第二新卒向け転職サイトおすすめ人気ランキングTOP5|選び方の注意点も解説

「第二新卒が使うべき転職サイトは?」「歓迎される求人が多いのはどこ?」など、第二新卒向けの転職サイトについて気になっていませんか?
第二新卒向けとアピールするサイトはいくつもありますが、それぞれ求人の質が全く変わるため注意しましょう。
選び方を間違えると、「興味のない会社や、条件の悪い求人ばかり紹介される」といった事態になります。
このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、第二新卒向け転職サイトの正しい選び方について、以下の流れで解説していきます。
- 結論:第二新卒がまず使うべき転職サイト
- 第二新卒向け転職サイト|転職エージェントの選び方
- 第二新卒向け転職サイト|転職エージェントおすすめ5選
- 第二新卒向け転職サイト|サブで使ってもいい求人サイト
- 第二新卒の方こそ転職エージェントを使うべき4つの理由
- その他、第二新卒におすすめの転職サイトと活用法
- 第二新卒の転職についてよくある質問
全て読めば、第二新卒はどの転職サイトを使うべきで、正しい選び方はあるか、使いこなすコツはあるかまでがわかり、転職サイトで失敗しなくなるでしょう。
著者:I.J(現役転職エージェント)
1. 結論:第二新卒がまず使うべき転職サイト
このページでは、第二新卒の方が使うべき転職サイトについて詳しく解説していきます。
長くなってしまったので先に結論を言うと、おすすめサイトTOP5は以下の通りです。
おすすめサイト | 特徴 |
1位. doda | 第二新卒歓迎の求人数は国内トップクラスで、必ず使うべき |
2位. マイナビAGENT | 国内最大の新卒向けサイトを運営していて、20代の若手向けの優良求人が多い |
3位. type転職エージェント | 首都圏のエンジニア・営業職の求人が豊富で、女性の転職サポートにも強い |
4位. ワークポート | エンジニアや営業職のサポート実績が豊富で、全国の拠点で対面の面談が可能 |
5位. LHH転職エージェント | ハイクラス向けだが第二新卒も歓迎していて、年収アップの転職に強い |
第二新卒が対象になる未経験歓迎の大手・優良企業の求人は、これら5社に集中していて、ここから選べば間違いありません。
これらはどれも担当者がついて転職のサポートを受けることができ、「転職エージェント」とも呼ばれています。
そもそも第二新卒とは?
新卒で入社後、3年未満で転職を希望する若手のことを第二新卒と言います。
近い言葉に既卒がありますが、こちらは学校卒業後にフリーターなどをする就職していない人のことを言います。
サイト選びの最大の注意点
転職サイトは、以下のように複数のタイプがあり、どれを使うかで応募できる企業や選考の通りやすさが全く変わります。
- 転職エージェント:担当がつく
- 求人サイト:自分で求人を探して応募する
ネット上にはこれらをごちゃ混ぜにして紹介するページが非常に多いですが、別物なので注意しましょう。
結論、第二新卒の方がまず使うべきなのは、転職エージェントです。
転職エージェントを使うと担当がついて、転職相談から求人紹介、企業とのやりとりまで全てやってもらえます。
第二新卒が対象になる、大手・優良企業の求人は、転職エージェントしか持っていないことも多く、使わないと損します。
最初にあげたおすすめサイト5つは、全てこれにあたります。
「求人サイト」はサブとして使う
まずは転職エージェントを使い、「リクナビNEXT」のような自分で求人を探して応募する求人サイトはサブとして使いましょう。
求人サイトは、未経験でも始められる、第二新卒でも対象になる求人が多数あります。
しかし、以下の点で転職エージェントには劣るので、余裕がある人のみサブとして使うのがおすすめです。
- 求人の量と質が落ちる
→求人数は転職エージェントに比べて少なく、人気企業の求人も少ない - 選考の難易度が上がる
→サポートが一切なく、書類選考や面接の対策は全て自力になる
次の章から、ます使うべき転職エージェントの選び方を紹介していきます。
2. 第二新卒向け転職サイト|転職エージェントの選び方
第二新卒の方は、以下の方法で転職エージェントを選んでおきましょう。
- 選び方1. あらゆる転職に強い”大手”を選ぶ
- 選び方2. 第二新卒のサポートに積極的な大手を選ぶ
- 選び方3. 担当を比べるためにも、必ず3社は使う
この選び方がなぜ重要かを紹介していきます。
選び方1. あらゆる転職に強い”大手”を選ぶ
第二新卒向けの転職エージェントは以下2つに分けられますが、第二新卒の方も、まずはあらゆるジャンルに強い大手を使いましょう。
大手エージェント (まずはこれを使う!) |
第二新卒も含め、あらゆる年代、キャリアの転職に対応 |
第二新卒の特化型 | 第二新卒の転職に特化 |
第二新卒の特化型は、同時に職歴のないフリーターやニートも対象にしていて、求人のレベルが下がるため注意しましょう。
大手を使った方が、有名企業の求人も豊富で、いい会社に入れる確率は格段に上がります。
使うだけでチャンスが広がるため、経歴に自信がなかったり、未経験の仕事がしたい第二新卒の方も、まずは大手を使いましょう。
実績のあるエージェントを選ぶのも大事
転職エージェントは二万社以上ありますが、実績の豊富な転職エージェントだけを使いましょう。
下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。
引用:厚生労働省ホームページ
これには、資格さえあれば、インターネットで簡単にエージェント業が始められるようになったという背景があります。
新設のエージェントにも優良なものはありますが、以下のようなタイプが多いのが実情です。
- 企業とのパイプが弱く、ネットに出回っている不人気な求人しか持っていない
- 実績が少なく「会社ごとにどう選考対策するべきか」といったノウハウがない
- 実績作りのために、合わない求人をごり押ししてくる
こうしたエージェントにあたると、手持ちの求人から内定を出そうと、希望と違う求人をごり押しさたり、転職失敗の原因にもなるため注意が必要です。
優良な業者もありますが、見極めるのは難しいため、聞いたこともないような中小は避け、実績のある大手だけを使うようにしましょう。
選び方2. 第二新卒のサポートに積極的な大手を選ぶ
次に、大手転職エージェントの中でも、第二新卒のように、職歴の少ない若手のサポートに積極的なエージェントを選びましょう。
大手の中でも、それぞれ以下のように力を入れているターゲットが違うからです。
- 一般的な若手向け:経験の少ない第二新卒向けの求人が多く、サポートに積極的
- ハイクラス専門:まとまった職歴やスキルを持つ年収600万円以上のサポートに力をいれる
第二新卒の方が、ハイクラス専門の大手エージェントを選んでも、紹介できる求人がなく、相手にされません。
こうした事態にならないためにも、若手のサポートに積極的な大手を選ぶようにしましょう。
選び方3. 担当を比べるためにも、必ず3社は使う
以上の流れで大手エージェントを選んでも、ハズレの担当がつく場合もあるため、必ず3社は使い、担当者を比べるようにしましょう。
ハズレの担当としては、以下のようなパターンがあげられます。
- 志望業界の知識が不十分で、深い相談ができない
- 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる
一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。
複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。
いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。
また、転職エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。
3. 第二新卒向け転職サイト|転職エージェントおすすめ5選
今回当ページでは、第二新卒向けとしてよく名前の上がる上記の転職エージェント20社を比較し、特に実績が豊富で第二新卒の方からの評判がいい大手5社を厳選しました。
厳選した5社を、おすすめ順に並べると以下の通りです。
第二新卒が対象になる未経験歓迎の大手・優良企業の求人は、これら5社に集中していて、ここから選べば間違いありません。
では、転職エージェントのおすすめについて、それぞれ解説していきます。
1位. doda:第二新卒歓迎の求人数は15万件以上
「doda」はパーソルキャリアが運営する、国内トップクラスの実績と求人数を誇る大手転職エージェントです。
第二新卒のサポートに力を入れていて、求人数は15万件以上と圧倒的で、若手を採用する企業との強いパイプがあります。
長年の実績から、「まずはdodaさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、有名企業の求人も多いので、登録しておいて損はありません。
求人数(第二新卒歓迎) | 約150,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
運営歴 | 1989年~ |
doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/
2位. マイナビAGENT:20代の若手は利用必須
「マイナビAGENT」は、マイナビが運営する、20代の若手のサポートに強い転職エージェントです。
新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若手向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、第二新卒の方は必ず使っておくべきです。
企業ごとの丁寧な選考対策には定評があり、初めての転職で自信がない方も、親身にサポートしてもらえます。
求人数(第二新卒歓迎) | 約16,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
運営歴 | 1973年~ |
マイナビAGENT公式ページ:https://mynavi-agent.jp/
3位. type転職エージェント:エンジニア・営業の転職に強い
「type転職エージェント」は、一都三県を中心とした求人を扱う、若年層からの支持が大きい転職エージェントです。
ITエンジニアや営業職の求人・サポートを強みとしており、首都圏でこれらの職種を狙う方には外せない一社です。
女性の転職に特化した求人サイトを長く運営していて、女性の転職ノウハウに強く、女性の担当者が多いことでも有名です。
求人数 | 約29,000件 |
対応エリア | 主に一都三県(エンジニア、プログラマのみ関東、関西、九州、中部、北海道など) |
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
運営歴 | 1993年~ |
type転職エージェント公式ページ:https://type.career-agent.jp
4位. ワークポート:全国の拠点で対面で面談可能
「ワークポート」は、エンジニアや営業職のサポート実績が豊富な大手の転職エージェントです。
設立当初はIT業界に特化していましたが、2014年から他業種の取り扱いも開始しており、現在はあらゆる職種に対応しています。
全国47都道府県に拠点を持ち、対面でのカウンセリングに力を入れていて、直接相談したい人には特におすすめです。
求人数(第二新卒歓迎) | 約21,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社ワークポート |
運営歴 | 2003年~ |
ワークポート公式ページ:https://www.workport.co.jp/
5位. LHH転職エージェント:年収アップの転職が得意
「LHH転職エージェント」は、世界60カ国に拠点を持つグローバル企業が運営する、大手転職エージェントです。
主にハイクラス向けですが、第二新卒のサポートにも積極的で、キャリアアップの相談にも乗ってもらえます。
経験を活かした年収アップの転職に強いので、第二新卒でも、即戦力になれるスキル・経験がある方は必ず使っておきましょう。
求人数 | 約60,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | アデコ株式会社 |
運営歴 | 1985年~ |
LHH転職エージェント公式ページ:https://jp.lhh.com
うまくいかなかった時に使うべき、第二新卒の特化型3選
まずはこれまで紹介した大手を使うべきですが、うまくいかなかった場合は、次の手段として特化型もおすすめです。
特化型なら以下の3社がおすすめで、いずれも大手企業が運営しています。
正社員経験がないフリーターやニート向けでもあるため、求人のレベルは下がりますが、これらは優良企業の求人が比較的多いと評判です。
それぞれおすすめ順に、特徴を解説していきます。
ハタラクティブ
「ハタラクティブ」は、IT業界に特化した転職サービス「レバテック」なども展開する株式会社レバレジーズの運営する転職エージェントです。
第二新卒のように20代で経歴・スキルに自信のない方のサポートに力を入れていて、未経験者向けの優良企業の求人をメインで扱っています。
短期間で内定を出すことを強みとしていて、最短で2週間で決まるケースもあるため、急いでいる人には特におすすめです。
求人数 | 約3,000件 |
対応エリア | 北海道、関東全域、中部(愛知、岐阜、静岡)、近畿️(三重、大阪、兵庫、京都)、広島、福岡 |
運営会社 | 株式会社レバレジーズ |
運営歴 | 2005年~ |
ハタラクティブ公式ページ:https://hataractive.jp/
Re就活エージェント
「Re就活エージェント」は、設立30年を超える上場企業、株式会社学情の運営する就職エージェントです。
既卒や第二新卒、フリーター・ニートなどの経歴に自信のない20代のサポートに特化していて、未経験でも入れる優良企業の紹介が受けられます。
担当者の8割以上は、自らも既卒や第二新卒の経験のある人で、実体験をもとにした親身なサポートを強みとしています。
求人数 | 約12,700件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社学情 |
運営歴 | 1977年~ |
Re就活エージェント公式ページ:https://re-katsu.jp/career/agent/
マイナビジョブ20’s
「マイナビジョブ20’s」は、業界大手のマイナビが運営する、20代の第二新卒・既卒の支援に特化したエージェントです。
先ほど紹介した「マイナビAGENT」は未経験歓迎の求人が1割以下なのに対し、こちらは7割以上と多い特徴があります。
マイナビは国内最大の就活サイトの運営で、大手・優良企業との強いパイプを持っているため、他の第二新卒特化と比べても、質の高い求人紹介が期待できます。
求人数 | 約4,600件 |
対応エリア | 東京、神奈川、名古屋、大阪、神戸 |
運営会社 | 株式会社マイナビワークス |
運営歴 | 2011年~ |
マイナビジョブ20’s公式ページ:https://mynavi-job20s.jp/
4. 第二新卒向け転職サイト|サブで使ってもいい求人サイト
まずはこれまで紹介した転職エージェントを使うべきですが、サブとしてなら求人サイトを使ってもいいでしょう。
求人サイトは、サイト上の求人を自分で調べて、応募していく転職サイトです。
登録すると、求人を調べられるだけでなく、企業からのスカウトももらえることがあります。
求人サイトは、未経験でも始められる、第二新卒でも対象になる求人が多数あります。
しかし、以下の点で転職エージェントには劣るので、余裕がある人のみサブとして使うのがおすすめです。
- 求人の量と質が落ちる
→求人数は転職エージェントに比べて少なく、人気企業の求人も少ない - 選考の難易度が上がる
→サポートが一切なく、書類選考や面接の対策は全て自力になる
使うなら「リクナビNEXT」がおすすめで、求人数は、大手サイトの中でも飛び抜けて多いです。
求人サイトなら「リクナビNEXT」一択
求人サイトなら、最大手の「リクナビNEXT」だけ使っておけば間違いありません。
総求人数は10万件以上と他サイト比べても圧倒的に多く、第二新卒が対象の求人も多数掲載されています。
あらゆる職種の未経験歓迎求人をバランスよく扱うので、まずはこれに登録して活動を進めましょう。
リクナビNEXT公式ページ:https://next.rikunabi.com/
5. 第二新卒の方こそ転職エージェントを使うべき4つの理由
求人サイトから応募するなど他の方法もあり、エージェントを使うべきか迷う方もいるかもしれません。
ただ、以下の理由で、第二新卒の方こそ、転職にはエージェントを使うべきと言えます。
- 転職でのミスマッチが起きにくい
- 選考で有利になりやすい
- 転職について1から相談できて、手続きも全てやってもらえる
- エージェントしか持っていない優良求人に応募できる
実際に使って良かったと感じる人の口コミと合わせて紹介していきます。
理由1. 転職でのミスマッチが起きにくい
転職エージェントを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。
求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。
エージェントは、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。
- 職場の雰囲気はどうか、現場のリーダーはどんな人柄か
- 休みのとりやすさ、サービス残業の実態はどうか
- 直近でどれだけ人が辞めているか
現場に通って職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。
第二新卒が対象になる未経験歓迎の募集を出す企業は、誰でもいいから早く人が欲しい人手不足の企業も多いです。
採用に苦労していて、とにかく人が欲しいあまり、面接でも肝心なデメリットを教えてくれない企業もあるのが現実です。
いざ働き始めてから、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。
- 「実はきついノルマがあり、達成しないとまともに稼げない」
- 「サービス残業が当たり前の社風」
- 「雑用ばかりで、スキルが全然身につかない」
エージェントはこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、転職の失敗を防げるようになります。
なぜここまでしてくれるの?
エージェントは、転職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはエージェントにとっても損になるからです。
転職エージェントは、企業にあなたを紹介することで、企業から紹介料を受け取るビジネスです。
この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、企業に返金するルールがあります。
あなたにすぐに辞められると、転職エージェントは紹介料が手に入らず、大損になるのです。
長く続けられる職場に転職してもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。
理由2. 選考で有利になりやすい
エージェントが、過去の応募者が面接で聞かれた質問のリストを共有してくれました。
特に“データ分析の活用経験”が問われると知り、具体的なエピソードを準備。
本番でも聞かれ、スムーズに答えられました。
転職エージェントは転職のプロで、第二新卒のように職歴が浅い人の場合、何をアピールすれば内定が出やすいかを知り尽くしています。
実績が豊富な大手はこうしたノウハウに特に強く、前職の経験の中から、あなたのアピールポイントをたくさん見つけてくれます。
エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。
また、馴染みのエージェントの紹介だと企業側も安心することが多く、エージェントを使うだけで個別に応募するよりも選考で有利になるのは間違いありません。
一人で戦うしかない新卒の就活と比べても有利になるため、エージェントを使うことで「新卒時代には狙えなかった大手企業に入れた」という第二新卒の方も多いです。
理由3. 転職について1から相談できて、手続きも全てやってもらえる
初めての転職で何から手をつければいいか分かりませんでしたが、エージェントが履歴書の書き方や面接対策まで手厚くサポートしてくれました。
おかげで不安なく進められました。
第二新卒は初めての転職で、転職活動に不慣れな方が多いですが、そういった方にこそ転職エージェントはおすすめです。
何をすべきか、転職先はどう決めるべきかなど、1から相談できて、プロの視点でアドバイスがもらえるからです。
また、転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。
- キャリアの相談
- 求人の紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 面接や入社の日程調整
- 年収交渉
自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。
特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。
転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。
理由4. エージェントしか持っていない優良求人に応募できる
福利厚生が充実した大手メーカーの求人を紹介してもらいました。
住宅手当や家族手当など、条件がとても良く、安定して働ける職場に出会えて大満足です。
非公開の求人だったみたいで、エージェントを通して本当に良かったと思います。
大手転職エージェントは、新卒向けのサービスも運営したり、普段は新卒しか取らない人気企業ともパイプがあります。
そのため、急きょ以下の理由で出たレアな人気企業の求人を紹介してもらえることもあります。
- 「予定通りに新卒がとれず、補充が必要になった」
- 「新規事業に向けて、若手を増やしたい」
これらの求人は、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。
転職エージェントを使えは、求人サイトにはないこれらの高品質な”非公開求人”にも応募ができます。
デメリットは使い方次第で解消できる
転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。
- ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
→実績のある大手だけを使う
→3社以上使い、ハズレの担当がついたエージェントの利用をやめる - ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
→第二新卒のサポートに強いエージェントを選ぶ
また、第二新卒が就職に使える他のサービスと転職エージェントを比べた結果は以下の通りです。
サポート | 求人の質・量 | 選考の有利さ | |
転職エージェント | ◎ 相談〜内定後の交渉まで |
◎ 良質な非公開求人、数多い |
◎ 選考対策・プッシュあり |
求人サイト | × 自分でやる |
◯ 公開求人、数多い |
× 自力で頑張る |
ハローワーク | △ 求人の紹介 |
△ 数は多いが低品質 |
△ 簡単な選考対策のみ |
全てにおいて優れているのは転職エージェントだけでした。
そのため、第二新卒の方は必ず転職エージェントを使っておきましょう。
転職エージェントの利用の流れは?
大まかな流れは以下の通りです。
- ネットから申し込み
- エージェントと面談(対面かWEB、電話)
- 求人紹介を受ける
- 企業に応募
- 面接
- 内定
最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、就職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。
面談は、どのエージェントも現在はオンラインや電話で行うケースが多いです。
申し込みから内定まで、トータルで3ヶ月はかかるケースが多いため、余裕を持って早めに申し込みをしておきましょう。
スカウトサービスは別物なので注意
近年以下のようなスカウトサービスがCMなどで有名で、転職エージェントとまとめて紹介されることも多いです。
スカウトサービスは、職務経歴書を登録し、企業や、ヘッドハンターからのスカウトを待つタイプの転職サービスです。
しかし、これらは転職エージェントとは別物なので注意しましょう。具体的には以下の点で違っています。
転職エージェント | スカウトサービス | |
手続きのサポート | ◎全て受けられる 必ず担当がついて動いてくれる |
△受けられないことが多い 担当はつかず、企業からのスカウトなら全部自分でやる必要あり |
転職時期の希望 | ◎ある程度通る 目標に合わせて担当が動いてくれ、自分からも動ける |
△通りにくい スカウトが来なければ、いつまでも決まらない |
対象 | ◎ほぼ全ての転職者 | △年収800万~のハイクラスがメイン |
積極的に応募するなど、自分からも動ける転職エージェントと違い、スカウトサービスは受け身でスカウトを待つ形になります。
これだけに頼ると、「スカウトが来ずにいつまでも決まらない」となる恐れがあるため、まずは転職エージェントを使っておきましょう。
そもそも、スカウトサービスは年収800万以上の利用者向けで、年収300~500万円が多い第二新卒の方には向きません。
6. その他、第二新卒におすすめの転職サイトと活用法
これまで紹介したタイプ以外で、第二新卒の方におすすめの以下の転職サイトと、活用方法を解説していきます。
ただ、いずれも求人探しに使えるメインのサービスではないので、機能に魅力を感じた方のみサブとして使いましょう。
6-1. 社員の評判がわかる「転職会議」
「転職会議」は、元社員の評判が見られる口コミサイトで、求人票には載らない、以下のような口コミをたくさん見ることができます。
- 管理職がいつまでも残っていて、帰りにくい雰囲気がある
- 正当に評価されず、優秀な若手ほど辞めていく
- 部署内の雰囲気はいいが、他部署とは険悪で、やり合うことも多い
どれも退職した人の口コミでネガティブ寄りの意見が多く、うのみにするべきではありませんが、応募や入社を決める際の参考にはなります。
また、「面接でどんなことを聞かれた」といった選考に関する口コミも確認できるため、選考対策にも使うことができます。
同じような口コミサイトは以下のように複数ありますが、選考に関する口コミが見られるのは「転職会議」だけです。
そのため、まずは「転職会議」で情報収集することをおすすめします。
転職会議公式ページ:https://jobtalk.jp/
6-2. 自分の強みがわかる「グッドポイント診断」
「グッドポイント診断」は、質問に答えるだけで、選考でアピールできる強みがわかる、業界大手のリクルートが出す無料の診断ツールです。
書類選考や面接では、自分の強みは何かを必ず聞かれますが、即答できる人は少なく、ここで止まってしまう人も多いです。
グッドポイント診断を使えば、簡単な質問に答えるだけで、以下のような自分の強みを5つ知ることができます。
- 継続力、挑戦心、現実思考、慎重性、独創性、柔軟性、慎重性、受容力、高揚性、社交性
これらに、アルバイトの経験などからマッチしたエピソードを加えて広げていくことで、迷わず自己PRが作れるようになります。
診断された強み | 継続力(長期間コツコツ努力できる) |
自己PR (強み+具体的なエピソード) |
私の強みは、仕事に必要な知識について学び続ける継続力があることです。 洋食レストランのホールのアルバイトをしていましたが、ワインの知識がなく、最初はお客様の質問に答えられないことが多くありました。 ワインについて勉強しようと、時間外にワインセラーのワインのリストを自分で作ったり、ソムリエの資格のある先輩に付いて接客内容をメモしたりといった努力を重ねました。 その結果、1年後にはお客様におすすめのワインを紹介できるまでになり、ワインの売り上げアップにも貢献することができました。 |
自分の強みは何か、客観的に確認できるため、PRする内容がまとまっていない方は必ず使っておきましょう。
グッドポイント診断公式ページ:https://next.rikunabi.com/goodpoint/
質問は全部で293問あり、回答には20分程かかります。
今できない方は上記から会員登録だけした上で、時間のある時に余裕をもって使いましょう。
7. 第二新卒の転職についてよくある質問
最後に、第二新卒の転職についてよくある以下の質問に回答していきます。
- 第二新卒の女性におすすめの転職サイトは?
- 第二新卒の転職は難しい?
- 第二新卒でも大手企業に転職できる?
- 第二新卒の採用面接のポイントは?
- 第二新卒が未経験から始めやすい職種は?
- 第二新卒が転職で高収入を目指すには?
7-1. 第二新卒の女性におすすめの転職サイトは?
女性の場合も、以下の大手転職エージェントがおすすめです。
上記のエージェントなら、女性の担当も多く、出産や家庭との両立など、女性特有の事情も踏まえた転職のサポートが受けられます。
しいて言うと「type転職エージェント」は中でも女性の転職に強くて有名なため、必ず使っておきましょう。
女性の担当に対応してもらいたければ、登録時に、備考欄に下記を書いておきましょう。
女性ならではのキャリアの相談がしたいため、女性のご担当者様をつけていただけるよう、お願いします。
7-2. 第二新卒の転職は難しい?
難しくはなく、以下の理由でむしろ有利です。
- 人柄や熱意が重視され、経験やスキルがなくても採用されやすい
- まだ若いので、未経験の仕事につきやすい
以下は、大手転職エージェントが、大手から中小まで391社にアンケートをとった結果です。
引用:LHH転職エージェント
約半数が「第二新卒を採用したことがある」と回答していて、実際に採用している企業も多いです。
7-3. 第二新卒でも大手企業に転職できる?
第二新卒の採用に積極的な大手企業も多く、転職は可能です。
実際に「doda」の求人データでも、約13万件の「第二新卒歓迎」の求人のうち、約三分の一が従業員1,000人以上の大手企業の求人でした。
当ページで紹介している以下のエージェントなら、大手企業のパイプも強く、紹介が受けられる可能性が高いです。
7-4. 第二新卒の採用面接のポイントは?
第二新卒の転職では、以下を面接官に伝えることが特に重要です。
- 前向きな転職であること
- 長く活躍できる人材であること
第二新卒は前職を短期で辞めているため、面接官は、「またすぐ辞めるのでは?」という不安を必ず感じています。
これらをアピールすることで、長く活躍する、すぐには辞めない人材と印象付けることができます。
ポイントごとの、伝え方は以下の通りです。
伝えるべきポイント | 伝え方 |
前向きな転職であること | ・退職理由は、ポジティブな内容を伝える。 ・今の仕事をする中で「成長が難しいと感じた」、「もっとこんな仕事がしたいと気づいた」のような回答が望ましい。 ・上司と合わなかった、残業が多かったのような、マイナスなだけの理由はNG(なんでも周りのせいにする性格で、また同じように辞めそうと思われてしまう) |
長く活躍できる人材であること | ・志望動機は、退職理由につなげて、一貫性を持たせた回答をする。 ・「成長が難しいと感じた」という理由の転職なら、「〇〇の理由で御社なら成長できる」のように伝える。 ・こうすることで、「マッチした人材だからすぐ辞めない」というアピールになる。 |
7-5. 第二新卒が未経験から始めやすい職種は?
第二新卒が未経験でも転職がしやすい職種は、以下の通りです。
始めやすい理由 | |
営業職 | 実績やスキルよりも、コミュニケーション能力や人間性が特に採用で重視される |
ITエンジニア | ・業界全体の成長に人手が追いつかず、人手不足の会社が多いため比較的入りやすい ・未経験者向けの研修制度が充実した会社も多い |
事務職 | 特別なスキルがなくても、エクセルやワードなどの基本的な操作ができれば採用してもらえる |
7-6. 第二新卒が転職で年収アップを目指すには?
以下のように、職種を変えずに、年収の高い業界へ転職をする方法がおすすめです。
- 小売業の営業職 → IT業界の営業職への転職
- 宿泊業、レジャー業の人事部 → 不動産業界の人事部への転職
営業や人事など、同じ仕事をしていても、どの業界にいるかだけで年収は100万円以上変わってきます。
dodaの調査によると、平均年収が高い業界としては、「金融、メーカー、IT、不動産」が上がっています。
同じ職種からの転職なら経験者として選考でも有利になるため、年収にこだわる方は、エージェントにこうした業界への転職を相談してみましょう。
まとめ
第二新卒向けの転職サイトについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
第二新卒の方におすすめの転職サイトTOP5は以下の通りです。
おすすめサイト | 特徴 |
1位. doda | 第二新卒歓迎の求人数は国内トップクラスで、必ず使うべき |
2位. マイナビAGENT | 国内最大の新卒向けサイトを運営していて、20代の若手向けの優良求人が多い |
3位. type転職エージェント | 首都圏のエンジニア・営業職の求人が豊富で、女性の転職サポートにも強い |
4位. ワークポート | エンジニアや営業職のサポート実績が豊富で、全国の拠点で対面の面談が可能 |
5位. LHH転職エージェント | ハイクラス向けだが第二新卒も歓迎していて、年収アップの転職に強い |
いずれも担当がついてサポートが受けられる転職エージェントで、第二新卒の方はまずこれを使うべきです。
以下のような第二新卒の特化型は、これらで決まらなかったときの次の手段として使いましょう。
エージェントから、応募先が“チームワークを重視するが、個々の裁量は少なめ”と教えてもらいました。個人で自由に動きたい自分には合わないと思い、別の企業を紹介してもらいました。
事前に知れて助かりました。今では、本当に自分に合った環境で働けています。