20代社内SE向け転職エージェント6選|経験別のおすすめと選び方
「20代の社内SEならどの転職エージェントがいい?」「IT特化がおすすめ?」など、社内SE志望の20代向けの転職エージェントについて気になっていませんか?
社内SEに強いと宣伝するエージェントはいくつもありますが、不人気なブラック求人ばかり紹介する悪質なタイプも多いので注意しましょう。
特に近年は、低品質なエージェントが急増している背景もあり、適当に登録するのは危険で、優良な転職エージェントだけに登録しないと、転職の失敗につながります。
このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、社内SEとして転職を目指す20代におすすめのエージェントについて、以下の流れで解説していきます。
- 結論:20代社内SEが使うべき転職エージェント
- 20代の社内SE向け|転職エージェントの選び方
- 20代の社内SE向け|転職エージェントおすすめランキング
- 20代の社内SE向け|スカウトサービスおすすめ4選
- 20代の社内SEが転職エージェントを使うべき4つの理由
- 転職エージェントを最大限活用するためにすべきこと
- 社内SEの転職についてよくある質問
全て読めば、20代が社内SEを目指すならどの転職エージェントを使うべきか、選び方から使いこなすコツまでがわかり、転職エージェントで失敗することがなくなるでしょう。
著者:I.J(現役転職エージェント)
1. 結論:20代社内SEが使うべき転職エージェント
このページでは社内SEとして転職を目指す20代におすすめの転職エージェントについて、根拠を持って詳しく解説していきます。
長くなってしまったので先に結論を言うと、あなたの経験や年収に合わせて、以下から3社選ぶべきです。
| 社内SE/エンジニア 経験者 |
未経験 | ||
| 現在の年収 〜600万 |
現在の年収 600万〜 |
||
| 1位. レバテックキャリア |
◎ | ◎ | △ |
| 2位. マイナビIT AGENT |
◎ | ◎ | △ |
| 3位. doda |
◎ | ◯ | ◎ |
| 4位. ワークポート |
◎ | ◯ | ◎ |
| 5位. type転職エージェント |
◎ | ◯ | ◎ |
| 6位. JACリクルートメント |
△ | ◎ | × |
おすすめ順に並べているため、迷ったら、キャリアに合わせて上から順に◎を3つ選んでおきましょう。
大手・優良企業の社内SEの求人のほとんどは、この6社に集中していて、ここから選んでおけば間違いありません。
参考までに、それぞれのエージェントを一言で表すと下記の通りです。
| おすすめエージェント | 特徴 |
| 1位.レバテックキャリア | IT特化エージェントの最大手で、都市部の社内SE求人に強い |
| 2位.マイナビIT AGENT | 新卒向けのサービスを通して、大手優良企業と強いパイプを持ち、20~30代のサポートに強い |
| 3位.doda | あらゆる職種に強く、社内SEの求人数・サポート実績もトップクラス |
| 4位.ワークポート | 若手エンジニアからの評判がよく、47都道府県に拠点があって地方にも強い |
| 5位.type転職エージェント | 長年エンジニアの転職に力を入れてきた老舗で、一都三県のIT求人に強い |
| 6位.JACリクルートメント | スペシャリストやマネージャークラスの高収入案件が集中している |
経験者の方は、スカウトサービスも一つは使う
社内SEやエンジニア経験者の方は、以下のようなスカウトサービスも一つは使っておきましょう。
| 対象 | スカウトサービス |
| 年収600万以上の方 | ビズリーチ、リクルートダイレクトスカウト |
| 上記以外で、社内SEとしての転職を目指す方 | Direct type、レバテックダイレクト |
これは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスです。

※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント
企業からのスカウトだと、いきなり面接に進んでスピーディーに内定が出るケースもあるため、登録しておいて損はありません。
即戦力になる経験者を対象としたサービスで、気になるスカウトにだけ返信して面談に進んでみたり、マイペースに転職を進めることもできます。
そもそも社内SEとは
簡単にいうと、会社内の「IT部門」や「情報システム部門」の職員のことで、主な仕事内容には以下があります。
- 自社で使うシステム(例:顧客管理や在庫管理のシステム)の企画や開発
- 社内システムの運用、保守
- 社内のPCやその周辺機器に関する、社員からの問い合わせへの対応
一般的なSEとの違いをまとめると、以下の通りです。
| 社内SE | SE | |
| 主な仕事 | 自社システムの開発~運用 | クライアントとなる他社のシステム開発、運用 |
| 関わるシステム | 自社のシステムのみ | あらゆる企業のシステム |
他社が顧客になるSEと比べると、同じ会社の社員が相手となる仕事で納期の融通が利きやすく、残業が少ないとされています。
ワークライフバランスが実現しやすい職種として、近年人気のIT職種です。
未経験でも転職できる?
対象の求人数はかなり少ないですが、20代ならエンジニア未経験でも社内SEに転職することも可能です。
近年は人手不足もあり、最初の数ヶ月はみっちり研修が受けられるなど、未経験者向けの体制を整える会社も増えています。
ただ、未経験可の求人でも、何らかのエンジニア経験があるなど、IT知識のある方が歓迎される場合がほとんどです。
未経験から目指したい方は、「doda」のような未経験転職にも強い大手エージェントをまず利用しましょう。
可能性があるか、まずどうすべきかといった点で、詳しい担当に親身に相談に乗ってもらえます。
2. 20代の社内SE向け|転職エージェントの選び方
社内SEとして転職を目指す20代の方は、以下の方法で転職エージェントを選んでおきましょう。
- 選び方1. 実績のある大手を選ぶ
- 選び方2. 社内SE求人の豊富なエージェントを選ぶ
- 選び方3. 自分の経験・年収に合わせて選ぶ
この選び方がなぜ重要か解説していきます。
選び方1. 実績のある大手を選ぶ
転職エージェントは大手から中小まで二万社以上ありますが、実績のある大手だけを選ぶようにしましょう。
大手と中小の違いは下記の通りで、大手エージェントの方が転職時に強い味方になります。

企業側もまず大手を頼るため求人が豊富で、個別に紹介を頼まれた、表に出ない好条件な求人もたくさん持っています。
また、サポート経験が多い分、企業ごとに「面接でどう答えれば内定が出やすいか」といったデータも豊富に持っています。
求人、選考対策いずれの面でも優秀で、大手を使うだけでいい会社に入れる確率はグッと高まります。
大手にも下記のデメリットがありますが、使い方次第で解消できるため、大手を選べば間違いありません。
- ×忙しいので放置されることがある(一人の担当が何人もサポートする体制)
→まめに連絡を取ったり、積極的な姿勢を見せれば優先的に対応してくれる - ×中にはハズレの担当もいる
→エージェントを複数使えばハズレの担当者と付き合わなくて済む
知っておくべき裏事情:近年は低品質なエージェントが急増した
下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。

引用:厚生労働省ホームページ
これには、資格さえあれば、ネットで誰でも簡単にエージェント業を始められるようになった背景があります。
新設の中小エージェントにも、エンジニアの転職に特化していたり、優良なものはありますが、以下のようなタイプが多いのが実情です。
- 企業とのパイプが弱く、紹介できる求人が少ない
- 常に出回っているようなブラック求人しか持っていない
- 実績が少なく「会社ごとにどう対策すれば内定が出やすい」といったノウハウがない
こうしたエージェントにあたると、手持ちの求人から内定を出そうと、希望と違う求人をごり押しさたり、転職失敗の原因にもなるため注意が必要です。
優良な業者もありますが、見極めが難しいので、「レバテックキャリア」などの大手の業者を選んでおきましょう。
「20代特化」はおすすめしない!
20代のサポートに特化したタイプはいくつもありますが、まともな求人を持たない中小エージェントが多く、おすすめしません。
常に出回っている未経験歓迎のブラック求人をかき集めて運営されていて、それを「職歴の浅い20代向け」と言い換えて紹介するだけの業者が非常に多いです。
20代の方も、まずは全年代に対応し、良質な求人を多く保有する大手を使いましょう。
選び方2. 社内SE求人の豊富なエージェントを選ぶ
また、選択肢が広がるので、大手の中でも社内SE求人の豊富なエージェントを選んでおきましょう。
ITに特化したエージェントもたくさんありますが、求人が多いとは限らないので注意しましょう。
| 社内SEの求人数 | |
| ウィルオブテック(IT特化) | 約150件 |
| TechClipsエージェント(IT特化) | 約50件 |
| マイナビIT AGENT | 約3,100件 |
| doda | 約7,600件 |
特化していなくても、マイナビやdodaのように、あらゆる業界に強い大手は、社内SEの求人も多いので、積極的に使いましょう。
金融から製造、小売まで、幅広い業界のIT求人が揃っているので、IT以外の業界を志望する方にもおすすめです。
これらにもIT転職の専門部署があり、エンジニアの経験があるなど、業界に詳しい担当のサポートが受けられます。
選び方3. 自分の経験・年収に合わせて選ぶ
また、転職エージェントは、エンジニアとしてのキャリアが自分に合ったものを選んでおきましょう。
社内SEの転職に強いエージェントの中でも、それぞれ以下のように得意にしているジャンルが変わります。
- 社内SEやエンジニア経験者のサポートに強い
- 経験者の中でも、年収600万円~のハイクラス案件に強い
- 未経験からIT職種を目指す人のサポートに強い
ミスマッチなものを選ぶと、「全然紹介が受けられない」となるため、このページを参考にキャリアに合ったものを使いましょう。
特に、社内SEの転職に強い大手の中でも、エンジニア経験者しか相手にしないタイプあるため注意しましょう。
未経験から目指す方は、対象となる求人が多く、初心者のサポートにも強いエージェントを選ぶようにしましょう。
その他ポイント:必ず3社は使って担当を比べる
以上の流れで大手エージェントを選んでも、ハズレの担当がつく場合もあるため、必ず3社は使い、担当者を比べるようにしましょう。
ハズレの担当としては、以下のようなパターンがあげられます。
- 社内SEの知識が不十分で、深い相談ができない
- 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる
一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。
また、転職エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。
ここまでを踏まえ、次の章から、具体的に選ぶべきエージェントを紹介していきます。
3. 20代の社内SE向け|転職エージェントおすすめランキング

今回当ページでは、社内SEの転職に使える上記の大手エージェントを比較し、以下の観点で6社を厳選しました。
- 大手企業が運営
- 社内SEの求人が豊富
- 20代からの評判が極めていい
厳選した6社について、これまでの経験・年収別におすすめ度をまとめたのが以下です。
| 社内SE/エンジニア 経験者 |
未経験 | ||
| 現在の年収 〜600万 |
現在の年収 600万〜 |
||
| 1位. レバテックキャリア |
◎ | ◎ | △ |
| 2位. マイナビIT AGENT |
◎ | ◎ | △ |
| 3位. doda |
◎ | ◯ | ◎ |
| 4位. ワークポート |
◎ | ◯ | ◎ |
| 5位. type転職エージェント |
◎ | ◯ | ◎ |
| 6位. JACリクルートメント |
△ | ◎ | × |
おすすめ順に並べているため、迷ったらキャリア別に、上から順に「◎」を3社選んでおきましょう。
では、それぞれの特徴を解説していきます。
1位. レバテックキャリア:使った人の8割が年収アップ

「レバテックキャリア」は、IT特化型の中でも最大手の転職エージェントで、社内SEやエンジニア経験者は利用必須です。
求人数が多いのはもちろん、現場ごとの内部事情に非常に詳しいこともあり、マッチングの精度が高く、使った人の約8割は年収アップに成功しています。
対応エリアの東京、名古屋、大阪、福岡の都市部で求人を探す社内SE志望の方は必ず使っておきましょう。
| 向いている人 | 社内SE・エンジニア経験者 |
| 求人数(社内SE) | 約2,200件 |
| 対応エリア | 東京、名古屋、大阪、福岡周辺 |
| 運営会社 | レバテック株式会社 |
| 運営歴 | 2005年~ |
レバテックキャリア公式ページ:https://career.levtech.jp/
2位. マイナビIT AGENT:20代のエンジニア経験者は利用必須

「マイナビIT エージェント」は、業界大手のマイナビの運営するエージェントで、特にエンジニア経験者向けの優良求人を多く持っています。
学生向けの就活サイト「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、20代の方は積極的に使いましょう。
サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。
| 向いている人 | 社内SE・エンジニア経験者 |
| 求人数(社内SE) | 約3,100件 |
| 対応エリア | 全国 |
| 運営会社 | 株式会社マイナビ |
| 運営歴 | 1973年~ |
マイナビIT エージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/it/
3位. doda:IT求人数は国内トップクラス

「doda」はパーソルキャリアが運営する、国内でのトップクラスの実績と豊富なIT求人を持つ大手転職エージェントです。
IT専門ではないものの、あらゆる業界の優良なIT求人を取り揃えているため、経験を問わず、全てのIT職種の方におすすめです。
社内SE・WEBエンジニア・アプリケーションエンジニアのように、細かい職種ごとに、強い担当がついてくれて、サポート体制も申し分ありません。
| 向いている人 | 社内SE・エンジニア経験者(現在の年収~600万円)、未経験者 |
| 求人数(社内SE) | 約7,600件 |
| 対応エリア | 全国 |
| 運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
| 運営歴 | 1989年~ |
doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/
4位. ワークポート:全国の拠点で対面の面談が可能

「ワークポート」は、エンジニアや営業職のサポート実績が豊富な大手の転職エージェントです。
あらゆる業界に対応していますが、IT業界に特化したサービスとして始まった歴史があり、IT業界の大手・優良企業と強いパイプを持っています。
全国47都道府県に拠点を持ち、対面でのカウンセリングに力を入れていて、直接相談したい人には特におすすめです。
| 強いジャンル | 社内SE・エンジニア経験者(現在の年収~600万円)、未経験者 |
| 求人数(社内SE) | 約2,600件 |
| 対応エリア | 全国 |
| 運営会社 | 株式会社ワークポート |
| 運営歴 | 2003年~ |
ワークポート公式ページ:https://www.workport.co.jp/
5位. type転職エージェント:一都三県の社内SE転職に強い

「type転職エージェント」は、一都三県(東京・埼玉・神奈川・千葉)のエンジニア転職に強みを持つ、大手転職エージェントです。
エンジニア向けの転職情報雑誌を20年以上発行してきた歴史があり、業界の転職ノウハウにはかなり強いです。
女性向け求人サイトを長く運営するなど、女性のサポートに力を入れていて、女性からの評判が良いのも特徴です。
| 強いジャンル | 社内SE・エンジニア経験者(現在の年収~600万円)、未経験者 |
| 求人数(社内SE) | 約2,800件 |
| 対応エリア | 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、愛知 |
| 運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
| 運営歴 | 1993年~ |
type転職エージェント公式ページ:https://type.career-agent.jp
6位. JACリクルートメント:年収600万円以上のハイクラス案件が集中

「JACリクルートメント」は、IT専門ではないものの、IT業界のハイクラス求人に強い、大手転職エージェントです。
ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。
社内SEの中でも、高収入なベテランやマネージャークラス向けの求人が特に多いため、これらを目指す方は必ず登録しておきましょう。
| 強いジャンル | 社内SE エンジニア経験者(年収600万円〜) |
| 求人数(社内SE) | 約1,600件 |
| 対応エリア | 全国 |
| 運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
| 運営歴 | 1988年~ |
JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/
(参考)ランク外となったIT特化型エージェントまとめ
今回比較したものの、ランク外となったIT特化型エージェントを以下に全てまとめました。
| IT特化型エージェント | 特徴 |
| ウィルオブテック | 2021年にスタートしたITエンジニア特化のエージェント |
| ギークリー | 東京を中心にIT業界の転職に特化 |
| 社内SE転職 | 東京、大阪をメインで社内SEの転職に特化 |
| ウズカレIT | 未経験からのエンジニア転職に特化 |
| TechClipsエージェント | 首都圏のITエンジニア、ITコンサルの転職に特化 |
| クラウドリンク | 2017年にスタートしたITエンジニア特化のエージェント |
| KIKKAKEエージェント | 2020年にスタートしたITエンジニア特化のエージェント |
いずれもこれまで取り上げた大手には、求人数やサポート面で劣り、まず使うべきサービスではありません。
繰り返しになりますが、あらゆる業界に強い総合型の方が、社内SEの求人は充実していて、サポート力も高い傾向があります。
まずは当ページで紹介する大手エージェントを使って転職活動を進めましょう。
転職エージェントの大まかな利用の流れは以下の通りです。
- ネットから申し込み
- エージェントと面談
- 求人紹介を受ける
- 企業に応募
- 面接
- 内定
最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。
面談方法は対面も選べますが、現在はWEBや電話での面談が主流となっています。
申し込みから内定まで、トータルで3ヶ月はかかるケースが多いため、余裕を持って早めに申し込みをしておきましょう。
4. 20代の社内SE向け|スカウトサービスおすすめ4選
社内SEやエンジニア経験者の方は、以下のようなスカウトサービスも一つは使っておきましょう。
| 対象 | スカウトサービス |
| 年収600万以上の方 | ビズリーチ、リクルートダイレクトスカウト |
| 上記以外で、社内SEとしての転職を目指す方 | Direct type、レバテックダイレクト |
これらは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスです。

※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント
企業からのスカウトだと、いきなり面接に進んでスピーディーに内定が出るケースもあるため、登録しておいて損はありません。
即戦力になる経験者を対象としたサービスで、気になるスカウトにだけ返信して面談に進んでみたり、マイペースに転職を進めることもできます。
以下どちらかに当てはまるかで使うべきサービスが変わるので、それぞれおすすめを紹介していきます。
- 年収600万以上の方
- その他、社内SE・エンジニア経験者の方
4-1. 年収600万円以上向け|スカウトサービス2選
年収600万円以上の方には、ハイクラス専門の以下の大手2社がおすすめです。
同じサービスの中でも、上記2社が特に有名で利用する企業も多く、スカウトをもらいやすいです。
迷ったらどれだけの企業が使っているサービスかを公開していて、数が最多の「ビズリーチ」を選びましょう。
| 利用企業数 | 運営会社 | |
| ビズリーチ スカウトサービス最大手 |
34,000社以上 | ビズリーチ (2007年~) |
| リクルートダイレクトスカウト |
非公開 | リクルートグループ (1960年~) |
| doda X |
非公開 | パーソルキャリア (1989年~) |
| マイナビスカウティング | 非公開 | マイナビ (1973年~) |
| ミドルの転職 | 11,000社以上 | エン・ジャパン (2000年~) |
| AMBI | 11,000社以上 | エン・ジャパン (2000年~) |
| アサイン | 非公開 | アサイン (2016年~) |
スカウトサービスの最大の強みは企業から直接スカウトが受けられることですが、企業数が多いほどチャンスは広がり、スカウトも増える傾向があります。
ビスリーチ

「ビズリーチ」は、毎月30,000人以上が登録している今最も勢いのあるスカウトサービスです。
即戦力人材を効率よく採用したい企業が続々と利用を開始していて、登録社数は30,000社を超えます。
一部有料の機能もありますが、最大の目玉である「企業からのスカウトの受け取り、返信」は無料プランでもできるので、まずは無料プランで使ってみましょう。
有料プランの機能とは?
ビズリーチで月5,500円の有料プランに入ると開放される主な機能には、以下があります。
- サイト内の全ての求人の閲覧、応募ができる
- ヘッドハンターのスカウトが全て見られる
自分からも積極的に動きたい人向けの機能ですが、こうした人には、転職エージェントの利用がおすすめです。
紹介される求人にどんどん応募していくなど、自分からも積極的に動けますが、料金は一切かからないからです。
ビズリーチは無料プランで使った上で、求人探しや応募には転職エージェントを活用しましょう。
| スカウトの送り主 | 企業・人材紹介会社 |
| 求人数 | 約160,000件 |
| 対応エリア | 全国 |
| 運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
| 登録企業数 | 約34,000社 |
ビズリーチ公式ページ:https://www.bizreach.jp
リクルートダイレクトスカウト

「リクルートダイレクトスカウト」は、ビズリーチの後を追うように始まった、業界最大手のリクルートが運営するスカウトサービスです。
登録に審査があるビズリーチに対し、審査なしで誰でも登録ができ、全機能を無料で使うことができます。
登録社数は非公開ですが、「最大手だし使っておこう」と考える企業の採用担当者は多いはずで、多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。
ビズリーチが審査に通らず使えなかった方や、さらに可能性を広げたい人は登録しておきましょう。
| スカウトの送り主 | 企業・人材紹介会社 |
| 求人数 | 約490,000件 |
| 対応エリア | 全国 |
| 運営会社 | 株式会社インディードリクルートパートナーズ |
| 登録企業数 | 非公開 |
リクルートダイレクトスカウト公式ページ:https://directscout.recruit.co.jp/
4-2. 年収500万円台までの方向け|スカウトサービス2選
年収500万円台までの社内SE経験者の方は、エンジニア専門の以下2社を使っておきましょう。
同じタイプのサービスは複数ありますが、これらが特に利用企業も多く、実績ある会社のサービスでおすすめです。
| 利用企業数・求人数 | 運営会社 | |
| Direct type エンジニア転職の定番typeのサービス |
求人1,600件以上 | キャリアデザインセンター (1993年~) |
| レバテックダイレクト IT特化型の最大手のサービス |
1万社以上が利用 | レバテック (2005年~) |
| Forkwell | 求人約1,500件 | Grooves (2004年~) |
| Findy | 800社以上が利用 | Findy (2016年~) |
| LAPRAS | 1,000社以上が利用 | LAPRAS (2016年~) |
| paiza転職 | 1,600社以上が利用 | paiza (2012年~) |
| Green | 1万社以上が利用 | アトラエ (2003年~) |
| 転職ドラフト | 840社が利用 | リブセンス (2006年~) |
いずれも転職エージェントとしても有名な以下のサービスも運営しています。
- type転職エージェント
- レバテックキャリア
これらのサービスを通じてIT業界の大手・優良企業との強いパイプがあり、有名企業からのスカウトも期待できます。
※エンジニア専用のスカウトサービスでは、ヘッドハンターのスカウトはなく、企業からのスカウトのみが受け取れます。
Direct type

「Direct type」は、エンジニアの転職に強いtype転職エージェントも運営するキャリアデザインセンターのスカウトサービスです。
運営元は、インターネットが主流になる以前から、エンジニア向けの転職情報誌を発行するなど、IT業界では抜群の知名度を誇ります。
有名企業からスタートアップまで幅広い企業が利用していて、エンジニア向けのスカウトサービスならまず使うべき1社です。
| スカウトの送り主 |
企業のみ |
| 求人数 | 約1,600件 |
| 対応エリア | 主に一都三県(エンジニア、プログラマのみ関東、関西、九州、中部、北海道など) |
| 運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター(1993年~) |
Direct type公式ページ:https://directtype.jp
レバテックダイレクト

「レバテックダイレクト」は、エンジニア・デザイナー特化のサービスでは最大手のレバテックの運営するスカウトサービスです。
スカウトの送付元となる求人数は同じサービスの中でも最も多く、幅広いIT企業からのスカウトが期待できます。
スカウトの9割以上が面接・面談確約で、無差別に送られる営業メールのようなスカウトは少ない傾向があります。
| スカウトの送り主 | 企業のみ |
| 利用企業数 | 1万社以上 |
| 対応エリア | 全国 |
| 運営会社 | 株式会社レバテック(2005年~) |
レバテックダイレクト公式ページ:https://levtech-direct.jp
5. 20代社内SEが転職エージェントを使うべき4つの理由
求人サイトから応募するなど他の方法もありますが、社内SEとして転職を目指す20代の方は、以下の理由で転職エージェントをまず使うべきです。
- 転職でのミスマッチが起きにくい
- 世の中に出ていない”非公開の求人”を紹介してくれ、応募できる
- 選考をより有利に進められることがある
- 転職時に必要なサポートを全て無料で受けられる
実際に使って良かったと感じている社内SEの口コミと合わせて紹介していきます。
理由1. 転職でのミスマッチが起きにくい
転職エージェントを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。
求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。
転職エージェントは、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。
- 職場の雰囲気はどうか、現場のリーダーはどんな人柄か
- 休みのとりやすさ、サービス残業の実態はどうか
- 直近でどれだけ人が辞めているか
現場に通って職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。
「帝国データバンクの調査(2025年)」によると、人手不足を感じる企業の割合は、全業種の中でもIT企業が約7割と最も多く、IT業界の人手不足は深刻です。
採用に苦労していて、とにかく人が欲しいあまり、面接でも肝心なデメリットを教えてくれない企業もあるのが現実です。
社内SEの場合、いざ働き始めてから、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。
- 「社内の他部署との関係が悪く、調整が大変」
- 「頑張っても評価される仕組みがなく、いつまでも昇給しない」
- 「雑用ばかりで、スキルが全然身につかない」
エージェントはこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、転職の失敗を防げるようになります。
なぜここまでしてくれるの?
転職エージェントは、転職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはエージェントにとっても損になるからです。
転職エージェントは、企業にあなたを紹介することで、企業から紹介料を受け取るビジネスです。

この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、事業者に返金するルールがあります。
あなたにすぐに辞められると、転職エージェントは紹介料が手に入らず、大損になるのです。
長く続けられる職場に転職をしてもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。
理由2. 表に出ていない”非公開の求人”を紹介してくれ、応募できる

転職サイトには出ていなかった医療系メーカーの社内SE職を紹介され、非公開求人ならではの好待遇でした。
年収も前職より50万円アップし、研修制度も手厚い。自分一人では絶対に見つけられなかったと思います。
そもそもですが、下記のような優良な求人は、インターネットには中々出てきません。
- 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
- 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
- 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人
これらの求人は、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。
転職エージェントを使えは、求人サイトにはないこれらの高品質な非公開求人にも応募ができます。
逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。
理由3. 選考をより有利に進められることがある

面接対策で模擬質問をやってくれたり、過去にどんな質問があったか教えてくれたりと、企業別の対策がしっかりしていたのが印象的でした。未経験業務にも挑戦したかったので、どう話せば意欲が伝わるかのアドバイスも助かりました。
転職エージェントを使うことで、直接申し込んだ人よりも、選考が有利に進むことがあります。
採用側からすると、どこの誰かわからない人よりも、転職エージェントがプッシュしてくる人の方が安心して採用することができるからです。
エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。
一人で戦うしかない新卒の就活と比べても有利になるため、「新卒時代には狙えなかった大手企業に入れた」という20代の利用者は非常に多いです。
理由4. 転職時に必要なサポートを全て無料で受けられる

働きながらの転職活動は想像以上に大変でしたが、エージェントがスケジュール管理から面接調整までやってくれてとにかく楽でした。
求人の選定も希望に沿ったものをピックアップしてくれるので、自分は書類と面接準備だけに集中できました。
転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。
- キャリアの相談
- 求人の紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 面接や入社の日程調整
- 年収交渉
自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。
特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。
転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。
また、20代は転職経験がなく不慣れな方も多いため、何をすべきか、転職先はどう決めるべきかなど、一から相談できるのも大きなメリットと言えます。
デメリットは使い方次第で解消できる!
転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。
- ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
→老舗、大手のエージェントを選ぶ
→3社は使い、ハズレの担当がついたエージェントの利用をやめる - ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
→年収・経験の面で自分に合ったエージェントを選ぶ
そのため、転職を考えている方は、転職エージェントを使っておけば間違いありません。
転職エージェントに断られた場合は?
転職エージェントは、転職が決まらないと利益が出ないため、自社でサポートが難しい人は、サポートを断るケースがあります。
20代は断られるケースは少ないですが、3社以上に断られた方は、自分で求人を探して応募する求人サイトを使いましょう。

求人サイトなら、IT転職専門で、求人が他サイトと比べても豊富な「Green」がおすすめです。
登録すると、求人を調べられるだけでなく、企業からのスカウトももらえることがあります。
ただ、これまで紹介した他のサービスと比べると以下の通りで、あらゆる点で劣るため、まず使うべきサービスではありません。
| サポート | 求人の質・量 | 選考の有利さ | |
| ①転職エージェント | ◎ 相談〜内定後の交渉まで |
◎ 良質な非公開求人、数多い |
◎ 選考対策・プッシュあり |
| ②スカウトサービス | △ 企業からのスカウトなら無し |
◎ 良質な非公開求人、数多い |
○ 企業スカウトなら書類選考なし |
| ③求人サイト | × 自分でやる |
△ 公開求人、数少ない |
× 自力で頑張る |
求人サイトはネット上に求人を公開して、広く募集しないと人が集まらない小さいベンチャーが多く、有名企業など大手の求人は少ないので注意しましょう。
このページで紹介する転職エージェントを3社以上使っても決まらなかった方のみ、最終手段として使いましょう。
転職エージェントに断られるのはどんな人?
転職エージェントに「転職させられない=お金にならない」人と判断されると、断られてしまいます。
そう判断されるパターンとしては、以下があげられます。
- キャリア・経験がなく、自社と取引のある企業に紹介しにくい
- 転職活動へのやる気が見えず、本当に転職したいのかわからない
1つ目については、このページで紹介している通り、自分のキャリアに合わせて選ぶことで対処できます。
2つ目の転職への意欲の点も、付き合い方次第でイメージを変えることは可能です。
次の章から、正しい付き合い方も含め、転職エージェントを最大限活用する方法を解説していきます。
6. 転職エージェントを最大限活用するためにすべきこと
ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下のポイントを紹介していきます。
- 最初の申し込みを丁寧に行う
- 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
- 経歴・スキルに嘘はつかない
- 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
- 担当者が使えないと判断したら付き合わない
- 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う
優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。
入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。
下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。
- 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
- 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
- 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く
6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
最初の面談でエージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。
エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。
以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。
- 転職予定がかなり先
- そもそも転職への意欲が低い
すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。
6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない
求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。
転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。
いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。
やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。
6-4. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。
長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。
以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。
- こういった求人はないか
- こんな業界は自分でも通るか
自動的に、後回しにされるリスクも
転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。
その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。
この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。
6-5. 担当者が使えないと判断したら付き合わない
どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。
例えば以下のようなケースで、こうした担当に当たったら、変更してもらうか、利用自体をやめましょう。
| 付き合うべきではない担当者の特徴 |
|
担当を変える場合、利用自体をやめる場合でそれぞれ手続き方法を紹介していきます。
担当を変えたい場合
担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。
件名:担当変更のご相談
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。
しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。
つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。
お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。
担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。
各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。
エージェント自体の利用をやめる場合
基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。
ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。
エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。
件名:退会手続きのお願い
〇〇エージェント 〇〇様
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。
(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。
熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。
お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。
退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。
6-6. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく
エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。
転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。
転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。
紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。
7. 社内SEの転職についてよくある質問
最後に、社内SEの転職についてよくある以下の質問に回答していきます。
- 社内SEへの転職は難しい?
- 「社内SEは勝ち組」と言われる理由は?
- 「社内SEはやめとけ」という声が上がるのはなぜ?
- 社内SEへの転職に有効な資格はある?
- すぐに転職する気がなくてもエージェントは使ってもいい?
7-1. 社内SEへの転職は難しい?
少ない求人に対して希望する人が多く、IT業界の中でも転職が難しい職種と言えます。
IT特化型エージェント「レバテックキャリア」の利用者の中でも、エンジニアの半数以上が社内SEを希望しますが、実際に決まるのは5人に1人というデータもあります。(引用元:レバテックキャリア公式)
あらゆる業界の社内SEの求人を豊富に持っていてチャンスが広がるため、「レバテックキャリア」のような大手エージェントは必ず使っておきましょう。
7-2. 「社内SEは勝ち組」と言われる理由は?
勝ち組と言われる主な理由には、以下があげられます。
- 他社のシステムに関わる「SIer」に比べて、納期の融通が利きやすく、プレッシャーが少ない
- IT職種の中でも残業が少なく、ワークライフバランスがいい
- 社内で直接感謝されることも多く、やりがいを感じやすい
- システムの企画段階から関われて、上流工程の経験が積める
「大手エージェントの調査」では、社内SEの平均年収は523万円となっていて、他のIT職種に比べて特別高いわけではありません。
ただ、上記のように仕事内容の面でメリットが多く、勝ち組という評価を受けることが多いです。
7-3. 「社内SEはやめとけ」という声が上がるのはなぜ?
逆に、やめとけと言われる主な理由には以下があげられます。
- エンジニアとしての新しいスキルが身につかない
- 社内の問い合わせ対応など雑用ばかりで、開発の仕事が少ないこともある
- 人事や経理と同列の扱いをうけ、給与が上がりにくい場合がある
最も多いのは、自社のシステムに詳しくなるばかりで、エンジニアとしての新しい知識を得る機会が少なく、スキルが身につかないという声です。
開発の機会が少なくスキルが身につかないと、次に転職したいとなった時も経歴の面で不利になりやすいデメリットがあります。
この点が不安な方は、開発がメインで経験が積みやすい「SIer」への転職を目指すか、開発の仕事が多い社内SEの求人をエージェントに探してもらいましょう。
7-4. 社内SEへの転職に有効な資格はある?
社内SEの転職では、経験や実際のスキルが重視されるため、資格自体が選考で有利に働くことは少ないです。
ただ、決め手になりにくいものの、未経験から社内SEを目指す方は、以下を持っていると意欲があることのアピールにはつながるでしょう。
また、経験者の方は、以下を持っていると、一定のスキルがあることのアピールにはつながります。
- 応用情報技術者:「基本情報技術者」の上位にあたる資格。学習に必要なのは約200時間。
7-5. すぐに転職する気がなくてもエージェントは使ってもいい?
転職すべきかの相談から入る方も多く、使っても問題ありません。
一方、すぐの転職は考えていない方は、まず以下のようなスカウトサービスにだけ登録し、様子を見る方法もおすすめです。
| 対象 | スカウトサービス |
| 年収600万以上の方 | ビズリーチ、リクルートダイレクトスカウト |
| 上記以外で、社内SEとしての転職を目指す方 | Direct type、レバテックダイレクト |
登録するとあなたの経歴やスキルに見合ったスカウトが来るようになり、自分の市場価値や、転職先のイメージがしやすくなります。
ただ、選考で有利になったり、求人の選択肢が増えるため、「具体的に転職を進めたい」となった際は必ず転職エージェントを活用しましょう。
まとめ
20代の社内SEにおすすめの転職エージェントを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
社内SEを目指す20代の方は、以下の方法で転職エージェントを選んでおきましょう。
- 選び方1. 実績のある大手を選ぶ
- 選び方2. 社内SE求人の豊富なエージェントを選ぶ
- 選び方3. 自分の経験・年収に合わせて選ぶ
具体的には、以下からこれまでの経験や年収に合わせて3社登録するのがおすすめです。
| 社内SE/エンジニア 経験者 |
未経験 | ||
| 現在の年収 〜600万 |
現在の年収 600万〜 |
||
| 1位. レバテックキャリア |
◎ | ◎ | △ |
| 2位. マイナビIT AGENT |
◎ | ◎ | △ |
| 3位. doda |
◎ | ◯ | ◎ |
| 4位. ワークポート |
◎ | ◯ | ◎ |
| 5位. type転職エージェント |
◎ | ◯ | ◎ |
| 6位. JACリクルートメント |
△ | ◎ | × |
エンジニア経験者の方は、以下のようなスカウトサービスも一つは使っておきましょう。
| 対象 | スカウトサービス |
| 年収600万以上の方 | ビズリーチ、リクルートダイレクトスカウト |
| 上記以外で、社内SEとしての転職を目指す方 | Direct type、レバテックダイレクト |
当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。









応募前に「この会社は社内SEといっても、実質ヘルプデスク寄り」と正直に伝えてくれて助かりました。思っていた仕事内容とズレがあったので無理に進めずに済み、代わりに開発案件に関われる企業を紹介してくれました。おかげでスキルアップできる希望通りの環境に出会えました。