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企業別年収

日本テレビの年収は?年齢・役職別にわかる実態と全注意点

「日本テレビの年収はどのくらい?」「どのように上がっていく?」など、日本テレビ放送網株式会社(以下、日本テレビ)の年収が気になっていませんか?

日本テレビの正社員の平均年収は1,296万円で、放送/新聞/出版業界の中でも高いです。しかし、高い年収の裏に、働く上での注意点もあるので、これから日本テレビで働こうという人は知っておく必要があります。

このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職支援をしてきた筆者が、日本テレビの年収について、知っておくべきことを下記の流れで紹介します。

  1. 日本テレビの年収は?年齢・役職別にすぐわかる
  2. 日本テレビの年収以外の評判・働きやすさについて
  3. 日本テレビはそもそもどんな会社か
  4. 日本テレビへの転職を目指す人へ|採用・求人情報
  5. 日本テレビへ転職する際におすすめの転職エージェント
  6. 日本テレビの中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】

最後まで読めば、日本テレビの年収はいくらか、年齢・役職別にはどうなのか、他社と比べてどうなのかまで、日本テレビの年収の全てがわかるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 日本テレビの年収は?年齢・役職別にすぐわかる

日本テレビの正社員の平均年収は、1,296万円です。

これは放送/新聞/出版業界全体の中では高水準ですが、同じ大手キー局の「フジテレビ」「テレビ朝日」と比べると低いです。

1-1. 年齢別の年収水準

口コミサイトを元に集計すると、日本テレビの年齢別の給与の平均値は以下の水準です。

25歳 800万円~850万円
30歳 1,350万円~1,400万円
35歳 1,400万円~1,450万円
40歳 1,550万円~1,600万円
45歳 1,650万円~1,700万円
50歳 1,700万円~1,750万円

役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。なお、日本テレビの平均残業時間は30時間です。

1-2. 日本テレビの給与の口コミ・満足度のまとめ

日本テレビの社員の口コミを分析した結果、給与面で下記3つの傾向があることがわかりました。

  • 待遇に満足している人は多い
  • 年功序列の色が強く、昇給は横並び
  • 中途採用の場合は、新卒入社組よりも給与テーブルが劣るとの声も

待遇に関する評価は、人気企業300社の中でも上位で、満足している人は多いです。

特に、制作や報道の現場だとハードワークな分、年収が高くなる傾向があります。

なお、年収におけるボーナスや手当の割合は多く、ボーナスの支給は四半期に一度となっています。

昇給は年功序列の色が強く、横並びで昇給していきます。

ただし、新卒至上主義の傾向が強く、中途で入社しても同年代と同じテーブルになるわけではないと話す方もいました。

1-3. 同業他社との年収比較

放送/新聞/出版の平均年収は、402万円(転職サイト「doda」調べ)ですから、日本テレビの正社員の平均年収は業界内でもかなり高い水準と言えます。

しかし、同じ大手キー局と比べると以下の通りで、年収が低い点には注意しましょう。

平均年収 平均年齢 平均勤続年数 待遇の口コミ評価
日本テレビ 1,296万円 48.1歳 16.1年 4.0
.フジテレビ 1,621万円 50.3歳 19.2年 3.7
.TBSテレビ 1,312万円 47.0歳 14.7年 3.7
.テレビ朝日 1,400万円 44.8歳 19.6年 4.1
.テレビ東京 1,445万円 47.1歳 19.73年 3.0

※各社最新のIR情報・就職情報サイト・口コミサイトを参考に作成

とにかく高い年収を求める方は、「フジテレビ」といった同業他社も検討しましょう。

1-4. 役職別の年収

日本テレビの役職ごとの年収目安は以下の通りです。

役職目安 年収目安
若手(新卒1~3年目)役職なし 800万円~850万円
若手(新卒3年目以降)役職なし 1,150万円~1,200万円
係長級 1,600万円~1,650万円
課長級 2,100万円~2,150万円
部長級 2,400万円~2,450万円
取締役 6,100万円

1-5. 職種別の年収

日本テレビでは給与を決めるのは役職グレードですから、職種では差がつきません。

しかし、記者や制作など、労働時間が長くなる現場では残業代や手当の分の差は出ます。

1-6. 日本テレビの評価制度

日本テレビでは、目標管理制度のような独自の評価制度に沿って評価されると考えましょう。

主に、業務プロセスが重視され、社員からの口コミでは以下のような声があがっています。

  • 評価基準が曖昧と感じることがある
  • 年功序列で賃金は上がっていく傾向が強い
  • 上司からの印象次第なので、気に入られておく必要がある

1-7. 日本テレビで年収を上げるポイント

評価制度を踏まえ、日本テレビで働きながら年収を上げるためには、下記2点が重要です。

  • できるだけ長く働き、年次での昇給を積み重ねる
  • 日々の仕事ぶりを上司にアピールするなど、上司と良い関係を築いておく

逆に言えば、「上記を行う自信がない」という方は、日本テレビでは大幅な年収アップを期待できないので、他社をおすすめします。

1-8. 日本テレビの福利厚生

日本テレビの福利厚生は下記の通りとなっていて、大手ならではの高水準といえます。

休暇 ・完全週休2日制
・祝日
・年末年始休暇
・有給休暇
・慶弔休暇
・産前産後休暇
・育児休業
・看護休暇
・介護休暇 など
年金・財形関連 ・財形制度
・確定拠出年金制度
退職金 ・あり
その他 ・慶弔見舞金制度
・各種福利厚生制度
・日テレジョイセレクト(選択型福利厚生制度)
・社員食堂
・カフェレストラン
・診療所

以下のように社内には、社員食堂やカフェが用意されているので、業務の合間に利用することも可能です。

画像引用元:日本テレビ採用ページ

2. 日本テレビの年収以外の評判・働きやすさについて

口コミサイトをもとに社員からの日本テレビの評価をまとめると、下記の通りです。

評価 人気企業内順位
待遇 4.0 43位/300社
ワークライフバランス 3.4 154位/300社
キャリア・成長 3.6 39位/300社
やりがい 3.9 22位/300社
職場の雰囲気 4.1 21位/300社

ここまで紹介してきた待遇(給料や福利厚生)以外の下記4項目について、社内からの内部事情も含め、紹介していきます。

  1. ワークライフバランス
  2. 成長・キャリアアップ
  3. やりがい
  4. 職場の雰囲気

2-1. ワークライフバランスに関する口コミ

  • 基本的にはハードワークだが、職場環境は改善傾向にある
  • リフレッシュ休暇の取得など、休みを取ることを推奨されるようになってきている
  • 報道局の記者や担当する番組によっては他の職種に比べてハードとなる

ワークライフバランスに関する評価は、人気企業300社の中でも平均的です。

そもそも大手テレビ局ということもありハードワークな傾向がありますが、近年は働き方改革などの影響もあり、職場環境は改善されていると答える方が多いです。

また、リフレッシュ休暇の取得などが推奨されており、忙しい中でも休みは取れるようになってきています。

ただし、所属する局(報道局など)や、担当する番組によっても大きく異なり、報道局の記者などはスケジュール次第で大きくワークライフバランスが変わります。

会社全体の残業時間の平均は30時間となっており、番組のスケジュールや部署によって更なるハードワークが必要です。

2-2. 成長・キャリアアップに関する口コミ

  • 若手のうちからチャンスが与えられる
  • ただし、若手うちは雑務やリサーチなどの下積みの業務の方の割合の方が多い
  • 面倒見が良い社員が多いので、真剣に取り組んでいれば周囲のフォローも手厚い

成長・キャリアアップに関する評価は、人気企業300社の中でも上位です。

若手のうちからチャンスを与えてくれると話す方が多いです。

ただし、働き始めて数年の間は雑務やリサーチといった下積みの仕事の割合が多く、そういった仕事がこなせるようになってから、徐々にクリエイティブな仕事にチャレンジさせてもらえます。

若手のうちから求められるレベルも高く、面倒見の良い社員が多いので、懸命に取り組んでいれば実力はつきやすいです。

ただし、あくまでテレビ局という特殊な環境であるため、他業種への転職で通用するようなスキルが付くかは疑問とする声もあります。

2-3. やりがいに関する口コミ

  • 自分の携わった仕事が、視聴者に届くことが嬉しい
  • テレビ局で働くことに憧れを持っている方が多く、働いていること自体がやりがい
  • 近年は職場環境も改善されてきたため、満足感は高まっている

やりがいに関する評価は、人気企業300社の中でも22位となっています。

まず、番組制作などに携わる方を中心に、自分の関わった仕事が視聴者の目に触れることが嬉しいと話す方が多いです。

仕事を通じて著名な人とも接する機会があります。

そして、営業の方からは、番組などのを通じての販促活動がうまく行った時などにやりがいを感じるという声もありました。

日本テレビに入社する人には、テレビの制作などに強い興味を持っている人が多く、憧れの現場で働けていること自体にやりがいを感じている人が多いです。

加えて近年は休みも取りやすくなっているため、過剰な負担が減って満足度が高くなっていると話す方もいました。

2-4. 職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ

  • 局ごとの縦割り型の組織体制となっている
  • チャレンジ精神を持つことを推奨しているが、一部上層部の意思決定は保守的と考える方もいる
  • 面倒見が良い社員が多く働きやすい環境
  • 取材の現場などでは、トラブルもあり精神的にきついと語る方も

職場の雰囲気・人間関係に関する評価は、人気企業300社の中でも21位となっています。

まず、組織体制としては局ごとの縦割りとなっており、チャレンジ精神を重視しています。

ただし、上層部の意思決定が保守的と感じる方も一定数います。

また、各職場には面倒見が良い人が多く、仕事に関するコミットメントが高いので、しっかりと育ててくれると話す方が多いです。

ただし、対外的には風当たりが強いと感じる場面があるのも事実で、報道局の記者などからは取材現場でのトラブルなどが辛いとする人もいました。

参考:日本テレビから転職で出ていく人の事情

日本テレビは、刺激的な仕事環境、業界トップとしての地位、高い報酬から正社員として入社した場合、長く働く人が多いです。

しかし、テレビ業界が縮小傾向にあることや、年功序列の傾向の強さから実力で評価されづらい環境との理由で転職を検討されています。

有名作品を手がけて名をあげた方などの中には、ネット配信サービスに転職するなど、現職での経験を活かして転職される方もいます。

参考:日本テレビとあわせて検討される企業との比較

日本テレビとあわせて検討されてるのが、以下の企業です。

  • .フジテレビ:大手テレビ放送事業者でネット配信やVRを使ったデジタルプロデュース事業を展開している
  • .TBSテレビ:毎日新聞グループの大手テレビ放送事業者で、個人視聴率は民放3位
  • .テレビ朝日:関東広域圏を中心にテレビ放送を行う大手テレビ放送事業者で、個人視聴率民放1位タイ
  • .テレビ東京:関東広域圏を中心にテレビ放送を行う、独自性を売りにしたテレビ放送事業者

それぞれの会社の社内からの評価を比較すると以下の通りで、最高得点を赤字にしています。

待遇 ワークライフバランス キャリア・成長 やりがい 職場の雰囲気
日本テレビ 4.0 3.4 3.6 3.9 4.1
.フジテレビ 3.7 3.0 3.2 3.5 3.0
.TBSテレビ 3.7 2.9 3.0 3.3 3.1
.テレビ朝日 4.1 2.9 2.5 3.2 2.8
.テレビ東京 3.0 3.3 3.0 3.5 3.2

一緒に検討される企業と比較すると明確で、日本テレビは待遇の良さをはじめ職場の雰囲気の良さを求める人向けの企業と言えます

私が転職エージェントとして聞いた実際の社員の声

私が転職エージェントとして働く中でも、元社員の方から、以下の点でやりがいに恵まれているという声をよく聞きます。

  • ハードワークだが、番組制作など社会に与えるインパクトが大きい仕事ができる
  • 社名を出すと、著名人でもとりあえず会ってくれることが多い

ただ、年功序列であるため、特に若いうちは成果を出しても昇格は横並びとなる傾向があります。

過去にサポートした中でも、「実力や成果に応じて、昇給などが行われる組織で働きたい」との理由で転職を希望される方もいたため、この点には注意しましょう。

3. 日本テレビはそもそもどんな会社か

引用:Google Maps

日本テレビは東京都港区に本社を置く、民放最大手のテレビ局です。

同社の個人視聴率は民放1位で、ホールディングス傘下には動画配信サービス「Hulu」や、大手フィットネス施設「ティップネス」などもあります。

会社ホームページ:https://www.ntv.co.jp/

3-1. 会社概要

社名 日本テレビ放送網株式会社
設立 昭和27(1952)年10月15日
代表者 石澤 顕
従業員数 1,353人(2024年4月1日現在)
本店所在地 東京都港区東新橋一丁目6-1
事業内容 放送法による基幹放送事業及び一般放送事業、メディア事業、その他放送に関連する事業

3-2. 事業内容

日本テレビの事業内容は以下のとおりです。

メディア事業 放送法による基幹放送事業及び一般放送事業、メディア事業、その他放送に関連する事業

日本テレビは親会社である日本テレビホールディングス傘下で、主にテレビ放送事業を担っており、「しゃべくり007」などのバラエティ番組などを手がけています。

3-3. トップメッセージ

画像引用元:日本テレビホールディングス

日本テレビは、70年の歴史を持つ地上波テレビの中核企業で、「心と未来に、のこるもの。」を掲げています。

地上波ではコアターゲット視聴率で12年連続三冠を獲得し、広告市場で高いシェアを誇りますが、2024年度から新戦略として番組改編やデジタル技術を活用した広告戦略に注力しています。

また、TVerやHuluを通じたデジタル広告やオリジナルコンテンツ、アニメ、映画、イベント事業が好調で、スタジオジブリのグループ加入も話題を呼びました。

今後は、国内外での事業展開を加速し、新たな人事制度や海外戦略センターの設立を通じて社内外の改革を推進し、「感動×信頼のNo.1企業」を目指します。

3-4. 今後の事業展開

親会社である日本テレビホールディングスは、中期経営計画のスローガンとして「テレビを超えろ、ボーダーを超えろ。」を掲げています。

そして、重点目標として以下の3つに注力しており、投資枠1,000億円を設けています。

  • コンテンツの価値最大化
  • 新規ビジネス創出の加速
  • ウェルネス経済圏の構築

上記の中でも、日本テレビのメイン領域の地上波放送との関連性の高い「コンテンツの価値最大化」では、以下3つの戦略を重視しています。

  1. コンテンツ戦略本部の設立・・・戦略的パートナー(ウォルト・ディズニー・ジャパンなど)とのコンテンツ共同開発など
  2. 知的財産(IP)の発掘・・・Nizi Project、THE FIRSTに次ぐ大型IPの開発など
  3. 新たな共創体制の構築・・・ムラヤマ、ビークリー、Disneyに次ぐ共創体制の構築機会の模索

上記を踏まえると、面白い・お客様の役に立てるなど、顧客視点で質の高いコンテンツ作りに取り組みたい人向けの企業と言えるでしょう。

4. 日本テレビへの転職を目指す人へ|採用・求人情報

ここまでの内容を踏まえ、日本テレビへ転職したいと考えている方に向け、日本テレビの採用・求人情報を紹介します。

新卒で日本テレビを目指す、という方は採用ページ(https://www.ntv.co.jp/jinji/)からプレエントリーをし、情報を得ましょう。

4-1. 日本テレビの採用職種

日本テレビの職種は以下のみです。

総合職 コンテンツ制作/報道部門、メディアビジネス/コーポレート部門、ITエンジニア/放送エンジニア部門

具体的に出ていた求人を以下で紹介します。

4-2. 求人情報

ここでは過去に「採用ページ」で募集されていた求人情報をご紹介しますが、「JACリクルートメント」「LHH転職エージェント」「doda」といった大手転職エージェントに登録すれば非公開求人も紹介してくれます。

総合職

求人概要 予定年収 勤務地
Webサービス/インターネット広告プロダクト開発PM部門 応相談 東京都港区
経営戦略・経営企画部門
ビジネスプロデューサー部門(IPビジネス領域)
財務会計・経営管理推進部門
海外ビジネス部門(実写番販セールス)

日本テレビはWEBサービスなどの部門や財務会計などのコーポレート系の職種など幅広く募集を行っています。

現在の年収によって提示されるのが基本ですが、日本テレビならではの高水準(平均年収1,296万円)の年収が期待できます。

ただし、社員からの口コミでは新卒至上主義の傾向があるので、中途はそこまで伸びづらいといった声もありました。

4-3. 採用メッセージ、求められる人物像

中途採用の方全般に向けのメッセージでは、コンテンツ愛と挑戦心にあふれる方を募集しているとしています。

また、財務会計部門の求人においては、歓迎する方の人物像として以下の3つをあげています。

  • バイタリティに溢れる職場で、自ら挑戦してみたいと思う方
  • コミュニケーションスキルが高く、自主性・主体性を持って行動・提案できる方
  • テレビ、映画等エンタテインメントに関心が強く、さらにはネットリテラシーが高い方

上記を踏まえると、バックオフィス系などの部門であっても、テレビ局の仕事に強い関心を持っている方、挑戦する姿勢を持つ方を求めていると言えます。

逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。

4-4. 日本テレビの転職難易度

日本テレビへの転職難易度は「かなり高い(高度なスキルや経験があっても難しい)」です。

中途採用は積極的に行なっている傾向がありますが、高い知名度や、安定性などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。

そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。

  • 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
  • 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする
  • 過去の傾向を分析し、面接・選考対策を徹底的に行う

4-5. 日本テレビへはどうやって応募すべきか

日本テレビに応募するには、以下の3つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。

転職エージェントを使うべきなのは、以下の点で日本テレビの転職に有利になるからです。

  • インターネット上に出ていない、日本テレビの非公開求人に応募できる
  • 日本テレビの傾向を踏まえた選考対策(面接対策、書類添削)をしてくれる
  • 日本テレビ側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
  • 内定時に給与交渉をしてくれる

ページの後半で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、日本テレビに転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です。

これらに登録し、「日本テレビに転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。

上記エージェントは先ほど日本テレビと比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。

5. 日本テレビへ転職する際におすすめの転職エージェント

日本テレビの転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。

この3つに登録し、日本テレビやその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。

これらを選んだ理由は下記3つです。

  • 大手で求人数も多く、日本テレビの求人も持っている可能性が高い
  • 日本テレビへの転職を有利にするためのノウハウを持っている
  • 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる

一つずつ解説していきます。

5-1. JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。

ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。

日本テレビの中でも、年収800万円以上のポジションを狙う方は、必ず使っておきましょう。

ただし、ハイクラスな人材でないと判断されると十分なサポートを受けられませんので注意しましょう。

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

5-2. LHH転職エージェント

lhh

LHH転職エージェント」は、世界的に有名な大手人材会社アデコの運営する、ハイクラス向けの転職エージェントです。

サポートを受けた利用者は、平均で年収を約100万円上げていて、年収アップの転職に強みを持ちます。

これまでの経験を活かしつつ、今よりポジション、年収を上げる転職がしたい方には特におすすめです。

LHH転職エージェント公式ページ:https://jp.lhh.com

5-3. doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

過去のサポート実績から社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、人気企業を目指すなら一度は相談しておきましょう。

doda公式ページ:https://doda.jp/

6. 日本テレビの中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】

この章では、日本テレビの中途採用選考でアピールすべきポイントや、面接の想定質問を紹介します。

6-1. 日本テレビの中途採用で聞かれる想定質問40選

日本テレビの面接を想定して、想定質問を作成しました。年齢別に以下のように40個用意しましたので、準備しましょう。

このページでは、どの企業でも聞かれるような、一般的な質問はあえて入れませんでした。

一般的な質問や、答え方を「プロ直伝!転職面接の質問99例の答え方とわかりやすく伝える全ノウハウ」でまとめていますので、合わせてしっかり準備しましょう。

全ての人が準備すべき質問10個

  1. 日本テレビの経営理念である「正しく速やかな報道、質の高い映像・情報の提供と、テレビという枠を超えた多彩な文化の創造」に共感する点と、その理由を教えてください。
  2. 当社の番組やコンテンツで特に印象に残っているものと、その理由を教えてください。
  3. メディア業界の現状と課題について、あなたの考えをお聞かせください。
  4. これまでの経験で培ったスキルを、当社でどのように活かせると考えていますか?
  5. チームで協力して成果を上げた経験を教えてください。
  6. 新しい技術やトレンドを取り入れた経験と、その成果を教えてください。
  7. 視聴者のニーズを把握するために、どのような方法を用いていますか?
  8. 当社のデジタル戦略について、あなたの意見をお聞かせください。
  9. これまでに直面した最大の困難と、それをどのように乗り越えたか教えてください。
  10. 日本テレビで実現したい目標やビジョンを教えてください。

若手社員(第二新卒〜30歳前後)が準備すべき質問10個

  1. 学生時代や前職での経験が、当社でどのように活かせると考えていますか?
  2. 新しい環境での学びや成長を、どのように進めていくつもりですか?
  3. 当社で特に興味を持っている業務分野と、その理由を教えてください。
  4. チームメンバーとして、どのように貢献することが得意ですか?
  5. 未経験の業務に直面した際、どのように対応しますか?
  6. 初めて参加するプロジェクトでの役割を、どのように理解し、行動しますか?
  7. これまで経験した失敗から学んだことを、どのように当社で活かしていきますか?
  8. 日本テレビで働く上で、何を優先して学ぶべきだと考えていますか?
  9. 異なる世代やバックグラウンドを持つ人たちと働く際、どのようにコミュニケーションを取りますか?
  10. 入社後、最初の半年間で達成したい目標について教えてください。

中堅社員(30代〜40歳前後)が準備すべき質問10個

  1. これまで培ってきた経験の中で、日本テレビのどの事業に最も貢献できると考えますか?
  2. リーダーとして、チームをどのようにまとめてきた経験がありますか?
  3. あなたが過去に提案したプロジェクトが成功した例を教えてください。
  4. 異なる部署やチーム間での調整を行った経験はありますか?その際、どう成果を出しましたか?
  5. これまでのキャリアで、最も大きなチャレンジとその成果について教えてください。
  6. 新しい業務システムやプロセスを導入する際、どのように対応してきましたか?
  7. あなたの経験が、当社のどの部分に一番の付加価値をもたらすと考えていますか?
  8. 複数のプロジェクトを同時進行で管理した経験はありますか?その際の工夫を教えてください。
  9. 日本テレビの競争力を高めるために、自身が具体的にどのような役割を果たせると思いますか?
  10. 部下や後輩の育成で成功した例を教えてください。

管理職、シニア(40代以上)が準備すべき質問10個

  1. チームの長期的な成長を促進するために、これまでどのような戦略を取ってきましたか?
  2. 組織の方向性が不明確な場合、リーダーとしてどのようにチームを導きますか?
  3. 経営層とのやり取りにおいて、どのように価値を提供してきましたか?
  4. 大規模なプロジェクトで、全体の指揮を執った経験について教えてください。
  5. 他企業とのアライアンスや提携に関与した経験があれば教えてください。
  6. 社内のリソース配分を最適化するために、どのような施策を取ってきましたか?
  7. あなたが直面した最も困難な意思決定と、それを乗り越えた方法を教えてください。
  8. 部門全体の生産性を向上させるために、どのようなイニシアチブを実行してきましたか?
  9. 日本テレビでの長期的なビジョンに、あなたがどのように貢献できると考えていますか?
  10. 業界の変化に対応するために、自身のリーダーシップスタイルをどのように調整してきましたか?

6-2. 日本テレビの中途採用選考でアピールすべきポイント

日本テレビへの転職を目指す人がアピールすべきことを、以下の4つに分けて紹介します。

  1. 全ての人がアピールすべきポイント
  2. 若手社員(第二新卒〜30歳前後)がアピールすべきポイント
  3. 中堅社員(30代〜40歳前後)がアピールすべきポイント
  4. 管理職、シニア(40代以上)がアピールすべきポイント

1. 全ての人がアピールすべきポイント

面接の質問に答える際や、職務経歴書を書く際は、以下のポイントを意識し、アピールするといいでしょう。

  • 高品質なコンテンツ制作への情熱と実績
  • 部門間の協力を促進するコミュニケーション能力
  • 新規事業開拓への積極的な姿勢
高品質なコンテンツ制作への情熱と実績

日本テレビは「正しく速やかな報道、質の高い映像・情報の提供」を企業理念として掲げています。

自身が関与したプロジェクトや制作物の具体的な成果を示し、コンテンツ制作に対する情熱と実績を強調しましょう。

部門間の協力を促進するコミュニケーション能力

日本テレビは多様な部門が連携して番組制作を行っています。

異なる部署やチームと円滑に連携し、プロジェクトを成功に導いた経験を具体的に伝えることで、協調性とコミュニケーション能力をアピールできます。

新規事業開拓への積極的な姿勢

日本テレビはテレビの枠を超えた多彩な文化の創造を目指しています。

新しいビジネスやプロジェクトに積極的に取り組んだ経験や、革新的なアイデアを提案・実現した実績を示すことで、挑戦意欲を伝えられます。

2. 若手社員(第二新卒〜30歳前後)がアピールすべきポイント

若手社員で日本テレビへの転職を目指す方は、下記のポイントも伝えられるようにしましょう。

  • デジタルメディアへの深い理解と活用経験
  • 多様な視点を活かしたクリエイティブな発想力
  • 迅速な学習能力と適応力
デジタルメディアへの深い理解と活用経験

日本テレビはデジタル分野への進出を強化しています。

デジタルメディアやSNSを活用したプロジェクト経験や、最新のデジタルトレンドへの知識を持つことは、若手ならではの強みとなります。

多様な視点を活かしたクリエイティブな発想力

若手社員の新しい視点や柔軟な発想は、コンテンツ制作に新風を吹き込む要素として期待されています。

独自のアイデアや企画を提案し、実現に向けて行動した経験を具体的に伝えることで、創造性をアピールできます。

迅速な学習能力と適応力

メディア業界は変化が激しく、新しい技術やトレンドへの対応が求められます。

新しいスキルや知識を短期間で習得し、業務に活かした経験を示すことで、学習意欲と適応力を強調できます。

3. 中堅社員(30代〜40歳前後)がアピールすべきポイント

30代~40歳前後の中堅社員の方は以下のポイントも意識しましょう。

  • プロジェクトマネジメントの経験と成果
  • 業界内外のネットワークとその活用実績
  • 業務改善や効率化への取り組みと成果
プロジェクトマネジメントの経験と成果

中堅社員には、プロジェクト全体を統括し、チームをリードする役割が期待されます。

大規模なプロジェクトを成功に導いた経験や、リーダーシップを発揮した具体的な事例を挙げることで、マネジメント能力を示せます。

業界内外のネットワークとその活用実績

豊富な人脈を活かし、コラボレーションや新規事業の推進に貢献した経験は、企業にとって大きな資産となります。

具体的な協業事例や成果を伝えることで、ネットワークの広さと活用力をアピールできます。

業務改善や効率化への取り組みと成果

業務プロセスの見直しやシステム導入などで、業務効率を向上させた経験は、組織全体の生産性向上に寄与します。

具体的な改善策とその成果を示すことで、問題解決能力と実行力を強調できます。

4. 管理職、シニア(40代以上)がアピールすべきポイント

40代以上の方は以下のポイントも意識しましょう。

  • 組織改革や新規事業立ち上げの実績
  • 人材育成とチームビルディングの成果
  • 業界全体を見渡す戦略的視点と実行力
組織改革や新規事業立ち上げの実績

日本テレビは「テレビという枠を超えた多彩な文化の創造」を目指しています。

組織改革や新規事業の立ち上げを主導し、成功に導いた経験は、経営視点とリーダーシップを示す重要な要素です。

人材育成とチームビルディングの成果

多様な人材の活躍・共生を推進する日本テレビでは、人材育成が重要視されています。

部下やチームメンバーの育成、モチベーション向上、チームのパフォーマンス向上に寄与した具体的な事例を挙げることで、マネジメント能力を強調できます。

業界全体を見渡す戦略的視点と実行力

メディア業界全体の動向を把握し、企業戦略に反映させた経験は、経営層としての視座を示す重要なポイントです。

市場分析や競合他社との比較を踏まえた戦略立案と、その実行による成果を具体的に伝えることで、戦略的思考と実行力をアピールできます。

7. まとめ

日本テレビの年収を紹介してきましたがいかがでしたか?

改めて日本テレビの正社員の平均年収は1,296万円と放送/新聞/出版業界では高い水準です。

ただ、同じ大手キー局の「フジテレビ」や「テレビ朝日」と比べると劣る点には注意しましょう。

これから転職を目指す方は、日本テレビから内定を取るためにも、内定後に年収を上げてもらうためにも必ず転職エージェントを利用するようにしましょう。

下記3社は日本テレビへの転職に強く、日本テレビを目指す方が使うべきエージェントです。

以上を参考に、あなたが理想のキャリアを歩めることを心から祈っています。

(参考)日本テレビと競合他社の平均年収、年齢、勤続年数データの参照元

日本テレビ 有価証券報告書
フジテレビ 有価証券報告書
TBS 有価証券報告書
テレビ朝日 有価証券報告書
テレビ東京 有価証券報告書