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転職サイト

経理向け転職サイト9選!経験別のおすすめと絶対知るべき注意点

「経理におすすめの転職サイトは?」、「未経験から目指すならどこがいい?」など、経理向けの転職サイトが気になっていませんか?

転職サイトは、担当がついて無料で転職サポートを受けられるものから、サポートが全くないタイプまで様々なので注意しましょう。

選び方を間違えると、「興味のない会社の求人しかない」、「選考で落ちてばかりで全然決まらない」といった事態になります。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、経理の転職で使うべき転職サイトについて、以下の流れで解説していきます。

このページを読めば、経理の転職にはどのサイトを使うべきで、利用の注意点から使いこなすコツまで全てがわかり、転職サイトで失敗することがなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 結論|経理の転職にまず使うべき転職サイト

このページでは、経理としての転職を目指す方におすすめの転職サイトについて詳しく解説していきます。

長くなってしまったので先に結論をいうと、経験や現在の年収別に、以下からまず3社を選ぶべきです。

経理経験者 経理未経験
年収
600万以下
年収
600万〜
MS-Japan
リクルートエージェント
doda
パソナキャリア ×
JACリクルートメント ×

おすすめ順に並べているため、迷ったら、キャリアに合わせて上から順に◎を3つ選んでおきましょう。

大手・優良企業の経理求人のほとんどは、この5社に集中していて、ここから選んでおけば間違いありません。

全て担当者がついて転職のサポートを受けることができ、「転職エージェント」とも呼ばれています。

サイト選びの最大の注意点

経理向けの転職サイトは、以下の複数タイプがあり、どれを使うかで応募できる企業や選考の通りやすさが全く変わります。

  1. 転職エージェント:担当がついてサポートしてもらえる
  2. スカウトサービス:登録してスカウトを待つ
  3. 求人サイト:自分で求人を探して応募する

結論、経理として転職を考える方がまず使うべきなのは、「転職エージェント」です。

ネット上にはこれらをごちゃ混ぜにして紹介するページが非常に多いですが、別物なので注意しましょう。

転職エージェントを使うと担当がついて、転職相談から求人紹介、企業とのやりとりまで全てやってもらえます。

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転職エージェントにしか求人を出さない大手・優良企業も非常に多く、使わないと損します。

担当は、企業ごとの過去の面接データも持っていて、選考に通るためのアドバイスもしてくれます。

使うだけでチャンスが広がる、経理の転職には必須のサービスです。

他のタイプを使うべき2つのケース

以下に当てはまる方のみ、他のタイプの転職サイトを使いましょう。

  • 年収600万円以上の方
    →スカウトサービス
  • 転職エージェントを3つ以上使っても決まらなかった方
    →求人サイト

年収600万円以上なら「スカウトサービス」も使っておく

まずは転職エージェントを使うべきですが、年収600万円以上の方は、以下のようなスカウトサービスも一つは使っておきましょう。

これは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスで、高収入のハイクラスの方を対象としています。

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※ヘッドハンター:企業に紹介を頼まれた求人にあった人材を探す業者

経理だと、以下に一つでも当てはまる方は、スカウトがもらえる可能性が高いです。

  • 実務経験が3年以上
  • 経理部門での管理職経験あり
  • 簿記2級以上
  • TOEIC 700点以上

企業からのスカウトだと、いきなり面接に進んでスピーディーに内定が出るケースもあるため、登録しておいて損はありません。

中でもおすすめは、スカウト型の最大手で、30,000社以上の企業からスカウトが受けられる「ビズリーチ」です。

「求人サイト」は最終手段として使う

転職エージェントを3つ使っても決まらなかった方のみ、「リクナビNEXT」のような自分で求人を探して応募する求人サイトを使いましょう。

求人サイトは、サイト上の求人を自分で調べて応募していく転職サイトです。

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ただ、他のタイプには以下の点で劣るため、あくまで最終手段と理解しておきましょう。

  • 求人の量と質が落ちる
    →求人数は他の転職サイトに比べて少なく、人気企業の求人も少ない
  • 選考の難易度が上がる
    →サポートが一切なく、書類選考や面接の対策は全て自力になる

そもそも経理とは

会社のお金の出入りを管理する職種で、仕事内容としては以下が挙げられます。

毎日やる仕事 ・現金預金の管理
・伝票記帳・整理
・経費精算
月単位でやる仕事 ・領収書・請求書の発行
・月次決算書の作成
・給与計算
年単位でやる仕事 ・年末調整
・決算書の作成
・税金の納付

似た職種に会計や財務がありますが、違いを簡単にまとめると以下の通りです。

  • 経理:会社のお金の流れを管理する
  • 会計:帳簿をもとに、経営陣や世間に会社のお金の状況を報告する
  • 財務:資金調達や予算管理など、会社のお金をどう動かすかを考える

経理は転職しやすい?

以下の理由で、実務経験のある方であれば、他の職種と比べてもしやすいです。

  • 帳簿の記入や決算処理など、簿記の知識を使った仕事内容は、どの会社もほぼ変わらない
  • どの会社にも経理の部署があり、求人が安定してある

経験を積めば、即戦力として働ける環境が見つけやすい職種といえます。

未経験から経理への転職は難しい?

経理の募集はほとんどが実務経験を求めるもので、難しいのは確かです。

実際にどの転職エージェントでも、経理求人のうち未経験可は1割未満と少ないです。

未経験可の求人は、以下が必須、歓迎の条件になっていることが多いです。

  • 簿記3級以上
  • Excel、Wordの基本的な操作スキル

応募できる会社が増えるので、未経験から目指す方は、最低限これらは習得しておきましょう。

次の章から、まず使うべき転職エージェントのおすすめや利用の注意点について、詳しく解説していきます。

2. 経理向け転職サイト|転職エージェントおすすめ5選

今回当ページでは、経理の転職に対応した転職エージェント20社以上を比較し、以下の観点で5社を厳選しました。

  • 30年以上の実績がある大手
  • 企業の経理職の求人が多い
  • 使った人の評判が極めていい

5社について、キャリア別におすすめ度をまとめたのが以下です。

経理経験者 経理未経験
年収
600万以下
年収
600万〜
MS-Japan
リクルートエージェント
doda
パソナキャリア ×
JACリクルートメント ×

大手・優良企業の経理求人のほとんどは、この5社に集中していて、ここから選んでおけば間違いありません。

中でも「MS-Japan」は経理の転職では真っ先に名前が上がる老舗で、利用必須です。

これらは、登録すると担当者がついて、求人の紹介から面接のセッティングや対策まで、あらゆるサポートが受けられます。

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具体的には以下6つをしてくれて、あなたは面接以外で企業とやりとりすることがなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

では、おすすめの転職エージェントについて、それぞれ特徴を解説していきます。

2-1. MS-Japan

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MS-Japan」は、経理をはじめとした管理部門や、士業の転職に特化した転職エージェントです。

30年以上と、特化型エージェントの中でもトップクラスの実績を誇ります。

経理部門の紹介は一任する企業も多く、未経験からベテラン向けまで豊富な求人があるので、経理の転職には外せない1社です。

MS-Japanの口コミ・評判

  • ◯バックオフィスに特化しているだけあって、担当の方は希望職種の転職事情にとても詳しかった(20代男性)
  • ◯他の大手にはない有名企業の求人もたくさん紹介してもらえました。(30代女性)
  • △案件の質は高いが、紹介数はそこまで多くなかった(30代男性)

MS-Japanの基本情報

向いている人 経理未経験、経験者
求人数(財務・経理・会計) 約3,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社MS-Japan
運営歴 1990年~

MS-Japan公式ページ:https://www.jmsc.co.jp

2-2. リクルートエージェント

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リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、経理の求人量・転職実績共にトップクラスです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、大手・優良企業の求人も多いので、登録しておいて損はありません。

リクルートエージェントの口コミ・評判

  • ◯志望業界の転職サポート経験が多い担当だったので、話が伝わりやすく、相談しやすかった。(30代男性)
  • ◯紹介されるのが聞いたことのある有名企業ばかりで、さすが大手のサービスだと思った。(20代女性)
  • △忙しいのか、こちらも積極的に動かないと、相手にしてもらえない感じがあった。(30代男性)

リクルートエージェントの基本情報

向いている人 経理未経験、経験者(年収~600万円)
求人数(財務・経理・会計) 約8,300件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
運営歴 1977年~

リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/

2-3. doda

doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。

dodaの口コミ・評判

  • ◯企業ごとの面接データにとても詳しいベテランの担当さんで、大変役に立ちました。(40代男性)
  • ◯職歴が浅い自分にもこんな可能性があるのかと、驚くほどいい求人をたくさん紹介してくれた。(20代男性)
  • △第一志望に内定もらえたので良かったですが、連絡がやや取りにくいことがあった。(30代男性)

dodaの基本情報

向いている人 経理未経験、経験者(年収~600万円)
求人数(経理・財務・会計) 約6,500件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
運営歴 1989年~

doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/

2-4. パソナキャリア

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パソナキャリア」は求人の半数が年収800万を超える、ハイキャリアのサポートに強い転職エージェントです。

運営元のパソナは、人材派遣業の運営歴が40年を超える業界大手で、有名企業とのパイプが強く、大手企業の経理職の求人が充実しています。

また、会社を上げて女性のサポートに力を入れているため、ハイキャリアの女性の方には真っ先におすすめしたい一社です。

パソナキャリアの口コミ・評判

  • ◯経験を生かして年収アップできる案件をたくさん紹介してくれた。(40代男性)
  • ◯女性の担当で、職務経験も私に似ている方だったので話しやすかった。(30代女性)
  • △高スキルの人向けみたいで、私には向きませんでした。(40代女性)

パソナキャリアの基本情報

向いている人 経理経験者(年収600万円~)
求人数(経理・財務・会計) 約1,800件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社パソナ
運営歴 1976年~

パソナキャリア公式ページ:https://www.pasonacareer.jp

2-5. JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗の転職エージェントです。

実績や知名度の高さから、企業側もハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いため、年収600万以上の方は必ず登録しておきましょう。

求人はそこまで多くありませんが、経理部門の責任者や、英語力も求められる外資系の経理など、ハイクラスな求人はここに集中しています。

JACリクルートメントの口コミ・評判

  • ◯私の職種に対する理解度は他社エージェントに比べて段違いに高かった。(30代男性)
  • ◯チャレンジングな紹介に最初は戸惑ったが、結果キャリアアップに成功し、感謝しかない。(40代男性)
  • △腕試しに登録しましたが、職歴が浅いからか、丁重にお断りされました。(30代女性)

JACリクルートメントの基本情報

向いている人 経理経験者(年収600万円~)
求人数(経理・財務) 約540件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
運営歴 1988年~

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

その他、経理の転職に使えるエージェントまとめ

5社以外で、今回比較した経理向けとして紹介されることの多いエージェントは以下の通りです。

経理向け転職エージェント 特徴
ジャスネットキャリア 会計士、税理士、経理の転職に特化
ヒュープロ 首都圏の士業、管理部門の転職に特化
経理エージェント 経理の転職に特化
WARC agent ベンチャー、上場企業の管理部門の転職に特化
BEET agent 管理部門の転職に特化
SYNCA 管理部門の転職に特化
レックスアドバイザーズ 会計士、税理士、経理の転職に特化
人材ドラフト 会計事務所、経理の転職に特化
アガルートキャリア 経理、財務の転職に特化
コトラ 金融、コンサル、ハイクラスの転職に特化
ハイスタ会計士 公認会計士、USCPAの転職に特化
マイナビ会計士 公認会計士、USCPAの転職に特化
ミツカル 会計事務所への転職に特化
経理転職ナビ 経理の転職に特化した求人サイト
アカナビ 会計事務所、経理の転職に特化した求人サイト

経理に特化したタイプもありますが、以下いずれかに当てはまり、まず使うべきエージェントではありません。

  • ×経理の求人が少ない
  • ×一般的な企業経理より会計士・税理士向け(会計事務所・税理士法人の求人がメイン)
  • ×まだ実績が少ない(設立10年未満)
  • ×そもそも転職エージェントじゃない(自分で応募する求人サイトなど)

5社からキャリア別に選び、それでもうまくかなかった方のみ、次の手段として使いましょう。

転職エージェントの4つの注意点

経理として転職を目指す方は、転職エージェントを使うにあたって、以下の点に注意しましょう。

  • 大手以外を使うのは危険
  • エージェントごとに得意分野は変わる
  • 経理特化でも、企業経理の求人は少ないことがある
  • 1つに絞ると失敗する

①大手以外を使うのは危険

ここ数年で、人材紹介業者は1万社以上増加したデータもあり、「経理の転職に強い」とアピールする新しい転職エージェントも大量に増えました。

引用:厚生労働省ホームページ

ただ、こうした新しいエージェントには、以下のようなタイプが多いため注意しましょう。

  • 企業とのパイプが弱く、紹介できる求人が少ない
  • 常に出回っているようなブラック求人しか持っていない
  • 実績が少なく「会社ごとにどう対策すれば内定が出やすい」といったノウハウがない

実績作りのために、合わない求人をごり押しするなど、中にはひどい運営業者もいるので危険です。

優良な業者の見極めが難しいため、聞いた事もないようなエージェントは避け、これまで紹介したような実績のある大手だけを使いましょう。

②エージェントごとに得意分野は変わる

経理の転職に強い大手エージェントの中でも、以下の点はエージェントごとに変わります。

  • 未経験から経理を目指す人もサポートしてもらえるか
  • 経験者の場合、どれだけのキャリアの方を対象とするか

中には、未経験者や職歴の浅い人は、使っても相手にされないハイクラス向けサービスもあります。

ミスマッチなものを選んで時間を無駄にしないためにも、初めからこのページを参考に、自分のキャリアに合わせて選んでおきましょう。

③経理特化でも、企業経理の求人は少ないことがある

転職エージェントは経理に特化したタイプも多いですが、特化していても求人が豊富とは限らないので注意しましょう。

以下のように、公認会計士や税理士向けばかりで、企業経理の求人はかなり少ない場合があります。

特化型エージェント 経理の求人 会計士、税理士向け求人
人材ドラフト 約220件 約1,400件
MS-Japan 約3,000件 約1,700件

「経理に強い」とアピールしている特化型には以下2タイプありますが、特に一つ目はこのパターンが多いです。

  1. 会計士、税理士、経理の転職に強い
  2. 経理、人事など管理部門全般に強い

会計事務所や税理士法人も視野に入れている方はいいですが、一般的な企業の経理職を目指す方は、このページを参考に、企業経理に強い大手を選んでおきましょう。

経理に特化していなくても、リクルートのように、あらゆる業界に強い大手は、経理求人も多いので、積極的に使いましょう。

会計事務所に外注することもありますが、業界関係なく、ほとんどの会社が経理の部署を持っています。

よって、あらゆる業界に強く、たくさんの企業とパイプを持つ大手ほど、経理の求人は充実しています。

④1つに絞ると失敗する

優良な大手エージェントにも、以下のようなハズレの担当はいるため、必ず3社以上は登録し、担当者を比べましょう。

  • 志望業界の知識が不十分で、深い相談ができない
  • 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる
  • 応募や内定を急かすなど対応が悪い

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社登録

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも以下から3社は使っておきましょう。

経理経験者 経理未経験
年収
600万以下
年収
600万〜
MS-Japan
リクルートエージェント
doda
パソナキャリア ×
JACリクルートメント ×

また、エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

転職エージェントの大まかな利用の流れは以下の通りです。

  1. ネットから申し込み
  2. エージェントと面談
  3. 求人紹介を受ける
  4. 企業に応募
  5. 面接
  6. 内定

最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。

面談方法は対面も選べますが、現在はWEBや電話での面談が主流となっています。

申し込みから内定まで、トータルで3ヶ月はかかるケースが多いため、余裕を持って早めに申し込みをしておきましょう。

3. 経理向け転職サイト|スカウトサービスおすすめ3選

経理の経験者で、年収600万円以上の方は、転職エージェントとあわせて以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。

スカウトサービスは複数ありますが、上記3社が特に有名で利用する企業も多く、スカウトをもらいやすいです。

迷ったらどれだけの企業が使っているサービスかを公開していて、数が最多の「ビズリーチ」を選びましょう。

  登録企業数 運営歴
ビズリーチ 約30,000社 2009年~
リクルートダイレクトスカウト 非公表 2014年~
doda X 非公表 2019年~
AMBI 約2,800社 2017年~
ミドルの転職 なし
(在籍するエージェントからのスカウトのみ)
2015年~

このタイプの最大の強みは企業から直接スカウトが受けられることですが、企業数が多いほどチャンスは広がり、スカウトも増える傾向があります。

スカウトサービスは、経歴やスキルを登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サイトで、主に年収600万円以上の方を対象としています。

登録するとあなたのプロフィールがデータベースにのり、それを使う企業の人事やヘッドハンターの目に留まると、スカウトが受けられます。

scout

※ヘッドハンター:企業に紹介を頼まれた求人にあった人材を探す業者

経理だと、以下に一つでも当てはまる方は、スカウトがもらえる可能性が高いです。

  • 実務経験が3年以上
  • 経理部門での管理職経験あり
  • 簿記2級以上
  • TOEIC 700点以上

登録後は待つだけでよく、企業からのスカウトだといきなり面接に進んでスピーディーに内定が決まることもあるため、登録しておいて損はありません。

では、スカウトサービスのおすすめについて、それぞれ特徴を解説していきます。

3-1. ビズリーチ

bizreach

ビズリーチ」は、毎月30,000人以上が登録している今最も勢いのあるスカウトサービスです。

即戦力人材を効率よく採用したい企業が続々と利用を開始していて、登録社数は30,000社を超えます。

一部有料の機能もありますが、最大の目玉である「企業からのスカウトの受け取り、返信」は無料プランでもできるので、まずは無料プランで使ってみるのがおすすめです。

有料プランの機能とは?

ビズリーチで月5,500円の有料プランに入ると開放される主な機能には、以下があります。

  • サイト内の全ての求人の閲覧、応募ができる
  • ヘッドハンターのスカウトが全て見られる

自分からも積極的に動きたい人向けの機能ですが、こうした人には、無料で使える転職エージェントの方がおすすめです。

紹介される求人にどんどん応募していくなど、自分からも積極的に動けますが、料金は一切かかりません。

ビズリーチは無料プランで使った上で、求人探しや応募には転職エージェントを活用しましょう。

求人数 約120,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ビズリーチ
登録企業数 約30,000社
在籍ヘッドハンター数 6,200人

ビズリーチ公式ページ:https://www.bizreach.jp

3-2. リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト」は、ビズリーチの後を追うように始まった、転職業界最大手のリクルートが運営するスカウトサービスです。

登録に審査があるビズリーチに対し、審査なしで誰でも登録ができ、全機能を無料で使うことができます。

登録社数は非公開ですが、「最大手だし使っておこう」と考える企業の採用担当者は多いはずで、多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

ビズリーチが審査に通らず使えなかった方や、さらに可能性を広げたい人は登録しておきましょう。

求人数 約196,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
登録企業数 非公開
在籍ヘッドハンター数 4,300人

リクルートダイレクトスカウト公式ページ:https://directscout.recruit.co.jp/

3-3. doda X

dodax

doda X」も、ビズリーチの後を追うように始まった、業界大手のパーソルキャリアが運営するスカウトサービスです。

dodaの転職エージェントはリクルートと一緒に使う企業も多く、こちらも多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

他社にはない、パーソルの担当者からハイクラス求人の紹介が受けられるサービスもあるので、気になる方は企業スカウトとセットで使ってみましょう。

求人数 約49,000件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
登録企業数 非公開
在籍ヘッドハンター数 約8,000人

doda X 公式ページ:https://doda-x.jp/

スカウトサービスの3つの注意点

上記のスカウトサービスの利用にあたっては、以下の点に注意しましょう。

  • スカウトが中々来ないこともある
  • 企業からのスカウトだと、選考対策は自力になる
  • 質の低いヘッドハンターもいる

①スカウトが中々来ないこともある

基本待ちのサービスなため、スカウトサービスだけに頼ると、スカウトが来ずに、一向に転職活動が進まないケースもあります。

こうならないためにも、「いつまでに転職したい」のように具体的に転職を考えている方は、自分からも積極的に動ける転職エージェントも必ず利用しておきましょう。

②企業からのスカウトだと、選考対策は自力になる

スカウトサービスで企業からスカウトを受けるとそのまま面接に進めますが、この場合以下は全て自分でやる必要があります。

  • 面接対策
  • 面接日や入社日の調整、年収交渉などの企業とのやりとり

上記は転職エージェントだと担当者が全てやってくれますが、スカウトサービスでは自力となります。

特に面接対策は、よほど慣れている方でない限り自力では難しいケースが多いため注意が必要です。

自信がない方は、いいスカウトが来た時に焦らずに面接に進むためにも、まずは転職エージェントで、志望業界の面接対策は受けておきましょう。

③質の低いヘッドハンターもいる

ハイクラス向けのスカウトサービスでは、企業だけでなく、「ヘッドハンター」と呼ばれる民間の転職エージェント会社からもスカウトが受けられます。

ヘッドハンターの中には、以下のような質の低いタイプもいるため注意が必要です。

  • とにかく接点を持とうと、経歴をよくみずにスカウトを大量に送っている
  • 設立まもない会社で、企業とのパイプも弱く、紹介できる求人も少ない
  • 実績作りのために、合わない求人でもごり押ししてくる

優良なヘッドハンターもいますが、ヘッドハンターからのスカウトは大量に届くケースも多く、見極めるのは難しいです。

そのため、スカウトサービスは、「企業からのスカウト」のみ確認する使い方が効率的でおすすめです。

企業からのスカウトは、面接確定を意味していて、適当に送られることはまずありません。

スカウトサービスの利用の流れは以下の通りです。

  1. ネットから申し込み
  2. 職務経歴書を登録
  3. スカウトを受けた企業と面接
  4. 内定

上記は企業からスカウトを受けて転職する流れです。

ヘッドハンターからのスカウトの場合は、ヘッドハンターから紹介を受けた求人に応募していくことになります。

4. 経理向け転職サイト|最終手段としておすすめの求人サイト

転職エージェントを使っても決まらなかった方のみ、自分で求人を探して応募する「求人サイト」を使いましょう。

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求人サイトなら、経理の求人数が最多の大手「リクナビNEXT」がおすすめです。

ただ、これまで紹介した他の転職サイトと比べると以下の通りで、あらゆる点で劣るため、まず使うべきサービスではありません。

サポート 求人の質・量 選考の有利さ
①転職エージェント
相談〜内定後の交渉まで

良質な非公開求人、数多い

選考対策・プッシュあり
②スカウトサービス
企業からのスカウトなら無し

良質な非公開求人、数多い

企業スカウトなら書類選考なし
③求人サイト ×
自分でやる

公開求人、数少ない
×
自力で頑張る

特に、ネット上に求人を公開して、広く募集しないと人が集まらない小さいベンチャーが多く、有名企業など大手の求人は少ないので注意しましょう。

転職エージェントを3社以上使っても決まらなかった方のみ、最終手段として使いましょう。

求人サイトなら「リクナビNEXT」一択

リクナビnext

転職サイトなら、最大手の「リクナビNEXT」だけ使っておけば間違いありません。

総求人数は10万件以上と他サイト比べても圧倒的に多く、経理求人も6,000件以上と多く掲載されています。

経験者向けはもちろん、経理未経験でも歓迎の求人も多いので、まずはこれに登録して活動を進めましょう。

リクナビNEXT公式ページ:https://next.rikunabi.com/

5. 経理の転職にまずエージェントを使うべき4つの理由

これまで紹介してきた通り、転職サイトには複数のタイプがありますが、経理の転職には、以下の理由で転職エージェントをおすすめします。

  • 転職でのミスマッチが起きにくい
  • 表に出ない好条件な求人に応募できる
  • 選考で有利になりやすい
  • 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる

理由1. 転職でのミスマッチが起きにくい

転職エージェントを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。

求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。

エージェントは、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。

  • 職場の雰囲気はどうか、現場のリーダーはどんな人柄か
  • 休みのとりやすさ、サービス残業の実態はどうか
  • 直近でどれだけ人が辞めているか

現場に通って職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。

帝国データバンクの調査(2024年)」によると、国内の半数以上の企業は人手不足を感じていて、採用に苦労している企業が多いのが現状です。

とにかく人が欲しいあまり、面接でも肝心なデメリットを教えてくれない企業もあります。

経理の場合、いざ働き始めてから、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。

  • 「サービス残業が当たり前の社風」
  • 「雑用ばかりで、スキルが全然身につかない」

エージェントはこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、転職の失敗を防げるようになります。

なぜここまでしてくれるの?

エージェントは、転職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはエージェントにとっても損になるからです。

転職エージェントは、企業にあなたを紹介することで、企業から紹介料を受け取るビジネスです。

この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、企業に返金するルールがあります。

あなたにすぐに辞められると、転職エージェントは紹介料が手に入らず、大損になるのです。

長く続けられる職場に転職してもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。

理由2. 表に出ない好条件な求人に応募できる

そもそもですが、下記のような優良な経理の求人は、インターネットには中々出てきません。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

これらの求人は、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。

特に、人気企業や待遇のいい経理職の求人は、応募の殺到を避けるためにエージェント経由でのみ募集するケースが多いです。

転職エージェントを使えは、求人サイトにはないこれらの高品質な非公開求人にも応募ができます。

逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。

理由3. 選考で有利になりやすい

転職エージェントを使うことで、直接申し込んだ人よりも、選考が有利に進むことがあります。

採用側からすると、どこの誰かわからない人よりも、転職エージェントがプッシュしてくる人の方が安心して採用することができるからです。

エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。

また、大手だとサポート実績が多い分「どんな人に内定が出て、逆にどんな人は落ちやすい」といったデータも豊富に持っていて、万全の選考対策を受けることもできます。

理由4. 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる

転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。

特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。

転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。

デメリットは使い方次第で解消できる

転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。

  • ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
    →実績のある大手のエージェントだけを使う
    →3社以上使い、担当者を比べる
  • ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
    →自分のキャリアに合ったエージェントを選ぶ

そのため、経理の転職を考えている方は、まず転職エージェントを使いましょう。

6. 転職エージェントを最大限活用するためにすべきこと

ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

6-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

6-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

6-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

6-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

  • 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
  • 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

(参考)ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

6-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

6-9. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

7. 経理の転職についてよくある質問

最後に、経理の転職についてよくある以下の質問に回答していきます。

7-1. 経理は40代でも転職できる?

実務経験があれば、40代でも十分可能で、実際される方も多いです。

中でも、経理部門の管理職などマネジメント経験のある方だと、スムーズにできる可能性が高いです。

どの企業も若手の方が歓迎されやすいのは事実ですが、経理は経験が重視され、年齢だけで落とされることは比較的少ないです。

7-2. 経理の転職で後悔するパターンとは

未経験からの転職の場合、特に多いのは以下のパターンです。

  • ルーティンワークが退屈
  • 成果が見えにくく、頑張っても評価されにくい
  • 決算の近い3~6月など、時期によって残業が増える

未経験から目指す方は、こうしたデメリットも理解しておきましょう。

ただ、これらは以下のメリットの裏返しともいえます。

  • ノルマがなく、同じ仕事を繰り返していれば、安定して稼げる
  • 忙しい時期はあるが毎年決まっていて、予定が立てやすい

上記に魅力を感じる方は、後悔することは少ないはずです。

7-3. 経理の転職の志望動機はどうしたらいい?

経理の志望動機では、以下2つを確認されるので、必ず準備しておきましょう。

  • なぜその会社の経理職を志望したのか
  • そもそもなぜ経理を志望したのか(未経験からの転職の場合)

これらを通して、すぐに辞めないか、長く活躍してくれる人材かをチェックされます。

それぞれの伝えるべきポイントは以下の通りです。

伝えるポイント
なぜその会社の経理職なのか ・会社の求める人材(求人の「ゆくゆくはこんな仕事を任せたい」といった内容)に、自分の理想の働き方がマッチしていることを伝える。
・応募先の仕事内容が、これまでの自分の経験が活かせる内容であることをアピールする。
例:前職でも経理として働く中で、会社の経営自体にも関われるような仕事がしたいと思っておりました。貴社の経理では、日常的な経理業務だけでなく、経営企画に関わる業務も任せていただけると聞きました。前職の月次決算や計数管理の業務が活かせる仕事内容とも伺っていて、経験を活かして前向きに頑張れる職場であると感じ、志望させていただきました。
なぜ経理を志望したのか ・前職の経験から「経理の仕事に興味を持った」のように、仕事内容に惹かれた点を伝える。
・ワークライフバランスの良さなど、待遇面だけをあげるのはNG
例:前職では営業事務として、売上管理や請求書納品書の作成を行なっておりました。数字を扱う業務をする中で、経理や会計への興味が湧き、簿記2級の資格を取得するに至りました。勉強する中で、会社の屋台骨を支える重要な仕事であることを痛感し、自分もその一員になりたいとの思いから応募に至りました。

7-4. 経理のよくある転職理由は?

以下のいずれかが理由のことがほとんどです。

  • 人間関係
  • 待遇や給料に不満がある
  • やりたい仕事ができない

ただ、人間関係や待遇など、ネガティブな理由は面接では伝えない方が無難です。

経験者の場合は、以下のように仕事に関する前向きな転職理由を用意すると良いでしょう。

  • 「前職は任せられる仕事の幅が狭く、スキルアップが望めない環境でした。そのため、幅広い業務を任せてもらえる御社なら、より成長できると感じ、転職を考えました。」

7-5. 経理の転職で有利になる資格はある?

ほとんどの求人で必須、または歓迎要件になっているため、「日商簿記検定2級」は、転職で有利になるといって間違いありません。

簿記2級に必要な勉強時間は200~300時間とされていて、試験は年3回行われ、合格率は約20%です。

働きながらの取得される方も多く、決して難しい資格ではないので、経理として長く働きたい方は積極的に取りましょう。

また、難易度はかなり上がりますが、以下も、歓迎要件とする求人があるので、取るとかなり有利になります。

  • 日商簿記検定1級
  • TOEIC 700点以上
  • 税理士
  • 公認会計士

まとめ

経理向けの転職サイトについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

まず使うべきおすすめは以下の5社で、あなたのキャリア別に3社を選びましょう。

経理経験者 経理未経験
年収
600万以下
年収
600万〜
MS-Japan
リクルートエージェント
doda
パソナキャリア ×
JACリクルートメント ×

経理の経験者で、年収600万円以上の方は、転職エージェントとあわせて以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。

転職エージェントを3つ使っても決まらなかった方のみ、最終手段として求人サイト「リクナビNEXT」を使いましょう。

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。