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企業別年収

JR九州の年収は?年齢・役職別にわかる実態と全注意点

「JR九州の年収はどのくらい?」「どのように上がっていく?」など、JR九州の年収が気になっていませんか?

JR九州の正社員の平均年収は481万円で、運輸業/郵便業の中でも高いです。しかし、高い年収の裏に、働く上での注意点もあるので、これからJR九州で働こうという人は知っておく必要があります。

このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職支援をしてきた筆者が、JR九州の年収について、知っておくべきことを下記の流れで紹介します。

  1. JR九州の年収は?年齢・役職別にすぐわかる
  2. JR九州の年収以外の評判・働きやすさについて
  3. JR九州はそもそもどんな会社か
  4. JR九州への転職を目指す人へ|採用・求人情報
  5. JR九州へ転職する際におすすめの転職エージェント
  6. JR九州への転職でエージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

最後まで読めば、JR九州の年収はいくらか、年齢・役職別にはどうなのか、他社と比べてどうなのかまで、JR九州の年収の全てがわかるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. JR九州の年収は?年齢・役職別にすぐわかる

JR九州の正社員の平均年収は、481万円です。

これは運輸業/郵便業全体の中では高水準ですが、一緒に検討される大手企業と比較すると「九電工」「西鉄」「JR西日本」には劣ります。

1-1. 年齢別の年収水準

口コミサイトを元に集計すると、JR九州の年齢別の給与の平均値は以下の水準です。

25歳 300万円~350万円
30歳 400万円~450万円
35歳 450万円~500万円
40歳 550万円~600万円

役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。なお、JR九州の平均残業時間は15時間です。

1-2. JR九州の給与の口コミ・満足度のまとめ

  • 同業他社と比較すると年収が低く、待遇に満足している方は少ない
  • コロナ禍でボーナスは下がっている
  • 寮や社宅といった福利厚生は手厚い

待遇に関する評価は人気企業300社の中でも下位で、満足している方は少ないです。

大手他社と比較すると低い傾向にありますが、九州内では相対的に高い傾向があります。

ただ、コロナ禍でボーナスが下がったことで、近年は九州内で高いとは言えなくなってきていると話す方もいます。

年収の構成としては、基本給は低く、年収における手当やボーナスの割合は大きいです。

そのため、内勤の場合は残業代、乗務員の場合は乗務手当などありきで生活プランを考えている方は多いです。

しかし、住宅関連の福利厚生は手厚いので可処分所得は多いです。

1-3. 同業他社との年収比較

運輸業/郵便業の平均年収は、334万円(転職サイト「type」調べ)ですから、JR九州の正社員の平均年収は運輸業/郵便業としてはかなり高い水準と言えます。

一緒に検討される大手企業と比較すると下記の通りで、「九電工」「西鉄」「JR西日本」には劣ります。

平均年収 平均年齢 平均勤続年数 待遇の口コミ評価
JR九州 481万円 40.5歳 14.5年 2.4
.九電工 684万円 38.7歳 16.5年 3.1
.西鉄 574万円 46.2歳 18.9年 2.5
.JR西日本 596万円 38.1歳 15.4年 2.7

社員の口コミにも現れていますが、運送業/輸送業としての給与は高いものの、同業他社の中では低い傾向にあります。

鉄道業界に興味があるという方は、同業他社などにも併せて応募し、条件を比較することをおすすめします。

1-4. 役職別の年収

JR九州の役職別の年収の目安は、それぞれ下記の通りとなっています。

役職目安 年収目安
新入社員~若手社員(3年目まで) 350万円~400万円
若手社員 450万円~500万円
係長 550万円~600万円
助役 600万円~650万円
課長 700万円~750万円
部長 900万円~1,000万円

1-5. 職種別の年収

JR九州は2023年に応募の際の業務区分を撤廃したばかりですが、事業開発などの職種も担当する旧・総合職の年収は高くなります。

  • 旧・総合職(運行といった現業以外の事業開発やコーポレート職なども含んだ職種)
  • 旧・業務職(駅係員、車掌、運転士などの現業の職種のみ)

そのため、今後は、同一職種内でも就業する職務群によって年収が変わる可能性は高いです。

1-6. JR九州の評価制度

JR九州では、目標管理(MBO制度)が導入されていると考えましょう。

年度はじめに目標設定を行い、達成度合いを、期中・期末の面談を通して評価します。

ちなみに社員からの口コミでは、以下のような声があがっています。

  • 年功序列の色は強い
  • 仕事の成果だけでなく、上司に好かれておく必要があると感じる
  • 昇進をするには、試験に受かることが必須となる

1-7. JR九州で年収を上げるポイント

評価制度を踏まえ、JR九州で働きながら年収を上げるためには、下記3点が重要です。

  • 目標は必達、できるだけ大きく目標を超える
  • 評価者である上司の心象が良くなるように、普段からアピールしておく
  • 昇格試験(筆記と面接)に合格し、職位を上げる

逆に言えば、「上記を行う自信がない」という方は、JR九州では大幅な年収アップを期待できないので、他社をおすすめします。

1-8. JR九州の福利厚生

JR九州の福利厚生は下記の通りとなっていて、大手ならではの高水準といえます。

休暇 ・年間休日110日
・年次有給休暇
・有給休暇

・介護休暇
・育児休暇
・産前産後休暇 など
住宅関連 ・寮・社宅
・住宅援助金
年金・財形関連 ・財形貯蓄制度
退職金 ・あり
その他 ・団体保険
・互助会制度
・人間ドック受診補助
・従業員持株会 など

社員の口コミでは、寮・社宅や住宅手当が充実しているという声は多いです。

2. JR九州の年収以外の評判・働きやすさについて

口コミサイトをもとに社員からのJR九州の評価をまとめると、下記の通りです。

評価 人気企業内順位
待遇 2.4 271位/300社
ワークライフバランス 3.3 168位/300社
キャリア・成長 2.6 270位/300社
やりがい 3.3 224位/300社
職場の雰囲気 3.0 199位/300社

ここまで紹介してきた待遇(給料や福利厚生)以外の下記4項目について、社内からの内部事情も含め、紹介していきます。

  1. ワークライフバランス
  2. 成長・キャリアアップ
  3. やりがい
  4. 職場の雰囲気

2-1. ワークライフバランスに関する口コミ

  • 有給休暇は取得しやすいが、シフトの関係で取得日がズレることもある
  • シフト勤務の場合は、土日や祝日に休みが取れることは少ない
  • 職種によっては残業や休日出勤がある
  • 大雨や台風といった場合は緊急で働く必要がある

ワークライフバランスに関する評価は人気企業300社の中でも平均からやや下位です。

有給休暇の取得は推奨されており、実際に休みを取りやすくなっていると話す方は多いです。

ただ、以下のように職種によって取得しやすさは異なります。

  • 事務系の職種:基本的に取得しやすい
  • 運行現場に近い職種:シフトによって変わり、近年は退職者が増えていることから思い通りに取れない場合もある

通常の業務では、事務職の場合は土日休みが多いですが、運行の現場に近いとシフト制なので、土日や祝日に休みが取れないことも多いです。

また、部署や状況によっては、残業時間が長いや休日出勤があるという口コミもあります。

  • 電機設備系の職種・・・設備の不具合などが見つかると土日や深夜でも対応する必要がある
  • 乗務員運行に携わる職種・・・人員が足りない場合は呼び出されることもある。台風などの災害時には緊急で仕事が発生する

会社全体の残業時間の平均は15時間ですが、部署・状況によってはハードワークが必要です。

このほか、引っ越しを伴う異動が多いので、世帯持ちの場合は家族の負担も大きいとの声もあります。

2-2. 成長・キャリアアップに関する口コミ

  • ルーティーンワークが多いため、成長を実感できないという方は多い
  • 総合職の場合は、新卒入社から10年ほどかけて、現場や支社、本社での複数の経験を積んでいく
  • 階層別の研修は整っていると話す方は多い

成長・キャリアアップに関する評価は人気企業300社の中でも下位となっています。

特に多い口コミは、大手のインフラを担っている企業ということもあり、ルーティーンワークが多く成長できている実感が持てないというものです。

事務職の場合でも、新卒から2年間は駅や乗務員として勤務するため、若い年次の方で汎用性のある業務経験を得られていないと話す方が多い傾向にあります。

その後は、グループ会社への配属など複数の部署を経て、ゼネラリストとして経験を積んでいきます。

また、JR九州は階層別研修や海外留学など、成長できる機会は用意されており、手を挙げれば成長できる機会は十分あります。

画像引用元:JR九州

上記を踏まえると、成長できる機会は充分にありますが、自分から積極的に手をあげていかないと成長はできないという点は注意しましょう。

2-3. やりがいに関する口コミ

  • 交通インフラを支えているという実感があるという方は多い
  • 駅員などの場合は、ルーティーンに加えてクレームの対応の多さでやりがいを持てなくなったと話す方もいる
  • 給与に不満があるので、やりがいを持って仕事に取り組めないと話す方もいる

やりがいに関する評価は人気企業300社の中でも下位ですが、やりがいを持って働いている方は多いです。

まず多い口コミは、交通インフラを支えている実感が持てるというものです。

特に、駅員として働く方からは直接顧客からお礼を言われることもあり、やりがいを感じたと話す方がいました。

ただし、駅員も含めた現業職の場合はルーティーンワークばかりで、クレームの対応も多く、やりがいを持てないという声もありました。

そして、昇級幅が少なく、成果を出しても給与に反映されない制度なのでやる気が削がれると話す方もいます。

2-4.職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ

  • 交通インフラを支える企業ということもあり、組織内のルールなどが徹底している
  • トップダウンで仕事が進むことが多い
  • 組織体制は縦割りで風通しが悪いと感じる方は多い
  • 中途入社の増加や出向などによって、雰囲気が変わっているとの声も

職場の雰囲気は人気企業300社の中でも下位です。

まず多い口コミは、安全第一という考え方が徹底されているので、規則が多く堅い組織であるというものです。

安全に対する意識が高いこともあり、指揮系統がはっきりしていて、仕事はトップダウンで進んでいく傾向があります。

そして、安全性を重視しているがゆえに、意思決定までに時間がかかると話す方は多いです。

なお、指揮系統がはっきりしているという言葉の通り組織体制は縦割りで、風通しが悪いと感じる方もいます。

ただし近年は、中途採用の人員の増加や、地元企業への出向も増えており、流動性が高くなっていると感じると話す方も複数いました。

参考:JR九州とあわせて検討される企業との比較

JR九州とあわせて検討されてるのが、以下の企業です。

  • .九電工:九州電力グループの大手電気設備工事企業
  • .西鉄:福岡を中心に鉄道やバスの運営を行う、西鉄グループの大手私鉄事業者
  • .JR西日本:関西をはじめとした西日本を営業エリアとする、大手鉄道事業者

それぞれの会社の社内からの評価を比較すると、以下の通りになります。4社の中で最高得点を赤字、最低得点を青字にしています。

待遇 ワークライフバランス キャリア成長 やりがい 職場の雰囲気
JR九州 2.4 3.3 2.6 3.3 3.0
.九電工 3.1 2.3 3.1 3.3 2.8
.西鉄 2.5 2.6 2.3 3.2 2.8
.JR西日本 2.7 3.4 2.5 3.2 2.9

比較すると明確で、一緒に検討される企業と比較すると、やりがいや職場の雰囲気を重視する方向けの企業と言えます。

3. JR九州はそもそもどんな会社か

引用:Google Maps

国内最大級の鉄道会社で九州が管轄エリアとなります。

九州新幹線などの鉄道事業のほか、不動産事業・九州高速船・JR九州バスにも注力しており、連結売上高のうちJR九州以外の事業が60%を占めます。

会社ホームページ:https://www.jrkyushu.co.jp/

3-1. 会社概要

社名 九州旅客鉄道株式会社
設立 1987年4月1日
代表者 古宮 洋二
従業員数 7,311名(2023年4月1日現在)
本店所在地 福岡市博多区博多駅前3丁目25番21号
事業内容 旅客鉄道事業
海上運送事業
旅客自動車運送事業
旅行業
駐車場業
広告業
損害保険代理業その他の保険媒介代理業
旅行用品、飲食料品、酒類、医薬品、化粧品、日用品雑貨等の小売業
旅館業及び飲食店業
不動産の売買、賃貸、仲介及び管理業

3-2. 事業内容

JR九州の事業内容は以下のとおりです。

運輸サービスグループ 鉄道事業、船舶事業、バス事業など
不動産・ホテルグループ 不動産賃貸業、不動産販売、ホテル業など
流通・外食グループ 小売業、飲食業、農業など
建設グループ 建設業、車両機械設備工事業、電気工事業など
ビジネスサービスグループ 広告業、建設機器販売・レンタル業、ゴルフ場経営など

上記の通り、主力の運送事業のほか、JR博多シティといった、各県の主要駅に隣接した商業施設の運営など、多角化的に事業を展開しています。

画像引用元:JR九州

3-3. トップメッセージ

画像引用元:JR九州

JR九州グループは「安全とサービスを基盤として九州、日本、そしてアジアの元気をつくる企業グループ」をあるべき姿として掲げています。

そして、あるべき姿を達成するための2023年ビジョンを策定し、今後、九州を中心に「住みたい・働きたい・訪れたい」魅力的なまちづくりに取り組んでいきます。

2023年度は、コロナ禍の影響といった外部環境の変化はあるものの、新長崎駅ビルや長崎マリオットホテルの開業によって、西九州新幹線開業効果を最大化し、西九州エリアの街づくりに注力していきます。

そして、事業構造改革も継続的に進め、コロナ終息後も見据えながら、企業価値の向上と九州の発展に尽力していきます。

3-4. 今後の事業展開

JR九州は中長期経営計画「中期経営計画2022-2024」の中で、2030年長期ビジョンを以下のとおり掲げています。

安全・安心なモビリティサービスを軸に地域の特性を活かしたまちづくりを通じて九州の持続的な発展に貢献する

そして、その実現のための重要事項として以下の3つを掲げています。

  1. 事業構造改革の完遂
  2. 豊かなまちづくりモデルの創造
  3. 新たな貢献領域での事業展開

一つ目の、「事業構造改革の完遂」については、主力の鉄道事業のコストカットをはじめとした施策による黒字化など、既存事業での構造改革の実行が主な内容になります。

二つ目の、「豊かなまちづくりモデルの創造」については、以下の2つが注力事項です。

  • 西九州新幹線開業効果の最大化
  • 各エリアにおける成長機会と主な開発案件

上記の、「西九州新幹線開業効果の最大化」については、西九州新幹線の開通に合わせて建築を進めていた新長崎駅ビルなどによる沿線の商圏拡大などが、具体的な施策例として挙げられます。

また、福岡、熊本、鹿児島でも街の開発プロジェクトを進行しており、各エリアでの商圏の拡大を狙います。

三つ目の、「新たな貢献領域での事業展開」については、主に以下の2つの事業領域の強化を行います。

  • BtoB(Business to Business)・・・M&Aによる業態の拡大(土木機器販売などと、レンタル事業など)、業務提携を通した事業拡大(Smart HR社などと提携したSaaS事業への拡大など)
  • BtoG(Business to Government)・・・鉄道以外の都市インフラ工事の受注など

このほか、経営基盤の強化としてDX推進も行っています。

上記を踏まえると、インフラを支える企業ではあるものの不動産をはじめ多角的な事業分野への投資を行っているため、既存事業の枠にとどまらず、街づくりや新規事業にも積極的に挑戦したい方向けの企業と言えます。

4. JR九州への転職を目指す人へ|採用・求人情報

ここまでの内容を踏まえ、JR九州へ転職したいと考えている方に向け、JR九州の採用・求人情報を紹介します。

新卒でJR九州を目指す、という方は新卒採用ページ(https://www.jrkyushu.co.jp/recruit/)からプレエントリーをし、情報を得ましょう。

4-1. JR九州の採用職種

JR九州は人事制度の変更により、総合職と専門職の職務区分の枠を撤廃しましたが、統一された職種を大きく分けると下記の2種類です。

事務系職種 鉄道営業、事業開発、スタッフ分野の企画計画、IT、駅・乗務員等
技術系職種 運輸:輸送、車両、運用、運行管理分野の企画計画・保守管理、IT等
施設:保線、土木、建築(鉄道/事業開発)、機械分野の企画計画・保守管理、IT等
電機:電力、信号通信、運行管理システム分野の企画計画・保守管理、IT等

上記のような職種がありますが、中途採用では事務系の職種で過去に募集を行っていました。

具体的に出ていた求人を以下で紹介します。

4-2. 求人情報

繰り返しになりますが、JR九州では積極的に中途採用を行なっていません。

ここでは過去に「採用ページ」で募集されていた求人情報をご紹介しますが、「doda」「リクルートエージェント」「マイナビエージェント」といった大手転職エージェントに登録すれば非公開求人も紹介してくれます。

事務系職

求人概要 予定年収 勤務地
JR九州のマンションの設計・商品企画 会社規定による 福岡県福岡市など

JR九州の営業エリアは九州全域となるので、どの職種でも勤務地は本社を中心に九州全域となる可能性があります。

そして、JR九州は年功序列の色が強いので、会社平均(平均年収481万円)の年収が期待できます。

4-3. 採用メッセージ、求められる人物像

JR九州は、中期経営計画における人材戦略の基本方針として、

社員の“個”の力の最大化による当社グループの成長

をあげているとおり、社員個人の能力向上を重要視していて、デジタル人材の育成やDX推進による生産性向上などを計画しています。

というものも、中期経営計画2022~2024の期間で、鉄道以外の分野にも積極的にチャレンジを行い、事業領域の拡大を狙っているためです。

具体的な重要事項としては以下の3つをあげています。

  1. 事業構造改革の完遂
  2. 豊かなまちづくりモデルの創造
  3. 新たな貢献領域での事業展開

JR九州は、巨大インフラ企業として”安全”を最重要事項としておいていますが、永続的な発展のため、上記の通り、事業領域の多角化と、事業構造の改革を行なっています。

以上を踏まえると、巨大インフラを支えるため誠実に仕事に取り組む姿勢を持ちつつ、鉄道以外の事業づくりにも果敢に挑戦できる人を求めていると言えます。

逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。

4-4. JR九州の転職難易度

JR九州への転職難易度は「やや高い(スキルや経験が必要)」です。

そもそも中途採用を積極的に行なっておらず、高い知名度や、安定性などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。

そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。

  • 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
  • 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする

4-5. JR九州へはどうやって応募すべきか

JR九州に応募するには、以下の3つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。

転職エージェントを使うべきなのは、以下の点でJR九州の転職に有利になるからです。

  • インターネット上に出ていない、JR九州の非公開求人に応募できる
  • JR九州の傾向を踏まえた選考対策(面接対策、書類添削)をしてくれる
  • JR九州側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
  • 内定時に給与交渉をしてくれる

ページの後半で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、JR九州に転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です。

上記の3社に登録し、「JR九州に転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。

上記エージェントは先ほどJR九州と比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。

5. JR九州へ転職する際におすすめの転職エージェント

実際に、JR九州の転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。

この3つに登録し、JR九州やその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。

これらを選んだ理由は下記3つです。

  • 大手で求人数も多く、JR九州の求人も持っている可能性が高い
  • JR九州への転職を有利にするためのノウハウを持っている
  • 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる

1つずつ解説しますから、この中から3社に登録し、相談しましょう。

5-1. リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、求人の量・転職実績共にトップクラスです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

過去の転職実績も豊富で、社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、JR九州などの人気企業に行きたい場合は必ず相談すべきです。

リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/

5-2. doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。

doda公式ページ:https://doda.jp/

5-3. マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。

新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、30代までの方は積極的に使いましょう。

サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。

マイナビエージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/

6. JR九州への転職でエージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

ここでは、おすすめした転職エージェントを、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

6-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

6-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

6-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば、連絡を無視すれば、問題ありません。

ただ、連絡がしつこく来る場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

6-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

  • 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
  • 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

(参考)ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

6-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

先ほども紹介した通り、転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

6-9. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

7. まとめ

JR九州の年収を紹介してきましたがいかがでしたか?

改めてJR九州の正社員の平均年収は481万円と運輸業/郵便業では高い水準ですが、よく一緒に検討される、「九電工」「西鉄」「JR西日本」には劣ります。

これから転職を目指す方は、JR九州から内定を取るためにも、内定後に年収を上げてもらうためにも必ず転職エージェントを利用するようにしましょう。

下記3社はJR九州への転職に強く、JR九州を目指す方が使うべきエージェントです。

以上を参考に、あなたが理想のキャリアを歩めることを心から祈っています。