日本M&Aセンター中途採用の完全ガイド|応募前に知るべき注意点全てがわかる

「日本M&Aセンターは中途採用してる?」「中途で日本M&Aセンターに入社するにはどうすればいい?」など、株式会社日本M&Aセンター(以下、日本M&Aセンター)の中途採用が気になっていませんか?
日本M&Aセンターは中途採用を行っていますが、人気企業で転職難易度もかなり高く、十分な対策が必要です。
また、社内からは悪い口コミもあるので、悪い面も理解して転職しないと入社後後悔することになります。
このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職をサポートしてきた筆者が、日本M&Aセンターへ中途入社を目指す上で知っておくべき全てのことを以下の流れで解説します。
- 日本M&Aセンターの中途採用情報|待遇・求人や申し込み方
- 中途入社先として日本M&Aセンターはどうなのか
- 日本M&Aセンターの社員からの口コミ・内部事情
- 日本M&Aセンターはそもそもどんな会社か
- 日本M&Aセンターの中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】
- 日本M&Aセンターの中途採用に応募する際に絶対知っておくべきこと
- 日本M&Aセンターへの中途採用で使うべき転職エージェント
最後まで読めば、日本M&Aセンターの中途採用の情報から、中途採用されやすくなるためのコツまでわかり、日本M&Aセンターへの転職で失敗しなくなるでしょう。
著者:I.J(現役転職エージェント)
1. 日本M&Aセンターの中途採用情報|待遇・求人や申し込み方
日本M&Aセンターは、国内大手の中小企業向けM&A仲介業で、年間通して中途採用も行っています。
ここでは日本M&Aセンターの中途採用について、どんな求人があるか、またどんな人物が求められているかを紹介します。
1-1. 中途採用職種
日本M&Aセンターの中途採用の職種は大きく分けると下記の4種類です。
コンサルタント職 | M&Aコンサルタント、PMIコンサルタント |
スタッフ職 | インサイドセールス、マーケティングディレクター、M&Aセレモニスト、業務コンサルタントなど |
コーポレート職 | 経営企画、総務、ドキュメント管理部など |
エンジニア職 | WEBエンジニア、アプリエンジニア、社内SEなど |
上記のように複数の職種がありますが、中途採用では全ての職種で幅広く募集を行っています。
具体的に出ていた求人を以下で紹介します。
1-2. 求人情報
過去に「JACリクルートメント」「LHH転職エージェント」「doda」といった大手転職エージェントや「中途採用ページ」で募集されていた求人情報をご紹介します。
コンサルタント職
求人概要 | 予定年収 | 勤務地 |
M&Aコンサルタント | 500万円~1,200万円 | 東京都千代田区など |
PMIコンサルタント | 500万円~1,000万円 | 東京都千代田区など |
コンサルタント職では上記の2ポジションで募集を行っています。
スタッフ職
求人概要 | 予定年収 | 勤務地 |
インサイドセールス | 500万円~1,200万円 | 東京都千代田区 |
マーケティングディレクター(セミナー企画運営) | 500万円~800万円 | 東京都千代田区 |
スタッフ職の場合は、インサイドセールスなどのポジションで募集を行っています。
コーポレート職
求人概要 | 予定年収 | 勤務地 |
総務(施設管理・社内規程) | 450万円~700万円 | 東京都千代田区 |
経営企画(予実管理・財務分析等) | 700万円~900万円 | 東京都千代田区 |
コーポレート職では、総務や経営企画などのポジションで募集を行っています。
エンジニア職
求人概要 | 予定年収 | 勤務地 |
アプリエンジニア | 450万円~800万円 | 東京都千代田区 |
WEBエンジニア | ||
社内SE | ||
システムアーキテクト | 600万円~1,000万円 |
エンジニア職の場合は、アプリエンジニアなどのポジションで募集を行っています。
1-3. 採用メッセージ、求められる人物像
日本M&Aセンターは代表による採用メッセージの中で、求める人物像を以下としています。
使命感を持ち、上昇志向がある方。同時にクールヘッドとウォームハートを持っている方。M&Aはハイエンドビジネスなので、その両方が必要です。
日本M&Aセンターグループは単に優等生を求めているわけではありません。
例えば当社社員には、一流大学を出てくるビジネスエリートのような経歴の者や、海外留学や、起業などチャレンジ精神のある者、何か1つにすごく頑張ってる凝り性の者や、体育会系で頑張ってきたリーダーシップやチームワークができる者もいます。幅広く多様性を求めています。
(引用元:日本M&Aセンター)
また、過去の求人において、コンサルタント職に求める人物像を以下の5つとしています。
- 社会貢献性の高い仕事がしたい方
- お客様ファーストな姿勢がある方
- 失敗を恐れず挑戦できる方
- 謙虚に学び成長することができる方
- 中堅・中小企業の業務の実践に熱意をもって取り組んで頂ける方
上記を踏まえると、以下のような点をアピールしましょう。
- 強いリーダーシップを取ったり、コミットメントを発揮した経験を持っていること
- チャレンジ精神を持って業務に取り組める人物であること
- プロフェッショナルとして、常に学び続ける姿勢を持つ人物であること
逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。
1-4. 日本M&Aセンターへはどうやって応募すべきか
日本M&Aセンターに応募するには、以下の3つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。
転職エージェントを使うべきなのは、以下の点で日本M&Aセンターの転職に有利になるからです。
- インターネット上に出ていない、日本M&Aセンターの非公開求人に応募できる
- 日本M&Aセンターの傾向を踏まえた選考対策(面接対策、書類添削)をしてくれる
- 日本M&Aセンター側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
- 内定時に給与交渉をしてくれる
ページの後半で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、日本M&Aセンターに転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です。
これらに登録し、「日本M&Aセンターに転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。
上記エージェントは先ほど日本M&Aセンターと比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。
2. 中途入社先として日本M&Aセンターはどうなのか
中途採用を目指すべき?という方に向け、下記の観点で日本M&Aセンターを評価していきます。
社員からの評判 | ・「待遇」「やりがい」「職場の雰囲気」の評価は人気企業300社の上位相当 ・「ワークライフバランス」の評価は低い |
年収 | ・業界平均より高いが、一緒に検討される「M&Aキャピタルパートナーズ」「M&A総合研究所」などには劣る |
中途入社難易度 | ・かなり高い(高度なスキルや経験があっても難しい)ので入念な準備が必要 |
それぞれの観点について解説します。
2-1. 日本M&Aセンターの社員からの評判
口コミサイトをもとに社員からの日本M&Aセンターの評判をまとめると、下記の通りです。
評価 | |
待遇 | 3.8![]() |
ワークライフバランス | 2.3![]() |
キャリア・成長 | 3.5![]() |
やりがい | 3.9![]() |
職場の雰囲気 | 4.1![]() |
社員からの口コミ、他の人気企業との比較を簡単にまとめると、以下の通りです。
- ◎成果を出せば、給与面は非常に良い
- ◎M&Aを通じて社会へのインパクトが大きい仕事を経験することができる
- ◯成果主義なので、数字があがっていないと居場所がないとの声も
- △基本的にはハードワークなので、ワークライフバランスの良さは求められない
社員からの口コミについては「3.日本M&Aセンターの社員からの口コミ・内部事情」でより深掘りしますから、気になる方は読み進めましょう。
日本M&Aセンターとあわせて検討される企業との比較
日本M&Aセンターとあわせて検討されてるのが、以下の企業です。
- M&Aキャピタルパートナーズ.:業界2位の規模を持つM&A仲介大手企業。調剤薬局などの顧客基盤に強みを持っている。
- ストライク.:業界3位の規模を持つM&A仲介大手企業。小規模案件に強みを持つ。
- M&A総合研究所.:AIマッチングなどテクノロジーにも注力するM&A仲介企業。2018年創業と若い企業。
それぞれの会社の社内からの評価を比較すると以下の通りで、最高得点を赤字にしています。
待遇 | ワークライフバランス | キャリア・成長 | やりがい | 職場の雰囲気 | |
日本M&Aセンター | 3.8 | 2.3 | 3.5 | 3.9 | 4.1 |
M&Aキャピタルパートナーズ. | 3.7 | 3.0 | 3.8 | 3.4 | 3.9 |
ストライク. | 3.7 | 3.0 | 3.3 | 3.2 | 3.6 |
M&A総合研究所. | 3.2 | 3.6 | 3.3 | 3.5 | 3.6 |
日本M&Aセンターは、M&A仲介業者の中でもとりわけ、やりがいや職場の雰囲気面のスコアは高いです。
私が転職エージェントとして聞いた実際の社員の声
私が転職エージェントとして働く中でも、元社員の方から、以下の点でやりがい面など恵まれているという声をよく聞きます。
- 成果を出せば、非常に高い報酬を得ることができる
- M&Aを通じて、経済や社会に貢献できる
ただ、非常にハードワークな環境なので、ワークライフバランスを保つことは難しいようです。
過去にサポートした中でも、「数字へのプレッシャーが強く、労働時間も長くなりやすい環境に疲れた」との理由で転職を希望される方もいたため、この点には注意しましょう。
2-2.日本M&Aセンターの平均年収
日本M&Aセンターの正社員の平均年収は、1,114万円です。
しかし、同じ大手M&A仲介業者と比べると以下の通りで、年収が低い点には注意しましょう。
平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 待遇の口コミ評価 | |
日本M&Aセンター | 1,114万円 | 34.3歳 | 3.7年 | 3.8 |
M&Aキャピタルパートナーズ. | 2,478万円 | 32.4歳 | 2.98年 | 3.7 |
ストライク. | 1,514万円 | 34.9歳 | 2.5年 | 3.7 |
M&A総合研究所. | 2,323万円 | 29歳 | – | 3.2 |
※各社最新のIR情報・就職情報サイト・口コミサイトを参考に作成
とにかく高い年収を求める方は、「M&Aキャピタルパートナーズ」「M&A総合研究所」といった競合他社も検討しましょう。
ただし、M&A仲介業は会社問わず、インセンティブによって年収が大きく変動する報酬体系である点には注意が必要です。
なお、M&A総合研究所は平均勤続年数を公表していませんが、大手M&A仲介の平均である2.5~3.5年ほどと考えて差し支えありません。
年齢別の給与水準
口コミサイトを元に集計すると、日本M&Aセンターの年齢別の給与の平均値は以下の水準です。
25歳 | 650万円~700万円 |
30歳 | 900万円~950万円 |
35歳 | 1,150万円~2,000万円 |
役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。
2-3. 日本M&Aセンターの中途採用難易度
日本M&Aセンターへの転職難易度は「かなり高い(高度なスキルや経験があっても難しい)」です。
中途採用は積極的に行なっている傾向がありますが、高い知名度や、安定性などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。
そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。
- 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
- 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする
- 過去の傾向を分析し、面接・選考対策を徹底的に行う
3. 日本M&Aセンターの社員からの口コミ・内部事情
改めて、日本M&Aセンター社員からの口コミ、他の人気企業との比較をすると以下の通りです。
評価 | |
待遇 | 3.8![]() |
ワークライフバランス | 2.3![]() |
キャリア・成長 | 3.5![]() |
やりがい | 3.9![]() |
職場の雰囲気 | 4.1![]() |
この章ではそれぞれの項目でどんな口コミがあったかを、内部事情を合わせて解説します。
端的にまとめると下記のメリット・デメリットがあるといえます。
- ◎成果を出せば、給与面は非常に良い
- ◎M&Aを通じて社会へのインパクトが大きい仕事を経験することができる
- ◯成果主義なので、数字があがっていないと居場所がないとの声も
- △基本的にはハードワークなので、ワークライフバランスの良さは求められない
3-1. 待遇に関する口コミ
- 成果主義なので、成果次第では青天井となる
- トップ層だと年収1億円に届くケースもある
- 中途採用の場合は、前職の給与補償を提示している
- 他のM&A仲介業と比べると、インセンティブの比率が低めとの声も
待遇に関する評価は人気企業300社の上位相当です。
給与はインセンティブによって大きく変わるため、成果次第で青天井となっています。
インセンティブの目安は、営業成績(M&Aの成果報酬額)の約10%となっており、年俸分以上の営業成績を上げた場合にのみ、インセンティブが支払われます。
ベースの年俸は14等分し、12等分を月給とし、残り2等分は固定ボーナスとして支払われます。
社員からの口コミでは、成績次第で若手であっても年収3,000万円、トップ層だと年収が1億円に達することもあるが、一部の社員が目立って高給なだけで、達成できているのは約半数との声もあります。
また、中途採用の場合は、前職の給与補償を提示しているため年収の最低ラインは新卒組に比べて高い傾向です。
このほか、他のM&A仲介業者に比べて、インセンティブの比率が低いと不満を持つ方もいました。
参考:役職別の年収目安
日本M&Aセンターの役職ごとの年収目安は以下の通りです。
役職目安 | 年収目安 |
一般 | 950万円~1,000万円 |
チームリーダー | 1,850万円~1,900万円 |
グループリーダー | 2,000万円~ |
部長 | 3,500万円~ |
3-2. ワークライフバランスに関する口コミ
- ワークライフバランスという感覚がないという社員が多い
- 突出した成果を出していれば何も言われないので、能力次第では自由度が高い
ワークライフバランスに関する評価は人気企業300社の下位相当です。
特に多い口コミは、ワークライフバランスという感覚はそもそもないというものです。
業務の特性上、案件の創出から成約までの間常にスピーディーな反応を求められるため、クライアント次第で休日や深夜問わず働く必要があります。
数字が全てという社内の雰囲気があるので、見込み先が営業している時間帯はテレアポや訪問などの数字に直結する仕事を優先させ、定時外に社内会議を行う傾向があります。
特に、自分なりのネットワークを築くまでの数年間は、プライベートな時間はほとんどないという方が多いようです。
逆に、数字さえ出ていれば、何も言われない雰囲気があるので、成果が出始めたら個人のスタイルによります。
なお、会社全体の月間残業時間の平均は77時間ほどとなっています。
3-3. 成長・キャリアアップに関する口コミ
- 経営者を相手に仕事をしているので求めらる能力は高いが、その分成長できる
- 成長は個人に委ねられている部分が大きいので、どれだけ現場で経験を積めるかという声が多い
成長・キャリアアップに関する評価は人気企業300社の上位相当です。
特に多い口コミは、経営者を相手に仕事をしており、数字へのプレッシャーもある分ハードだが、成長した実感があるというものです。
財務、法務といった基本的な業界知識のほか、業界内での人脈が広がったとの声もあります。
ただし、手がける案件や、会える人によって吸収できることは大きく異なるので、個人により得られるスキルも経験も大きく違うと話す方が多いです。
3-4. やりがいに関する口コミ
- 将来の発展を見据えたM&Aの成約に携わることができた際にやりがいを感じる
- 成果を出せば給与が上がるので、評価されている実感が持てる
- 経営者や士業などのネットワークの形成ができる
やりがいに関する評価は人気企業300社の上位相当です。
特に多い口コミは、将来を見据えて友好的なM&Aの成約に至った際に、やりがいを感じるというものです。
また、成果に対するコミットメントが強く求められる会社なので、成約目標を達成することがやりがいと語る方も多くいます。
このほか、経営者や業界関係者とのネットワークの拡大や、業務に関する知識の獲得といった個人の能力向上を感じられることがやりがいと話す方もいます。
3-5. 職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ
- 成果主義の側面が強く、成果が出せるかで職場での居心地は大きく変わる
- 近年コンプライアンスが厳しくなってきているため、成果主義はやや和らいできている
職場の雰囲気・人間関係に関する評価は人気企業300社の上位相当です。
特に多い口コミは、成果主義の側面が非常が強く、数字に対する強いコミットメントが求められるというものです。
そのため、成果のためにはハードワークも受け入れるという方が多いです。
また、数字が全てなので、成果が出せていないと社内に居場所がないと話す方もいました。
ただし、2022年に起こった不正問題の後からコンプライアンスが厳しくなるなど、成果至上主義がやや弱まっていると話す方もいます。
参考:日本M&Aセンターから転職で出ていく人の事情やキャリア
日本M&Aセンターは、高い報酬や知名度から人気の企業です。
しかし、成果主義なので生き残るのが大変、インセンティブ設計に不満があるのでより成果が給与に反映される企業に行きたいなどの理由で転職を検討されています。
退職後は、M&A仲介業での経験を活かし、同業他社やFAS(Financial Advisory Services)などに転職する人が多く、同業での独立をする方もいます。
4. 日本M&Aセンターはそもそもどんな会社か
引用:Google Maps
日本M&Aセンターは、日本最大級の中小企業向けM&A仲介業者で、国内主要都市だけでなく、アジアにも進出しています。
会社ホームページ:https://www.nihon-ma.co.jp/
4-1. 会社概要
社名 | 株式会社日本M&Aセンター |
設立 | 2021年4月1日(1991年4月25日 創業) |
代表者 | 会長:三宅 卓 社長:竹内 直樹 |
従業員数 | 1,058名(2024年6月末時点) |
本店所在地 | 東京都千代田区丸の内一丁目8番2号 鉃鋼ビルディング 24階 |
事業内容 | M&A仲介、PMI支援、資本政策・経営計画コンサルティングなど |
4-2. 事業内容
日本M&Aセンターは、以下の事業領域を持っています。
- M&A仲介
- PMI支援
- 企業評価の実施
- 上場支援
- MBO支援
- 企業再生支援
- コーポレートアドバイザリー
- 企業再編支援資本政策・経営計画コンサルティング
4-3. トップメッセージ
引用:日本M&Aセンター
日本M&Aセンターは、1991年に公認会計士や税理士の支援を受けて設立され、中堅・中小企業の「後継者問題」解決と成長戦略を支援する友好的M&Aを推進してきました。
これまで、後継者不足の問題を抱える企業を救うことをミッションに掲げ、M&Aを通じて企業の存続と発展を支援してきました。
業界最大のコンサルタント数や広範なネットワークを活用し、年間約1,146件の成約支援を行い、公的機関とも連携してリーディングカンパニーとしての地位を築いています。
今後は、後継者不在問題が深刻化する中で、さらに多くの企業を救うべく、M&A支援を通じて地域経済や日本経済の活性化に貢献することを目指しています。
4-4. 今後の事業展開
日本M&Aセンターは、目指すビジョンとして”世界で初めてM&Aの総合企業”を掲げています。
M&Aの成約だけにとどまらず、その後のPMI(post merger integration)のコンサルテーションや、更なる成長のための上場支援のためのアドバイザリー機能、海外M&Aの機能を持っています。
30周年を迎えた2022年には、ホールディングス化に伴い、さらなる総合化や専門性を高めるための組織づくりを進めています。
また、DX推進などにも注力しています。
上記を踏まえると、求められる人物でも触れたような、プロフェッショナルとして、常に学び続ける姿勢を持つ方向けの企業と言えるでしょう。
5. 日本M&Aセンターの中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】
この章では、日本M&Aセンターの中途採用選考でアピールすべきポイントや、面接の想定質問を紹介します。
5-1. 日本M&Aセンターの中途採用で聞かれる想定質問40選
日本M&Aセンターの面接を想定して、想定質問を作成しました。年齢別に以下のように40個用意しましたので、準備しましょう。
このページでは、どの企業でも聞かれるような、一般的な質問はあえて入れませんでした。
一般的な質問や、答え方を「プロ直伝!転職面接の質問99例の答え方とわかりやすく伝える全ノウハウ」でまとめていますので、合わせてしっかり準備しましょう。
全ての人が準備すべき質問10個
- あなたがこれまで携わった業務の中で、特に成果を上げた経験を具体的に教えてください。
- 当社の提供するM&Aサービスにおいて、どの部分であなたのスキルを最も活かせると考えていますか?
- 中小企業のオーナーと信頼関係を築いた経験があれば、その具体的なプロセスを教えてください。
- 新規案件において、どのように最初の段階で関係を構築するか、過去の経験を踏まえて教えてください。
- M&A業務で必要とされる専門性を習得するため、どのような努力をしてきましたか?
- あなたがこれまでに担当した業務で、複数のステークホルダーを調整した経験があれば教えてください。
- 当社で働く中で、自分が最も大きく貢献できると考えるポイントはどこだと考えますか?
- 過去に解決が難しい課題に直面した際、どのようにして状況を打開しましたか?
- 自分のこれまでの経験が、どのようにして当社の成長に寄与すると考えていますか?
- M&A業界で働く上で重要な価値観やモチベーションについて、あなた自身の考えを教えてください。
若手社員(第二新卒~30歳前後)が準備すべき質問10個
- 初めての案件に携わる際、どのようなアプローチを取ることで成果を上げた経験がありますか?
- 若手として、短期間で成長した経験があれば、その要因と具体的な行動を教えてください。
- 入社初期にどのような業務を希望し、どのようにしてその希望に応えられるよう努力してきましたか?
- 周囲のサポートを受けつつ、自ら主体的に動いた具体的なエピソードを教えてください。
- M&A業務に関わる上で、学びを得た具体的な経験やプロセスを教えてください。
- 初めてのクライアントとの関わりで印象に残った出来事と、その後の対応を教えてください。
- 若手社員として、スキルアップのために自分から進んで取り組んだことを教えてください。
- チームの中で若手としてどのように価値を発揮したか、具体例を挙げて説明してください。
- 若手として、自分なりに工夫して提案を通した経験があれば、そのプロセスを教えてください。
- 当社の若手社員としてどのように成長し、どのような目標を達成したいと考えていますか?
中堅社員(30代~40歳前後)が準備すべき質問10個
- 中堅社員として、複数のプロジェクトを管理した経験があれば、それぞれの成果と工夫した点を教えてください。
- クライアントからの信頼を得るために、どのような行動を取ったか具体例を挙げて教えてください。
- リーダーとして、チームのモチベーションを向上させた経験があれば教えてください。
- 難易度の高い案件を成功させた際に、自分がどのように貢献したか具体的に教えてください。
- 中堅社員として、チームメンバーの育成に取り組んだ経験があれば教えてください。
- 異なる意見を持つステークホルダー間の調整をどのように行ったか、具体例を教えてください。
- 中堅社員として、現場の業務と経営方針をどう結び付けてきたか、経験を教えてください。
- これまでに社内のプロセスを改善した経験があれば、その具体的な方法を教えてください。
- 中堅社員として、業務全体を俯瞰しながら成果を最大化するための工夫を教えてください。
- チームリーダーとして、課題解決のためにどのような手法を用いたか、具体例を教えてください。
管理職、シニア(40代以上)が準備すべき質問10個
- 管理職として、組織全体の目標達成に向けてどのように戦略を立て、実行してきましたか?
- 大規模なプロジェクトの中で、特に困難だった場面をどのように乗り越えたか教えてください。
- チームメンバーのパフォーマンスを最大化するために、どのような施策を講じたか教えてください。
- 社内外のステークホルダーとの調整を行う際に、意識したポイントを具体例と共に教えてください。
- 長期的な組織ビジョンを描き、それに基づいて成果を上げた経験があれば教えてください。
- 部署間の連携を推進する際、どのようにして合意形成を図ったか具体例を教えてください。
- 経営陣とのコミュニケーションで、特に重要だと考える要素と、それを実践した経験を教えてください。
- 管理職として、次世代リーダーの育成にどのように取り組んだか具体的に教えてください。
- 高リスクのプロジェクトを遂行する際、どのようにしてリスクを最小限に抑えたか教えてください。
- チームの課題を解決し、成果を出すために最も効果的だった手法を具体例と共に教えてください。
5-2. 日本M&Aセンターの中途採用選考でアピールすべきポイント
日本M&Aセンターへの転職を目指す人がアピールすべきことを、以下の4つに分けて紹介します。
- 全ての人がアピールすべきポイント
- 若手社員(第二新卒〜30歳前後)がアピールすべきポイント
- 中堅社員(30代〜40歳前後)がアピールすべきポイント
- 管理職、シニア(40代以上)がアピールすべきポイント
1. 全ての人がアピールすべきポイント
面接の質問に答える際や、職務経歴書を書く際は、以下のポイントを意識し、アピールするといいでしょう。
- 中小企業の課題解決に向き合う姿勢
- 数値に基づいた成果を示す能力
- 高い倫理観と責任感
中小企業の課題解決に向き合う姿勢
日本M&Aセンターは中小企業を中心としたM&A支援を行っています。そのため、経営者が抱える事業承継や経営課題に真摯に向き合う姿勢を持つことが重要です。
これまで中小企業の問題解決に取り組んだ具体的な経験を示すことで、同社の価値観への適合性をアピールできます。
数値に基づいた成果を示す能力
M&A業務では、具体的な成果や数字で示すスキルが重視されます。
これまでに目標達成や成果を具体的な数値で説明できる経験を挙げ、データを活用して結果を出せる能力を伝えると良いでしょう。
高い倫理観と責任感
日本M&Aセンターは機密情報の取り扱いや公正な判断が求められる業務が多くあります。
倫理観を重視した具体的な行動や、責任感を持って業務を遂行した経験を示すことで、信頼を得られる人材であることをアピールできます。
2. 若手社員(第二新卒〜30歳前後)がアピールすべきポイント
若手社員で日本M&Aセンターへの転職を目指す方は、下記のポイントも伝えられるようにしましょう。
- 学習意欲の高さ
- 柔軟な対応力
- チームでの成果を出す能力
学習意欲の高さ
若手社員には、M&Aに関する専門知識や業界知識を迅速に吸収する姿勢が求められます。
これまで新しい分野を学び、成果を上げた経験を具体的に伝えることで、学習意欲の高さを示すことが重要です。
柔軟な対応力
若手社員には、変化する環境や新しい状況に柔軟に対応する力が求められます。
過去に困難な状況を柔軟に乗り越えた経験を具体的に伝えることで、問題解決能力をアピールできます。
チームでの成果を出す能力
若手社員はチーム内で協力しながら成果を出すことが期待されます。
これまでにチームで取り組んだプロジェクトで果たした具体的な役割や成果を挙げることで、協働する力を伝えると効果的です。
3. 中堅社員(30代〜40歳前後)がアピールすべきポイント
30代~40歳前後の中堅社員の方は以下のポイントも意識しましょう。
- プロジェクトマネジメント能力
- 部門間調整能力
- 業務プロセス改善力
プロジェクトマネジメント能力
中堅社員には、複数のプロジェクトを同時に管理し、成果を上げる能力が求められます。
過去にプロジェクトリーダーとして、計画立案から実行、完了までを成功に導いた具体的な経験をアピールしましょう。
部門間調整能力
M&A業務では、異なる部門やステークホルダーとの調整が必要です。
過去に複数の関係者を巻き込んでプロジェクトを成功させた経験を具体的に示すことで、調整力を伝えることが重要です。
業務プロセス改善力
中堅社員には、業務フローの見直しや改善に取り組む姿勢が求められます。
これまでに業務効率化やプロセス改善を行い、組織に貢献した経験を具体的に示すことで評価されます。
4. 管理職、シニア(40代以上)がアピールすべきポイント
40代以上の方は以下のポイントも意識しましょう。
- 経営者視点での意思決定力
- 次世代リーダーの育成経験
- 高度な交渉力
経営者視点での意思決定力
管理職には、経営者目線での意思決定と責任を負う能力が求められます。
過去に経営戦略の立案や意思決定を成功に導いた具体的な事例を示すことで、リーダーシップをアピールできます。
次世代リーダーの育成経験
管理職には、次世代を担うリーダーを育成する役割も期待されます。
これまでに部下を指導し、成長を促した結果としてチームや部門全体の成果を向上させた経験を伝えることで、育成能力を示せます。
高度な交渉力
M&A業務では、多くの利害関係者と交渉する力が管理職に求められます。
これまでに複雑な交渉を成功させた経験を具体的に示すことで、信頼性の高い交渉力を伝えることができます。
6. 日本M&Aセンターの中途採用に応募する際に絶対知っておくべきこと
日本M&Aセンターへ転職する際に重要なことは、自分で申し込まず、「転職エージェント」を使い応募することです。
転職エージェントとは、登録をすると完全無料で転職相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのことを指します。
使うべきなのは、下記の4つの理由で日本M&Aセンターへの転職に有利になるからです。
- 日本M&Aセンターの非公開求人に応募できる
- 日本M&Aセンターの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる
- 日本M&Aセンター側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
- 内定時に給与交渉をしてくれる
4つの理由を1つずつ解説します。
6-1. 日本M&Aセンターの非公開求人に応募できる
転職エージェントは、企業の採用ページや求人情報サイトに乗っていない非公開の求人を複数持っていて、日本M&Aセンターの非公開求人を持っている可能性もあります。
非公開の求人になるのは、一般的に下記のような求人で、総じて「働く上で好条件の求人」が多いです。
- 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう
- 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない
- 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人
また、求人を持っていなくても、あなたの希望とスキルが合えば、転職エージェントが企業に営業してくれるケースもあります。
日本M&Aセンターに行きたい場合は、転職エージェントに相談することで、求人の選択肢を大きく増やせますから、自分で探さず、必ず転職エージェントに相談しましょう。
6-2. 日本M&Aセンターの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる
大手転職エージェントだと、日本M&Aセンターや同業他社に複数の転職希望者を転職させているため、選考を突破するノウハウが溜まっていて、それを元にサポートをしてくれます。
過去の面接の傾向を踏まえ、模擬面接をしてくれたり、書類や面接で何をアピールすべきかを一緒に考えてくれます。
さらに面接前には、面接官の肩書きや、特に重視される点を教えてくれることもあるので、転職エージェントを使っていない人よりも面接を有利に進められます。
6-3.日本M&Aセンター側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
転職エージェントは、人事担当者ともやりとりをしていて、面接や書類では伝わらないあなたの魅力をアピールしてくれます。
企業としては、よくわからない人物よりも、転職エージェントのお墨付きのある人の方が安心して採用できるので、転職エージェント経由だとそれだけで選考に有利になることも多いです。
腕のいいエージェントが担当の場合、面接に失敗しても、エージェントがプッシュしてくれ、結果が覆るということもよくあります。
6-4. 内定時に給与交渉をしてくれる
内定した後も、企業とのやりとりは転職エージェントが間に入ってくれます。
給与交渉などの言いにくいことも転職エージェント経由で相談でき、交渉もしてもらえるので、エージェント経由の方がより良い条件で転職しやすいです。
以上の4つの理由で、日本M&Aセンターやその他企業に転職する際は、必ず転職エージェントを使うようにしましょう。
7. 日本M&Aセンターへの中途採用で使うべき転職エージェント
日本M&Aセンターの転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。
この3つに登録し、日本M&Aセンターやその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。
これらを選んだ理由は下記3つです。
- 大手で求人数も多く、日本M&Aセンターの求人も持っている可能性が高い
- 日本M&Aセンターへの転職を有利にするためのノウハウを持っている
- 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる
一つずつ解説していきます。
7-1. JACリクルートメント
「JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。
ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。
日本M&Aセンターの中でも、年収800万円以上のポジションを狙う方は、必ず使っておきましょう。
ただし、ハイクラスな人材でないと判断されると十分なサポートを受けられませんので注意しましょう。
JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/
7-2. LHH転職エージェント
「LHH転職エージェント」は、世界的に有名な大手人材会社アデコの運営する、ハイクラス向けの転職エージェントです。
サポートを受けた利用者は、平均で年収を約100万円上げていて、年収アップの転職に強みを持ちます。
これまでの経験を活かしつつ、今よりポジション、年収を上げる転職がしたい方には特におすすめです。
LHH転職エージェント公式ページ:https://jp.lhh.com
7-3. doda
「doda」はパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。
求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。
過去のサポート実績から社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、人気企業を目指すなら一度は相談しておきましょう。
doda公式ページ:https://doda.jp/
8. まとめ
日本M&Aセンターの中途採用について、採用情報から、注意点、転職のコツまで紹介してきましたがいかがでしたか?
日本M&Aセンターは、中途採用を行っており、転職先としても人気企業です。
人気企業の中でも特に、やりがいや職場の雰囲気面で満足している口コミが複数ありますが、ワークライフバランス面などで一部不満の声も出ていることに注意しましょう。
また日本M&Aセンターへの中途入社を目指す方も、転職難易度が高いことには注意が必要です。自分一人で動かずに、下記の転職エージェントに相談し、サポートを受けましょう。
あなたの転職がうまくいくことを心から祈っています。
(参考)日本M&Aセンターおよび、一緒に検討される企業の平均年収、年齢、勤続年数データの参照元
日本M&Aセンター | 平均年収:統合報告書2023 平均年齢:自社採用サイト 勤続年数:マイナビ2025 |
M&Aキャピタルパートナーズ | 第18期「有価証券報告書」 |
ストライク | 第27期「有価証券報告書」 |
M&A総合研究所 | 平均年収:採用特設サイトに記載している、在籍2年以上のアドバイザーの平均年収 平均年齢:マイナビ2025 |