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転職ノウハウ

転職のプロ直伝!合否の55%を決める転職面接マナー26選

転職 面接 マナー

転職活動で初めて面接に行こうとして、「面接って何に気を付ければいいの?」とマナーに悩んでいませんか?

面接での「印象」は、合否に大きく影響します。面接マナーを特に気にせず面接に臨み、「採用担当者に眉をひそめられた…」「熱意を十分PRできたのに、不合格になってしまった…」と失敗する人はとても多いのです。

このページでは、転職コンサルタントとして数多くの転職面接をアドバイスし、転職者を成功に導いてきた知見と経験をもとに、本質的で必要な面接マナーをご説明します。

  1. 「面接マナー」が理由で不合格になる2つの理由
  2. 面接マナー大全 チェックリスト
  3. 面接前日に準備するマナー2選
  4. 到着〜控え室までのマナー7選
  5. 入室〜着席までのマナー8選
  6. 面接〜面接終了後までのマナー9選
  7. 面接対策には転職エージェントの活用がおすすめ

このページを読めば、マナーを守った好印象なビジネスパーソンとして採用担当者にPRする事ができるでしょう。

1. 「面接マナー」が理由で不合格になる2つの理由

面接マナーに自信が無いのですが、どれほど必要ですか?自己PRや志望動機がしっかり話せれば、面接合格するのでは無いでしょうか。

上記は、私が転職コンサルタントとして数々の面接対策を支援する中で、応募者から良く受ける相談です。

初めて面接に臨む場合に、応募者の皆さんが不安になる気持ち、とても良くわかります。

上記質問に対して私は「面接マナーはとても大事です!」とはっきりお答えしています。

その理由を2点、私と仲の良い採用担当者の言葉を借りながらご説明します。

  • 面接マナーが面接合否の55%を決める
  • 中途採用者にビジネスマナー研修は用意されていない

1-1. 面接マナーが面接合否の55%を決める

採用担当者

ビジネスマナーがしっかりしている応募者は、それだけで好印象ですね。

皆さんは「メラビアンの法則」をご存知でしょうか?

これは「第一印象は、見た目などの視覚情報が55%を決める」という心理学の法則です。

つまり「言語情報=面接で皆さんが話す内容」は7%程度しか影響なく、「見た目=面接マナー」が55%の印象を決めるという驚くべき結果なのです。

もちろん、面接マナーだけで合格が決まる訳ではありませんが、面接マナーに不安を持たれている方は、必ず以下の文書を読んで対策する事をおすすめします。

メラビアンの法則(相手に与える第一印象の要因)

  • 見た目などの視覚情報      55%
  • 口調や話す速度などの聴覚情報  38%
  • 話の内容などの言語情報     7%

1-2. 中途採用者にビジネスマナー研修は用意されていない

採用担当者

中途採用者向けには、ビジネスマナーを教える機会はありません。できない応募者は、基本的にマイナス評価になりますね。

当たり前ですが、中途採用者向けにビジネスマナー研修は用意されていません。

マナーが十分でない応募者を入社させると、採用担当者は「なんでこんな社員を採用したんだ!」と現場からクレームを受けてしまうのです。

採用担当者は、「実力があり」かつ「現場に馴染みやすい」人材を採用しようと考えているのです。

2. 面接マナーの全て(チェックリスト付き)

面接マナーpng

必要な面接マナーを確認できるチェックリストを作成しました!

面接マナーチェックリスト(PDF)

3. 面接前日に準備するマナー2選

面接前日までに準備するマナーは「当日準備では間に合わない」マナー2選。

ぜひ、前もって準備する事をおすすめします。

3-1. 服装マナー

社会人として第一印象を決めるのは「服装マナー」です。

服装は「高級な服を着ているか」では決して無く、「ビジネスマナーに沿った服装ができているか」がポイントです。

TPO(時・場所・場合)を意識した服装を心がけるようにしてください。

服装は決して「服」だけでなく、「靴・鞄・アクセサリー」といった小物や、「スーツのボタンはいくつ留めるの?」といった着こなしにも及びます。

不安に感じる方は、「転職面接の服装は?好印象を与えるスーツ・インナー・持ち物の全知識」を参考にして下さいね。

3-2. 持ち物マナー

服装と同様、社会人としての第一印象を決めるのは「持ち物マナー」です。

持ち物も「時計や靴が高級か」では決して無く、「ビジネスマナーに沿った持ち物を持参できているか」がポイントです。

応募書類を忘れてしまう方は論外ですが、「身分証明書・印鑑」や「緊急連絡先・現地までの地図」などは前日に準備しておくと良いでしょう。

不安に感じる方は、「転職面接を万全にする持ち物18選【チェックリスト付】」を参考にして下さいね。

4. 到着〜控え室までのマナー7選

次は、到着〜控え室までのマナーをご紹介します。

面接前とはいえ、ここでの社会人マナーが意外と採用担当者の第一印象を分けるものなので、ぜひチェックして下さい。

4-1. 到着時の面接マナー

集合時間の15分前に到着

面接に遅刻は厳禁です。

当たり前の事ですが、守れていない応募者が多いのが現実です

多くの応募者が「到着時間ピッタリ」の乗り換え案内で向かうのですが、突発的な用事や最寄り駅からの道に迷って遅刻するケースが多いのです

「電車が遅れてしまって…」と言い訳の電話をしても、第一印象は確実に下がる事を肝に銘じましょう。

おすすめは「集合時間の15分前到着」です。

早すぎると感じるかもしれませんが、到着後に「トイレに行く」「身だしなみをチェックする」「汗や雨を拭く」「面接で話す事を再確認する」といった準備をするとピッタリの時間になります。

受付は面接の5分前

受付は面接の5分前にしましょう

遅すぎるのは問題外ですが、早すぎても企業側の準備が整っておらず、また面接室が埋まっている事もあります。

「早すぎず遅すぎず」指定された時間に伺うようにしましょう。

携帯電話は電源OFF

忘れがちで、面接後に後悔するマナーが携帯電話。

必ず面接前に電源OFFかサイレントモードにしておきましょう。

マナーモードにしておいても、長々と電話が鳴るとバイブ音が続き、採用担当者の印象は下がってしまいます。

また、応募者自身が「電源切り忘れて失敗した!」と焦ってしまい、面接に集中できなくなってしまっては本末転倒。

面接で最大の力を発揮するためにも、携帯電話は電源OFFにしましょう。

(冬場)入館前にコートを脱ぐ

冬場は寒くても、入館前にコートを脱ぐのがビジネスマナーです。

コートはあくまでも上着、入館時から見られている事を意識しましょう。

4-2. 受付での面接マナー

受付での挨拶ははっきりと

受付では、はっきりと挨拶しましょう。

企業によって受付がある場合や備え付けの電話がある場合もありますが、意外にも受付対応は面接官に漏れているものです。

受付では、以下のようにお話されると良いですよ。

いつもお世話になっております。

本日、◯時から中途採用面接のお時間を頂いております、◯◯と申します。

採用担当の◯◯様にお取次を頂けますでしょうか。

4-3. 控え室でのマナー

必ず下座に座って待つ

控え室では下座に座って待ちましょう。

控え室に案内される受付の方が「こちらにお座り下さい」と上座の席をすすめる事がありますが、断って下座に座る事がマナーです。

あくまでも「面接の時間を取って頂いている」応募者の身分ですので、下座に座る事を意識しましょう。

座席のマナー

  • 上座 : 身分の高い人が座る。部屋の入り口から最も遠い位置にある場所や椅子。
  • 下座 : 身分の低い人が座る。部屋の入り口から最も近い位置にある場所や椅子。

対応頂く社員に礼儀正しく

控え室で、応募書類の提出などを対応いただく社員の方には礼儀正しく振舞いましょう

多くの企業では人手が少ないので、控え室の対応は「採用担当者」が行っているケースが多く、控え室の振舞いは意外に面接評価に影響するのです。

5. 入室〜着席までのマナー8選

次は、入室〜着席までのマナーをご紹介します。

文字通り「第一印象」を決めるマナーなので、しっかりチェックして下さい。

5-1. 入室のマナー

ノックの回数は3回

皆さんはドアのノックを、いつも何回していますか?

「2回」はトイレノックで、ビジネスシーンは「3回」がマナーです。覚えておきましょう。

「失礼します」と答えて入室

ノックした後、すぐに入室してはいけません。

「どうぞ」の声が中から聞こえた後に、「失礼します」と答えてから入室するようにしましょう。

ドアは両手で閉める

入室した後、何を話せばいいか慌てる応募者がいらっしゃいますが、まずは落ち着いてドアをしめましょう。

前を向いて話しながら後手でドアを閉めるのでなく、しっかり振り返って両手でドアを閉める事がポイントです。

5-2. 挨拶のマナー

ドアの前ではっきりと挨拶

ドアを閉めたら、はっきりと大きな声で挨拶しましょう。

」は大きく第一印象に影響します。

慌てすぎずに、落ち着いてはっきりと挨拶するだけで、面接の印象はぐっと上がります

以下のようにシンプルに挨拶できれば十分です。

山田太郎と申します。本日は、どうぞよろしくお願いいたします。

挨拶した後に一礼

面接マナーで失敗する一つに、お辞儀のタイミングがあります。

多くの応募者は焦って「挨拶とお辞儀を一度に済ませようとする」のですが、これは間違いです。

挨拶しながらお辞儀をするので声がこもってしまうので、必ず正面を向いたまま挨拶し、言い終えてから一礼するようにして下さい。

面接一礼の角度は30度が目安で、一般的な挨拶と覚えておきましょう。

挨拶の角度

  • 15度 : 会釈 廊下ですれ違うときの挨拶など
  • 30度 : 敬礼 一般的な挨拶、出迎え、見送りなど
  • 45度 : 最敬礼 依頼、謝罪、感謝など

5-3. 着席のマナー

椅子の前で、再度挨拶と一礼を

用意された椅子の前/横に立ち、再度「よろしくお願いします」と言って一礼しましょう。

「どうぞお座り下さい」の後に着席

一礼の後、すぐに座ってはいけません。面接官から「どうぞお座り下さい」と着席を促されたら、指定された座席に着席します。

その際、荷物は足元に置き、自立しないカバンは椅子の横に立てかけます。

また冬場のコートは、足元の荷物の上に畳んで置くか、二つ折りにして椅子の背もたれに掛けるようにしましょう。

鞄は足元に、コートは背もたれに

荷物は足元に置きます。椅子に立てかける事の無いよう、自立する鞄がおすすめです。

冬場のコートは、二つ折りにして椅子の背もたれに掛けるようにしましょう。

鞄・コート共に、決して横の椅子の上に置いてはいけません。

6. 面接〜面接終了後までのマナー9選

最後は、面接〜面接終了後までのマナーをご紹介します。

「あの応募者良かったな」といい印象を残すためにも、しっかりチェックして下さい。

6-1. 面接中のマナー

面接機会を頂けた御礼を初めに伝える

面接の初めに、面接機会を頂けた御礼を伝えましょう。

採用担当者や面接者は、業務で忙しい中で応募者に会っています。

しっかり感謝の気持ちを伝えるだけで、印象をぐっと高める事ができますよ。

以下のようにシンプルに御礼を伝えればOKです。

本日はお忙しい中、貴重な面接機会を頂きまして、本当にありがとうございます。

面接者の目を見て、ハキハキ話す

自己紹介・自己PRを伝える時や、面接者の質問に答える時は、必ず面接者の目を見て話すようにしましょう。

伏し目がちに話す応募者は、自信が無いと評価されてしまいます。

また口調もハキハキと、特に語尾をはっきり話すように意識すると、自信のある話し方になります。

面接者の話はメモを取る

面接最後の逆質問で、面接者の話を聞く際は、メモを取るようにしましょう。

せっかく聞きたい質問を面接者の方にお話頂いているにも関わらず、ただ聞いているだけでは「本当に聞きたいのか」と面接者にマイナス印象を持たれてします。

「最後に何か質問ありますか?」との逆質問にどう答えればいいか心配な応募者は、転職面接のラスト2分で合格を勝ち取るための逆質問21選を参考にして下さい。

6-2. 退席のマナー

面接機会を頂けた御礼を最後に伝える

面接初めと同様、最後にも改めて、面接機会を頂いた御礼を伝えましょう。

「感謝」を示されて喜ばない人はいません。

以下のようにシンプルに御礼を伝えればOKです。

本日はお忙しい中、貴重な面接機会を頂きまして、本当にありがとうございました。

御礼とともに、志望意思を伝える

面接機会を頂けた御礼とともに、次の選考に進みたいという志望意思をはっきり伝えましょう。

「感謝」と同じく「意欲や志望意思」を聞くと、多くの採用担当者は好印象を持ちます。

ぜひ、採用担当者の印象をプラスにして面接を終えるようにしましょう。

以下のようにシンプルに意欲を伝えればOKです。

ぜひとも、次の選考に進みたいと考えております。どうぞよろしくお願い致します。

立ち上がって挨拶と一礼

立ち上がった後、「ありがとうございました」と挨拶した後に一礼をしましょう。

別れの際に再度一礼を

部屋から出る際には「失礼しました」と一礼をしましょう。

エレベーターまで見送って頂いた場合は、御礼を伝えた後にエレベーターに乗り込み、ドアが閉まる前に再度一礼します。

会社の入り口まで見送って頂いた場合は、入り口で御礼を伝えた後に外に出て、入り口の外から再度一礼しましょう。

(冬場)コートは、採用担当者が見えなくなるまで着ない

冬場は寒くても、採用担当者が見えなくなるまで着ないのがビジネスマナーです。コートはあくまでも上着、採用担当者に見られている間は面接中と意識しましょう。

6-3. 面接終了後のマナー

当日中に御礼メールを送る

面接した当日中に、面接者または採用担当者にメールで御礼を伝えるようにしましょう。

一言御礼を伝えるだけで、印象をアップさせる事ができます。

「どんな文面で送ればいいの?」と不安な方は、「面接合否を変える!転職面接後のお礼メール例文と2つのコツ」を参考にして下さい。

7. 面接対策には転職エージェントの活用がおすすめ

面接で必ずしもうまくいくとは限りません。時には厳しい結果があなたを待っているかもしれません。

そのようなことがないように、しっかり対策をする必要があります。そこで、転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェントを活用すると、一人ではできない面接対策を無料で行ってもらえます。

具体的な面接対策内容は以下の通りです。

転職エージェントの面接対策

  • 1対1面談 30分〜1時間程度
  • 面接対策セミナー 2時間程度の講義形式

以上のサービスを無料で受けられるため、登録しておいて間違いないでしょう。

面接対策に強い大手転職エージェント7選

面接対策に強く、さらに業界での評判・口コミを加味して大手の転職エージェントを7社ピックアップしました。

転職エージェントは全国に2万社以上ありますが、以下の観点で選んでおけば、まず失敗しません。

  1. 優良企業とパイプの強い、老舗・大手の転職エージェントだけを使う
  2. あなたのキャリアにあった転職エージェントを使う
    →大手の中でも、どんなキャリアの方のサポートに強いかがそれぞれ変わるため
  3. 複数の転職エージェントに登録し担当者を見極める
    →大手でもハズレの担当に当たることもあるので、少なくとも3社は使っておくべき

これらを踏まえ、老舗・大手の転職エージェントについて、年収別におすすめ度をまとめました。

以下からあなたの年収に合わせて3社以上に登録しましょう。

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これらがおすすめの理由は、「大手転職エージェント20社比較!おすすめ7選と裏事情からわかる失敗しない選び方」の記事で詳しく解説しています。

さいごに

転職面接のマナーをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

メラビアンの法則をご紹介した通り、「第一印象」の面接合否への影響は意外にも大きいものです。

「面接シーンに適した」「ビジネスマナーを守る」事で、ぐっと採用担当者の印象をUPする事ができ、もしかして合否を変える事もあるかもしれません。

ぜひ、転職成功に向けてトライしてみる事をおすすめします!

また、上記以外についても面接の対策を万全にしたい方は、以下の転職エージェントに相談するのが手っ取り早くおすすめです。

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