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面接対策

転職の最終面接・役員面接で突破率を劇的に上げる6ステップ

転職 最終 面接

転職活動で選考が進み、「最終選考では何を質問されるの?」と不安になっていませんか?

最終面接まで来ればもう大丈夫と安心して面接準備を怠った事で、「役員の鋭い質問に答える事ができなかった…」「最終面接まで来たのに不合格になってしまった…」と失敗する人はとても多いのです。

このページでは、転職コンサルタントとして数多くの転職面接をアドバイスし、転職者を成功に導いてきた知見と経験をもとに、最終面接を突破する本質的なノウハウとコツをご紹介します。

  1. 最終面接で見られる評価軸を知ろう
  2. 最終面接の2パターンを理解しよう
  3. 最終面接ならではの2つの質問には事前回答を
  4. 最終面接の逆質問では経営者視点を意識する
  5. 最終面接の結果が出るまで注意しよう
  6. 面接対策には転職エージェントの活用がおすすめ

このページを読めば、最終面接を突破するノウハウが身につき、内定獲得に一歩近づくでしょう。

最終面接は顔合わせでは無い!選考通過率は…?

次が最終面接です。最終面接は顔合わせ程度と聞きますし、ほぼ内定獲得ですよね?

上記は、私が転職コンサルタントとして数々の面接対策を支援する中で、応募者から良く受ける相談です。

「初めての最終面接、もうここまで来れば内定は目前!」と喜ぶ応募者の気持ちはよく分かります。

しかし、最終面接は顔合わせの場ではありません。「合格率は30〜50%です。」「落ちる人も多いのでしっかり準備しましょう」とお伝えしています。

最終面接の心得3ヶ条

  • 最終面接は顔合わせの場では無い
  • 合格率は30〜50%程度 2〜3名に1名しか合格しない狭き門
  • 最終面接の特徴を理解して、しっかり準備しよう

ステップ1. 最終面接で見られる評価軸を知ろう

口コミ・評判

採用担当者
最終面接には、1次・2次面接とは違った役割があります。それまで高評価だった応募者でも、最終面接で不合格になるケースはよくありますよ。

最終面接はそれまでの面接と違って、社長や役員・人事部長など「人事の最終判断ができる人」が面接します。

よって、面接判断される評価軸も変わってきます。

下記は、私と仲の良い大手メーカーの採用担当者が、こっそり教えてくれた各面接の役割です。

オーソドックスな転職面接フローだと言えるので、ぜひ参考にして下さい。

 面接  一次 二次 最終
 面接者 人事 現場部長 役員
人事部長
ビジネス
マナー
性格
会話力
経験
スキル
熱意
志望度
方向性
ビジョン
転職の
覚悟

1-1. 熱意・志望度

1次面接では「社会人としての基礎ができているか」、2次面接では「現場で使えるスキルを持っているか」を判断されますが、最終面接は「内定を出すか否か」という最終判断の場です。

入社意欲や熱意を問うて、「入社した後に、意欲的に仕事に取り組もうとするか」を判断します。

また、役員など役職の高い面接者ほど、会社に対する思い入れが強く、「自社を愛してくれるか」といった熱意を重要視する傾向にあります。

1-2. 方向性・ビジョン

志望度と同じく、最終面接で重要視されている評価軸は、「応募者の方向性やビジョンが、会社と合っているか」という点です。

能力とやる気があったとしても、やりたい方向性がずれていれば、最終的に入社後に活躍する事はできません。

3〜5年後を意識して「この応募者を採用する事は会社にとって必要か」を判断されます。

1-3. 転職の覚悟

最後は「転職の覚悟」です。

いくら志望度が高く方向性が合っていたとしても、転職してすぐに高い成果を出す事は難しいものです。

0から仕事を学び、成果が出るまで下積みの仕事を頑張る事ができるか、うまくいかなかったらすぐに転職してしまう事が無いか、「転職の覚悟」が問われます。

採用担当者「採用は、3億円の投資判断です」

人材業界ではよく「1人採用する事は3億円の投資と一緒」と言われています。

一人の生涯年収が3億円ほど、研修費や育成コストを考えるとそれ以上のお金を払ってでも「その人を採用する必要があるか?」が判断されます。

応募者のあなたは、その会社に3億円以上のメリットを提供できる事をアピールする必要があるのです。

ステップ2. 最終面接の2パターンを理解しよう

口コミ・評判

採用担当者
我が社の最終面接は2パターンあります。最終面接者のタイプによって変わりますね。

最終面接は1・2次面接と違って、「面接者のタイプ」が色濃く出る面接です。

よくある最終面接者タイプを2通りご説明します。

 面接者のタイプ  面接の判断基準 面接パターン
鋭く理論的なタイプ 「結果を出せるか」判断 圧迫型
明るく快活なタイプ 「自社に合うか」判断 雑談型

2-1. 鋭く理論的なタイプ

結果を出す事にシビアで笑顔が少なく、周囲に緊張感を与えるタイプの面接者です。

「結果を出せるか」判断

このタイプは、「結果が出せるかどうか」が評価基準になりますので、面接でも鋭く質問を重ねてきます。

理論的な話し方を好み、質問に対して端的でスピーディ、かつわかりやすい答え方を好みます。

ムダ話やプライベートの雑談などは嫌われてしまうでしょう。

圧迫型

曖昧な答え方をすると、「なぜ?」「もう少し分かりやすく」と質問を重ねてきます。

優しく温和な応募者で、鋭い受け答えや理論的な説明に慣れていない方だと、圧迫面接のように受け取るケースもあるでしょう。

しかし、多くの面接者は圧迫面接でストレス耐性を見ようとしている訳ではなく、単純に聞きたい事を聞いているケースがほとんどです。

落ち着いて、誠実に自分の言葉で説明するようにしましょう。

また、数値や軸となる根拠を示して話をすると印象をぐっとあげる事ができます。

鋭い質問が続き、回答に詰まったら…?

「少し考えるお時間を頂いてもよろしいでしょうか?」とお願いし、考える時間をもらうと良いでしょう。

面接者は圧迫面接で応募者を困らせたい訳ではないので、焦って見当違いの答えを話すより、「困った時に冷静な判断ができる応募者だ」と好印象に映ります。

ただし考える時間は10秒程度が適当です。

あまり考えすぎると「考えるスピードが遅い人」と評価されてしまうので、「今は十分に考えられていませんが、」と切り出しながら話すと良いでしょう。

鋭く理論的なタイプには…

  • 端的でスピーディ、分かりやすい話し方を心がける
  • 「圧迫」と感じる事もある 落ち着いて誠実に話す事
  • どうしても困ったら、慌てずに時間をもらう

2-2. 明るく快活なタイプ

自分から積極的に話し、明るくおおらかでフレンドリーな印象の面接者です。

「自社に合うか」判断

このタイプは、「自社に合うかどうか」が評価基準になりますので、会話自体を楽しみ積極的に自分の話をします。

理論的な会話よりも、雑談やプライベートも含めた会話や、自分の話を丁寧に聞いてくれる姿勢を好みます。

「自分の話をしたい」と思っているので、応募者の話が長すぎたり話に割り込んで自己PRを始めたりすると、評価は下がってしまうでしょう。

雑談型

仕事の話に留まらず、ムダ話やプライベートの話が増えてくる事もあるでしょう。

「本当に面接中なの?」と感じるぐらい和気藹々とした雰囲気になるケースもあります。

もちろん単なる話好きの面接者もいますが、このような雑談型の面接は「応募者の素」を見ようとするケースが大半です。

こういった面接では、つい面接でマイナス印象になる「本音」や、砕けた話し方になってしまうもの。

どんなに雑談が続いても、面接の場である事を意識して会話するように心がけましょう。

面接者と意見が違ったら…?

最も注意したいのは、面接者と意見が食い違った場面です。

このタイプの面接者は「自分と違う意見の応募者を嫌う」傾向にあるので、雑談のような雰囲気だったとしても、否定意見を「自社に合わない応募者だ」と捉えてしまいます。

決して、質問の回答を否定から入るのでは無く、相手の話に共感した上で自分の意見を伝えると好印象に映ります。

明るく快活なタイプには…

  • 雑談やプライベートも含めた会話を心がける 相手が話す時間は傾聴を
  • 雑談に感じても「面接の場」を意識 砕けすぎる態度はNG
  • 面接者と意見が食い違った時は否定せず、共感した上で意見を伝える

ステップ3. 最終面接ならではの2つの質問には事前回答を

口コミ・評判

採用担当者
最終面接では、「本気で転職を決断して、努力する気概があるのか?」と覚悟を問います。言い淀む応募者は「覚悟が定まっていない」と不合格にしますね。

最終面接は、面接の合否を決定する1・2次面接と違って、内定を決める面接です。

「彼や彼女に3億円を投資する価値があるか?」という判断には、本気の覚悟を問うとの事。そんな質問を2選ご紹介します。

3-1. 「前職の退職理由はなんですか?」

これは1・2次面接でも聞かれる質問ですが、最終面接では応募者の覚悟を問うています。

「本当に辞める必要があるのか?」「辞めてまで実現したい意思があるのか?」を聞く中で、応募者の転職への覚悟を見ているのです。

事前にしっかり準備して、最終面接者の目を見てはっきり答えられるようにしましょう。

3-2. 「他社でなく、なぜ自社なのですか?」

これも1・2次面接で聞かれる質問ですが、最終面接では上記と同様に応募者の覚悟を問うています。

「数多くある企業の中から、なぜ他社でなく自社なのか?」を聞く事で、応募者が本気で転職しようと考えているかを判断します。

現実として、中途採用している企業全てと比較する事は不可能です。

「私の知る範囲では」「私が調べた中では」と前置きしながら、しっかりその企業を選んだ理由と志望動機を伝えてください。

「覚悟を問う」最終面接での質問

  • 「前職の退職理由はなんですか?」
  • 「同業他社でなく、なぜ自社ですか?」

ステップ4. 最終面接の逆質問では経営者視点を意識する

口コミ・評判

採用担当者
最終面接の場に相応しく無い逆質問をする応募者がいます。せっかくの面接が台無しになるマイナス印象ですので、注意してください。

逆質問は最終面接でも聞かれますが、面接者によって投げかける質問は変えた方が良いでしょう。

最終面接者にこそ質問したい、経営視点を意識した質問を心がけます。

下記にサンプルをご用意しましたので参照にしてください。

 面接  面接者 質問例
 一次 人事 「中途社員の比率はどの程度ですか?活躍されている方の特徴はありますか?」「人事から見た、御社らしさはどのようなものでしょうか?」

「創業理念に共感したのですが、実践のため取り組んでいる事を教えて下さい。」

二次 現場部長 「競合優位性を発揮している、営業社員の強みはどこにあるのでしょうか?」「現場チームでは、何を大切にして日々仕事されているか教えて下さい。」

「案件の受注から納品まで、どのようなスケジュールで動いていますか?」

最終 役員
人事部長
「経営者から見た御社の魅力と今後の課題を教えて頂けますか?」「今後3年の経営を考えた際、従業員には何を求められるのでしょうか?」

「創業理念に共感したのですが、どのような背景から設定されたのですか?」

逆質問への対応を詳しく知りたい方は、転職面接のラスト2分で合格を勝ち取るための逆質問21選を参考にして下さいね。

ステップ5. 最終面接の結果が出るまで注意点しよう

口コミ・評判

採用担当者
最終面接の結果が出るまでの日数は、まちまちです。お伝えする日数以内には必ずご連絡しますので、お待ち下さい。

最終面接での結果待ちの時間は、応募者にとって一番悩ましいものだと思います。

結果が出るまでの日数はまちまちとの事ですので、辛抱して待つようにしましょう。

しかし、下記2つのような特異なケースもありますのでご注意下さい。

5-1. 最終面接の場で合否が出ても承諾しない

最終面接の場で合否が出るケースがあります。

その場で入社意思を問われる事になり、応募者は最終面接の緊張から「ありがとうございます!」と握手してしまう事が多いのですが、必ずこの場では承諾せずに帰宅しましょう。

なぜなら「緊張が解けた時には、冷静な判断ができず」「一度承諾すると給与交渉が難しい」のです。

特に後者の「給与」は、一度内定承諾すると交渉する場面がほとんど残っていません。

給与にこだわりが少ない人でも、後々の不満にならぬように、しっかり給与交渉した上で内定承諾するようにしましょう

5-2. 合否連絡が期日から過ぎればすぐに連絡を

稀ですが、合否連絡が期日を過ぎるケースがあります。

「いつまで待てばいいか?」「連絡していいか?」とモヤモヤされる応募者が多いのですが、すぐに連絡する事をおすすめします。

なぜなら、採用担当者の連絡が行き違いになっている事があるからです。

この場合は、「応募者からの折り返しが無かった」と採用担当者の印象がダウンしている可能性があります。

最悪、「連絡がつかなかった」として、別応募者に内定を出しているかもしれません。

期日を過ぎればすぐに連絡しましょう。

6. 面接対策には転職エージェントの活用がおすすめ

面接で必ずしもうまくいくとは限りません。時には厳しい結果があなたを待っているかもしれません。

そのようなことがないように、しっかり対策をする必要があります。そこで、転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェントを活用すると、一人ではできない面接対策を無料で行ってもらえます。

具体的な面接対策内容は以下の通りです。

転職エージェントの面接対策

  • 1対1面談 30分〜1時間程度
  • 面接対策セミナー 2時間程度の講義形式

以上のサービスを無料で受けられるため、登録しておいて間違いないでしょう。

面接対策に強い大手転職エージェント7選

面接対策に強く、さらに業界での評判・口コミを加味して大手の転職エージェントを7社ピックアップしました。

転職エージェントは全国に2万社以上ありますが、以下の観点で選んでおけば、まず失敗しません。

  1. 優良企業とパイプの強い、老舗・大手の転職エージェントだけを使う
  2. あなたのキャリアにあった転職エージェントを使う
    →大手の中でも、どんなキャリアの方のサポートに強いかがそれぞれ変わるため
  3. 複数の転職エージェントに登録し担当者を見極める
    →大手でもハズレの担当に当たることもあるので、少なくとも3社は使っておくべき

これらを踏まえ、老舗・大手の転職エージェントについて、年収別におすすめ度をまとめました。

以下からあなたの年収に合わせて3社以上に登録しましょう。

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これらがおすすめの理由は、「大手転職エージェント20社比較!おすすめ7選と裏事情からわかる失敗しない選び方」の記事で詳しく解説しています。

さいごに

転職の最終・役員面接突破のノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

最初にお伝えした通り、「最終面接の合格率は30〜50%」と狭き門です。

最終面接ならではのタイプや質問があるので、「何を評価されるか」「何を質問されるか」しっかりと「準備する」事で、ぐっと内定獲得に近づくでしょう。

ぜひ、転職成功に向けてトライしてみる事をおすすめします!

また、上記以外についても面接の対策を万全にしたい方は、転職エージェントに相談するのが手っ取り早くおすすめです。

その際は以下の転職エージェントに登録して、相談だけでもしてみることをおすすめします。

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あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。