ページの一部でマイナビ等の広告が掲載されています。

TBSへの転職で後悔しないための全知識|内部事情から成功の秘訣まで

「TBSに転職すべき?」「TBSに転職するにはどうすればいい?」など、株式会社TBSテレビ(以下、TBS)への転職を検討していませんか?

大手放送局として、転職人気ランキング上位のTBSですが、社内からは悪い口コミもあり、知らずに入社すると後悔する可能性があります。

また、TBSは転職難易度もかなり高く、十分な対策が必要ですが、選考を有利に進められるコツも存在します。

このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職をサポートしてきた筆者がTBSへ転職をする上で知っておくべき全てのことを以下の流れで解説します。

  1. TBSへの転職|評判・年収・難易度まとめ
  2. TBSの求人・採用情報
  3. TBSはそもそもどんな会社か
  4. TBSの社員からの口コミ・内部事情
  5. TBSの中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】
  6. TBSの選考を有利にするために絶対に知っておくべき1つのこと
  7. TBSの転職で使うべきエージェント3選
  8. TBSへの転職に関するQ&A

最後まで読めば、TBSに転職すべきか、転職を目指す際は何をすべきかわかり、TBSへの転職で失敗しなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
著者情報を詳しく見る

ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. TBSへの転職|評判・年収・難易度まとめ

TBSは、TBSホールディングス傘下の大手放送局です。

まずは、TBSについて、評判、年収といった転職前に知っておくべきポイントを紹介します。

1-1. TBSの社員からの評判

口コミサイトをもとに社員からのTBSの評判をまとめると、以下の通りになります。

評価 人気企業内順位
待遇 3.7 79位/300社
ワークライフバランス 2.9 253位/300社
キャリア・成長 3.0 163位/300社
やりがい 3.3 222位/300社
職場の雰囲気 3.1 177位/300社

社員からの口コミ、他の人気企業との比較を簡単にまとめると、下記の通りです。

  • ◎コンテンツづくりを通して、社会にインパクトを与えることができる
  • ○激務ではあるが、残業代や手当・ボーナスによって給与が高い
  • △制作の現場を中心にハードワークな傾向

TBSとあわせて検討される企業との比較

TBSとあわせて検討されてるのが、以下の企業です。

  • 日本テレビ.:読売新聞グループの大手テレビ放送事業者で、個人視聴率民放1位タイ
  • フジテレビ.:大手テレビ放送事業者でネット配信やVRを使ったデジタルプロデュース事業を展開している
  • テレビ朝日.:関東広域圏を中心にテレビ放送を行う大手テレビ放送事業者で、個人視聴率民放1位タイ
  • テレビ東京.:関東広域圏を中心にテレビ放送を行う、独自性を売りにしたテレビ放送事業者

それぞれの会社の社内からの評価を比較すると以下の通りで、最高得点を赤字にしています。

待遇 ワークライフバランス キャリア・成長 やりがい 職場の雰囲気
TBS 3.7 2.9 3.0 3.3 3.1
日本テレビ. 4.0 3.4 3.6 3.9 4.1
フジテレビ. 3.7 3.0 3.2 3.5 3.0
テレビ朝日. 4.1 2.9 2.5 3.2 2.8
テレビ東京. 3.0 3.3 3.0 3.5 3.2

一緒に検討されるキー局の中でも、TBSは、待遇の良さを求める人向けの企業と言えます。

私が転職エージェントとして聞いた実際の社員の声

私が転職エージェントとして働く中でも、元社員の方から、以下ように待遇面で恵まれているという声をよく聞きます。

  • テレビ自体の需要は下降気味だが、依然給与は高く満足している
  • 年功序列の色は強いが、近年は結果を出せば若手でも認めてくれる側面も出てきている

ただ、いくら働き方改革とは言っても放送業界がハードなのは変わらないので、ずっと続けていけるか不安と漏らす方もいます。

過去にサポートした中でも、体力面での不安や「どうせハードワークをするのなら、もっと伸びている業界で働きたい」などの理由で転職を希望される方もいたため、この点には注意しましょう。

1-2. TBSの平均年収

TBSの正社員の平均年収は、1,312万円です。

ただ、一緒に検討される企業と比較すると下記の通りで、同じ大手キー局と比べると平均的です。

平均年収 平均年齢 平均勤続年数 待遇の口コミ評価
TBS 1,312万円 47.0歳 14.7年 3.7
日本テレビ. 1,296万円 48.1歳 16.1年 4.0
フジテレビ. 1,621万円 50.3歳 19.2年 3.7
テレビ朝日. 1,400万円 44.8歳 19.6年 4.1
テレビ東京. 1,445万円 47.1歳 19.73年 3.0

※各社最新のIR情報・就職情報サイト・口コミサイトを参考に作成

とにかく高い年収を求める方は、「フジテレビ」、「テレビ朝日」といった同業他社も検討しましょう。

年齢別の給与水準

口コミサイトを元に集計すると、TBSの年齢別の給与の平均値は以下の水準です。

25歳 800万円~850万円
30歳 1,200万円~1,250万円
35歳 1,500万円~1,550万円
40歳 1,600万円~1,650万円
45歳 1,700万円~1,750万円
50歳 1,800万円~1,850万円

役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。

1-3. TBSの転職難易度

TBSへの転職難易度は「かなり高い(高度なスキルや経験があっても難しい)」です。

中途採用は積極的に行なっている傾向がありますが、高い知名度や、安定性などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。

そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。

  • 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
  • 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする
  • 過去の傾向を分析し、面接・選考対策を徹底的に行う

1-4. TBSへはどうやって応募すべきか

TBSに応募するには、以下の3つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。

転職エージェントを使うべきなのは、以下の点でTBSの転職に有利になるからです。

  • インターネット上に出ていない、TBSの非公開求人に応募できる
  • TBSの傾向を踏まえた選考対策(面接対策、書類添削)をしてくれる
  • TBS側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
  • 内定時に給与交渉をしてくれる

ページの後半で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、TBSに転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です。

これらに登録し、「TBSに転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。

上記エージェントは先ほどTBSと比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。

2. TBSの求人・採用情報

ここではTBSの中途採用について、どんな求人があるか、またどんな人物が求められているかを紹介します。

2-1. 採用職種

TBSの職種は大きく分けると下記の2種類です。

一般職 制作(クリエイティブ)、報道(ジャーナリスト)、海外ビジネス・IPビジネス 、営業、DXビジネス・マーケティング、エンタテインメント事業、新規ビジネス
アナウンサー TBSでのアナウンサー業務

上記のように複数の職種がありますが、中途採用では一般職にて幅広く募集を行っています。

具体的に出ていた求人を以下で紹介します。

2-2. 求人情報

ここでは過去に「採用ページ」で募集されていた求人情報をご紹介しますが、「JACリクルートメント」「LHH転職エージェント」「doda」といった大手転職エージェントに登録すれば非公開求人も紹介してくれます。

一般職

求人概要 予定年収 勤務地
アニメの企画・製作プロデューサー 650万円~1300万円 東京都港区
ゲームプロデューサー
TBSのブランディングを担うクリエイティブディレクター/プランナー
経営企画業務
街づくり・都市開発/不動産関連事業企画
事業投資戦略
サステナビリティ/ESG戦略の企画・推進担当者

TBSはクリエイティブディレクターやアニメの制作プロデューサーをはじめ、経営企画業務など幅広く募集を行っています。

2-3. 採用メッセージ、求められる人物像

まず、「TBSグループ 中期経営計画2023 updated」において、以下の3つの特徴を持つ方の確保・育成を重要項目として挙げていました。

  1. ICT関連の人材確保
  2. 海外展開のための人材獲得と強化
  3. オリジナルIP(知的財産)を生み出すクリエイターの育成・獲得

そして、中途の方と採用を担当した取締役との「Cross Talk」では、以下のような特徴の方が活躍している・入ってきて欲しいと語っていました。

  • 新しいことを仕掛けたい人
  • 強烈な強みを持つ、尖っている人
  • チャレンジ精神
  • そもそもコンテンツが好きな人

上記を踏まえると、そもそもの前提としてコンテンツが好きなことに加え、以下の3つの特徴を持つ方を求めていると言えます。

  • 海外も含めた未開拓の分野にチャレンジしたい人
  • 強烈なバックグラウンドを持つ人
  • ICTやDXといったデジタル技術のバックグラウンドがある方・もしくは柔軟に対応できる人

逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。

3. TBSはそもそもどんな会社か

引用:Google Maps

TBSは東京都港区赤坂に本社を置く、大手テレビ局です。

個人視聴率は民放3位で、「日曜劇場」などのドラマなどに注力しています。

会社ホームページ:https://www.tbsholdings.co.jp/tbstv/

3-1. 会社概要

社名 株式会社 TBSテレビ(略称TBS)
TOKYO BROADCASTING SYSTEM TELEVISION, INC.
設立 2000年3月21日(2004年10月1日商号変更)
代表者 代表取締役 龍宝 正峰
従業員数 1,186人(2023年3月31日現在)
本店所在地 東京都港区赤坂5丁目3番6号
事業内容 放送法による放送事業ほか

3-2. 事業内容

TBSの事業内容は以下のとおりです。

メディア・コンテンツ事業 放送関連事業(放送、制作など)、各種催物、ビデオソフトなどの企画・制作事業、CS事業など
不動産事業・その他 不動産賃貸、保守及びサービス事業など

TBSは放送事業者としての認知度が高いですが、収益の多くは不動産事業・その他部門が占めています。

メディア・コンテンツ事業においては、従来のテレビ放送のほか、無料配信領域(TVerなど)や、海外事業に注力しています。

3-3. トップメッセージ

画像引用元:TBSホールディングス

TBSグループは、公共の電波を活用したコンテンツ制作を軸に、ニュースやドラマ、バラエティといった幅広いジャンルで事業を展開してきた会社です。

これまで、放送を起点としつつ、デジタル技術を活用してスマホやタブレット、さらには海外にも魅力あるコンテンツを届ける取り組みに注力してきました。

映画『ラストマイル』などの成功例に見るように、放送とデジタルの融合により新たな価値を生み出しています。

今後は2024年を「グローバルビジネス元年」と位置づけ、北米や韓国への進出や「赤坂エンタテインメント・シティ計画」を進めるなど、放送にとどまらない事業領域の拡大に力を入れます。

安全・安心を訴え、社会的責務を果たしつつ、日本発の魅力的なコンテンツを世界中に届けることを目指します。

3-4. 今後の事業展開

TBSは「中期経営計画2023(Updated)」の中で、以下3つの成長戦略を掲げています。

  1. 配信ビジネスの伸長・・・海外配信プラットフォームでのコンテンツ世界配信、TVerなどでの配信サービスへの注力など
  2. 海外市場の開拓・・・海外配信プラットフォームでのコンテンツ世界配信など
  3. ライブエンタテイメント・・・赤坂エンタテイメント・シティ計画など

テレビ放送以外の成長事業への注力を掲げており、スマートフォンの普及で拡大している配信サービスでのコンテンツ強化などに注力予定です。

海外向けには、海外戦略新会社「THE SEVEN※1」を設立するなど、総額300億円規模の予算を用意し、5年以内に世界的ヒットを2~3本生み出すことを目標としています。

また、ライブエンタテイメント事業として、本社を構える赤坂にて、赤坂エンタテイメント・シティ計画に取り組む予定です。

なお、ライブエンタテイメント事業として、TBS赤坂ACTシアターにて「舞台 ハリーポッター」のロングラン公演※2を行なっています。

上記を踏まえると、従来のテレビ放送にこだわらずに、時代に適応したプラットフォームで、コンテンツ作りに取り組むことができる柔軟さを持つ方向けの企業と言えるでしょう。

※1:発表時点や資料では「THE Factory」となっているが、社名変更(参考:TBSホールディングス
※2:長期にわたって公演をすることを指し、ハリーポッターは人気のため期限を定めていない

4. TBSの社員からの口コミ・内部事情

改めて、TBS社員からの口コミ、他の人気企業との比較をすると以下の通りです。

評価 人気企業内順位
待遇 3.7 79位/300社
ワークライフバランス 2.9 253位/300社
キャリア・成長 3.0 163位/300社
やりがい 3.3 222位/300社
職場の雰囲気 3.1 177位/300社

この章ではそれぞれの項目でどんな口コミがあったかを、内部事情を合わせて解説します。

端的にまとめると下記のメリット・デメリットがあるといえます。

  • ◎コンテンツづくりを通して、社会にインパクトを与えることができる
  • ○激務ではあるが、残業代や手当・ボーナスによって給与が高い
  • △制作の現場を中心にハードワークな傾向

4-1. 待遇に関する口コミ

  • 年収は高いため、待遇に不満を持つ方は少ない
  • 広告費の減少傾向に伴い、年収は下がってきているとの声も
  • 年功序列の色合いが強いが、近年は成果に応じた評価を受けることができる傾向がある
  • 役職者は親会社のTBSホールディングス採用の方が占める割合が多いとの声も

待遇に関する口コミは人気企業300社の中でも上位で、満足している方が多いです。

ただし、テレビ業界そのものが縮小していることもあり、以前に比べると年収が低くなってい傾向があります。

年収の構成は、基本給の割合は低く、ボーナスや手当・残業代の割合が多いです。

昇給は年功序列の色が強いですが、近年は成果や実力に応じた評価を受けることができていると話す方もいます。

このほか、以前は親会社のTBSホールディングスとしても採用していた時期があり、ホールディングス採用の方の方が優遇されていたと話す方もいます。

また、中堅以上の重要ポストはホールディングス出身者が多いという声もありました。

参考:役職別の年収目安

TBSの役職ごとの年収目安は以下の通りです。

役職目安 年収目安
若手(新卒1~3年目)役職なし 750万円~800万円
若手(新卒3年目以降)役職なし 1,050万円~1,100万円
係長級 1,350万円~1,400万円
課長級 1,800万円~1,850万円
部長級 2,000万円~2,050万円
取締役 6,600万円

4-2. ワークライフバランスに関する口コミ

  • 番組のスケジュールを死守するため、制作現場を中心に常時ハードワークな傾向がある
  • 特番の担当者は特に忙しい傾向があり、数週間休みが取れなかったという方もいる
  • 業界柄ハードワーカーであることを割り切っている方が多い
  • 近年は有給休暇の取得がしやすいように促しているが、実態はまだ追いついていないとの声も

ワークライフバランスに関する評価は人気企業300社の中でも下位です。

まず多い口コミは、全体的にハードワークが恒常化しているというものです。

番組のスケジュールに合わせるため、制作現場を中心にハードワークな方が多く、土日や深夜のミーティングもザラと話す方は多いです。

特に、特番の担当となると数週間休みが取れないこともあると話す方もいました。

ハードワークについては、報道や制作は鮮度が命なので仕方ないと割り切っているとの声も複数あります。

会社全体の残業時間の平均は47時間となっており、番組のスケジュールや部署によって更なるハードワークが必要です。

また、近年は制作現場を中心に有給休暇の取得などを推進する流れがありますが、他業界に比べると取得は十分でないとする方は多いです。

そして、コロナ禍で一部の部署でテレワークが進んでいましたが、出社にシフトしています。

4-3. 成長・キャリアアップに関する口コミ

  • 入社初期の研修は手厚いが、その後は現場で揉まれて育つ風土がある
  • プロフェッショナルとして制作や映像技術などが鍛えられたという方は多い
  • グループ会社と協力して仕事をしているため、若手のうちからマネジメント力が問われ、養われる

成長・キャリアアップに関する評価は人気企業300社の中では平均からやや下位です。

まず多い口コミは、現場主義で自ら考えて成長していく必要があるというものです。

若手向けの研修は充実しているとの声もありますが、以降は現場での実務を通して成長していく必要があります。

少数精鋭でたくさんの現場に立ち会うことから、プロとしてクリエイティブ(映像・制作)面で鍛えられたという方も多数います。

また、近年はグループ会社へ委託する業務も多いことから、若手のうちからマネジメント業務や社内外での調整が多いです。

上記を踏まえると、成長するための環境は十分に揃っていますが、各個人の取り組み次第で大きく変わると言えます。

4-4. やりがいに関する口コミ

  • コンテンツづくりを通して自己実現ができ、社会へのインパクトも出せる点に満足している方が多い
  • テレビという特殊な業界なので、業界ならではの人間関係が広がったとする声も
  • 自らの健康を犠牲にやりがいを得ているという葛藤を持つ方もいる

大手のテレビ局ということもあり、TBSにはやりがいを持って働いている方が多いです。

特に多い口コミは、番組づくりを通して自己実現ができるというものです。

広告収入が減少傾向で、斜陽とも言われているものの、発信しているコンテンツは社会へのインパクトは大きいと感じると話す方もいます。

また、現場は文化祭の準備のようで、働いてとてもやりがいを感じるとの声もあります。

このほか、放送業界との関連職種との人間関係も広がったという方もいました。

しかし、常日頃から長時間残業が続いているため、健康を犠牲にしている実感があると話す方もいます。

4-5. 職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ

  • 昔ながらの大企業ということもあり、保守的な風土がある
  • 有名大学出身の方が多いため、学閥があると話す方もいる
  • ハードワークではあるが、近年はコンプライアンスが重視されてきたので風通しがよくなってきている

職場の雰囲気・人間関係に関する口コミは人気企業300社の中でも平均からやや下位です。

まず多い口コミは、縦割り型の組織で意思決定が保守的というものです。

また、慶應義塾大学や東京大学などの高学歴の大学出身者が多いことから、学閥があると話す方もいます。

近年はコンプライアンスを重視する流れになってきており、あからさまなパワハラをする人は見かけないとの声もあります。

以前に比べると風通しがよくなってきたと語る方もいます。

ただ、激務であることには変わりはなく、特に若手から中堅にかけて仕事量が集中している傾向があります。

参考:TBSから転職で出ていく人の事情

TBSは、刺激的な仕事内容、高い報酬から正社員として入社した場合、長く勤める方が多いです。

しかし、恒常的なハードワークについて行くのが難しい、テレビ業界全体の先行きが不安といった理由で転職を検討されている方もいます。

5. TBSの中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】

この章では、TBSの中途採用選考でアピールすべきポイントや、面接の想定質問を紹介します。

5-1. TBSの中途採用で聞かれる想定質問40選

TBSの面接を想定して、想定質問を作成しました。年齢別に以下のように40個用意しましたので、準備しましょう。

このページでは、どの企業でも聞かれるような、一般的な質問はあえて入れませんでした。

一般的な質問や、答え方を「プロ直伝!転職面接の質問99例の答え方とわかりやすく伝える全ノウハウ」でまとめていますので、合わせてしっかり準備しましょう。

全ての人が準備すべき質問10個

  1. 過去の経験で、緊急事態やトラブルに対処した際の具体的な行動を教えてください。
  2. あなたがこれまでに取り組んだ中で、最も影響力を発揮したプロジェクトについて説明してください。
  3. チームメンバー間の意見が対立した場合、どのように解決を図りますか?
  4. あなたの過去の実績から、どのような課題解決スキルが培われたと思いますか?
  5. これまでに成功させた業務の中で、特に工夫した点を教えてください。
  6. スケジュールが厳しいプロジェクトで、どのように成果を出しましたか?
  7. これまでに行った提案が採用された事例について、その内容と成果を教えてください。
  8. 一つの業務に集中しつつ、複数のタスクを管理するために取った方法を教えてください。
  9. 他部門や外部パートナーと連携してプロジェクトを進めた際の経験を教えてください。
  10. 過去の経験から、今回応募するポジションに最も関連が深いスキルは何ですか?

若手社員(第二新卒~30歳前後)が準備すべき質問10個

  1. 新しいスキルや業務知識を身に付ける際に、どのように取り組みますか?
  2. 短期間で成果を求められる環境下で、どのように優先順位を決めて行動しますか?
  3. 学生時代または前職での経験が、この職務でどのように活かせると考えますか?
  4. チームに初めて加わった際、どのように信頼関係を築きましたか?
  5. 新しい業務や環境に適応するために、具体的に行った行動を教えてください。
  6. 少人数のプロジェクトで、自分の役割をどのように果たしましたか?
  7. 他者からフィードバックを受けた際、それをどのように改善に活かしましたか?
  8. 周囲の人々と協力して目標を達成した経験を具体的に教えてください。
  9. 初めて任された業務で成果を出すために工夫した点を教えてください。
  10. 配属先で新しいチャレンジを任された場合、どのように対応しますか?

中堅社員(30代~40歳前後)が準備すべき質問10個

  1. チームリーダーとして、特に意識しているコミュニケーション方法を教えてください。
  2. 複数の業務を同時に進める際、どのように優先順位を決定しますか?
  3. 組織全体の効率化に貢献した具体的なエピソードを教えてください。
  4. これまでの経験で、他部署との連携を深めた事例を挙げてください。
  5. 管理者として、メンバーの成長を支援するために行った具体的な施策を教えてください。
  6. チームのパフォーマンスが低下した際、どのような対応を取りましたか?
  7. プロジェクトをスムーズに進めるための課題解決能力を発揮した経験を教えてください。
  8. 予算やリソースが限られた状況で、成果を出すために行った工夫を説明してください。
  9. 自分の専門性を発揮しながら、他者をサポートした事例を教えてください。
  10. 長期的な目標を達成するために、どのような計画を立てて行動しましたか?

管理職、シニア(40代以上)が準備すべき質問10個

  1. 組織全体の目標をチームメンバーに共有する際、どのように伝えていますか?
  2. 大規模なプロジェクトを管理する上で、特に意識している点を教えてください。
  3. 部門間での調整が必要な課題に取り組んだ際の具体的な対応を教えてください。
  4. メンバーが抱える課題を引き出し、解決をサポートした経験について教えてください。
  5. 経営層との戦略的な議論を通じて意思決定に貢献したエピソードを挙げてください。
  6. リーダーシップを発揮して組織改革を進めた際、直面した課題とその解決策を教えてください。
  7. チーム全体のモチベーションを維持・向上させるために実施した具体的な施策を教えてください。
  8. 変化の激しい業界環境において、柔軟な対応を取った事例を教えてください。
  9. 自らの判断で意思決定を行い、大きな成果を上げた経験について説明してください。
  10. 長期的な視点での事業成長に向けて、どのように計画を立てたかを教えてください。

5-2. TBSの中途採用選考でアピールすべきポイント

TBSへの転職を目指す人がアピールすべきことを、以下の4つに分けて紹介します。

  1. 全ての人がアピールすべきポイント
  2. 若手社員(第二新卒〜30歳前後)がアピールすべきポイント
  3. 中堅社員(30代〜40歳前後)がアピールすべきポイント
  4. 管理職、シニア(40代以上)がアピールすべきポイント

1. 全ての人がアピールすべきポイント

面接の質問に答える際や、職務経歴書を書く際は、以下のポイントを意識し、アピールするといいでしょう。

  • 高い倫理観と法令遵守の意識
  • 多様な価値観の尊重
  • 社会貢献活動への積極性
高い倫理観と法令遵守の意識

TBSは「法令や社会規範を守り、公正で透明な企業活動を行う」ことを重視しています。

過去の業務経験で、倫理観を持った判断や行動を徹底した具体的なエピソードを交えて、自身の信頼性を伝えましょう。

多様な価値観の尊重

TBSの理念に共感し、多文化共生やダイバーシティ推進に関わった実績があれば積極的にアピールしましょう。

異なる背景を持つ人々と協働した成功体験を示すことで、共感力や協働力を印象付けることができます。

社会貢献活動への積極性

TBSが掲げる「持続可能な社会の実現」に沿うよう、関わった社会貢献活動や環境保全への取り組みを具体的に説明してください。

こうした実績を示すことで、企業の価値観にマッチした人材としてアピールできます。

2. 若手社員(第二新卒~30歳前後)がアピールすべきポイント

若手社員でTBSへの転職を目指す方は、下記のポイントも伝えられるようにしましょう。

  • 新しいスキルの習得意欲
  • 柔軟な適応力
  • 協調性とチームワーク
新しいスキルの習得意欲

TBSの多様な事業に対応するためには、学び続ける姿勢が重要です。

新しいスキルを短期間で習得し、実務で成果を出した経験をアピールすることで、成長意欲の高さを強調できます。

柔軟な適応力

メディア業界は変化が激しいため、新しい業務や環境への迅速な適応が求められます。

環境に対応し成果を上げた具体的なエピソードを示すことで、柔軟性を効果的にアピールできます。

協調性とチームワーク

若手社員には協働力が重視されます。

チームでのプロジェクト経験や、メンバーと協力して目標を達成した具体例を挙げることで、協調性を印象付けられます。

3. 中堅社員(30代~40歳前後)がアピールすべきポイント

30代~40歳前後の中堅社員の方は以下のポイントも意識しましょう。

  • プロジェクトマネジメント能力
  • 他部門との連携実績
  • 業務効率化への貢献
プロジェクトマネジメント能力

プロジェクトを主導し、スケジュール管理やメンバー調整を行った経験を具体的に示すことで、管理能力をアピールできます。

成果に結びつけた実績を詳しく説明することが重要です。

他部門との連携実績

TBSでは部門間の連携が重要です。

異なる部署と協働して課題を解決した経験を具体的に伝え、調整力やコミュニケーション能力を示しましょう。

業務効率化への貢献

業務フローを改善し、コスト削減や生産性向上につながった事例を説明することで、効率化への貢献をアピールできます。

特に、課題を発見し解決したプロセスを具体的に述べると効果的です。

4. 管理職、シニア(40代以上)がアピールすべきポイント

40代以上の方は以下のポイントも意識しましょう。

  • 長期的なビジョンの実現能力
  • 組織改革の推進力
  • 人材育成への取り組み
長期的なビジョンの実現能力

経営層と連携し、長期的な目標を達成する能力が求められます。

組織全体のビジョンを策定し、それを実行に移した具体的な経験を伝えることで、戦略性をアピールできます。

組織改革の推進力

プロセスの再構築や文化改革を主導し、成果を上げた実績を示すことで、変革推進力を強調できます。

特に課題を明確化し、改善を実行した具体的な事例を挙げることが効果的です。

人材育成への取り組み

部下や後輩の育成に注力し、チーム全体の成長を促進した経験をアピールします。

個々の能力を引き出し、プロジェクト全体に良い影響を与えた事例を具体的に述べると高評価につながります。

6. TBSの選考を有利にするために絶対に知っておくべき1つのこと

TBSへ転職する際に重要なことは、自分で申し込まず、「転職エージェント」を使い応募することです。

転職エージェントとは、登録をすると完全無料で転職相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのことを指します。

使うべきなのは、下記の4つの理由でTBSへの転職に有利になるからです。

  • TBSの非公開求人に応募できる
  • TBSの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる
  • TBS側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
  • 内定時に給与交渉をしてくれる

4つの理由を1つずつ解説します。

6-1. TBSの非公開求人に応募できる

転職エージェントは、企業の採用ページや求人情報サイトに乗っていない非公開の求人を複数持っていて、TBSの非公開求人を持っている可能性もあります。

非公開の求人になるのは、一般的に下記のような求人で、総じて「働く上で好条件の求人」が多いです。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

また、求人を持っていなくても、あなたの希望とスキルが合えば、転職エージェントが企業に営業してくれるケースもあります。

TBSに行きたい場合は、転職エージェントに相談することで、求人の選択肢を大きく増やせますから、必ず転職エージェントに相談しましょう。

6-2. TBSの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる

大手転職エージェントだと、TBSや同業他社に複数の転職希望者を転職させているため、選考を突破するノウハウが溜まっていて、それを元にサポートをしてくれます。

過去の面接の傾向を踏まえ、模擬面接をしてくれたり、書類や面接で何をアピールすべきかを一緒に考えてくれます。

さらに面接前には、面接官の肩書きや、特に重視される点を教えてくれることもあるので、転職エージェントを使っていない人よりも面接を有利に進められます。

6-3. TBS側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる

転職エージェントは、人事担当者ともやりとりをしていて、面接や書類では伝わらないあなたの魅力をアピールしてくれます。

企業としては、よくわからない人物よりも、転職エージェントのお墨付きのある人の方が安心して採用できるので、転職エージェント経由だとそれだけで選考に有利になることも多いです。

腕のいいエージェントが担当の場合、面接に失敗しても、エージェントがプッシュしてくれ、結果が覆るということもよくあります。

6-4. 内定時に給与交渉をしてくれる

内定した後も、企業とのやりとりは転職エージェントが間に入ってくれます。

給与交渉などの言いにくいことも転職エージェント経由で相談でき、交渉もしてもらえるので、エージェント経由の方がより良い条件で転職しやすいです。

以上の4つの理由で、TBSやその他企業に転職する際は、必ず転職エージェントを使うようにしましょう。

7. TBSの転職で使うべきエージェント3選

TBSの転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。

この3つに登録し、TBSやその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。

これらを選んだ理由は下記3つです。

  • 大手で求人数も多く、TBSの求人も持っている可能性が高い
  • TBSへの転職を有利にするためのノウハウを持っている
  • 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる

一つずつ解説していきます。

7-1. JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。

ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。

TBSの中でも、年収800万円以上のポジションを狙う方は、必ず使っておきましょう。

ただし、ハイクラスな人材でないと判断されると十分なサポートを受けられませんので注意しましょう。

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

7-2. LHH転職エージェント

lhh

LHH転職エージェント」は、世界的に有名な大手人材会社アデコの運営する、ハイクラス向けの転職エージェントです。

サポートを受けた利用者は、平均で年収を約100万円上げていて、年収アップの転職に強みを持ちます。

これまでの経験を活かしつつ、今よりポジション、年収を上げる転職がしたい方には特におすすめです。

LHH転職エージェント公式ページ:https://jp.lhh.com

7-3. doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

過去のサポート実績から社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、人気企業を目指すなら一度は相談しておきましょう。

doda公式ページ:https://doda.jp/

8. TBSへの転職に関するQ&A

その他TBSへの転職でよく相談されるポイントについて解説します。

  1. 職種別に年収は変わりますか?
  2. TBSの評価制度はどうなっていますか?
  3. TBSで働きながら年収を上げるにはどうすればいいですか?
  4. TBSの福利厚生はどうですか?

Q1. 職種別に年収は変わりますか?

いいえ、TBSで給与を決めるのは役職グレードですから職種では差がつきません。

しかし、シフト勤務による深夜残業などが発生した場合の手当などで差は出ます。

Q2. TBSの評価制度はどうなっていますか?

TBSでは、役割等級制度が用いられており、年度ごとに面談を行い評価されると考えましょう。

そして、社員からの口コミでは以下のような声があがっています。

  • 評価基準が曖昧と感じることがある
  • 年功序列で賃金は上がっていく傾向が強いが、近年は成果が評価されやすくなっている(指標は視聴率など配属先による)
  • 上司からの印象次第なので、気に入られておく必要がある

Q3. TBSで働きながら年収を上げるにはどうすればいいですか?

評価制度を踏まえ、TBSで働きながら年収を上げるためには、下記2点が重要です。

  • 目標は必達、できる限り目標を大きく超える結果を出し、昇格・昇級を狙う
  • 日々の仕事ぶりを上司にアピールするなど、上司と良い関係を築いておく

逆に言えば、「上記を行う自信がない」という方は、TBSでは大幅な年収アップを期待できないので、他社をおすすめします。

Q4. TBSの福利厚生はどうですか?

TBSの福利厚生は下記の通りとなっていて、大手ならではの高水準といえます。

休暇 -完全週休2日制
-祝日
-年末年始休暇
-有給休暇
-慶弔休暇
-産前産後休暇
-育児休業
-看護休暇
-介護休暇
年金・財形関連 -確定拠出年金制度
-財形貯蓄制度
退職金 -あり
その他 -慶弔見舞金制度など各種福利厚生制度
-ベネフィットステーション(選択型福利厚生制度)
-社員食堂
-カフェレストラン
-診療所
-育児・介護支援(産休・育児休業、看護、介護休業制度含む)

以下のように社員食堂が充実しているので、業務の合間に利用することも可能です。

画像引用元:TBS

9. まとめ

TBSへの転職について、口コミや転職のコツをまとめてきましたがいかがでしたか?

TBSは、キー局の中でも待遇面などが充実した会社ですが、ワークライフバランスなどで一部不満の声も出ていることに注意しましょう。

TBSに転職を決めた方も、転職難易度が高いことには注意が必要です。自分一人で動かずに、下記の転職エージェントに相談し、サポートを受けましょう。

あなたの転職がうまくいくことを心から祈っています。

(参考)TBSと競合他社の平均年収、年齢、勤続年数データの参照元

TBS 有価証券報告書
日本テレビ 有価証券報告書
フジテレビ 有価証券報告書
テレビ朝日 有価証券報告書
テレビ東京 有価証券報告書