フューチャーアーキテクト中途採用の完全ガイド|応募前に知るべき注意点全てがわかる
「フューチャーアーキテクトは中途採用してる?」「中途でフューチャーアーキテクトに入社するにはどうすればいい?」など、フューチャーアーキテクト株式会社(以下、フューチャーアーキテクト)の中途採用が気になっていませんか?
フューチャーアーキテクトは中途採用を行っていますが、人気企業で転職難易度も高く、十分な対策が必要です。
また、社内からは悪い口コミもあるので、悪い面も理解して転職しないと入社後後悔することになります。
このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職をサポートしてきた筆者が、フューチャーアーキテクトへ中途入社を目指す上で知っておくべき全てのことを以下の流れで解説します。
- フューチャーアーキテクトの中途採用情報|待遇・求人や申し込み方
- 中途入社先としてフューチャーアーキテクトはどうなのか
- フューチャーアーキテクトの社員からの口コミ・内部事情
- フューチャーアーキテクトはそもそもどんな会社か
- フューチャーアーキテクトの中途採用に応募する際に絶対知っておくべきこと
- フューチャーアーキテクトへの中途採用で使うべき転職エージェント
- フューチャーアーキテクトへの中途採用で転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと
最後まで読めば、フューチャーアーキテクトの中途採用の情報から、中途採用されやすくなるためのコツまでわかり、フューチャーアーキテクトへの転職で失敗しなくなるでしょう。
著者:I.J(現役転職エージェント)
1. フューチャーアーキテクトの中途採用情報|待遇・求人や申し込み方
フューチャーアーキテクトは、大手IT系のコンサルティングファームで、年間通して中途採用も行っています。
ここではフューチャーアーキテクトの中途採用について、どんな求人があるか、またどんな人物が求められているかを紹介します。
1-1. 中途採用職種
フューチャーアーキテクトの中途採用の職種は大きく分けると下記の2種類です。
ITコンサルタント職 | ITコンサルタント |
コーポレートスタッフ※フューチャーグループとして採用 | 人事、法務、経理など |
上記のように大きく2つの部門から構成されており、中途採用ではどちらの職種でも幅広く募集を行っています。
なお、コーポレートスタッフの場合は、”フューチャーグループ”として採用活動を行っているので、配属先は以下のいずれかとなります。
- フューチャー株式会社
- フューチャーアーキテクト株式会社
具体的に出ていた求人を以下で紹介します。
1-2. 求人情報
ここでは過去に「中途採用ページ」で募集されていた求人情報をご紹介しますが、「doda」「マイナビエージェント」「JACリクルートメント」といった大手転職エージェントに登録すれば非公開求人も紹介してくれます。
ITコンサルタント職
求人概要 | 予定年収 | 勤務地 |
ITコンサルタント(金融) | 550万円~1500万円 | 東京都品川区 ※リモート相談可 |
ITコンサルタント(流通・小売 ) | ||
ITコンサルタント(共通) |
ITコンサルタント職では、金融・流通・小売り向けのポジションで幅広く募集を行っています。
コーポレートスタッフ
求人概要 | 予定年収 | 勤務地 |
採用広報兼採用担当 | 会社規定に準ずる | 東京都品川区 ※リモート相談可 |
社内セキュリティ運用担当(セキュリティ&トラストグループ) | ||
リーガルスタッフ | ||
経理シニアスタッフ |
コーポレートスタッフは、法務などのポジションで幅広く募集を行っています。
ただ、いずれの職種もフューチャーアーキテクトならではの水準(平均年収796万円)の年収が期待できます。
1-3. 採用メッセージ、求められる人物像
フューチャーアーキテクトは過去の求人において、求める人物像を以下のように挙げています。
- 難しいことをわかりやすく相手に伝える高いコミュニケーション力がある
- お客様の要望や状況などを正しく把握し理解する力がある
- 論理的に物事を考える力がある
- 難しいことや経験のないことにもひるまない挑戦心を持っている
- 自身やチームを成長させようとする向上心がある
- 最後まで諦めない熱意
- バイタリティがある
- 良いものを取り入れて進化していく柔軟性がある
- 新しい環境や状況変化への適応力がある
上記を踏まえると、以下のような点をアピールすると良いでしょう。
- 顧客の状況を高い角度で予測し、本質的な要望を引き出せるような、高い想像力・コミュニケーション能力を持っていること
- 論理的思考力など、ITコンサルタントとしての素養を持っていること
- 自身やチーム全体の成長に貪欲な人物で、目的達成のためハードな仕事でも乗り越えていける気概を持っていること
- 技術をはじめ社会環境の変化などに柔軟に対応できること
逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。
1-4. フューチャーアーキテクトへはどうやって応募すべきか
フューチャーアーキテクトに応募するには、以下の3つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。
転職エージェントを使うべきなのは、以下の点でフューチャーアーキテクトの転職に有利になるからです。
- インターネット上に出ていない、フューチャーアーキテクトの非公開求人に応募できる
- フューチャーアーキテクトの傾向を踏まえた選考対策(面接対策、書類添削)をしてくれる
- フューチャーアーキテクト側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
- 内定時に給与交渉をしてくれる
ページの後半で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、フューチャーアーキテクトに転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です。
- doda(全ての人におすすめ)
- マイナビエージェント(20代、30代に特におすすめ)
- JACリクルートメント(年収800万円以上の人におすすめ)
上記の3社に登録し、「フューチャーアーキテクトに転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。
上記エージェントは先ほどフューチャーアーキテクトと比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。
2. 中途入社先としてフューチャーアーキテクトはどうなのか
中途採用を目指すべき?という方に向け、下記の観点でフューチャーアーキテクトを評価していきます。
社員からの評判 | ・「キャリア・成長」「やりがい」「職場の雰囲気」は人気企業の上位相当 ・「待遇」は人気企業の平均相当 ・「ワークライフバランス」面は人気企業の下位相当 |
年収 | ・業界平均より高いが、同時に検討される「ベイカレント・コンサルティング」「シンプレクス」などには劣る |
中途入社難易度 | ・高い(高度なスキルや経験が必須)ので準備が必要 |
それぞれの観点について解説します。
2-1. フューチャーアーキテクトの社員からの評判
口コミサイトをもとに社員からのフューチャーアーキテクトの評判をまとめると、下記の通りです。
評価 | |
待遇 | 3.3 |
ワークライフバランス | 2.8 |
キャリア・成長 | 3.8 |
やりがい | 3.8 |
職場の雰囲気 | 4.4 |
社員からの口コミ、他の人気企業との比較を簡単にまとめると、以下の通りです。
- ◎若手のうちから裁量権を持って働けるなど、成長の機会に恵まれていると話す方が多い
- ◎要件定義から保守までITシステムに関して、様々な経験を積める
- ◎実力主義なので、若手であっても活躍次第で昇格・昇給できる
- ◯年収そのものは高めではあるが、他のIT・総合系ファームと比べると劣る
- △会社全体としてハードワークとなりやすい
社員からの口コミについては「3.フューチャーアーキテクトの社員からの口コミ・内部事情」でより深掘りしますから、気になる方は読み進めましょう。
フューチャーアーキテクトとあわせて検討される企業との比較
フューチャーアーキテクトとあわせて検討されてるのが、以下の企業です。
- ベイカレント・コンサルティング.:経営・業務・ITの戦略立案から実行までをカバーする大手日系総合コンサルティング企業
- シンプレクス.:金融機関に特化したシステム開発やコンサルティングを行うIT企業
- アビームコンサルティング.:SAPなどのシステム導入に強みをもつ総合コンサルティングファーム
- アクセンチュア.:最大規模の外資系総合コンサルティングファーム
それぞれの会社の社内からの評価を比較すると、以下の通りになり、最高得点を赤字にしています。
待遇 | ワークライフバランス | キャリア成長 | やりがい | 職場の雰囲気 | |
フューチャーアーキテクト | 3.3 | 2.8 | 3.8 | 3.8 | 4.4 |
ベイカレント・コンサルティング | 4.1 | 3.3 | 3.8 | 3.3 | 4.0 |
シンプレクス. | 3.6 | 2.4 | 3.9 | 3.8 | 4.5 |
アビームコンサルティング. | 3.6 | 3.1 | 4.0 | 3.5 | 4.1 |
アクセンチュア. | 3.8 | 3.2 | 4.0 | 3.9 | 4.1 |
上記の通り、一緒に検討される総合コンサルティングファームなどと比較しても、職場の雰囲気面を求める方向けの企業と言えます。
私が転職エージェントとして聞いた実際の社員の声
私が転職エージェントとして働く中でも、元社員の方から、以下のようなコメントをよく聞きます。
- 年齢や性別問わず、フラットな評価を得ることができるので、実力があれば昇格も早い
- システム開発における要件定義から保守まで様々な経験ができる
ただ、「実力主義とはいえ、他のIT・総合コンサルティング会社と比べると、昇格しても思ったほど給与が伸びない」という不満を持つ方もいます。
過去にサポートした中でも、「経験を活かして、他のコンサルティング会社などに移って給与を上げたい」などの理由で転職を希望される方もいたため、この点には注意しましょう。
2-2.フューチャーアーキテクトの平均年収
フューチャーアーキテクトの正社員の平均年収は、796万円です。
しかし、同じ大手ITコンサルティングファームと比べると以下の通りで、年収や待遇の満足度が低い点には注意しましょう。
平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 待遇の口コミ評価 | |
フューチャーアーキテクト | 796万円 | 36.1歳 | 5.9年 | 3.3 |
ベイカレント・コンサルティング. | 1,117万円 | 32.1歳 | 3.5年 | 4.1 |
シンプレクス. | 908万円 | 30.6歳 | 4.4年 | 3.6 |
アビームコンサルティング. | 770万円 | 30.75歳 | – | 3.6 |
アクセンチュア. | 850万円 | 31.6歳 | 4.8年 | 3.8 |
※各社最新のIR情報・就職情報サイト・口コミサイトを参考に作成
とにかく高い年収を求める方は、「ベイカレント・コンサルティング」「シンプレクス」といった競合他社も検討しましょう。
なお、アビームコンサルティングは平均勤続年数を公表していませんが、コンサルティングファームの勤続年数はおおよそ3~4年ほどとなっており、同じ位と考えて差し支えないです。
年齢別の給与水準
口コミサイトを元に集計すると、フューチャーアーキテクトの年齢別の給与の平均値は以下の水準です。
25歳 | 500万円~550万円 |
30歳 | 600万円~650万円 |
35歳 | 750万円~750万円 |
40歳 | 850万円~900万円 |
役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。
2-3. フューチャーアーキテクトの中途採用難易度
フューチャーアーキテクトへの転職難易度は「高い(高度なスキルや経験が必須)」です。
中途採用を積極的に行っていて、高い知名度などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。
そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。
- 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
- 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする
3. フューチャーアーキテクトの社員からの口コミ・内部事情
改めて、フューチャーアーキテクト社員からの口コミ、他の人気企業との比較をすると以下の通りです。
評価 | |
待遇 | 3.3 |
ワークライフバランス | 2.8 |
キャリア・成長 | 3.8 |
やりがい | 3.8 |
職場の雰囲気 | 4.4 |
この章ではそれぞれの項目でどんな口コミがあったかを、内部事情を合わせて解説します。
端的にまとめると下記のメリット・デメリットがあるといえます。
- ◎若手のうちから裁量権を持って働けるなど、成長の機会に恵まれていると話す方が多い
- ◎要件定義から保守までITシステムに関して、様々な経験を積める
- ◎実力主義なので、若手であっても活躍次第で昇格・昇給できる
- ◯年収そのものは高めではあるが、他のIT・総合系ファームと比べると劣る
- △会社全体としてハードワークとなりやすい
3-1. 待遇に関する口コミ
- 世間一般には高給だが、大手総合コンサルティングファームなどと比べると劣る
- 実力主義の風土が根付いているので、若くても評価が良ければ昇格・昇給しやすい
- 評価制度に納得しているので、社内的な評価と待遇に関しては不満はないという人が多い
待遇に関する評価は人気企業300社の平均相当となっています。
特に多い口コミは、世間的には高い部類だという自覚はあるものの、有名総合・ITコンサルファームなどと比較すると一段落ちる実感があるというものです。
実力主義の企業であるため、評価を上げれば昇格・昇給ともにしやすく年収も上げていきやすいです。
若手のうちは額面の給与面で大手ファームと大きく離れないものの、昇格すると他社と大きな差が生まれると感じるという声は多いです。
また、360度評価が採用されており、評価時のプレゼンテーションによって昇格などが左右されるため、制度そのもには納得している方が多いです。
ただし、みなし残業時間が50時間分含んでいる点や、昇格しても有名ファームほど給与の上限値が高くない点に不満を持つ方もいます。
年収は役職によっておおよそ決まっており、想定年収を16分割したもののうち、12ヶ月分を月給とし、残りをボーナスとして受け取ることとなります。
参考:役職別の年収目安
フューチャーアーキテクトの役職別の年収の目安は、それぞれ下記の通りとなっています。
役職目安 | 年収目安 |
アソシエイトコンサルタント | 550万円~600万円 |
コンサルタント | 700万円~750万円 |
シニアコンサルタント | 850万円~900万円 |
マネージャー | 1,000万円~1,050万円 |
ディレクター | 1,300万円~1,400万円 |
マネージング・ディレクター | 1,400万円~ |
取締役 | 5,100万円 |
3-2. ワークライフバランスに関する口コミ
- ワークに比重が働きやすく、長時間労働がベースにある
- リモートワークが多く裁量労働制なので、1日の中で自分で調整できるという意味ではワークライフバランスが整っている
- ハードワークではあるが、近年は上限の50時間以内で収まるようにやりくりをしている
- 管理職になるとさらにハードワークとなりやすい
ワークライフバランスに関する評価は人気企業300社の下位相当です。
特に多い口コミは、ワーク中心の生活で、長時間労働を厭わない働き方となるというものです。
プロジェクトワークなので、残業が少ないものもありますが、長時間労働となることが多く、平日はあまりプライベートの時間が取れないと話す方が多く、案件が炎上した場合などは平日の深夜や土日も稼働しているケースもあります。
現在はリモートワークの現場も多いですが、中には、会社に寝泊まりしたこともあると語る方もいます。
なお、事前に調整していれば有給休暇はとりやすいと答える方が多いですが、プロジェクト中は休暇中も連絡は来るので完全に仕事から離れるということは難しく、職位が上がると負担が増えやすい傾向です。
ただし、長時間労働となりやすいといっても、近年は法令遵守の意識も高まっており、上限の50時間を超えない範囲で調整するケースが多いです。
また、ハードワークではあるものの、裁量労働制となっているのでプライベートの予定の調整は可能です。
ちなみに、月間の残業時間の目安は44時間ほどとなっています。
3-3. 成長・キャリアアップに関する口コミ
- 実力主義の企業文化なので、若手であっても昇格のチャンスがある
- ITシステムの上流から下流まで幅広く経験がつめる
- 職位が上がる前は特に、本人の意向に沿ったプロジェクトに挑戦しやすいため、様々な経験が積める
成長・キャリアアップに関する評価は人気企業300社の上位相当です。
特に多い口コミは、実力主義が根付いているので、若手のうちから昇格のチャンスがあるというものです。
プロジェクトは規模や数共に様々あり、要件定義から保守まで一気通貫で行っているため、アサイン先によりますが多様な経験を積むことができます。
また、基本的には本人の意向に沿ったプロジェクトで働けるように調整されるため、自身のキャリアプランに沿った経験が積めます。
ただし、職位が上がるとこれまでの実績によって、アサインされるプロジェクトに偏りは出てくると話す方もいます。
そして、実力主義であるため、20代のうちにマネージャーへ上がり、30代のうちにディレクターへと昇格することも可能です。
このほか、ITが中心であるため、コンサルタントとはいえ業務系などの知見は深めづらいという声も一部あります。
3-4. やりがいに関する口コミ
- 要件定義から保守まで一気通貫で請け負っているため、様々な経験を積める
- 若手のうちから裁量を持って働くことができ、成長を実感する場面が多い
- 案件の規模によっては、若手であってもクライアントとの関わりも多く持てる
- ハードワークな社風かつ、業務での知見を常に得なければならないため辛いと感じる方も
やりがいに関する評価は人気企業300社の上位相当です。
特に多い口コミは、要件定義から保守まで請け負っているため、ITシステムに関する様々な経験ができるというものです。
また、若手のうちから裁量権を持って働くことができるため、ハードではあるがやりがいを持って働けると話す方もいます。
小規模の案件であれば、若手であってもクライアントとの距離が近く、クライアントワークが好きという方はやりがいを持ちやすいです。
ただし、ハードワークな文化であり、常に新たな知見をキャッチしなければならないので、やりがいよりも疲弊感が勝るという方もいます。
3-5. 職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ
- ベンチャーマインドが残ると話す方が多い
- 実力主義で、年齢関係なくフラットに議論ができる
- 個々の成長が強く求められるので、成長意欲が強くない方には合わない可能性も
- 長時間労働を厭わないハードワークな文化との声も
- 創業者の声が非常に強い
職場の雰囲気・人間関係に関する評価は人気企業300社の上位相当です。
特に多い口コミは、創業から時間は経っているものの、ベンチャーマインドが根付いた企業というものです。
実力主義で、風通しもよく、年齢問わずフラットに議論できるという声が多くあがっています。
個人の成長が強く求められると語る方が多く、合う合わないははっきりした企業とも言えます。
また、長時間労働を厭わない社員の方が評価されやすいと感じると話す方もいます。
このほか、オーナー企業であるため、創業者の一存が大きく影響すると話す方が多数います。
参考:フューチャーアーキテクトから転職で出ていく人の事情やキャリア
フューチャーアーキテクトは、高い成長環境などから人気の企業です。
しかし、実力主義とはいえ、他の総合・ITコンサルティングファームに比べると給与が上がりづらい、ハードワークについていけないなどの理由で転職を検討されています。
ITコンサルとしての経験の豊富さを買われ、同業のITコンサルティングファームや、総合コンサルティングファーム、SIerなどに転職される方がいます。
4. フューチャーアーキテクトはそもそもどんな会社か
引用:Google Maps
フューチャーアーキテクトは、フューチャー株式会社傘下のIT特化型のコンサルティングファームです。
フルスクラッチでのシステム開発を中心としており、要件定義から保守まで幅広く請け負っています。
会社ホームページ:https://www.future.co.jp/architect/
4-1. 会社概要
社名 | フューチャーアーキテクト株式会社 (英文表記:Future Architect, Inc.) |
創業 | 2016年4月1日 (フューチャー株式会社よりITコンサルティング事業を継承 |
代表者 | 谷口 友彦 |
従業員数 | 連結:2,948名 (2023年12月末日時点) |
本社所在地 | 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー |
事業内容 | ITコンサルティングサービス |
4-2. 事業内容
フューチャーアーキテクトは、フューチャーグループのITコンサルティングサービスを担う子会社で、以下の領域を中心にコンサルティングサービスを提供しています。
- 金融
- 流通
- 物流
- 製造
4-3. トップメッセージ
引用元:フューチャーアーキテクト
フューチャーアーキテクトの使命は、経営とITをデザインし、お客様の価値を最大化させることです。
テクノロジーの進化とともに市場環境も急激に変化し、未来がより予測不可能となる中、企業が新たな価値を創造し提供し続けるにはビジネスモデルの変革と変化に対応できるシステムを持つことが重要だと考えています。
我々の強みは、お客様の事業環境を予測し、テクノロジーをベースに未来をデザインし、実装する力です。
ITの知見を持ちビジネスに精通したコンサルタントが経営者の皆様のパートナーとなり、共に未来のあるべき姿を描き、その実現に向けた最適な仕組みを提供します。
社員一同プロフェショナルとして研鑽を重ね、お客様の未来価値の創造に貢献してまいります。
4-4. 今後の事業展開
親会社であるフューチャーが発行している「Future Report 2023」にてフューチャーアーキテクトの今後の展望を述べています。
フューチャーアーキテクトは、すでに受注している期間システムの刷新などの案件の確実な進行をはじめ、顧客のDX人材育成プログラムなどを受注しています。
また、地方金融機関向けの「次世代バンキングシステム」の構築や、メディア業界・アパレル業界向けのITソリューションの提供を行なっていく予定となっています。
そして、上記の実行を支えるため、人材の獲得・教育やマネジメント体制の強化に注力予定となっています。
以上を踏まえると、事業面ではDX推進などを軸に規模拡大、加えて、さらなる人員の増加など、さらなる成長を見込んでいるといえます。
また、社員からは実力主義で社員の成長を強く求める企業という口コミも多いので、求める人物像でもあげた、目的達成のためハードな仕事でも乗り越えていける気概を持つような方に向いた企業といえます。
5. フューチャーアーキテクトの中途採用に応募する際に絶対知っておくべきこと
フューチャーアーキテクトへ転職する際に重要なことは、自分で申し込まず、「転職エージェント」を使い応募することです。
転職エージェントとは、登録をすると完全無料で転職相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのことを指します。
使うべきなのは、下記の4つの理由でフューチャーアーキテクトへの転職に有利になるからです。
- フューチャーアーキテクトの非公開求人に応募できる
- フューチャーアーキテクトの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる
- フューチャーアーキテクト側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
- 内定時に給与交渉をしてくれる
4つの理由を1つずつ解説します。
5-1. フューチャーアーキテクトの非公開求人に応募できる
転職エージェントは、企業の採用ページや求人情報サイトに乗っていない非公開の求人を複数持っていて、フューチャーアーキテクトの非公開求人を持っている可能性もあります。
非公開の求人になるのは、一般的に下記のような求人で、総じて「働く上で好条件の求人」が多いです。
- 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう
- 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない
- 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人
また、求人を持っていなくても、あなたの希望とスキルが合えば、転職エージェントが企業に営業してくれるケースもあります。
フューチャーアーキテクトに行きたい場合は、転職エージェントに相談することで、求人の選択肢を大きく増やせますから、自分で探さず、必ず転職エージェントに相談しましょう。
5-2. フューチャーアーキテクトの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる
大手転職エージェントだと、フューチャーアーキテクトや同業他社に複数の転職希望者を転職させているため、選考を突破するノウハウが溜まっていて、それを元にサポートをしてくれます。
過去の面接の傾向を踏まえ、模擬面接をしてくれたり、書類や面接で何をアピールすべきかを一緒に考えてくれます。
さらに面接前には、面接官の肩書きや、特に重視される点を教えてくれることもあるので、転職エージェントを使っていない人よりも面接を有利に進められます。
5-3.フューチャーアーキテクト側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
転職エージェントは、人事担当者ともやりとりをしていて、面接や書類では伝わらないあなたの魅力をアピールしてくれます。
企業としては、よくわからない人物よりも、転職エージェントのお墨付きのある人の方が安心して採用できるので、転職エージェント経由だとそれだけで選考に有利になることも多いです。
腕のいいエージェントが担当の場合、面接に失敗しても、エージェントがプッシュしてくれ、結果が覆るということもよくあります。
5-4. 内定時に給与交渉をしてくれる
内定した後も、企業とのやりとりは転職エージェントが間に入ってくれます。
給与交渉などの言いにくいことも転職エージェント経由で相談でき、交渉もしてもらえるので、エージェント経由の方がより良い条件で転職しやすいです。
以上の4つの理由で、フューチャーアーキテクトやその他企業に転職する際は、必ず転職エージェントを使うようにしましょう。
6. フューチャーアーキテクトへの中途採用で使うべき転職エージェント
フューチャーアーキテクトの転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。
- doda(全ての人におすすめ)
- マイナビエージェント(20代、30代に特におすすめ)
- JACリクルートメント(年収800万円以上の人におすすめ)
この3つに登録し、フューチャーアーキテクトやその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。
これらを選んだ理由は下記3つです。
- 大手で求人数も多く、フューチャーアーキテクトの求人も持っている可能性が高い
- フューチャーアーキテクトへの転職を有利にするためのノウハウを持っている
- 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる
一つずつ解説していきます。
6-1. doda
「doda」はパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。
大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。
過去のサポート実績から社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、フューチャーアーキテクトなどの人気企業に行きたい場合は必ず相談すべきです。
doda公式ページ:https://doda.jp/
6-2. マイナビエージェント
「マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。
新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、30代までの方は積極的に使いましょう。
サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。
マイナビエージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/
6-3. JACリクルートメント
「JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。
ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。
フューチャーアーキテクトへの転職を目指す方の中でも年収800万円を超えるポジションを狙う方は、JACも使うことで、より高待遇な求人が見つかるでしょう。
ただし、ハイクラスな人材でないと判断されると十分なサポートを受けられませんので注意しましょう。
JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/
7. フューチャーアーキテクトへの中途採用で転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと
ここでは、おすすめした転職エージェントを、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。
- 最初の申し込みを丁寧に行う
- 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
- 経歴・スキルに嘘はつかない
- 複数のエージェントを使っていることは隠さない
- 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
- 担当者が使えないと判断したら付き合わない
- 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
- 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
- 最低限のマナーは守る
7-1. 最初の申し込みを丁寧に行う
優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。
入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。
下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。
- 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
- 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
- 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く
7-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。
エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。
以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。
- 転職予定がかなり先
- そもそも転職への意欲が低い
すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。
7-3. 経歴・スキルに嘘はつかない
求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。
転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。
いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。
やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。
7-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない
転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。
言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。
- あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
- 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる
すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。
これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。
こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。
7-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。
長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。
以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。
- こういった求人はないか
- こんな業界は自分でも通るか
自動的に、後回しにされるリスクも
転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。
その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。
更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。
この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。
7-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない
どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。
具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。
付き合うべきではない担当者の特徴 |
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2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。
担当を変えたい場合
担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。
件名:担当変更のご相談
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。
しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。
つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。
お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。
担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。
各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。
エージェント自体の利用をやめる場合
基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば、連絡を無視すれば、問題ありません。
ただ、連絡がしつこく来る場合は、退会の手続きをしましょう。
エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。
件名:退会手続きのお願い
〇〇エージェント 〇〇様
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。
(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。
熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。
お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。
退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。
7-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える
エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。
これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。
- 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
- 改めて自分のアピールポイントを整理したい
見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。
以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。
(参考)ひどい推薦文の例
〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。
コミュニケーション能力が高く、明るい方です。
ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。
7-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく
エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。
先ほども紹介した通り、転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。
転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。
紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。
また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。
こうした話はしすぎないよう注意しましょう。
7-9. 最低限のマナーは守る
エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。
こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。
また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。
応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。
8. まとめ
フューチャーアーキテクトの中途採用について、採用情報から、注意点、転職のコツまで紹介してきましたがいかがでしたか?
フューチャーアーキテクトは、中途採用を行っており、転職先としても人気企業です。
人気企業の中でも特に職場の雰囲気面で満足している口コミが複数ありますが、ワークライフバランス面などで一部不満の声も出ていることに注意しましょう。
またフューチャーアーキテクトへの中途入社を目指す方も、転職難易度が高いことには注意が必要です。自分一人で動かずに、下記の転職エージェントに相談し、サポートを受けましょう。
- doda(全ての人におすすめ)
- マイナビエージェント(20代、30代に特におすすめ)
- JACリクルートメント(年収800万円以上の人におすすめ)
あなたの転職がうまくいくことを心から祈っています。
(参考)フューチャーアーキテクトおよび、一緒に検討される企業の平均年収、年齢、勤続年数データの参照元
フューチャーアーキテクト | 第35期「有価証券報告書」 |
ベイカレント・コンサルティング | 第10期「有価証券報告書」 |
シンプレクス | 第8期「有価証券報告書」 |
アビームコンサルティング | 平均年収・勤続年数:口コミサイトなどの情報をもとに算出 |
アクセンチュア | 平均年収・年齢:口コミサイトなどの情報をもとに算出 平均勤続年数:マイナビ2025 |