「シャープは中途採用してる？」「中途でシャープに入社するにはどうすればいい？」など、シャープ株式会社（以下、シャープ）の中途採用が気になっていませんか？

シャープは中途採用を行っていますが、人気企業で転職難易度も高く、十分な対策が必要です。

また、社内からは悪い口コミもあるので、悪い面も理解して転職しないと入社後後悔することになります。

このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職をサポートしてきた筆者が、シャープへ中途入社を目指す上で知っておくべき全てのことを以下の流れで解説します。

1. シャープの中途採用情報｜待遇・求人や申し込み方
2. 中途入社先としてシャープはどうなのか
3. シャープの社員からの口コミ・内部事情
4. シャープはそもそもどんな会社か
5. シャープの中途採用に応募する際に絶対知っておくべきこと
6. シャープへの中途採用で使うべき転職エージェント
7. シャープへの中途採用で転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

最後まで読めば、シャープの中途採用の情報から、中途採用されやすくなるためのコツまでわかり、シャープへの転職で失敗しなくなるでしょう。

著者：I.J（現役転職エージェント）

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30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当（採用企業側の担当）も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. シャープの中途採用情報｜待遇・求人や申し込み方

シャープは、液晶デバイスやプラズマクラスター技術などで有名な大手総合電機メーカーで、年間通して中途採用も行っています。

ここではシャープの中途採用について、どんな求人があるか、またどんな人物が求められているかを紹介します。

1-1. 中途採用職種

シャープの中途採用の職種は大きく分けると下記の2種類です。

上記のような職種がありますが、中途採用ではどちらの職種でも幅広く募集を行っています。

具体的に出ていた求人を以下で紹介します。

1-2. 求人情報

過去に「doda」「マイナビエージェント」「JACリクルートメント」といった大手転職エージェントや「採用ページ」で募集されていた求人情報をご紹介します。

営業・スタッフ系

営業・スタッフ系の場合、公開求人では経理をはじめ、事業開発や営業などさまざまなの職種で募集を行なっています。

技術系

技術系職種の募集ではエンジニアをはじめ、海外工場のライン立ち上げ支援などの職種で募集を行なっています。

1-3. 採用メッセージ、求められる人物像

シャープは、採用メッセージの中で、以下ような人材と共に働きたいとしています。

チャレンジ精神にあふれ、自らの成長に意欲的に取り組んでいく人材

また、求める人物像として、以下の3つをあげています。

• 【Be Original.】人に寄り添い、新しい価値を提供できる人
• 【チャレンジ精神】難しい課題に、積極果敢に挑戦できる人
• 【有言実現】有言実行し、目標を実現できる人

引用元：シャープ

この他、評価制度の方針として”信賞必罰”があげられています。

上記を踏まえると、チャレンジ精神があり、価値提供のために自助努力できる方・結果を出すために粘り強く業務に取り組める方を求めていると言えます。

逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。

1-4. シャープへはどうやって応募すべきか

シャープに応募するには、以下の3つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。

• シャープの「中途採用サイト」
• 「リクナビネクスト」などの転職情報サイト
• 転職エージェント

転職エージェントを使うべきなのは、以下の点でシャープの転職に有利になるからです。

• インターネット上に出ていない、シャープの非公開求人に応募できる
• シャープの傾向を踏まえた選考対策（面接対策、書類添削）をしてくれる
• シャープ側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
• 内定時に給与交渉をしてくれる

ページの後半で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、シャープに転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です。

• doda（全ての人におすすめ）
• マイナビエージェント（20代、30代に特におすすめ）
• JACリクルートメント（年収800万円以上の人におすすめ）

上記の3社に登録し、「シャープに転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。

上記エージェントは先ほどシャープと比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。

2. 中途入社先としてシャープはどうなのか

中途採用を目指すべき？という方に向け、下記の観点でシャープを評価していきます。

それぞれの観点について解説します。

2-1. シャープの社員からの評判

口コミサイトをもとに社員からのシャープの評判をまとめると、下記の通りです。

	評価	人気企業内順位
待遇	2.6	253位/300社
ワークライフバランス	3.7	88位/300社
キャリア・成長	2.9	195位/300社
やりがい	3.2	248位/300社
職場の雰囲気	3.0	213位/300社

社員からの口コミ、他の人気企業との比較を簡単にまとめると、以下の通りです。

• ◎有給休暇が取得しやすく、ワークライフバランスが良い
• ◯スタッフのうちは残業時間が短いが、管理職や部門によっては残業時間が長い傾向がある
• ◯年収はメーカーとしては高いが、同業他社と比較すると低めなので満足できないという人は多い
• △配属先の事業部によって、ボーナスの支給額に大きな変動幅がある
• △会議が多く、業務が思ったように進まないとする不満の声も

社員からの口コミについては「3.シャープの社員からの口コミ・内部事情」でより深掘りしますから、気になる方は読み進めましょう。

シャープとあわせて検討される企業との比較

シャープとあわせて検討されてるのが、以下の企業です。

• 東芝.:原子力や火力といった大型発電設備などに強みを持つ重電・総合電機メーカー
• 三菱電機.:家電や重電・エレベーターなどに強みを持つ、大手重電・総合電機メーカー
• パナソニック.：白物家電や企業向けの空調事業などを手掛ける、大手総合電機メーカー

それぞれの会社の社内からの評価を比較すると以下の通りで、最高得点を赤字にしています。

比較すると明確で、ワークライフバランスの良さを求める人向けの企業です。

私が転職エージェントとして聞いた実際の社員の声

私が転職エージェントとして働く中でも、元社員の方から、以下のような声をよく聞きます。

• 有給休暇がしやすく、プライベートとの両立が図りやすい
• スタッフの間は残業時間が短い

ただ、大手電機メーカーの中では給与が低めであることや、部門間の調整といった間接業務が多い点に不満を持つ方が多いようです。

過去にサポートした中でも、「もっと給与が上がりやすい企業で働きたい」との理由で転職を希望される方もいたため、この点には注意しましょう。

2-2.シャープの平均年収

シャープの正社員の平均年収は、718万円です。

しかし、同じ大手電機メーカーと比べると以下の通りで、年収や待遇の満足度が低い点には注意しましょう。

※各社最新のIR情報・就職情報サイト・口コミサイトを参考に作成

とにかく高い年収を求める方は、「パナソニック」「東芝」といった競合他社も検討しましょう。

年齢別の給与水準

口コミサイトを元に集計すると、シャープの年齢別の給与の平均値は以下の水準です。

役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。

2-3. シャープの中途採用難易度

シャープへの転職難易度は「高い（高度なスキルや経験が必須）」です。

中途採用を積極的に行っていますが、高い知名度などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。

そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。

• 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
• 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする

大幅な人員削減が決まっていて、難易度は例年より高い

シャープは、採用の引き締めから、例年よりも難易度は上がる可能性が高いです。

2024年度に、業績の悪化の影響もあり、液晶部門の生産子会社の社員を中心に、５00人近くの人員削減を発表しています。（日本経済新聞より）

2023年にも管理職向けの早期退職プログラムを策定し、700人の募集を行うなど、組織体制のスリム化に注力しているため、採用が減ることが予想されます。

これまで以上に、面接対策した上で、即戦力になれることを強くアピールできないと採用は難しいです。

3. シャープの社員からの口コミ・内部事情

改めて、シャープ社員からの口コミ、他の人気企業との比較をすると以下の通りです。

	評価	人気企業内順位
待遇	2.6	253位/300社
ワークライフバランス	3.7	88位/300社
キャリア・成長	2.9	195位/300社
やりがい	3.2	248位/300社
職場の雰囲気	3.0	213位/300社

この章ではそれぞれの項目でどんな口コミがあったかを、内部事情を合わせて解説します。

端的にまとめると下記のメリット・デメリットがあるといえます。

• ◎有給休暇が取得しやすく、ワークライフバランスが良い
• ◯スタッフのうちは残業時間が短いが、管理職や部門によっては残業時間が長い傾向がある
• ◯年収はメーカーとしては高いが、同業他社と比較すると低めなので満足できないという人は多い
• △配属先の事業部によって、ボーナスの支給額に大きな変動幅がある
• △会議が多く、業務が思ったように進まないとする不満の声も

3-1. 待遇に関する口コミ

• 同業他社と比較すると、年収は低めで待遇に満足している人は少ない
• 鴻海精密工業の傘下になってから、事業部成績もボーナスに反映されるため、配属によって不利になるとの声も
• 人事評価に関して信賞必罰を掲げていて、ボーナスの支給額が大きく変動する

待遇の評価は、人気企業300社の中でも下位です。

まず、同業他社と比較すると、年収は低めで待遇に満足している人は少ないです。

そして、鴻海精密工業の傘下になってから制度が変わったことで、事業部の成績が振るわないと、大きくボーナスに影響することから、配属によって不利になるといった不満の声も複数あがっています。

この他、人事評価に関して信賞必罰を掲げていて、成果によってボーナスの支給額が大きく変動します。

参考：役職別の年収目安

シャープの役職別の年収の目安は、それぞれ下記の通りとなっています。

3-2. ワークライフバランスに関する口コミ

• 有給休暇の取得が推奨されており、取得しやすい
• スタッフ層の場合は、残業時間が短く定時で上がれることも多い
• 部署や役職によっては長時間の残業や土日出勤を余儀なくされる場合もある

ワークライフバランスの評価は、人気企業300社の中でも上位です。

まず、有給休暇の取得が推奨されており、有給休暇は取得しやすいです。

また、スタッフ層の場合は、残業時間が短く定時で上がれることも多いです。

しかし、部署や役職によっては、残業時間が長いや土日の出社が必要な場合があるとの口コミもあります。

• 海外出張が絡む部署：海外出張の移動で土日に稼働せざるを得ない場合がある
• 管理職：スタッフ時代に比べるとハードワークな傾向にあり、残業時間は長くなる傾向

会社全体の残業時間の平均は20時間ですが、部署によってはハードワークが必要です。

3-3. 成長・キャリアアップに関する口コミ

• 若手でも手をあげれば、仕事を任せてもらえる風土がある
• 鴻海精密工業の傘下になって以降、信賞必罰の文化が強くなってきたのもあり、若手であっても実力があれば昇進できるようになってきている
• 教育システムや研修制度が一通り揃っているが、近年減少傾向にあるとの声も
• 部門間の異動は少ないので、配属された部門で専門性を磨いていく傾向がある

キャリア・成長の項目では、人気企業300社の中でも平均からやや下位に位置しています。

まず、若手であっても手をあげれば、仕事を任せてもらえる風土です。

また、鴻海精密工業の傘下になって以降、信賞必罰の文化が強くなってきたのもあり、若手であっても実力があれば昇進できるようになってきています。

そして、以下のような教育システムや研修制度が一通り揃っていますが、一方、近年はコスト削減のため受講できるものが減少傾向にあるというネガティブな声もあがっています。

画像引用元：シャープ

この他、部門を跨いでの異動は少ないので、配属された部門で専門性を磨いていく傾向があります。

上記を踏まえると、成長できる機会は揃っていて、年齢に関係なく昇進が望める風土に移行しつつあるが、うまく機会を扱えるかは自身の取り組み方によると言えます。

3-4. やりがいに関する口コミ

• 自社製品を普段の生活で目にする機会が多く、やりがいを感じられるという人は多い
• 大企業ならではの大きなプロジェクトに携わることができる
• 若手のうちから仕事を任せてもられる風土があるので、若手のうちから経験をつみやすい
• 配属先の部門によって賞与が大幅に変わるので、部門によっては個人レベルでの頑張りは報われないとする声も

やりがいに関する項目は、人気企業300社の中でも下位ですが、ポジティブな声も多数あがっています。

まず、自社製品を普段生活で目にする機会が多く、やりがいを感じられるという人は多いです。

また、大企業ならではの大きなプロジェクトに携わることができます。

そして、若手のうちから仕事を任せてもらえる風土があるので、若手のうちから経験が積みやすいです。

しかし、配属先の部門によって賞与が大幅に変わるので、部門によっては個人レベルでの頑張りは報われないといった不満の声も一部ありました。

3-5. 職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ

• 意思決定はトップダウンの傾向にある
• 信賞必罰となっているので、成果主義へと移行している
• 中堅社員が少ないため、若い世代を大切にしようとする雰囲気がある
• 鴻海精密工業の傘下になって以降、会議の数が増えて通常業務が進まないという声も

職場の雰囲気・人間関係に関する評価は、人気企業300社の中でも下位です。

まず、意思決定はトップダウンの傾向にあります。

また、信賞必罰となっているので、成果をあげている場合は早いスピードで昇進していきやすいです。

そして、中堅社員が少ないため、若い世代を大切にしようとする雰囲気があります。

しかし、鴻海精密工業の傘下になって以降、会議の数が増えて通常業務が進まないといった不満の声もあります。

参考：シャープから転職で出ていく人の事情

シャープは、安定した雇用体系などから定年まで働く人がほとんどで、転職される方は少ないです。

しかし、配属先の部門によっては頑張っても年収が上がりづらい構造である、信賞必罰の賞与制度など組織風土の変化に馴染めないなどの理由で転職を検討されています。

4. シャープはそもそもどんな会社か

引用:Google Maps

シャープは、「プラズマクラスター」という空気清浄技術で有名な大手電機メーカーで、台湾の鴻海精密工業の傘下です。

また、シャープは超高解像度の8Kを技術を核として、新たな事業の芽を生み出す「8K+5Gエコシステム」に取り組んでいます。

会社ホームページ：https://corporate.jp.sharp/

4-1. 会社概要

4-2. 事業内容

シャープの事業内容は以下のとおりです。

空気清浄機や調理器具などの白物家電事業や、国内シェア2位の「AQUOS」シリーズのテレビといった製品を中心に製造・販売しております。

直近では、AIとIoTを組み合わせた技術AIoTを搭載した製品の開発も行っています。

具体的には、洗剤の自動投入機能などを備えた洗濯機や、水なし自動調理器具の「ヘルシオ」などが挙げられます。

4-3. トップメッセージ

引用：シャープ

当社は、事業を通じて気候変動や人権尊重といった社会課題の解決に貢献することが、自らの果たすべき社会課題と認識しています。

当社は昨年度より、「ESGに重点を置いた経営」という方針のもと、以下の3つを重点的に推進してきました。

• 技術力のさらなる強化
• グローバルマインドの醸成
• 人を活かす経営

今後はこうした取り組みをベースに新規事業の創出を加速していきます。

これに向け、事業体制を3つのブランド事業と､2つのデバイス事業に再編し、それぞれの傘下に新規事業を専門とする組織を設置しました。

今後はこれらがOne SHARPとなって､“Be a Game Changer”を実現する革新的な技術や製品を開発し、様々な分野で当社ならではのイノベーションを起こしていきます。

そして､人や社会に寄り添い､常に新たな価値を提供し続ける「強いブランド企業“SHARP”」の確立を目指します。

4-4. 今後の事業展開

2024年に発表した「中期経営方針」の中で、現状として、マネジメントの強化と収益構造の把握が現状の大きな課題としています。

今後は、以下のように約5年間の時間をかけ、ブランド事業に集中した事業構造を確立し、新たな姿で飛躍的成長を目指していきます。

• 2024:構造改革
• 2025~2027：再成長
• 2028~:飛躍的な革新を目指していく

また、シャープは「8KとAIoTで世界を変える」という事業ビジョンを掲げています。

画像引用元：シャープ

シャープの培ってきた、超高精細映像（8K）は、遠隔地からの診察などをより高い精度で行う手助けになるなど、さまざまな活用が見込まれます。

また、8KとAIoT（AIとIoTを組み合わせで、シャープの造語）との組み合わせによって、イノベーションを起こし、人々の暮らしを変えていくとしています。

これらの実行にあたり、具体的には以下5つの基本戦略に取り組んでいきます。

• ビジネスモデルの変革
• グローバルでの事業拡大
• 経営基盤の強化
• 独自技術の徹底強化
• 人材の育成・強化

画像引用元：シャープ

また、信賞必罰の人事評価システムを明言しており、成果主義への移行を行なっていることが汲み取れます。

上記を踏まえると、成果の創出にコミットメントを持って働ける方、新技術に柔軟に対応できる方向けの企業と言えます。

5. シャープの中途採用に応募する際に絶対知っておくべきこと

シャープへ転職する際に重要なことは、自分で申し込まず、「転職エージェント」を使い応募することです。

転職エージェントとは、登録をすると完全無料で転職相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのことを指します。

使うべきなのは、下記の4つの理由でシャープへの転職に有利になるからです。

• シャープの非公開求人に応募できる
• シャープの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる
• シャープ側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
• 内定時に給与交渉をしてくれる

4つの理由を1つずつ解説します。

5-1. シャープの非公開求人に応募できる

転職エージェントは、企業の採用ページや求人情報サイトに乗っていない非公開の求人を複数持っていて、シャープの非公開求人を持っている可能性もあります。

非公開の求人になるのは、一般的に下記のような求人で、総じて「働く上で好条件の求人」が多いです。

• 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう
• 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない
• 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

また、求人を持っていなくても、あなたの希望とスキルが合えば、転職エージェントが企業に営業してくれるケースもあります。

シャープに行きたい場合は、転職エージェントに相談することで、求人の選択肢を大きく増やせますから、自分で探さず、必ず転職エージェントに相談しましょう。

5-2. シャープの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる

大手転職エージェントだと、シャープや同業他社に複数の転職希望者を転職させているため、選考を突破するノウハウが溜まっていて、それを元にサポートをしてくれます。

過去の面接の傾向を踏まえ、模擬面接をしてくれたり、書類や面接で何をアピールすべきかを一緒に考えてくれます。

さらに面接前には、面接官の肩書きや、特に重視される点を教えてくれることもあるので、転職エージェントを使っていない人よりも面接を有利に進められます。

5-3.シャープ側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる

転職エージェントは、人事担当者ともやりとりをしていて、面接や書類では伝わらないあなたの魅力をアピールしてくれます。

企業としては、よくわからない人物よりも、転職エージェントのお墨付きのある人の方が安心して採用できるので、転職エージェント経由だとそれだけで選考に有利になることも多いです。

腕のいいエージェントが担当の場合、面接に失敗しても、エージェントがプッシュしてくれ、結果が覆るということもよくあります。

5-4. 内定時に給与交渉をしてくれる

内定した後も、企業とのやりとりは転職エージェントが間に入ってくれます。

給与交渉などの言いにくいことも転職エージェント経由で相談でき、交渉もしてもらえるので、エージェント経由の方がより良い条件で転職しやすいです。

以上の4つの理由で、シャープやその他企業に転職する際は、必ず転職エージェントを使うようにしましょう。

6. シャープへの中途採用で使うべき転職エージェント

シャープの転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。

• doda（全ての人におすすめ）
• マイナビエージェント（20代、30代に特におすすめ）
• JACリクルートメント（年収800万円以上の人におすすめ）

この3つに登録し、シャープやその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。

これらを選んだ理由は下記3つです。

• 大手で求人数も多く、シャープの求人も持っている可能性が高い
• シャープへの転職を有利にするためのノウハウを持っている
• 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる

一つずつ解説していきます。

6-1. doda

「doda」はパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

過去のサポート実績から社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、シャープなどの人気企業に行きたい場合は必ず相談すべきです。

doda公式ページ：https://doda.jp/

6-2. マイナビエージェント

「マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。

新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、30代までの方は積極的に使いましょう。

サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。

マイナビエージェント公式ページ：https://mynavi-agent.jp/

6-3. JACリクルートメント

「JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。

ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。

シャープへの転職を目指す方の中でも年収800万円を超えるポジションを狙う方は、JACも使うことで、より高待遇な求人が見つかるでしょう。

ただし、ハイクラスな人材でないと判断されると十分なサポートを受けられませんので注意しましょう。

JACリクルートメント公式ページ：https://www.jac-recruitment.jp/

7. シャープへの中途採用で転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

ここでは、おすすめした転職エージェントを、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。

• 最初の申し込みを丁寧に行う
• 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
• 経歴・スキルに嘘はつかない
• 複数のエージェントを使っていることは隠さない
• 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
• 担当者が使えないと判断したら付き合わない
• 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
• 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
• 最低限のマナーは守る

7-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

• 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
• 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
• 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

7-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

• 転職予定がかなり先
• そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

7-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

7-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

• あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
• 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

7-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

• こういった求人はないか
• こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日（最後にコンタクトを取った日）が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

7-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名：担当変更のご相談

いつもお世話になっております。（あなたの名前）です。

私は現在、（担当者名）様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、（担当者名）様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば、連絡を無視すれば、問題ありません。

ただ、連絡がしつこく来る場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名：退会手続きのお願い

〇〇エージェント　〇〇様

いつもお世話になっております。（あなたの名前）です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

（担当者名）様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

7-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

• 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
• 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

（参考）ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

7-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

先ほども紹介した通り、転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

7-9. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない＝企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

8. まとめ

シャープの中途採用について、採用情報から、注意点、転職のコツまで紹介してきましたがいかがでしたか？

シャープは、中途採用を行っており、転職先としても人気企業です。

人気企業の中でもワークライフバランス面で満足している口コミが複数ありますが、待遇やキャリア・成長・やりがい・職場の雰囲気面などで一部不満の声も出ていることに注意しましょう。

またシャープへの中途入社を目指す方も、転職難易度が高いことには注意が必要です。自分一人で動かずに、下記の転職エージェントに相談し、サポートを受けましょう。

• doda（全ての人におすすめ）
• マイナビエージェント（20代、30代に特におすすめ）
• JACリクルートメント（年収800万円以上の人におすすめ）

あなたの転職がうまくいくことを心から祈っています。

（参考）シャープおよび、一緒に検討される企業の平均年収、年齢、勤続年数データの参照元

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