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「会社に行きたくない...」休むのはあり?状況別の対処法11選

「行こうとすると拒否反応が出る」「月曜の朝が辛くて仕方ない」など、会社に行きたくなくて悩んでいませんか?

会社に行きたくない時どうすべきかは、悩みの深刻さなど、状況によって変わるので注意しましょう。

間違った対処をすると、うつが悪化して何ヶ月も働けなくなったり、次の仕事が見つからないなど、余計しんどい事態になります。

このページでは、キャリアコンサルタントとして、長年転職・退職相談にのってきた筆者が、会社に行きたくない時の対処法を、以下の流れで解説していきます。

このページを読めば、会社に行きたくない時どうしたらいいか、限界で辞めたいときはどうすべきかまでが全てわかります。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 会社に行きたくないのは、あなただけじゃない!

「行きたくないのは自分が弱いから?」と悩む方もいます。

しかし、会社に行きたくないと感じる人はたくさんいて、あなたが特別弱いわけではありません

実際に、働く人のうち、仕事で強い不安や悩み、ストレスを感じる人は多くの年代で7割近くに上ります。

年齢 仕事で、強い不安や悩みがある人の割合
20~29歳 64.9%
30~39歳 73.3%
40~49歳 73%
50~59歳 69.4%

引用:労働安全衛生調査「個人調査(令和6年)」

つらい思いをしながら働く人が大半で、行きたくないと感じるのは決して特別なことではありません。

また、働く人200人以上に、仕事の何がつらいか独自でアンケート調査を行いましたが、理由は以下の通りでした。

仕事がつらい理由アンケート調査結果

対象:全国で働く20~50代 213人(男性84人、女性129人)

こうした様々な理由で、多くの方がつらいと思いながら仕事をしているのが現実です。

みんな一緒・当たり前かもしれないが、限度がある

お金を稼ぐために、つらい思いをするのは当たり前で、「行きたくないのはみんな一緒」という声もあります。

しかし、以下のようなケースで、必要以上にしんどい思いをしている方もいます。

  • 自分の強みが活かせない、向いていない仕事をしている
  • 残業や休日出勤が当たり前のブラック企業にいる
  • パワハラ気質の上司がいる

このように、周りの環境のせいでしんどい思いをするのは、当たり前とは言えません。

少ないストレスで働ける自分の性格に合った職場・ホワイトな職場で、のびのび働く人もたくさんいます。

これらは転職や異動で解決できることも多いので、環境を変えることも検討しましょう。

自分を責めすぎてはいけない

「甘えてはいけない」と自分を責める方もいますが、本人よりも周りが悪いケースも多いです。

3人に1人は、自社がブラックと感じているデータもあり、世の中には人が次々が辞めていく、労働条件の悪い会社があるのも事実です。enジャパン

さらに、全国の6割以上の企業でパワハラ、4割近い企業でセクハラが報告されていて、会社に問題があるパターンも多いです。厚労省

行きたくなくなって当然と言える会社も多数あり、すぐに自分を責めるのは辞めるべきです。

深刻さによって、対処法は変わる

行きたくない時、どう対処すべきかは、どの程度辛いかなど、本人の状況によって変わります。

ネット上にはたくさんの対処法がありますが、合わない方法を試すと、以下のように余計事態が悪くなります。

  • 「休み明けは行きたくない」という程度で、転職をして環境を変える
    →どこに行っても続かず、職歴が多すぎて、どこにも採用されにくくなる
  • 不眠など、強い拒否反応があるほど深刻なのに、友人に相談程度で済ませてしまう
    →改善がなく、無理をしてさらに心身を悪くする

次から、あなたの状態に合わせた対処法を紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

簡単にできそうな方法から並べたので、どちらかはっきりしない方は、最初から一つずつ試してみましょう。

2. 【一時的に】会社に行きたくない時の対処法7選

以下のように、平気な日もあれば行きたくない日もある、という方は多いでしょう。

  • 正月など連休明けや月曜日の朝は気が重くて行きたくない
  • ミスをした後や、苦手な仕事の前は、行きたくなくなる
  • 職場に行ってしまえば、普通にこなすことはできる

これらに当てはまる方は、以下の方法を試してみましょう。

  • 乗り切った後のご褒美を用意する
  • 最低限のことだけやろうと、割り切っていく
  • 軽い運動をしてみる
  • 太陽の光を浴びる
  • なぜ行きたくないのか、書き出してみる
  • 誰かに行きたくない思いを話してみる
  • どうしても無理なら、一旦休む

上から順に、できそうなものが一つでもあれば、試してみましょう。

2-1. 乗り切った後のご褒美を用意する

気が重く、会社に行く一歩が踏み出せない方は、終わった後のご褒美を自分に用意してみましょう。

  • 帰りにコンビニで好きなスイーツを買う
  • 帰宅後に好きな映画・ドラマを観る
  • 夕食時に、いつもより高めのお酒を飲む

こうした簡単なものでも、楽しみをひとつ作るだけで、グッと気持ちは軽くなるはずです。

2-2. 軽い運動をしてみる

軽い運動は、エンドルフィンという、気持ちを上向きにさせるホルモンを出すことが科学的にわかっています。

どうしても気持ちが沈んでしまう方は、出勤前に以下を試してみましょう。

  • 5~10分の軽い散歩をしてみる
  • 駅まで軽く走ってみる
  • ストレッチで体を動かしてみる

こうしたちょっとしたことでも、やってみると気分が全然変わることが実感できるはずです。

2-3. 太陽の光を浴びる

朝起きて、どうしても気乗りがしない時は、一度カーテンを開けて、太陽の光を数分間ゆっくり浴びてみましょう。

太陽の光を浴びると、脳内でセロトニンという幸せホルモンが分泌され、ストレスを軽減させる効果があります。

また、光を受けて脳が朝が来たことをしっかり認識して、少しずつ、体と頭が仕事モードに切り替わっていくはずです。

2-4. 最低限のことだけやろうと、割り切って行く

今日は頑張らない日と決めて、以下のように最低限の仕事だけしようと、割り切っていくのもおすすめです。

  • 7割の出来でよしとする
  • 簡単な仕事だけをこなす日にする
  • 愛想は振りまかない

つい頑張ろうと無理をする方もいますが、調子のいい日もあれば悪い日があるのも当然で、頑張れない日があるのは仕方のないことです。

仕事のハードル自体を下げてしまうことで、グッと会社への一歩が踏み出しやすくなります。

2-5. なぜ行きたくないのか、書き出してみる

上司の〇〇が苦手・業務のここがきついなど、結局何が理由で行きたくないのかを、一度全て書き出してみましょう。

人はぼんやりした不安にストレスを感じるもので、一度明確にしてみることで、気持ちが整理されて楽になります。

次に、以下のように書き出した不満を一つ一つ、残って解決できるか、できないかチェックしていきましょう。

  • 課長に毎日成績について小言を言われるのがしんどい
    →成績を上げたり、別の営業部に行けば解決するかも
  • 給料が仕事のきつさに見合っていない
    →基本給の低さ、昇給の難しさは頑張っても同じで、変えようがない

そうすることで、何に対処すべきか、転職をすべきかなど、今後取るべき動きを整理することもできます

2-6. 誰かに行きたくない思いを話してみる

行きたくない気持ちを一人で抱え込んでいると、余計つらく感じるはずです。

話すだけで楽になることも多いので、まずは気心の知れた同僚・友人・家族にその思いを話してみましょう。

実は同僚も同じストレスを抱えていて、「自分も同じ!」と共感してくれたり、自分では思いつかない、アドバイスがもらえることもあります。

国の調査では、仕事にストレスを感じる人の約7割は誰かに相談していて、相手は家族や友人が最も多く、次に同僚、上司が多いようです。労働安全衛生調査「個人調査(令和5年)」

2-7. どうしても無理なら、一旦休む

ここまでの方法でも解決しない場合は、以下の方法で無理をせず一旦休むのも一つの手です。

  • 有給休暇を使う
  • 体調不良を理由に休む

心身の拒否反応は素直に受け入れ、休んでしまった方が回復も早く、再スタートを切りやすいでしょう。

有給休暇は、少なくとも前日には申請が必要なことが多く、当日いきなり休むには、体調不良を理由に休むしかありません。

その際は、直属の上司に、電話などで、体調が優れないので休みたいと伝えるだけで構いません。

体調が理由の欠勤はよくある話ですんなり休めることが多く、聞かれない限り詳しい症状を伝えたり、診断書を出す必要もありません。

罪悪感を持つ方もいますが、以下の点で、気にする必要はありません。

  • どうしても行ける精神状態にないことは、体調不良と表現しても嘘ではない
  • 無理をして行くことで、より精神状態を悪化させて、長い休みを取ることになるよりマシ

1~2日休んでも全く回復せず、行きたくない状態が長く続く方は、次から紹介する、より深刻な場合の対処法を試してみましょう。

3. 【毎日のように】会社に行きたくない時の対処法4選

毎日のように会社に行きたくない方で、以下のような深刻な症状がある方もいるでしょう。

  • 休日も仕事のことが頭を離れず、気が休まらない
  • 趣味など、以前楽しかったことが、楽しめなくなった
  • 仕事に行くくらいなら、消えてしまいたいと思ったことがある
  • 急に涙が出たり、不眠・食欲低下など、心身に不調が出ている
  • 仕事の集中力が落ちてまともに働けず、簡単なミスも増えている

これらに一つでも当てはまる方は、以下の方法を試してみましょう。

  • 社内異動の相談をする
  • 転職活動をしてみる
  • 医師に相談をする
  • どうしても無理なら、しばらく休む

上から順に、できそうなものが一つでもあれば、試してみましょう。

3-1. 社内異動の相談をする

仕事内容や特定の上司など、部署が理由で行きたくない方は、会社に社内の異動を相談してみましょう。

嫌になるとすぐに転職を考える方が多いですが、部署異動の方が、以下のメリットがあります。

  • 会社内での評価や人間関係、給料水準を引き継げる
  • 面接の対策などが不要で、違う会社に入るよりも、少ないエネルギーで済む
  • 離職にはならないので、経歴にも傷がつかない

近年は、あらゆる業界で人手不足が深刻で、「辞められるくらいなら、異動させてでも残って欲しい」と考える会社はたくさんあります。

相談に乗ってくれる会社は多いはずなので、どうしても辛い方は、異動を掛け合ってみましょう。

3-2. 転職活動をしてみる

doda」などの転職エージェントを使って、転職活動をして環境を変えてしまうのも確実な対処法です。

良いところがあれば転職しても良いですし、次があることを知って「いつでも辞められる」と気持ちが楽になり、吹っ切れて辞めずに済む方もいます。

転職エージェントに相談すれば、あなたの職歴・希望を聞いた上で、どんな会社なら可能性があるかを教えてもらえます。

サポートは完全無料で、すぐの転職希望がなくても全く問題はないので、軽い相談からでも始めてみましょう。

相談先には、多くの人に選ばれている、以下のような大手がおすすめです。

いずれも大手・優良企業と強いパイプを持ち、企業ごとの面接データも知り尽くしていて、非常に頼りになります。

3-3. 医師に相談をする

精神的にかなり辛かったり、心身に不調が出ていて、転職活動する元気もない方は、医師に相談してみましょう。

会社の産業医や、近所のメンタルクリニックに自分の状態を話してみましょう。

あなたの状態や、今後どうすべきかを医学的に教えてもらえて、つらい状況から抜け出すきっかけになります。

また、働けない状態と診断が出れば、以下の点でもメリットがあります。

  • 会社向けに休職や退職の正当な理由を作ることができる
  • 傷病手当金など、一定期間休める、給付金の対象になる可能性がある

相談をためらう方もいますが、こうした現実的なメリットがあるので、迷ったら診断を受けておきましょう。

3-4. どうしても無理なら、しばらく休む

いろいろ試しても、どうしても会社に行けない・気力が出ない場合は、しばらく休む方法もあります。

心身に不調がある状態(うつや適応障害)で無理に続けると、悪化して1年以上働けなくなったり、余計に復帰が遠のく場合もあるので注意しましょう。

まずは転職を考えるべきですが、その元気も出ない方は、以下のような給付金を頼って、休むのも一つの手です。

主な対象 申請先 もらえるお金
失業保険 雇用保険に入って直近2年で1年以上働いていた人 ハローワーク 前職の給料の5~8割を3~5ヶ月間もらえることが多い
職業訓練受講給付金 失業保険の対象外で、ハローワークで職業訓練に通う人 ハローワーク 月10万円と訓練に通う交通費を3~6ヶ月
傷病手当金 うつなど、病気で働けないと医師の診断を受けた人 健康保険組合 もらっていた給与の3分の2を最長1年6ヶ月

また、休職制度がある会社なら、それを使うのもおすすめです。

ただ、傷病手当金や休職制度の利用には、医師の診断が必要になります。

まずどうすべきか迷う方は、医師への相談がおすすめで、診断を受けたり、それをもとに今後どう動くべきかを教えてもらえます。

4. 会社に行きたくない時、辞めるべきかの判断基準

これまで対処法をお伝えしましたが、もう限界で、できれば辞めたいと考える方もいるでしょう。

ただし、辞め時を間違えると、後悔したり、次が決まりにくくなったり、余計に辛い思いをする方もいます。

ここでは、そうならないために、仕事に行きたくない時、辞めるべきかの判断基準を解説していきます。

4-1. 仕事を辞めてもいい3つのケース

以下に一つでも当てはまる方は、仕事を辞めて、新しい職場に行った方がいいです。

  • 「将来こうなりたい」と思える上司・先輩がいない
  • 根本的に社風が合わない
  • 心身に不調が出ている

私が過去にカウンセリングした方の中でも、こうした方は、辞めて後悔しているケースはほぼありません。

①「将来こうなりたい」と思える上司・先輩がいない

今の職場の上司や先輩に、5年後・10年後こうなりたいと思える人がいない場合は、辞めても後悔しないでしょう。

上司や先輩の姿はあなたの将来像でもありますが、そこに憧れないなら、やる気が出ないのは当然で、方向転換した方がいいです。

具体的には、以下3つで憧れるポイントがない場合、きつい思いをして続けても、無駄になる可能性が高いです。

  • 仕事内容:「同じ仕事がしてみたい」と思えるか
  • 待遇:「こんな給料がもらえて羨ましい」と思えるか
  • ワークライフバランス:労働時間や、プライベートの過ごし方も含めていいと思えるか

逆に今は辛くても、上に「あの人みたいになりたい」と思える人がいるなら、今辛くても、踏ん張る価値はあるはずです。

②根本的に社風が合わない

会社にはそれぞれ以下のような独自の社風がありますが、それが耐えられない人も、辞める事をおすすめします。

  • 体育会系で上下関係が強い
  • 時間外勤務は当たり前の文化がある
  • 実力よりも、付き合いの良さが評価につながる
  • 保守的で、新しい提案が通りにくい
  • 毎回何人もの許可がいるなど、意思決定のスピードが遅い

社風は長年かけて作られるもので、急には変わらず、個人の努力ではどうにもならないのが普通だからです。

社内で部署や業務内容を変えても解決は難しく、当面しんどい状況が続くのは間違いありません。

ここで悩む方は、どんな環境の方が自分には合う、活躍できるというイメージが今ははっきり湧くはずです。

耐えて貴重な時間を無駄にするよりも、そこを目指して転職した方が、あなたの将来にとって有益です。

③心身に不調が出ている

以下のように、心身に不調のサインが出ている方も、辞めることを検討すべきです。

うつ病の症状の例
・疲れているのに眠れず、日中もぼんやりして集中できない
・趣味など、これまで楽しかったことが楽しめなくなった
・食欲が激減・もしくは激増して、短期間で体重が大きく変動
・遅刻や早退、欠勤が増えた
・口数が減り、マイナスな発言が増えた
・頭が回らず、今までできていたことが、出来なくなった
・病気でないのに、頭痛やめまい、微熱、吐き気、下痢や便秘などの症状が続く
・イライラして落ち着きがなく、ずっと不安

参考:厚労省HP「こころの耳」

こうしたサインには、早めに対処しないと、さらに悪化して1年以上の長期の休みを取らざるを得なくなるケースもあります。

心身のSOSは素直に受け入れ、失業保険や休職の制度を使うなりして、休むことを優先しましょう。

状態が悪い方は判断力が鈍り、いきなり転職活動をしても失敗しやすいので、まずは休んで、体調を良くすることを目指しましょう。

また、自分現在の疲労度やストレスのレベルは、厚生労働省の以下のページでも診断できます。

これらで高い疲労やストレスが確認できた方も、環境を変えることを考えましょう。

4-2. 仕事を辞めない方がいい4つのケース

逆に、以下に当てはまる方には、直ぐには辞めないほうがいいでしょう。

  • 一時的な悩みが理由になっている
  • 社内で異動すればマシになりそう
  • 今動くと、転職で不利になる
  • 辞めた後のお金の目処が立たない

①一時的な悩みが理由になっている

以下のように、一時的な悩みが理由になっている場合は、直ぐに辞める事はおすすめしません。

  • 新しい現場に慣れずに、ついていくのが大変
  • 忙しい時期で、業務量が増えている
  • 普段しないようなミスをしてしまい、落ち込んでいる
  • 大きい仕事を引き受けて、プレッシャーを感じている
  • 家庭など私生活の問題で、仕事のストレスにも影響している

しんどい時期は、「すぐ楽になりたい」と辞めることを考えがちですが、本当に辞めるほどの悩みかは、冷静に考えるべきです。

慣れや、時間の問題で解決できそうな悩みで辞めると、「もう少し我慢すればよかった」と後悔しやすいです。

転職は大きなエネルギーを使いますし、職歴が多いと経歴的にも不利なので、まずは休暇などでリフレッシュを挟みつつ、乗り越える努力をしてみましょう。

②社内で異動すればマシになりそう

悩みの原因が、特定の上司や部署によるもので、異動で解決できそうな場合は、辞める前に異動希望を出しましょう。

残って解決したほうが、これまで作った社内の評価や人脈を無駄にせずに済みますし、給料面でもマイナスが少ないです。

新しい環境に行くのはストレスかもしれませんが、1から新しい会社に行くより負担は少なくなるはずです。

③今動くと、転職で不利になる

以下のように、今辞めると転職活動で不利になる経歴の方も、すぐに辞める事はおすすめしません。

  • 入社して1年も経っていない
  • 前職も早く辞めていて、短期離職が続く

直ぐに転職活動しても、「忍耐力が低く、すぐ辞めるのでは?」と警戒され、不利になりやすいです。

少なくとも1年、できれば3年は続けたほうが次の転職では有利になり、希望通りの職場にも行きやすくなります。

心身が限界といった仕方ない場合を除いて、なるべく今の職場に残る努力をしましょう。

④辞めた後のお金の目処が立たない

退職前に次の内定が決まればいいですが、そうでない場合は、お金の余裕がない人は辞めるべきではありません。

例えば、以下のようなケースです。

  • 失業保険の対象外(過去2年でフルタイムで働いた期間が1年未満)
  • 失業保険の支給までの1~2ヶ月を無収入でやっていく貯金がない

金銭的に余裕がないと、焦って条件の悪い職場に飛びついてしまったり、負のループになりやすいです。

辞める前に内定を決めるのが一番いいですが、難しい場合は、以下のような方法で、お金の目処はつけておきましょう。

  • 失業保険の対象になる期間までは働く(1年以上働けばクリア)
  • ボーナスの支給時期までは耐える
  • スキマバイトなど、他の収入源を作っておく
  • 家族や実家を頼る約束を取り付ける

失業保険について詳しく知りたい方は「退職後に失業保険をもらうには?退職理由別の手続き・金額まとめ」をご参考ください。

5. 限界だけど、辞める勇気が出ない人に伝えたいこと

私はこれまで、キャリアカウンセリングを通じて、多くの方の仕事に行きたくない・辛いという相談に乗ってきました。

その中で、心身が限界だったり、明らかに辞めるべき状況でも、一歩踏み出せずに、つらい思いをして続ける方をたくさん見てきました。

こうした方に、まずお伝えしてきたのが以下のポイントです。

  • 結局、辞めてもなんとかなる人がほとんど
  • 最近は、年齢関係なく転職がしやすい売り手市場
  • どの年代でも、約7割は年収を下げずに転職できている
  • あなたが辞めても、会社は普通に回っていく
  • 辞めるのは正当な権利で、裏切りや悪ではない
  • 無理をして続けても、実は失うものがたくさんある

転職への不安や、会社への罪悪感が主な理由ですが、情報不足や思い込みによるところも大きいので注意しましょう。

5-1. 結局、辞めても何とかなる人がほとんど

辞めても次がないと悩む方も多いですが、いざ転職活動をしてみると、あっさり決まる方も多いです。

厚生労働省の調査」によると、6ヶ月以上の期間が空く人は全体の1割程度で、8割の方は4ヶ月以内に転職できています。

また、近年は、あらゆる業界で人手不足が深刻で、採用に積極的な企業が増えています。

働きたくても仕事に就けない人の割合(完全失業率)は、直近10年で下がり続けていて、近年は2%台で推移しています。

完全失業率推移

引用:NHK

ほとんどの方が、探せば仕事に就ける時代で、結局辞めてもなんとかなる方が多いです。

5-2. 最近は、年齢関係なく転職がしやすい売り手市場

近年は、年齢だけで歓迎されることも多い20代の若手はもちろん、それ以上の世代も転職がしやすい状況です。

以前までは35歳を超えると転職は難しいと言われてきましたが、今は違います。

「一社で定年まで」という価値観が変わり、年齢を問わず採用する人手不足の企業が多いことから、40代以上の転職も増えています。

以下のように、大手転職エージェントでは、ここ数年で中高年の転職成功者が大きく増えています。

また、40代以上でも7割以上が未経験の業界・職種に転職していて、中高年からの新しいチャレンジもしやすい状況です。

参考

・doda:ミドルシニアの転職実態レポート
・株式会社リクルート:ミドル世代の転職は10年で約6倍へ 経験の棚卸しは10年以上さかのぼることが重要
・株式会社リクルート:「異業種×異職種」転職が全体のおよそ4割、過去最多に 業種や職種を越えた「越境転職」が加速

5-3. どの年代でも、約7割は年収を下げずに転職できている

ローンがあったり、「年収が下がるのは困る」という思いから、次がないと悩む方もいますが、実際はほとんどの方が下げずに転職が可能です。

厚生労働省の調査によると、転職した人の約7割は、年代を問わず、年収を下げずに転職ができています。

年齢 転職で収入アップ、もしくは維持できた人の割合
20~24歳 82%
25~29歳 69.4%
30~34歳 75.2%
35~39歳 73.5%
40~44歳 69.6%
45~49歳 73.3%
50~54歳 70.4%
55~59歳 61%

データ引用元「厚生労働省 令和6年雇用動向調査

人手不足で人材の取り合いになっていて、採用時の待遇を上げる企業も増えています。

5-4. あなたが辞めても、会社は普通に回っていく

職場に穴をあけ、迷惑をかけると気にする方もいますが、世の中の多くの仕事は替えがききます。

「代わりがいない」というのは思い込みで、一人が辞めた程度では動じずに、普通に回っていくのが会社組織というものです。

アップルの創業者スティーブ・ジョブスは2011年に亡くなりましたが、社長が変わってからも、iPhoneは売れ続け、アップルの株価も上がり続けています。

大企業の社長でさえ、替えが効くのが現実で、あなたの仕事も間違いなく誰かが代わりにこなしてくれます。

人手不足で、辞めることに責任を感じる方もいますが、「人員を揃えるのは会社の責任」と割り切りましょう。

欠員も見越して採用したり、退職者が出にくい職場を作るのは会社の責任で、あなたが背負う必要は全くありません。

5-5. 辞めるのは正当な権利で、裏切りや悪ではない

仕事を辞めることが、裏切りや悪いことと感じる方もいますが、完全な間違いです。

会社は自由に退職していいことが法律で決められていて、辞めることは正当な権利です。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる

この場合において、雇用は解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。

引用:民法第627条

逆に退職を無理に止めていい法律はなく、会社はあなたを縛ることはできません。

最近は、退職代行を使って強行突破で辞めることもできますが、法的に問題になることがめったにないのもこれが理由です。

長く社風に染まっていると、自分が悪いという発想になりがちですが、法的には辞めても全く問題ないことは知っておきましょう。

5-6. 無理をして続けても、実は失うものがたくさんある

つらい状況でも、続けていれば、今の居場所や一定の収入は守ることができます。

短期的に見ると得をしているようにも見えますが、以下のように、失うものも実はたくさんあります。

  • 健康:心身を限界まで追いやり、1年以上など長期の休養を要する状態になる方も
  • 人間関係:余裕がなくなり、家族や友人に冷たくしたり、あたるなどして、大事な人間関係を壊してしまう方も
  • お金:お酒やショッピングなど、ストレス発散にかけるお金が増えてしまう人も
  • キャリアアップの機会:環境次第で、生き生き働けて年収を上げられる人も、動かなければ何も得られない

このように、長い目で見ると、損になることも多いので注意しましょう。

転職を決めたら、まずすべきこと

退職後にすぐ転職を考えている方は、以下の準備をまず始めましょう。

  • 転職先の希望条件を整理(職種・業界・勤務地・働き方など)
  • 決めた条件をもとに、転職エージェントに登録して相談

以下の理由で、なるべく退職前に転職先は決めておきましょう。

  • 在職中の方が選考でも印象がいい(無職だと、「後先考えずに辞める無計画な人」という印象を持たれることも)
  • 収入が途切れず、金銭的にも余裕を持てる

退職後の転職活動は、焦って決めようとブラック企業に飛び込んでしまったり、失敗しやすいです。

転職エージェントは、転職相談から求人紹介、選考対策、企業とのやりとりまでフルサポートしてくれる完全無料のサービスです。

agent

「初めての転職で何もわからない」という方はまず登録し、担当にゼロから今後の動きについて相談することから始めても構いません。

転職活動は、始めてから決まるまで1ヶ月以上はかかる方が多いので、すぐ辞めたい方は、早めに登録しておきましょう。

転職エージェントの注意点

転職エージェントは、業者ごとに、紹介できる求人の量や質、選考に向けたサポート力は大きく差がつきます。

新しかったり、小さい業者は選べる求人が少なく、経験が少ない分、企業ごとの対策にも弱いケースが多いです。

相談をするなら、多くの人に選ばれている、以下のような大手がおすすめです。

いずれも大手・優良企業と強いパイプを持ち、企業ごとの面接データも知り尽くしていて、非常に頼りになります。

あらゆる業界・職種の転職に強いので、迷ったらこれらを選んでおきましょう。

(参考)辞めたいと言えない場合はどうしたらいい?

会社に「辞めたい」と伝える勇気がどうしても出ない方は、最終手段として、退職代行を使うこともできます。

退職代行とは、2~3万円で退職手続きを代行してくれて、会社と直接のやりとりゼロで退職ができるサービスです。

退職代行の仕組み

怖くて退職が言い出せない人も、スムーズに辞められるメリットがあり、近年急速に利用者が増えています。

退職希望を代わりに伝えるのがメインですが、業者によっては以下にも対応していて、全て丸投げすることができます。

  • 退職時の有給休暇の申請
  • 残業代や未払い賃金の請求

退職が言い出せなかったり、引き止めに自分で対処する自信がない方は、退職代行の利用も検討しましょう。

20以上のサービスを比較しましたが、使うならあなたの状況別に以下がおすすめです。

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まとめ

会社に行きたくない時の対処法を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

悩みの深刻さごとに、対処法をまとめると以下の通りです。

一時的に行きたくない時
毎日のように行きたくない時

このページの内容があなたの悩みを軽くして、未来を明るくすることを心より祈っています。