこんな人におすすめ
- ビズリーチを最大限活用するためにすべきこと
- ビズリーチとの併用におすすめの転職エージェント6選
- ビズリーチについてよくある質問
全て読めば、ビズリーチにはどんな悪い評判があり、どういった特徴や注意点があるのか、自分は使うべきかまでがわかり、ビズリーチの利用で失敗しなくなるでしょう。
著者:N.K(現役転職エージェント)
1. ビズリーチは最悪?悪い評判を徹底調査
「ビズリーチ」はテレビCMでも話題で、近年利用者を急速に増やしている人気のサービスですが、以下のように最悪と感じている人もいます。
Twitterの口コミ500件以上を調査した結果、具体的な悪い評判としては、以下が確認できました。
- スカウトが大量に来て大変
- 的外れなスカウトが多い
- 企業よりも人材紹介業者からのスカウトが多い
- あまりスカウトが来ない
- 審査に落ちて使えない
- 料金がかかる
まずはそれぞれの内容や、こうした評判が出る背景を解説してきます。
そもそもビズリーチとは
経歴やスキルを登録してスカウトを待つ転職サイトで、主に年収600万円以上の方を対象としています。
登録するとあなたのプロフィールがデータベースにのり、それを使う企業の人事やヘッドハンターの目に留まると、スカウトが受けられます。
※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す人材紹介業者
悪い評判1. スカウトが大量に来て大変
ビズリーチは、登録するとスカウトメールが大量に来るため、これを確認していくのが大変という声が確認できました。
スカウトが多いのは、それだけ求められている人材という意味で、市場価値が高いことの裏返しです。
しかし1日に何十通も届くケースもあり、返信したり、さばいていくのが大変と感じる人もいます。
営業に必死な業者のスカウトがたくさん来ることも
このようにスカウトが多くなるのは、「営業に必死な人材紹介業者も多く在籍している」という背景があります。
ビズリーチのスカウトの送り元には以下2つがあり、ヘッドハンターと呼ばれる業者もスカウトを送っています。
①企業 |
②ヘッドハンター(人材紹介業者) |
業者は転職をサポートすることで、企業から紹介料をもらいますが、金額は紹介する人の年収が大きいほど高くなります。
- 紹介料の相場:紹介する人の年収の15~30%
ビズリーチは高年収の利用者がメインで美味しい人材が多く、業者が営業活動をするには最高の場所でもあるのです。
なんとか接点を持とうと、営業のスカウトメールを大量に送る業者もいて、「処理しきれないほどのスカウトがくる」といった事態につながっています。
悪い評判2. 的外れなスカウトが多い
このように、スカウトの内容が的外れで、役に立たないと感じる人の声も確認できました。
ビズリーチは、本来登録した経歴にマッチしたスカウトだけが送られるサービスですが、一部こうした感想を持つ方がいるのは事実です。
経歴をよく見ずにスカウトを送る業者もいる
的外れなスカウトが来るのには、「経歴をよく見ずにスカウトを送る質の低い人材紹介業者もいる」という背景があります。
業者はサポートさせてもらえる人材を必死に探していて、テンプレのスカウトメールを誰彼構わず送っている場合もあります。
こうしたスカウトは、経歴の細かいところまで見ずに送られるため、的外れになりやすいです。
悪い評判3. 企業よりも人材紹介業者からのスカウトが多い
ビズリーチはテレビCMや広告で「企業からのスカウト」がもらえると大きく宣伝していますが、実際には業者のスカウトばかりという声が多いです。
企業からのスカウトは面接確約を意味しますが、業者からの場合は、そこから書類審査、面接と進む流れになります。
スカウトを受けても結局書類で落ちて先に進めないこともあり、口コミのように「業者のスカウトばかりでイマイチ」と感じる人もいます。
数に制限がないから大量に送る業者もいる
企業に比べて業者のスカウトが多くなるのは、「業者のみスカウトを無制限に送れる」という背景があります。
企業のスカウトは、「毎月何通までで、それ以上は追加料金が発生」のように送れる数に制限があります。
しかし、業者のスカウトは無制限に送れる仕組みがあり、結果としてこうしたアンバランスにつながっています。
無駄なスカウトはコストになるため、企業のスカウトは、経歴を見た上でどれも慎重に送られています。
そのため、数自体は少ないものの、企業スカウトはミスマッチが少ない傾向があります。
悪い評判4. あまりスカウトが来ない
大量に来て大変と感じる人がいる一方で、このようにスカウトが少ないという口コミも確認できました。
ビズリーチでは、このようにスカウトが来ず、中々転職が決まらない人がいるのも事実です。
スカウトは市場価値の高い人に集中する
ビズリーチはハイクラス向けの転職サイトということもあり、人材を探す企業の求めるレベルは高いです。
プログラミングや営業の高度なスキルがあるなど、市場価値の高い人材は次々にスカウトがもらえる一方、そうでない人もいるのが現実です。
「いつまでも決まらない」となるリスクもあるため、具体的に転職を考えている人は、転職エージェントのように自分からも積極的に動けるサービスも併用しておきましょう。
悪い評判5. 審査に落ちて使えない
ビズリーチは登録に審査があり、口コミように登録自体ができない場合もあります。
審査基準は非公開ですが、以下のような方は落とされるケースが多いです。
- 年収600万円以下
- 年齢に対して職歴が浅い、転職回数が多い
- マネジメント経験や専門スキルがない
「選ばれた人だけの転職サイト」というキャッチコピーの通り、一定レベル以上の人しか使えないという、転職サイトの中では珍しい特徴を持っています。
悪い評判6. 料金がかかる
ビズリーチでは、一部有料の機能があり、この点が残念と感じる人の声が確認できました。
転職サイト、転職エージェントなど他のサービスは全て無料で、珍しいことから、一部こうした感想を持つ人もいます。
ただ、ビズリーチは「企業からのスカウトの受け取り、返信」といったメインの機能は全て無料で使うことができます。
月5,500円の有料プランに入らずとも十分使えるため、この点は大きなデメリットとは言えません。
2. ビスリーチは使うべきでない?良い評判も検証
以上の悪い評判がある一方、ビズリーチには以下の良い評判もあります。
- 登録するだけで高年収の大手・優良企業からスカウトが来る
- 自分の市場価値を知るには最高のツール
それぞれ実際の口コミとともに解説していきます。
良い評判1. 登録するだけで高年収の大手・優良企業からスカウトが来る
「ビズリーチ」では、以下のように、大手・優良企業を中心に、高年収のいいスカウトがもらえたという評判が非常に多いです。
実際にビズリーチは求人の3分の1が年収1,000万円超と、高年収の求人をメインで扱っていて、多くの大手・優良企業が利用しています。
「企業向けのページ」で利用企業の一部が見られますが、有名な大手・優良企業が多いです。
高年収のこうした会社の求人を探している方には、ビズリーチは登録必須と言って間違いありません。
10年以上かけて作った大手・優良企業とのパイプがあるのは確か
ビズリーチは、2009年のサービス開始当初から高年収に特化していたこともあり、待遇のいい大手・優良企業とのつながりは特に強いです。
そのため、こうした会社の高年収のスカウトがもらえることが多いのは確かです。
また、ビズリーチの毎月の登録者数は、スカウトサービス2番手の「リクルートダイレクトスカウト」が18,000人なのに対し、33,000人と倍近いです。
最も人材が豊富なスカウトサービスとして、企業側にも知られていて、企業の中でも、ハイクラス人材の採用にはビズリーチを使うのが、今やスタンダードになりつつあります。
良い評判2. 自分の市場価値を知るには最高のツール
「ビズリーチ」では、以下のように自分の市場価値を確認するのに便利と感じる人の口コミが非常に多いです。
経歴を登録するとそれに見合ったスカウトがもらえて、自分にどんな転職先の可能性があるのかをリアルに知ることができます。
この点にメリットを感じて使う方は多く、転職エージェントのような他の転職サービスに比べて、「すぐの転職を考えていない利用者が多い」という特徴があります。
そもそも転職自体を迷っている方など、まずはどんな可能性があるのか知りたい、という方にはビズリーチはうってつけのサービスと言えます。
約8割が自分の市場価値を知るために使っている
ビズリーチは「自分の市場価値を知るために使う会員が約8割」というデータを出していて、この目的で使われることが多いのは確かです。
この点は、企業側にも「転職を考えている人がメインの他のサービスでは出会えない、幅広い人材にアプローチできる」というメリットがあります。
実際にビズリーチの企業向けのページでは、以下のように潜在層(すぐ転職する気がない人)にもスカウトできる点がアピールされています。
こうした点から、ビズリーチを使う企業は年々増えていて、2024年現在では30,000社以上の企業が登録する、企業にとっても人気のサービスとなっています。
デメリットには対処法がある
悪い評判にある通り、ビズリーチには、大量のスカウトから選ぶのに苦労したり、的外れなスカウトもあるといったデメリットがあります。
その他、スカウトが来ずに、中々転職が決まらないこともあります。
ただ、こうしたデメリットには以下の対処法があります。
- 業者のスカウトはあてにしない
- 転職時期の希望がある人は、転職エージェントも使っておく
対処法1. 業者のスカウトはあてにしない
大量のスカウトから選ぶのが大変、的外れなスカウトが来るといったデメリットは、以下の方法で対処できます。
- 業者(ヘッドハンター)のスカウトはあてにせず、企業スカウトのみ確認する
業者のスカウトは、とにかく接点を持ちたいがために経歴も見ずに送られるケースも多く、的外れになりやすいです。
優良な業者もいますが、見極めは難しいため、はなからあてにしない方が効率的です。
企業スカウトは面接確約を意味していて、適当に送られることはなく、的外れになることは少ないです。
業者のように大量に送られることもないため、たくさんある中から選ぶのに苦労するといったことも無くなります。
ヘッドハンターランクが高い=良い業者とは限らない
ビスリーチのヘッドハンターには、S、A~Dまで5段階のランクがついていますが、ランクが高いから優良な業者とは限りません。
ランクは転職の決定人数などで決まっていて、利用者の満足度は算定基準に入っていないからです。
とにかく決定数にこだわる営業感の強い業者にあたる可能性もあり、高ランクだからと言って、あてにするのもおすすめしません。
対処法2. 転職時期の希望がある人は、転職エージェントも使っておく
スカウトが来ずに、いつまでも決まらない事態を避けるためにも、「いつまでには転職したい」のように具体的に転職を考えている方は、自分からも動ける転職エージェントも併用しておきましょう。
おすすめは、ビズリーチと同じく、ハイクラス転職に強い以下3社です。
- JACリクルートメント:ハイクラス・外資の転職では利用必須の老舗
- パソナキャリア:管理部門や女性向けのハイクラス求人が充実
- リクルートエージェント:求人数最多の大手で、ハイクラス転職にも対応
転職エージェントは、担当者がついて、求人の紹介から面接のセッティングや対策まで、あらゆるサポートが受けられる無料のサービスのことです。
具体的には以下6つをしてくれて、あなたは面接以外で企業とやりとりすることがなくなります。
- キャリアの相談
- 求人の紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 面接や入社の日程調整
- 年収交渉
転職エージェントなら、担当が希望時期を聞き取った上で動いてくれて、希望通りの時期に転職できる可能性が高いです。
中々決まらない場合も、ビズリーチのように待つだけでなく、紹介される求人に自分から積極的に応募していくといった使い方ができます。
併用におすすめのエージェントは、「5. ビズリーチとの併用におすすめの転職エージェント6選」で詳しく紹介します。
ビズリーチで自分から動くのは有料になる
ビズリーチにも、以下のように自分から積極的に動ける機能自体はあります。
- サイト内の求人に自分から応募する
- 在籍するヘッドハンターに自分から相談できる
しかし、これらの機能を全て使うには、月5,500円の有料プランに入る必要があります。
まずはキャリア相談から求人への応募まで、無料でできる転職エージェントの活用がおすすめです。
有料プランはそもそもいらない
また、ビズリーチは有料だから残念という声がありますが、そもそも無料でも十分使うことができ、この点はデメリットとは言えません。
無料プランでも「プラチナスカウト」と呼ばれる重要なスカウトは全て確認と返信ができるため、有料プランに入る必要はありません。
ビズリーチのスカウトには以下2種類があります。
プラチナスカウト (確認・返信は無料) |
・企業からの面接確約スカウト ・ヘッドハンターからの面談確約スカウト |
通常スカウト (確認・返信は有料) |
ヘッドハンターからのその他のスカウト |
無料でも、ビズリーチ最大の目玉機能である、企業からのスカウトの確認と返信は可能です。
また、ヘッドハンターのスカウトも、特に会いたい人にしか送られない面談確約のスカウトは無料で確認と返信ができます。
これらが使えれば、実際に面接に進んで転職を決めたり、自分の市場価値を確認するには十分です。
有料プランは「通常スカウト」も確認できるようになりますが、送付が無制限なのもあり、質の低い業者の営業スカウトというケースも多いです。
とりあえず接点を持とうと軽い気持ちで送られるものが多く、有料プランに入ってまで確認する価値はありません。
3. ビズリーチはこんな人におすすめ
悪い評判はあるものの、ここまでを踏まえると、ビズリーチは以下に当てはまる方は必ず使うべきサービスと言えます。
- 転職を考えている年収600万円以上の人
- 転職する気がない場合も含め、自分の市場価値が知りたい人
待遇に良い大手を中心に多くの企業が使っていて、企業からのスカウトだとすぐに面接に進めてスムーズに内定を決めることもできます。
また、経歴を登録するだけで、年収付きで企業からスカウトがもらえて、自分にどんな可能性があるのか知るには最適なツールと言えます。
そのため、スカウトの対象になりやすい年収600万円以上で転職を考えている方は、使っておいて損はありません。
ビズリーチ公式ページ
ただし、ハイクラス以外の方にはおすすめしない
ビズリーチは、主に年収600万円以上の人を対象とするサービスで、それ以下の年収の方には向きません。
審査で落とされたり、使っても良いスカウトがもらえない可能性が高いため、年収500万円台までの方にはおすすめしません。
ハイクラス向けなのは他のスカウトサービスも変わらないため、こうした方には、ハイクラス以外もサポート対象になる転職エージェントをおすすめします。
年収500万円台までの方におすすめの転職エージェント
年収500万円台までの、ハイクラス以外の方には、以下の転職エージェントがおすすめです。
おすすめエージェント | 特徴 |
リクルートエージェント | 公開求人数が30万以上と最多の大手で、地方の求人にも強い |
doda | リクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る業界大手 |
マイナビエージェント | 新卒領域では最大手なのもあり、若年層向けの手厚いサポートに定評がある |
ワークポート | IT・WEB・ゲーム業界の質の高い求人が特に多い |
いずれも20年以上の実績のある大手で、ハイクラス以外の方でも熱心なサポートが受けられます。
担当との面談は必要ですが、紹介される求人で自分の市場価値がわかるため、すぐに転職する気がない人にもおすすめです。
どれも優良エージェントですが、ハズレの担当に当たることもあるため、念の為3社は使っておきましょう。
40代・50代でもビズリーチは使える?
年齢制限はないため、40代・50代の方でも「ビズリーチ」は使えます。
ただし、年齢が上がるほどスカウトは減る傾向があり、目立ったスキルや経験がないとビズリーチでの転職は難しいです。
年収600万円以上の方は使うべきですが、「いつまでには転職したい」といった希望がある方は、必ず自分からも積極的に動ける転職エージェントも使っておきましょう。
おすすめは、ビズリーチと同じく、ハイクラス転職に強い以下3社です。
- JACリクルートメント:ハイクラス・外資の転職では利用必須の老舗
- パソナキャリア:管理部門や女性向けのハイクラス求人が充実
- リクルートエージェント:求人数最多の大手で、ハイクラス転職にも対応
ビズリーチを他のスカウトサービスと比べると?
他のスカウトサービスと比べると以下の通りで、ビズリーチは「最も登録企業数が多く、運営歴が長い」という特徴があります。
登録企業数 | 運営歴 | 登録の審査 | 有料プラン | |
ビズリーチ | 約29,000社 | 2009年~ | ○ | ○ |
リクルート ダイレクトスカウト |
非公表 | 2014年~ | × | × |
doda X | 非公表 | 2019年~ | × | × |
AMBI | 約2,800社 | 2017年~ | × | × |
ミドルの転職 | ヘッドハンタースカウトのみ | 2015年~ | × | × |
使う企業が多い方が、企業からのスカウトがもらえる確率は上がるため、ビズリーチは最もおすすめのスカウトサービスと言って間違いありません。
また、登録に審査があり、有料プランがあるのもビズリーチだけの特徴です。
審査に自信がない人へのおすすめ
同じ大手のスカウトサービスに以下がありますが、これらは登録に審査がありません。
- リクルートダイレクトスカウト:人材業界トップのリクルートのスカウトサービス
- doda X:人材業界No.2のパーソルのスカウトサービス
必ず利用ができるため、審査に自信がない方は、ビズリーチとあわせてこれらも登録しておきましょう。
利用企業数は非公表ですが、人材業界大手のサービスということもあり、多くの企業が利用していることが推測されます。
ビズリーチと同じく、企業から面接確約のスカウトがもらえたり、自分の市場価値の確認にも使うことができます。
4. ビズリーチを最大限活用するためにすべきこと
ここでは、ビズリーチを最大限活用するために意識すべき以下のポイントを解説していきます。
- なるべく毎日ログインする
- 職務経歴書には検索されやすいキーワードを入れる
- 職務要約は300~400字で簡潔に書く
- 希望年収は高くしすぎない
4-1. なるべく毎日ログインする
ビズリーチはスカウトの確認などで、なるべく毎日ログインするようにしましょう。
毎日ログインした方が、企業側に見つけてもらいやすくなり、スカウトがもらえる確率も上がるからです。
企業は、データベースから欲しい人材を検索してスカウトしていきますが、検索結果の画面では、最終ログイン日時が新しい人が優先して表示されます。
ログイン日時が古くなると、企業側の目に触れにくくなるため注意しましょう。
4-2. 職務経歴書には検索されやすいキーワードを入れる
ビズリーチでは、最初にこれまでの経歴やスキルをまとめた職務経歴書の登録が必要ですが、検索されやすいキーワードをなるべく入れるようにしましょう。
企業は、以下のような画面から、欲しい人材に関するキーワードを入れて、スカウトする人を探します。
引用:ビズリーチ「利用ガイド」
職務経歴書に採用担当が入れそうなキーワードを書いておくと、自分のページが検索でヒットすることが増え、スカウトをもらいやすくなります。
- (キーワードの例)経理職の場合:連結決算の経験/会計ソフト「○○会計」の使用経験/会計システムのリプレース経験/新システムの導入・運用経験
ビズリーチでは、公式の「職務経歴書サンプルページ」で職種別に入れるべきキーワードを載せているため、参考にしましょう。
また、直近で検索数が上昇しているトレンドワードも以下のように公表されているため、当てはまるものがあれば積極的に入れるようにしましょう。
引用:ビズリーチ「プレスリリース」
4-3. 職務要約は300~400字で簡潔に書く
職務経歴書の冒頭に、これまでの経歴やスキルをまとめた職務要約を入れますが、これは300~400字で簡潔にまとめましょう。
「職務要約しか読まない」という採用担当も多く、最も重要な箇所ですが、短くても長すぎても印象は悪くなります。
- 短すぎる(~200字):経験、スキルの少ない人材と思われる
- 長すぎる(500字~):簡潔に伝えられない、プレゼン能力が低い人材と思われる
ビズリーチで転職を成功させた人の平均の文字数は366字というデータもあり、この程度にまとめるのが望ましいです。
記入する際、経験や成果は、以下のように数字を使ってアピールすると採用担当に刺さりやすいです。
- 「前年比150%の売り上げを達成」、「営業約30名中1位の成績」、「20名のチームを統括」
公式の「職務経歴書サンプルページ」で、職種ごとに300~400字の職務要約に記入例が確認できます。
4-4. 希望年収は高くしすぎない
登録時に希望年収が入力できますが、現在の年収より数百万上のように、高すぎる年収は入れないようにしましょう。
希望年収は高いほど候補となる企業は減り、スカウトをもらえる確率は下がってしまうため、迷ったら「問わない(上下限なし)」を選択しておきましょう。
面談や面接で交渉した結果、希望通りの年収に上げてもらえるケースもあるため、まずはスカウトをもらいやすいプロフィール作りを意識しましょう。
5. ビズリーチとの併用におすすめの転職エージェント6選
「いつまでに転職したい」のように具体的に転職を考えている方は、以下の理由で必ず転職エージェントも使っておきましょう。
- ビズリーチだけに頼ると、いいスカウトが来ずに中々決まらないことがある
- ビズリーチで自分から応募するなど積極的に動くには有料プランが必要
今回当ページでは、「ビズリーチ」との併用におすすめの転職エージェントを、以下の基準で6社厳選しました。
- 20年以上の実績のある大手
- 年収600万円以上のハイクラス転職に強い
- 利用者の評判が極めていい
6社について、サポート実績の豊富な転職先や職種ごとにおすすめ度をまとめたのが以下です。
おすすめ度各社の特徴
おすすめ エージェント |
外資系 | 日系大手 | 技術職 | 管理職 |
1位 JACリクルートメント |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
2位 パソナキャリア |
◯ | ◎ | ◯ | ◎ |
3位 リクルートエージェント |
◯ | ◎ | ◯ | ◎ |
4位 LHH転職エージェント |
◎ | ◯ | ◎ | △ |
5位 doda |
△ | ◯ | ◎ | ◯ |
6位 ランスタッド |
◎ | △ | ◯ | △ |
おすすめ エージェント |
|
1位 JACリクルートメント |
ハイクラス転職で真っ先に名前が上がる老舗で、あらゆるジャンルに強いので絶対登録すべき |
2位 パソナキャリア |
半数以上の求人が年収800万以上で、女性のハイクラス転職に強い |
3位 リクルートエージェント |
求人数が圧倒的に多い転職業界最大手で、ハイクラス向け求人も多い |
4位 LHH転職エージェント |
世界60の国と地域でサービス提供実績のある企業が運営元で、外資系の転職に強い |
5位 doda |
リクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る業界大手で、IT技術職の求人に強い |
6位 ランスタッド |
世界中に拠点を持つ歴史のある人材サービス会社で、外資系の転職に強い |
特に転職先や職種を決めていない方は、おすすめ順に並べているため、上から順に3社選んでおきましょう。
転職エージェントは、相性のいい担当者を見極めたり、求人の選択肢を増やすためにも、3社以上の登録が必須です。
では、それぞれの特徴を解説していきます。
1位. JACリクルートメント
「JACリクルートメント」は、ハイクラス転職で真っ先に名前が上がる老舗の転職エージェントで、43万件以上のハイクラス転職を支援した実績を誇ります。
実績や知名度の高さから、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いため、必ず登録しておきましょう。
世界11カ国にも支店を持っていて国外の会社との取引も多く、外資系企業とのパイプも強い特徴があります。
求人数 | 約11,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
運営歴 | 1988年~ |
JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/
2位. パソナキャリア
「パソナキャリア」は求人の半数が年収800万を超える、 ハイクラス転職のサポートに強いエージェントです。
運営元のパソナは、人材派遣業の運営歴が40年を超える業界大手で、有名企業とのパイプが強く、質の高い非公開求人を多く保有しています。
また、会社を上げて女性のサポートに力を入れているため、ハイキャリアの女性の方には真っ先におすすめしたい一社です。
求人数 | 約36,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社パソナ |
運営歴 | 1976年~ |
パソナキャリア公式ページ:https://www.pasonacareer.jp
3位. リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、求人の量・転職実績共にトップクラスです。
ハイクラス専用ではないものの、求人数が他社と比べても圧倒的に多いことから、ハイクラス向けの求人も充実しています。
長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、質の高い非公開求人も多いので、登録しておいて損はありません。
求人数 | 約680,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
運営歴 | 1977年~ |
リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/
4位. LHH転職エージェント
「LHH転職エージェント」は、世界60カ国に拠点を持つグローバル企業が運営する、大手転職エージェントです。
運営元の「アデコ」は、世界中で長年人材派遣サービスを提供してきた実績があり、外資系企業とのパイプが強いです。
国内の有名企業の求人もありますが、外資系の転職ノウハウ、サポート力では頭ひとつ抜けているため、外資系への転職を狙う方には特におすすめです。
求人数 | 約31,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | アデコ株式会社 |
運営歴 | 1985年~ |
LHH転職エージェント公式ページ:https://jp.lhh.com
5位. doda
「doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。
リクルート同様にハイクラス専用ではないものの、求人数自体が多いことから、ハイクラス向けの求人も充実しています。
SEやWEBエンジニアなど、IT関連の技術職のハイクラス求人が特に多いため、対象職種の方は必ず使っておきましょう。
求人数 | 約200,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
運営歴 | 1989年~ |
doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/
6位. ランスタッド
「ランスタッド」は、世界第2位の派遣会社としての顔も持つ、ハイクラス向けの転職エージェントです。
39の国で4,900以上の拠点を持ち、世界中で人材サービスを提供してきたことから、外資系企業との強いパイプを持っています。
求人数はこれまで紹介してきた他社より少ないですが、外資系への転職を狙う方には、掘り出し物の求人がある可能性が高くおすすめです。
求人数 | 約5,300件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | ランスタッド株式会社 |
運営歴 | 1980年~ |
ランスタッド公式ページ:https://www.randstad.co.jp/tenshoku/
その他の転職サービスは使うべきか?
これまで紹介した以外で、以下のように他の転職サービスもありますが、使う必要はありません。
- 「リクナビNEXT」のような求人サイト
- ハローワーク
いずれもスカウトサービスや転職エージェントと比べると、求人の質が下がるからです。
どちらも、求人が全てオープンになっていて、幅広く募集しないと人が集まらない不人気な求人が多い傾向があります。
人気だったり、影響力のある大手や優良企業ほど、求人は表に出さず、以下の方法でこっそり採用を進めます。
- スカウトサービスで、気になる人材に個別に声をかける
- 付き合いのある転職エージェントに個別に紹介を頼む
特に、「ビズリーチ」の対象になるような年収600万円以上のハイクラスな求人は、戦略上隠され、表に出ないことが多いです。
対象の求人が少なく、実力に見合った転職ができない可能性が高いため、求人サイトやハローワークはおすすめしません。
6. ビスリーチについてよくある質問
最後に、ビズリーチに関してよくある以下の質問に回答していきます。
6-1. ビズリーチの利用の流れは?
ビズリーチの利用の流れは以下の通りです。
- 公式(https://www.bizreach.jp/)から会員登録
- 職務経歴書を記入
- 2~3日で入会審査の結果が届く
- スカウトが届き始める
- スカウトに返信して企業と面接、面談
- 内定
上記は、面接確約を意味する企業からのスカウトを受けて転職する流れです。
ヘッドハンターからのスカウトの場合は、紹介を受けた求人の書類審査に応募して、面接、内定と進みます。
6-2. ビズリーチの利用がバレることはある?
「企業ブロック」の設定を使えば、バレることはありません。
ビズリーチの企業側の画面では、氏名や生年月日は出ないものの、現職の会社や部署名、経歴などは全て見ることができます。
そこから推測されてしまう場合もありますが、特定の企業に完全に情報を非公開にできるブロックの設定が可能です。
これを使えばバレることはまずなくなります。
6-3. ビズリーチの退会方法は?
マイページの「退会ページ」から、退会の手続きか可能です。
退会すると、職務経歴書のデータは全て消えてしまうため、再登録の可能性がある方は注意しましょう。
一時的に利用を停止したい方は、マイページから「職務経歴書の非公開」、「各種配信メールの一括停止」の設定をしましょう。
停止にしておくとデータが残るため、再度始めたい時にそのまま職務経歴書のデータを使うことができます。
6-4. ビズリーチキャンパスとは?
「ビスリーチキャンパス」は、学生が自分の所属する大学の卒業生であるOB、OGとコンタクトが取れるサービスで、主に就職活動に使われています。
スカウトサービスの「ビズリーチ」とは、全く別のサービスです。
6-5. ビズリーチのCMの女優は誰?
1991年生まれの女優「吉谷彩子」さんです。
テレビドラマの「グランメゾン東京」、「舞い上がれ」などの出演歴があります。
2016年から現在までビズリーチのCMに出演し続けています。
6-6. ビズリーチの社長は誰?
2022年7月より、代表取締役社長は「酒井哲也」氏が務めています。
2020年から社長を務めていた「多田洋祐」氏が2022年7月に心不全で急逝したことに伴い、後任として就任しました。
まとめ
ビズリーチの悪い評判や、使うべきかを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ビズリーチには悪評もありますが、独自のメリットもあり、以下に当てはまる人は必ず使うべきサービスです。
- 転職を考えている年収600万円以上の人
- 転職する気がない場合も含め、自分の市場価値知りたい人
以下からプロフィールの登録に進み、企業スカウトをメインで確認していきましょう。
企業スカウトの確認と返信は無料プランでもできるため、有料プランの加入は不要です。
ビズリーチ公式ページ
登録に必要なデータ(職務経歴など)は変わらず、まとめて簡単に登録できるので、以下の大手サービスも合わせて利用がおすすめです。
- リクルートダイレクトスカウト:人材業界トップのリクルートのスカウトサービス
- doda X:人材業界No.2のパーソルのスカウトサービス
いずれも審査なしで無料で使えますが、有名企業とのパイプが強く、スカウトの質が高いので、使っておいて損はありません。
また、「いつまでには転職したい」のように具体的に転職を考えている方は、自分からも積極的に動ける転職エージェントも併用しておきましょう。
併用におすすめのエージェントは以下の通りで、希望の転職先や職種によって3社以上使いましょう。
おすすめ度各社の特徴
おすすめ エージェント |
外資系 | 日系大手 | 技術職 | 管理職 |
1位 JACリクルートメント |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
2位 パソナキャリア |
◯ | ◎ | ◯ | ◎ |
3位 リクルートエージェント |
◯ | ◎ | ◯ | ◎ |
4位 LHH転職エージェント |
◎ | ◯ | ◎ | △ |
5位 doda |
△ | ◯ | ◎ | ◯ |
6位 ランスタッド |
◎ | △ | ◯ | △ |
おすすめ エージェント |
|
1位 JACリクルートメント |
ハイクラス転職で真っ先に名前が上がる老舗で、あらゆるジャンルに強いので絶対登録すべき |
2位 パソナキャリア |
半数以上の求人が年収800万以上で、女性のハイクラス転職に強い |
3位 リクルートエージェント |
求人数が圧倒的に多い転職業界最大手で、ハイクラス向け求人も多い |
4位 LHH転職エージェント |
世界60の国と地域でサービス提供実績のある企業が運営元で、外資系の転職に強い |
5位 doda |
リクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る業界大手で、IT技術職の求人に強い |
6位 ランスタッド |
世界中に拠点を持つ歴史のある人材サービス会社で、外資系の転職に強い |
当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。
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