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マイケルペイジは最悪?悪い評判4選と知っておくべき全注意点

「マイケルペイジは最悪?」、「悪い評判を聞いて使うのか不安」など、マイケルペイジがひどいのか気になっていませんか?

マイケルペイジには、使ったことを後悔するような悪い評判があるのは事実で、利用には注意点があります。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、マイケルペイジは本当にひどいのかについて、以下の流れで解説していきます。

全て読めば、マイケルペイジは本当に最悪なのか、どんな悪い評判があり、使うべきでないのかまでがわかり、転職エージェントで失敗することがなくなるでしょう。

著者:N.K(現役転職エージェント)
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nk
大手エージェントに勤務中の40代。

新卒ではメガバンクに入行。営業を経験した後、人事部へ異動して中途採用を担当する。

銀行の人事制度に疑問を感じ、10年目で異業種への転職を決意、大手転職エージェントに転職した。

当初は金融業界の法人営業に従事。その後も2回転職をし、これまで3社の転職エージェントを経験、その間コンサル、商社、外資などの法人も担当してきた。

匿名の「キャリアアップ」でなら、経験を活かしたありのままの裏事情を発信できるのではと思い、当サイトでライターを始めた。

目次

1. マイケルペイジは最悪?悪い評判を徹底調査

マイケルペイジ」は、外資や日系グローバル企業を目指す方を中心に、人気の高い大手転職エージェントです。

ただ、以下のように悪い評判もあるのが事実です。

  1. 案件を紹介できない人には対応が雑
  2. 希望と違う求人をすすめてくる
  3. 強引に応募させようとする
  4. 担当に当たり外れがある

まずはそれぞれの内容や、本当にそうなのかを、まとめて解説してきます。

悪い評判1. 案件を紹介できない人には対応が雑

口コミ・評判

Yさん
面談以降、音沙汰なしです。
求人を紹介してくれるでもなく何の連絡もなく、こちらから連絡しても担当者さんからは一向に返信いただけておりません。
私の経歴では紹介できる求人がないのかもしれませんが、にしても対応がどの人材紹介会社より酷いです。
履歴書などの個人情報も提出を急かすだけ急かし、その後連絡つかないとか怖すぎます。
引用:Google

上記のように、案件が紹介できないからか、連絡が来ないなど雑な対応をされたという口コミが確認できました。

雑な対応をされるのは本当?

マイケルペイジは万人向けのエージェントでなく、外資系志望のハイクラス人材を対象としています。

そのため、志望する業界の経験が浅かったり、紹介できるレベルにない人だと連絡が来なくなったり、こうした対応をされることもあります

外資系企業の募集は、経験を活かして働ける即戦力採用がほとんどで、職歴やスキルを特に重視されます。

担当者はこれらが十分にある、内定の可能性の高い人に絞ってサポートしたい本音があり、紹介できないレベルとみなされると放置されやすいです。

ただ、このように案件を紹介できない人にドライな対応になるのは、他の外資系、ハイクラスを対象とした転職エージェントも変わりません。

悪い評判2. 希望と違う求人をすすめてくる

口コミ・評判

Nさん
マイケルペイジとロバートウォルターズ嫌い 転職したいときにこちらの要望と全く違う仕事紹介してくる それか、音沙汰なく一切紹介してこないし 数年後に平気で電話メール来るんだよね お前のノルマ足りてねえからリーチアウトしてるだけだろ糞が 連絡してほしいときにないのに いらないときに来る
引用:Twitter

口コミ・評判

Eさん
私が筋トレしている時に人材紹介会社 #マイケルペイジ の担当者がアポなしで電話して来て一方的に #アウディ のPRポジションの案件を紹介してくるから参った 「私が外にいる」「自動車業界に興味ない」って分かった上での対応だから仕事できない方なんだろうなと…
引用:Twitter

転職エージェントでは、希望の条件を伝えた上で、それに合った求人紹介が受けられます。

しかしマイケルペイジでは、上記のように伝えた希望と違う求人がをすすめられたという声が確認できました。

希望と違う求人紹介があるのは本当?

どの転職エージェントでも一定数こうした紹介をする担当はいて、マイケルペイジでも実際こうした目に遭う場合はあります。

紹介が的外れになる場合は、担当者があなたの希望よりも内定の出やすさを優先して求人紹介をしている可能性が高いです。

内定の出やすい求人とは、不人気ですぐに人が辞める求人のことですが、簡単に決まるため、担当者には売り上げにつながりやすいメリットがあります。

転職エージェントは、あなたが転職することで、企業から紹介料がもらえるビジネスです。

転職の決定数が社内での評価や、ボーナスの金額を決めるため、なんでもいいから決めようとするハズレの担当も一部いるのが現実です。

悪い評判3. 強引に応募させようとする

口コミ・評判

Rさん

紹介方法が強引で、こちらが応募すると明言してないのに面接日程組まれた。
おそらく、インセンティブのために無理やり応募したことにしているのだと思う。ビッグモーターとやり口が同じ。最悪。

引用:Google

転職エージェントでは、紹介された求人に必ず応募する必要はなく、利用者が気に入ったものを選んで応募していくのが普通です。

しかし、マイケルペイジでは、希望を無視して、紹介する求人への応募をごり押しされたという口コミが確認できました。

強引に応募させるのは本当?

これは他の転職エージェントも変わりませんが、このように強引な担当に当たる可能性はあります。

担当者は、転職決定数だけでなく、会社から応募社数のノルマも設定されているケースがよくあります。

決定数が少ない社員だと、「せめて応募社数だけでもあげて上司にアピールしないと」と考え、こうした強引な対応をとる場合があります。

悪い評判4. 担当に当たり外れがある

口コミ・評判

Hさん
担当者に当たり外れがあるそうなので、良い方に当たれば違うのかもしれませんが、基本的には面談後、全く働いてくれない。私の経歴が彼らの気に食わないからかもしれませんが、1時間面談の時間を取らせておいて、紹介してくれた求人は1件だけ。しかも急募で、おそらく皆から弾かれたあまり物。こちらの要望が全く反映されていない内容でした。
面談から1週間くらいは、ちらほら別の方から求人の案内が来ますが、連絡が途中で途絶えたりと、対応がいいかげんすぎる。
引用:Googleより抜粋
上記のように、マイケルペイジでは、担当者の当たり外れがあるという評判が確認できました。

当たり外れがあるのは本当?

口コミがある以上、こうした傾向があるのは確かですが、これはどの転職エージェントも変わりません。

転職エージェントは、同じ業者でも担当者によって経験や能力が違い、以下の対応は全く変わります。

  • あなたの希望を理解した上で、合った求人を紹介してくれるか
  • 業界知識をもとに、いいアドバイスをしてくれるか
  • ミスなく必要な連絡や手続きをしてくれるか

そのため、このようにハズレの担当者にあたって、一部不満を持つ人もいます。

マイケルペイジでは、東京のオフィスに電話やメールで問い合わせれば、担当変更ができる場合もあります。

求人ごとの担当が決まっている仕組み上、簡単に変えられない場合もありますが、要望は出せるため、気に入らない場合は遠慮なく問い合わせをしましょう。

2. マイケルペイジは使うべきでない?良い評判も検証

以上の悪い評判がある一方、マイケルペイジには以下の良い評判もあります。

  • 他社にはない外資の優良案件が充実
  • 担当者の専門性が高く、マッチした求人だけを紹介してくれる
  • スピーディーに内定が決まりやすい

良い評判1. 他社にはない外資の優良案件が充実

口コミ・評判

Hさん(30代、営業)
他のエージェントも一緒に使いましたが、マイケルペイジは特に案件の質が高かったです。
私の経歴でもこんな可能性があるのかと、嬉しくなるような外資の求人をたくさん紹介してもらえました。

口コミ・評判

Dさん(30代、アプリケーションエンジニア)
バイリンガルで、外資勤務を希望していました。
担当者は少し雑なところがあり、不満もありましたが、求人案件だけは大手のいいものばかりで、使って良かったと思っています。

マイケルペイジ」を利用した方からは、他社にはない、外資の優良案件を紹介してもらえたという声が非常に多いです。

取引のある企業の8割は外資系企業で、実際に外資ならではの高収入な求人ばかりを取り揃えています。

IT、製薬、ヘルスケア業界をはじめとした、あらゆる外資系求人が充実しているため、外資への転職には外せない一社です。

40年かけて作った海外企業とのパイプがある

マイケルペイジは、日本以外にも、イギリスをはじめとして世界30カ国以上に拠点を持っていて、各地で人材紹介を行っています。

1976年の設立の歴史あるエージェントで、世界各国の企業と長年の採用サポートを通じて強いパイプを持っています。

海外の本社の採用を担当した縁で、そのまま日本法人の採用も任されることがよくあり、他社には出回らない独自の外資案件も豊富に持っているのは確かです。

ただ、マイケルペイジの日本の拠点は、東京にのみあり、求人もその周辺がほとんどです。

その他エリアの方は、サポート自体受けるのは難しいので、以下のように全国対応の他の外資に強いエージェントを選びましょう。

良い評判2. 担当者の専門性が高く、マッチした求人だけを紹介してくれる

口コミ・評判

Kさん(30代、ITコンサルタント)
ややニッチなジャンルの仕事をしていて、経験が活かせるか不安でした。
でも、担当の方が詳しくて、しっかりマッチした求人ばかりをご紹介いただき、驚きました。

口コミ・評判

Oさん(20代、WEBマーケティング)
キャリアについての相談にじっくりのっていただき、勉強になることが多かったです。
いくつもエージェントを使いましたが、こんなに私の仕事について深い相談ができたのはマイケルペイジさんだけです。
私の志望する条件の理解度も高くて、理想の求人をたくさん紹介してもらえました。

マイケルペイジ」では、担当者に、正確にマッチした企業を紹介してもらえたという声が多いです。

担当の業界や職種の転職事情に詳しく、キャリアについての深い相談ができたという評判も上がっています。

転職エージェントでは、業界の素人で、システムで打ち出した求人を機械的に紹介するだけの担当も多いですが、マイケルペイジではそういったことはありません。

専門分野ごとにチームが組まれ、ノウハウが社内で共有されている

マイケルペイジは外資系のエージェントで、個人主義が強いと思われがちですが、チームワークを重視する社風で有名です。

社内では、以下のように、専門分野ごとのチームが10以上組まれています。

  • 経理・財務
  • エンジニア
  • 医療・ヘルスケア
  • マーケティング
  • 不動産

担当はそれぞれの最新の転職事情を社内で共有し合っていて、それが担当の専門性や的確なマッチングにつながっています。

また、これは以前社員から聞いた内容ですが、外資系では珍しく、転職決定によるインセンティブが少なく、固定給が大きい傾向で、決定数よりサポートの質を重視する文化があるようです。

それゆえ、一部悪い口コミもありますが、とにかく決めようと、的外れなものも含めてあれこれ紹介されるケースも少ないと考えられます。

良い評判3. スピーディーに内定が決まりやすい

口コミ・評判

Uさん(40代、経理)
登録してから1ヶ月と短期間で内定を決めることができました。
担当の方がスピーディーに動いてくれて、そのおかげかなと思っています。

口コミ・評判

Sさん(20代、社内SE)
案件の紹介から面接までがあっという間で、スムーズに活動を進められました。
他の大手転職エージェントも使いましたが、マイケルペイジは手続きが段違いにスムーズでした。

マイケルペイジ」では、活動を初めて1ヶ月など、スピーディーに内定が決まったという方の声が多いです。

外資系企業ならではの意思決定の速さもあり、担当一人ひとりの対応スピードも速いと評判です。

急ぎで転職を決めたい方には、うってつけのエージェントと言えます。

一人が転職者と企業の両方を担当するので、スムーズに進みやすい

一般的な転職エージェントでは、あなた専任の担当がついて聞き取りを行い、その条件にあった求人を企業担当が紹介する流れになります。

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しかし、マイケルペイジでは専任担当はつかず、企業ごとに一人の担当が間に入ってサポートを行います。

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一人があなたと企業の両方とやり取りをすることになり、それぞれに担当がつく場合に比べて話がスムーズに進みやすいです。

これは、JACリクルートメントや、ロバート・ウォルターズなど、外資系に特化したエージェント全てに共通する特徴です。

マイケルペイジは大手で担当のハズレは少ない

マイケルペイジ」の悪い評判は、一部のハズレの担当に当たった場合のものが多いですが、実際にはこうしたケースはごく一部です。

マイケルペイジは20年以上の運営実績のある業界大手で、担当者のハズレは少ないです。

業界経験者としての体感ですが、設立まもない中小エージェントだと4~5割がハズレなのに対し、大手は共通して1割程度と、ハズレが少ないです。

大手の方が、中小に比べてハズレの担当者が少なくなる理由としては、以下があげられます。

  • 大手エージェントには、基本優秀な人しか採用されない
  • 気軽に担当変更ができる窓口がある

理由1. 大手エージェントには、基本優秀な人しか採用されない

まず、大手エージェントは就職先としての人気が高いこともあり、採用のハードルが高く、常識的で優秀な人間しか基本採用されません。

新設のエージェントは会社自体も小さく、不人気で採用のハードルも低いことから、どうしても人材の質は大手より悪くなります。

理由2. 気軽に担当変更ができる窓口がある

マイケルペイジのような大手エージェントは、公式の問い合わせ窓口から、担当者を通さず簡単に担当変更が申請できます。

変更ばかりされていては実績も上げられず、社内の評価も下がるため、大手の担当はこれを恐れて対応を良くします。

中小エージェントでは、職員自体が少なく担当変更が難しいケースもあり、やりたい放題になる担当が多くなりがちです。

危険な裏事情:近年ひどい転職エージェントが急増している

下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。

引用:厚生労働省ホームページ

これには、資格さえあれば、インターネットを使って簡単にエージェント業を始められるようになった背景があります。

設立まもない中小エージェントは、優良企業とのコネもなく、常に出回っているようなブラック求人しか持っていないケースが多いです。

また、こうした新設の中小エージェントには、以下のようなひどい担当者が多い特徴もあります。

  • 自分や会社の実績作りに必死で、しつこく急かしたり嫌な対応をする
  • 手持ちの少ない求人から内定を出そうと、希望と違う求人も押し付けてくる

こうしたエージェントと比べると、マイケルペイジは担当のハズレが少なく、むしろ積極的に使うべきエージェントと言えます。

3. マイケルペイジはこんな人におすすめ

悪い評判はあるものの、ここまでを踏まえると、マイケルペイジは、東京で外資系企業への転職を考えている方は必ず使うべき転職エージェントと言えます。

世界で40年以上採用サポートをしてきた大手で、多くの外資系企業とのパイプを持ち、外資の転職サポートには強くおすすめです。

マイケルペイジ公式

https://www.michaelpage.co.jp/

他の大手と比べたマイケルペイジの特徴

同じく20年以上の実績があり、外資転職にも対応した大手エージェントとマイケルペイジを比較したのが以下の表です。

マイケルペイジ」は、対象エリアは限られますが、英語力がある人向けの外資系求人に強い特徴があります。

-スマホの方は左右にスクロールが可能です-

外資求人の特徴
強いジャンル 対応エリア
求人数 内容
マイケルペイジ ★★★★☆
多い
ビジネスレベルの英語力必須がメイン 外資系・日系グローバル企業 主に東京
JACリクルートメント ★★★★★
かなり多い
年収800万円~がメイン 外資などハイクラス全般 全国
LHH転職エージェント ★★★★★
かなり多い
年収800万円~がメイン 外資などハイクラス全般 全国
ランスタッド ★★★★☆
多い
年収800万円~がメイン 外資などハイクラス全般 全国
ロバート・ウォルターズ ★★★☆☆
普通
ビジネスレベルの英語力必須がメイン 外資系・日系グローバル企業 東京・大阪
リクルートエージェント ★★★★☆
多い
幅広く対応 あらゆる業界職種 全国
doda ★★★★☆
多い
幅広く対応 あらゆる業界職種 全国

この中で、同じタイプの外資求人に強いエージェントとしては、以下があげられます。

マイケルペイジを使う際は、必ずこれらも併用しておきましょう。

この点も含めて、次の章からマイケルペイジの利用の注意点を解説していきます。

4. マイケルペイジを使う際の3つの注意点

マイケルペイジ」は実績のある大手で、失敗することは少ないですが、利用にあたっては以下の点に注意しましょう。

  • マイケルペイジだけの利用では不十分
  • 東京以外の方、英語ができない方には他社がおすすめ
  • 未経験からの転職には向かない

注意点1. マイケルペイジだけの利用では不十分

マイケルペイジは外資系志望の方におすすめですが、以下の理由で単体での利用はおすすめしません。

  • マイケルペイジとパイプのある企業しか紹介されない
  • 担当者の比較ができない

まず、大手エージェントでもそれぞれパイプの強い企業が違います。例えば、マイケルペイジにだけ紹介を頼む会社もあれば、JACにしか頼まない会社もあるということです。

求人の選択肢が大幅に増えるため、少なくとも2社は併用しておきましょう。

また、1社に絞ると、ハズレの担当者にあたっても、比較ができずにイマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

他のエージェントも一緒に使うことで、比較していい担当者かの見極めができるようになります。

複数社登録

併用におすすめの転職エージェント

マイケルペイジとの併用におすすめなのは、同じく外資転職に強い以下のエージェントです。

おすすめエージェント 特徴
JACリクルートメント 外資系、ハイクラスの転職では真っ先に名前が上がる老舗で、利用必須
LHH転職エージェント 世界60カ国で人材サービスを展開するアデコグールプの運営で、外資系企業との強いパイプあり
ランスタッド 人材業界で世界トップの売り上げを誇り、外資系企業との強いパイプあり
ロバート・ウォルターズ バイリンガルの転職に特化したイギリス生まれのエージェント

いずれも海外で30年以上の運営実績を誇る大手で、外資系企業とは強いパイプを持っています。

中でも、「JACリクルートメント」、「LHH転職エージェント」は、大手の有名外資系企業の案件が非常に多いので、必ず使っておきましょう。

注意点2. 東京以外の方、英語ができない方には他社がおすすめ

外資系希望でも、以下に当てはまる方には、マイケルペイジは向きません。

  • 東京以外の勤務希望の方:求人がほとんどないため
  • 英語力に自信がない方:担当者の4割が外国人で、全文英語の求人も多いため

こうした方は、全国対応で、日本人の担当者も多い以下の大手エージェントを使いましょう。

注意点3. 未経験からの転職には向かない

外資系企業の募集は、経験を活かして働ける人向けの、即戦力採用の求人がほとんどです。

そのため、マイケルペイジ以外も含めた、外資系に強いエージェントは経験者向けの求人が多く、未経験からの転職には使えません。

申し込んでも、サポート自体を断られる可能性が高いです。

未経験の職種を考えている方は、外資系以外も含め、幅広い転職に対応した以下の大手エージェントを選びましょう。

少ないですが、未経験でも応募できる外資系の求人も扱っていて、こうした方でも積極的なサポートが受けられます。

5. マイケルペイジを最大限活用するためにすべきこと

ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、マイケルペイジの利用で意識すべき以下のポイントを解説していきます。

  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

5-1. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でエージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

5-2. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

5-3. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

マイケルペイジ以外の転職エージェントも一緒に使う場合は、その点を隠さず担当者に伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

5-4. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、担当者にコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、担当者はこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前が担当の目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

5-5. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

マイケルペイジは大手の優良エージェントですが、中には仕事のできない担当者も存在します。

そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか利用自体を止めましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、マイケルペイジ自体の利用をやめましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、公式のメールアドレス(enquiries@michaelpage.co.jp)に、以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

あなた専任の担当はつかず、求人ごとに担当が変わるという仕組みから、変更が難しい場合もあります。

ただ、同じ業界に詳しい別の担当をつけてくれる場合もあるため、試しに上記のメールを送ってみましょう。

同じ内容を、以下から電話で直接伝える方法でも構いません。

  • マイケル・ペイジ・ジャパン(東京):03-5733-7166

マイケルペイジ自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

マイケルペイジ自体の利用をやめる場合は、担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

マイケルペイジ 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

5-6. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

担当者は応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

  • 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
  • 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、担当者にとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

(参考)ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

5-7. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

担当者に対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、サポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

5-8. 最低限のマナーは守る

担当者とのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、担当者に対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

6. マイケルペイジについてよくある質問

6-1.マイケルペイジの利用の流れは?

マイケルペイジの利用の流れは以下のとおりです。

  1. 公式(https://www.michaelpage.co.jp/)からマイページ登録
  2. 職務経歴書を提出し、コンサルタントと面談(対面か電話)
  3. 紹介できる求人があれば、各企業の担当から連絡がくる
  4. 気に入った求人があれば応募する
  5. 選考対策を受け、面接に進む
  6. 入社決定

専任の担当1人が求人紹介をするパターンが多いですが、マイケルペイジでは、経歴的にマッチした求人を持つ担当が次々声をかけてくることになります。

マッチした求人がないと、全く連絡が来ない場合もあります。その場合は他社エージェントを活用しましょう。

面談方法は対面か電話から選べますが、以下の拠点が近い方は、そこで対面で受けることができます。

  • マイケル・ペイジ・ジャパン:東京都港区虎ノ門 4-3-13 ヒューリック神谷町ビル6F(東京メトロ日比谷線神谷町駅徒歩1分)

6-2. すぐに転職する気がなくても使ってもいい?

転職すべきかの相談から入る方も多く、使っても問題ありません。

一方、すぐの転職は考えていない方は、まず以下のようなスカウトサービスにだけ登録し、様子を見る方法もおすすめです。

これらは経歴やスキルを登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つサービスで、マイケルペイジと同じく、主に高年収の方を対象としています。

登録するとあなたの経歴やスキルに見合ったスカウトが来るようになり、自分の市場価値や、転職先のイメージがしやすくなります。

ただ、以下の理由で、「具体的に転職を進めたい」となった際は必ずマイケルペイジのような転職エージェントを活用しましょう。

  • スカウトだけに頼ると、いつまでもスカウトが来ずに決まらないこともある
  • 企業とのやりとりなど全てやってもらえて、一人で動くより圧倒的に手間が減る
  • 応募書類の添削や面接対策が受けられて、選考で有利になりやすい

まとめ

マイケルペイジは最悪なのかについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

マイケルペイジには一部悪い評判があるのは事実ですが、実際には満足できている人が多く、東京で外資系企業への転職を考えている方は必ず使うべき転職エージェントと言えます。

求人の選択肢が増え、担当の比較もできるため、利用にあたっては、同じく外資転職に強い以下の大手エージェントも併用しておきましょう。

マイケルペイジ公式

https://www.michaelpage.co.jp/

あなたが転職エージェントを使いこなし、転職成功に役立てていただけることを心から祈っています。