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職務経歴書

栄養士の職務経歴書完全ガイド|例文・テンプレート付きで書き方が丸わかり

「栄養士の職務経歴書の例文が見たい」「実績がない場合どう書けばいい?」など、栄養士の職務経歴書について気になっていませんか?

ネット上に書き方のノウハウはたくさんありますが、多くの採用現場を見てきた経験からすると、誤った情報も多いので注意しましょう。

このページでは、転職エージェントとして200人以上の栄養士の職務経歴書を添削し、内定に導いてきた筆者が、栄養士の職務経歴書について、以下の流れで解説します。

  1. 栄養士の職務経歴書をつくる3ステップ
  2. 栄養士の職務経歴書の書き方【見本・例文付き】
  3. 無料ダウンロード可|栄養士の職務経歴書のテンプレート集
  4. 職務経歴書の提出時のポイント
  5. 最高の状態で応募するには、プロの添削は必須

全て読めば、栄養士の職務経歴書は、具体的にどう書くのが正解か、レベルアップの秘訣までがわかり、職務経歴書で失敗しなくなるでしょう。

著者:O.H 30代(医療機関の人事経験者)
著者情報を詳しく見る
oh
医療法人の人事部で採用担当として約8年勤務し、延べ100名以上の採用に関わる。

その後、コメディカルに特化した転職支援会社に移る。栄養士・技師・リハ職など、専門職の支援実績は500件以上。

人事の経験をもとにした、医療職向けの採用される応募書類・面接対策のアドバイスには定評がある。

毎朝5時に起床し、白湯と軽いヨガで体調を整えるのが日課。

1. 栄養士の職務経歴書をつくる3ステップ

職務経歴書は、あなたのこれまでの職歴やスキル、自己PRをまとめた書類で、中途採用では履歴書と一緒に提出が求められます。栄養士職務経歴書

引用:栄養士の職務経歴書「Word版テンプレート」

「これまで何をしてきたか」「何ができる人なのか」を書き、自分を売り込むカタログのような存在です。

職務経歴書のゴールは、採用側にあなたが「マッチした長く活躍できる人材」と思わせることです。

そのためにも、書くにあたって以下の3ステップを意識しましょう。

  1. 応募先が、どんな人材を求めているかを知る
  2. 求める人材にあった自分の経験・強みを洗い出す
  3. マッチした経験・強みを強調してつくる

STEP1.応募先が、どんな人材を求めているかを知る

まずは、求人や採用ページにある以下の情報をもとに、応募先がどんな人材を求めているかを知りましょう。

  • 求める人物像
  • 必須条件、歓迎条件
  • 具体的な仕事内容やミッション(同じ経験があったり、成果を出せそうな人が求められる)
  • 病院・施設の経営理念(そこに共感できる人が求められる)

求人には、こうした「どんな人が欲しいか」の情報がたくさん含まれています。

まずはこれらを丁寧に読み込んで、どこを目指してアピールすべきかをつかみましょう。

栄養士で求められる人材とは

栄養士の求人では、以下のような人材が求められるケースが多いです。

  • チームで協力できる人(調理師、介護職、保育士、看護師など、他職種と連携しながら業務を進められる)
  • コミュニケーション能力がある人(患者や入所者、園児、他の職員などと円滑にやり取りできる)
  • 衛生管理を徹底できる人(食中毒予防など調理場のルール遵守がしっかりできる)
  • 観察力がある人(食事量・体調の変化などから、献立や調理方法の改善につなげられる)
  • 責任感がある人(安全に食事を届けるために、小さな確認も怠らず、任された仕事を丁寧に進められる)

応募先では、中でもどんな人材を求めているのか、求人を細かくチェックしましょう。

STEP2. 求める人材にあった自分の経験・強みを洗い出す

次に、自分が応募先が求める人材と、アピールできる経験や強みがないか、これまでの職歴を振り返りましょう。

【例】

求める人物像「コミュニケーション能力がある方」

丁寧な聞き取りや伝え方の工夫などを通して、トラブルを解決したり仕事でいい成果を出した経験はないか振り返る

大きな成果を上げていなくても、工夫して取り組んだ経験があれば通用するので、細かく洗い出しましょう。

STEP3. マッチした経験・強みを強調してつくる

次に、求める人物像にあった経験・強みを、自己PRに盛り込むなど、強調した職務経歴書を作りましょう。

応募先と関係ない強みまで、あれもこれもとアピールする人がいますが、それでは採用担当に刺さりません。

応募先に合った経験・強みをアピールすれば、自社に合った人材とみなされ、普通に面接に進めるようになります。

具体的な作り方について、次から詳しく解説していきます。

2. 栄養士の職務経歴書の書き方【見本・例文付き】

次に、具体的な栄養士の職務経歴書の書き方について解説していきます。

どの業界・職種も同じですが、栄養士でも、職務経歴書は以下の5ブロックで作るのが定番です。

それぞれ、意識すべきことや記入例を解説していきます。

  1. タイトル・日付
  2. 職務要約
  3. 職務経歴
  4. 活かせる資格・スキル
  5. 自己PR

①タイトル・日付

タイトル

最初に大きめのフォントで「職務経歴書」とタイトルを中央揃えで入れます。

そして、その下に右端揃えで氏名と日付を入れます。

日付は、提出方法によって以下を入れましょう。

  • メールで提出:送付日
  • 郵送で提出:投函日
  • 面接時に持参:面接日

②職務要約

職務要約

職務要約は、あなたが「どんな仕事をしてきたか」のあらすじです。

200~300文字で、以下2点を入れた内容で書きましょう。

  1. これまでの職歴(どこで、どれだけの期間、何をしてきたか)
  2. 応募先にとって魅力を感じる経験・スキル・実績のアピール

最初に読まれるつかみの部分で、ここで自社に合わないと判断されると、その先は読んでもらえません。

求人票をしっかりチェックして、求める人物像に合った強みをアピールしましょう。

栄養士の例文

求められる人物像が「衛生管理を徹底できる人」の場合
病院の栄養科で4年間勤務し、衛生チェック・温度管理・調理工程の見直しなど、安全な食事提供を最優先に取り組んできました。
特に新人スタッフが多い時期には、分かりやすいマニュアル整備や声かけを行い、ヒヤリハットの大幅減少に貢献。
小さな見落としが大きな事故につながる現場だからこそ、丁寧さと継続した管理を大切にしています。
求められる人物像が「チームで仕事を進められる人」の場合
保育園で3年間勤務し、保育士・調理スタッフ・看護師と連携しながら日々の献立作成や食育活動に取り組んできました。
情報共有の仕組みを整えたことで、アレルギー対応ミスの防止や食事時間のスムーズな運営につながりました。
職種の垣根を超えて協力する姿勢を評価いただき、チームワークを大切に働いてきました。
求められる人物像が「観察力のある人」の場合
特別養護老人ホームで5年間勤務し、食事量・食べ残し・表情の変化などから体調のサインを読み取り、献立や提供方法を随時調整してきました。
気づいた変化は介護職や看護師と即時共有し、早期対応につなげる体制を構築。
「よく見てくれている」と高く評価され、食欲低下の改善に貢献した実績があります。

③職務経歴

職務経歴

職務経歴では、あなたがこれまで、どこでどんな仕事をしてきたかを具体的にまとめていきます。

ここで最低限入れいるべき内容は、以下の3つです。

  1. どれだけの期間、どんな職場で働いていたか
  2. どんな仕事をしていたか
  3. 働く中で何を心がけていたか

一つ目の会社情報は全て必要ですが、その他は経歴の中から全てを書く必要はありません。

応募先の求める人材に合わせて、アピールできそうな内容を選んで書いていきましょう。

書くこと1. どれだけの期間、どんな職場で働いていたか

履歴書のように勤務先を出すだけでなく、採用担当が具体的にイメージしやすいように書きましょう。

以下の情報を入れることで、「どんな規模」「どんな立場」で仕事をしていたかが伝わりやすくなります。

  • 勤務先の定員(病院の病床数・施設の入所者数・保育園の園児数など)
  • 勤務先の職員数
  • 配属先の体制(栄養士◯名 調理師◯名など)
  • 雇用形態

栄養士の例文

×悪い例
〇〇ホーム(2019年4月~2023年3月)
栄養士として勤務。
◯良い例
どんな職場にいたかイメージしやすい
医療法人〇〇会〇〇ホーム(2019年4月~2023年3月)
【定員】入所100名
【職員数】全体40名
【配属先体制】栄養士2名/調理師3名/パート調理員5名
【雇用形態】正社員

書くこと2. どんな仕事をしていたか

やっていた仕事も、「献立作成を担当」のようにあっさりでなく、具体的に書きましょう。

採用担当が仕事ぶりをイメージしやすいので、担当業務から仕事量まで細かく書くことが大切です。

また、即戦力になるアピールになるので、応募先の求人に書かれた業務内容で、やっていたものがあれば、必ず書いておきましょう。

栄養士の例文

×悪い例
献立作成や調理業務を担当していました。
◯良い例
具体的でイメージしやすい
・1日約300食(朝昼夕)の提供に関わり、献立作成・食材発注・在庫管理を担当
・利用者の食事量・食べ残しの変化を確認し、味付けや食材の組み合わせを調整
・調理スタッフへの衛生指導や新人パートへの作業指示を担当
・行事食や季節メニューの企画も行う

書くこと3. 働く中で何を心がけていたか

あなたの仕事に対する姿勢や、能力をアピールできるので、業務の中で何を意識して働いたかも書きましょう。

わかりやすくなるので、業務内容と一緒にそれぞれにした工夫などを書いていくのがおすすめです。

栄養士の例文

◯良い例
仕事に対する姿勢が伝わる
◾️業務内容
・1日約300食(朝昼夕)の提供に関わり、献立作成・食材発注・在庫管理を担当
・利用者の食事量・食べ残しの変化を確認し、味付けや食材の組み合わせを調整
・調理スタッフへの衛生指導や新人パートへの作業指示を担当
・行事食や季節メニューの企画も行う
◾️心がけたこと 
利用者様が少しでも食べやすくなるよう、気づいた変化を見逃さずに小さな調整を積み重ねる姿勢を大切にしていました。

※職歴が多い場合は、一部省略してもいい

3つ以上の職場を経験していたり、職歴が多い方もいるでしょう。

こうした方は、直近2つ以外は、勤務先の情報と期間のみにして、業務内容などは省略しても構いません。

職歴が多い場合

全て書くと、話が広がりすぎて、強みが伝わりにくくなりますし、採用側も直近の情報を重視するため、省略で問題ありません。

④活かせる資格・スキル

活かせる資格スキル

ここでは、資格やスキルなど、応募先で活かせるものをメインで記入しましょう。

栄養士の資格については、取得年月まで書きましょう。

栄養士の例文

◯良い例
・管理栄養士免許(2020年3月取得)
・栄養士免許(2018年3月取得)
・普通自動車第一種運転免許(2012年7月取得)
・献立作成や発注・在庫管理を、調理スタッフと連携しながら円滑に進める業務調整スキル

⑤自己PR

自己pr

自己PRを作る際に重要なのは以下3つです。

  • アピールする強みは、企業の求める人材に合わせて1~2個に絞る
  • 結論ファーストで、300字程度で
  • イメージしやすいように、具体的なエピソードを入れる

具体的には、以下の3つの流れで作りましょう。

①強みになる経験・スキル
例:私の強みは、食事量や表情の変化から小さなサインに気づき、早めに対応できる観察力です。
②その強みを裏付けるエピソード
例:利用者様の食べ残しが急に増えた際、介護職と情報を突き合わせ、嚥下低下の兆候に気づきました。
すぐに形態を調整し、医療職にも共有することで誤嚥のリスクを下げることができました。
③強みを活かして、応募先で頑張りたいという思い
例:貴施設でも変化を見逃さず、安心して食べられる食事提供に貢献したいと考えています。

強みをいくつもあげたり、具体的なエピソードがないと、伝わりにくくなるので注意しましょう。

また、応募先で活かせない強みでは意味がないので、必ず求人をチェックするなどして、応募先が求める強みをアピールしましょう。

⑥その他全体を通して意識すべきポイント

ここまで解説した以外で、職務経歴書を書く上で、意識すべきことを以下に全てまとめました。

  • 読みやすい見た目を意識する
  • 誰にでもわかる表現で書く
  • 数字は積極的に使う
  • ネガティブなことは書かない
  • 自信がなさそうな表現はしない
  • 経歴に弱点がある人は、説明を入れておく
  • 未経験でも、アピール材料は必ずある

ポイント1. 読みやすい見た目を意識する

読み手に内容が伝わりやすくなるので、職務経歴書は以下を意識して描きましょう。

職務経歴書を書く際のポイント

採用担当は、一枚につき数分しか目を通さないことも多く、流し読みでも伝わる構成にするのが重要です。

改行なしでびっしり書き込んだり、読みにくい状態だと、いくら内容が良くても読んでもらえません。

ぱっと見を良くするだけで、読み手のことを考えられる、プレゼン力のある人材としてアピールにもなります。

ポイント2. 誰にでもわかる表現で書く

職種や業界特有の専門用語はなるべく使わず、使う場合は解説を入れるなど、誰にでもわかる表現を意識しましょう。

最初に書類審査をするのは、募集職種の現場を知らない人事というケースも多いです。

専門的すぎると読んでもらえず、不利になるので、医療業界の未経験者でも理解できるレベルを意識して書きましょう。

栄養士の例文

×悪い例
専門用語が多い
MNAスコアを用いた栄養リスク評価を実施し、エネルギー必要量を再設定しました。
◯良い例
誰にでもわかる表現
毎日の食事量や体重の変化をこまかく確認し、「食事が足りているかどうか」を早めに判断できるようにしました。
必要に応じて食事内容を見直し、無理なく食べ続けられるよう調整しました。

ポイント3. 数字は積極的に使う

内容に説得力が出るので、全体を通して、数字を積極的に使っていきましょう。

以下のように、数字を使うだけで、実績のすごさが一気に伝わりやすくなります。

  • 数字なし:食事の工夫に取り組み、スタッフと連携して業務改善を行いました。
  • 数字あり:1日約300食の提供に携わり、食材の在庫管理方法を見直すことで廃棄量を月10kg削減しました。

栄養士が数字を入れられる主なポイント

  • 担当食数(例:1日◯食を担当、1ヶ月で◯品の献立作成)
  • 食事量の変化(例:食事量が◯%改善、食べ残しが◯%減少)
  • チーム構成・役割(例:栄養士◯名・調理師◯名のチームで勤務、新人◯名を指導)
  • 業務改善の成果(例:調理時間を◯分短縮、発注ミスを月◯件→◯件に減少)

ポイント4. ネガティブなことは書かない

前職の悪口など、ネガティブな内容は書かないようにしましょう。

いくら事実でも、応募書類に書かれていると、なんでも人のせいにする面倒な人という印象を与えます。

そもそも、職務経歴書には退職理由を書くルールはないので、指定がなければ書く必要はありません。

もし書く際は、「こんな仕事がしたかったから」のように、前向きな姿勢が伝わるよう内容にしましょう。

栄養士の例文

×悪い例
前職への不満だけ
前の病院は方針がころころ変わり、調理場も現場も混乱続きでした。
上司の指示も明確でなく、やりたい仕事とは程遠い環境だったため退職しました。
◯良い例
将来に向けた、前向きな内容
急性期病院で栄養管理や衛生業務に幅広く携わる中で、栄養指導や生活習慣改善にも関わりたいという思いが生まれました。
貴院では栄養相談や多職種での退院支援に力を入れていると知り、私の経験を活かしつつ、より患者様に寄り添った支援をしたいと考え応募いたしました。

ポイント5. 自信がなさそうな表現はしない

未経験からの応募だったり、スキルに自信がなくても、変に謙遜したり、自信がなさそうな内容は書かないようにしましょう。

採用側を不安にさせるだけでメリットは一つもなく、高確率で落とされてしまいます。

自信がない方も、選考のためと割り切って、活かせる経験・意欲を打ち出して、活躍できる人材と堂々とアピールしましょう。

例文(未経験から食品メーカーに応募)

×悪い例
自信がなさそう
商品開発の経験はなく、味づくりにも自信がありません。最初は迷惑をかけると思いますが、努力して覚えていきたいです。
◯良い例
経験を活かして、活躍できるアピール
高齢者施設で5年間勤務し、献立作成・味付けの調整・食べやすさの改善などに一貫して携わってきました。
日々の試行錯誤を重ねる中で、「より多くの人に喜ばれる食のアイデアを形にする仕事」に強い関心を持つようになりました。
これまで培った味の組み立てや改善提案の経験を生かし、御社の商品開発にも貢献したいと考えています。

ポイント6. 経歴に弱点がある人は、説明を入れておく

以下のように、経歴的に不利になる弱点がある人は、先回りして説明を入れておきましょう。

  • 転職回数が多い
    →どんな理由で転職をしてきたのか、前向きな理由を書く
  • 働いていない、空白期間がある
    →前向きな目的や、致し方ない事情を説明しておく
  • フリーターをしていた
    →「夢を追うため」のように、前向きな目的でフリーターだったことを説明する
  • 病気で休職していた時期がある
    →現在はすっかり良くなり、仕事に支障はないことをはっきり書く

一言説明を入れておくだけで、こうした経歴の方でも「一度面接で会ってみよう」となる確率は大きく上がります。

(参考)履歴書の志望動機はどう書いたらいい?

職務経歴書には記入不要ですが、履歴書の志望動機欄も、何を書くべきか悩む方が多いので、参考に解説します。

志望動機は以下3つの流れでまとめれば、簡単に作れます。

  • ①これまでの経験をもとに、どんな仕事がしたい・職場で働きたいという思いを伝える
    例:これまで保育園で栄養管理や献立作成、アレルギー対応、食育活動に携わってきました。
    日々のやり取りを通じて、子どもたちの成長を「食」で支えることにやりがいを感じ、より丁寧に関われる環境で働きたいと考えるようになりました。
  • ②応募先の強みや特徴が、自分の理想にマッチすることを伝える
    例:貴園が行事食や食育に力を入れ、職員間での連携を重視している点に強く惹かれています。
  • ③応募先に貢献できる、スキルや経験を持っているアピールをする
    例:これまでの経験で培ったわかりやすい説明力や調理スタッフとの調整力を活かし、安心で楽しい食環境づくりに貢献したいと考えております。

例文のように、300文字程度にまとめられれば、そのまま履歴書に記入ができます。

採用する側は、ミスマッチな人を採用して、すぐに辞められてしまうことを最も嫌います。

この流れで作ると、あなたが本当にマッチした人材で、長く働いてくれる印象を与えることができます。

NGな志望動機

以下のような内容は入れないようにしましょう。

  • 給料や休みの多さなど、待遇面の良さだけを挙げる
  • 志望のきっかけとなった職場の魅力が、どこにでも当てはまる内容

待遇の良さだけを理由にすると、意欲が感じられなかったり、待遇次第ではすぐにまた転職してしまうと思われ、内定は出にくくなります。

また、志望理由となる応募先の強みが「患者様ファースト」のようにどこにでもある内容だと、他でもいいのでは?と疑問を持たれて、意欲が伝わらなくなります。

応募先の求人や公式ページをチェックするなどして、以下のような独自の強み・データをもとに作りましょう。

  • 代表者や調理責任者の考え方
  • 利用者の特徴
  • 教育や研修の制度
  • 職場の雰囲気

応募先別|志望動機の例文

主な応募先別に、3つの流れで作った志望動機の例文をまとめたので、ご参考ください。

病院
①これまで保育園と給食委託会社で献立作成や衛生管理に携わる中で、より専門性の高い栄養管理に挑戦したいという思いが強くなりました。
②貴院は栄養管理チームやNSTの活動が活発で、専門職として学び続けられる環境が整っている点に魅力を感じています。
③これまで培った献立設計・衛生管理の経験を基礎として、貴院の指導体制のもとで臨床栄養の知識を高め、患者様の回復に貢献したいと考えています。
介護施設
①調理現場で働く中で、嚥下状態に合わせた食事づくりに興味を持ち、より専門的に学びたいと思うようになりました。
②貴施設は嚥下食の開発や研修制度が充実しており、スキルを高められる環境に惹かれました。
③これまでの献立作成や味付け調整の経験を基盤に、貴施設の技術を吸収し、安全で食べやすい食事提供に貢献していきたいです。
保育園
①これまで給食業務に携わる中で、子どもの成長に食が大きく影響することを実感し、保育の現場で食支援がしたいと考えるようになりました。
②貴園は食育活動に力を入れており、子どもたちに食の楽しさを伝えられる点に魅力を感じています。
③献立作成や食材選びの経験を活かし、子どもが安心して食べられる環境づくりに貢献したいと考えています。
給食会社
①これまで高齢者施設や園で働く中で、さまざまな現場のニーズに応じた食事づくりに興味を持つようになりました。
②貴社は病院・施設・企業など多様な現場を担当しており、経験の幅を広げられる点に魅力を感じています。
③調整力と献立作成の経験を活かし、どの現場でも安定した食事提供に貢献したいと考えています。
食品メーカー
①献立作成や味付け調整を続ける中で、「食べる人の声を形にする商品づくり」に興味を持つようになりました。
②貴社は試作・改善を重ねながら商品開発を行っており、現場の意見を取り入れる姿勢に魅力を感じました。
③味の組み立てや改善提案の経験を活かし、より多くの方に喜ばれる商品づくりに貢献したいと考えています。

3. 無料ダウンロード可|栄養士の職務経歴書のテンプレート集

栄養士の職務経歴書の基本的な書き方は、これまでお伝えした通りです。

ただ、書く上で意識すべき点は、応募先の施設形態によってもさらに変わってきます。

  • 病院:他職種との連携や、変化が大きい人へも迅速に対応ができる点を具体的に示す。
  • 介護施設:体調や食事量の変化に合わせて、他職種と協力して安心して食べられる環境を整えられる点をアピールする。
  • 保育園:食事のバランスを考えた献立作成や衛生の管理、食育の準備などを計画的に行う力を強調する。
  • 給食会社:大量調理の手順を整えたり、現場がスムーズに動くように工夫できる点を示す。
  • 食品メーカー:日々の献立づくりで身につけた栄養と素材の組み合わせの知識を、企画の発想につなげられる点を示す。

それぞれ、採用担当に好感を持たれる、アピールができるテンプレートをまとめたので、是非参考にしてください。

応募先別テンプレート

4. 職務経歴書の提出時のポイント

次に、職務経歴書の提出時のポイントについて、以下の方法別に紹介していきます。

  • メール
  • 郵送
  • 面接当日に持参

内容が良くても、提出方法が悪いと台無しで、それだけで落ちるケースもあるので、確認しておきましょう。

4-1. メールで送る場合

メールで職務経歴書を送る場合は、以下の点を意識しましょう。

  • ファイル形式は指定がなければ「PDF」
  • ファイル名は「氏名/応募書類」
  • 企業の指定がない限り、パスワードの設定は不要

ワードやエクセルで書いた場合も、ファイル形式は、編集ができず、どんなPCでも開きやすいので、PDFに変換して送りましょう。

「名前をつけて保存」に進み、ファイル形式でPDFを選べば変換ができます。

ファイル名は、「氏名_応募書類」のように、わかりやすく管理しやすい名前を設定しておきましょう。

メールの例文

メールの例文は以下の通りで、伝わりやすい件名にして、簡潔に書きましょう。

件名:【職務経歴書のご送付】山田花子/栄養士 応募書類

 

医療法人◯◯会◯◯病院 人事ご担当者様

お世話になっております。
このたび貴院の栄養士に応募いたしました、山田花子と申します。

ご依頼いただいておりました職務経歴書を添付にてお送りいたします。
PDF形式で作成しておりますので、ご確認いただけますと幸いです。

ご不明な点やご要望等がございましたら、お気軽にご連絡ください。
何卒よろしくお願いいたします。

――――――――――――――
山田 花子(やまだ はなこ)
メール:xxx@example.com
電話:090-1234-5678
――――――――――――――

パスワードの設定は不要

また、送付時に、セキュリテイの観点から以下の2回に分けて送る手法があちこちで紹介されていますが、不要です。

  1. パスワード付きzipファイルに書類を変換して送る
  2. 別でパスワードを記載したメールを送る

この手法(PPAP)は、セキュリティ効果がないことや、不便な点から、2020年に内閣府が廃止の方針を出しています。内閣府HPより)

古い常識ですし、パスワードを設定して送ると、採用担当がスムーズに開けないことで、マイナス印象にもなりかねません。

例文通りにメールを書き、書類を添付して一度送るだけでいいでしょう。

4-2. 郵送する場合

郵送で職務経歴書を送る際は、以下を意識しましょう。

  • 送付の目的や挨拶を書いた「添え状」をつける
  • 封筒はA4の書類がそのまま入る大きいサイズを選ぶ
  • ①添え状、②履歴書、③職務経歴書の順にクリアファイルに入れて送る

郵送の際は、「応募書類を送るのでよろしくお願いします。」という意味を込めた添え状をつけるのがマナーです。

応募先に合わせた自己PRを入れることで、中身をしっかり読もうと、採用担当に関心を持たせる効果も期待できます。

添え状の記入例

添え状の記入例や注意点をまとめたのが以下です。

栄養士の職務経歴書添え状

必要な方は、「添え状のテンプレート(栄養士)」をダウンロードしてご活用ください。

封筒はA4がそのまま入る大きいサイズを選ぶ

郵送の際は、折り目のない綺麗な状態で送るために、A4サイズが折らずに入れられる、角形2号サイズの大きい封筒に入れましょう。

封筒の作成例は以下の通りです。

郵送する場合の封筒記入例

担当者名がわからない場合は、”様”ではなく部署名に”御中”をつけましょう。(例:医療法人〇〇会〇〇病院 人事部 御中)

送付時は、書類を①添え状、②履歴書、③職務経歴書の順に新品のクリアファイルに入れて送りましょう。

万が一料金不足があると応募先に迷惑をかけるので、念の為郵便局の窓口で提出するのがおすすめです。

4-3. 面接当日に持参する場合

面接当日に職務経歴書を持参する場合は、以下の点を意識しましょう。

  • 無地で、A4がそのまま入る大きい封筒を用意
  • 宛先は書かず、裏面に「自分の住所氏名」、表面に赤で「応募書在中」と記入
  • 添え状は不要で、①履歴書、②職務経歴書の順にクリアファイルに入れる
  • 封は閉じずに、現地で中身を出して、封筒と一緒に面接官に手渡す

持参する場合も、むき出しの書類を渡すのではなく、必ず封筒を用意してそれに入れましょう。

書類だけを渡すと雑な印象を与えますし、現地に行くまでに折れたりすることを避けるために必須です。

封筒の記入例

以下のように、宛先以外のみ記入します。

持参する場合の封筒の記入例

渡す際は、面接官の場合は、中身を取り出し、相手が読める向きに直して、封筒と一緒に手渡します。

受付で渡す際は、封に入れたままの状態で、担当者に渡しましょう。

5. 最高の状態で応募するには、プロの添削は必須

職務経歴書のレベルを、もう一歩上げるためにも、転職エージェントを使ってプロの添削は必ず受けておきましょう。

転職エージェントとは、担当がついて転職サポートが受けられる完全無料のサービスです。

転職エージェントのサービス

具体的に言うと下記の6つをしてくれ、あなたは面接以外で企業と直接やりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

応募の際は、職務経歴書の通過率を上げるための添削・アドバイスをしてくれます。

提出前に、転職エージェントを頼るべき理由

具体的に、職務経歴書の作成にあたって、転職エージェントを頼る理由をまとめると以下の通りです。

  • 応募先ごとに、どんな書類が通りやすい・落ちやすいというデータを持っている
  • 応募先が求める人材の最新情報を持っている
  • プロの目線で、自分では気づけないアピールポイントを見つけてくれる

理由1. 応募先ごとに、どんな書類が通りやすい・落ちやすいというデータを持っている

大手の転職エージェントだと、同じ病院・施設にこれまで100人以上を紹介しているケースもよくあります。

そのため、職場ごとにどんな書類が通り・逆にどんな書類が落とされるというデータを豊富に持っています。

その傾向を踏まえて、書き方のアドバイスがもらえるので、通過率は格段に上がります。

理由2. 応募先が求める人材の最新情報を持っている

転職エージェントは、紹介の質を上げるため、普段から病院・施設に「どんな人材が欲しいか」の聞き取りを行なっています。

そのため、求人票には載りきらない、以下のようなタイムリーな情報も持っていることも多いです。

  • 秘密裏に進めるプロジェクトがあり、それに向けてこんな人が欲しい
  • 最近経営陣が変わり、求められる人のタイプも変わった

職務経歴書は、求める人材とマッチすることをアピールする書類で、どこを目指して書くべきかの最新情報が知れるのは大きな強みです。

理由3. プロの目線で、自分では気づけないアピールポイントを教えてくれる

職務経歴書を書くにあたって、どうしてもアピールできる内容が浮かばない、自信がない人もいるでしょう。

転職エージェントは選考のプロで、こうした方でも、職歴や経験の中から、自分では気づけないアピールポイントをたくさん見つけてくれます。

例えば、私が過去に転職エージェントとしてサポートした事例として、以下があります。

20代女性
病院給食の栄養士 → 食品メーカーの商品開発を志望
本人の悩み 大量調理・献立作成しか経験がなく、商品開発で活かせる実績がないと感じていた。
職務経歴書でアドバイスしたこと ・食材の特性理解や栄養計算の経験を、商品開発で求められる「配合調整力」「成分設計の基礎知識」として整理。
・アレルギー対応食や嚥下調整食を工夫した経験を、「ターゲット別のレシピ開発ができる力」として強調。
・現場の調理員や仕入れ担当と連携して課題を解決した経験を、商品開発に必要な「多部署との調整力」として示した。
結果 ・現場で培った“食のリアルな知識”がユーザー視点の開発に役立つと評価された。
・面接でも、患者の嗜好に合わせた献立改善や調理員との協力エピソードが高評価につながり、食品メーカーの商品開発職で内定を獲得。

これは、ご本人が「普通だと思っていた業務」でも、見せ方次第で強みに変わるという成功事例です。

こうしたアドバイスが受けられるので、自信のない人ほど転職エージェントは頼るべきです。

使うだけで有利になることも!

大手のエージェントだと、病院からの信頼も厚く、使うだけで書類選考に通りやすくなることもあります。

どこ誰かわからない直接応募に比べると、エージェント経由が安心と考える人事も多いからです。

「この人の紹介なら安心」と人事に強く信頼されている担当もいて、使うだけで「まずは会ってみよう」となる確率が格段に上がります。

栄養士の職務経歴書の添削に強い!転職エージェント3選

しかし、転職エージェント全てが職務経歴書の添削に強いわけではなく、ノウハウが全くない素人集団のような業者もあるので注意しましょう。

添削を頼むなら、なるべく実績のある大手がおすすめで、求人が豊富で、病院ごとの選考データもたくさんあり、頼りになります。

以下の3社は栄養士専門の中でも特に人気の大手で、求人や実績の面で圧倒的に優れています。

  1. 栄養士人材バンク
  2. 栄養士ワーカー
  3. 栄養士転職ナビ

おすすめの3社について、それぞれ解説していきます。

1位.栄養士人材バンク:上場企業の運営で、サポートの質が高い

栄養士人材バンク

栄養士人材バンク」は、上場企業の運営する栄養士専門の転職エージェントです。

会員数14万人以上の栄養士コミュニティ「エイチエ」のサービスで、担当者の専門性も高く、深い相談がしやすいです。

多数の紹介実績から、病院・施設ごとに、採用で求められる強みを熟知していて、精度の高い添削が受けられます。

看護師や介護士など、医療・福祉業界の転職サポートを幅広く行う大手で、親身なサポートには定評があります。

栄養士の求人数 約20,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社エス・エム・エス
運営元の設立 2003年

栄養士人材バンク公式ページ

https://ejb.eichie.jp

2位.栄養士ワーカー:好待遇の求人が充実

栄養士ワーカー

栄養士ワーカー」は、医療・福祉業界の転職を手掛ける大手トライトグループの転職エージェントです。

介護士や看護師、保育士向けのサービスで、全国各地の施設や病院と強いパイプを持っていて、独自の求人が豊富にあります。

高額求人の獲得に力を入れていて、他社にはない好条件な求人紹介が受けられたという声が特に多いのも特徴です。

栄養士の求人数 約5,400件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社トライトキャリア
運営元の設立 2004年(親会社のトライト)

栄養士ワーカー公式ページ

https://eiyoushi-worker.com

3位.栄養士転職ナビ:幅広い雇用形態に対応

栄養士転職ナビ

栄養士転職ナビ」は、人材サービスを幅広く手掛ける会社の運営する栄養士専門のエージェントです。

年間で10,000人以上の栄養士の方が利用していて、栄養士の転職には定番のサービスです。

派遣社員の転職にも対応しているので、栄養士として派遣で働きたい方には特におすすめです。

栄養士の求人数 約12,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社プレアデス
運営元の設立 2006年

栄養士転職ナビ公式ページ

https://eiyoushi-tensyoku.com

まとめ

栄養士の職務経歴書について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

職務経歴書は、以下の3ステップを意識して作るのが重要です。

  1. 応募先が、どんな人材を求めているかを知る
  2. 求める人材にあった自分の経験・強みを洗い出す
  3. マッチした経験・強みを強調してつくる

最高の状態で応募するためにも、提出前には、プロに無料で添削が頼める以下の栄養士専門エージェントの利用がおすすめです。

  1. 栄養士人材バンク
  2. 栄養士ワーカー
  3. 栄養士転職ナビ

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを心から祈っております。