なぜ断られた?パソナキャリアが使えない人の全特徴と対処法
「パソナキャリアに断られた」、「なぜ断るの?」など、パソナキャリアに利用を断られる理由が気になっていませんか?
これは他社も同じですが、パソナキャリアでは、自社で転職を決められない(お金にならない)と判断されると、利用を断られることになります。
また、実際にはサポート対象になる方でも、登録時の記入内容によってはお断りになるケースもあるため、使い方には注意が必要です。
このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、パソナキャリアが利用を断る理由や事情について、以下の流れで解説していきます。
- パソナキャリアに断られるとどうなる?
- パソナキャリアに断られる人の3つの特徴
- そもそもパソナキャリアはなぜ断るのか
- 対処法は?パソナキャリアに断られたらすべきこと
- 転職エージェントの2つの注意点
- 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと
このページを読めば、パソナキャリアに断られる人の特徴から、断られる理由、対処法までが全てわかり、転職エージェントで失敗しなくなるでしょう。
著者:I.J(現役転職エージェント)
1. パソナキャリアに断られるとどうなる?
パソナキャリアでは、明確に「利用をお断りします」と言われることはまずありません。
ただ、以下の状況になった方は、実質的に利用を断られていると言って間違いありません。
- 登録後に「紹介が難しい」とメールが来る
- 面談で紹介できる求人がないと言われる
パータン1. 登録後に「紹介が難しい」とメールが来る
最も多いのがこのパターンで、申し込み後に、求人の紹介が難しいとのメールが届きます。
具体的には、以下のようなメールが来ます。
お世話になっております。
パソナキャリア人材紹介でございます。
この度は弊社にご登録頂き有難うございました。
また、レジュメをお送り頂き有難うございました。ご登録データを拝見させて頂きましたが、現在ご紹介できそうな求人案件が残念ながらございませんでした。
ご期待に沿えず大変恐縮に存じます。
今後、ご紹介できる求人案件が入りましたら、ご連絡させていただきます。
よろしくお願いいたします。
求人が見つかり次第連絡するとの内容ですが、実際に連絡が来ることはほとんどありません。
このメールが来た時点で、パソナキャリアの利用はあきらめるべきです。
パターン2. 面談で紹介できる求人がないと言われる
次に多いのが、面談で詳しい希望や職歴を伝えると、紹介できる求人がないと言われるパターンです。
また、紹介できないとは言われないものの、面談後に担当から連絡が全く来なくなるケースもあります。
すぐに紹介できる求人がなく連絡が止まることがほとんどで、この場合も実質的に断られていると言えます。
担当が他の求職者の相手で忙しいだけの場合もありますが、優先度を下げられているのは間違いなく、こうなると満足なサポートは望めません。
2. パソナキャリアに断られる人の3つの特徴
このように、パソナキャリアに断られる方は、以下いずれかに当てはまることが多いです。
- 現在の年収が600万円以下
- 20代までや、50代以上の方
- 転職に不利な経歴を持っている
特徴1. 現在の年収が600万円以下
パソナキャリアは、求人の半数が年収800万円を超えるハイクラス専門の転職エージェントです。
引用:パソナキャリア
公式サイトで転職成功事例が36件紹介されていますが、転職後の年収はほぼ全員700万円を超えています。
そのため、現在の年収が600万円以下の方は、見合った求人が少なく、お断りされる可能性が高いです。
特徴2. 20代までや、50代以上の方
パソナキャリアは、高度な経験・スキルを持つ30~40代のサポートを得意としています。
引用:パソナキャリア
サイト内で紹介される転職成功事例も全員が30~40代で、20代や50代以上の声は一つもありませんでした。
そのため、この年代の方も、サポートを断られる可能性が高いです。
特徴3. 転職に不利な経歴を持っている
以下のように、企業に良い印象を持たれない、転職に不利な経歴を持っている方も、断られやすいです。
- 正社員経験がないフリーター・ニート
- 1~2年おきに転職を繰り返している
- 前職を辞めてから1年以上のブランクがある
高度なスキルや経験が求められるハイクラス転職が専門なのもあり、こうしたマイナス面には特に厳しいです。
経歴に自信のない方は、20代までなら専門のサービスがいくつもあるので、まずはこれらを使うべきです。
特徴 | |
ハタラクティブ | ・フリーターやニートなど経歴に自信のない20代のサポートに強い ・IT特化エージェント「レバテック」も展開する大手の運営 |
マイナビジョブ20’s | ・未経験可の求人が7割以上の20代向けのエージェント ・業界大手のマイナビが運営 |
Re就活エージェント | 職歴の浅い20代のサポートに特化していて、担当者の8割は既卒、第二新卒の経験者 |
JAIC | 就職に関する無料の研修に参加すると、優良企業20社と書類選考なしで面接できる集団面接会に参加できる |
その他断られる人によくある特徴
少ないですが、その他、断られる人によくある特徴を以下に全てまとめました。
特徴 | 断られる理由 |
① 転職予定が1年以上先 | 転職が決まって初めて利益が出るビジネスで、早く決まる人を優先的にサポートしたいから |
② 希望年収が高すぎる (例:現在が600万円なのに1,000万円を希望) |
いきなり大幅に収入を上げられる求人は少なく、本人の納得のいく転職が実現しなそうだから |
③ 希望条件が細かすぎる (例:フルリモートで〇〇で〇〇で、と注文が多い) |
シンプルに紹介できる求人が少ないから |
④ 募集が少ない職種だけを希望している (例:求人が少ない未経験歓迎の法務求人を希望) |
上記に当てはまる方は、パソナキャリアだけに限らず、どの転職エージェントでも断られやすいです。
転職エージェントは転職を決めて初めて企業から手数料がもらえるビジネスで、このように決まりにくい方をサポートしたがらないのは、どこも同じです。
3. そもそもパソナキャリアはなぜ断るのか
パソナキャリアが一部の方の利用を断るのには、以下の理由があります。
- 万人向けのエージェントではない
- パソナキャリアは転職を決めないと1円も儲からない
理由1. 万人向けのエージェントではない
パソナキャリアは大手ですが、以下を主なターゲットとしていて、万人向けではありません。
- 年収600万円以上のハイクラス
- 30~40代
- 管理部門(人事・経理・法務など)
- 管理職の女性
「リクルートエージェント」や「doda」のように、膨大な求人を持つ、ほぼ万人向けと言えるタイプもあります。
しかし、これらと比べても求人は少なめで、全ての転職者をサポートできるほどの余裕はありません。
求人数 | |
リクルートエージェント | 760,000件 |
doda | 240,000件 |
パソナキャリア | 42,000件 |
サポート対象を絞っているため、一部の方は断らざるを得ない事情があります。
20代向け、IT業界向けなど、同じく対象を絞ったエージェントだと、一部断られることがあるのは変わりません。
理由2. パソナキャリアは転職を決めないと1円も儲からない
これまでもお伝えしてきた通り、転職エージェントは、転職が決まって初めて利益が出るビジネスです。
転職が決まらないと1円も儲からず、自社の求人を紹介できなかったり、転職が決まらなそうな人はサポートしても何の得にもなりません。
パソナキャリアとしては決まりそうな人に絞ってサポートしたい本音があり、結果として見込みがなさそうな人は断ることになります。
無料のサービスとはいえ、最終的には転職を決めて利益を上げることを目的としていて、お金にならない人は相手にしてもらえないのです。
4. 対処法は?パソナキャリアに断られたらすべきこと
パソナキャリアに断られた方が、まずすべきこと、できることを以下に全てまとめました。
- より自分にマッチした転職エージェントに登録する
- 申し込み内容を見直して再登録する
- 転職エージェント以外の方法で転職する
対処法1. より自分にマッチした転職エージェントに登録する
まず取るべきはこの方法で、より自分のステータスにあった他の転職エージェントを使ってみましょう。
パソナキャリアに断られやすい人の特徴別に、マッチした他の大手エージェントをまとめたのが以下です。
おすすめ | ||
現在の年収が600万円以下 | 全員 | リクルートエージェント、doda |
20代や50代以上 | 20代 | マイナビエージェント、ワークポート |
50代以上 | リクルートエージェント、doda | |
転職に不利な経歴を持つ | 20代まで | ハタラクティブ、Re就活エージェント、マイナビジョブ20’s |
30代前半まで | JAIC |
当てはまるものがある方は、この通りに選べば断れられることはないはずです。
希望の職種、業界が決まっている人は”特化型”もおすすめ
これまで紹介したのはどの業界にも強い大手エージェントですが、「〇〇業界特化!」という”特化型”転職エージェントもあります。
希望する職種、業界がはっきりしている方は、以下の特化型エージェントも使っておきましょう。
特化する業界、職種 | それぞれの最大手 |
ITエンジニア・WEBデザイナー | レバテックキャリア |
コンサル | ムービン |
金融業界 | コトラ |
メーカーの機械・電気系エンジニア | メイテックネクスト |
管理部門(経理、人事、法務) | MS-Japan |
経験者に限られますが、特化した内容にあわせて選べば、断られることはまずありません。
特化型は、リクルートなどの大手に比べると、小規模で求人が少ないことも多いですが、上記の5社は豊富な実績があり、求人もたくさん持っています。
対処法2. 申し込み内容を見直して再登録する
また、申し込み内容を見直して、改めて「パソナキャリア」に登録してみるのもおすすめです。
申し込み時に以下の設定をしていた方は、書き換えるだけでサポートが受けられるようになる可能性があります。
- 転職予定が1年以上先
→希望時期は「すぐにでも転職したい」を選んでおく - 希望年収が高すぎる
→高くても現在プラス100万円までを希望、迷ったら「こだわらない」を選んでおく - 希望条件が細かすぎる
→最初に希望する条件は2~3個までに抑える - 募集が少ない職種だけを希望している
→一つに絞らず、気になっている職種や業界は全て希望に入れておく
パソナキャリアでは、最初の申し込み時に、任意で履歴書や職務経歴書が添付できますが、用意できている方は必ず添付しておきましょう。
パソナキャリア公式ページ
対処法3. 転職エージェント以外の方法で転職する
パソナキャリア以外も含め、3社以上のエージェントに利用を断られた方は、自分で求人を探して応募する転職サイトを使いましょう。
転職サイトは、転職エージェントよりも未経験歓迎など、入社のハードルの低い求人が多いので、断られた方でも決まりやすいです。
また、35歳以上で、以下のような転職に不利な経歴を持つ方は、転職エージェント自体の利用が向きません。
- 正社員経験がない
- 一年以上のブランクがある
- 短期離職を繰り返している
対象の求人が少なく、正社員になるハードルが高いため、転職を決めないと利益が出ないエージェントはサポートしたがらない事情があります。
こうした方にも、転職サイトで自分で求人を探して応募していく方法がおすすめです。
転職サイトならリクナビNEXTがおすすめ
転職サイトなら、最大手の「リクナビNEXT」だけ使っておけば間違いありません。
リクルートが運営する転職サイトで、求人数が10万件以上と他サイトに比べてかなり多いです。
あらゆる職種をバランスよく扱い、都心だけでなく地方の求人も充実しているため、迷ったらこれを選んでおきましょう。
リクナビNEXT公式ページ:https://next.rikunabi.com/
それでもダメならハローワークを使う
転職サイトでも転職が決まらなかった人は、公共の職業紹介サービス「ハローワーク」を使いましょう。
登録し、自分で求人を探して応募していくという流れは、転職サイトと変わりません。
これまで紹介した民間のサービスに比べると、地方や小さい会社の求人が多いですが、学歴・経歴・年齢が不問の求人がたくさん掲載されています。
求人は以下から調べられるため、「リクナビNEXT」でもいい求人が見つからなかった方は利用してみましょう。
5. 転職エージェントの2つの注意点
パソナキャリア以外も含め、転職エージェントの利用にあたっては、以下の点に注意しましょう。
- 大手以外を使うのは危険
- 1社に絞ると失敗する
注意点1. 大手以外を使うのは危険
転職エージェントは、マイナビやリクルートなど、当ページで紹介する大手に絞って使いましょう。
中小エージェントは、すぐに人が辞めるような、不人気な求人しか持っていない場合も多く、危険だからです。
ここ数年で、人材紹介業者は1万社以上増加したデータもあり、新しい転職エージェントも大量に増えました。
引用:厚生労働省ホームページ
これには、資格さえあれば、インターネットで簡単にエージェント業が始められるようになったという背景があります。
ただ、こうした新しいエージェントには、以下のようなタイプが多いため注意しましょう。
- 企業とのパイプが弱く、紹介できる求人が少ない
- 常に出回っているようなブラック求人しか持っていない
- 実績が少なく「会社ごとにどう対策すれば内定が出やすい」といったノウハウがない
実績作りのために、合わない求人をごり押しするなど、中にはひどい運営業者もいるので危険です。
優良な業者の見極めが難しいため、聞いた事もないようなエージェントは避け、これまで紹介したような実績のある大手だけを使いましょう。
近年、ネットで簡単にエージェント業が始められる「求人データベース」のサービスが始まり、これを使う新しい業者が増えています。
「求人データベース」はたくさんの転職エージェントが共有する求人データのことです。
データベースの求人は、簡単にいうと売れ残りの集まりで、「不人気ですぐ人が辞める大量採用な求人」がほとんどです。
大手エージェントでも長期間決まらなかった求人が流れ着いているイメージで、実際にデータベース内には以下のように人気とは言えない会社ばかりが並んでいます。
- きついノルマが有名な保険会社、不動産会社
- ブラックで有名な飲食チェーン、引越し会社
- 薄給でスキルも身につかない3次請け、4次請けのIT企業
設立から数年なのに「求人5万件」のようなアピールをする中小エージェントがいたら、ほぼ間違いなくこのパターンなので注意しましょう。
注意点2. 1社に絞ると失敗する
優良な大手エージェントにも、以下のようなハズレの担当はいるため、必ず3社以上は登録し、担当者を比べましょう。
- 入ったばかりの新人など、志望業界の知識が少なく深い相談ができない
- 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる
一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。
複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。
いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。
また、エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。
パソナキャリアに断られた方も、なるべく以下から複数社を使っておきましょう。
おすすめ | ||
現在の年収が600万円以下 | 全員 | リクルートエージェント、doda |
20代や50代以上 | 20代 | マイナビエージェント、ワークポート |
50代以上 | リクルートエージェント、doda | |
転職に不利な経歴を持つ | 20代まで | ハタラクティブ、Re就活エージェント、マイナビジョブ20’s |
30代前半まで | JAIC |
6. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと
最後に、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。
- 最初の申し込みを丁寧に行う
- 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
- 経歴・スキルに嘘はつかない
- 複数のエージェントを使っていることは隠さない
- 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
- 担当者が使えないと判断したら付き合わない
- 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
- 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
- 最低限のマナーは守る
6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う
優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。
入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。
下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。
- 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
- 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
- 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く
6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。
エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。
以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。
- 転職予定がかなり先
- そもそも転職への意欲が低い
すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。
6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない
求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。
転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。
いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。
やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。
6-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない
転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。
言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。
- あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
- 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる
すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。
これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。
こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。
6-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。
長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。
以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。
- こういった求人はないか
- こんな業界は自分でも通るか
自動的に、後回しにされるリスクも
転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。
その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。
更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。
この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。
6-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない
どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。
具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。
付き合うべきではない担当者の特徴 |
|
2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。
担当を変えたい場合
担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。
件名:担当変更のご相談
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。
しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。
つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。
お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。
担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。
各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。
エージェント自体の利用をやめる場合
基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。
ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。
エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。
件名:退会手続きのお願い
〇〇エージェント 〇〇様
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。
(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。
熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。
お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。
退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。
6-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える
エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。
これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。
- 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
- 改めて自分のアピールポイントを整理したい
見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。
以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。
(参考)ひどい推薦文の例
〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。
コミュニケーション能力が高く、明るい方です。
ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。
6-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく
エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。
転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。
転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。
紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。
また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。
こうした話はしすぎないよう注意しましょう。
6-9. 最低限のマナーは守る
エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。
こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。
また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。
応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。
まとめ
「パソナキャリア」に断られる人の特徴や対処法を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
断られやすい人の特徴別に、他のおすすめエージェントをまとめると以下の通りです。
おすすめ | ||
現在の年収が600万円以下 | 全員 | リクルートエージェント、doda |
20代や50代以上 | 20代 | マイナビエージェント、ワークポート |
50代以上 | リクルートエージェント、doda | |
転職に不利な経歴を持つ | 20代まで | ハタラクティブ、Re就活エージェント、マイナビジョブ20’s |
30代前半まで | JAIC |
断られた方は、まずこれらの利用を検討しましょう。
当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。
<一部の業界・職種の特化型エージェント>
特化する業界、職種 | それぞれの最大手 |
ITエンジニア・WEBデザイナー | レバテックキャリア |
コンサル | ムービン |
金融業界 | コトラ |
メーカーの機械・電気系エンジニア | メイテックネクスト |
管理部門(経理、人事、法務) | MS-Japan |