「九州電力の年収はどのくらい？」「どのように上がっていく？」など、九州電力株式会社（以下、九州電力）の年収が気になっていませんか？

九州電力の正社員の平均年収は752万円で、エネルギー業界の中でも高いです。しかし、高い年収の裏に、働く上での注意点もあるので、これから九州電力で働こうという人は知っておく必要があります。

このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職支援をしてきた筆者が、九州電力の年収について、知っておくべきことを下記の流れで紹介します。

1. 九州電力の年収は？年齢・役職別にすぐわかる
2. 九州電力の年収以外の評判・働きやすさについて
3. 九州電力はそもそもどんな会社か
4. 九州電力への転職を目指す人へ｜採用・求人情報
5. 九州電力へ転職する際におすすめの転職エージェント
6. 九州電力の中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】

最後まで読めば、九州電力の年収はいくらか、年齢・役職別にはどうなのか、他社と比べてどうなのかまで、九州電力の年収の全てがわかるでしょう。

著者：I.J（現役転職エージェント）

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30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当（採用企業側の担当）も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 九州電力の年収は？年齢・役職別にすぐわかる

九州電力の正社員の平均年収は、752万円です。

これはエネルギー業界全体の中では高水準ですが、同じ大手電力会社の「関西電力」と比べると平均的です。

1-1. 年齢別の年収水準

口コミサイトを元に集計すると、九州電力の年齢別の給与の平均値は以下の水準です。

役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。なお、九州電力の平均残業時間は21時間です。

1-2. 九州電力の給与の口コミ・満足度のまとめ

九州電力の社員の口コミを分析した結果、給与面で下記4つの傾向があることがわかりました。

• 若手の間は我慢が必要だが、30歳以降の社員は待遇に満足している人が多い
• 住宅関連の福利厚生が充実しているので、可処分所得は多い
• 九州ではトップクラスの待遇である
• 震災以降は手当が減っているとの声も

待遇に関する口コミは人気企業300社の中では平均からやや上位に位置しています。

まず多い口コミは、若手の間は給与に満足できないが、30歳あたりを目安に大きく上がるので待遇には満足しているというものです。

年功序列の色が強いため、基本的には横並びで昇給していき、30歳前後での昇格試験に合格すると大きく昇給します。

さらに、九州内では相対的に給与が高いため、生活にゆとりを持てると話す方は多数います。

また、寮・社宅といった福利厚生が充実しているので可処分所得は高いですが、東日本大震災以降の福利厚生は内容が悪くなっているとの声もあります。

1-3. 同業他社との年収比較

エネルギー（電力／ガス／石油／新エネルギー）業界の平均年収は、445万円（転職サイト「doda」調べ）ですから、九州電力の平均年収はエネルギー業界としては高い水準と言えます。

ただ、一緒に検討される企業と比較すると下記の通りで、同じ大手電力会社と比べると平均的です。

※各社最新のIR情報・就職情報サイト・口コミサイトを参考に作成

とにかく高い年収を求める方は、「関西電力」といった同業他社も検討しましょう。

1-4. 役職別の年収

九州電力の役職別の年収の目安は、それぞれ下記の通りとなっています。

1-5. 職種別の年収

基本的に職種によって年収は変わりません。

しかし、同じ職種でも大卒・大学院卒の方の方が昇格している割合が高いと話す方は多いです。

1-6. 九州電力の評価制度

九州電力では、年に1度、以下の2つによって評価されると考えましょう。

• 能力評価
• 職責評価

評価に関する社員からの口コミでは、以下のような声があがっています。

• 明確な評価基準がなく、曖昧な印象を受ける
• 上司次第で変わるので気に入られておくことが大事である

1-7. 九州電力で年収を上げるポイント

評価制度を踏まえ、九州電力で働きながら年収を上げるためには、下記3点が重要です。

• 目標は必達、できるだけ大きく目標を超えて昇格の機会を逃さない
• 30歳あたりで受験可能な主任への昇進試験に合格するなどして、職位をあげる
• 評価者である上司の心象が良くなるように、普段からアピールしておく

逆に言えば、「上記を行う自信がない」という方は、九州電力では大幅な年収アップを期待できないので、他社をおすすめします。

このほか、そもそもの学歴（大卒・大学院卒、高専・高卒）によって、昇給のしやすさが変わるとの声は多いです。

1-8. 九州電力の福利厚生

九州電力の福利厚生は下記の通りとなっていて、大手ならではの高水準といえます。

上記の通り、寮・社宅が充実しており、口コミでも評判がいいです。

2. 九州電力の年収以外の評判・働きやすさについて

口コミサイトをもとに社員からの九州電力の評価をまとめると、下記の通りです。

	評価	人気企業内順位
待遇	3.3	145位/300社
ワークライフバランス	3.6	123位/300社
キャリア・成長	2.7	254位/300社
やりがい	3.5	164位/300社
職場の雰囲気	3.2	147位/300社

ここまで紹介してきた待遇（給料や福利厚生）以外の下記4項目について、社内からの内部事情も含め、紹介していきます。

1. ワークライフバランス
2. 成長・キャリアアップ
3. やりがい
4. 職場の雰囲気

2-1. ワークライフバランスに関する口コミ

• 有給休暇の取得がしやすい
• 「フレックス制度」「テレワーク制度」などの働きやすい制度が用意されている
• 部署や時期によってはハードワークとなる場合も

九州電力はワークライフバランスが充実していて働きやすいという方は多いです。

まず多い口コミは、組合が強いこともあって組合員のうちは有給休暇が非常に取得しやすいというものです。

交代がある現場職以外は、コロナ禍を経て「フレックス制度」「テレワーク制度」が浸透しており働き方に柔軟性が出ました。

しかし、部署や時期によっては、残業時間が長く、土日の出社が必要な場合があります。

• 現場職：交代制となる場合は、土日・深夜やGWなどの長期休暇なども出社する必要がある
• 発電所：定期検査期間は土日や祝日であっても休むことができない
• 本店の部門：支店に比べると全体的に忙しい傾向があり、深夜までの残業や土日の出社の場合もある

会社全体の残業時間の平均は21時間ですが、部署によってはハードワークが必要です。

2-2. 成長・キャリアアップに関する口コミ

• ルーティーンワークが多いため、成長を感じられないという人は多い
• 職種によって高い専門性を獲得できるが、転職に活かしづらいとの声も
• 事務系の職種の方は、社内公募制度にチャレンジしている人の割合が多くなる
• 研修制度などのキャリアを支援する制度は揃っている

成長・キャリアアップに関する評価は人気企業300社の中でも下位です。

まず多いのは、定型化された業務が多く、年々成長を感じられなくなってきているというものです。

また、原発関連の部署などを中心に専門性の高いスキルを獲得することは可能だが、汎用性のあるスキルはあまり得られず、転職などに直接活かすことは厳しいと感じると話す方は多数います。

しかし、研修制度は充実しており、自主的なスキルアップを支援する体制はあります。

このほか、社内公募制度があり、事務系の職種を中心に制度に申し込んでいる方が多いと話す方もいます。

以上を踏まえると、成長できる環境は揃っていますが、自身の取り組み方によって大きく変わると言えるでしょう。

2-3. やりがいに関する口コミ

• 業務を通して地域社会に貢献している実感が持てる
• 現場系の職種では特に業務プロセスが厳しく定められているので、主体的に仕事に取り組みづらい
• 本店の場合は、自主自立を求められる傾向
• 九州内では抜群の知名度であるため、所属していること自体がやりがいと話す方も

九州電力にはやりがいを持って働いている方が多いです。

まず多い口コミは、地域のインフラに貢献できている実感があるというものです。

しかし、現場職を中心に、業務工程が厳しく管理されていることから、ルーティーン業務が多く主体的に仕事に取り組みづらい環境と話す方もいます。

ただ、本店の場合は現場に比べると主体性を求められる傾向があります。

また、九州内では非常に知名度が高い企業で周囲のウケも良いので、所属していること自体がやりがいという声も多数あります。

2-4. 職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ

• 保守的で堅い社風である
• 仕事はトップダウンで進むことが多い
• 中堅以降の世代を中心に、飲み会などウェットな人間関係を好む方が多い傾向

職場の雰囲気に関する評価は人気企業300社の中でも平均的です。

まず、伝統的な企業ということもあり、官僚的で非常に堅い社風という口コミは多いです。

特に、中堅以降の世代ではウエットな関係を望む方が多く、飲みニケーション文化が残っている傾向があります。

また、一部の方からは出る杭は打たれる文化と不満の声もあります。

組織体制は縦割りで、仕事はトップダウンで進む傾向があります。

参考：九州電力から転職で出ていく人の事情

九州電力は、安定した雇用体系、高い報酬から定年まで働く人がほとんどで、離職率は2020年度から2023年度の4年間の平均が約0.91%となっています。（引用元：ESGデータブック）

しかし、年功序列の色が強いので昇給・昇格に時間がかかるといった理由で転職を検討されています。

参考：九州電力とあわせて検討される企業との比較

九州電力とあわせて検討されてるのが、以下の企業です。

• .西部ガス:福岡・熊本・長崎を中心に活動する大手都市ガス会社
• .関西電力:関西エリアを管轄とする大手電力会社
• .中国電力:中国エリアを管轄とする大手電力会社

それぞれの会社の社内からの評価を比較すると以下の通りで、最高得点を赤字にしています。

比較される企業の中でも全体的に評価が高く、特にやりがいや職場の雰囲気面を重視する人向けの企業です。

私が転職エージェントとして聞いた実際の社員の声

私が転職エージェントとして働く中でも、元社員の方から、以下のような点が恵まれているという声をよく聞きます。

• 九州エリアのインフラを支えているという実感が持てる
• 組合が強いため、管理職未満の間は災害時などを除けばワークライフバランスが充実している

ただ、社風が古く裁量権を持ったり昇給するまでに時間がかかる傾向が強いようです。

過去にサポートした中でも、「能力や役割に応じて昇給・昇進ができるような職場で働いてみたい」との理由で転職を希望される方もいたため、この点には注意しましょう。

3. 九州電力はそもそもどんな会社か

引用:Google Maps

九州電力は、九州圏内の電力供給を担う大手電力会社で、国内4位の規模を誇ります。

発電事業のほか、海外事業や都市開発事業など様々な事業を手掛けています。

会社ホームページ：https://www.kyuden.co.jp/

3-1. 会社概要

3-2. 事業内容

九州電力は以下の事業を行っています。

主力の国内電気事業では、九州エリアにて発電から販売、送配電まで一貫して行っています。

そして、成長事業においては、インドネシアのサルーラ地熱発電をはじめとした海外事業や、ICTサービス事業（光ブロードバンドBBIQ）などにも注力しています。

このほか、「九電 i Projcet」と称した、スタートアップ企業との共創プロジェクトなども行っています。

3-3. トップメッセージ

画像引用元：九州電力

九州電力グループは、「ずっと先まで、明るくしたい。」をブランドメッセージに掲げ、安定的で良質なエネルギー供給を通じて地域社会の生活や経済活動を支えることを使命としています。

これまで、国内電気事業を基盤にしつつ、燃料確保や電力需要の増加に対応するため、安定供給の確保に注力してきました。

今後は、カーボンニュートラルの実現を目指し「電源の低・脱炭素化」と「電化の推進」を強化するとともに、デジタルトランスフォーメーション（DX）の推進や人的資本経営の強化を通じて、新たな成長軌道を築いていきます。

3-4. 今後の事業展開

九州電力グループは中期経営計画「九電グループ経営ビジョン2030」にて、以下ように九電グループの思いと3つの重要戦略を掲げています。

ずっと先まで、明るくしたい

1.  エネルギーサービス事業の進化・・・低炭素で持続可能な社会の実現に挑戦し、より豊かで、より快適な生活をお届けします
2. 持続可能なコミュニティの共創・・・九州各県の地場企業として、新たな事業・サービスの創出を通じて、地域・社会とともに発展してきます
3. 経営基盤の強化・・・経営を支える基盤の強化を図り、九電グループ一体となって挑戦し、成長し続けます

持続可能なコミュニティの共創にて述べられるように、「九電i-Project」と称したスタートアップとの共創を行っており、以下のような事業を行っています。

• 九電スマートリース・・・オール電化機器などのリース
• PDLOOK・・・自家用ケーブル向けの保全サービス
• PRiEV・・・マンション向けEV充電サービス
• みらいサーモン・・・サーモンの陸上養殖場サービス

上記を踏まえると、インフラ企業としての責任感を持って仕事に取り組みながらも、新規事業領域にも積極的にチャレンジする姿勢がある方向けの企業と言えます。

4. 九州電力への転職を目指す人へ｜採用・求人情報

ここまでの内容を踏まえ、九州電力へ転職したいと考えている方に向け、九州電力の採用・求人情報を紹介します。

新卒で九州電力を目指す、という方は九州電力の新卒採用ページ（https://www.kyuden.co.jp/company_recruitment_saiyou）からプレエントリーをし、情報を得ましょう。

4-1. 九州電力の採用職種

九州電力の職種は大きく分けると下記の4種類です。

上記のような職種がありますが、中途採用では全ての職種で幅広く募集を行っています。

具体的に出ていた求人を以下で紹介します。

ちなみに、募集の際は以下2つの募集方法があります。

• オープン型（選考の過程で配属先を決定）
• 高度専門採用（応募時点で配属先が決定）

4-2. 求人情報

過去に「doda」「マイナビエージェント」「JACリクルートメント」といった大手転職エージェントや「キャリア採用サイト」で募集されていた求人情報をご紹介します。

事務系（総合職）

事務系職種の場合、海外投資事業や新規事業立ち上げなどのさまざまな職種で募集を行なっています。

営業（技術提案営業）

※上記の求人情報は、九州電力の採用ページから抜粋

九州エリアを管轄する電力会社だけあって、勤務地は九州エリアへの可能性が高いです。

技術系（総合職）

※上記の求人情報は、九州電力の採用ページから抜粋

技術系の募集では原子力関係の職種で募集を行なっています。

4-3. 採用メッセージ、求められる人物像

九州電力は自社の目指す人物像として以下の通り挙げています。

大切にしたい５つの意識（スピリッツ）を持ち、
個人として自ら業務遂行する能力、組織に貢献する能力を高めながら、努力・成長する社員

そして、目指す人物像を分解すると以下の通りとしています。

大切にしたい５つの意識（スピリッツ）

• 人の尊重・・・個性を尊重し、あらゆる立場の人を思いやる
• 倫理の重視・・・高い志を持って、誠実に社会の期待に応える
• 使命感の堅持・・・社会のためチームの一員として責務を全うする
• お客さま志向・・・常にお客さまを原点に考える
• チャレンジ・・・理想の姿を描き、向上の意欲を持って挑戦する

個人として自ら業務遂行する能力

• 考える・・・（構想力、分析力、企画力）
• 行動力・・・（実行力・判断力・コミュニケーション力・専門知識・技能）

組織に貢献する能力

• 情熱を持って部下や後輩を導き、育てる （指導・育成力）
• メンバーの意欲を引き出し、チーム全体を引っ張る （リーダーシップ）
• チームメンバーを尊重し、チームの運営を支える （チームワーク力）
• 信頼、尊敬され周囲に影響を与える（人望）

上記を踏まえると、既存・新規ビジネスいずれにおいても主体的に業務に取り組み、周囲と協力して仕事を進めることができる方を求めていると言えます。

逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。

4-4. 九州電力の転職難易度

九州電力への転職難易度は「高い（高度なスキルや経験が必須）」です。

中途採用を積極的に行っていて、高い知名度などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。

そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。

• 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
• 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする

4-5. 九州電力へはどうやって応募すべきか

九州電力に応募するには、以下の3つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。

• 九州電力の「中途採用サイト」
• 「リクナビネクスト」などの転職情報サイト
• 転職エージェント

転職エージェントを使うべきなのは、以下の点で九州電力の転職に有利になるからです。

• インターネット上に出ていない、九州電力の非公開求人に応募できる
• 九州電力の傾向を踏まえた選考対策（面接対策、書類添削）をしてくれる
• 九州電力側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
• 内定時に給与交渉をしてくれる

ページの後半で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、九州電力に転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です。

• doda（全ての人におすすめ）
• マイナビエージェント（20代、30代に特におすすめ）
• JACリクルートメント（年収600万円以上の人におすすめ）

上記の3社に登録し、「九州電力に転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。

上記エージェントは先ほど九州電力と比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。

5. 九州電力へ転職する際におすすめの転職エージェント

九州電力の転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。

• doda（全ての人におすすめ）
• マイナビエージェント（20代、30代に特におすすめ）
• JACリクルートメント（年収600万円以上の人におすすめ）

この3つに登録し、九州電力やその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。

これらを選んだ理由は下記3つです。

• 大手で求人数も多く、九州電力の求人も持っている可能性が高い
• 九州電力への転職を有利にするためのノウハウを持っている
• 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる

一つずつ解説していきます。

5-1. doda

「doda」はパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

過去のサポート実績から社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、九州電力などの人気企業に行きたい場合は必ず相談すべきです。

doda公式ページ：https://doda.jp/

5-2. マイナビエージェント

「マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。

新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、30代までの方は積極的に使いましょう。

サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。

マイナビエージェント公式ページ：https://mynavi-agent.jp/

5-3. JACリクルートメント

「JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。

ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。

九州電力への転職を目指す方の中でも年収800万円を超えるポジションを狙う方は、JACも使うことで、より高待遇な求人が見つかるでしょう。

ただし、ハイクラスな人材でないと判断されると十分なサポートを受けられませんので注意しましょう。

JACリクルートメント公式ページ：https://www.jac-recruitment.jp/

6. 九州電力の中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】

この章では、九州電力の中途採用選考でアピールすべきポイントや、面接の想定質問を紹介します。

• 九州電力の中途採用で聞かれる想定質問40選
• 九州電力の中途採用選考でアピールすべきポイント

6-1. 九州電力の中途採用で聞かれる想定質問40選

九州電力の面接を想定して、想定質問を作成しました。年齢別に以下のように40個用意しましたので、準備しましょう。

• 全ての人が準備すべき質問10個
• 若手社員（第二新卒〜20代）が準備すべき質問10個
• 中堅社員（30代前後）が準備すべき質問10個
• 管理職、シニア（40代以上）が準備すべき質問10個

このページでは、どの企業でも聞かれるような、一般的な質問はあえて入れませんでした。

一般的な質問や、答え方を「プロ直伝！転職面接の質問99例の答え方とわかりやすく伝える全ノウハウ」でまとめていますので、合わせてしっかり準備しましょう。

全ての人が準備すべき質問10個

1. 再生可能エネルギー事業の拡大に向けて、あなたが具体的にどのような役割を果たせると考えていますか。
2. 災害時の電力供給を迅速に回復させるために、これまでの経験やスキルをどう活用できますか。
3. 地域社会との連携を深めるために、これまでの実績を基にどのように貢献できるか教えてください。
4. 九州電力のエネルギー供給体制の効率化を進めるうえで、あなたが提供できる具体的な提案を教えてください。
5. カーボンニュートラルに向けた取り組みを強化する際、あなたの専門知識がどのように役立つと考えていますか。
6. 九州電力が直面している課題に対し、これまでの職務経験からどのような解決策を提案できますか。
7. 顧客満足度向上のために、九州電力でどのような取り組みを進めていきたいと考えていますか。
8. 電力需要の変化に対応するために、あなたが実践してきた方法やスキルを教えてください。
9. 送配電システムの安全性や効率性向上に向けて、自分が具体的にどう貢献できると考えていますか。
10. 九州電力の企業理念に沿った形で、どのような価値を提供していきたいと考えていますか。

若手社員（第二新卒〜30歳前後）が準備すべき質問10個

1. 新しいアイデアを実現する場面で、若手としてどう行動したいと考えていますか。
2. 自ら学んだ知識を実務に活かし、現場でどのように成果を上げられるかを教えてください。
3. チームの中で若手が発揮すべき役割について、自身の経験を踏まえて具体的に答えてください。
4. 自社のエネルギーサービスに新たな価値を生み出すために、どのように貢献できますか。
5. 自然災害への対応力を強化する業務で、自分の学びをどう活かせると考えていますか。
6. 配属後の早い段階で成果を出すために、自身が準備していることを教えてください。
7. 現場業務で得られるスキルや知識を、キャリア形成にどう結びつけたいですか。
8. 若手が主体的に取り組むべきプロジェクトや分野について、自身の関心を教えてください。
9. 地域貢献を目指した活動で、自分がどのような役割を担えるか考えてみてください。
10. 若手社員として組織に新しい風を吹き込むために、自分が行動すべきことを教えてください。

中堅社員（30代〜40歳前後）が準備すべき質問10個

1. 自身のこれまでのリーダーシップ経験を、チームや部門の業績向上にどう活かしますか。
2. 新規事業開発を進める場面で、どのように実行力を発揮できますか。
3. 地域特性を活かしたプロジェクトで、具体的に取り組みたい内容を教えてください。
4. コスト削減と効率化の両立を実現するために、どのような提案を行いますか。
5. ITを活用した業務改善において、自分がリードできる分野を具体的に説明してください。
6. チームメンバーのスキルアップを支援する際に、どのような方法を用いたいですか。
7. 社内外の関係者と連携を深める中で、自身が果たすべき役割をどう考えていますか。
8. 事業運営における現状の課題を抽出し、それに対する具体的な解決策を提案してください。
9. これまでのキャリアで得た知識を基に、組織の生産性向上にどのように貢献できますか。
10. 新規顧客の獲得やサービスの向上を目指すプロジェクトで、具体的に役立てる経験は何ですか。

管理職、シニア（40代以上）が準備すべき質問10個

1. 自らのマネジメントスキルを活かし、チーム全体の成果をどう引き出したいと考えていますか。
2. 経営課題の優先順位を見極め、解決に向けた戦略をどのように提案しますか。
3. 次世代を担う人材育成において、自身が特に重視するポイントは何ですか。
4. 組織横断的なプロジェクトの推進において、どのように調整役を果たしますか。
5. 自分の専門性を活かして、経営効率を高めるための具体的な施策を挙げてください。
6. これまでのキャリアの中で培った災害対応力を、どのように活用していきたいですか。
7. 長期的な経営計画を支えるために、どのように組織を強化したいと考えていますか。
8. 顧客満足度向上を実現するために、管理職としての視点から具体的な施策を教えてください。
9. 自身の経験を活かし、事業全体の競争力を向上させるためのリーダーシップをどう発揮しますか。
10. 社外パートナーとの協働を推進する場面で、これまでの経験を基にどのような役割を果たせますか。

6-2. 九州電力の中途採用選考でアピールすべきポイント

九州電力への転職を目指す人がアピールすべきことを、以下の4つに分けて紹介します。

1. 全ての人がアピールすべきポイント
2. 若手社員（第二新卒〜30歳前後）がアピールすべきポイント
3. 中堅社員（30代〜40歳前後）がアピールすべきポイント
4. 管理職、シニア（40代以上）がアピールすべきポイント

1. 全ての人がアピールすべきポイント

面接の質問に答える際や、職務経歴書を書く際は、以下のポイントを意識し、アピールするといいでしょう。

• 地域密着型の価値観と行動力
• 迅速な対応力
• カーボンニュートラルに向けた意識と実績

地域密着型の価値観と行動力

九州電力では、地域社会に貢献する価値観が重要視されています。

具体的には、地域住民や企業との関係構築を通じて、地域特有の課題を解決するための行動力が評価されます。

たとえば、地域の課題解決に貢献した具体的なエピソードや提案をアピールすると効果的です。

迅速な対応力

九州電力のようなライフライン企業では、災害対応力が特に重視されます。

過去に緊急事態に対応した経験や、迅速な判断力を活かして課題を解決したエピソードを伝えると説得力が増します。

特に、チームで役割を果たした経験があれば、具体例を挙げると良いでしょう。

カーボンニュートラルに向けた意識と実績

再生可能エネルギーの普及や省エネ施策に向けた取り組みは、九州電力の経営戦略の柱です。

これまでのキャリアで環境負荷低減やサステナビリティ関連の経験がある場合、それを具体的に説明してください。

特に、プロジェクトや成果が定量的に示せる場合は評価が高まります。

2. 若手社員（第二新卒〜30歳前後）がアピールすべきポイント

若手社員で九州電力への転職を目指す方は、下記のポイントも伝えられるようにしましょう。

• 柔軟な発想と新しい視点
• 学び続ける姿勢とスピード感
• チームでの協働力

柔軟な発想と新しい視点

九州電力は、既存事業に新しい価値を加えることを重要視しています。

そのため、若手として既存の枠に捉われない柔軟な発想や、新しい視点を持ち込む姿勢が評価されます。

たとえば、前職や学生時代のプロジェクトで斬新なアイデアを活かした経験を具体的に伝えましょう。

学び続ける姿勢とスピード感

若手社員には、九州電力の幅広い業務を迅速に習得する意欲が求められます。

これまでのキャリアで、短期間で新しい知識を吸収し、成果を出した経験を挙げると効果的です。

また、今後学びたい分野やスキルを明確に示すことも評価につながります。

チームでの協働力

九州電力では、現場でのチーム連携が不可欠です。

異なるバックグラウンドを持つメンバーと協働して成果を出した経験を具体的に伝えることで、コミュニケーション能力と協調性をアピールできます。

特に、チーム全体の目標達成に貢献した具体例があると効果的です。

3. 中堅社員（30代〜40歳前後）がアピールすべきポイント

30代〜40歳前後の中堅社員の方は以下のポイントを意識しましょう。

• リーダーシップとマネジメント経験
• 業務改善の実績
• 専門性を活かした提案力

リーダーシップとマネジメント経験

中堅社員には、チームやプロジェクトをリードした経験が求められます。

九州電力では、複数部門や地域をまたぐプロジェクトが多いため、それらを円滑に進めるリーダーシップをアピールしてください。

具体的な成果や課題解決に導いたエピソードがあると説得力が増します。

業務改善の実績

これまでのキャリアで、業務プロセスの改善やコスト削減を実現した実績を強調しましょう。

九州電力では、効率的な電力供給や顧客対応が重要視されており、それに即した具体的な経験を伝えることが評価につながります。

専門性を活かした提案力

中堅社員には特定分野での専門性が期待されます。

自分の得意分野で九州電力の事業やサービス向上にどう貢献できるかを具体的に示すと良いでしょう。

これまでのキャリアで培った専門知識やスキルを活用した具体例が効果的です。

4. 管理職、シニア（40代以上）がアピールすべきポイント

40代以上の方は以下のポイントも意識しましょう。

• 経営視点での課題解決力
• 次世代リーダーの育成力
• 大規模プロジェクトの成功実績

経営視点での課題解決力

管理職には、経営視点で組織の課題を分析し、解決に導く力が求められます。

九州電力が直面する経営課題を踏まえ、自身のこれまでの経験を基にどのように解決策を提案できるかを示してください。

次世代リーダーの育成力

九州電力では次世代リーダー育成に力を入れています。

過去に若手や中堅社員を育成し、組織全体のパフォーマンス向上に貢献した実績を具体的に示すと良いでしょう。

大規模プロジェクトの成功実績

管理職クラスには、大規模プロジェクトを成功させた経験が評価されます。

九州電力のインフラや地域社会に関わる重要なプロジェクトで、リーダーとしての役割を果たした具体例を伝えると説得力が高まります。

7. まとめ

九州電力の年収を紹介してきましたがいかがでしたか？

改めて九州電力の正社員の平均年収は752万円とエネルギー業界でも高い水準です。

ただ、同じ大手電力会社の「関西電力」と比べると劣る点には注意しましょう。

これから転職を目指す方は、九州電力から内定を取るためにも、内定後に年収を上げてもらうためにも必ず転職エージェントを利用するようにしましょう。

下記3社は九州電力への転職に強く、九州電力を目指す方が使うべきエージェントです。

• doda（全ての人におすすめ）
• マイナビエージェント（20代、30代に特におすすめ）
• JACリクルートメント（年収600万円以上の人におすすめ）

以上を参考に、あなたが理想のキャリアを歩めることを心から祈っています。

（参考）九州電力および、一緒に検討される企業の平均年収、年齢、勤続年数データの参照元

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