「デロイト トーマツ コンサルティング（以下、DTC）の年収はどのくらい？」「どのように上がっていく？」など、DTCの年収が気になっていませんか？

DTCの正社員の平均年収は920万円で、コンサルティングファーム/シンクタンクの中でも高いです。しかし、高い年収の裏に、働く上での注意点もあるので、これからDTCで働こうという人は知っておく必要があります。

このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職支援をしてきた筆者が、DTCの年収について、知っておくべきことを下記の流れで紹介します。

1. DTCの年収は？年齢・役職別にすぐわかる
2. DTCの年収以外の評判・働きやすさについて
3. DTCはそもそもどんな会社か
4. DTCへの転職を目指す人へ｜採用・求人情報
5. DTCへ転職する際におすすめの転職エージェント
6. DTCへの転職でエージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

最後まで読めば、DTCの年収はいくらか、年齢・役職別にはどうなのか、他社と比べてどうなのかまで、DTCの年収の全てがわかるでしょう。

著者：I.J（現役転職エージェント）

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30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当（採用企業側の担当）も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. DTCの年収は？年齢・役職別にすぐわかる

DTC（デロイト トーマツ コンサルティング合同会社）の正社員の平均年収は、920万円です。

これは一緒に検討されるコンサルティングファームの中でも高水準で、「PwCコンサルティング」には劣るものの、「KPMGコンサルティング」など他の総合コンサルティングファームよりも高いです。

1-1. 年齢別の年収水準

口コミサイトを元に集計すると、DTCの年齢別の給与の平均値は以下の水準です。

役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。なお、DTCの平均残業時間は60時間です。

1-2. DTCの給与の傾向

DTCの社員の口コミを分析した結果、給与面で下記4つの傾向があることがわかりました。

• 総合コンサルの中でも年収が高く、待遇に満足しているという人が多い
• 初任給から年収が高く、実力次第で昇格もしやすい
• シニアコンサルタントまで昇格すれば、年収1,000万円に到達することも可能
• 実力主義とはいうものの、発言権のあるパートナーとの関係が良かったりすると昇格のしやすさは変わる

待遇に関する評価は人気企業300社の中でも上位です。

特に多い口コミは、総合コンサルとしての年収はトップクラスなので、待遇には満足しているというものです。

アナリストのうちから年収は高めで、昇格のペースも実力次第で早いため、20代のうちから高給となりやすいです。

目安としては、シニアコンサルタントまで昇格し、評価がよく、残業もある程度行っていると年収1,000万円を超える可能性があります。

そして、パートナーまで行くと、実力次第では年収は青天井となります。

なお、実力主義とはいうものの、発言権の強いパートナーに気に入られていると昇格しやすい傾向があると話す方もいました。

また、近年は女性の昇格が目立つという声もあります。

1-3. 同業他社との年収比較

コンサルティングファーム／シンクタンクの平均年収は、527万円（転職サイト「doda」調べ）ですから、DTCの正社員の平均年収は業界内でもかなり高い水準と言えます。

一緒に検討される大手他社と比較すると下記の通りで、給与水準は「PwCコンサルティング」には劣るものの、「KPMGコンサルティング」など他の総合コンサルティングファームよりも高いです。

※各社最新のIR情報・就職情報サイト・口コミサイトを参考に作成

DTCをはじめ、平均勤続年数を公表していないコンサルティングファームもありますが、コンサルティングファームの勤続年数はおおよそ3~4年ほどとなっていますので、同じ位と考えて差し支えないです。

1-4. 役職別の年収

DTCの役職ごとの年収目安は以下の通りです。

1-5. 職種別の年収

DTCにおいて給与を決めるのは役職グレードですから、DTCで募集している職種で年収は変わりません。

ただし、バックオフィス系の職種はグループ内の”デロイトトーマツグループ合同会社”で募集を行っており、そちらの求人の場合は年収は低くなる傾向があります。

以下は、過去の求人における年収イメージの一例です。

• DTCでのコンサルタント職の募集：1,100万円~2,000万円
• デロイトトーマツグループ合同会社での募集（グループ内の経理業務）：350万円~660万円

1-6. DTCの評価制度

DTCでは、以下のように評価されると考えましょう。

• スタッフ層：各プロジェクトの評価を集計し、年に2回評価が行われる
• マネージャー層：各プロジェクトの評価を集計し、年に1回評価が行われる

また、社員からの口コミでは、以下のような声があがっています。

• 大前提として、各プロジェクトでバリューを出すことが大事
• 発言権のあるパートナーやディレクターとの関係性ができていると評価が上がりやすい
• 様々なプロジェクトに手を出すよりも、同一のサービスライン・インダストリーに絞って、できれば長期の案件に携わった方が評判が上がり、良い評価を得やすい傾向がある
• ユニットによって昇格のしやすさは異なる
• マネージャー以上となると、Salesの定量目標のウェイトが重くなる

1-7. DTCで年収を上げるポイント

評価制度を踏まえ、DTCで働きながら年収を上げるためには、下記2点が重要です。

• 各プロジェクトでバリューを出すなどして、役職を上げる
• マネージャー以上の役職については、関与するプロジェクトの単価を上げるなど、売上の向上に注力する

逆に言えば、「上記を行う自信がない」という方は、DTCでは大幅な年収アップを期待できないので、他社をおすすめします。

なお、近年は女性の積極的な登用を図っているため、女性の年収はアップしやすい傾向があるという声もあります。

1-8. DTCの福利厚生

DTCの福利厚生は下記の通りとなっていて、大手ならではの高水準といえます。

大手企業ではあるものの、住宅手当などがない点には注意が必要です。

2. DTCの年収以外の評判・働きやすさについて

口コミサイトをもとに社員からのDTCの評価をまとめると、下記の通りです。

	評価	人気企業内順位
待遇	3.7	80位/300社
ワークライフバランス	3.0	229位/300社
キャリア・成長	4.1	5位/300社
やりがい	3.8	44位/300社
職場の雰囲気	4.0	26位/300社

ここまで紹介してきた待遇（給料や福利厚生）以外の下記4項目について、社内からの内部事情も含め、紹介していきます。

1. ワークライフバランス
2. 成長・キャリアアップ
3. やりがい
4. 職場の雰囲気

2-1. ワークライフバランスに関する口コミ

• 近年は「メンバーファースト経営」を掲げていることもあり、スタッフ層の就業環境が良くなっている
• スタッフ層のホワイト化が進んだ分、マネージャー層に皺寄せがきて、ハードワークとなっている
• プロジェクト次第で忙しさは変わるが、戦略系は忙しくなりやすい傾向

ワークライフバランスに関する評価は、人気企業300社の中でも低いです。

特に多い口コミは、ここ数年はコンプライアンスに配慮した「メンバーファースト経営」を掲げていることもあり、シニアコンサルタント以下の就業環境が良くなっているというものです。

ただし、アウトプットの質の高さは求められるため業務時間内は忙しい傾向です。

また、スタッフ層のホワイト化が進んでいる分、マネージャーやシニアマネージャーに皺寄せが来て非常に忙しいという声もあります。

仕事はプロジェクトベースとなるため、ワークライフバランスの良さはアサイン先次第ですが、戦略系はハードとなりやすく、システム関連は比較的落ち着いている傾向です。

なお、ハードな場合には平日の深夜や土日の稼働があることも珍しくないと話す方もいます。

ちなみに、会社全体の残業時間の平均は60時間ほどとなっています。

2-2. 成長・キャリアアップに関する口コミ

• 複数のプロジェクトを通して短期間で成長できる
• 就業環境は良くなっているが、若手の成長機会が少なくなっているという声も
• パフォーマンスを出しており、パートナー陣とのコミュニケーションが取れていれば、アサイン先の希望は通りやすくなる
• 研修や社内セミナーなどが豊富に用意されている

成長・キャリアアップに関する評価は人気企業300社の5位となっています。

特に多い口コミは、複数のプロジェクトを通して短期間に大幅に成長できるというものです。

DTCはコンサルティングファームということもあり、3ヶ月〜のプロジェクトベースでの働き方が基本となり、難易度の高い課題に取り組むことで、ソフト面・ハード面の両面で成長することが可能です。

なお、プロジェクトによって求められるスキル・知見などは異なるため、身につく知見はプロジェクト次第と語る方もいます。

ただし、近年は残業規制の影響もあり、重要な場面でマネージャークラスが業務を巻き取らざるを得ず、以前ほどスキルアップの機会に恵まれないという声もあります。

また、アサイン先は思ったより選べると語る方もいますが、パートナー陣からの評判などによって希望の通りやすさなども変わる傾向があります。

従って、アサインの希望を通すには、パフォーマンスを出していることが前提で、社内政治も重要と言えます。

このほか、研修や社内セミナーも充実しているため、それらの制度をプロジェクトの合間などで活用することも可能です。

2-3. やりがいに関する口コミ

• 社会的にインパクトのあるようなプロジェクトに携わることができる
• ハードなこともあるが、顧客からの感謝の言葉がやりがいになるという声も
• 短期間で複数のプロジェクトを経験できるため、知的好奇心が満たされる
• 全く興味のないプロジェクトへアサインされることもある

やりがいに関する評価は人気企業300社の中でも上位です。

特に多い口コミは、社会的にインパクトのあるようなプロジェクトに携わることができるというものです。

難易度が高く、時には深夜まで働くこともあるようなハードな案件もあるものの、乗り切った後の充実感や、顧客からの感謝の言葉がやりがいになっているという人もいます。

また、最短3ヶ月からなど、事業会社と比較すると短期間のプロジェクトが多いことから、様々な案件に携わることができるため、知的好奇心が満たされると話す方もいます。

ただし、コンサルティングの案件をずっと希望しているが、アサイン先が定型業務のアウトソーシングといった案件が続くなど、希望とのミスマッチが起こる事があるのも事実です。

2-4. 職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ

• 風通しが良い組織だが、所属する部署によって雰囲気は異なる
• ハラスメントに対する通報窓口などが用意されるなど、コンプライアンスへの意識は高い
• 「メンバーファーストの経営」を掲げていることもあり、スタッフ層に対しては優しい

職場の雰囲気・人間関係に関する評価は人気企業300社の26位となっています。

特に多い口コミは、基本的に風通しが良い組織ではあるものの、所属先によって雰囲気は大きく変わるというものです。

また、ハラスメントに対する通報窓口も用意されているなど、コンプライアンスへの意識が高く、就業環境は良くなっているという声も多くあります。

特に近年は働き方改革の影響などで、「メンバーファーストの経営」を掲げていることもあり、スタッフ層に対しては非常に優しくなっている傾向があります。

参考：DTCから転職で出ていく人の事情やキャリア

DTCは、安定した雇用体系、高い報酬などから人気の企業です。

しかし、コンサルタントの働き方そのものが合わない、手触り感のある業務がやってみたいといった理由で転職を検討されています。

また、同業への転職でタイトル・年収を上げたい、やりたい案件が出来そうな別ファームで働きたいなどの理由で退職を検討される方もいました。

入社する社員のポテンシャルの高さから、幅広い業界へ転職されており、転職先は同業の総合コンサルティングファームをはじめ、以下のような企業へ転職・起業される方がいます。

• 事業会社（ITやメーカーなど）の経営企画
• スタートアップ

また、アラムナイ制度という、DTCを退職（卒業）した後に卒業生がつながるプログラムがあり、復職もしやすい会社なので、思い切ったチャレンジができると話す方もいます。

参考：DTCとあわせて検討される企業との比較

DTCとあわせて検討されてるのが、以下の企業です。

• .PwCコンサルティング：世界四大会計事務所（BIG４）PwCグループのコンサルティングファーム
• .KPMGコンサルティング：世界四大会計事務所（BIG４）KPMGグループのコンサルティングファーム
• .EYストラテジー・アンド・コンサルティング：世界四大会計事務所（BIG４）Ernst & Youngグループのコンサルティングファーム
• .アクセンチュア:最大規模の外資系総合コンサルティングファーム

それぞれの会社の社内からの評価を比較すると以下の通りで、最高得点を赤字にしています。

DTCは、一緒に検討される総合コンサルティングファームの中でもとりわけ、キャリア・成長面のスコアは高いです。

私が転職エージェントとして聞いた実際の社員の声

私が転職エージェントとして働く中でも、元社員の方から、以下のような声をよく聞きます。

• コンサルタントとして成長できる環境が用意されている
• 総合コンサルティングファームの中でも、待遇が良いと感じる
• メンバーファーストの経営を掲げていることもあり、スタッフのうちは特にワークライフバランスが改善している

ただ、マネージャー以上の役職は、ハードワークとなりやすい傾向があります。

過去にサポートした中では、以下のような理由で転職を希望される方もいたため、この点には注意しましょう。

• 他のファームもマネージャー以上が忙しい傾向はあると思うが、自分がより取り組みたい案件にアサインされそうな企業に行きたい
• さらなるタイトル・年収アップを狙いたい
• 手触り感のある仕事がしたい

3. DTCはそもそもどんな会社か

引用：Google Maps

DTCは、デロイト トーマツ グループの総合コンサルティングファームです。

戦略をはじめ、組織改革・再編、SCMなど様々なサービスラインでコンサルティングサービスを提供しています。

会社ホームページ：https://www2.deloitte.com/jp/ja/services/consulting.html?icid=top_consulting

3-1. 会社概要

3-2. 事業内容

DTCは以下のサービスラインと、インダストリーにて各種コンサルティング業務を提供しています。

3-3. トップメッセージ

引用元：デロイト トーマツ グループ

デロイト トーマツ グループのパーパスは”Making an Impact that Matters”です。

これは、クライアントにとって、社会にとって、メンバーひとり一人にとって、最も価値あることをもたらすために日々挑戦を続けることを意味しています。

現在、人権、気候変動をはじめとした様々な問題が顕在化しており、企業や組織が事業を通して価値創造を行うとともに課題解決することが求められています。

我々は、公正な経済活動を支えるとともに、クライアントをはじめとしたステークホルダーや日本経済の発展に貢献したいと考えています。

当グループは2万人を超える人材が在籍する、日本最大級のプロフェッショナルファームです。

我々は、以下5つのビジネスとコーポレートから構成され、各ビジネスで高度な専門性を磨くだけでなく、異なる分野のプロフェッショナルの連携を促進することで、お客さまの期待を超えるサービスを提供と社会課題の解決に貢献しています。

• 会計監査・保証業務
• リスクアドバイザリー
• コンサルティング
• ファイナンシャルアドバイザリー
• 税務・法務

これにより、当グループの存在意義を果たしながら、社会から託された人材の価値を高め・還元しています。

3-4. 今後の事業展開

グループのパーパスである”Making an Impact that Matters”を踏まえ、2030年までに創出したい”Impact”を以下の3つと定めています。

• Social Value・・・ソーシャルセクターとの協働の下、持続可能性の高いビジネスモデルを提言・実現する
• Client Value・・・未来の産業像の提言、 また同実現に向けたルール形成を通じ、日本（或いは 個別地域社会）における適正、かつ、競争力を有した経済活動を実現する
• People Value・・・People Firstを通じて私たちは 唯一無二のキャリア体験と自己実現の場を提供すると 同時に、オープンで協調的な文化を醸成することによっ て、才能あるプロフェッショナルたちを、誇りと共に輝かせる

そして、上記3つの”Impact”を礎にOne of a Kind（唯一無二）を目指しています。

また、”Impact”の達成のため、プロフェッショナルとしての才能を発揮できる組織として”People First”を掲げ、タレント、人事の2名の執行役を設置し、カルチャー醸成、人材育成、採用の大きく３つの領域で活動を推進しています。

• カルチャー醸成：共通の価値観に基づいた、高い倫理観と多様性、個々のウェルビーイングを兼ね備えた組織文化創り
• 人材育成：専門的なテクニカルスキルと共に、傾聴やコーチングなどのソフトスキル、加えて心身のウェルネスなど、多様なコンテンツを自由に学べる機会と実践機会の提供
• 採用：組織の外にいる「仲間」に、より分かり易く文化や業務を伝え、多様な人材から共感に基づいて選ばれる組織

これまでの話をまとめると、クライアントへの価値提供や社会課題解決のために必要な人材の確保と、活躍しやすい場をどれだけ提供できるかに注力していると言えます。

上記を踏まえると、人材開発の場としては整っているので、求められる人物像に挙げたようないちプロフェッショナルとして、コンサルティングをはじめとした専門性を高める努力を怠らない姿勢を持っているような方が活躍しやすい企業と言えるでしょう。

3-5. デロイト トーマツ グループについて

デロイト トーマツ グループは、1845年にイギリスで発祥した会計法人を前身とした、世界的な会計事務所である「デロイト トウシュ トーマツ リミテッド」のメンバーファームの日本における総称です。

なお、各メンバーファームおよび関係法人は、それぞれ法的に独立した別個の組織となっています。

また、DTCは、日本における「デロイトトーマツグループ」のコンサルティング会社です。

デロイト トーマツ グループの主要会社は以下のようなものが挙げられます。

ただ、上記の中でもグループ全体のグループガバナンス・経営執行を担う「デロイト トーマツ合同会社」については中途採用は積極的に行なっておらず、非常に狭き門です。

採用ページでもう「デロイト トーマツ合同会社」という、単体としての募集ページはないため、経歴を送りうまくフィットすればチャンスがあるかもしれない、という程度です。

そのため、グループの中核会社である、「デロイト トーマツ合同会社」への転職を希望する場合は、ハイクラスな求人が集まる下記エージェントに相談しましょう。

• JACリクルートメント
• リクルートエージェント

4. DTCへの転職を目指す人へ｜採用・求人情報

ここまでの内容を踏まえ、DTCへ転職したいと考えている方に向け、DTCの採用・求人情報を紹介します。

新卒でDTCを目指す、という方は新卒採用ページ(https://www.dtcrecruit.tohmatsu.co.jp/recruit/index.html)からプレエントリーをし、情報を得ましょう。

4-1. DTCの採用職種

DTCの職種は大きく分けると下記の2種類です。

上記のように複数の職種がありますが、中途採用ではコンサルタント職にて幅広く募集を行っています。

具体的に出ていた求人を以下で紹介します。

4-2. 求人情報

過去に「doda」「リクルートエージェント」「JACリクルートメント」といった大手転職エージェントや「キャリア採用ページ」で募集されていた求人情報をご紹介します。

コンサルティング職

総合コンサルティングファームということもあり、自動車や金融、ITなど様々な分野のポジションで募集を行っています。

4-3. 採用メッセージ、求められる人物像

キャリア採用ページにおける社長メッセージの中で、DTCのコンサルタントに向いている人を以下のように挙げられています。

中長期的に骨太なコンサルタントになりたいと願う人には、DTCは最適な環境です。

逆に3年でコンサルスキルと呼ばれるものを身につけて、その先は別のことをやりたいと割り切っている人にとってはもったいないと思いますね。（引用：DTC）

また、求められる資質として以下の2つを挙げています。

• 個の成長の追及
• チームワークの発揮

上記を踏まえると、以下のような点をアピールすると良いでしょう。

• コンサルタントとして中長期的なキャリア形成をDTCで行うキャリアプランを持っていること
• いちプロフェッショナルとして、コンサルティングをはじめとした専門性を高める努力を怠らない姿勢を持っていること
• 課題解決に取り組むにあたり、チームプレーを発揮できるコミュニケーション能力を持っていること

逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。

4-4. DTCの転職難易度

DTCへの転職難易度は「かなり高い（高度なスキルや経験があっても難しい）」です。

中途採用は積極的に行なっている傾向がありますが、高い知名度や、成長環境などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。

そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。

• 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
• 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする
• 過去の傾向を分析し、面接・選考対策を徹底的に行う

4-5. DTCへはどうやって応募すべきか

DTCに応募するには、以下の4つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。

• DTCの「キャリア採用サイト」
• DTCの知人からの紹介（リファラル）
• 「リクナビネクスト」などの転職情報サイト
• 転職エージェント

転職エージェントを使うべきなのは、以下の点でDTCの転職に有利になるからです。

• インターネット上に出ていない、DTCの非公開求人に応募できる
• DTCの傾向を踏まえた選考対策（面接対策、書類添削）をしてくれる
• DTC側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
• 内定時に給与交渉をしてくれるので、年収を上げやすい

年収を気にする方の場合、4点目が特に重要で、内定時に条件面の交渉をしてくれるので、より年収を引き上げて転職しやすいです。

次の章で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、DTCに転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です

• JACリクルートメント
• リクルートエージェント
• doda

上記の3社に登録し、「DTCに転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。

これらのエージェントは先ほどDTCと比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。

5. DTCへ転職する際におすすめの転職エージェント

実際に、DTCの転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。

• JACリクルートメント
• リクルートエージェント
• doda

この3つに登録し、DTCやその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。

これらを選んだ理由は下記3つです。

• 大手で求人数も多く、DTCの求人も持っている可能性が高い
• DTCへの転職を有利にするためのノウハウを持っている
• 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる

1つずつ解説しますから、この中から3社に登録し、相談しましょう。

5-1. JACリクルートメント

「JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。

ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。

DTCへの転職を目指す方の中でも年収800万円を超えるポジションを目指す方は、JACを使うことで、より高待遇な求人が見つかるでしょう。

ただし、ハイクラスな人材でないと判断されると十分なサポートを受けられませんので注意しましょう。

JACリクルートメント公式ページ：https://www.jac-recruitment.jp/

5-2. リクルートエージェント

「リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、求人の量・転職実績共にトップクラスです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

過去の転職実績も豊富で、社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、DTCなどの人気企業に行きたい場合は必ず相談すべきです。

リクルートエージェント公式ページ：https://www.r-agent.com/

5-3. doda

「doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスのいいエージェントで、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。

doda公式ページ：https://doda.jp/

6. DTCへの転職でエージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

ここでは、おすすめした転職エージェントを、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。

• 最初の申し込みを丁寧に行う
• 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
• 経歴・スキルに嘘はつかない
• 複数のエージェントを使っていることは隠さない
• 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
• 担当者が使えないと判断したら付き合わない
• 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
• 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
• 最低限のマナーは守る

6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

• 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
• 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
• 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

• 転職予定がかなり先
• そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

6-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

• あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
• 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

6-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

• こういった求人はないか
• こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日（最後にコンタクトを取った日）が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

6-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名：担当変更のご相談

いつもお世話になっております。（あなたの名前）です。

私は現在、（担当者名）様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、（担当者名）様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば、連絡を無視すれば、問題ありません。

ただ、連絡がしつこく来る場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名：退会手続きのお願い

〇〇エージェント　〇〇様

いつもお世話になっております。（あなたの名前）です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

（担当者名）様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

6-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

• 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
• 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

（参考）ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

6-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

先ほども紹介した通り、転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

6-9. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない＝企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

7. まとめ

DTCの年収を紹介してきましたがいかがでしたか？

改めてDTCの正社員の平均年収は920万円と総合コンサルティングファームでも高い水準となっており、「PwCコンサルティング」には劣るものの、「KPMGコンサルティング」など他の総合コンサルティングファームよりも高いです。

これから転職を目指す方は、DTCから内定を取るためにも、内定後に年収を上げてもらうためにも必ず転職エージェントを利用するようにしましょう。

下記3社はDTCへの転職に強く、DTCを目指す方が使うべきエージェントです。

• JACリクルートメント
• リクルートエージェント
• doda

以上を参考に、あなたが理想のキャリアを歩めることを心から祈っています。

（参考）DTCおよび、一緒に検討される会社の平均年収、年齢、勤続年数データの参照元

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