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営業職向け転職エージェントのおすすめ7選|危険な裏事情と失敗しない選び方

「営業職に強い転職エージェントは?」「どう選べば失敗しない?」など、営業職向けの転職エージェントが気になっていませんか?

営業職は求人自体が多く、どのエージェントも扱っていますが、有名企業や条件の良い求人は、一部の大手エージェントに集中しています。

近年、まともな求人を持たないエージェントが急増していて、選び方を間違えると、ブラックだったり、興味のない営業求人ばかりの紹介になるため注意しましょう。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、営業職向けの転職エージェントのおすすめや選び方について、以下の流れで解説していきます。

全て読めば、営業職はどの転職エージェントを使うべきか、選ぶ上でどんな注意点があり、使いこなすコツはあるかまでがわかり、転職エージェントで失敗しなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

目次

1. まずは結論|営業職におすすめの転職エージェント

このページでは、営業職の転職エージェントの選び方・おすすめについて、根拠を持って詳しく解説します。

長くなってしまったので、結論を先にいうと、下記の表から年収別に3社以上を選ぶべきです。

~500万円 500~
700万円
700~
900万円
900万円~
リクルートエージェント
doda
マイナビエージェント
type転職エージェント
パソナキャリア
LHH転職エージェント
JACリクルートメント ×

これらはいずれも20年以上の運営実績があり、大手・優良企業とのパイプも強い大手転職エージェントです。

参考までに、それぞれのエージェントを一言で表すと下記の通りです。

おすすめエージェント 特徴
リクルートエージェント 営業職の求人数が最多の大手で、地方の求人にも強い
doda リクルートに次ぐ業界No.2で、営業求人も2番目に多い
マイナビエージェント 新卒領域では最大手なのもあり、20~30代の若手向けの手厚いサポートに定評がある
type転職エージェント 首都圏の営業職の求人が豊富で、特に若年層から評価を集めている
パソナキャリア 半数以上の求人が年収800万以上で、女性のハイキャリア転職に強い
LHH転職エージェント 世界60の国と地域でサービス提供実績のある企業が運営元で、外資系の転職に強い
JACリクルートメント ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、年収800万円以上の営業求人が充実

年収600万円以上の方には「スカウトサービス」もおすすめ

年収600万円以上の営業職の方は、あわせて以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。

これは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスで、主に年収600万円以上の方を対象としています。

企業からのスカウトだと、いきなり面接に進んでスピーディーに内定が出るケースもあるため、登録しておいて損はありません。

中でもおすすめは、スカウト型の最大手で、20,000社以上の企業からスカウトが受けられる「ビズリーチ」です。

正社員経験がない20代には専門のエージェントがおすすめ

営業職志望でも、フリーターや無職で正社員経験がない20代の方は、以下の転職エージェントを選んでおきましょう。

最初に紹介した大手エージェントは、主に正社員経験のある方を対象にしていて、経験がないと、「紹介できる求人がない」とサポートを断られる可能性が高いです。

一方で、上記は正社員経験がない20代を対象としていて、こうした方でも積極的なサポートが受けられます。

次の章から、この結論の背景となった、営業職向けの転職エージェントの選び方について解説していきます。

2. 営業職向けの転職エージェントの選び方

営業職としての転職を目指す方は、以下の方法で転職エージェントを選びましょう。

  • 選び方1. 実績のある大手エージェントを選ぶ
  • 選び方2. ターゲットの年収が自分に合ったエージェントを選ぶ

イメージですが、以下のように「会社の規模・実績」、「年収ターゲット」を表にした場合、以下の部分から選べば失敗しにくいです。

エージェントを選ぶ軸

この選び方がなぜ重要かを紹介していきます。

選び方1. 実績のある大手エージェントを選ぶ

大手以外は、求人の質が下がるのでおすすめしない

転職エージェントは、実績の豊富な老舗で、大手の方がいいので、上位20社の中から選びましょう。

転職エージェントを選ぶ軸

大手エージェントと中小のエージェントのメリットデメリットは下記の通りで、大手エージェントの方が転職時に強い味方になります。

大手と中小の違い

大手にも下記のデメリットがありますが、どちらも使い方次第で解消できるため、大手を選べば間違いありません。

  • ×忙しいので放置されることがある(利用者が多く、他にもたくさんの人を担当しているため)
    →自分の年収に見合ったエージェントを選べば、相手にしてもらいやすい
    →まめに連絡を取ったり、積極的な姿勢を見せれば優先的に対応してくれる
  • ×中にはハズレの担当もいる
    →エージェントを複数使えばハズレの担当者と付き合わなくて済む

知っておくべき裏事情:近年は低品質なエージェントが急増した

下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。

引用:厚生労働省ホームページ

これには、資格さえあれば、インターネットで簡単にエージェント業が始められるようになったという背景があります。

新設のエージェントは企業とのパイプがなく、不人気でネット上に常に出回っているような求人しか持っていないことが多いです。

営業職の中でも、きついノルマや長時間労働があるブラックな求人ばかり紹介されるなど、求人の質はまず期待できません。

近年、ネットで簡単にエージェント業が始められる「求人データベース」のサービスが始まり、これを使う新しい業者が増えています。

「求人データベース」はたくさんの転職エージェントが共有する求人データのことです。

データベースの求人は、簡単にいうと売れ残りの集まりで、「不人気ですぐ人が辞める大量採用な求人」がほとんどです。

大手エージェントでも長期間決まらなかった求人が流れ着いているイメージで、実際にデータベース内には以下のように人気とは言えない会社ばかりが並んでいます。

  • きついノルマが有名な保険会社、不動産会社
  • ブラックで有名な飲食チェーン、引越し会社

設立から数年なのに「求人5万件」のようなアピールをする中小エージェントがいたら、ほぼ間違いなくこのパターンなので注意しましょう。

こうしたエージェントにあたると、手持ちの求人から内定を出そうと、希望と違う求人をごり押しさたり、転職失敗の原因にもなるため注意が必要です。

優良な業者もありますが、見極めるのは難しいため、聞いたこともないような中小は避け、実績のある大手だけを使うようにしましょう。

大手なら、世に出回らない優良な営業求人が充実

一方で、大手エージェントは長年の信頼と実績から、企業の採用担当との独自のパイプを持っていて、個別に紹介を依頼された求人も多く保有しています。

こうした求人は、以下のようなレアな優良求人であるケースが多く、一般に出回らないことから、”非公開求人”と呼ばれています。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

こうした人気な求人・高待遇な求人は企業と信頼関係ができているエージェントにしか集まりません。

実績が多い分、「企業ごとにどうすれば内定が出やすいか」といったノウハウにも強く、大手を使うだけで、いい会社に入れる確率はグッと高まります。

選び方2. ターゲットの年収が自分に合ったエージェントを選ぶ

身の丈に合わないエージェントだと、申し込んでも相手にされない

次に、転職エージェントは、ターゲットにしている年収が自分に合った所を選ぶようにしましょう。

実績のある大手エージェントの中でも、それぞれ得意にしている年収層、力を入れている年収層が以下のように違うからです。

  • 一般的な若手向け:20~30代として平均的な年収300~500万円の求人に強い
  • ハイクラス向け:年収600万円以下は相手にされない

これを知らないと悲惨で、例えば高年収の人が、若手向けのエージェントに行くと、高収入な求人が弱く、結果実力通りの待遇で転職できない可能性があります。

エージェントミスマッチ

反対に、600万円以上しか相手にしないエージェントに年収400万円の人が登録してしまうと、相手にしてもらえず、登録しても使い物になりません。

こうならないためにも、当ページで紹介する通り、年収別に自分に合った大手エージェントを使うようにしましょう。

その他ポイント:必ず3社は登録する

優良エージェントにもハズレの担当はいるため、必ず3社以上は登録し、担当者を比べましょう。

ハズレの担当としては、以下のようなパターンがあげられます。

  • 知識のない人、入ったばかりの新人などで、ピンとこないアドバイスが多い
  • こちらの意向を読み取ってくれず、的外れな提案・求人ばかり紹介してくる

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社登録

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。

また、転職エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

ここまでを踏まえ、次の章から、具体的に選ぶべきエージェントを紹介していきます。

3. 大手20社比較!営業職におすすめの転職エージェント7選

agent20

今回当ページでは、上記の大手エージェント20社を比較し、以下の観点で7社を厳選しました。

  • 20年以上の歴史がある老舗
  • 営業職からの評判が極めていい

厳選した7社について、年収別におすすめ度をまとめたのが以下です。

~500万円 500~
700万円
700~
900万円
900万円~
リクルートエージェント
doda
マイナビエージェント
type転職エージェント
パソナキャリア
LHH転職エージェント
JACリクルートメント ×

自分の年収に合わせて、上記の中から3社以上に登録をしましょう。

厳選した以下7社について、それぞれ要点を絞って特徴を解説していきます。

3-1. リクルートエージェント

r-agent

リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、営業職の求人量・転職実績共にトップクラスです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、大手・優良企業の求人も多いので、登録しておいて損はありません。

向いている人の年収 500~900万円
求人数(営業職) 約160,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
運営歴 1977年~

リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/

3-2. doda

doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。

向いている人の年収 ~700万円
求人数(営業職) 約47,000件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
運営歴 1989年~

doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/

3-3. マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。

新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、30代までの方は積極的に使いましょう。

サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。

向いている人の年収 ~700万円
求人数(営業職) 約11,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社マイナビ
運営歴 1973年~

マイナビエージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/

3-4. type転職エージェント

type

type転職エージェント」は、一都三県を中心とした求人を扱う、若年層からの支持が大きい転職エージェントです。

営業職やエンジニアの求人、転職サポートを強みとしており、対象エリアでこれら職種を目指す方には外せない一社です。

女性の転職に特化した求人サイトを長く運営していて、女性の転職ノウハウに強い特徴もあります。

向いている人の年収 ~500万円
求人数(営業職) 約4,600件
対応エリア 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、愛知
運営会社 株式会社キャリアデザインセンター
運営歴 1993年~

type転職エージェント公式ページ:https://type.career-agent.jp

3-5. パソナキャリア

pasonacareer

パソナキャリア」は求人の半数が年収800万を超える、ハイキャリアのサポートに強い転職エージェントです。

運営元のパソナは、人材派遣業の運営歴が40年を超える業界大手で、有名企業とのパイプが強く、大手企業の営業職の求人が充実しています。

また、会社を上げて女性のサポートに力を入れているため、ハイキャリアの女性の方には真っ先におすすめしたい一社です。

向いている人の年収 700万円~
求人数(営業職) 約5,700件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社パソナ
運営歴 1976年~

パソナキャリア公式ページ:https://www.pasonacareer.jp

3-6. LHH転職エージェント(旧 Spring転職エージェント)

lhh転職エージェント

LHH転職エージェント」は、世界60カ国に拠点を持つグローバル企業が運営する、ハイクラス向けの転職エージェントです。

運営元の「アデコ」は、世界中で長年人材派遣サービスを提供してきた実績があり、外資系企業とのパイプが強いです。

国内の有名企業の求人もありますが、外資系の転職ノウハウ、サポート力では頭ひとつ抜けているため、外資系への転職を狙う方には特におすすめです。

向いている人の年収 900万円~
求人数(営業職) 約4,400件
対応エリア 全国
運営会社 アデコ株式会社
運営歴 1985年~

LHH転職エージェント公式ページ:https://jp.lhh.com

3-7. JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗の転職エージェントです。

実績や知名度の高さから、企業側も高待遇の法人営業職など、ハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いため、年収700万以上の方は必ず登録しておきましょう。

世界11カ国にも支店を持っていて国外の会社との取引も多く、外資系企業とのパイプも強い特徴があります。

向いている人の年収 700万円~
求人数(営業職) 約2,200件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
運営歴 1988年~

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

(参考)営業職の特化型エージェントまとめ

これまで紹介してきたのは、全てどの業界、職種にも強い総合型のエージェントですが、営業職だけに特化したエージェントもあります。

ただ、結論、以下のように求人やサポートいずれの面でも優れているため、まずは総合型を使うべきです。

  • 営業職の求人数は10~100倍と多い
  • 大手・優良企業の求人は総合型に集中している
  • 総合型にも営業職の専門部署があり、特化した担当のサポートが受けられる

これまで紹介した総合型を3社使ってもうまくいかなかった方のみ、以下の特化型を使ってもいいでしょう。

営業職特化型エージェント 特徴
1. SQiL Career Agent ・営業の代行やコンサルをする会社の運営で、アピールポイントの整理に強い
・求人は関東がメイン
2. hape Agent(エイプエージェント) ・2013年開始のまだ新しい会社のサービスで、担当も若手が多い
・首都圏、関西、東海と九州の一部のみ対応
3. セールスキャリアエージェント 人材業界・IT業界の営業職、営業職の中でも部長クラスの転職サポートに強い

おすすめ順に並べたため、ご参考ください。

4. その他、営業職の方へのおすすめ

営業職への転職を目指す方の中でも、以下に当てはまる方におすすめの、その他サービスについて解説していきます。

  • 年収600万円以上
  • 正社員経験がない20代

4-1. 年収600万円以上の方へのおすすめ

年収600万円以上の営業職の方は、転職エージェントとあわせて、以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。

スカウトサービスは、経歴やスキルを登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つサービスで、主に年収600万円以上の方を対象としています。

登録するとあなたのプロフィールがデータベースにのり、それを使う企業の人事やヘッドハンターの目に留まると、スカウトが受けられます。

scout

※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント

登録後は待つだけでよく、企業からのスカウトだといきなり面接に進んでスピーディーに内定が決まることもあるため、登録しておいて損はありません。

迷ったらどれだけの企業が使っているサービスかを公開していて、数が最多の「ビズリーチ」を選びましょう。

  登録企業数 運営歴
ビズリーチ 約29,000社 2009年~
リクルートダイレクトスカウト 非公表 2014年~
doda X 非公表 2019年~
AMBI 約2,800社 2017年~
ミドルの転職 なし
(在籍するエージェントからのスカウトのみ)
2015年~

スカウトサービスの最大の強みは企業から直接スカウトが受けられることですが、企業数が多いほどチャンスは広がり、スカウトも増える傾向があります。

ビズリーチ

bizreach

ビズリーチ」は、毎月30,000人以上が登録している今最も勢いのあるスカウトサービスです。

即戦力人材を効率よく採用したい企業が続々と利用を開始していて、登録社数は20,000社を超えます。

一部有料の機能もありますが、最大の目玉である「企業からのスカウトの受け取り、返信」は無料プランでもできるので、まずは無料プランで使ってみるのがおすすめです。

有料プランの機能とは?

ビズリーチで月5,500円の有料プランに入ると開放される主な機能には、以下があります。

  • サイト内の全ての求人の閲覧、応募ができる
  • ヘッドハンターのスカウトが全て見られる

自分からも積極的に動きたい人向けの機能ですが、こうした人には、無料で使える転職エージェントの方がおすすめです。

転職エージェントなら紹介される求人にどんどん応募していくなど、自分からも積極的に動けますが、料金は一切かかりません。

ビズリーチは無料プランで使った上で、求人探しや応募には転職エージェントを活用しましょう。

求人数 約86,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ビズリーチ
登録企業数 約29,000社
在籍ヘッドハンター数 6,200人

ビズリーチ公式ページ:https://www.bizreach.jp

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト」は、ビズリーチの後を追うように始まった、転職業界最大手のリクルートが運営するスカウトサービスです。

登録に審査があるビズリーチに対し、審査なしで誰でも登録ができ、全機能を無料で使うことができます。

登録社数は非公開ですが、「最大手だし使っておこう」と考える企業の採用担当者は多いはずで、多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

ビズリーチが審査に通らず使えなかった方や、さらに可能性を広げたい人は登録しておきましょう。

求人数 約196,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
登録企業数 非公開
在籍ヘッドハンター数 4,300人

リクルートダイレクトスカウト公式ページ:https://directscout.recruit.co.jp/

4-2. 正社員経験がない20代へのおすすめ

営業職志望でも、フリーターや無職で正社員経験がない方は、以下の転職エージェントを選んでおきましょう。

最初に紹介した大手エージェントは、主に正社員経験のある方を対象にしていて、経験がないと、「紹介できる求人がない」とサポートを断られる可能性が高いです。

実際、以下の大手3社は、公式でも以下のように説明しています。

リクルートエージェント 下記の求人は取り扱いが非常に少なくなっております。
新卒者など就業経験をお持ちでない方の求人
・一貫したキャリア、専門知識や経験を必要としない求人
(引用:お申し込みの際の注意点
マイナビエージェント 主に正社員としてのキャリアを有する方を対象とする求人を扱っておりますので、アルバイト経験もしくは派遣経験のみの方、また、正社員としての就業経験が長らくない方の場合、求人をご紹介できる可能性が極めて低くなります
(引用:マイナビエージェントに関するFAQ
doda 正社員・派遣社員・契約社員いずれかの社員としての就業経験をお持ちではない場合や学生・アルバイトご経験のみの場合、サポートが難しい場合があります。
(引用:サービスのご利用について

一方で、これから紹介する3社は正社員経験がない20代をメインでサポートしていて、こうした方でも積極的なサポートが受けられます。

ハタラクティブ

hataractive

ハタラクティブ」は、IT業界に特化した転職サービス「レバテック」も展開する、大手企業が運営の転職エージェントです。

20代で経歴・スキルに自信のない方のサポートに力を入れていて、未経験者向けの優良企業の求人をメインで扱っています。

短期間で内定を出すことを強みとしていて、最短で2週間で決まるケースもあるため、急いでいる人には特におすすめです。

求人数 約3,000件
対応エリア 北海道、関東全域、中部(愛知、岐阜、静岡)、近畿️(三重、大阪、兵庫、京都)、広島、福岡
運営会社 株式会社レバレジーズ
運営歴 2005年~

ハタラクティブ公式ページ:https://hataractive.jp/

就職ショップ

就職shop

就職ショップ」は業界最大手のリクルートが運営する、経歴に自信のない20代のサポートに強い転職エージェントです。

就職ショップから紹介された求人は書類選考なしで面接に進めるため、経歴を理由に書類で落とされる心配がありません。

求人数最多のリクルートの運営で、企業の選択肢もかなり多いため、とにかく多くの求人を見てみたいという人には特におすすめです。

求人数 非公開(登録社数は11,000社以上)
対応エリア 首都圏、大阪、京都、兵庫
運営会社 株式会社リクルート
運営歴 1977年~

就職ショップ公式ページ:https://www.ss-shop.jp/

JAIC

jaic

JAIC」は、上場企業の株式会社ジェイックが運営する、未経験の転職に強い転職エージェントです。

登録すると、厳選した優良企業20社と、書類審査なしで面接できる合同面接会に参加することができます。

元々営業職の転職に特化したサービスだったこともあり、営業職のサポートに強いベテランの担当が多く在籍しています。

求人数 非公開
対応エリア 関東、関西、東北、中部、中国、九州
運営会社 株式会社ジェイック
運営歴 1991年~

JAIC公式ページ:https://www.jaic-college.jp/sales/

30代以上で正社員経験がない場合は?

こうした方には、転職エージェント自体の利用が向かないので、「リクナビNEXT」のような転職サイトをおすすめします。

対象の求人が少なく、正社員になるハードルが高いため、転職を決めないと利益が出ないエージェントはサポートしたがらない事情があります。

こうした方には、転職サイトで自分で未経験歓迎の求人を探して応募していく方が決まりやすく、おすすめです。

5. 営業職の転職にこそエージェントを使うべき4つの理由

転職サイトから自分で応募するなど他の方法もありますが、営業職の方こそ、以下の理由で転職エージェントを使うべきです。

  • 転職でのミスマッチが起きにくい
  • 表に出ない好条件な求人に応募できる
  • 選考で有利になりやすい
  • 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる

理由1. 転職でのミスマッチが起きにくい

転職エージェントを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。

求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。

エージェントは、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。

  • 職場の雰囲気はどうか、現場のリーダーはどんな人柄か
  • 休みのとりやすさ、サービス残業の実態はどうか
  • 直近でどれだけ人が辞めているか

現場に通って職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。

帝国データバンクの調査」によると、2023年時点で国内の半数以上の企業は人手不足を感じていて、採用に苦労している企業が多いのが現状です。

とにかく人が欲しいあまり、面接でも肝心なデメリットを教えてくれない企業もあります。

いざ働き始めてから、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。

  • 「実はきついノルマがあり、達成しないとまともに稼げない」
  • 「サービス残業が当たり前の社風」
  • 「雑用ばかりで、スキルが全然身につかない」

エージェントはこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、転職の失敗を防げるようになります。

なぜここまでしてくれるの?

エージェントは、転職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはエージェントにとっても損になるからです。

転職エージェントは、企業にあなたを紹介することで、企業から紹介料を受け取るビジネスです。

agent-structure

この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、企業に返金するルールがあります。

あなたにすぐに辞められると、転職エージェントは紹介料が手に入らず、大損になるのです。

長く続けられる職場に転職してもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。

理由2. 表に出ない好条件な求人に応募できる

そもそもですが、下記のような優良な営業の求人は、インターネットには中々出てきません。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

これらの求人は、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。

大手・優良企業の営業求人ほど、人気が高いこともあり、このように非公開になるケースが多いです。

転職エージェントを使えは、求人サイトにはないこれらの高品質な非公開求人にも応募ができます。

逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。

理由3. 選考で有利になりやすい

大手の転職エージェントは過去のサポート例から、業界・企業ごとに「営業職はどう対策すれば内定が出やすいか」を知り尽くしています。

前職の実績に自信がない場合でも、仕事への取り組み方などから、採用担当に刺さりやすいアピールポイントをたくさん見つけれくれます。

また、前職の経験をそのままアピールするだけでは難しい、以下のような転職にも強いです。

  • 「他の職種→営業職」の未経験転職
  • 「個人営業→法人営業」のように異なる営業職へのキャリアアップ

前職の何をアピールすべきで、足りないスキル面はどう伝えればポテンシャルを示せるかといった細かいところまでアドバイスがもらえます。

プロが対策してくれて断然有利になるため、こうした難しい営業職の転職のにこそ、転職エージェントはおすすめです。

優秀な担当だと、企業側にあなたの魅力を伝えるなどプッシュしてくれて、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。

理由4. 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる

転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。

特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。

転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。

デメリットは使い方次第で解消できる

転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。

  • ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
    →実績のある大手のエージェントだけを使う
    →3社以上使い、担当者を比べる
  • ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
    →ターゲットとする年収が自分に合ったエージェントを選ぶ

他のサービスと比べても優秀

営業職が転職で使えるその他のサービスには、以下もあります。

転職求人サイト 転職サイトに公開されている求人を探し、自分で応募し、手続きも自分でやる。
例:リクナビNEXT、マイナビ転職
企業の採用ページ 企業のホームぺージで求人を探して自分で応募し、手続きも自分でやる。
スカウトサービス 登録し、企業からのスカウトを待つ。
例:ビズリーチ、リクルートダイレクトスカウト
ハローワーク 公的な職業紹介で、どんな人でも受け入れてもらえる。

これらと転職エージェントを比べた結果は以下の通りで、あらゆる面で優れているのは転職エージェントだけでした。

サポート 求人の質・量 選考の有利さ
転職エージェント
相談〜内定後の交渉まで

良質な非公開求人、数多い

選考対策・プッシュあり
転職求人サイト ×
自分でやる

公開求人、数多い
×
自力で頑張る
企業の採用ページ ×
自分でやる
×
公開求人、数少ない
×
自力で頑張る
スカウトサービス
一部のみのサポート

良質だが、数少ない

企業からのスカウトだと自力
ハローワーク
求人の紹介

数は多いが低品質

簡単な選考対策のみあり

そのため、営業職の転職には、まず転職エージェントがおすすめです。

年収600万円以上の方にはスカウトサービスおすすめですが、これだけに頼ると、「スカウトが来ずにいつまでも決まらない」となる恐れもあります。

そのため、高年収の方も、紹介される求人にどんどん応募するなど、自分からも積極的に動ける転職エージェントをまずは活用しましょう。

転職エージェントの大まかな流れは以下の通りです。

  1. ネットから申し込み
  2. エージェントと面談(対面かWEB、電話)
  3. 求人紹介を受ける
  4. 企業に応募
  5. 面接
  6. 内定

最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。

面談は、どのエージェントも現在はオンラインや電話で行うケースが多いです。

申し込みから内定まで、トータルで3ヶ月はかかるケースが多いため、余裕を持って早めに申し込みをしておきましょう。

6. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

6-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

6-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

6-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

6-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

  • 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
  • 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

(参考)ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

6-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

6-9. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

7. 営業職の転職についてよくある質問

最後に、営業職の転職についてよくある以下の質問に回答していきます。

7-1. 営業職の転職は厳しい?

あらゆる業界で安定して求人があり、未経験でも始めやすいことから、厳しくはなく、比較的しやすい職種といえます。

どれだけ求人があるかは、一人あたり何件の求人があるかを表す「求人倍率」で知ることができます。

以下は大手エージェントdodaのデータですが、営業職は「2.57」となっていて、一人につき2件は求人がある状態です。

職種 求人倍率
ITエンジニア 10.46
機械エンジニア 4.49
コンサル、金融専門職 6.95
営業 2.57
クリエイター 1.51
化学、食品専門職 1.36
事務 0.4

データ引用元:doda「転職求人倍率レポート

エンジニアに比べると少ないですが、比較的求人が多く、転職はしやすい職種といえます。

7-2. 営業職にはどんな種類がある?

営業対象や、売り込む商品によって以下の種類に分けられます。

営業対象(個人か法人か)
①個人営業 ・個人を相手に商品を売り込む(自動車、不動産、保険など)
・目の前の個人と信頼関係が築ければ売れる
②法人営業 ・企業を相手に商品を売り込む(ITサービスや製造機械など)
・企業の複数の責任者を納得させて初めて売れる
営業対象(新規か既存顧客か)
①新規開拓営業 ・新しい顧客を獲得するための営業で、飛び込みや電話、メールで営業をする
・断られることも多く、慣れや強いメンタルが必要だが、高い成績を上げると手当がつくことも多い
②ルート営業 ・すでに取引のある企業を相手に、アフターフォローや新しい商品の提案をする
・契約が取れやすく、ノルマも厳しくない場合が多く、未経験者でも始めやすい
売り込む商品
①有形商材の営業 ・車や不動産など、手で触れられる形のある商品を売る営業
・顧客が商品のイメージが持ちやすく、難易度は低め
②無形商材の営業 ・ITサービスや保険など、形のないサービスを売る営業
・有形に比べて利用イメージがしにくいため、高いプレゼン力が求められる

「個人営業」よりも「法人営業」、「有形商材」よりも「無形商材」の営業が難易度が高いとされています。

その分給与も高くなる傾向があるため、経験者でキャリアアップを狙う方は、これらの営業職がおすすめです。

未経験者の方には、契約が取れやすく、ノルマの条件も厳しいことが少ない、ルート営業がおすすめです。

7-3. 営業職の収入が高い業界は?

目立って高いのは、「医薬品業界」、「証券業界」の営業職です。

dodaの調査」によると、営業職の年収ランキングは、以下のようになっています。

どの業界の営業職か? 平均年収
医薬品(MR) 700万円
証券 570万円
医薬品メーカー 544万円
機械電機メーカー 471万円
銀行 469万円
IT、通信 449万円
住宅設備、建材 447万円
化学、素材メーカー 438万円
クレジット、信販 428万円
インターネット、メディア 421万円

7-4. 20代、30代、40代と年齢別のおすすめエージェントは?

どの年代の方も、以下から年収別に選びましょう。

~500万円 500~
700万円
700~
900万円
900万円~
リクルートエージェント
doda
マイナビエージェント
type転職エージェント
パソナキャリア
LHH転職エージェント
JACリクルートメント ×

エージェントは年齢別におすすめが紹介されることも多いですが、その通り選ぶとミスマッチが起こりやすいです。

若くても高年収の人が「若手向け」を使うと、若手に多い年収300~500万円の求人ばかりで、不満を持つはずです。

逆に、年収400万円の40代の方が、「ミドルクラス向け」を使っても、ハイクラス求人ばかりで相手にされません。

結局、エージェントは年齢よりも年収でサポート対象を選ぶ傾向があるため、最初から年収別に選んでおきましょう。

まとめ

営業職向けの転職エージェントについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

営業職の転職エージェント選びで重要なのは以下2つです。

  1. 優良企業とパイプの強い、実績のある大手だけを使う
  2. ターゲットの年収が合った転職エージェントを使う

年収別におすすめの大手エージェントをまとめると、以下の通りです。

~500万円 500~
700万円
700~
900万円
900万円~
リクルートエージェント
doda
マイナビエージェント
type転職エージェント
パソナキャリア
LHH転職エージェント
JACリクルートメント ×

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。

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