ロバート・ウォルターズはひどい?悪い評判4選と知っておくべき全注意点
「ロバート・ウォルターズがひどいって本当?」、「悪い評判を聞いて使うのか不安」など、ロバート・ウォルターズがひどいのか気になっていませんか?
ロバート・ウォルターズには、使ったことを後悔するような悪い評判があるのは事実で、利用には注意点があります。
このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、ロバート・ウォルターズは本当にひどいのかについて、以下の流れで解説していきます。
- ロバート・ウォルターズはひどい?悪い評判を徹底調査
- ロバート・ウォルターズは使うべきでない?良い評判も検証
- ロバート・ウォルターズはこんな人におすすめ
- ロバート・ウォルターズを使う際の3つの注意点
- ロバート・ウォルターズを最大限活用するためにすべきこと
- ロバート・ウォルターズについてよくある質問
全て読めば、ロバート・ウォルターズは本当にひどいのか、どんな悪い評判があり、使うべきでないのかまでがわかり、転職エージェントで失敗することがなくなるでしょう。
著者:N.K(現役転職エージェント)
1. ロバート・ウォルターズはひどい?悪い評判を徹底調査
「ロバート・ウォルターズ」は、外資や日系グローバル企業を目指す方を中心に、人気の高い大手転職エージェントです。
ただ、以下のように悪い評判もあるのが事実です。
- 英語ができる前提で連絡してくる
- 希望と違う求人をすすめられた
- 案件を紹介できない人には対応が雑
- 担当に当たり外れがある
まずはそれぞれの内容や、本当にそうなのかを、まとめて解説してきます。
悪い評判1. 英語ができる前提で連絡してくる
英語ができない旨を伝えて断ろうとしたのに、英語を使わない求人もあるから安心してほしいと言われる。だが、そのあと沙汰なし。
相手のミスを汲んで、こちらから断ったのに、表面だけ飾ろうとする。
まあどのエージェントにも言えますが、最後は担当者次第ですね。
こちらを使う方は担当に不満があれば変えてもらいましょう。
ロバート・ウォルターズでは、登録すると、紹介できそうな求人を持つ担当が、次々声をかけてくることになります。
その際、英語で連絡してきたり、英語ができる前提で求人紹介をされるなどして、戸惑ったという声が複数確認できました。
英語で連絡してくるのは本当?
ロバート・ウォルターズは、担当者の半分が外国人で、日本語ができないスタッフも多く、急に英語で連絡してくるケースがあるは事実です。
また、外資転職を専門としていることもあり、求人も英語で書かれていたり、英語ができることが前提のものが多いです。
そのため、英語ができない方でも、急にバイリンガル向けの求人を紹介されることもありえます。
ロバート・ウォルターズは、ビジネスレベルの英語力がある人向けで、その他の方は、満足に使えない可能性が高いです。
外資系志望でも、英語にそこまで自信がない方は、他の外資に強いエージェントを選びましょう。
これらも外資に強いですが、同じような評判は少なく、普通に日本人に対応してもらえるケースが多いです。
悪い評判2. 希望と違う求人をすすめられた
こちらが言っている条件と違う求人をひたすら勧めてくる(都内って言ってるのに静岡とか)
いくら応募してもなんのサポートもなかったです。
全く寄り添わないサービスなのに、ノルマ達成できないであろう時期には「お仕事お探しではないですか?」と連絡が来る。あなたたちが斡旋しないから、もう他社で仕事見つけました。個人情報の消去をお願いしたら、メールを無視されました。再度連絡したら一切謝罪もなく、驚きました。
不愉快なので人には勧めたくありません。
転職エージェントでは、希望の条件を伝えた上で、それに合った求人紹介が受けられます。
しかしロバート・ウォルターズでは、上記のように伝えた希望と違う求人がをすすめられたという声が確認できました。
希望と違う求人紹介があるのは本当?
どの転職エージェントでも一定数こうした紹介をする担当はいて、ロバート・ウォルターズでも実際こうした目に遭う場合はあります。
紹介が的外れになる場合は、担当者があなたの希望よりも内定の出やすさを優先して求人紹介をしている可能性が高いです。
内定の出やすい求人とは、不人気ですぐに人が辞める求人のことですが、簡単に決まるため、担当者には売り上げにつながりやすいメリットがあります。
転職エージェントは、あなたが転職することで、企業から紹介料がもらえるビジネスです。
転職の決定数が社内での評価や、ボーナスの金額を決めるため、なんでもいいから決めようとするハズレの担当も一部いるのが現実です。
悪い評判3. 案件を紹介できない人には対応が雑
他の人もおっしゃっていましたが、
連絡が来ない、音信不通は当たり前。
人を商売道具としか見ていない
(紹介できる案件がない候補者は雑な扱い)
人を大切にしないから社員の首切りも当たり前。
(3ヶ月で目標達さないとクビ、外資だからなのかもしれないが、、)
日本では需要ない気がする、日本では人を大切にできる人材紹介会社が残ると思う。
上記のように、案件が紹介できないからか、連絡が来ないなど雑な対応をされたという口コミが確認できました。
雑な対応をされるのは本当?
ロバート・ウォルターズは万人向けのエージェントでなく、外資系志望のハイクラス人材を対象としています。
そのため、志望する業界の経験が浅かったり、紹介できるレベルにない人だと連絡が来なくなったり、こうした対応をされることもあります。
外資系企業の募集は、経験を活かして働ける即戦力採用がほとんどで、職歴やスキルを特に重視されます。
担当者はこれらが十分にある、内定の可能性の高い人に絞ってサポートしたい本音があり、紹介できないレベルとみなされると放置されやすいです。
このように案件を紹介できない人にドライな対応になるのは、他の外資系、ハイクラスを対象とした転職エージェントも変わりません。
ただ、ロバート・ウォルターズは、そもそも外資系企業で成果主義のドライな社風があり、こうした傾向が特に強いです。
また、元社員の話によると、ロバート・ウォルターズでは、年4回のボーナスが、一定の成果を出さないとゼロになるなど、特に厳しいノルマがあるようです。
担当者は他社以上に成果に追われていて、決まりそうにない人への対応が手薄になりやすいと考えられます。
悪い評判4. 担当に当たり外れがある
外国人同僚からのおすすめで登録したのだが、勤務地・
職種・年収等こちらの希望と全く異なる案件をご紹介いただくばかりで、長年登録しているものの転職には至っていない。外国人エージェントはメールへの返信率が高いが、日本人の小僧は完全無視なうえ、複数年にわたって複数回、同じ会社の同じポジションを紹介されたことすらある。←ブラック案件なのかと気になった。
打診されたポジションではないポジションで企業側と電話面接をセットされたこともある。これは面接後に判明した。
ただ、非常に有望な候補者で高額コミッションをとれそうな場合は、人転がし目的で募集側に猛プッシュしてくれると思う。勤務先にもRW経由で転職してきた人がいる。
当たり外れがあるのは本当?
口コミがある以上、こうした傾向があるのは確かですが、これはどの転職エージェントも変わりません。
転職エージェントは、同じ業者でも担当者によって経験や能力が違い、以下の対応は全く変わります。
- あなたの希望を理解した上で、合った求人を紹介してくれるか
- 業界知識をもとに、いいアドバイスをしてくれるか
- ミスなく必要な連絡や手続きをしてくれるか
そのため、このようにハズレの担当者にあたって、一部不満を持つ人もいます。
ロバート・ウォルターズでは、オフィスに電話やメールで問い合わせれば、担当変更ができる場合もあります。
- 電話
東京オフィス:03-4570-1500
大阪オフィス:06-4560-3100- メール
info@robertwalters.co.jp求人ごとの担当が決まっている仕組み上、簡単に変えられない場合もありますが、要望は出せるため、気に入らない場合は遠慮なく問い合わせをしましょう。
2. ロバート・ウォルターズは使うべきでない?良い評判も検証
以上の悪い評判がある一方、ロバート・ウォルターズには以下の良い評判もあります。
- 他社にはない外資の優良案件が充実
- 外資系の選考突破ノウハウにとにかく強い
- スピーディーに内定が決まりやすい
それぞれ実際の口コミとともに解説していきます。
良い評判1. 他社にはない外資の優良案件が充実
最終的には内定を頂けたが、モヤモヤする場面は多いので戸惑う人は少なくないと思う。
「ロバート・ウォルターズ」を利用した方からは、他社にはない、外資の優良案件を紹介してもらえたという声が非常に多いです。
外資系への転職に特化したエージェントで、実際に外資ならではの高収入な求人ばかりを取り揃えています。
メーカー、IT、金融などあらゆる業界の外資系求人が充実しているため、外資への転職には外せない一社です。
30年かけて作った海外企業とのパイプがある
ロバート・ウォルターズは、日本以外にも、イギリスをはじめとして世界30カ国以上に拠点を持っていて、各地で人材紹介を行っています。
1985年の設立の歴史あるエージェントで、世界各国の企業と長年の採用サポートを通じて強いパイプを持っています。
海外の本社の採用を担当した縁で、そのまま日本法人の採用も任されることがよくあり、他社には出回らない独自の外資案件も豊富に持っているのは確かです。
ただ、ロバート・ウォルターズは、東京、大阪の二カ所にのみオフィスを持ち、求人もその周辺のものがほとんどです。
他のエリアでの転職を考えている人には、向かないので注意しましょう。
良い評判2. 外資系の選考突破ノウハウにとにかく強い
「ロバート・ウォルターズ」では、外資系特化ならではの、質の高い選考対策が受けられたという声が多く見られます。
外資系企業の選考では、英文履歴書の作成や、英語面接など、日系企業とは違った対策が必要になります。
専門のエージェントだけあってこれらのアドバイスのレベルは高く、企業ごとの対策も、身になるものが多いとの評判が上々です。
全員外資の選考経験者だから、アドバイスが深い
ロバート・ウォルターズ自体がイギリスに本社を持つ外資系企業で、当然担当者もその選考を通った経験者となります。
実体験をもとにした外資系の選考アドバイスがもらえるので、役立つことが多いのは確かです。
一般のエージェントだと、外資系の経験がない担当が、研修で習ったマニュアル通りにアドバイスをするだけのケースも多いですが、そういったことはありません。
私が過去にサポートした方の中でも、他社エージェント経由で書類で落ちた外資系求人に、ロバート・ウォルターズでアドバイスを受けて受け直したところ、無事通ったという人もいました。
良い評判3. スピーディーに内定が決まりやすい
「ロバート・ウォルターズ」では、活動を初めて1ヶ月など、スピーディーに内定が決まったという方の声が多いです。
外資系企業ならではの意思決定の速さもあり、担当一人ひとりの対応スピードも速いと評判です。
急ぎで転職を決めたい方には、うってつけのエージェントと言えます。
企業ごとの担当が次々声をかけてくるスタイルで、スムーズに進みやすい
一般的な転職エージェントでは、あなた専任の担当がついて聞き取りを行い、その条件にあった求人を企業担当が紹介する流れになります。
しかし、ロバート・ウォルターズでは専任担当はつかず、あなたの経歴を見た企業ごとの担当が、次々と声をかけてくることになります。
一人があなたと企業の両方とやり取りをすることになり、それぞれに担当がつく場合に比べて話がスムーズに進みやすいです。
これは、JACリクルートメントや、マイケルペイジなど、外資系に特化したエージェント全てに共通する特徴です。
ロバート・ウォルターズは大手で担当のハズレは少ない
「ロバート・ウォルターズ」の悪い評判は、一部のハズレの担当に当たった場合のものが多いですが、実際にはこうしたケースはごく一部です。
ロバート・ウォルターズは20年以上の運営実績のある業界大手で、担当者のハズレは少ないです。
業界経験者としての体感ですが、設立まもない中小エージェントだと4~5割がハズレなのに対し、大手は共通して1割程度と、ハズレが少ないです。
大手の方が、中小に比べてハズレの担当者が少なくなる理由としては、以下があげられます。
- 大手エージェントには、基本優秀な人しか採用されない
- 気軽に担当変更ができる窓口がある
理由1. 大手エージェントには、基本優秀な人しか採用されない
まず、大手エージェントは就職先としての人気が高いこともあり、採用のハードルが高く、常識的で優秀な人間しか基本採用されません。
新設のエージェントは会社自体も小さく、不人気で採用のハードルも低いことから、どうしても人材の質は大手より悪くなります。
理由2. 気軽に担当変更ができる窓口がある
ロバート・ウォルターズのような大手エージェントは、公式の問い合わせ窓口から、担当者を通さず簡単に担当変更が申請できます。
変更ばかりされていては実績も上げられず、社内の評価も下がるため、大手の担当はこれを恐れて対応を良くします。
中小エージェントでは、職員自体が少なく担当変更が難しいケースもあり、やりたい放題になる担当が多くなりがちです。
危険な裏事情:近年ひどい転職エージェントが急増している
下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。
引用:厚生労働省ホームページ
これには、資格さえあれば、インターネットを使って簡単にエージェント業を始められるようになった背景があります。
設立まもない中小エージェントは、優良企業とのコネもなく、常に出回っているようなブラック求人しか持っていないケースが多いです。
また、こうした新設の中小エージェントには、以下のようなひどい担当者が多い特徴もあります。
- 自分や会社の実績作りに必死で、しつこく急かしたり嫌な対応をする
- 手持ちの少ない求人から内定を出そうと、希望と違う求人も押し付けてくる
こうしたエージェントと比べると、ロバート・ウォルターズは担当のハズレが少なく、むしろ積極的に使うべきエージェントと言えます。
3. ロバート・ウォルターズはこんな人におすすめ
悪い評判はあるものの、ここまでを踏まえると、ロバート・ウォルターズは、以下全てに当てはまる方は必ず使うべき転職エージェントと言えます。
- 外資系志望
- ビジネスレベルの英語力あり
- 東京か大阪での転職を考えている
世界で30年以上採用サポートをしてきた大手で、多くの外資系企業とのパイプを持ち、外資の転職サポートには強くおすすめです。
ロバート・ウォルターズ公式ページ
他の大手と比べたロバート・ウォルターズの特徴
同じく20年以上の実績があり、外資転職にも対応した大手エージェントとロバート・ウォルターズを比較したのが以下の表です。
「ロバート・ウォルターズ」は、対象エリアは限られますが、英語力がある人向けの外資系求人に強い特徴があります。
外資の求人数 | 求人内容 | 強いジャンル | 対応エリア | |
ロバート・ ウォルターズ |
★★★☆☆ 普通 |
ビジネスレベルの 英語力必須がメイン |
外資系・ 日系グローバル企業 |
東京・大阪 |
JAC リクルートメント |
★★★★★ かなり多い |
年収800万円~ がメイン |
外資など ハイクラス全般 |
全国 |
LHH 転職エージェント |
★★★★★ かなり多い |
年収800万円~ がメイン |
外資など ハイクラス全般 |
全国 |
ランスタッド | ★★★★☆ 多い |
年収800万円~ がメイン |
外資など ハイクラス全般 |
全国 |
マイケルペイジ | ★★★★☆ 多い |
ビジネスレベルの 英語力必須がメイン |
外資系・ 日系グローバル企業 |
主に東京 |
リクルート エージェント |
★★★★☆ 多い |
幅広く対応 | あらゆる業界・職種 | 全国 |
doda | ★★★★☆ 多い |
幅広く対応 | あらゆる業界・職種 | 全国 |
この中で、同じタイプの外資求人に強いエージェントとしては、以下があげられます。
- JACリクルートメント:外資など、ハイクラス転職では利用必須の老舗
- LHH転職エージェント:人材業界世界2位のアデコのサービス
- ランスタッド:人材業界世界トップで、外資系との強いパイプあり
ロバート・ウォルターズを使う際は、必ずこれらも併用しておきましょう。
この点も含めて、次の章からロバート・ウォルターズの利用の注意点を解説していきます。
4. ロバート・ウォルターズを使う際の3つの注意点
「ロバート・ウォルターズ」は実績のある大手で、失敗することは少ないですが、利用にあたっては以下の点に注意しましょう。
- ロバート・ウォルターズだけの利用では不十分
- 東京大阪以外、英語ができない方には他社がおすすめ
- 未経験からの転職には向かない
注意点1. ロバート・ウォルターズだけの利用では不十分
ロバート・ウォルターズは英語力のある、外資系志望の方におすすめですが、以下の理由で単体での利用はおすすめしません。
- ロバート・ウォルターズとパイプのある企業しか紹介されない
- 担当者の比較ができない
まず、大手エージェントでもそれぞれパイプの強い企業が違います。例えば、ロバート・ウォルターズにだけ紹介を頼む会社もあれば、JACにしか頼まない会社もあるということです。
求人の選択肢が大幅に増えるため、少なくとも2社は併用しておきましょう。
また、1社に絞ると、ハズレの担当者にあたっても、比較ができずにイマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。
他のエージェントも一緒に使うことで、比較していい担当者かの見極めができるようになります。
併用におすすめの転職エージェント
ロバート・ウォルターズとの併用におすすめなのは、同じく英語力のある人向けの外資求人に強い以下のエージェントです。
おすすめエージェント | 特徴 |
JACリクルートメント | 外資系、ハイクラスの転職では真っ先に名前が上がる老舗で、利用必須 |
LHH転職エージェント | 世界60カ国で人材サービスを展開するアデコグールプの運営で、外資系企業との強いパイプあり |
ランスタッド | 人材業界で世界トップの売り上げを誇り、外資系企業との強いパイプあり |
いずれも海外で30年以上の運営実績を誇る大手で、外資系企業とは強いパイプを持っています。
中でも、「JACリクルートメント」、「LHH転職エージェント」は、大手の有名外資系企業の案件が非常に多いので、必ず使っておきましょう。
注意点2. 東京大阪以外、英語ができない方には他社がおすすめ
外資系希望でも、以下に当てはまる方には、ロバート・ウォルターズは向きません。
- 東京・大阪以外の勤務希望の方:求人がほとんどないため
- 英語力に自信がない方:担当者も英語を話す外国人が多いため
こうした方は、全国対応で、日本人の担当者も多い以下の大手エージェントを使いましょう。
- JACリクルートメント:外資など、ハイクラス転職では利用必須の老舗
- LHH転職エージェント:人材業界世界2位のアデコのサービス
- ランスタッド:人材業界世界トップで、外資系との強いパイプあり
注意点3. 未経験からの転職には向かない
外資系企業の募集は、経験を活かして働ける人向けの、即戦力採用の求人がほとんどです。
そのため、ロバート・ウォルターズも含めた、外資系に強いエージェントは経験者向けの求人が多く、未経験からの転職には使えません。
申し込んでも、サポート自体を断られる可能性が高いです。
未経験の職種を考えている方は、外資系以外も含め、幅広い転職に対応した以下の大手エージェントを選びましょう。
少ないですが、未経験でも応募できる外資系の求人も扱っていて、こうした方でも積極的なサポートが受けられます。
5. ロバート・ウォルターズを最大限活用するためにすべきこと
ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、ロバート・ウォルターズの利用で意識すべき以下のポイントを解説していきます。
- 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
- 経歴・スキルに嘘はつかない
- 複数のエージェントを使っていることは隠さない
- 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
- 担当者が使えないと判断したら付き合わない
- 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
- 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
- 最低限のマナーは守る
5-1. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
最初の面談でエージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。
エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。
以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。
- 転職予定がかなり先
- そもそも転職への意欲が低い
すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。
5-2. 経歴・スキルに嘘はつかない
求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。
転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。
いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。
やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。
5-3. 複数のエージェントを使ってることは隠さない
ロバート・ウォルターズ以外の転職エージェントも一緒に使う場合は、その点を隠さず担当者に伝えましょう。
言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。
- あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
- 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる
すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。
これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。
こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。
5-4. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
登録後は、少なくとも2週に一度は、担当者にコンタクトを取るようにしましょう。
長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。
以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。
- こういった求人はないか
- こんな業界は自分でも通るか
自動的に、後回しにされるリスクも
転職エージェントは企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。
その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、担当者はこれを見て求人紹介をしていきます。
更新日が古いとあなたの名前が担当の目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。
この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。
5-5. 担当者が使えないと判断したら付き合わない
ロバート・ウォルターズは大手の優良エージェントですが、中には仕事のできない担当者も存在します。
そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。
具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか利用自体を止めましょう。
付き合うべきではない担当者の特徴 |
|
2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、ロバート・ウォルターズ自体の利用をやめましょう。
担当を変えたい場合
担当者を変えたい場合は、公式のメールアドレス(info@robertwalters.co.jp)に、以下の文章を送りましょう。
件名:担当変更のご相談
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。
しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。
つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。
お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。
あなた専任の担当はつかず、求人ごとに担当が変わるという仕組みから、変更が難しい場合もあります。
ただ、同じ業界に詳しい別の担当をつけてくれる場合もあるため、試しに上記のメールを送ってみましょう。
同じ内容を、以下から電話で直接伝える方法でも構いません。
- 東京オフィス:03-4570-1500
- 大阪オフィス:06-4560-3100
ロバート・ウォルターズ自体の利用をやめる場合
基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。
ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。
ロバート・ウォルターズ自体の利用をやめる場合は、担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。
件名:退会手続きのお願い
ロバート・ウォルターズ 〇〇様
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。
(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。
熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。
お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。
退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。
5-6. 「推薦状を見せてほしい」と伝える
担当者は応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。
これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。
- 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
- 改めて自分のアピールポイントを整理したい
見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、担当者にとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。
以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。
(参考)ひどい推薦文の例
〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。
コミュニケーション能力が高く、明るい方です。
ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。
5-7. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく
担当者に対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。
転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。
転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、サポートするメリットが薄いです。
紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。
また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。
こうした話はしすぎないよう注意しましょう。
5-8. 最低限のマナーは守る
担当者とのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。
こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。
また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。
応募する会社だけでなく、担当者に対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。
6. ロバート・ウォルターズについてよくある質問
最後に、ロバート・ウォルターズについてよくある以下の質問に回答していきます。
6-1.ロバート・ウォルターズの利用の流れは?
ロバート・ウォルターズの利用の流れは以下のとおりです。
- ネット(https://www.robertwalters.co.jp/)から申し込み
- 職務経歴書、もしくは英文履歴書をアップロードする
- 紹介できる求人があれば、各企業の担当から連絡がくる
- 面談(対面か電話)
- 企業に応募する
- 選考対策を受け、面接に進む
- 入社決定
最初に専任の担当1人と面談をするエージェントが多いですが、ロバート・ウォルターズでは、経歴的にマッチした求人を持つ担当が次々声をかけてくることになります。
経歴的にマッチした求人がないと、全く連絡が来ない場合もあります。その場合は他社エージェントを活用しましょう。
面談方法は対面か電話から選べますが、以下の拠点が近い方は、そこで対面で受けることができます。
- 東京オフィス:東京都渋谷区渋谷3-12-18 渋谷南東急ビル14階(JR渋谷駅徒歩3分)
- 大阪オフィス:大阪府大阪市北区豊崎3-19-3 ピアスタワー15階 (御堂筋線 中津駅徒歩1分)
6-2. すぐに転職する気がなくても使ってもいい?
転職すべきかの相談から入る方も多く、使っても問題ありません。
一方、すぐの転職は考えていない方は、まず以下のようなスカウトサービスにだけ登録し、様子を見る方法もおすすめです。
- ビズリーチ:スカウトサービスの最大手で、登録企業数が最多
- リクルートダイレクトスカウト:人材業界トップのリクルートのスカウトサービス
- doda X:人材業界No.2のパーソルのスカウトサービス
これらは経歴やスキルを登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つサービスで、ロバート・ウォルターズと同じく、主に高年収の方を対象としています。
登録するとあなたの経歴やスキルに見合ったスカウトが来るようになり、自分の市場価値や、転職先のイメージがしやすくなります。
ただ、以下の理由で、「具体的に転職を進めたい」となった際は必ずロバート・ウォルターズのような転職エージェントを活用しましょう。
- スカウトだけに頼ると、いつまでもスカウトが来ずに決まらないこともある
- 企業とのやりとりなど全てやってもらえて、一人で動くより圧倒的に手間が減る
- 応募書類の添削や面接対策が受けられて、選考で有利になりやすい
まとめ
ロバート・ウォルターズはひどいのかについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ロバート・ウォルターズには一部悪い評判があるのは事実ですが、実際には満足できている人が多く、以下に当てはまる方は必ず使うべき転職エージェントと言えます。
- 外資系志望
- ビジネスレベルの英語力あり
- 東京か大阪での転職を考えている
求人の選択肢が増え、担当の比較もできるため、利用にあたっては、同じく外資転職に強い以下の大手エージェントも併用しておきましょう。
- JACリクルートメント:外資など、ハイクラス転職では利用必須の老舗
- LHH転職エージェント:人材業界世界2位のアデコのサービス
- ランスタッド:人材業界世界トップで、外資系との強いパイプあり
ロバート・ウォルターズ公式ページ
あなたが転職エージェントを使いこなし、転職成功に役立てていただけることを心から祈っています。