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ITコンサルタントに強い転職エージェント6選|経験別のおすすめと選び方

「ITコンサルタントが使うべき転職エージェントは?」「やっぱりIT専門がいい?」など、ITコンサルタント向けの転職エージェントについて気になっていませんか?

ITやコンサル業界に強いと宣伝するエージェントはいくつもありますが、不人気なブラック求人ばかり紹介する悪質なタイプも多いので注意しましょう。

特に近年は、低品質なエージェントが急増している背景もあり、適当に登録するのは危険で、優良な転職エージェントだけに登録しないと、転職の失敗につながります。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、ITコンサルタント向けの転職エージェントについて、以下の流れで解説していきます。

全て読めば、ITコンサルタントはどの転職エージェントを使うべきか、選び方から使いこなすコツまでがわかり、転職エージェントで失敗することがなくなるでしょう。

ITコンサルならここ!迷ったら選ぶべき1社

全部読むのが面倒で、まず一社選びたい方には、以下がおすすめです。

  • ITコンサル経験者で、現在年収600万円までの方
    レバテックキャリア(IT特化の最大手)
  • 現在の年収が600万円〜
    JACリクルートメント(ハイクラス転職の定番)
  • 初めてITコンサルを目指す
    doda(未経験でも親身にサポート)

いずれもIT転職で真っ先に名前の上がる老舗で、大手・優良企業のIT求人が集中しています。

担当者のレベルも高く、サポートに関する悪い評判も極めて少ないです。

1. 結論:ITコンサルタント志望が使うべき転職エージェント

このページでは、ITコンサルタントとして転職を希望する方におすすめの転職エージェントについて、根拠を持って詳しく解説していきます。

長くなってしまったので先に結論を言うと、あなたのキャリア合わせて、以下から3社選ぶべきです。

ITコンサルタント
経験者
未経験
年収
600万以下
年収
600万〜
1位.
レバテックキャリア
×
2位.
JACリクルートメント
×
3位.
doda
4位.
マイナビIT エージェント
5位.
ワークポート
6位.
ムービン

おすすめ順に並べているため、迷ったら、キャリアに合わせて上から順に3つ選んでおきましょう。

大手・優良企業のITコンサルタントの求人のほとんどは、この6社に集中していて、ここから選んでおけば間違いありません。

参考までに、それぞれのエージェントを一言で表すと下記の通りです。

おすすめエージェント 特徴
レバテックキャリア IT特化エージェントの最大手で、年収アップの転職に強い
JACリクルートメント ベテラン向け・管理職クラスの高収入案件が集中している
doda あらゆる業界の求人が豊富で、ITコンサルの求人数もトップクラス
マイナビIT エージェント 新卒向けのサービスを通して、大手優良企業と強いパイプを持ち、20代のサポートに強い
ワークポート 若手エンジニアからの評判がよく、47都道府県に拠点があって地方にも強い
ムービン コンサル特化型のエージェントでは最も実績のある老舗

経験者の方は、スカウトサービスも一つは使う

ITコンサルタント経験者の方は、以下のようなスカウトサービスも一つは使っておきましょう。

これらは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスで、主に年収600万円以上の方を対象としています。

scout

※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント

企業からのスカウトだと、いきなり面接に進んでスピーディーに内定が出るケースもあるため、登録しておいて損はありません。

即戦力になる経験者を対象としたサービスで、気になるスカウトにだけ返信して面談に進んでみたり、マイペースに転職を進めることもできます。

中でもおすすめは、スカウト型の最大手で、30,000社以上の企業からスカウトが受けられる「ビズリーチ」です。

そもそもITコンサルタントとは

ITを使って、企業の課題を解決する専門家のことで、以下の企業で働きます。

  • コンサルティングファーム:企業の課題解決を専門とする
  • SIerやシステムベンダー:ITシステムの開発を請け負う

仕事内容を大まかにまとめると、以下の通りです。

内容
1. クライアントからの聞き取り 具体的にどんな課題を解決したいのか聞き取る。 メーカーから「競合に負けないスピードで、最新のニーズに合った商品を出していきたい」という要望聞き取り
2. 解決方法の提案 どんなシステムを導入するなど、解決に向けた案をプレゼンする 社内の各部署や仕入れ元が連携しやすくなる、意思決定のスピードを上げられるシステムの導入を提案
3. プロジェクトのマネジメント システムの導入など、プロジェクトの進行管理をする 開発に必要な人員を計算したり、システムの開発現場をサポートする。

SIerやSEとの違いは?

仕事の範囲が以下のように違い、「そもそもどんなシステムが必要か」から考える点で違っています。

  • SIer、SE:システムの開発から運用、保守まで行う
  • ITコンサルタント:必要なシステムの構想から開発のサポートまで行う

ただ、実際は区分けがあいまいで、SIerでもシステムの構想段階から関わるITコンサルタントを募集するケースもよくあります。

未経験でもなれる?

30代までで、SEの経験があったりITの知識がある方なら、未経験からなるのは難しくありません。

コンサル業界の中途採用は、他の業界から入る方が約8割と、むしろ未経験の方が多いデータもあります。(参考:ムービン公式

転職で年収が一気に100万円以上高くなるケースも多く、SEのキャリアアップの王道パターンとして、ITコンサルへの転身は業界でも真っ先にあげられます。

未経験から目指したい方は、「doda」のような未経験転職にも強い大手エージェントをまず利用しましょう。

可能性があるか、まずどうすべきかといった点で、詳しい担当に親身に相談に乗ってもらえます。

2. ITコンサルタント向け|転職エージェントの選び方

ITコンサルタントとしての転職を目指す方は、以下の方法で転職エージェントを選んでおきましょう。

  • 選び方1. 実績のある大手を選ぶ
  • 選び方2. ITコンサルの求人が豊富なエージェントを選ぶ
  • 選び方3. 自分の経験・年収に合わせて選ぶ

この選び方がなぜ重要か解説していきます。

選び方1. 実績のある大手を選ぶ

ITコンサルタントの転職に使うエージェントは、実績のある大手を選んでおきましょう。

大手と中小の違いは下記の通りで、大手エージェントの方が転職時に強い味方になります。

大手と中小

企業側もまず大手を頼るため求人が豊富で、個別に紹介を頼まれた、表に出ない好条件な求人もたくさん持っています。

また、サポート経験が多い分、企業ごとに「面接でどう答えれば内定が出やすいか」といったデータも豊富に持っています。

求人、選考対策いずれの面でも優秀で、大手を使うだけでいい会社に入れる確率はグッと高まります。

大手にも下記のデメリットがありますが、使い方次第で解消できるため、大手を選べば間違いありません。

  • ×忙しいので放置されることがある(一人の担当が何人もサポートする体制)
    →まめに連絡を取ったり、積極的な姿勢を見せれば優先的に対応してくれる
  • ×中にはハズレの担当もいる
    →エージェントを複数使えばハズレの担当者と付き合わなくて済む

知っておくべき裏事情:近年は低品質なエージェントが急増した

下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。

引用:厚生労働省ホームページ

これには、資格さえあれば、ネットで誰でも簡単にエージェント業を始められるようになった背景があります。

新設の中小エージェントにも、コンサル業界の転職に特化していたり、優良なものはありますが、以下のようなタイプが多いのが実情です。

  • 企業とのパイプが弱く、紹介できる求人が少ない
  • 常に出回っているようなブラック求人しか持っていない
  • 実績が少なく「会社ごとにどう対策すれば内定が出やすい」といったノウハウがない

こうしたエージェントにあたると、手持ちの求人から内定を出そうと、希望と違う求人をごり押しさたり、転職失敗の原因にもなるため注意が必要です。

優良な業者もありますが、見極めが難しいので、「レバテックキャリア」などの大手の業者を選んでおきましょう。

選び方2. ITコンサルの求人が豊富なエージェントを選ぶ

選択肢が増えて可能性が広がるので、なるべくITコンサルの求人が豊富な転職エージェントを選びましょう。

ITに特化したタイプも含め、多くのサービスがありますが、それぞれ求人数に大きな差があります。

ITコンサルの求人数
レバテックキャリア 約2,100件
ウィルオブテック 約300件
TechClipsエージェント 約700件

採用に関して、真っ先に大手を頼る企業が多いことから、求人は一部の大手に集中しやすいです。

大手と中小

選択肢が増え、自分に合った職場が見つかりやすくなるので、なるべく求人の充実した大手を選んでおきましょう。

選び方3. 自分の経験・年収に合わせて選ぶ

また、転職エージェントは、キャリアの面で自分に合ったものを選んでおきましょう。

ITコンサルタントに強いエージェントの中でも、それぞれ以下のように得意にしているジャンルが変わります。

  • ITコンサルタント経験者のサポートに強い
  • 経験者の中でも、年収600万円~のハイクラス案件に強い
  • 未経験から目指す人のサポートに強い

ミスマッチなものを選ぶと、「全然紹介が受けられない」となるため注意しましょう。

ただ、ITコンサルタントは、職種自体が未経験でも、ITについての深い知見がある人は、経験者と同等に歓迎されることもよくあります。

例えば、以下のようなケースです。

  • プロジェクトマネージャーとして、開発現場を引っ張ってきた
  • SEやインフラエンジニアとして、設計など上流工程の経験がある

こうした方は、「JACリクルートメント」のようなハイクラス向けの転職エージェントに、腕試しに登録してみるのがおすすめです。

未経験でも歓迎されたり、高年収のITコンサル案件の紹介が受けられる可能性もあります。

その他ポイント:担当を比べるためにも、必ず3社は使う

以上の流れで大手エージェントを選んでも、ハズレの担当がつく場合もあるため、必ず3社は使い、担当者を比べるようにしましょう。

ハズレの担当としては、以下のようなパターンがあげられます。

  • ITコンサルタントの知識が不十分で、深い相談ができない
  • 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社登録

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。

また、転職エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

ここまでを踏まえ、次の章から、具体的に選ぶべきエージェントを紹介していきます。

3. ITコンサルタント向け|転職エージェントおすすめランキング

今回当ページでは、大手転職エージェント30社以上を比較し、以下の観点で6社を厳選しました。

  • 実績のある大手企業の運営
  • ITコンサルタントの求人が豊富
  • 使った人の評判が極めていい

厳選した6社について、これまでのキャリア別におすすめ度をまとめたのが以下です。

ITコンサルタント
経験者
未経験
年収
600万以下
年収
600万〜
1位.
レバテックキャリア
×
2位.
JACリクルートメント
×
3位.
doda
4位.
マイナビIT エージェント
5位.
ワークポート
6位.
ムービン

大手・優良企業のITコンサルタント求人のほとんどは、この6社に集中していて、ここから選んでおけば間違いありません。

おすすめ順に並べているため、迷ったらキャリアに合わせて上から順に3社選んでおきましょう。

では、それぞれの特徴を解説していきます。

1位. レバテックキャリア:使った人の8割が年収アップ

レバテックキャリア

レバテックキャリア」は、IT特化型の中でも最大手の転職エージェントで、ITコンサル経験者は利用必須です。

求人数が多いのはもちろん、現場ごとの内部事情に非常に詳しいこともあり、マッチングの精度が高く、使った人の約8割は年収アップに成功しています。

フリーランス向けのサービスも運営しているため、正社員とフリーランスで迷っている方も相談に乗ってもらえます。

向いている人 ITコンサル経験者
求人数(ITコンサルタント) 約2,100件
対応エリア 東京、名古屋、大阪、福岡周辺
運営会社 レバテック株式会社
運営歴 2005年~

レバテックキャリア公式ページ:https://career.levtech.jp/

2位. JACリクルートメント:年収600万円以上のハイクラス案件が集中

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、ハイクラス専門で真っ先に名前の上がる老舗の転職エージェントで、IT業界にも非常に強いです。

実績や知名度の高さから、企業側もベテラン向け・管理職クラスなど、高待遇なIT求人はJACにだけ相談していることも多いため、年収600万以上の方は必ず登録しておきましょう。

世界11カ国にも支店を持っていて国外の会社との取引も多く、外資系IT企業とも強いパイプを持ちます。

向いている人 ITコンサル経験者(年収600万円~)
求人数(ITコンサルタント) 約900件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
運営歴 1988年~

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

3位. doda:IT求人数は国内トップクラス

doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、国内でのトップクラスの実績と豊富なIT求人を持つ大手転職エージェントです。

IT専門ではないものの、あらゆる業界の優良なIT求人を取り揃えているため、経験を問わず、全てのIT職種の方におすすめです。

IT業界の中でも、ITコンサルの転職サポートを特に多くしてきた、詳しい担当がついてくれて、サポート体制も申し分ありません。

向いている人 ITコンサル経験者(年収~600万円)、未経験者
求人数(ITコンサルタント) 約3,900件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
運営歴 1989年~

doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/

4位. マイナビIT AGENT:20代のサポートに強い

マイナビit

マイナビIT AGENT」は、業界大手のマイナビの運営するエージェントで、特にエンジニア経験者向けの優良求人を多く持っています。

学生向けの就活サイト「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、20代の方は積極的に使いましょう。

サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。

向いている人 ITコンサル経験者(年収~600万円)
求人数(ITコンサルタント) 約3,600件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社マイナビ
運営歴 1973年~

マイナビIT AGENT公式ページ:https://mynavi-agent.jp/it/

5位. ワークポート:全国の拠点で対面の面談が可能

workport

ワークポート」は、エンジニアや営業職のサポート実績が豊富な大手の転職エージェントです。

あらゆる業界に対応していますが、IT業界に特化したサービスとして始まった歴史があり、IT業界の大手・優良企業と強いパイプを持っています。

全国47都道府県に拠点を持ち、対面でのカウンセリングに力を入れていて、直接相談したい人には特におすすめです。

向いている人 ITコンサル経験者(年収~600万円)、未経験者
求人数(ITコンサルタント) 約1,500件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ワークポート
運営歴 2003年~

ワークポート公式ページ:https://www.workport.co.jp/

6位. ムービン:コンサル特化型の最大手

movin

ムービン」は、コンサル業界特化の転職エージェントでは最も運営歴の長い老舗で、ITコンサルの転職にも力を入れています。

担当者は、業界出身者も多く、経験をもとにした深いアドバイスがもらえることも多いです。

未経験からのコンサル転職にも対応しているので、新たにコンサルティング業界を目指したい方にもおすすめです。

向いている人
ITコンサル経験者(年収600万円~)、未経験者
求人数(ITコンサルタント) 約900件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ムービン・ストラテジック・キャリア
運営歴 1997年~

ムービン公式ページ:https://www.movin.co.jp/

(参考)ランク外となった特化型エージェントまとめ

これまで紹介してきた以外で、ランク外となった特化型エージェントを以下に全てまとめました。

IT特化型エージェント 特徴
ウィルオブテック 2021年にスタートしたITエンジニア特化のエージェント
ギークリー 東京を中心にIT業界の転職に特化
社内SE転職 東京、大阪をメインで社内SEの転職に特化
ウズカレIT 未経験からのエンジニア転職に特化
TechClipsエージェント 首都圏のITエンジニア、ITコンサルの転職に特化
クラウドリンク 2017年にスタートしたITエンジニア特化のエージェント
KIKKAKEエージェント 2020年にスタートしたITエンジニア特化のエージェント
G-JOBエージェント ゲーム業界に特化
コンサル特化型エージェント 特徴
アンテロープ 金融業界への転職にも特化していて、財務系のコンサル転職に強いとされる
アクシスコンサルティング 平均のサポート期間が3年と長く、中長期のキャリア相談には最適
コトラ ハイクラス転職に力を入れていて、高収入のコンサル求人が充実
エグゼクティブリンク ビズリーチのような転職サイトからのスカウトによる支援実績が豊富

いずれもこれまで取り上げた大手には、求人やサポート面で劣り、まず使うべきサービスではありません。

まずはこれまで紹介してきた、大手エージェントを使って転職活動を進めましょう。

転職エージェントの大まかな利用の流れは以下の通りです。

  1. ネットから会員登録(1分で完了・完全無料)
  2. 面談(対面かWEB、電話)
  3. 求人紹介を受ける
  4. 求人に応募する
  5. 担当者より、内定に向けた選考対策のアドバイスを受ける
  6. 面接に進む
  7. 担当が職場と給与面などの条件交渉を行う
  8. 内定・入職決定

最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。

面談方法は対面も選べますが、現在はWEBや電話での面談が主流となっています。

申し込みから内定まで、トータルで3ヶ月はかかるケースが多いため、余裕を持って早めに申し込みをしておきましょう。

4. ITコンサル経験者向け|スカウトサービスおすすめ3選

ITコンサルタント経験者の方は、転職エージェントとあわせて以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。

これらは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスです。

scout

※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント

企業からのスカウトだと、いきなり面接に進んでスピーディーに内定が出るケースもあるため、登録しておいて損はありません。

即戦力になる経験者を対象としたサービスで、気になるスカウトにだけ返信して面談に進んでみたり、マイペースに転職を進めることもできます。

迷ったらどれだけの企業が使っているサービスかを公開していて、数が最多の「ビズリーチ」を選びましょう。

  利用企業数 運営会社
ビズリーチ
スカウトサービス最大手
34,000社以上 ビズリーチ
(2007年~)
リクルートダイレクトスカウト
非公開 リクルートグループ
(1960年~)
doda X
非公開 パーソルキャリア
(1989年~)
マイナビスカウティング 非公開 マイナビ
(1973年~)
ミドルの転職 11,000社以上 エン・ジャパン
(2000年~)
AMBI 11,000社以上 エン・ジャパン
(2000年~)
アサイン 非公開 アサイン
(2016年~)

スカウトサービスの最大の強みは企業から直接スカウトが受けられることですが、企業数が多いほどチャンスは広がり、スカウトも増える傾向があります。

では、スカウトサービスのおすすめについて、それぞれ特徴を解説していきます。

4-1. ビスリーチ

bizreach

ビズリーチ」は、毎月30,000人以上が登録している今最も勢いのあるスカウトサービスです。

即戦力人材を効率よく採用したい企業が続々と利用を開始していて、登録社数は30,000社を超えます。

一部有料の機能もありますが、最大の目玉である「企業からのスカウトの受け取り、返信」は無料プランでもできるので、まずは無料プランで使ってみるのがおすすめです。

有料プランの機能とは?

ビズリーチで月5,500円の有料プランに入ると開放される主な機能には、以下があります。

  • サイト内の全ての求人の閲覧、応募ができる
  • ヘッドハンターのスカウトが全て見られる

自分からも積極的に動きたい人向けの機能ですが、こうした人には、転職エージェントの活用がおすすめです。

紹介される求人にどんどん応募していくなど、自分からも積極的に動けますが、料金は一切かかりません。

ビズリーチは無料プランで使った上で、求人探しや応募には転職エージェントを活用しましょう。

求人数 約160,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ビズリーチ
登録企業数 約34,000社

ビズリーチ公式ページ:https://www.bizreach.jp

4-2. リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト」は、ビズリーチの後を追うように始まった、業界最大手のリクルートが運営するスカウトサービスです。

登録に審査があるビズリーチに対し、審査なしで誰でも登録ができ、全機能を無料で使うことができます。

登録社数は非公開ですが、「最大手だし使っておこう」と考える企業の採用担当者は多いはずで、多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

ビズリーチが審査に通らず使えなかった方や、さらに可能性を広げたい人は登録しておきましょう。

求人数 約490,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社インディードリクルートパートナーズ
登録企業数 非公開

リクルートダイレクトスカウト公式ページ:https://directscout.recruit.co.jp/

4-3. doda X

dodax

doda X」も、ビズリーチの後を追うように始まった、業界大手のパーソルキャリアが運営するスカウトサービスです。

dodaの転職エージェントはリクルートと一緒に使う企業も多く、こちらも多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

他社にはない、パーソルの担当者からハイクラス求人の紹介が受けられるサービスもあるので、気になる方は企業スカウトとセットで使ってみましょう。

求人数 約63,000件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
登録企業数 非公開

doda X 公式ページ:https://doda-x.jp/

5. ITコンサルタントが転職エージェントを使うべき4つの理由

求人サイトから応募するなど他の方法もありますが、ITコンサルタントとして転職を目指す方は、以下の理由で転職エージェントをまず使うべきです。

  • 転職でのミスマッチが起きにくい
  • 世の中に出ていない”非公開の求人”を紹介してくれ、応募できる
  • 選考をより有利に進められることがある
  • 転職時に必要なサポートを全て無料で受けられる

実際に使って良かったと感じている方の口コミと合わせて紹介していきます。

理由1. 転職でのミスマッチが起きにくい

口コミ・評判

Iさん 30代 外資系コンサルファーム ITコンサルタント

エージェントが応募先のプロジェクト内容や、社内で使用されているITツールの詳細まで教えてくれたので、業務の具体的なイメージができました。

おかげで、自分のスキルを最大限活かせる職場に転職できました。

転職エージェントを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。

求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。

転職エージェントは、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。

  • 職場の雰囲気はどうか、現場のリーダーはどんな人柄か
  • 休みのとりやすさ、サービス残業の実態はどうか
  • 直近でどれだけ人が辞めているか

現場に通って職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。

帝国データバンクの調査(2025年)」によると、人手不足を感じる企業の割合は、全業種の中でもIT企業が約7割と最も多いです。

採用に苦労していて、とにかく人が欲しいあまり、面接でも肝心なデメリットを教えてくれない企業も多いのが現実です。

ITコンサルタントの場合、いざ働き始めてから、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。

  • 「納期がきつく、常にサービス残業をしないと追いつかない」
  • 「休日や業務時間外の緊急対応が多く、まともに休めない」
  • 「雑用ばかりで、スキルが全然身につかない」

エージェントはこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、転職の失敗を防げるようになります。

なぜここまでしてくれるの?

転職エージェントは、転職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはエージェントにとっても損になるからです。

転職エージェントは、企業にあなたを紹介することで、企業から紹介料を受け取るビジネスです。

この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、事業者に返金するルールがあります。

あなたにすぐに辞められると、転職エージェントは紹介料が手に入らず、大損になるのです。

長く続けられる職場に転職をしてもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。

理由2. 表に出ていない”非公開の求人”を紹介してくれ、応募できる

口コミ・評判

Uさん 20代 中堅コンサルファーム ITコンサルタント

非公開求人で、大手ITベンダーのコンサルタントポジションを紹介されました。

条件は年収750万円以上、若手でも成長しやすい環境で、エージェント経由でしか知り得なかった案件でした。

そもそもですが、下記のような優良な求人は、インターネットには中々出てきません。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

これらの求人は、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。

転職エージェントを使えは、求人サイトにはないこれらの高品質な非公開求人にも応募ができます。

逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。

理由3. 選考をより有利に進められることがある

口コミ・評判

Kさん 40代 ITコンサル会社 クラウドコンサルタント

エージェントのアドバイスで、「応募先のクライアント層に特化した具体例を用意する」準備をしました。

面接でその内容が評価され、即戦力として内定を得られました。

転職エージェントを使うことで、直接申し込んだ人よりも、選考が有利に進むことがあります。

採用側からすると、どこの誰かわからない人よりも、転職エージェントがプッシュしてくる人の方が安心して採用することができるからです。

エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。

また、大手だとこれまでのサポート実績から、企業ごとに「どんな人に内定が出やすい」といった情報もたくさん持っていて、対策のアドバイスがもらえます。

理由4. 転職時に必要なサポートを全て無料で受けられる

口コミ・評判

Hさん 50代 SIer ITコンサルタント

初めての転職活動で不安が多かったのですが、エージェントが書類作成から面接フォローまで丁寧に対応してくれました。

手続きが非常に楽で、短期間で内定が決まりました。

転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。

特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。

転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。

デメリットは使い方次第で解消できる!

転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。

  • ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
    →老舗、大手のエージェントを選ぶ
    →3社以上使い、ハズレの担当がついたエージェントの利用をやめる
  • ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
    →経験・年収の面で自分に合ったエージェントを選ぶ

そのため、転職を考えている方は、転職エージェントを使っておけば間違いありません。

転職エージェントに断られた場合は?

転職エージェントは、転職が決まらないと利益が出ないため、自社でサポートが難しい人は、サポートを断るケースがあります。

3社以上に断られた方は、自分で求人を探して応募する求人サイトを使いましょう。

jobchange_site

求人サイトなら、IT転職専門で、求人が他サイトと比べても豊富な「Green」がおすすめです。

登録すると、求人を調べられるだけでなく、企業からのスカウトももらえることがあります。

ただ、これまで紹介した他のサービスと比べると以下の通りで、あらゆる点で劣るため、まず使うべきサービスではありません。

サポート 求人の質・量 選考の有利さ
①転職エージェント
相談〜内定後の交渉まで

良質な非公開求人、数多い

選考対策・プッシュあり
②スカウトサービス
企業からのスカウトなら無し

良質な非公開求人、数多い

企業スカウトなら書類選考なし
③求人サイト ×
自分でやる

公開求人、数少ない
×
自力で頑張る

求人サイトはネット上に求人を公開して、広く募集しないと人が集まらない小さいベンチャーが多く、有名企業など大手の求人は少ないので注意しましょう。

このページで紹介する転職エージェントを3社以上使っても決まらなかった方のみ、最終手段として使いましょう。

転職エージェントに断られるのはどんな人?

転職エージェントに「転職させられない=お金にならない」人と判断されると、断られてしまいます。

そう判断されるパターンとしては、以下があげられます。

  • キャリア・経験がなく、自社と取引のある企業に紹介しにくい
  • 転職活動へのやる気が見えず、本当に転職したいのかわからない

1つ目については、このページで紹介している通り、自分のキャリアに合わせて選ぶことで対処できます。

2つ目の転職への意欲の点も、付き合い方次第でイメージを変えることは可能です。

次の章から、正しい付き合い方も含め、転職エージェントを最大限活用する方法を解説していきます。

6. 転職エージェントを最大限活用するためにすべきこと

ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下のポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく

6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でエージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

6-4. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

6-5. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。

例えば以下のようなケースで、こうした担当に当たったら、変更してもらうか、利用自体をやめましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

担当を変える場合、利用自体をやめる場合でそれぞれ手続き方法を紹介していきます。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

6-6. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

7. ITコンサルタントの転職についてよくある質問

最後に、ITコンサルタントの転職についてよくある以下の質問に回答していきます。

7-1. ITコンサルタントはやめとけと言われる理由は?

以下の理由で、やめとけと言われることが多いです。

  • 長時間労働になりやすい:ハードワークが当たり前の現場が多い
  • 雑用の仕事が多い:ひたすら議事録を取るなど、最初は雑用ばかりなこともある
  • 常に学び続ける必要がある:新しいIT技術や、クライアントの業界についての知識がいる
  • プレッシャーがきつい:クライアントは、コンサル料に見合った高い成果を求める

これらが不安な方は、応募や入社前に転職エージェントの担当に、内部事情を確認して活動を進めましょう。

会社によって、長時間労働があるか、将来性のある仕事を任せてもらえるか、といった点は全く変わります。

一方で、ITコンサルタントには以下のメリットもあります。

  • 年収がIT職種の中でもトップクラスに高い
  • ニーズは右肩上がりで、求人が安定してある
  • 企業の経営課題を解決する大きな仕事ができる

7-2. ITコンサルタントに向いている人とは

仕事内容を踏まえると、以下に当てはまる方に向いています。

  • 問題点を見つけたり、解決策を考えるのが得意:企業の課題解決をする仕事
  • プレッシャーに強い:クライアントのプレッシャーと隣り合わせの仕事なため
  • 体力がある:きついスケジュールで勤務時間が長くなることも多いため
  • 新しいことを学ぶのが好き:キャリアアップには、知識を広げていくことが必須

7-3. ITコンサルタントの転職が有利になる資格は?

ITコンサルタントが、持っていると転職で有利になる資格を以下にまとめました。

IT知識関連 内容 必要な勉強時間
基本情報技術者 エンジニアとしての基礎知識を証明する資格 約200時間
応用情報技術者 「基本情報技術者」の上位にあたる資格 約500時間
ITストラテジスト ITを活用して企業の課題を解決するスキルを証明する国家資格 約200時間
オラクルマスター データベースの構築・保守・SQLスキルや、管理者として最低限の知識を持つことを証明できる 約100時間
CCNA(シスコ技術者認定) シスコシステムズ社の製品を使った設計、構築、運用スキルを証明する 約100時間
マネジメント関連 内容 必要な勉強時間
CompTIA Project+ プロジェクトマネジメントのスキルを証明する 約50時間
ITILファンデーション ITサービスのマネジメントスキルを証明する 約40時間
PMP プロジェクト管理の専門家であることを認定する 約100時間
経営関連 内容 必要な勉強時間
中小企業診断士 経営に広い視点からアドバイスができるスキルを証明する国家資格 800~1,000時間
ITコーディネータ ITを経営に活かすスキルを証明する 約50時間

ただ、ITコンサルタントは実務経験が最も重視され、資格はなくても転職自体は可能です。

7-4. ITコンサルタントの年収はどれくらい?

厚生労働省の調査」によると、ITコンサルタントの平均年収は752万円となっています。

同じ調査でSEの平均年収は約574万円となっていて、IT業界の中でもかなり高いといえます。

また、全産業の平均年収が約478万円なので、他の職種と比べてもかなり高い水準です。(参考:国税庁公式

キャリアパスとしては、コンサルファームで、アナリストからマネージャーへと職位をあげたり、事業会社の経営に近い部門に転身して年収を上げる方が多いです。

7-5. ITコンサルを募集する大手企業ランキングが知りたいです。

ITコンサルを行う外資や国内の大手コンサルファームを、年収別にランキングにすると以下の通りです。

平均年収
野村総合研究所 1,321万円
ベイカレント コンサルティング 1,349万円
シンプレクス 969万円
PwCコンサルティング 960万円
デロイト トーマツ コンサルティング 920万円
KPMGコンサルティング 920万円
EYストラテジー・アンド・コンサルティング 900万円
アクセンチュア 860万円
アビームコンサルティング 800万円
フューチャーアーキテクト 797万円
  • 各社最新のIR情報、口コミサイトを参考に作成

各社リンク先で企業別の転職情報を解説しているので、ご参考ください。

7-6. プログラミングができなくてもITコンサルになれる?

実務でプログラミングをすることはほぼないので、できなくてもなることは可能です。

ただ、以下のタイミングでは、知識があった方が有利になります。

  • クライアントに導入するシステムを提案する
  • システムの導入に必要な予算や人員を算定する
  • クライアントからの技術的な質問への回答

そのため、募集の多くは、なんらかの開発経験が必須となっています。

まとめ

ITコンサルタント向けの転職エージェントについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

ITコンサルタントとしての転職を目指す方は、以下の方法で転職エージェントを選んでおきましょう。

  • 選び方1. 実績のある大手を選ぶ
  • 選び方2. ITコンサルの求人が豊富なエージェントを選ぶ
  • 選び方3. 自分の経験・年収に合わせて選ぶ

具体的には、以下からキャリアに合わせてまず3社登録するのがおすすめです。

ITコンサルタント
経験者
未経験
年収
600万以下
年収
600万〜
1位.
レバテックキャリア
×
2位.
JACリクルートメント
×
3位.
doda
4位.
マイナビIT エージェント
5位.
ワークポート
6位.
ムービン

ITコンサルタント経験者の方は、以下のスカウトサービスも一つは使っておきましょう。

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。