転職面接の服装は?好印象を与えるスーツ・インナー・持ち物の全知識
「転職面接の服装はどうしたらよいの?」
「スーツを着ていけばOKかな…?」
とお考えですね。
結論、転職面接は原則スーツで行くことがおすすめです。服装自由と指定があった場合でも、極力フォーマルな服装をしていくことが望ましいと言えます。
転職面接での服装は、面接官への第一印象を決定づけるものであり、その印象が結果に大きく影響することもあります。
そのため、スーツや髪形、メイクなど、事前にチェックすべき項目を知り、面接本番で好印象を残すことが大切です。
この記事では、転職のプロとして多くの求職者を転職成功に導いてきた私が、受かる転職面接の服装について解説します。
- 転職面接の服装を決めるときに最も重要な3ポイント
- 【男性】転職面接の服装|スーツを着こなし、細部にもこだわると好印象
- 【女性】転職面接の服装|上下スーツが王道、白のトップスで顔色を健康的に見せる
- 「服装自由」でもラフすぎる格好はNG
- 転職面接の服装に関するQ&A
この記事を読めば、転職面接の服装の全てが分かります。
1.転職面接の服装を決めるときに重要な3ポイント
この章では、転職面接の服装を決める際に最も重要で必ず押さえるべきポイントについて紹介します。
身だしなみは、面接通過の成否を左右するとともに、入社する際の印象にも影響するため、非常に重要です。
ただ身だしなみで差をつけることは難しいため、服装は「減点がないこと」を念頭に置いて用意すると良いでしょう。
早速見ていきましょう。
ポイント1.服やアイテムに清潔感があり、身だしなみが整っている
服に清潔感があり、身だしなみが整っていることは、面接はもちろん相手に良い印象を与えるために不可欠です。
清潔感の無さは大きなマイナスになります。服装からはその人の姿勢が伝わることを認識し、以下のポイントを押さえておきましょう。
清潔感のチェックポイント
- スーツはクリーニングされており、しわがない状態か
- シャツのボタンが取れていないか
- シャツにアイロンがかかっているか
- だらしない着こなしになっていないか
- 靴やカバンが汚れていないか
また、「メンズエミナル」というクリニックの調査では、採用面接において身だしなみが気になると考える採用担当者は約9割にのぼっています。
見た目の印象が良くないと、どんなに良いことを話しても伝わらないこともあるため、細かい点までチェックを怠らないようにしましょう。
クリーニングされているスーツであっても、長年着続けたことでヨレヨレになっていると印象が良くありません。
また、書類を書いているときの手元は意外と面接官の目にとまります。爪がきれいに切り揃えられているかも確認しておくと安心です。
ポイント2.今の自分の体型に合うスーツである
今の自分の体型に合うスーツを着ていることは、転職面接の服装において重要なことです。
特にスーツの場合、数年前に購入したものだと、体型の変化などによりスーツの肩幅が合わなくなっていたり、ウエストやパンツのサイズが合っていなかったりと、不自然な印象を与えてしまうことがあります。
面接が決まったら、まずご自身の持っているスーツを確認し、今の体型に合うものがなければ、思い切って購入することがおすすめです。
ポイント3.応募先の業種に最適な服装である
応募先の業種に最適な服装であることも、転職面接では大切なポイントです。
転職面接での服装は、新卒の就職活動のように共通の概念があるわけではなく、応募先の業種などによって服装選びが異なります。
応募先職種ごとの服装選びの一例
- 金融などの堅い業界
…スーツに合うトートバッグなどは避け、定番のビジネスバッグを持つ - アパレル業界
…ブランドが展開している服や、テイストが似ている服を着用する - 広告・マスコミ業界
…社風に寄せたビジネスカジュアルの服装が好ましい
このように、採用担当者は、応募者がその企業や業界に合った服装をしてくるかどうか、社会人としてTPOをわきまえられる人なのかどうかを含めてチェックしているのです。
採用担当者は服装のアイテムに目を光らせているわけではなく、全体的なバランスを見て判断しています。
このため、スーツに合わないカバンを持っている、靴がスニーカーで面接には不相応など、悪目立ちしてしまうポイントを無くすことも重要です。
2.【男性】転職面接の服装|スーツを着こなし、細部にもこだわると好印象
転職面接での男性の服装は、スーツをしっかりと着こなすことがポイントです。
スーツは減点ポイントが少なく、全ての面接官に良い印象を与えやすい万能アイテムであるためです。
また、その他アイテムのポイントも押さえることで、自信をもって面接に臨むことができるでしょう。
- 2-1.スーツ|無地のシングルボタンのスーツを選ぶ
- 2-2.ネクタイ|ご自身の与えたい印象に合わせて色を選ぶ
- 2-3.シャツ、ワイシャツ|白無地でデザイン性が低いものは汎用性が高い
- 2-4.ベルト|スーツに合う表革のもの
- 2-5.靴・靴下|レザーの紐靴のビジネスシューズに黒無地の靴下を合わせる
- 2-6.カバン|黒、濃いネイビー、ブラウンでA4サイズが入るサイズ
- 2-7.腕時計・アクセサリー|派手な時計はNG、結婚指輪のみ
順番に紹介します。
2-1.スーツ|無地のシングルボタンのスーツを選ぶ
ネイビーかダークグレーの無地の、シングルボタンのスーツを選びましょう。
ファッション性が高く凝ったデザインのものや、ベージュなどの明るい色のスーツは、面接には不向きです。
出典:洋服の青山
ボタンは2つ、3つのいずれも問題はありませんが、一番下のボタンは外しておくことがマナーです。
新卒の就職活動時に着ていたリクルートスーツ(主に無地の黒のもの)は、「新人」「学生っぽさ」などのマイナス印象となる可能性があるため、20代後半以降の方は避けた方が無難です。
出典:type
また、スーツの色は、保守的な会社なら濃い色、自由な社風や業界なら明るめのグレーでもOKなど、転職希望先によっても異なります。
ご自身が希望する転職先に合わせることを忘れないようにしましょう。
2-2.ネクタイ|ご自身の与えたい印象に合わせて色を選ぶ
ネクタイの色はご自身の印象をどのように伝えたいかによって選ぶことがおすすめです。ネクタイはスーツの色味に合うもので、派手すぎない明るい色を選ぶと良いでしょう。
出典:Aoki
ネクタイの色が与える印象
- ブルー系:知的さ、勤勉さ、真面目さ、爽やかさ
- レッド系:エネルギッシュ、情熱的
- イエロー系:コミュニケーション力、協調性、親近感
- グレー系:知的さ、穏やかさ、大人っぽさ
ネクタイの柄は、カジュアルになりすぎない「無地」「小紋」「ストライプ」がおすすめです。
キャラクターや動物柄のもの、高級ブランドなどのネクタイは、遊びの要素が強くなるため、注意が必要です。
また、ネクタイの中心がジャケットからずれていると目立ってしまうため、面接開始前にネクタイがワイシャツのボタンの位置に沿っているかをチェックするようにしましょう。
2-3.シャツ、ワイシャツ|白無地でデザイン性が低いものは汎用性が高い
スーツの中に着るシャツやワイシャツは、白無地でデザイン性が低いものや、目立ちすぎないストライプ柄、薄い青系の無地がおすすめです。
転職面接に最適であるうえ、どのようなスーツにも合い汎用性が高いからです。
出典:UNIQLO
襟先にボタンが付いているカジュアルなボタンダウンや、デザイン性が高いおしゃれなワイシャツは、カジュアルな印象を与えてしまうため、面接で着用することはおすすめしていません。
転職希望先企業や業界にもよりますが、堅い社風の会社では白無地あってもデザイン性が高いシャツであるために、減点となってしまうこともあるからです。
また、派手なカフスなども、TPOをわきまえられない人というマイナスイメージを与えやすいため、避けることをおすすめします。
なお、ワイシャツはアイロンをかけ、襟や袖口の汚れやヨレが無い状態にしておくことも忘れないようにしましょう。
2-4.ベルト|スーツに合う表革のもの
ベルトはスーツに合う表革のものを選びます。無地か型押しの革製で、バックルがシングルピンのものを使いましょう。
ベルトの色は、靴の色と合わせると、全体的にまとまった印象になりやすいです。
出典:洋服の青山
革素材でも、毛足のあるヌバック、編み込みのメッシュベルト、金具が大きく目立つものや装飾がついているものは派手な印象を与えてしまうため、避ける方が良いでしょう。
日頃から使用しているものを使う場合は、革が痛んでひび割れていたり、バックルの穴が広がっていると、だらしない印象を与えてしまうため、面接前にチェックしておきます。
また、購入する際は、ベルトの穴のうち真ん中で締められる長さを選ぶことがおすすめです。
一番手前で締めるとベルトが長く余ってしまい、奥で締めると太っている印象を与えてしまうからです。
2-5.靴・靴下|レザーの紐靴のビジネスシューズに黒無地の靴下を合わせる
靴と靴下は、レザーの紐靴のビジネスシューズに黒無地の靴下を合わせましょう。
靴は、黒やこげ茶色など、スーツに合う色の紐靴タイプのビジネスシューズを選びます。
なお、以下のような靴は面接には不向きであるため、避けるようにしましょう。
避けるべきビジネスシューズ
- つま先がとがりすぎている靴
- エナメルなど派手な印象を与える靴
- スウェードやヌバックなど毛足のある裏革の靴
- かかとがすり減った靴
- 傷がある靴
靴下は、黒やグレー、濃紺の無地を選ぶと良いでしょう。
派手な色や柄は、ファッションセンスを求められるアパレルなどの業界以外では避けることがおすすめです。
2-6.カバン|黒、濃いネイビー、ブラウンでA4サイズが入るサイズ
カバンは、黒や濃いネイビー、ブラウンでA4が入るサイズを選択しましょう。
手持ちのタイプであれば間違いがありません。
出典:楽天市場
リュックやトートバッグも不可ではありませんが、堅い社風の会社の場合、デザインに関わらず、リュックやトートバッグそのものにマイナスイメージを持たれてしまうこともありえます。
また、現職の出勤で使用しているカバンを使用する場合、ボロボロになっているとマイナスの印象となりやすいため、カバンの状態も面接前にチェックすることは重要です。
2-7.腕時計・アクセサリー|派手な時計はNG、結婚指輪のみ
男性が転職面接の場で、結婚指輪以外のアクセサリーを付けることは避けましょう。
腕時計はつけて問題ありませんが、一目で高額なブランド品とわかるものは、嫌味な印象を与えてしまうこともあるため、面接時は避けた方が良いでしょう。
また、派手な装飾が施されているデザイン性が高いものやスポーツウォッチは、面接の場だけでなくビジネスシーンにもふさわしくないため、TPOをわきまえる観点からも避けることがおすすめです。
3.【女性】転職面接の服装|上下スーツが王道、白のトップスで顔色を健康的に見せる
女性の転職面接も、服装はスーツが王道です。もし服装に迷っているなら、スーツで面接に臨みましょう。
出典:洋服の青山
この章では、転職面接で着るべきスーツの実例を、その他ポイントと合わせて紹介します。
- 3-1.スーツ|上下セットのものを選ぶと良い
- 3-2.トップス|白のワイシャツまたはブラウス
- 3-3.靴|3~5cmの黒のパンプス
- 3-4.カバン|A4の書類が入るサイズ
- 3-5.髪型・メイク|髪は結び、ナチュラルメイクで清潔感を出す
- 3-6.爪|短く切り揃えて何も塗らない
- 3-7.アクセサリー|基本的に着用しない
ぜひチェックしてみてください。
3-1.スーツ|上下セットのものを選ぶと良い
これから服装を揃えるという方は、上下セットのスーツを準備しましょう。女性の場合、普段の仕事で着る機会が少ないかたも多いと思いますが、転職を成功させるためには必須です。
出典:GU
面接では黒・ネイビー・グレーのビジネススーツを着用し、柄がない無地のものを選ぶようにしましょう。20代までであれば、リクルートスーツを着用しても問題ありません。
そもそもリクルートスーツに定義や年齢的な制限はなく、その多くは黒の無地でフレッシュな印象を与えるようなデザインで作られているため、良い印象を与えやすいのです。
ただし、30代以上の方が着用すると、年齢の割に頼りなさそうな印象や、違和感を与えることもあるため、注意が必要です。
スカートなら、膝丈を選ぶ
スカートを選択する場合は、基本的に膝丈を選びましょう。長すぎ、短すぎはNGです。
出典:洋服の青山
タイトスカートや台形スカートだと、上品で落ち着いた印象を与えることができます。
フレアスカートでも良いですが、ものによっては華やかになりすぎる可能性があるため、注意しましょう。
迷ったらパンツスタイルがおすすめ
スカートとパンツスタイルで迷う方には、パンツスタイルをおすすめしています。どちらを着用しても良いですが、スカートは丈や形、ストッキングなど、悩みが増えがちだからです。
パンツスーツの場合、選択肢がそれほど多くなく、パンプスにも合わせやすいものが多くあります。活発で仕事ができそうな印象を与えやすい点もメリットと言えるでしょう。
3-2.トップス|白のワイシャツまたはブラウス
トップスは、白のワイシャツまたはブラウスを着用するようにしましょう。
出典:GU
迷う場合は、白のワイシャツを選ぶと良いでしょう。ワイシャツの場合、事前にアイロンをかけ、襟や袖もきれいにしておくことで、より一層きっちりした印象に見せることができます。
白のブラウスは、その多くがワイシャツよりも手入れが楽であり、シワになりにくい点が特徴です。
ワイシャツよりも手入れが少なく済むため時間の節約となり、仕事をしながら転職活動をするかたに重宝するアイテムと言えます。
レーヨンやポリエステル入りの白系のシンプルなデザインのブラウスを選ぶことで、「清潔感」「信頼」のイメージも与えやすい点もポイントです。
Vネック・ラウンドネックいずれもOK
ブラウスを着用する場合、Vネックやラウンドネックのものでも良いでしょう。
オフィスカジュアル向けのシンプルなものを選択することがおすすめで、胸が開きすぎているものや、袖や襟がひらひらしているものは、面接に好ましくありません。
秋冬の寒い時期であれば、シンプルな無地のニットもスーツスタイルにぴったりです。
3-3.靴|3~5cmの黒のパンプス
靴は、3~5cmの黒のパンプスを選びましょう。ヒールがない靴や、6cm以上のヒールは好まれません。
素材は本革や合成皮革、スエードが最適で、エナメルなどのカジュアルな生地や、サンダル、つま先の出た靴はNGです。
傷や汚れがないか、ヒールの金属部分がむき出しになっていないかもチェックしておきます。
つま先が丸い靴よりも、先の尖ったポインテッドトゥや四角くカットされたスクエアトゥのパンプスを選ぶと、活発な印象を与えやすいです。
服装の色がライトグレーやネイビー、ベージュなどの場合、靴はアイボリーやベージュなどの色を選んでも良いでしょう。
3-4.カバン|A4の書類が入るサイズ
面接に持っていくカバンは、A4の書類が入るサイズのものがベストです。
これは、面接時に企業についての資料などを渡されることがあり、資料を折りたたんでカバンに入れることを避けるためです。
色は基本的に黒をおすすめしますが、シンプルでビジネス向きのものであれば、茶色やベージュなどでも構いません。
どうしてもA4サイズのカバンがないという場合、書類は封筒などに入れて別に持ち歩くようにしましょう。
3-5.髪型・メイク|髪は結び、ナチュラルメイクで清潔感を出す
髪は結び、ナチュラルメイクで清潔感を出すと、面接時の印象がよくなります。
出典:enジャパン
髪が長い方は一つにまとめて、すっきりとした印象にすると良いです。前髪が目にかかったり、顔回りの髪の毛が垂れていたりすると、暗い印象となってしまうため、要注意です。
面接官は、候補者が入社したときにお客様や社内の仲間にどのような印象を与えるかを含めてチェックしています。
面接だからきっちりすることはもちろんですが、ご自身が一社会人としてどのような印象を与えるかを考えることは大切と言えます。
3-6.爪|短く切り揃えて何も塗らない
爪は短く切り、マニキュアなどは塗らないようにしましょう。
在職中の方の場合、派手なネイルをしても問題がない職場に勤務しているかたや、前職を既に退職しているかたもいらっしゃいますが、転職活動中はネイルアートや派手なマニキュアは控えておいた方が無難です。
マイナスな印象となるだけですので、避けることがおすすめです。
3-7.アクセサリー|基本的に着用しない
面接の場にはアクセサリーは基本的に不要です。
面接はフォーマルな場であるため、マイナスな印象になりやすいためです。
もしVネックのブラウスなどにネックレスをつけたいと思ったら、華美なものを避け、極力シンプルで控えめなものを選びましょう。
シンプルな腕時計や結婚指輪はつけて構いません。
4.「服装自由」でもラフすぎる格好はNG
「自由な服装で来てください」と言われたとしても、ラフな格好で本当に面接に行くことはNGです。
企業によっては、「TPOを考えられる人か」「マナーをわきまえているか」を判断するために、面接時の服装をあえて私服に指定することもあります。
いずれにしても、ジーンズやTシャツなどラフすぎる格好はNGであるため避ける必要があります。
迷う場合は、スーツやジャケット&パンツスタイルを選べば、間違いありません。
また、女性で急に面接が決まった場合などに、スーツの準備が間に合わない…という方もいらっしゃるでしょう。
その場合も同様に、「ジャケット&パンツスタイル」「スーツに準ずる格好」などのスタイルで面接に臨むことがおすすめです。
【男性】オフィスカジュアルに準じた格好
服装自由を指定されてスーツで面接に行きにくい場合、オフィスカジュアルに準じた格好がおすすめです。
オフィスカジュアルでメジャーな格好は、以下の組み合わせです。
- テーラードジャケット(ネイビー)
- チノパンまたはスラックス(ベージュまたはグレー)
インナーはワイシャツにノーネクタイでも良いでしょう。スーツの際と同様に、ベルトと靴の色をそろえれば、まとまりが出ておしゃれな雰囲気になります。
すでにジャケットやチノパンを持っているかたは、コーディネート次第ではカジュアルになりすぎることも考えられるため、実際に組み合わせてみて、面接を受ける業界や企業の社風に合わせて最終的に判断すると良いでしょう。
面接の場合は、あまりカジュアルに寄りすぎず、その格好が転職先のオフィスに出社するのにふさわしいか、という観点で考えることがおすすめです。
【女性】ジャケット&パンツスタイル
女性で服装自由と言われた場合、ジャケットとパンツスタイルを組み合わせることがおすすめです。
以下の3点を組み合わせるとスーツではないものの、フォーマルな服装に近づきます。
- ジャケット
- 白のインナー(ワイシャツまたはブラウス)
- スラックスまたはぴったりめのテーパードパンツ
出典:GU
特に30代以上の場合、リクルートスーツを着るよりも、上記の組み合わせの方が、年相応に仕事ができる印象を与えやすいです。
これらはスーツの専門店や売場でなくても、GUやユニクロ、H&Mなどの量販店でも購入することができます。
経験に長けた大人な雰囲気を伝えたい場合、ライトグレーや明るめのベージュなどを選択することもおすすめです。
スーツに準ずる格好でもOK
ジャケットとパンツのセットアップなど、スーツに準ずる格好もおすすめです。
黒や紺、グレーなどで統一されたジャケットとパンツにインナーを合わせれば、きちっとした大人な女性を演出できます。
尚、子供の入学式などで着るような華やかなスーツは、転職面接で着るのは避けましょう。
面接においては、清潔感も重要視されます。可能なら新調することをおすすめしますが、もし厳しければ、しわや汚れがないものを選ぶようにしましょう。
5.転職面接の服装に関するQ&A
この章では、転職面接の服装に関するQ&Aに回答します。
気になる質問をチェックしてみてください。
Q1.夏でもジャケットは着るべきですか?
夏の面接でもジャケットは必須です。
面接場所に行くまでの間は手にかけて持ち、到着したらジャケットを着た状態で社内に入りましょう。
面接時に「ジャケットを脱いでいただいても構いません」と言われたら、脱いでも問題ありませんが、その場合は椅子の背にかけるのではなく、簡単にたたんでカバンの上に置くようにしましょう。
Q2.冬にコートを着ていった場合、どうすれば良いですか?
冬にコートを着ていった場合、寒くても訪問先企業に入る前に、玄関の外で脱ぐようにしましょう。
テナントが集まっているビルであれば、エントランスに入ってから脱いでも構いません。
脱いだコートは以下の手順できれいにたたみ、カバンを持たない方の腕にかけて持ち歩きます。
コートのたたみかた手順
- コートの両肩の部分に内側から手を入れる
- 内側が外側に来るように、くるりと返し、前身ごろと後身ごろを合わせる
- 持ちやすいように真ん中で上下半分に持つ
なお、面接の部屋に入ったあとのコートの取り扱いは、椅子の背もたれにかけるのではなく、たたんだ状態で鞄の上に置くのがマナーです。
さいごに
転職面接時の服装についてお伝えしました。
面接の服装は、面接官に与える印象が大きいため、しっかりとスーツを着るなど、TPOに合わせた格好をすることが大切です。
ポイントを押さえることで、マイナスの印象を与えることを避けることができ、ご自身も安心して面接に臨むことができるでしょう。
このページを通して、あなたの転職活動が成功することを、陰ながら応援しております。
男女ともに、現在の体型にフィットしたスーツを着れば、それだけで印象はグッとよくなります。
まだお持ちでない方は、既製品ではなく、採寸して作るオーダースーツの購入も検討しましょう。
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