東映の年収は?年齢・役職別にわかる実態と全注意点
「東映の年収はどのくらい?」「どのように上がっていく?」など、東映株式会社(以下、東映)の年収が気になっていませんか?
東映の正社員の平均年収は857万円で、放送/新聞/出版業界の中でも高いです。しかし、高い年収の裏に、働く上での注意点もあるので、これから東映で働こうという人は知っておく必要があります。
このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職支援をしてきた筆者が、東映の年収について、知っておくべきことを下記の流れで紹介します。
- 東映の年収は?年齢・役職別にすぐわかる
- 東映の年収以外の評判・働きやすさについて
- 東映はそもそもどんな会社か
- 東映への転職を目指す人へ|採用・求人情報
- 東映へ転職する際におすすめの転職エージェント
- 東映の中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】
最後まで読めば、東映の年収はいくらか、年齢・役職別にはどうなのか、他社と比べてどうなのかまで、東映の年収の全てがわかるでしょう。
著者:I.J(現役転職エージェント)
1. 東映の年収は?年齢・役職別にすぐわかる
東映の正社員の平均年収は、857万円です。
これは放送/新聞/出版業界全体の中では高水準ですが、同じ大手エンターテイメント企業の「東宝」と比べると平均的です。
1-1. 年齢別の年収水準
口コミサイトを元に集計すると、東映の年齢別の給与の平均値は以下の水準です。
25歳 | 450万円~500万円 |
30歳 | 550万円~600万円 |
35歳 | 650万円~700万円 |
40歳 | 750万円~800万円 |
45歳 | 800万円~850万円 |
50歳 | 900万円~950万円 |
55歳 | 1,000万円~1,050万円 |
役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。なお、東映の平均残業時間は34時間です。
1-2. 東映の給与の口コミ・満足度のまとめ
東映の社員の口コミを分析した結果、給与面で下記3つの傾向があることがわかりました。
- 役職者以外で待遇に満足している人は少ない
- 昇給は年功序列の色が強い
- 年収における賞与の割合が高い
まず、役職がつくまでは給与に満足している人は少ないです。
年功序列で昇給していく傾向があり、新卒入社から10年目ほどで役職がつくことが多いです。
年収の内訳としては、基本給が低く賞与の割合が多いです。
なお、役職等級制度となっているため、年次での昇給額は少ないです。
1-3. 同業他社との年収比較
放送/新聞/出版の平均年収は、402万円(転職サイト「doda」調べ)ですから、東映の正社員の平均年収は業界内でもかなり高い水準と言えます。
ただ、一緒に検討される企業と比較すると下記の通りで、同じ大手エンターテイメント企業と比べると平均的です。
平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 待遇の口コミ評価 | |
東映 | 857万円 | 42.7歳 | 15.4年 | 2.1 |
.東映アニメーション | 813万円 | 39歳10ヶ月 | 10年8ヶ月 | 4.0 |
.松竹 | 817万円 | 42.8歳 | 16.2年 | 2.9 |
.東宝 | 1,030万円 | 39.1歳 | 12.8年 | 2.9 |
※各社最新のIR情報・就職情報サイト・口コミサイトを参考に作成
とにかく高い年収を求める方は、「東宝」といった同業他社も検討しましょう。
1-4. 役職別の年収
東映の役職別の年収の目安は、それぞれ下記の通りとなっています。
役職目安 | 年収目安 |
新入社員〜入社3年目までの若手社員 | 450万円~500万円 |
入社3年目以降の若手社員 | 550万円~600万円 |
係長 | 1,000万円~1,050万円 |
課長 | 1,300万円~1,350万円 |
部長 | 1,650万円~1,700万円 |
取締役 | 3,600万円 |
1-5. 職種別の年収
東映で給与を決めるのは役職グレードですから職種では差がつきません。
1-6. 東映の評価制度
東映では、役割等級制度が用いられており役割ごとにあらかじめ定められた評価項目に沿って、評価されると考えましょう。
そして、社員からの口コミでは以下のような声があがっています。
- 2020年までは、年功序列で賃金が上がっていく傾向が非常に強かった
- 上司からの印象次第なので、気に入られておく必要がある
- 2021年度から新しい評価制度へ移行している
1-7. 東映で年収を上げるポイント
評価制度を踏まえ、東映で働きながら年収を上げるためには、下記2点が重要です。
- 長期間在籍し、課長以上の役職まで昇進する
- 日々の仕事ぶりを上司にアピールするなど、上司と良い関係を築いておく
逆に言えば、「上記を行う自信がない」という方は、東映では大幅な年収アップを期待できないので、他社をおすすめします。
1-8. 東映の福利厚生
東映の福利厚生は下記の通りとなっていて、大手ならではの高水準といえます。
休暇 | -年間休日120日以上 -完全週休二日制(土日) -祝日 -会社創立記念休日(4月の第2月曜日) -労働祭(5月1日) -夏季(8月14日~16日) -年末年始(12月29日~1月3日) -有給休暇(初年度10日、次年度18日、最高22日) |
住宅関連 | -独身寮、借り上げ社宅あり -住宅資金融資 |
年金・財形関連 | -企業年金 -財形貯蓄 |
退職金 | -あり、2年以上勤務の場合は規定により支給 |
その他 | -社内預金 -自己啓発支援 -資格取得支援 -共済会 -リフレッシュ休暇 -クラブ活動 |
2. 東映の年収以外の評判・働きやすさについて
口コミサイトをもとに社員からの東映の評価をまとめると、下記の通りです。
評価 | 人気企業内順位 | |
待遇 | 2.1 | 285位/300社 |
ワークライフバランス | 2.0 | 283位/300社 |
キャリア・成長 | 2.9 | 201位/300社 |
やりがい | 3.5 | 164位/300社 |
職場の雰囲気 | 3.0 | 207位/300社 |
ここまで紹介してきた待遇(給料や福利厚生)以外の下記4項目について、社内からの内部事情も含め、紹介していきます。
2-1. ワークライフバランスに関する口コミ
- 制作や企画系の職種の場合はハードワークな傾向
- プロジェクトベースの仕事なので、繁忙期は作品次第
- 営業や管理系の部門は調整がしやすい
ワークライフバランスに関する評価は人気企業300社の中でも下位です。
映画制作や催事の運営などのプロジェクトベースで稼働する活動をしているため、以下の部署は特に忙しいです。
- 宣伝部:映画の配給スケジュールによって大きく波があり、夜遅くまで働くことも珍しくない
- 企画・制作:年単位でのプロジェクトが多く、現場に近いほど調整が難しい
また、プロジェクトベースでの仕事となるため、決まった繁忙期はなく作品の公開日やプロジェクトの進行度合いによって左右されます。
一方、プロジェクトに左右されづらい、営業や管理系の部門は調整がしやすい傾向があります。
会社全体の残業時間の平均は34時間となっており、部署によってはハードワークが必要です。
2-2. 成長・キャリアアップに関する口コミ
- 入社初期の研修は揃っているが、その後は現場で揉まれて育つ風土がある
- 制作現場などたくさんの現場を経験することで、業界に特化したスキルを身につけることができる
- 人を巻き込んで仕事を進める機会が多く、折衝能力が身につきやすい
キャリア・成長に関する評価は人気企業300社の中でも平均から下位です。
新入社員向けの研修は一通りありますが、以降は現場での実務を通して成長していく必要があります。
少数精鋭であるため、制作の場合などはたくさんの経験を積むことができたという声が複数あがっています。
部署を跨いで仕事をすることも多いので折衝能力がつくと語る方もいます。
そのため、配属される部署や人によって成長の機会や差は大きい傾向があります。
上記を踏まえると、東映には成長・キャリアアップの環境が揃っていますが、活用できているのは、自ら考え、積極的に動いている人だけということに注意しましょう。
2-3. やりがいに関する口コミ
- 社会的に影響力のあるコンテンツづくりに携わることができる
- 年功序列の色が強いため、成果を出しても金銭的なメリットはあまりないとの声も
東映にはやりがいを持って働いている方が多いです。
まず多い口コミは、携わった作品が話題になったりすることがやりがいになっているというものです。
制作として携わった場合は、映画のエンドロールに自身の名前が出るため、やり切った実感が持てるという方もいました。
また、映画制作を行っているため、芸能人と一緒に仕事をすることもあると話す方もいます。
ただし、ハードワークの割に待遇面が良くないと不満を持つ方もいます。
2-4. 職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ
- 基本的には保守的な姿勢
- 現場はおおらかな雰囲気で、自立して成長しない人には向かないという声も
職場の雰囲気・人間関係に関する口コミは人気企業300社の中でも下位です。
歴史のある企業ということもあり、保守的な企業と語る方は多いです。
特に、前会長によるトップダウンの傾向は強かったと話す方もいます。
しかし、経営層の入れ替えや、若手が増えてきたこともあり、新しい動きをしようという試みが増えてきています。
参考:東映から転職で出ていく人の事情
東映は、業界での知名度などから人気の企業です。
しかし、年功序列なので成果を出しても若手のうちは給与が上がらない、現場を中心にハードワークとなりやすい点に不満があるといった理由で転職を検討されています。
参考:東映とあわせて検討される企業との比較
東映とあわせて検討されてるのが、以下の企業です。
- .東映アニメーション:東映グループのアニメ制作会社
- .松竹:歌舞伎や映画などの制作・興行・配給を行う大手企業
- .東宝:阪急阪神東宝グループで映画などの制作・興行・配給を行う大手企業
それぞれの会社の社内からの評価を比較すると以下の通りで、最高得点を赤字にしています。
待遇 | ワークライフバランス | キャリア・成長 | やりがい | 職場の雰囲気 | |
東映 | 2.1 | 2.0 | 2.9 | 3.5 | 3.2 |
.東映アニメーション | 4.0 | 3.4 | 3.1 | 3.7 | 3.0 |
.松竹 | 2.9 | 4.0 | 3.2 | 3.7 | 3.0 |
.東宝 | 2.9 | 3.1 | 3.3 | 3.6 | 3.2 |
同業他社と比較すると、東映は、職場の雰囲気の良さを求める人向けの企業と言えます。
私が転職エージェントとして聞いた実際の社員の声
私が転職エージェントとして働く中でも、元社員の方から、以下の点で職場の雰囲気面に恵まれているという声をよく聞きます。
- 意欲があればチャレンジしやすい環境
- 昇格昇給は年功序列の色が強いが、風通しがよく発言しやすい環境
ただ、映像制作系の現場を中心に、ハードワークとなりやすい環境です。
過去にサポートした中でも、「もっとワークライフバランスの取れた職場で働きたい」との理由で転職を希望される方もいたため、この点には注意しましょう。
3. 東映はそもそもどんな会社か
引用:Google Maps
テレビ朝日は東京都中央区に本社を置く、大手エンターテインメント企業です。
映画の制作・配給だけでなく、映画館の運営や不動産運営事業なども幅広く行っています。
近年では「スーパー戦隊シリーズ」や「仮面ライダー」「プリキュア」といったコンテンツが有名です。
3-1. 会社概要
社名 | 東映株式会社(TOEI COMPANY, LTD.) |
設立 | 1949年(昭和24年)10月1日 ※創立年月日1951年(昭和26年)4月1日 |
代表者 | 吉村文雄 |
従業員数 | 381名 2024年3月31日時点 |
本店所在地 | 東京都中央区銀座3丁目2番17号 |
事業内容 | 映画関連事業、興行関連事業、催事関連事業、観光不動産事業、建築内見事業 |
3-2. 事業内容
東映は以下の事業を行っています。
映像関連事業 | 映画事業、テレビ事業、コンテンツ事業など |
興行関連事業 | シネマコンプレックス(映画館)の運営など |
催事関連事業 | 東映太秦映画村(テーマパーク)の運営など |
観光不動産事業 | ホテルなどの不動産関連事業 |
建築内装事業 | 建築工事、室内装飾請負など |
その他事業 | 物品の販売など |
東映は主力の映像関連事業のほか、観光不動産事業や建築内装事業など子会社を通じて幅広い事業を展開しています。
3-3. トップメッセージ
画像引用元:東映
東映株式会社は1951年に創業し、70年以上にわたり、映画やアニメなど多様な「ものがたり」を企画・製作し、劇場、テレビ、配信、商品化、舞台など幅広い形で展開してきた映像制作会社です。
これまでに、劇場用映画4,400作品以上、テレビ映画39,000話以上を生み出し、これらのコンテンツを多用途活用することで事業を拡大してきました。
現在、東映は「ものがたり」で世界と未来を彩る会社を目指し、実写・アニメ映像事業の強化やグローバル展開に注力しています。
特に、先端技術の活用、若手育成、労働環境の改善に取り組むとともに、海外での販売比率50%を目指し、日本の映像産業を世界に広げていく計画です。
また、経営基盤を強化し、持続可能な成長を実現するため、今後10年間で3,000億円規模の投資を予定しています。
「愛される『ものがたり』」を全世界へ届けることで、希望と喜びを共有し続けることを使命としています。
3-4. 今後の事業展開
東映グループは中期ビジョン「TOEI NEW WAVE 2033」を発表しており、以下4つの重点施策を掲げています。
- 映像事業収益の最大化
- コンテンツのグローバル展開へのチャレンジ
- 映像事業強化のための人的投資の拡大
- 持続的なチャレンジと成長を支える経営基盤強化
特に、最大の論点である「映像事業収益の最大化」においては、以下の3つの流れを持って拡大していくとしています。
- 企画製作力の強化(自社初のコンテンツの開発)
- コンテンツのマルチユース促進
- IPライフサイクルの長期化
「企画製作力の強化」のために、大型の実写作品を毎年2本、アニメを1本行うなど、より質の高いコンテンツ作りに注力しています。
また、グローバル展開のため現地企業とのコラボレーションや共同開発も進めています。
上記を踏まえると、作品作りだけでなく、作品のリメイクによるファン層の拡大や販路拡大までの、コンテンツの最大化に関心がある方向けの企業と言えます。
4. 東映への転職を目指す人へ|採用・求人情報
ここまでの内容を踏まえ、東映へ転職したいと考えている方に向け、東映の採用・求人情報を紹介します。
新卒で東映を目指す、という方は新卒採用ページ(https://www.toei.co.jp/company/recruit/fresh/)からプレエントリーをし、情報を得ましょう。
4-1. 東映の採用職種
東映の職種は以下のみです。
総合職 | 事務・営業、映画・テレビ映画・教育映画等の企画・宣伝要員 |
具体的に出ていた求人を以下で紹介します。
4-2. 求人情報
過去に「採用ページ」で募集されていた求人情報を中心にご紹介します。
この他、「doda」「マイナビエージェント」「JACリクルートメント」といった大手転職エージェントでは非公開も取り扱っています。
総合職
求人概要 | 予定年収 | 勤務地 |
映画宣伝プロデューサー | 700万~1,000万 | 東京都中央区 |
経営戦略 | 500万円~1,200万円 | |
【国内営業】映像コンテンツ | ||
商品企画・開発 | ||
建築設備工事監理/不動産管理・開発 |
東映は正社員としての募集では、映画宣伝プロデューサーや経営戦略、営業などさまざまなポジションで募集を行っていました。
4-3. 採用メッセージ、求められる人物像
東映は、以下の企業理念を掲げています。
全世界で人々に愛されるエンタテインメントの創造発信
また、中期経営計画においては、作品のIP(知的財産)の活用を掲げており、劇場やテレビだけでなく、ネット配信などを通して海外市場などへの拡大を見込んでいます。
上記を踏まえると、コンテンツ作りだけでなく、各種コンテンツの活用などを通しての海外市場でのシェア拡大などにも熱心に取り組める人材を求めていると言えます。
逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。
4-4. 東映の転職難易度
東映への転職難易度は「高い(高度なスキルや経験が必須)」です。
そもそも中途採用を積極的に行っておらず、高い知名度などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。
そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。
- 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
- 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする
4-5. 東映へはどうやって応募すべきか
東映に応募するには、以下の3つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。
転職エージェントを使うべきなのは、以下の点で東映の転職に有利になるからです。
- インターネット上に出ていない、東映の非公開求人に応募できる
- 東映の傾向を踏まえた選考対策(面接対策、書類添削)をしてくれる
- 東映側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
- 内定時に給与交渉をしてくれる
ページの後半で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、東映に転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です。
- doda(全ての人におすすめ)
- マイナビエージェント(20代、30代に特におすすめ)
- JACリクルートメント(年収600万円以上の人におすすめ)
上記の3社に登録し、「東映に転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。
上記エージェントは先ほど東映と比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。
5. 東映へ転職する際におすすめの転職エージェント
東映の転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。
- doda(全ての人におすすめ)
- マイナビエージェント(20代、30代に特におすすめ)
- JACリクルートメント(年収600万円以上の人におすすめ)
この3つに登録し、東映やその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。
これらを選んだ理由は下記3つです。
- 大手で求人数も多く、東映の求人も持っている可能性が高い
- 東映への転職を有利にするためのノウハウを持っている
- 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる
一つずつ解説していきます。
5-1. doda
「doda」はパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。
大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。
過去のサポート実績から社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、東映などの人気企業に行きたい場合は必ず相談すべきです。
doda公式ページ:https://doda.jp/
5-2. マイナビエージェント
「マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。
新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、30代までの方は積極的に使いましょう。
サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。
マイナビエージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/
5-3. JACリクルートメント
「JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。
ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。
東映への転職を目指す方の中でも年収800万円を超えるポジションを狙う方は、JACも使うことで、より高待遇な求人が見つかるでしょう。
ただし、ハイクラスな人材でないと判断されると十分なサポートを受けられませんので注意しましょう。
JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/
6. 東映の中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】
この章では、東映の中途採用選考でアピールすべきポイントや、面接の想定質問を紹介します。
6-1. 東映の中途採用で聞かれる想定質問40選
東映の面接を想定して、想定質問を作成しました。年齢別に以下のように40個用意しましたので、準備しましょう。
このページでは、どの企業でも聞かれるような、一般的な質問はあえて入れませんでした。
一般的な質問や、答え方を「プロ直伝!転職面接の質問99例の答え方とわかりやすく伝える全ノウハウ」でまとめていますので、合わせてしっかり準備しましょう。
全ての人が準備すべき質問10個
- これまでの制作現場で、視聴者の心に残る作品を作るために工夫したポイントを教えてください。
- 映像制作におけるクオリティとスケジュールの両立のために、どのような手法を取り入れていますか?
- 東映の作品に共通するテーマや哲学を、どのように具体的な表現に落とし込んでいますか?
- 視聴者ニーズが変化する中、どのように新しい市場に対応してきましたか?
- 過去のプロジェクトで、困難な状況を乗り越えた具体的な方法を教えてください。
- チーム全体の意見をまとめる際に、どのようなアプローチを取っていますか?
- 映画やアニメの制作で培ったスキルを、どのように次のプロジェクトに活用しますか?
- これまでの作品で、特に挑戦的だった表現方法について教えてください。
- 東映の作品制作において、どのようにしてオリジナリティを追求していますか?
- 多くの人々に愛されるコンテンツを作るために、現場で重要視している要素は何ですか?
若手社員(第二新卒~30歳前後)が準備すべき質問10個
- これまでのキャリアで、未経験の領域に取り組み成果を出した経験を教えてください。
- 新人時代に自ら提案し、プロジェクトに新しい価値を生み出した事例はありますか?
- 現場で先輩や上司から学んだ知識やスキルを、どのように実践しましたか?
- 若手として、チーム内で意見を出す際に工夫したポイントを教えてください。
- 配属直後のプロジェクトで、どのように即戦力として貢献しましたか?
- 東映の多様な作品において、特に好きなジャンルとその理由を教えてください。
- これまでに取り組んだプロジェクトで、自分が学びを得た一番の場面を教えてください。
- 初めての大きな責任を任された際、どのように対処し結果を出しましたか?
- プロジェクト内で役割を超えて積極的に行動した経験について教えてください。
- 若手としてフレッシュな視点を持ち込み、成果を上げたエピソードを教えてください。
中堅社員(30代~40歳前後)が準備すべき質問10個
- これまでにリーダーとして関わったプロジェクトで、どのようにチームをまとめましたか?
- 予算やスケジュールが厳しいプロジェクトで、どのように成果を最大化しましたか?
- 自らの経験を後輩に伝え、チーム全体の成長を促した事例を教えてください。
- 東映の映像作品の制作フローにおいて、どのような改善案を提案し実行しましたか?
- 新しい技術やトレンドを積極的に導入した経験と、その成果について教えてください。
- プロジェクト内で部門を超えた調整を行い、課題を解決した事例を教えてください。
- これまでのキャリアで、特に印象に残ったプロジェクトの成果とその背景を教えてください。
- 中堅社員として、若手社員と経営層を繋ぐ役割をどのように果たしましたか?
- 現場での経験を活かして、戦略的な視点を持って提案を行った事例を教えてください。
- 組織やプロジェクト全体に影響を与える改善を行った経験について教えてください。
管理職、シニア(40代以上)が準備すべき質問10個
- 組織全体の目標を設定し、それを達成するためにどのような戦略を立てましたか?
- 部門間の調整や経営層への報告をどのように行い、意思決定をサポートしましたか?
- 長期的な視点でプロジェクトを計画し、実現に導いた経験について教えてください。
- 大規模なプロジェクトの全体設計や運営を担った際、どのようにリスクを管理しましたか?
- 会社全体のビジョンを実現するために、現場での動きをどのように統制しましたか?
- 業界のトレンドを捉え、新しい事業機会を創出した経験について教えてください。
- これまでのキャリアで最も困難だった意思決定と、その影響について教えてください。
- 後進の育成を通じて、組織全体のレベルアップを図った具体的な取り組みを教えてください。
- 東映の長期的な発展に貢献するために、どのような新しい価値を提案しましたか?
- 映像制作業界全体の競争環境を見据えたうえで、どのようなリーダーシップを発揮しましたか?
6-2. 東映の中途採用選考でアピールすべきポイント
東映への転職を目指す人がアピールすべきことを、以下の4つに分けて紹介します。
- 全ての人がアピールすべきポイント
- 若手社員(第二新卒〜30歳前後)がアピールすべきポイント
- 中堅社員(30代〜40歳前後)がアピールすべきポイント
- 管理職、シニア(40代以上)がアピールすべきポイント
1. 全ての人がアピールすべきポイント
面接の質問に答える際や、職務経歴書を書く際は、以下のポイントを意識し、アピールするといいでしょう。
- 視聴者のニーズを意識した提案力
- チームや部門をまとめるコミュニケーション能力
- 新しい技術や手法を取り入れる柔軟性
視聴者のニーズを意識した提案力
東映では視聴者の心に残る作品作りが重視されます。
過去の経験で、視聴者の期待を分析し、それを具体的な映像表現やストーリーに反映させた事例を示すことが効果的です。
チームや部門をまとめるコミュニケーション能力
映像制作現場では、異なる専門性を持つメンバーとの連携が重要です。
これまでのプロジェクトで他職種と協力して成果を上げた経験を具体的に伝えましょう。
新しい技術や手法を取り入れる柔軟性
東映は新しい表現技術や手法を積極的に採用しています。
過去に新しい技術を取り入れた際の具体例を交えながら、柔軟な対応力をアピールしてください。
2. 若手社員(第二新卒〜30歳前後)がアピールすべきポイント
若手社員で東映への転職を目指す方は、下記のポイントも伝えられるようにしましょう。
- フレッシュな視点での発想力
- 初めての業務への積極性
- 指導を活かす学習能力
フレッシュな視点での発想力
若手社員には新しいアイディアを提案する力が期待されます。
これまでの経験で、自分の発想がプロジェクトにどのように影響を与えたかを具体的に説明しましょう。
初めての業務への積極性
未経験の業務に対しても積極的に取り組んだ経験は、大きなアピールポイントです。
過去に初めて任された業務で、どのように成果を出したかを具体例とともに伝えてください。
指導を活かす学習能力
若手として指導を受けた内容をどのように実践に繋げたかを示すことは有効です。
具体的な学びと、それを活かした成果をアピールしてください。
3. 中堅社員(30代〜40歳前後)がアピールすべきポイント
30代~40歳前後の中堅社員の方は以下のポイントも意識しましょう。
- プロジェクトを推進する力
- 後輩の育成に対する貢献
- 業界経験を活かした技術的提案
プロジェクトを推進する力
中堅社員には、プロジェクトの円滑な進行を担う役割が期待されます。
スケジュール調整や課題解決を通じて成果を上げた経験を具体的に説明しましょう。
後輩の育成に対する貢献
若手社員の育成やサポートにどのように関わり、チーム全体のパフォーマンスを向上させたかを具体例で伝えてください。
業界経験を活かした技術的提案
これまでに蓄積した専門知識や経験を活かし、制作現場での技術的な改善や提案を行った実績をアピールしましょう。
4. 管理職、シニア(40代以上)がアピールすべきポイント
40代以上の方は以下のポイントも意識しましょう。
- 長期的な戦略視点
- リスクを管理する能力
- 大規模プロジェクトの戦略的マネジメント能力
長期的な戦略視点
管理職には、プロジェクトだけでなく事業全体を見渡す力が求められます。
これまでに事業やプロジェクトを成功に導いた戦略的なアプローチを具体的に説明してください。
リスクを管理する能力
東映のような大規模なプロジェクトでは、リスク管理が重要です。
予算やスケジュールのトラブルを事前に回避し、成功へ導いた具体例を示してください。
大規模プロジェクトの戦略的マネジメント能力
シニア層には、複数のプロジェクトを同時に進行させ、全体を統括する能力が求められます。
東映のような大規模な制作体制では、予算配分、優先順位の決定、リスク管理など、戦略的な意思決定が必要です。
これまでに、複数のプロジェクトを統括し、リソース配分や優先順位を調整することで成功に導いた具体例を示してください。
7. まとめ
東映の年収を紹介してきましたがいかがでしたか?
改めて東映の正社員の平均年収は857万円と放送/新聞/出版業界では高い水準です。
ただ、同じ大手エンタテイメント企業の「東宝」と比べると劣る点には注意しましょう。
これから転職を目指す方は、東映から内定を取るためにも、内定後に年収を上げてもらうためにも必ず転職エージェントを利用するようにしましょう。
下記3社は東映への転職に強く、東映を目指す方が使うべきエージェントです。
- doda(全ての人におすすめ)
- マイナビエージェント(20代、30代に特におすすめ)
- JACリクルートメント(年収600万円以上の人におすすめ)
以上を参考に、あなたが理想のキャリアを歩めることを心から祈っています。
(参考)東映と競合他社の平均年収、年齢、勤続年数データの参照元
東映 | 「有価証券報告書」 |
東映アニメーション | 「有価証券報告書」 |
松竹 | 「有価証券報告書」 |
東宝 | 「有価証券報告書」 |