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日本オラクルへの転職で後悔しないための全知識|内部事情から成功の秘訣まで

「日本オラクルに転職すべき?」「日本オラクルに転職するにはどうすればいい?」など、日本オラクル株式会社(以下、日本オラクル)への転職を検討していませんか?

大手ソフトウェア(SaaS)/ITプラットフォーム企業として、転職人気ランキング上位の日本オラクルですが、社内からは悪い口コミもあり、知らずに入社すると後悔する可能性があります。

また、日本オラクルは転職難易度もかなり高く、十分な対策が必要ですが、選考を有利に進められるコツも存在します。

このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職をサポートしてきた筆者が日本オラクルへ転職をする上で知っておくべき全てのことを以下の流れで解説します。

  1. 日本オラクルへの転職|評判・年収・難易度まとめ
  2. 日本オラクルの求人・採用情報
  3. 日本オラクルはそもそもどんな会社か
  4. 日本オラクルの社員からの口コミ・内部事情
  5. 日本オラクルの中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】
  6. 日本オラクルの選考を有利にするために絶対に知っておくべき1つのこと
  7. 日本オラクルの転職で使うべきエージェント3選
  8. 日本オラクルへの転職に関するQ&A

最後まで読めば、日本オラクルに転職すべきか、転職を目指す際は何をすべきかわかり、日本オラクルへの転職で失敗しなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 日本オラクルへの転職|評判・年収・難易度まとめ

日本オラクルは、データベース「Oracle Database」などを手掛ける大手ソフトウェア企業です。

まずは、日本オラクルについて、評判、年収といった転職前に知っておくべきポイントを紹介します。

1-1. 日本オラクルの社員からの評判

口コミサイトをもとに社員からの日本オラクルの評判をまとめると、以下の通りになります。

評価 人気企業内順位
待遇 2.9 211位/300社
ワークライフバランス 3.5 130位/300社
キャリア・成長 3.2 103位/300社
やりがい 3.6 137位/300社
職場の雰囲気 3.3 122位/300社

社員からの口コミ、他の人気企業との比較を簡単にまとめると、下記の通りです。

  • ◎若手のうちから裁量があるため、成長を実感したり、やりがいを感じている方が多い
  • ◎外資系IT企業としては研修が充実しており、社内でのキャリアパスも豊富だという感覚があるという口コミが多数
  • ○基本的にワークライフバランスは良いが、営業やコンサル・技術系の職種の場合はハードワークとなることもある
  • ○福利厚生が充実しているので可処分所得は高い
  • △中途採用の場合は、ベース給与が非常に上がりづらいという声が目立つ

日本オラクルとあわせて検討される企業との比較

日本オラクルとあわせて検討されてるのが、以下の企業です。

  • SAPジャパン.:ERP「SAP S/4HANA 」などを手掛ける、大手ソフトウェア企業
  • セールスフォース.:CRM「Salesforce」を取り扱う、ソフトウェア企業
  • マイクロソフト.:「Microsoft 365」といったソフトウェアやハードウェアなどを幅広く手掛ける、大手IT企業

それぞれの会社の社内からの評価を比較すると以下の通りで、最高得点を赤字にしています。

待遇 ワークライフバランス キャリア成長 やりがい 職場の雰囲気
日本オラクル 2.9 3.5 3.2 3.6 3.3
SAPジャパン. 3.9 3.4 4.1 3.9 4.1
セールスフォース. 4.2 3.7 4.1 4.1 4.2
マイクロソフト. 4.4 3.9 3.7 3.9 4.1

一緒に検討されるソフトウェア会社の中でも全体的に評価は平均から低めです。

私が転職エージェントとして聞いた実際の社員の声

私が転職エージェントとして働く中でも、元社員の方から、以下のような声をよく聞きます。

  • 裁量が大きく、担当する役割も明確なので専門性を高めやすい
  • 外資系としては研修も豊富なので自己研鑽しやすい環境だと感じる

ただし、入社後のベース給与が全く上がらないと話す方もいます。

過去にサポートした中でも、「入社時のベース給与から全く変わらないので、タイトルを上げた転職などでベースアップを目指したい」などの理由で転職を希望される方もいたため、この点には注意しましょう。

1-2. 日本オラクルの平均年収

日本オラクルの正社員の平均年収は、1,160万円です。

ただ、一緒に検討される企業と比較すると下記の通りで、同じ大手ソフトウェア企業と比べると平均的です。

平均年収 平均年齢 平均勤続年数 待遇の口コミ評価
日本オラクル 1,160万円 44.2歳 9.9年 2.9
SAPジャパン. 1,250万円 37.6歳 3.9
セールスフォース. 1,120万円 35.15歳 4.2
マイクロソフト. 1,040万円 37.55歳 4.4

※各社最新のIR情報・就職情報サイト・口コミサイトを参考に作成

とにかく高い年収を求める方は、「SAPジャパン」といった競合他社も検討しましょう。

ただし、セールスは会社問わず、インセンティブによって年収が大きく変動する報酬体系である点には注意が必要です。

年齢別の給与水準

口コミサイトを元に集計すると、日本オラクルの年齢別の給与の平均値は以下の水準です。

25歳 550万円~600万円
30歳 700万円~750万円
35歳 800万円~850万円
40歳 900万円~950万円
45歳 1,050万円~1,100万円
50歳 1,200万円~1,250万円
55歳 1,350万円~1,400万円

役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。

1-3. 日本オラクルの転職難易度

日本オラクルへの転職難易度は「かなり高い(高度なスキルや経験があっても難しい)」です。

中途採用は積極的に行なっている傾向がありますが、高い知名度や、安定性などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。

そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。

  • 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
  • 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする
  • 過去の傾向を分析し、面接・選考対策を徹底的に行う

1-4. 日本オラクルへはどうやって応募すべきか

日本オラクルに応募するには、以下の3つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。

転職エージェントを使うべきなのは、以下の点で日本オラクルの転職に有利になるからです。

  • インターネット上に出ていない、日本オラクルの非公開求人に応募できる
  • 日本オラクルの傾向を踏まえた選考対策(面接対策、書類添削)をしてくれる
  • 日本オラクル側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
  • 内定時に給与交渉をしてくれる

ページの後半で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、日本オラクルに転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です。

これらに登録し、「日本オラクルに転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。

上記エージェントは先ほど日本オラクルと比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。

2. 日本オラクルの求人・採用情報

ここでは日本オラクルの中途採用について、どんな求人があるか、またどんな人物が求められているかを紹介します。

2-1. 採用職種

日本オラクルの職種は大きく分けると下記3種類です。

ビジネス職 セールス、ITコンサルタントなど
エンジニア職 各種エンジニア、プリセールス、フィールドサポートなど
コーポレート職 人事、総務、経理、FP&Aなど

上記のような職種がありますが、中途採用ではビジネス職とエンジニア職を中心に募集を行っています。

具体的に出ていた求人を以下で紹介します。

2-2. 求人情報

過去に「JACリクルートメント」「LHH転職エージェント」「doda」といった大手転職エージェントや「キャリア採用サイト」で募集されていた求人情報をご紹介します。

セールス

求人概要 予定年収 勤務地
オラクル製品の提案・導入を行うコンサルタント 600万円~2,000万円 東京都港区、大阪府大阪市、愛知県名古屋市
Sales Snr Director 会社規定による 東京都
Netsuite Sales Representative
Cloud Sales Representative
Principal Alliances Consultant

ビジネス職では、コンサルタントやセールスのポジションで募集を行っています。

エンジニア

求人概要 予定年収 勤務地
IaaS/PaaSソリューションエンジニア 500万円~900万円 東京都
Cloud Solution Architect 会社規定による
Senior Service Automation Engineer (CI/CD)
Cloud Solution Architect
Principal Technical Operations Engineer
Principal Product Solutions Engineer

エンジニア職では、テクニカルオペレーションエンジニアやクラウドソリューションアーキテクトなどのポジションで募集を行っています。

2-3. 採用メッセージ、求められる人物像

過去の求人に記載されていた日本オラクルの求める人物像(求める志向性)の一例として、以下のような内容があります。

導入コンサルタント

  • 新たな環境の変化や技術に対して、積極的に挑戦するマインド
  • お客様の課題を的確に聞き出せるコミュニケーションスキル

Autonomous DWH ソリューションコンサルタント

  • ITの新分野への興味
  • 新たな環境の変化や技術に対して、積極的に挑戦するマインド
  • お客様の課題を的確に聞き出せるコミュニケーションスキル
  • チームワークを大切にできる

オラクルダイレクト クラウドソリューションセールス

  • ITの新たな分野に興味をお持ちの方
  • 新たな環境の変化や技術に対して積極的にチャレンジするマインドがある方
  • 論理的で説得力のあるプレゼンテーションが可能な方
  • お客様、パートナー様、社内と円滑にコミュニケーションが図れる方
  • チームワークを大切にできる方

また、社員からの口コミでは英語力がある方が良いとする声もあります。

上記を踏まえると、以下のような点をアピールすると良いでしょう。

  • 新しいことや技術に挑戦してきた実績やその姿勢を持っていること
  • チームワークを発揮して業務を進めた経験を持っていること
  • 顧客をはじめ関係者との円滑なコミュニケーションを図れること
  • 英語での業務遂行に問題がないこと

逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。

3. 日本オラクルはそもそもどんな会社か

引用:Google Maps

日本オラクルは、「Oracle Cloud Infrastructure (OCI)」などを手掛ける大手ソフトウェア企業です。

会社ホームページ:https://www.oracle.com/jp/

3-1. 会社概要

社名 日本オラクル株式会社(英文表記:ORACLE CORPORATION JAPAN)
設立 1985(昭和60)年10月15日
代表者 内海 寛子
従業員数 2,257名(2024年5月31日時点)
本店所在地 東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター
事業内容 企業の事業活動の基盤となるソフトウェア・ハードウェア、クラウドサービスならびにそれらの利⽤を⽀援する各種サービスの提供

3-2. 事業内容

日本オラクルの事業内容は以下のとおりです。

  • ソフトウェア・ハードウェア、クラウドサービスの提供

具体的な製品としては以下のようなものが挙げられます。

  • Oracle Database・・・データベース製品
  • OCI(Oracle Cloud Infrastructure)・・・・IaaS/PaaS型クラウド
  • Oracle Financial Services・・・金融機関向けクラウド
  • Oracle Exadata・・・Oracle DBに最適化されたハードウェア

3-3. トップメッセージ

日本オラクルは、日本市場に根ざしたクラウドとAIの提供を軸に、基幹システムの進化と新たな価値創出を目指しています。

近年は「Oracle Cloud」を中心に、AI、専用クラウド、マルチクラウド、ミッションクリティカル、SaaSの5領域で強みを発揮してきました。

特にAIスーパーコンピューターや、国内企業と連携したソブリンクラウドに注力しています。

今後は自治体向けのクラウド導入支援や人材育成、日本企業のレジリエンス強化にも取り組みます。

「Oracle Fusion Cloud Applications」や「NetSuite」にAIを搭載し、業務の自律化と効率化を推進していきます。

2025年は、日本企業の成長を支える基盤整備の年と位置づけ、さらなる革新と現地支援の強化を進めます。

引用元:日本オラクル

3-4. 今後の事業展開

日本オラクルは、2025年第3四半期決算短信にて、現在の重点施策を以下の2つとしています。

  1. 日本のためのクラウドを提供
  2. お客様のためのAIを推進

日本のためのクラウドの提供については、行政機関のクラウドに認定された(ガバメントクラウド)である「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を推進することで、日本全国のクライアントや国・地方自治体のデジタル化支援を行います。

加えて、ITコストの構造改革の最適化を常に提案し、最適なクラウド環境の提供による以下のような支援を実現予定です。

  • ライフサイクルコストの改革
  • AIなどの最新技術の享受
  • 変化対応力の両立

お客様のためのAIを推進については、SaaS、PaaS、IaaSのサービスにそれぞれ最新のAIを組み込み、組織横断のコラボレーションを実施し、各業界のお客様に最適なサービスの提供を目指します。

上記を踏まえると、以下のような特徴を持つ方に向いた企業と言えるでしょう。

  • 顧客の経営課題を理解し、提案・実装できるような高い視座を持つ方
  • AIなどの最新トレンドをキャッチアップし続けられるような、知的好奇心の高い方

4. 日本オラクルの社員からの口コミ・内部事情

改めて、日本オラクル社員からの口コミ、他の人気企業との比較をすると以下の通りです。

評価 人気企業内順位
待遇 2.9 211位/300社
ワークライフバランス 3.5 130位/300社
キャリア・成長 3.2 103位/300社
やりがい 3.6 137位/300社
職場の雰囲気 3.3 122位/300社

この章ではそれぞれの項目でどんな口コミがあったかを、内部事情を合わせて解説します。

端的にまとめると下記のメリット・デメリットがあるといえます。

  • ◎若手のうちから裁量があるため、成長を実感したり、やりがいを感じている方が多い
  • ◎外資系IT企業としては研修が充実しており、社内でのキャリアパスも豊富だという感覚があるという口コミが多数
  • ○基本的にワークライフバランスは良いが、営業やコンサル・技術系の職種の場合はハードワークとなることもある
  • ○福利厚生が充実しているので可処分所得は高い
  • △中途採用の場合は、ベース給与が非常に上がりづらいという声が目立つ

4-1. 待遇に関する口コミ

  • 中途入社の場合はベース給与が上がりづらい点が不満という方が多い
  • 給与はベース給与+ボーナスで構成されている
  • セールスはボーナスの比率が高く、そのほかの職種はボーナスの比率は下がる
  • 福利厚生は充実しているので可処分所得は高い

待遇に関する評価は人気企業300社の中でも低いです。

中途入社の場合、ほとんど昇給しない点が不満という口コミが目立ちます。

中には10年近くベースの昇給がなかったので、先のことも見越して入社時の年収交渉を行うべきだったという声もあります。

なお、新卒入社組の場合は一定までは昇給・昇格するという意見もあります。

年収はベース+ボーナスで構成されており、職種や職位によって配分は異なり、管理職未満の場合は以下のようなイメージです。

<理論年収が1,000万円の場合>
職種 ベース ボーナス(職位が上がるとRSUも含まれる)
セールス 600万円(60%) 400万円(40%)※100%達成した場合
コンサルタント、バックオフィス、エンジニアなど 800万円(80%) 200万円(20%)※100%達成した場合

理論年収・・・各職種・職位における報酬体系に基いて、設定された目標をすべて満額達成した場合の年収

ボーナスは四半期ごとの目標達成率によって決まり、次の四半期に支給される仕組みとなっています。

また、福利厚生は充実しているので額面以上の生活ができるという意見も見受けられます。

参考:役職別の年収目安

日本オラクルの役職別の年収の目安は、それぞれ下記の通りとなっています。

役職目安 年収目安
JL1(スタッフ) 500万円~550万円
JL2(主任・リーダー) 700万円~750万円
JL3(リーダー・課長クラス) 1,000万円~1,050万円
JL4(部長) 1,200万円~1,250万円
JL5(本部長・統括部長) 1,500万円~1,550万円
執行役(JL6役相当) 2,900万円
取締役 18,500万円

4-2. ワークライフバランスに関する口コミ

  • プロジェクト次第だが、全体的にワークライフバランスは良い
  • セールスやコンサルタントなどの一部の職種はハードワークな時期もある
  • 休暇の取得がしやすく、飲み会も強制ではないのでオンオフのバランスが取りやすい
  • 出社とリモートを組み合わせたハイブリッド形式かつ、フレックスも可能となっている

ワークライフバランスに関する評価は人気企業300社の中では平均よりも高いです。

プロジェクトの状況次第では忙しくなるものの、基本的にはワークライフバランスは良いと答える方が多いです。

セールスやコンサルタント・技術職についてはプロジェクトの重要な局面では、業務時間は長くなる傾向です。

ただし、休暇は取得しやすく、緊急時を除いて休みの日に連絡が来ることはないという話もあります。

また、チームでの飲み会などもありますが、強制されることはないです。

部署によるものの週に2~3度の出社とリモートワークのハイブリッド形式となっており、フレックスも可能なので日々の調整がしやすいという口コミも多いです。

会社全体の残業時間の目安は月間25時間ほどとなっています。

4-3. 成長・キャリアアップに関する口コミ

  • 若手のうちから裁量権があるので、働く中で成長を実感したという方が多い
  • 外資系としては研修は手厚い方だという口コミもある
  • キャリアパスが豊富に用意されているので、やりたい業務にチャレンジしやすい
  • 海外オフィスとの連携をとる中で、最新のトレンドなどに触れやすい
  • 環境は用意されているものの、会社からのキャリアの提示はないので、主体性を持って働けるかどうかが大事である

成長・キャリアアップに関する評価は人気企業300社の平均よりも高いです。

若手のうちから裁量権があるので、業務を通して成長できる環境という口コミが多いです。

外資系企業としては研修が手厚い方で、e-learningなども充実していると話す方もいます。

キャリアパスが豊富に用意されているので、やりたいことに注力しやすい環境という意見もあります。

このほか、海外チームと協業するため、アメリカの最新情報のキャッチアップもしやすい点が成長につながったという口コミもあります。

ただし、環境は用意されているが、あくまで成長やキャリア形成は個人に委ねられているので、主体性を持ってやれるかどうかという口コミもあります。

4-4. やりがいに関する口コミ

  • 挑戦したい案件やソリューションを考慮してくれる
  • 個々の仕事の裁量権が大きいので、達成感を得やすい
  • 自社製品に自信があるので、顧客に良い提案ができていると感じる
  • 各部門が協力して、提案からデリバリーまで行っている点にやりがいを感じる
  • 入社後の昇格・昇給の機会がほとんどないのでモチベーションが下がるという口コミも見受けられる

やりがいに関する評価は人気企業300社の平均よりも高いです。

挑戦したい案件やソリューションの希望を出せば通りやすいので、納得感を持って業務に取り組めるという口コミが見られます。

担当する領域においては裁量権が大きいので、自由度の高さがやりがいに繋がっているとする声もあります。

また、自信を持って自社製品を提案できるという意見もあります。

このほか、各チームが協力して提案からデリバリーを行える点にやりがいを持つ方もいます。

ただし、入社後の昇格がほとんどないのでモチベーションが非常に下がるという口コミもあります。

4-5. 職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ

  • 日系企業と外資系企業が混ざったような雰囲気
  • 穏やかな人が多く、新卒を育てようという雰囲気がある
  • 一方で、業務プロセスなどは米国本社のものを踏襲しているので、外資らしさもある
  • 分業制かつ、自分のことは自分でやるというようなセルフサービスの文化がある
  • 部署ごとで協力して仕事を進めようという風土もある

職場の雰囲気・人間関係に関する評価は人気企業300社の平均よりも高いです。

日系企業と外資系企業の混ざったような雰囲気という口コミが多いです。

外資系IT企業としては新卒を育てようという雰囲気があり、全体的に穏やかな人も多いと答える方が多数います。

文化は日本企業のような雰囲気もあるものの、仕事のプロセスは米国本社のものを踏襲しているので外資らしさを感じるという意見もあります。

また、分業制かつ自分のことは自分でやるという文化がある。

このほか、部署ごとで協力して仕事を進めるという風土もあるという意見もあります。

参考:日本オラクルから転職で出ていく人の事情やキャリア

日本オラクルは、高い知名度や報酬から人気の企業です。

しかし、以下のような理由で転職を検討されています。

  • ベース給与が上がらないので、タイトルや年収を上げるために転職したい
  • あくまで日本支社という扱いなので、もっとプロダクトの開発が主体的にできる企業で働きたい
  • 日本オラクルで培った経験を活かして給料を上げたい、別の経験をしたい

入社する社員のポテンシャルの高さや専門性の高さから、他の外資系IT企業を渡り歩く人や日系のIT企業や、IT部門に強みを持つような総合コンサルなどに転職する人が多いです。

5. 日本オラクルの中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】

この章では、日本オラクルの中途採用選考でアピールすべきポイントや、面接の想定質問を紹介します。

5-1. 日本オラクルの中途採用で聞かれる想定質問40選

日本オラクルの面接を想定して、想定質問を作成しました。年齢別に以下のように40個用意しましたので、準備しましょう。

このページでは、どの企業でも聞かれるような、一般的な質問はあえて入れませんでした。

一般的な質問や、答え方を「プロ直伝!転職面接の質問99例の答え方とわかりやすく伝える全ノウハウ」でまとめていますので、合わせてしっかり準備しましょう。

全ての人が準備すべき質問10個

  1. これまでの職務で扱ってきたIT製品やサービスについて、具体的に説明してください。
  2. 担当業務で、定量的な成果を出したプロジェクトがあれば内容と数値を交えて教えてください。
  3. 複数部署との調整が必要だった業務で、どのように折衝し、成果を出したかを教えてください。
  4. 業務上のトラブルや障害に対して、どのように対応し、改善につなげたかを説明してください。
  5. 限られたリソースの中で、業務を完遂した経験があれば具体的に教えてください。
  6. 顧客からの要望が仕様や契約条件と合わなかった場合、どのように対応したかを教えてください。
  7. 業務で使用してきたツール(SFA・CRM・ERPなど)があれば、活用内容と効果を教えてください。
  8. IT業界のトレンドで、自身の業務に関連すると考えるテーマがあれば理由とともに教えてください。
  9. 誤認や連携ミスが発生した場面で、どう修正し再発を防いだかを教えてください。
  10. Oracle製品・サービスに触れた経験がある場合、その中で評価している機能や特長を教えてください。

若手社員(第二新卒〜30歳前後)が準備すべき質問10個

  1. 入社1~2年目で習得したスキルのうち、今の業務に直結していると感じるものを教えてください。
  2. 学習や資格取得など、自主的にスキルアップを行った経験があれば教えてください。
  3. OJT以外で、現場の課題を自分で見つけて改善した経験があれば教えてください。
  4. 上司や先輩からの指摘に対して、どのように改善行動をとったかを教えてください。
  5. 顧客や外部関係者と初めて接点を持ったときに意識したことを教えてください。
  6. 未経験の技術や製品を短期間でキャッチアップした経験があれば教えてください。
  7. チーム内で自分が担った具体的な役割と、それによって得た学びを教えてください。
  8. 与えられたタスクに対して、納期や品質をどのように意識して進めてきたかを教えてください。
  9. 自分の提案がチームの方針に採用された経験があれば、その経緯を教えてください。
  10. 担当業務を進める中で、どのように業務の優先順位を判断してきたかを教えてください。

中堅社員(30代〜40歳前後)が準備すべき質問10個

  1. 担当プロジェクトにおいて、リーダーとしてどのように進行管理とチーム支援を行いましたか?
  2. 異なる利害を持つ関係者と調整が必要だった際、どのように合意形成を図りましたか?
  3. 後輩や若手社員の育成で、特に意識して取り組んだ点を教えてください。
  4. 既存業務の効率化を図るために自ら設計や変更を行った経験があれば、内容と効果を教えてください。
  5. 顧客の業界課題に対し、どのような切り口で提案や支援を行いましたか?
  6. 複数案件を同時に担当していた場合、それぞれの進捗管理はどのように行っていましたか?
  7. 自身の働きかけにより、顧客満足度や売上が向上した事例があれば教えてください。
  8. 自社製品やサービスの改善提案を行った経験があれば、その内容と採用結果を教えてください。
  9. 組織変更や制度変更の際に、メンバーやチームにどのように影響を与えたかを教えてください。
  10. Oracle製品のような複雑なソリューションを扱う際、どのように顧客理解を促してきましたか?

管理職、シニア(40代以上)が準備すべき質問10個

  1. 組織の年度目標やKPIをどのように設計し、進捗管理してきましたか?
  2. 部下やメンバーの強みを見極め、役割を最適化した具体的な取り組みを教えてください。
  3. 収益性の改善に直接つながった施策を立案・実行した経験があれば教えてください。
  4. 顧客や市場の変化を受けて、事業やサービスをどう方向転換したかを教えてください。
  5. 他部門や海外拠点との連携を強化するために行ったアクションがあれば教えてください。
  6. 高い目標に対して、メンバーの士気やモチベーションをどのように維持・向上させましたか?
  7. 不採算事業やサービスの撤退判断に関わった経験があれば、その判断軸と結果を教えてください。
  8. Oracleのようなグローバル企業において、多様な価値観を持つ人材をどうマネジメントしてきましたか?
  9. 組織の成果に対して、自分が担った戦略的な役割を明確に説明できますか?
  10. 市場や技術の変化に対応するため、チームの構成やスキルセットをどう見直してきましたか?

5-2. 日本オラクルの中途採用選考でアピールすべきポイント

日本オラクルへの転職を目指す人がアピールすべきことを、以下の4つに分けて紹介します。

  1. 全ての人がアピールすべきポイント
  2. 若手社員(第二新卒〜30歳前後)がアピールすべきポイント
  3. 中堅社員(30代〜40歳前後)がアピールすべきポイント
  4. 管理職、シニア(40代以上)がアピールすべきポイント

1. 全ての人がアピールすべきポイント

面接の質問に答える際や、職務経歴書を書く際は、以下のポイントを意識し、アピールするといいでしょう。

  • クラウド製品を業務で扱った経験
  • 業績を数値で説明できる能力
  • 情報を構造的に整理して話す力
クラウド製品を業務で扱った経験

日本オラクルはクラウド領域、特にOracle Cloud Infrastructure(OCI)の拡販に注力しており、クラウド製品を業務で扱った経験は必須に近い評価軸です。

AWSやAzureでも構いませんが、商談や設計・構築でクラウドを「使った側」としての実績があると、即戦力とみなされます。

特にIaaS、PaaSの違いや顧客業務との接点を理解しているかが重要です。

業績を数値で説明できる能力

日本オラクルの選考では、定性的な表現よりも成果を数値で明確に語れるかが問われます。

たとえば「売上を伸ばした」ではなく「3ヶ月で売上を前四半期比120%にした」など、数字を交えた説明が評価されます。

営業職だけでなくエンジニアやプリセールスでもKPIへの感度が求められる文化です。

情報を構造的に整理して話す力

日本オラクルは、会話や文書での論理展開に対して非常にシビアな文化を持っています。

冗長な説明や曖昧な言い回しはマイナス評価になりやすく、「結論→理由→具体例」の順序で整理して話せるかが、どの職種でも見られます。

資料作成や顧客説明での構造的思考の癖があるかは、面接の会話の中でも判断されます。

2. 若手社員(第二新卒〜30歳前後)がアピールすべきポイント

若手社員で日本オラクルへの転職を目指す方は、下記のポイントも伝えられるようにしましょう。

  • 新技術のキャッチアップ経験
  • 業務フローの改善提案を実行した経験
  • 他部署と連携した実務経験
新技術のキャッチアップ経験

日本オラクルでは、プロダクト更新や市場の変化に迅速に対応できる人材が求められます。

若手には「何を知っているか」よりも「どれだけ速く学び成果に変えたか」が評価されるため、実務で必要な技術を独学で吸収し、結果を出した経験は高く評価されます。

OCIやSaaSツールの短期習得の事例があると有効です。

業務フローの改善提案を実行した経験

単に業務をこなすだけでなく、現場レベルでの課題を自分で見つけて改善につなげた経験は、若手でも重視されます。

日本オラクルでは、年次や役職に関係なくアウトプットを求められる文化があり、「若手だから与えられた仕事だけ」では物足りないと見られます。

たとえば、チームの業務を効率化した施策があると好印象です。

他部署と連携した実務経験

若手のうちから社内の他部門(営業・開発・サポートなど)と連携してタスクを完了させた経験があるかは、日本オラクルにおける実務適性を見る上で重要です。

部門間の連携が多い企業であり、プリセールス、製品担当など複数の関係者を調整して業務を動かした経験があると、即戦力としてのポテンシャル評価につながります。

3. 中堅社員(30代〜40歳前後)がアピールすべきポイント

30代~40歳前後の中堅社員の方は以下のポイントも意識しましょう。

  • プロジェクトの責任者として進行した経験
  • 特定業界に対する業務知識
  • 後輩社員を育成した経験
プロジェクトの責任者として進行した経験

中堅層には、プロジェクトの一担当ではなく、「計画・推進・納品」までを一気通貫で担った実績が求められます。

特に顧客との納期調整、内部調整、メンバーマネジメントまで行った経験があると、候補者としての厚みを証明できます。

規模の大小よりも、責任をどこまで持ったかが見られます。

特定業界に対する業務知識

日本オラクルは業種特化での提案活動が多く、候補者が特定の業界におけるビジネス課題と、それに対するITソリューションを理解しているかが評価軸になります。

たとえば「製造業の調達業務に対し、どのようにシステム導入を提案したか」といった具体的な業界知見が求められます。

後輩社員を育成した経験

中堅層に対しては、「チーム全体を成長させる視点」があるかも重視されます。

OJTを通じて若手に業務を教えた、育成計画を立てて支援したなどの経験があると、組織的な貢献ができる人材として見られます。

成果は、後輩が習得したスキルや担当できる業務範囲などで具体的に語ると効果的です。

4. 管理職、シニア(40代以上)がアピールすべきポイント

40代以上の方は以下のポイントも意識しましょう。

  • 収益に直結する組織運営を行った経験
  • 部門を超えた課題解決の実績
  • 方針変更に柔軟に対応した経験
収益に直結する組織運営を行った経験

マネジメント層では、チーム運営そのものが「収益向上にどう結びついたか」が問われます。

たとえば、案件アサインを見直して売上が前年比で改善した、目標設定とKPI管理で粗利率を向上させた、などの話があれば高く評価されます。

「管理経験があります」ではなく「成果にどうつながったか」が焦点です。

部門を超えた課題解決の実績

営業・技術・製品部門などを巻き込み、部門横断で業務改善を主導した経験は、管理職としての力量を示す材料になります。

たとえば、営業と製品側で目標の乖離があった際に、共同プロジェクトを組んで解決したなどのエピソードは、全社視点で動ける人材としての評価を得られます。

方針変更に柔軟に対応した経験

日本オラクルは四半期単位で営業戦略や組織方針が変わることもあるため、変化に強いマネジメント経験が求められます。

新体制への適応、KPIの見直し、メンバーの役割再設計などを迅速に行い、チームのパフォーマンスを維持・向上させた事例があると高く評価されます。

6. 日本オラクルの選考を有利にするために絶対に知っておくべき1つのこと

日本オラクルへ転職する際に重要なことは、自分で申し込まず、「転職エージェント」を使い応募することです。

転職エージェントとは、登録をすると完全無料で転職相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのことを指します。

使うべきなのは、下記の4つの理由で日本オラクルへの転職に有利になるからです。

  • 日本オラクルの非公開求人に応募できる
  • 日本オラクルの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる
  • 日本オラクル側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
  • 内定時に給与交渉をしてくれる

4つの理由を1つずつ解説します。

6-1. 日本オラクルの非公開求人に応募できる

転職エージェントは、企業の採用ページや求人情報サイトに乗っていない非公開の求人を複数持っていて、日本オラクルの非公開求人を持っている可能性もあります。

非公開の求人になるのは、一般的に下記のような求人で、総じて「働く上で好条件の求人」が多いです。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

また、求人を持っていなくても、あなたの希望とスキルが合えば、転職エージェントが企業に営業してくれるケースもあります。

日本オラクルに行きたい場合は、転職エージェントに相談することで、求人の選択肢を大きく増やせますから、必ず転職エージェントに相談しましょう。

6-2. 日本オラクルの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる

大手転職エージェントだと、日本オラクルや同業他社に複数の転職希望者を転職させているため、選考を突破するノウハウが溜まっていて、それを元にサポートをしてくれます。

過去の面接の傾向を踏まえ、模擬面接をしてくれたり、書類や面接で何をアピールすべきかを一緒に考えてくれます。

さらに面接前には、面接官の肩書きや、特に重視される点を教えてくれることもあるので、転職エージェントを使っていない人よりも面接を有利に進められます。

6-3. 日本オラクル側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる

転職エージェントは、人事担当者ともやりとりをしていて、面接や書類では伝わらないあなたの魅力をアピールしてくれます。

企業としては、よくわからない人物よりも、転職エージェントのお墨付きのある人の方が安心して採用できるので、転職エージェント経由だとそれだけで選考に有利になることも多いです。

腕のいいエージェントが担当の場合、面接に失敗しても、エージェントがプッシュしてくれ、結果が覆るということもよくあります。

6-4. 内定時に給与交渉をしてくれる

内定した後も、企業とのやりとりは転職エージェントが間に入ってくれます。

給与交渉などの言いにくいことも転職エージェント経由で相談でき、交渉もしてもらえるので、エージェント経由の方がより良い条件で転職しやすいです。

以上の4つの理由で、日本オラクルやその他企業に転職する際は、必ず転職エージェントを使うようにしましょう。

7. 日本オラクルの転職で使うべきエージェント3選

日本オラクルの転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。

この3つに登録し、日本オラクルやその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。

これらを選んだ理由は下記3つです。

  • 大手で求人数も多く、日本オラクルの求人も持っている可能性が高い
  • 日本オラクルへの転職を有利にするためのノウハウを持っている
  • 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる

一つずつ解説していきます。

7-1. JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。

ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。

日本オラクルの中でも、年収800万円以上のポジションを狙う方は、必ず使っておきましょう。

ただし、ハイクラスな人材でないと判断されると十分なサポートを受けられませんので注意しましょう。

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

7-2. LHH転職エージェント

lhh

LHH転職エージェント」は、世界的に有名な大手人材会社アデコの運営する、ハイクラス向けの転職エージェントです。

サポートを受けた利用者は、平均で年収を約100万円上げていて、年収アップの転職に強みを持ちます。

これまでの経験を活かしつつ、今よりポジション、年収を上げる転職がしたい方には特におすすめです。

LHH転職エージェント公式ページ:https://jp.lhh.com

7-3. doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

過去のサポート実績から社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、人気企業を目指すなら一度は相談しておきましょう。

doda公式ページ:https://doda.jp/

8. 日本オラクルへの転職に関するQ&A

その他日本オラクルへの転職でよく相談されるポイントについて解説します。

  1. 職種別に年収は変わりますか?
  2. 日本オラクルの評価制度はどうなっていますか?
  3. 日本オラクルで働きながら年収を上げるにはどうすればいいですか?
  4. 日本オラクルの福利厚生はどうですか?

Q1. 職種別に年収は変わりますか?

はい、インセンティブの割合が多いので、セールスが最も高くなりやすいです。

その他の職種も高めではありますが、ボーナスの比率が低いので、成果を出しているセールスには及ばないです。

Q2 . 日本オラクルの評価制度はどうなっていますか?

日本オラクルは、目標管理(MBO制度)で評価されると考えましょう。

年度はじめに決めた目標を、四半期から半期に一度の面談などを通して評価されます。

評価軸は定性面(コンピテンシー)と定量面(成果)の2つとなります。

社員からの口コミでは、以下のような声があがっています。

  • セールスの場合は、定量目標の達成率が全てと思えるほど成果主義
  • その他の職種は、定性面の比率が高くなる
  • 期末には周囲からの評価(360度)をもらうが、あくまでフィードバック程度の認識である
  • 定性面では不透明な点もあるので、上司の心象に左右される印象がある
  • 中途の場合、入社後にベースアップをすることが非常に難しいので結果を出しているセールス以外はほぼ横ばい
  • 昇格にはグローバルの都合も関係してくるので、結果を出してもすぐに昇格とはいかない

Q3. 日本オラクルで働きながら年収を上げるにはどうすればいいですか?

評価制度を踏まえ、日本オラクルで働きながら年収を上げるためには、下記3点が重要です。

  • 設定した目標は必ず達成し、ボーナスアップや昇格を狙う
  • 曖昧な項目もあるので、評価者をはじめ周囲へのアピールを行い、印象を良くしておく
  • 営業の場合、複数年の契約や指定製品など、給与アップに直結しやすい契約を進める

逆に言えば、「上記を行う自信がない」という方は、日本オラクルでは大幅な年収アップを期待できないので、他社をおすすめします。

なお、入社後のベースアップは非常に難しいという口コミが多いので、中途入社であれば入社時の交渉が非常に大事です。

Q4. 日本オラクルの福利厚生はどうですか?

日本オラクルの福利厚生は下記の通りとなっていて、大手ならではの高水準といえます。

休暇 -年間休日120日
-完全週休2日制(土日)
-祝日
-年末年始休暇
-慶弔休暇
-有給休暇
-産前・産後休暇(取得実績多数)
-介護休暇
-育児休暇(男性の取得実績も多数)
※特別有給休暇(出産休暇)として、10週間の取得が可能です。期間中は給与が支給されます。
※入社6カ月未満の場合は5週間となります。
-介護休暇
-ボランティア休暇
-傷病休暇
住宅関連 -なし
年金・財形関連 -確定拠出年金制度(日本版401K)
-財形貯蓄制度
退職金 -あり(確定拠出年金制度(日本版401K))
その他 -総合福祉団体定期保険、団体長期障害所得補償保険
-カフェテリアプラン(キャリア形成支援、健康保持支援)
-社員持株会制度
-ダイバーシティ制度
-各種クラブ活動補助

大手の水準ですが、住宅関連の手当がないことには注意しましょう。

9. まとめ

日本オラクルへの転職について、口コミや転職のコツをまとめてきましたがいかがでしたか?

日本オラクルは、成長キャリアアップ・やりがい・職場の雰囲気面などで良い口コミがある会社ですが、待遇面などで一部不満の声も出ていることに注意しましょう。

日本オラクルに転職を決めた方も、転職難易度が高いことには注意が必要です。自分一人で動かずに、下記の転職エージェントに相談し、サポートを受けましょう。

あなたの転職がうまくいくことを心から祈っています。

(参考)日本オラクルおよび、一緒に検討される企業の平均年収、年齢、勤続年数データの参照元

日本オラクル 第39期「有価証券報告書
SAPジャパン 平均年収・年齢:口コミサイトなどの情報をもとに算出
セールスフォース 平均年収・年齢:口コミサイトなどの情報をもとに算出
マイクロソフト 平均年収・年齢:口コミサイトなどの情報をもとに算出