「セールスフォースに転職すべき？」「セールスフォースに転職するにはどうすればいい？」など、株式会社セールスフォース・ジャパン（以下、セールスフォース）への転職を検討していませんか？

大手ソフトウェア企業（SaaS）として、転職人気ランキング上位のセールスフォースですが、社内からは悪い口コミもあり、知らずに入社すると後悔する可能性があります。

また、セールスフォースは転職難易度もかなり高く、十分な対策が必要ですが、選考を有利に進められるコツも存在します。

このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職をサポートしてきた筆者がセールスフォースへ転職をする上で知っておくべき全てのことを以下の流れで解説します。

1. セールスフォースへの転職｜評判・年収・難易度まとめ
2. セールスフォースの求人・採用情報
3. セールスフォースはそもそもどんな会社か
4. セールスフォースの社員からの口コミ・内部事情
5. セールスフォースの中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】
6. セールスフォースの選考を有利にするために絶対に知っておくべき1つのこと
7. セールスフォースの転職で使うべきエージェント3選
8. セールスフォースへの転職に関するQ&A

最後まで読めば、セールスフォースに転職すべきか、転職を目指す際は何をすべきかわかり、セールスフォースへの転職で失敗しなくなるでしょう。

著者：I.J（現役転職エージェント）

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30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当（採用企業側の担当）も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. セールスフォースへの転職｜評判・年収・難易度まとめ

セールスフォースは、CRM「Salesforce」を手掛ける大手ソフトウェア企業です。

まずは、セールスフォースについて、評判、年収といった転職前に知っておくべきポイントを紹介します。

1-1. セールスフォースの社員からの評判

口コミサイトをもとに社員からのセールスフォースの評判をまとめると、以下の通りになります。

	評価	人気企業内順位
待遇	4.2	26位/300社
ワークライフバランス	3.7	14位/300社
キャリア・成長	4.1	66位/300社
やりがい	4.1	5位/300社
職場の雰囲気	4.2	7位/300社

社員からの口コミ、他の人気企業との比較を簡単にまとめると、下記の通りです。

• ◎ソフトウェア企業としてはトップクラスの年収かつ福利厚生も手厚いので、待遇に満足している人が多い
• ◎若手のうちから裁量があるため、成長を実感したり、やりがいを感じている方が多い
• ○営業は特にハードワークとなりやすいが、覚悟を持って入社してきている人が多いので大きな不満とはなっていない
• ○業務量は多いが、裁量が大きいので日々の調整はしやすい
• △成果が出ていないと、冷遇されると感じるという方も
• △市況などによってはレイオフもありうるので、待遇が良くても緊張感がある

セールスフォースとあわせて検討される企業との比較

セールスフォースとあわせて検討されてるのが、以下の企業です。

• 日本オラクル.:クラウドサービス「Oracle Cloud Infrastructure」などを手掛ける、大手ソフトウェア企業
• SAPジャパン.:ERPシステム「SAP S/4HANA 」などを手掛ける、大手ソフトウェア企業
• マイクロソフト.:「Microsoft 365」といったソフトウェアやハードウェアなどを幅広く手掛ける、大手IT企業

それぞれの会社の社内からの評価を比較すると以下の通りで、最高得点を赤字にしています。

一緒に検討されるソフトウェア会社の中でも特にキャリア成長・やりがい・職場の雰囲気面の評価が高いです。

私が転職エージェントとして聞いた実際の社員の声

私が転職エージェントとして働く中でも、元社員の方から、以下のような声をよく聞きます。

• 裁量が大きく、高いレベルを求められるので成長しやすい環境だと感じる
• 成果に対して明確な報酬が用意されているので、達成感がある
• 社内でよく用いられる「Ohana」という言葉が示すように、助け合いの精神で周囲に支えられた

ただし、セールスは特に成果主義の傾向が強いため、ハードワークとなりやすいと話す方もいます。

過去にサポートした中でも、「常に数字を求められる環境に疲れた」などの理由で転職を希望される方もいたため、この点には注意しましょう。

1-2. セールスフォースの平均年収

セールスフォースの正社員の平均年収は、1,120万円です。

ただ、一緒に検討される企業と比較すると下記の通りで、同じ大手ソフトウェア企業と比べると平均的です。

※各社最新のIR情報・就職情報サイト・口コミサイトを参考に作成

とにかく高い年収を求める方は、「SAPジャパン」「日本オラクル」といった競合他社も検討しましょう。

ただし、セールスは会社問わず、インセンティブによって年収が大きく変動する報酬体系である点には注意が必要です。

年齢別の給与水準

口コミサイトを元に集計すると、セールスフォースの年齢別の給与の平均値は以下の水準です。

役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。

1-3. セールスフォースの転職難易度

セールスフォースへの転職難易度は「かなり高い（高度なスキルや経験があっても難しい）」です。

中途採用は積極的に行なっている傾向がありますが、高い知名度や、安定性などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。

そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。

• 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
• 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする
• 過去の傾向を分析し、面接・選考対策を徹底的に行う

1-4. セールスフォースへはどうやって応募すべきか

セールスフォースに応募するには、以下の3つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。

• セールスフォースの「中途採用サイト」
• 「リクナビネクスト」などの転職情報サイト
• 転職エージェント

転職エージェントを使うべきなのは、以下の点でセールスフォースの転職に有利になるからです。

• インターネット上に出ていない、セールスフォースの非公開求人に応募できる
• セールスフォースの傾向を踏まえた選考対策（面接対策、書類添削）をしてくれる
• セールスフォース側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
• 内定時に給与交渉をしてくれる

ページの後半で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、セールスフォースに転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です。

• JACリクルートメント
• LHH転職エージェント
• doda

これらに登録し、「セールスフォースに転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。

上記エージェントは先ほどセールスフォースと比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。

2. セールスフォースの求人・採用情報

ここではセールスフォースの中途採用について、どんな求人があるか、またどんな人物が求められているかを紹介します。

2-1. 採用職種

セールスフォースの職種（チーム）は大きく分けると下記10種類です。

上記のような職種がありますが、中途採用ではセールス職を中心に募集を行っています。

具体的に出ていた求人を以下で紹介します。

2-2. 求人情報

過去に「JACリクルートメント」「LHH転職エージェント」「doda」といった大手転職エージェントや「キャリア採用サイト」で募集されていた求人情報をご紹介します。

セールス

セールスでは、アカウントエグゼクティブ（外勤営業）やインサイドセールスのポジションで募集を行っています。

2-3. 採用メッセージ、求められる人物像

過去の求人に記載されていたセールスフォースの求める人物像の一例として、以下のような内容があります。

【歓迎している人】

• 本質的な提案や支援を行いたい方
• 自己成長できる環境に身を置きたい方

【活躍している人】

• 目標達成にこだわって取り組める方
• 向上心を持ち自身の市場価値を高めたい方
• 経営に直結する提案をしたい方
• 現状に満足せず成長の場を探している方

上記を踏まえると、以下のような点をアピールすると良いでしょう。

• 難しい目標や状況でも、前向きにチャレンジできる姿勢を持っていること
• 経営課題などの難しい課題への取り組みを行ってきた経験を持っていること
• 本質的な提案や支援を行いたいと思っていること
• 自己成長を成し遂げたいと思っていること

逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。

3. セールスフォースはそもそもどんな会社か

引用:Google Maps

セールスフォースは、CRM「Salesforce」を手掛ける大手ソフトウェア企業です。

会社ホームページ：https://www.salesforce.com/jp/

3-1. 会社概要

3-2. 事業内容

セールスフォースの事業内容は以下のとおりです。

• クラウドアプリケーション及びクラウドプラットフォームの提供

3-3. トップメッセージ

Salesforceは、信頼・カスタマーサクセス・イノベーション・平等・サステナビリティを核とし、企業活動を通じて社会や環境への貢献を重視するグローバルテクノロジー企業です。

創業以来、1-1-1モデルに基づく社会貢献を行い、日本では助成金支援やボランティア、教育支援などに注力してきました。

また、非営利団体や教育機関への製品提供、リスキリング支援、災害時の支援活動なども積極的に推進しています。

今後は、気候変動への対応として温室効果ガスの削減や森林保全を進めるとともに、多様性と公平性を尊重した職場環境づくりにも力を入れていきます。

日本社会とともに、持続可能で誰もが活躍できる未来の実現を目指しています。

引用元：セールスフォース

3-4. 今後の事業展開

セールスフォースは、主力製品であるCRM「Salesforce」の導入・運営のほかAIデータ戦略の強化を行なっています。

2026年度第一四半期のレポートでは、現在の注力事項については以下の3つを挙げています。（引用元：セールスフォース）

• AIエージェントの「Agentforce」の推進
• 「Saleforce Data Cloud」の売り上げ規模の拡大
• Informatica社（クラウドデータ管理大手）の買収

AIエージェントの「Agentforce」は、2025年の第一四半期時点で8,000社以上の導入実績があり、その半数以上が有料ユーザーとなっています。

「Saleforce」上に蓄積されたさまざまなデータを統合・分析するための基盤である「Salesforce Data Cloud」については、前年比で120%超の成長率となっていて、AIとの連携による分析や予測の基盤となっています。

また、クラウドデータ管理大手「Informatica」の買収により、CRM全体の精度の向上や自動化機能の強化に繋げる予定です。

上記を踏まえると、以下のような特徴を持つ方に向いた企業と言えるでしょう。

• AIなどのトレンドを常にキャッチアップできるような、情報感度の高い方
• 長期的な信頼関係を築き、顧客の経営課題に応じたソリューションの提案ができる方

4. セールスフォースの社員からの口コミ・内部事情

改めて、セールスフォース社員からの口コミ、他の人気企業との比較をすると以下の通りです。

	評価	人気企業内順位
待遇	4.2	26位/300社
ワークライフバランス	3.7	14位/300社
キャリア・成長	4.1	66位/300社
やりがい	4.1	5位/300社
職場の雰囲気	4.2	7位/300社

この章ではそれぞれの項目でどんな口コミがあったかを、内部事情を合わせて解説します。

端的にまとめると下記のメリット・デメリットがあるといえます。

• ◎ソフトウェア企業としてはトップクラスの年収かつ福利厚生も手厚いので、待遇に満足している人が多い
• ◎若手のうちから裁量があるため、成長を実感したり、やりがいを感じている方が多い
• ○営業は特にハードワークとなりやすいが、覚悟を持って入社してきている人が多いので大きな不満とはなっていない
• ○業務量は多いが、裁量が大きいので日々の調整はしやすい
• △成果が出ていないと、冷遇されると感じるという方も
• △市況などによってはレイオフもありうるので、待遇が良くても緊張感がある

4-1. 待遇に関する口コミ

• ソフトウェア企業としては年収が高いため、待遇に関しては満足している
• 年収は理論年収（ベース+ボーナス）で構成されており、成果によって振れ幅がある
• グレードが高いとベースの差がある分年収も高くなりやすいが、昇格するのには時間がかかる
• 福利厚生も充実している
• 状況によってはレイオフもあるので、待遇が良くても不安はある

待遇に関する評価は人気企業300社の中でも上位です。

ソフトウェア企業としては年収が高いため、待遇に満足しているという口コミが目立ちます。

年収はベース＋ボーナスで構成されており、職種や職位によって配分は異なり、管理職未満の場合は以下のようなイメージです。

<理論年収1,000万円場合>

理論年収・・・各職種・職位における報酬体系に基いて、設定された目標をすべて満額達成した場合の年収

職位（グレード）を上げるには時間がかかり、中途採用の場合は高めのグレードで入社する傾向です。

そのため、同じ成果を出していても中途採用組の方が有利という口コミも見受けられます。

このほか福利厚生も手厚いので満足しているという意見もあります。

ただし、成果や市況によってはPIP（業績改善プログラム）や退職を勧められるケースもあるので、年収が高いといっても不安はつきまとうという声もあります。

参考：役職別の年収目安

セールスフォースの役職別（セールス）の年収の目安は、それぞれ下記の通りとなっています。

カスタマーサクセスの場合は以下のようになっています。

4-2. ワークライフバランスに関する口コミ

• チームによるスタンスの違いはあるが、裁量権があるので自由度も高い
• 営業は数字が求められるので、結果的にハードワークしている人が多い
• ただし、ハードワークを覚悟して入社している人が多いので不満を持つ方も少ない
• エンジニアなどの職種では、残業規制が強まっているので以前より調整しやすくなっている

ワークライフバランスに関する評価は人気企業300社の中でも上位です。

所属チームのスタンスによるものの裁量権が大きいので、自由度が高いという口コミが多いです。

営業は特に成果を求められるため、ハードに働いているという人が多いです。

社内Slackは四六時中連絡が飛び交っていて、強制されることはないものの、成果を出すために常にチェックをしている人は珍しくないです。

ただし、そもそもハードワークを覚悟して入ってきている人も多いため、ワークライフバランスを重視している人も少ない傾向です。

エンジニアなどの職種では仕事量が多い一方で、残業に対する規制が強まっており、プロジェクト間の休みの希望も出せるため、働き方の調整がしやすいという口コミがあります。

会社全体の残業時間の目安は月間35時間ほどとなっています。

4-3. 成長・キャリアアップに関する口コミ

• 上位レイヤーへの提案ができるなど、成長のきっかけになるような機会が多い
• 成果主義ということもあり、高い要求に応えることで鍛えられた
• 研修や外部での学習の機会に対する支援もある
• 短期での結果を求められるので、一通りの経験をしてから入社した方が学べることが多いと感じるという声も

成長・キャリアアップに関する評価は人気企業300社の中でも上位です。

上位レイヤーへの提案ができるなど、成長のきっかけになるような経験が積みやすいという口コミが多いです。

成果主義ということもあり、高い業務レベルを求められるので必然的に鍛えられたという意見もあります。

また、製品に対する知識だけでなく担当職種のプロフェッショナルとして成長を実感したという意見もあります。

研修（トレーニング）や外部の研修の費用の負担があるなど、バックアップ体制も整っています。

ただし、日系企業に比べて成果を強く求められる傾向があるので、他の組織として一通りの経験を積んでから入社した方がつまづくことは少ないと感じるという声もあります。

この他、社内での異動も盛んで、社内でのキャリア形成も可能です。

4-4. やりがいに関する口コミ

• プロダクトの質がよく、顧客の要望に対応できるので自信を持って営業できる
• 報酬体系が明確なので、自分の頑張りが評価されている実感がある
• 大手ベンダーならではの業務経験を積むことができる
• 営業手法などの知識が蓄積されているので勉強になる

やりがいに関する評価は人気企業300社の中でもトップクラスです。

プロダクトの質がよく、顧客の要望に対応できる点にやりがいを持っている方が多いです。

また、明確な報酬体系が整っているので、成果を得やすい点に言及している人も多数います。

有名サービスを提供しているベンダーということもあって、他ではなかなかできないような経験ができているという声もあります。

この他、営業などのナレッジが蓄積されているので、勉強になることが多いとする意見も見られます。

4-5. 職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ

• 周囲と助け合い、チームで動くといった文化が浸透している
• ただし、営業は数字が全ての風土なので、成果を出していれば助け舟が出やすいものの、そうでないと冷遇されていると感じるという声もある
• 成果主義ではあるが、ハラスメントには厳しい姿勢をとっているので、強い叱責を受けたりということはない
• 部門ごとの独立性を高めた組織体制
• 外資ITとしては古株も多いので社内政治も多いというコメントもある

職場の雰囲気・人間関係に関する評価は人気企業300社の中でもトップクラスです。

”Ohana”と呼ばれる助け合いのメッセージや、“Don’t win alone. Don’t lose alone.（＝「一人で勝つな、一人で負けるな」）”という標語が流れている通り、チームで動くことを推奨している文化があります。

カスタマーサクセスやエンジニアなどの職種では、この文化によって助けられたという口コミも見られます。

ただし、営業は数字が全てという風土です。

そのため、成果が上がりそうな人は助けてもらえるけど、見込みがないと厳しい対応だと感じるという人もいます。

成果主義である一方、ハラスメントに厳しい態度をとっているので、風通しが良いと感じると話す人もいます。

また、「The model」が強く意識された、部門ごとに独立した組織体制となっているというコメントもあります。

この他、外資系ITとしては珍しく古株も多いので社内政治も強いと感じるといった声もあります。

参考：セールスフォースから転職で出ていく人の事情やキャリア

セールスフォースは、高い知名度や報酬から人気の企業です。

しかし、以下のような理由で転職を検討されています。

• 景気次第でレイオフもあるので不安
• CRM市場そのものの受注難易度が、年々高まっているのでこれ以上続けるのが難しいと判断した
• セールスフォースで培った経験を活かして給料を上げたい、別の経験をしたい

入社する社員のポテンシャルの高さや専門性の高さから、他の外資系IT企業を渡り歩く人やセールスフォースの導入をしている総合コンサルなどに転職する人が多いです。

5. セールスフォースの中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】

この章では、セールスフォースの中途採用選考でアピールすべきポイントや、面接の想定質問を紹介します。

• セールスフォースの中途採用で聞かれる想定質問40選
• セールスフォースの中途採用選考でアピールすべきポイント

5-1. セールスフォースの中途採用で聞かれる想定質問40選

セールスフォースの面接を想定して、想定質問を作成しました。年齢別に以下のように40個用意しましたので、準備しましょう。

• 全ての人が準備すべき質問10個
• 若手社員（第二新卒〜20代）が準備すべき質問10個
• 中堅社員（30代前後）が準備すべき質問10個
• 管理職、シニア（40代以上）が準備すべき質問10個

このページでは、どの企業でも聞かれるような、一般的な質問はあえて入れませんでした。

一般的な質問や、答え方を「プロ直伝！転職面接の質問99例の答え方とわかりやすく伝える全ノウハウ」でまとめていますので、合わせてしっかり準備しましょう。

全ての人が準備すべき質問10個

1. セールスフォースのプロダクトやソリューションの中で、特に理解が深いものとその理由を教えてください。
2. クラウドサービスに関わった経験がある場合、その中でどのような課題解決に携わりましたか？
3. チームや顧客とのやり取りで、信頼関係を築くために意識してきたことを教えてください。
4. 高速で変化するプロジェクトに参加した経験があれば、どのように対応し成果を出しましたか？
5. 顧客のニーズを正しく理解するために取っていた具体的な行動を教えてください。
6. 他部署と連携して業務を推進した経験があれば、調整に苦労した点とその乗り越え方を教えてください。
7. 新しいツールやテクノロジーを短期間で習得した経験があれば、その取り組み方を教えてください。
8. 外部パートナーやベンダーと関わった業務で、調整や交渉を行った経験を教えてください。
9. グローバルな視点が求められる場面で、どのように対応しましたか？
10. セールスフォースが掲げる「平等」という価値観に関連して、多様な相手と仕事を進めた具体例があれば教えてください。

若手社員（第二新卒〜30歳前後）が準備すべき質問10個

1. 入社直後に任された業務で、自分なりに工夫して成果を出した経験があれば教えてください。
2. 経験が浅い中で挑戦した仕事の中で、特に成長につながったと感じたことは何ですか？
3. 自分よりも経験豊富な顧客や上司に提案を行った経験があれば、そのとき意識した点を教えてください。
4. 配属や役割にギャップを感じた際、どのように受け入れ、行動に移しましたか？
5. 顧客とのやり取りで、要望と実現可能な内容に差があった場合の調整経験を教えてください。
6. タスクが重なった際、どのように優先順位をつけて対応しましたか？
7. フィードバックを受けた際、それをどのように改善行動に落とし込みましたか？
8. 苦手な業務を任された際の向き合い方と、成果にどうつなげたかを教えてください。
9. 顧客の業務理解を深めるために、どのような情報収集や準備を行いましたか？
10. 新しい製品や業務に対して主体的に取り組んだ経験を教えてください。

中堅社員（30代〜40歳前後）が準備すべき質問10個

1. 担当領域でKPIを設定・管理した経験があれば、その意図と結果を教えてください。
2. 後輩の育成やチーム内の指導に携わった経験があれば、具体的なアプローチを教えてください。
3. 部門を横断したプロジェクトで、各チームの意見をまとめるために取った工夫を教えてください。
4. 利益や売上に関わる業務で、自身がどのように貢献したかを教えてください。
5. 顧客の既存業務の改善提案を行った経験があれば、どのような提案を行い、どう評価されましたか？
6. 上司や経営層への報告・提案を行った際、何を重視して伝え方を工夫しましたか？
7. 自部署の業務フローを改善し、効率化した具体的な事例を教えてください。
8. 製品導入後の運用サポートやフォローにおいて、どのように顧客満足度を高めましたか？
9. 変化が多いプロジェクトにおいて、部下やチームをどうリードしましたか？
10. 事業戦略や営業戦略に関して、自ら提言したことがあれば、その背景と結果を教えてください。

管理職、シニア（40代以上）が準備すべき質問10個

1. 組織のパフォーマンスを改善するために、自ら設計し実行した施策があれば教えてください。
2. 多様な背景を持つ部下と関わる中で、マネジメントで意識している点を教えてください。
3. 利益率や収益性を改善するために講じた具体的な取り組みを教えてください。
4. 新たな事業やサービスを立ち上げた際に、特に重視した視点と実行した施策を教えてください。
5. トップダウンとボトムアップのバランスをどう考え、現場に展開していますか？
6. 海外や他部門と連携した事業推進において、特に課題となった点とその対応を教えてください。
7. 事業計画を実行する際に、社内の合意形成をどのように進めてきましたか？
8. 数値目標が未達だった際のチーム再建や見直しのアプローチを教えてください。
9. 役員層に提案したプロジェクトで、説得材料として使ったデータや事実の扱い方を教えてください。
10. 社内の価値観や文化を変える必要があったとき、どのような取り組みを行いましたか？

5-2. セールスフォースの中途採用選考でアピールすべきポイント

セールスフォースへの転職を目指す人がアピールすべきことを、以下の4つに分けて紹介します。

1. 全ての人がアピールすべきポイント
2. 若手社員（第二新卒〜30歳前後）がアピールすべきポイント
3. 中堅社員（30代〜40歳前後）がアピールすべきポイント
4. 管理職、シニア（40代以上）がアピールすべきポイント

1. 全ての人がアピールすべきポイント

面接の質問に答える際や、職務経歴書を書く際は、以下のポイントを意識し、アピールするといいでしょう。

• 顧客課題を構造化する力
• データを根拠に行動する姿勢
• 業務変更への適応力

顧客課題を構造化する力

セールスフォースでは、単なるシステム導入ではなく、顧客の業務全体をどう変えるかという視点が重視されます。

業務課題の背景や構造を把握し、要因を分解して整理できる人材は、営業・開発問わず評価されます。

自身が課題を言語化し、ソリューションに落とし込んだ具体例を示すと効果的です。

データを根拠に行動する姿勢

セールスフォースは「感覚」ではなく「データ」に基づいた判断を大切にする文化があります。

営業やCSであれば、数値を見て改善に取り組んだ事例があるかが問われます。

どの指標に注目し、行動をどう変えたかを論理的に説明しましょう。

業務変更への適応力

セールスフォースでは年3回の製品アップデートや組織再編があるため、業務が頻繁に変わります。

変化を前向きに受け入れ、素早く順応した経験がある人は、同社の風土に合うと判断されます。

実際にやり方を切り替え、成果を上げた事例をアピールしてください。

2. 若手社員（第二新卒〜30歳前後）がアピールすべきポイント

若手社員でセールスフォースへの転職を目指す方は、下記のポイントも伝えられるようにしましょう。

• 短期間での学習実行力
• 他部門の視点を意識する姿勢
• フィードバックに対する柔軟性

短期間での学習実行力

セールスフォースでは、新しい製品や業界知識を早期に吸収する力が求められます。

未経験領域に挑戦し、短期間で成果につなげた経験がある場合は積極的に伝えましょう。

Trailheadなどの自己学習ツールを使って学んでいる姿勢も評価されます。

他部門の視点を意識する姿勢

若手であっても営業・開発・カスタマーサクセスと連携する場面が多いのが同社の特徴です。

他部門の目的や課題を理解しながら、自分の役割を果たした経験があれば示すと効果的です。

単なる「連携」ではなく、どのように相手の立場に配慮したかを説明しましょう。

フィードバックに対する柔軟性

セールスフォースではフィードバックを受け入れ、行動に変える能力が重視されます。

特に若手社員には、指摘に対してどう受け止め、どんな変化を起こしたかが問われます。

自分の行動を改善し、チームや成果にどう影響したかを説明しましょう。

3. 中堅社員（30代〜40歳前後）がアピールすべきポイント

30代～40歳前後の中堅社員の方は以下のポイントも意識しましょう。

• チームをまたいだ連携力
• 顧客との長期関係構築の経験
• 業務フローの改善実績

チームをまたいだ連携力

セールスフォースでは部署の垣根を越えた協業が多く、他部署との連携経験が重要です。

異なる立場のメンバーを巻き込み、成果につなげた事例を具体的に示しましょう。

自身がどのように全体最適を意識したかも合わせて伝えてください。

顧客との長期関係構築の経験

「売って終わり」ではなく、顧客の継続的な成功を支援する姿勢が重視されます。

数か月から数年にわたって顧客と関係を築き、信頼を得たエピソードは強力なアピール材料になります。

その中でどのような成果や改善があったかまで伝えると効果的です。

業務フローの改善実績

セールスフォースの製品は業務改善が主目的であるため、自ら改善を推進した経験が重視されます。

業務のどこに非効率があり、どう改善して成果を出したかを明確に示してください。

できれば、関係者を巻き込んで変革したプロセスがあればより望ましいです。

4. 管理職、シニア（40代以上）がアピールすべきポイント

40代以上の方は以下のポイントも意識しましょう。

• 組織の変化対応を支えた経験
• 数値目標の実現力
• パートナー企業との関係構築力

組織の変化対応を支えた経験

セールスフォースでは頻繁な戦略転換や再編により、チームの不安を支えるマネジメントが重要です。

変化に抵抗があった場面で、どのように関係者を巻き込みながら方向性を示したかを伝えてください。

現場の混乱を収め、成果につなげた実例があれば説得力が増します。

数値目標の実現力

管理職には、売上や収益性といった明確な数値での成果が求められます。

どのような目標を設定し、戦略を立て、実行に移してチームを動かしたかを端的に伝えましょう。

「結果」と「行動の根拠」の両方をセットで示すことが大切です。

パートナー企業との関係構築力

セールスフォースでは、SIerや販売代理店とのアライアンスを通じて、製品の拡販や導入支援を行っています。

そのため、パートナー企業と信頼関係を築き、同じ方向を向いてプロジェクトを推進できる力が求められます。

過去に外部ベンダーや協業先と連携し、成果を出した経験があれば、それをどう主導したかを具体的に示すと、即戦力としての印象を高められます。

6. セールスフォースの選考を有利にするために絶対に知っておくべき1つのこと

セールスフォースへ転職する際に重要なことは、自分で申し込まず、「転職エージェント」を使い応募することです。

転職エージェントとは、登録をすると完全無料で転職相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのことを指します。

使うべきなのは、下記の4つの理由でセールスフォースへの転職に有利になるからです。

• セールスフォースの非公開求人に応募できる
• セールスフォースの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる
• セールスフォース側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
• 内定時に給与交渉をしてくれる

4つの理由を1つずつ解説します。

6-1. セールスフォースの非公開求人に応募できる

転職エージェントは、企業の採用ページや求人情報サイトに乗っていない非公開の求人を複数持っていて、セールスフォースの非公開求人を持っている可能性もあります。

非公開の求人になるのは、一般的に下記のような求人で、総じて「働く上で好条件の求人」が多いです。

• 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう
• 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない
• 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

また、求人を持っていなくても、あなたの希望とスキルが合えば、転職エージェントが企業に営業してくれるケースもあります。

セールスフォースに行きたい場合は、転職エージェントに相談することで、求人の選択肢を大きく増やせますから、必ず転職エージェントに相談しましょう。

6-2. セールスフォースの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる

大手転職エージェントだと、セールスフォースや同業他社に複数の転職希望者を転職させているため、選考を突破するノウハウが溜まっていて、それを元にサポートをしてくれます。

過去の面接の傾向を踏まえ、模擬面接をしてくれたり、書類や面接で何をアピールすべきかを一緒に考えてくれます。

さらに面接前には、面接官の肩書きや、特に重視される点を教えてくれることもあるので、転職エージェントを使っていない人よりも面接を有利に進められます。

6-3. セールスフォース側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる

転職エージェントは、人事担当者ともやりとりをしていて、面接や書類では伝わらないあなたの魅力をアピールしてくれます。

企業としては、よくわからない人物よりも、転職エージェントのお墨付きのある人の方が安心して採用できるので、転職エージェント経由だとそれだけで選考に有利になることも多いです。

腕のいいエージェントが担当の場合、面接に失敗しても、エージェントがプッシュしてくれ、結果が覆るということもよくあります。

6-4. 内定時に給与交渉をしてくれる

内定した後も、企業とのやりとりは転職エージェントが間に入ってくれます。

給与交渉などの言いにくいことも転職エージェント経由で相談でき、交渉もしてもらえるので、エージェント経由の方がより良い条件で転職しやすいです。

以上の4つの理由で、セールスフォースやその他企業に転職する際は、必ず転職エージェントを使うようにしましょう。

7. セールスフォースの転職で使うべきエージェント3選

セールスフォースの転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。

• JACリクルートメント
• LHH転職エージェント
• doda

この3つに登録し、セールスフォースやその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。

これらを選んだ理由は下記3つです。

• 大手で求人数も多く、セールスフォースの求人も持っている可能性が高い
• セールスフォースへの転職を有利にするためのノウハウを持っている
• 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる

一つずつ解説していきます。

7-1. JACリクルートメント

「JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。

ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。

セールスフォースの中でも、年収800万円以上のポジションを狙う方は、必ず使っておきましょう。

ただし、ハイクラスな人材でないと判断されると十分なサポートを受けられませんので注意しましょう。

JACリクルートメント公式ページ：https://www.jac-recruitment.jp/

7-2. LHH転職エージェント

「LHH転職エージェント」は、世界的に有名な大手人材会社アデコの運営する、ハイクラス向けの転職エージェントです。

サポートを受けた利用者は、平均で年収を約100万円上げていて、年収アップの転職に強みを持ちます。

これまでの経験を活かしつつ、今よりポジション、年収を上げる転職がしたい方には特におすすめです。

LHH転職エージェント公式ページ：https://jp.lhh.com

7-3. doda

「doda」はパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

過去のサポート実績から社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、人気企業を目指すなら一度は相談しておきましょう。

doda公式ページ：https://doda.jp/

8. セールスフォースへの転職に関するQ&A

その他セールスフォースへの転職でよく相談されるポイントについて解説します。

1. 職種別に年収は変わりますか？
2. セールスフォースの評価制度はどうなっていますか？
3. セールスフォースで働きながら年収を上げるにはどうすればいいですか？
4. セールスフォースの福利厚生はどうですか？

Q1. 職種別に年収は変わりますか？

はい、インセンティブの上限がないため、セールスが最も高くなりやすいです。

その他の職種も高めではありますが、ボーナスの比率が低いので、成果を出しているセールスには及ばないです。

Q2 . セールスフォースの評価制度はどうなっていますか？

セールスフォースは、目標管理（MBO制度）で評価されると考えましょう。

評価軸は、V2MOMと呼ばれる指標を用いており、以下の頭文字からとっています。

• ビジョン（Vision）、価値（Values）、方法（Methods）、障害（Obstacles）、基準（Measures）

年度はじめに決めた目標を、四半期に一度の面談などを通して評価されます。

社員からの口コミでは、以下のような声があがっています。

• セールスの場合は、定量目標の達成率が全てと思えるほど成果主義
• その他の職種は、定性面の比率も高くなる
• 定性面では不透明な点もあるので、上司の心象に左右される印象がある
• 周囲の評価（特に上司）に気に入られている人物や女性は定性面の評価が高めに出やすい

Q3. セールスフォースで働きながら年収を上げるにはどうすればいいですか？

評価制度を踏まえ、セールスフォースで働きながら年収を上げるためには、下記3点が重要です。

• 設定した目標は必ず達成し、昇格やボーナスアップを狙う
• 曖昧な項目もあるので、評価者をはじめ周囲へのアピールを行い、印象を良くしておく
• 営業の場合、複数年の契約や指定製品など、給与アップに直結しやすい契約を進める

逆に言えば、「上記を行う自信がない」という方は、セールスフォースでは大幅な年収アップを期待できないので、他社をおすすめします。

Q4. セールスフォースの福利厚生はどうですか？

セールスフォースの福利厚生は下記の通りとなっていて、大手ならではの高水準といえます。

大手の水準ですが、住宅関連の手当がないことには注意しましょう。

9. まとめ

セールスフォースへの転職について、口コミや転職のコツをまとめてきましたがいかがでしたか？

セールスフォースは、待遇・やりがい・職場の雰囲気面などで良い口コミがある会社ですが、ワークライフバランス面などで一部不満の声も出ていることに注意しましょう。

セールスフォースに転職を決めた方も、転職難易度が高いことには注意が必要です。自分一人で動かずに、下記の転職エージェントに相談し、サポートを受けましょう。

• JACリクルートメント
• LHH転職エージェント
• doda

あなたの転職がうまくいくことを心から祈っています。

（参考）セールスフォースおよび、一緒に検討される企業の平均年収、年齢、勤続年数データの参照元

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