JACリクルートメント辛口評価|500人の口コミ・評判でわかる注意点と裏事情
「JACリクルートメントの評判は悪い?」、「結局どんな人向け?」など、JACリクルートメントを使ってもいいのか不安に思っていませんか?
500件以上の評判を調べた結果、JACリクルートメントは、「年収600万円以上のハイクラスの方は必ず使うべき転職エージェント」という結論に至りました。
このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、JACリクルートメントの評判について、以下の流れで解説していきます。
- 口コミ・評判からわかったJACリクルートメントの5つの特徴
- JACリクルートメントは使うべき?
- JACリクルートメントを使う際の3つの注意点
- JACリクルートメントを最大限活用するためにすべきこと
- JACリクルートメントについてよくある質問
全て読めば、JACリクルートメントにはどんな評判があり、どういった特徴や注意点があるのか、自分は使うべきかまでがわかり、JACリクルートメントの利用で失敗しなくなるでしょう。
著者:N.K(現役転職エージェント)
1. 口コミ・評判からわかったJACリクルートメントの5つの特徴
このページでは、JACリクルートメントの評判について、Twitter、口コミサイト、利用者へのアンケートをもとに独自調査を行い、500件以上の口コミを分析しました。
その結果、JACリクルートメント(https://www.jac-recruitment.jp/)には以下の特徴があることがわかりました。
- ◎ハイクラス向けの大手・優良企業の求人が充実
- ◎外資系企業への転職サポートに強い
- ◎希望にあった求人だけを紹介してくれる
- △ハイクラス以外のサポートには消極的
- △一部ハズレの担当者もいて不満を持つ人もいる
それぞれの内容について、実際の口コミを元に解説していきます。
また、それぞれの口コミが本当に正しいのか、「裏付け調査」をしましたので、あわせて紹介していきます。
◎ ハイクラス向けの大手・優良企業の求人が充実
JACリクルートメントは、年収600万以上のハイクラスの方を中心に、大手・優良企業の紹介が受けられたという評判が非常に多いです。
実際にJACリクルートメントは主にハイクラスの転職サポートに力を入れていて、対象の優良求人を豊富に持っています。
公式で、求人を出している会社名が一覧で確認できますが、有名企業ばかりがズラリと並びます。
引用:JACリクルートメント
年収600万円以上で、こうした会社を目指す方には、JACリクルートメントは登録必須と言って間違いありません。
裏付け調査:40年以上かけて築いたパイプがあるのは確か
JACリクルートメントは、1975年に創業された老舗の転職エージェントで、40年以上の運営実績を誇ります。
運営歴は、1977年に開始した業界最大手のリクルートエージェントよりも長いです。
豊富な実績から、高年収の技術・専門職や管理職の求人は、「とりあえずJACに頼めば安心」と言う採用担当者の声をよく聞きます。
結果として、大手・優良企業の求人がJACリクルートメントに集まりやすくなっているのは確かと言えます。
また、JACは東証プライムの上場企業で社会的信用が高く、こうした点でも企業にとって安心して紹介を任せられる存在になっています。
◎ 外資系企業への転職サポートに強い
JACリクルートメントでは、外資系企業への転職を成功させた方からの、担当のサポートが的確だった、いい求人を紹介してもらえたという声が特に多いです。
実際、以下にも拠点を持っていて、海外のビジネス風土や企業情報に詳しいのもあり、外資系の転職ノウハウには特に強いです。
- アメリカ、ドイツ、イギリス、インド、シンガポール、タイ、インドネシア、ベトナム、韓国、マレーシア
有名外資系企業とのパイプも強いため、外資系への転職を考えている方にはJACリクルートメントは利用必須と言えます。
裏付け調査:そもそもイギリスでの職業紹介から始まった会社で、外資に強いのは当然
JACリクルートメントは日本人がイギリスで創業した会社で、現地で職業紹介をする会社として始まった歴史があります。
そもそも海外で職業紹介をする会社として始まっている点からも、海外のビジネス風土に詳しく、外資系の転職に強いのは明らかです。
2019年にドイツ支店、2023年にはアメリカ支店を新たに設立するなど、海外での転職サポートに注力している点は現在も変わりません。
昔からJACに人材紹介を頼んでいる海外企業は、日本支店での採用もそのままJACに頼むケースが多く、外資系の求人が充実するのもうなずけます。
◎ 希望にあった求人だけを紹介してくれる
JACリクルートメントでは、上記のように希望通りの求人だけを紹介してもらえたという声が非常に多いです。
徹底したヒアリングのあと、自分のキャリアや希望にあった求人だけを紹介してくれ、量より質の求人提案をしてくれます。
転職エージェントは、大手でも的外れな求人紹介をされたという評判がよくありますが、JACリクルートメントではこうした声は少ないです。
裏付け調査:求人に詳しい担当に直接相談できるから、ミスマッチが起こらない
転職エージェントは企業担当と求職者担当が分かれることが多いですが、JACリクルートメントでは、一人が両方を担当する体制をとっています。
担当が分かれていると、あなたが求職者担当に伝えた希望条件が社内でうまく伝達されず、希望とズレた求人を紹介されるリスクがあります。
しかしJACリクルートメントでは、実際に企業に通いつめ、内情まで知りつくした担当に直接相談ができるため、こうした伝達ミスは起こりません。
※専任の担当がつかず、あなたにマッチした求人を持つ社員がそれぞれ声をかけて担当する仕組みで、複数の担当がつくことになります。
△ ハイクラス以外のサポートには消極的
一方で、JACリクルートメントでは、年収600万円以下の方で、サポートを断られたり、あまり求人を紹介してもらえなかったという声が複数確認できました。
実際にJACはハイクラス向けを明確に打ち出していて、その他の方のサポートには消極的な可能性が高いです。
こうした方には、以下のように年収600万円以下の方のサポートにも積極的な、下記の大手エージェントを使いましょう。
- リクルートエージェント:求人数が業界No.1
- doda:求人数が業界No.2
- マイナビエージェント:20~30代の若手向け
裏付け調査:ハイクラス以外のサポート実績が少ないのは事実
JACリクルートメントは、公式の「転職成功事例集」で転職サポート実績が確認できます。
合計38件の事例が載っていますが、転職前の年収が600万未満の利用者は5人だけと、全体の約8分の1しかいませんでした。
組織全体でハイクラスのサポートに力を入れる分、その他の方のサポートは手薄になっていると考えられます。
ただ、逆にいうと一部ですがサポートが受けられているのも事実ため、年収400~500万円台の方も腕試しに登録してみる価値はあると言えます。
△ 一部ハズレの担当者もいて不満を持つ人もいる
これはJACリクルートメントだけに限りませんが、転職エージェントは、同じ業者でも担当者によって経験や能力が違い、以下の対応は全く変わります。
- あなたの希望を理解した上で、合った求人を紹介してくれるか
- 業界知識をもとに、いいアドバイスをしてくれるか
- ミスなく必要な連絡や手続きをしてくれるか
そのため、このようにハズレの担当者にあたって、一部不満を持つ人もいます。
裏事情:仕組み上、売り上げ重視の担当に当たることも
また、JACリクルートメントでは、ビジネスの仕組み上売り上げ重視の担当に当たることもあります。
転職エージェントは、あなたが転職することで、企業から紹介料がもらえるビジネスで、この点はJACリクルートメントも変わりません。
転職させた件数が多いほど利益が出て、社内でも評価されるため、以下のように実績を上げようとひどい対応をするケースもあります。
- 決まればなんでも良いとばかりに、希望に合わない求人も大量に紹介する
- 応募や内定の承諾を急かしてくる
ただし、こうしたケースはごく一部
先ほどお伝えした通り、JACリクルートメントはハイクラスや外資系志望の方を中心にいい評判も多いのが事実で、こうしたケースはごく一部です。
そもそも、こうした担当にあたるリスクはどの転職エージェントでもあるため、気にしても仕方がありません。
また、JACリクルートメントでは、公式の「お問い合わせ」ページから電話やメールで問い合わせれば、担当変更ができる場合もあります。
求人ごとの担当が決まっているという仕組み上、簡単に変えられない場合もありますが、要望は出せるため、気に入らない場合は遠慮なく問い合わせをしましょう。
JACはスピード重視の対応を徹底しており、公式ページで、「問い合わせには24時間以内に回答する」という社内ルールを公表しています。
そのため、問い合わせには、スムーズに回答してもらえる可能性が高いです。
2. JACリクルートメントは使うべき?
これまで紹介してきた特徴を踏まえると、JACリクルートメントは、年収600万円以上のハイクラスや外資系志望の方は必ず使うべき転職エージェントと言えます。
東証プライム上場の歴史ある大手エージェントで、優良求人を多く持っていて、あらゆる業界の転職ノウハウに強いのでおすすめです。
JACリクルートメント公式
特に、近年は質の悪い転職エージェントが急増していて、「大手以外を使うのは危険」という実態があるため注意しましょう。
知っておくべき裏事情:近年ひどい転職エージェントが急増している
下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。
引用:厚生労働省ホームページ
これには、資格さえあればインターネットで誰でも簡単にエージェント業が始められるようになったという背景があります。
設立まもないエージェントは、優良企業とのコネもなく、常に出回っているようなブラック求人しか持っていないケースが多いです。
また、求人以外の面でも、こうした新設エージェントには、以下のようなひどいタイプが多いのが実情です。
- 企業とのパイプ、転職ノウハウが少なく、フォローが弱い
- 会社の実績や売り上げ作りのために必死に転職を進めてくる
こういったエージェントに当たってしまうと、ブラックな人気のない企業にねじ込まれることもあり、転職失敗の原因になりますから注意が必要です。
JACリクルートメントなら実績のある大手で安心
こうした目に遭わないためにも、転職エージェントはJACリクルートメントのように優良企業とのパイプが強く、実績のある大手だけを使うようにしましょう。
そもそもですが、以下のような高待遇な求人は企業と信頼関係ができているエージェントにしか集まりません。
- 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
- 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
- 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人
これらは、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。
JACリクルートメントは企業の独自のパイプを多く持っていて、特にハイクラスや外資系の質の高い求人が多いです。
転職のノウハウも豊富で、JACリクルートメントのような大手を使うだけで、いい会社に入れる確率はグッと高まります。
他の大手と比べたJACリクルートメントの特徴
同じく20年以上の実績があり、優良企業とのパイプ強い大手エージェント7社とJACリクルートメントを比較したのが以下の表です。
JACリクルートメントは、大手の中でも、ハイクラス全般の年収600万円以上の求人に強いという特徴があります。
求人数 | 強い年収層 | 強いジャンル | 対応エリア | |
JAC リクルートメント |
★★★☆☆ 普通 |
600万円~ | ハイクラス全般 | 全国 |
パソナキャリア | ★★★☆☆ 普通 |
600万円~ | ハイクラス、管理部門、 女性 |
全国 |
LHH 転職エージェント |
★★★★☆ 多い |
600万円~ | ハイクラス、外資系 | 全国 |
リクルート エージェント |
★★★★★ 求人数が最多 |
~900万円 | 幅広く対応 | 全国 |
doda | ★★★★★ 求人数が 業界No.2 |
~600万円 | 幅広く対応 | 全国 |
マイナビ エージェント |
★★★★☆ 多い |
~600万円 | 20~30代の転職 | 全国 |
type 転職エージェント |
★★★☆☆ 普通 |
~500万円 | エンジニア、営業職 | 主に一都三県 |
ワークポート | ★★★★☆ 多い |
~500万円 | IT・WEB・ ゲーム業界 |
全国 |
この中で、JACリクルートメントと同じハイクラス求人に強いエージェントとしては以下があげられます。
- LHH転職エージェント:人材業界世界2位のアデコの運営で、外資系の転職に強い
- パソナキャリア:管理部門や女性向けのハイクラス求人が充実
- リクルートエージェント:求人数最多の大手で、ハイクラス転職にも対応
「JACリクルートメント」を使う際は、必ずこれらも併用しておきましょう。
この点も含めて、次の章からJACリクルートメントの利用の注意点を解説していきます。
3. JACリクルートメントを使う際の3つの注意点
JACリクルートメントは実績のある大手で、失敗することは少ないですが、利用にあたっては以下の点に注意しましょう。
- JACリクルートメントだけの利用では不十分
- ハイクラス以外の方には利用が向かない
- 特定の業界の転職サポートには弱い
注意点1. JACリクルートメントだけの利用では不十分
JACリクルートメントは年収600万円以上のハイクラスの方、外資系志望の方にはおすすめの転職エージェントですが、以下の理由で、単体での利用はおすすめしません。
- JACリクルートメントとパイプのある企業しか紹介されない
- 担当者の比較ができない
まず、大手エージェントでもそれぞれパイプの強い企業が違います。
例えば、JACリクルートメントにだけ紹介を頼む会社もあれば、パソナキャリアにしか頼まない会社もあるということです。
求人の選択肢が大幅に増えるため、少なくとも2社は併用しておきましょう。
また、JACリクルートメントだけに絞ると、ハズレの担当者にあたっても、比較ができずにイマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。
他のエージェントも一緒に使うことで、比較していい担当者かの見極めができるようになります。
併用におすすめの転職エージェント
JACリクルートメントとの併用におすすめなのは、以下の大手転職エージェントです。
おすすめエージェント | 特徴 |
パソナキャリア | 半数以上の求人が年収800万以上で、女性の管理職や経理・人事などの管理部門の転職に強い |
LHH転職エージェント | 世界60の国と地域でサービス提供実績のある企業が運営元で、外資系の転職に強い |
リクルートエージェント | 業界トップの求人数を誇る大手で、ハイクラス求人も豊富 |
いずれもJACリクルートメントと同じく実績のある大手で、年収600万円以上のハイクラス案件を多く保有しています。
注意点2. ハイクラス以外の方には利用が向かない
JACリクルートメントは、年収600万円以上のハイクラスの転職に強いものの、その他の方のサポートには消極的です。
そのため、年収600万円以下の方は、この年収層のサポートに強い、以下のエージェントを選んでおきましょう。
おすすめエージェント | 特徴 |
リクルートエージェント | 公開求人数が30万以上と最多の大手で、地方の求人にも強い |
doda | リクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る業界大手 |
マイナビエージェント | 新卒領域では最大手なのもあり、若年層向けの手厚いサポートに定評がある |
いずれもJACリクルートメントと同じく、20年以上の運営実績がある大手で、優良企業とのパイプも強いです。
注意点3. 特定の業界の転職サポートには弱い
JACリクルートメントは、あらゆる業界の求人を扱う”総合型”の転職エージェントですが、以下の方のサポートに限っては弱い特徴があります。
- アパレル業界の方
- 美容師
- 看護師、薬剤師、医師など医療系専門職
- フリーター、無職
この点は、これまで紹介してきたJACリクルートメントと同じ以下の大手総合型も変わりません。
- リクナビエージェント、doda、マイナビエージェント、type転職エージェント、ワークポート、パソナキャリア、LHH転職エージェント
そのため、あてはまる方はそれぞれの支援に強い、以下の”特化型”の転職エージェントを選びましょう。
アパレル | クリーデンス |
美容師 | QJエージェント |
看護師 | ナース人材バンク |
薬剤師 | ファルマスタッフ |
医師 | 医師転職ドットコム |
フリーター・無職 | ハタラクティブ |
その他、これらの方が特化型を使うべき理由を簡単にまとめると、以下の通りです。
使うべき業界・事情 | 特化型を使うべき理由 |
アパレル・美容師 | それぞれの業界が特殊で、店舗見学などにも対応しているエージェントが好ましい |
看護師、薬剤師、医師など医療系専門職 | エージェント側に業界知識と病院とのパイプがないとうまくいかない |
フリーター・無職 | 大手総合型だと相手にしてもらえない |
上記以外の方は、JACリクルートメントのような「総合型」だけを使い、時間があれば「特化型」転職エージェントを併用する程度で良いでしょう。
なぜ特化型のエージェントの優先度が低いのか
求人・利用者ともに少なく、ノウハウや企業とのパイプが、JACリクルートメントのような大手総合型に劣るケースが多いからです。
以前までは、特化型エージェントも「業界に詳しそう」と人気があったのですが、最近は総合型エージェントも下記の理由でそれぞれの業界に詳しいです。
- 業界ごとに部署が分かれており、それぞれの業界の事情や対策に詳しい
- 特化型エージェントから優秀な社員の引き抜きを行っている
そのため、大手で優良企業とのパイプが強い、総合型エージェントだけ使えば、ほとんどの方は満足いく転職活動ができます。
(参考)主な特化型エージェントまとめ
どうしても特化型が気になる方向けに、その他の業界で、よく名前の上がる大手を以下にまとめました。
特化する業界、職種 | それぞれの最大手 |
ITエンジニア・デザイナー | レバテックキャリア |
コンサル | ムービン |
金融 | コトラ |
メーカー(エンジニア) | メイテックネクスト |
管理部門・バックオフィス | MS Agent |
まずは総合型を3つは使い、さらに使う余裕のある方のみこれらを使ってもいいでしょう。
4. JACリクルートメントを最大限活用するためにすべきこと
ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、JACリクルートメントの利用で意識すべき以下のポイントを解説していきます。
- 最初の申し込みを丁寧に行う
- 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
- 経歴・スキルに嘘はつかない
- 複数のエージェントを使っていることは隠さない
- 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
- 担当者が使えないと判断したら付き合わない
- 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
- 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
- 最低限のマナーは守る
4-1. 最初の申し込みを丁寧に行う
優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。
入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。
JACリクルートメントでは、申し込み時に、職務経歴や経験、スキルの入力が必要ですが、省略せずに全て書きましょう。
また、任意で履歴書や職務経歴書が添付できますが、用意できている方は必ず添付しておきましょう。
4-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
最初の面談でエージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。
エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。
以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。
- 転職予定がかなり先
- そもそも転職への意欲が低い
すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。
4-3. 経歴・スキルに嘘はつかない
求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。
転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。
いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。
やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。
4-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない
JACリクルートメント以外の転職エージェントも一緒に使う場合は、その点を隠さず担当者に伝えましょう。
言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。
- あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
- 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる
すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。
これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。
こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。
4-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
登録後は、少なくとも2週に一度は、担当者にコンタクトを取るようにしましょう。
長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。
以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。
- こういった求人はないか
- こんな業界は自分でも通るか
自動的に、後回しにされるリスクも
転職エージェントは企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。
その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、担当者はこれを見て求人紹介をしていきます。
更新日が古いとあなたの名前が担当の目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。
この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。
4-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない
JACリクルートメントは大手の優良エージェントですが、中には仕事のできない担当者も存在します。
そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。
具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか利用自体を止めましょう。
付き合うべきではない担当者の特徴 |
|
2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、JACリクルートメント自体の利用をやめましょう。
担当を変えたい場合
担当者を変えたい場合は、公式の「お問い合わせ」ページから、メールで以下の文章を送りましょう。
件名:担当変更のご相談
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。
しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。
つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。
お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。
あなた専任の担当はつかず、求人ごとに担当が変わるという仕組みから、変更が難しい場合もあります。
ただ、同じ業界に詳しい別の担当をつけてくれる場合もあるため、試しに上記のメールを送ってみましょう。
JACリクルートメント自体の利用をやめる場合
基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。
ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。
JACリクルートメント自体の利用をやめる場合は、担当者へのメールで、以下の内容を送りましょう。
- 件名:転職活動終了
- 本文:氏名、生年月日、登録時の電話番号、理由(転職先が決まった、今の職場に残る等)
公式の「お問い合わせ」ページから、電話やメールで同じ内容を伝える方法でもOKです。
退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。
4-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える
担当者は応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。
これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。
- 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
- 改めて自分のアピールポイントを整理したい
見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、担当者にとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。
以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。
(参考)ひどい推薦文の例
〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。
コミュニケーション能力が高く、明るい方です。
ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。
4-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく
担当者に対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。
転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。
転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、サポートするメリットが薄いです。
紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。
また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。
こうした話はしすぎないよう注意しましょう。
4-9. 最低限のマナーは守る
担当者とのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。
こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。
また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。
応募する会社だけでなく、担当者に対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。
5. JACリクルートメントについてよくある質問
最後に、JACリクルートメントについてよくある以下の質問に回答していきます。
5-1. JACリクルートメントの利用の流れは?
JACリクルートメントの利用の流れは以下のとおりです。
- ネット(https://www.jac-recruitment.jp/)から申し込み
- 面談(対面かWEB、電話)
- 求人紹介を受ける
- 企業に応募する
- 選考対策を受け、面接に進む
- 入社決定
面談方法は対面かWEBから選べますが、以下のJACリクルートメントの拠点が近い方は、そこで対面で受けることができます。
JACリクルートメントの拠点一覧 |
東京(神保町駅より徒歩2分)、宮城(仙台駅より徒歩3分)、埼玉(大宮駅より徒歩3分)、神奈川(横浜駅より徒歩5分)、静岡(静岡駅より徒歩3分)、浜松(浜松駅より徒歩3分)、愛知(名古屋駅より徒歩4分)、京都(四条駅直結)、大阪(梅田駅出てすぐ)、兵庫(三宮・花時計前駅直結)、広島(広島駅より徒歩4分)、福岡(博多駅直結) |
最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。
面談は、平日の8:30~19:30の間で受け付けてもらえます。
5-2. JACリクルートメントの利用が会社にバレることはない?
バレることはまずありません。
担当者は、あなたが応募することに同意した企業にしかあなたの情報を出さず、現職の会社に情報がいくことは仕組み上ないからです。
転職エージェントは、国の許可がないと運営できませんが、情報流出はこの免許取り消しのリスクもあり、各社情報管理には特に気を配って運営されています。
その点はJACも同じで、過去にそういったトラブルを起こしたこともないため、安心して使えるエージェントと言って間違いありません。
5-3. すぐに転職する気がなくても使ってもいい?
転職すべきかの相談から入る方も多く、使っても問題ありません。
一方、すぐの転職は考えていない方は、まず以下のようなスカウトサービスにだけ登録し、様子を見る方法もおすすめです。
- ビズリーチ:スカウトサービスの最大手で、登録企業数が最多
- リクルートダイレクトスカウト:人材業界トップのリクルートのスカウトサービス
- doda X:人材業界No.2のパーソルのスカウトサービス
これらは経歴やスキルを登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つサービスで、JACリクルートメントと同じく、主に高年収の方を対象としています。
登録するとあなたの経歴やスキルに見合ったスカウトが来るようになり、自分の市場価値や、転職先のイメージがしやすくなります。
ただ、以下の理由で、「具体的に転職を進めたい」となった際は必ずJACリクルートメントのような転職エージェントを活用しましょう。
- スカウトだけに頼ると、いつまでもスカウトが来ずに決まらないこともある
- 企業とのやりとりなど全てやってもらえて、一人で動くより圧倒的に手間が減る
- 応募書類の添削や面接対策が受けられて、選考で有利になりやすい
まとめ
JACリクルートメントの評判や、そこからわかる特徴を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
500件以上の評判を調べた結果、JACリクルートメントは「年収600万円以上の方は必ず使うべき転職エージェント」という結論に至りました。
求人の選択肢が増え、担当の比較もできるため、利用にあたっては、同じくハイクラスの転職に強い以下の大手エージェントも併用しておきましょう。
- LHH転職エージェント:人材業界世界2位のアデコの運営で、外資系の転職に強い
- パソナキャリア:管理部門や女性向けのハイクラス求人が充実
- リクルートエージェント:求人数最多の大手で、ハイクラス転職にも対応
JACリクルートメント公式ページ
あなたが転職エージェントを使いこなし、転職成功に役立てていただけることを心から祈っています。
<その他当ページで紹介した転職エージェント>
年収600万円以下の方へのおすすめ |
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