「電通は中途採用してる？」「中途で電通に入社するにはどうすればいい？」など、株式会社電通（以下、電通）の中途採用が気になっていませんか？

電通は中途採用を行っていますが、人気企業で転職難易度もかなり高く、十分な対策が必要です。

また、社内からは悪い口コミもあるので、悪い面も理解して転職しないと入社後後悔することになります。

このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職をサポートしてきた筆者が、電通へ中途入社を目指す上で知っておくべき全てのことを以下の流れで解説します。

1. 電通の中途採用情報｜待遇・求人や申し込み方
2. 中途入社先として電通はどうなのか
3. 電通の社員からの口コミ・内部事情
4. 電通はそもそもどんな会社か
5. 電通の中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】
6. 電通の中途採用に応募する際に絶対知っておくべきこと
7. 電通への中途採用で使うべき転職エージェント

最後まで読めば、電通の中途採用の情報から、中途採用されやすくなるためのコツまでわかり、電通への転職で失敗しなくなるでしょう。

著者：I.J（現役転職エージェント）

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30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当（採用企業側の担当）も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 電通の中途採用情報｜待遇・求人や申し込み方

電通は、国内一位の大手広告代理店で、年間通して中途採用も行っています。

ここでは電通の中途採用について、どんな求人があるか、またどんな人物が求められているかを紹介します。

1-1. 中途採用職種

電通の中途採用の職種は大きく分けると下記の4種類です。

上記のように複数の職種がありますが、中途採用では各職種にて幅広く募集を行っています。

具体的に出ていた求人を以下で紹介します。

1-2. 求人情報

過去に「JACリクルートメント」「LHH転職エージェント」「doda」といった大手転職エージェントや「採用ページ」で募集されていた求人情報をご紹介します。

AX（総合職）

BX（総合職）

CX（総合職）

DX（総合職）

電通は大手広告代理店ということもあり、営業職をはじめデータサイエンティストやデザイナーなど幅広く募集を行っています。

1-3. 採用メッセージ、求められる人物像

電通は採用メッセージとして

高次元な顧客体験の実現とより幸せな社会及び人々の暮らしをともに築く仲間を募集します（引用元：電通採用ページ）

を掲げています。

また、従来の広告代理店という立ち位置から、以下4つの領域に注力することで「Integrated Growth Partner※ 」を目指すとしています。

• AX：アドバタイジングトランスフォーメーション
• BX:ビジネストランスフォーメーション
• CX:カスタマーエクスペリエンストランスフォーメーション
• DX:デジタルトランスフォーメーション

以上のように、テクノロジーを駆使し顧客の事業に大きな変革を与えるような事業づくりをしています。

上記を踏まえると、顧客企業の発展のため、既存の枠を超えてゼロベースで発想でき、変革まで粘り強く自己研鑽とチャレンジをし続けられる方を求めていると言えます。

逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。

※Integrated Growth Partner：広告やマーケティングだけにとどまらず、顧客企業の成長に貢献するパートナーを指す

1-4. 電通へはどうやって応募すべきか

電通に応募するには、以下の3つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。

• 電通の「中途採用サイト」
• 「リクナビネクスト」などの転職情報サイト
• 転職エージェント

転職エージェントを使うべきなのは、以下の点で電通の転職に有利になるからです。

• インターネット上に出ていない、電通の非公開求人に応募できる
• 電通の傾向を踏まえた選考対策（面接対策、書類添削）をしてくれる
• 電通側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
• 内定時に給与交渉をしてくれる

ページの後半で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、電通に転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です。

• JACリクルートメント
• LHH転職エージェント
• doda

これらに登録し、「電通に転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。

上記エージェントは先ほど電通と比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。

2. 中途入社先として電通はどうなのか

中途採用を目指すべき？という方に向け、下記の観点で電通を評価していきます。

それぞれの観点について解説します。

2-1. 電通の社員からの評判

口コミサイトをもとに社員からの電通の評判をまとめると、下記の通りです。

	評価	人気企業内順位
待遇	4.0	45位/300社
ワークライフバランス	3.3	185位/300社
キャリア・成長	3.6	35位/300社
やりがい	3.8	52位/300社
職場の雰囲気	4.2	15位/300社

社員からの口コミ、他の人気企業との比較を簡単にまとめると、以下の通りです。

• ◎待遇面は日系企業でもトップクラスなので満足している方が多い
• ◎社会へのインパクトが大きい仕事を経験することができる
• ○基本的にハードワークな傾向だが、働き方改革を通じて休暇が増えている
• △全体的に減っているものの、会食や社内で飲み会が盛んな局（部署）もあるので、合う合わないの差は大きい

社員からの口コミについては「3.電通の社員からの口コミ・内部事情」でより深掘りしますから、気になる方は読み進めましょう。

電通とあわせて検討される企業との比較

電通とあわせて検討されてるのが、以下の企業です。

• 博報堂.:国内2位の「博報堂DYホールディングス」の子会社
• ADKマーケティング・ソリューションズ（ADK）.：国内3位の大手広告代理店で、「ADKホールディングス」の子会社
• サイバーエージェント.:大手インターネット代理店で、ABEMAなどの幅広いサービスを展開している

それぞれの会社の社内からの評価を比較すると以下の通りで、最高得点を赤字にしています。

一緒に検討される企業と比較すると明確で、電通は、待遇ややりがいを求める人向けの企業と言えます。

私が転職エージェントとして聞いた実際の社員の声

私が転職エージェントとして働く中でも、元社員の方から、以下の点でやりがい面に恵まれているという声をよく聞きます。

• オリンピックなどの大きな案件に携わることができる
• 業界の最新トレンドをキャッチしやすい
• 各領域のプロフェッショナルと一緒に働くことができる

ただ、大手広告代理店ということもあり、長時間労働となりやすいようです。

過去にサポートした中でも、「労働環境は良くなっているものの、ハードワークな傾向にある」との理由で転職を希望される方もいたため、この点には注意しましょう。

2-2.電通の平均年収

電通の正社員の平均年収は、1,588万円です。

一緒に検討される大手企業と比較すると下記の通りで、同じ大手広告代理店と比べても高くなります。

※各社最新のIR情報・就職情報サイト・口コミサイトを参考に作成

年齢別の給与水準

口コミサイトを元に集計すると、電通の年齢別の給与の平均値は以下の水準です。

役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。

2-3. 電通の中途採用難易度

電通への転職難易度は「かなり高い（高度なスキルや経験があっても難しい）」です。

中途採用は積極的に行なっている傾向がありますが、高い知名度や、安定性などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。

そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。

• 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
• 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする
• 過去の傾向を分析し、面接・選考対策を徹底的に行う

3. 電通の社員からの口コミ・内部事情

改めて、電通社員からの口コミ、他の人気企業との比較をすると以下の通りです。

	評価	人気企業内順位
待遇	4.0	45位/300社
ワークライフバランス	3.3	185位/300社
キャリア・成長	3.6	35位/300社
やりがい	3.8	52位/300社
職場の雰囲気	4.2	15位/300社

この章ではそれぞれの項目でどんな口コミがあったかを、内部事情を合わせて解説します。

端的にまとめると下記のメリット・デメリットがあるといえます。

• ◎待遇面は日系企業でもトップクラスなので満足している方が多い
• ◎社会へのインパクトが大きい仕事を経験することができる
• ○基本的にハードワークな傾向だが、働き方改革を通じて休暇が増えている
• △全体的に減っているものの、会食や社内で飲み会が盛んな局（部署）もあるので、合う合わないの差は大きい

3-1. 待遇に関する口コミ

• 同業他社の中でも給与が高く、待遇に満足している人が多い
• 残業時間の規制がある分、過去に比べると残業代分は減っている
• 年功序列の色が強く5年目までは一律の昇給で、以降は与えられたミッションに応じて昇給していく
• 営業の場合は営業手当の分給与が高くなる傾向がある
• 会食の予算が少なく自腹を切ることもあるので苦労するとの声も

待遇に関する口コミは人気企業300社の中でも上位で、満足している方が多いです。

ただし、近年は残業時間が大幅に減ったこともあり、過去に比べると相対的に下がっています。

基本的には年功序列の色が強いため、新卒入社から5年目まではほぼ一律で昇給していきます。

6年目以降はミッション制のため、与えられた職責と達成率によって給与が決まっていきます。

新卒入社時から6年目と11年目に大幅に昇格するのが一般的です。

ちなみに、地域手当や営業手当が出る分、営業（ビジネスプロデューサー）の給与は高くなる傾向です。

しかし、会食の予算が少ないので自腹を切ることもあり苦労するとの声もありました。

参考：役職別の年収目安

電通の役職ごとの年収目安は以下の通りです。

3-2. ワークライフバランスに関する口コミ

• 過労自殺事件を機にワークライフバランスが良くなっている
• 基本的にはハードワークだが、定められた上限の時間以上の稼働は禁止されている
• 有給休暇の取得が推奨されていたり、インプットホリデーなど休みが増えている
• 一部の部署は特にハードワークの傾向がある

大手広告代理店ということもあり基本的にはハードワークですが、過労自殺事件を機にワークライフバランスは良くなっています。

仕事量は多いですが、22時以降の退勤や総労働時間の管理がされているので、上限ギリギリまで働くことはあっても、基本的には超えることはなくなっています。

有給休暇の取得も奨励されるようになっており、過去のイメージから反して繁忙期以外の休みは取りやすいです。

また、「インプットホリデー」と呼ばれる月に一度の休みが導入されています。

ただし、以下のような部署や役割の場合は、下記のようにワークライフバランスが悪いと感じる方もいました。

• 営業職（アカウントプランナー）：接待や会食などの機会が多く、業務の忙しさも広告主によって大きく左右される傾向がある
• クリエイティブやメディアプランナー：個人の能力によってアウトプットの質が大きく変わるため、優秀な社員に仕事が集まる傾向が他よりも強い

会社全体の残業時間の平均は43時間ですが、部署・役職によってはハードワークが必要です。

3-3. 成長・キャリアアップに関する口コミ

• プロジェクトを通して、ハード・ソフト両面のスキルを伸ばすことができる
• 求められるアウトプットのレベルは高いので、業務を通しての成長はしやすい環境である
• 社内の研修プログラムや外部講師を招いての勉強会など、成長をサポートしてくれる環境が用意されている
• 成長に対して貪欲な人が多く、指示待ちだと裁量のある仕事を任せてもらえづらいなど、大きく差は開いていく

電通には成長やキャリアアップできる環境が揃っています。

電通は大型のプロジェクトなどを主導してきた実績があるため、業務を通して専門性などのハードスキルだけでなく、業務遂行のための根回しや人間関係構築能力などのスキルが伸びたという方が多数います。

基本的には求められるアウトプットの質が高いため、追いつこうとすると自然と成長していたとの声は多いです。

また、案件一つ一つが傍目には似ていても、打ち手が無数にあることからルーティーンワークにはなりづらいと話す方もいます。

そして、研修も多数用意されているだけでなく、外部の専門家を招待して勉強会が行われるため、業務で直接扱っている以外の分野の知識も得られやすい環境です。

しかし、成長に対して貪欲な人が多く、指示待ちの場合は同期に比べて大きく置いていかれると話す方もいます。

この他、近年は広告以外の事業領域の拡大を図っているので、広告以外の分野での活躍も可能になってきています。

上記を踏まえると、成長するための環境は十分に揃っていますが、各個人の取り組み次第で大きく変わると言えます。

3-4. やりがいに関する口コミ

• 国際的なイベントをはじめとした大型の案件に携わりやすい環境である
• テレビCMなど目につきやすいアウトプットであるため、業務外でも見かけるとやる気になるという方も
• 手をあげれば大きな裁量の仕事を任せてもらえる
• 優秀なメンバーが多いので刺激がもらえるとの声も

国内最大の広告代理店ということもあり、やりがいを持って仕事をしている方が多いです。

クライアントも大手が多く、オリンピックなどの国際的なスポーツイベントの開催に関する案件など、大型の案件に携わりやすい環境です。

テレビCMなどの目につきやすいアウトプットが多いので、仕事を離れたところでも目にすることが多く、やりがいを感じるという方は多いです。

プレッシャーも大きいですが、その分大きな裁量を持たせてもらうことができると話す方は多いです。

個性が強く優秀なメンバーも多いため、一緒に働いていると大きな刺激がもらえる環境との声もあがっています。

3-5. 職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ

• 体育会系の色が残るが、働き方改革などを経て薄れてきている
• 営業系の部署は体育会系が強く、クリエイティブは個人主義の系傾向があるなど部門（局）によって異なる
• 働き方は変わってもプロフェッショナル意識が高い社員が多い

職場の雰囲気・人間関係に関する口コミは人気企業300社の中でも15位と、満足している方が多いです。

体育会系で年功序列の雰囲気はありますが、働き方改革やオンラインでのコミュニケーションが活発になってきているので薄れてきています。

部門（局）によって異なるものの、営業系の部署は体育会系の色は比較的強く残っており、クリエイティブはその傾向は薄いです。

また、営業の場合は会食もあるので、社内であっても飲み会といったコミュニケーションは多めです。

以前のようなアグレッシブな方が減っており、そつなく仕事を進めるタイプが多くなっている傾向はあるものの、仕事に対する責任感などの姿勢は以前と同様高いプロ意識があるとの声もあります。

そして、ほとんどどの部門（局）で、風通しがよく多様性に対して寛容な方が多い傾向にあります。

参考：電通から転職で出ていく人の事情

電通は、高い知名度や報酬から長く働く人が多いです。

しかし、メインだったマスメディアの需要が落ちてきて不安がある、大きな仕事を回すより、小規模な案件でも全体的な関与を上げて取り組みたいなどの理由で転職を検討されています。

4. 電通はそもそもどんな会社か

引用：Google Maps

電通は、大手広告代理店で、2020年に持株会社へ移行しました。

広告やマーケティング領域だけでなく、DXを用いた事業変革や新規事業創出などにも注力しています。

会社ホームページ：https://www.dentsu.co.jp/

4-1. 会社概要

4-2. 事業内容

電通の事業内容は以下のとおりです。

電通は従来からのマス向けの広告（テレビ・新聞など）に加え、事業変革や新規事業創出を行っています。

また、自社を広告やマーケティングの枠を超え、顧客企業の成長に寄り添うパートナー”IGP (Integrated Growth Partner)”へ変換していくとしています。

そして、事業領域を以下のように定義し、DXなどのテクノロジーを駆使し、事業全体に変革を起こしていきます。

• BX（ビジネストランスフォーメーション）・・・顧客企業の事業成長と企業変革を実現するビジネス変革領域
• CX（カスタマーエクスペリエンストランスフォーメーション）・・・マーケティング基盤の変革を実現するデジタル変革領域
• DX（デジタルトランスフォーメーション）・・・最適なお客さま体験をデザインし実現するカスタマーエクスペリエンス変革領域
• AX（アドバタイジングトランスフォーメーション）・・・・広告の高度化・効率化を実現する広告変革領域

画像引用元：電通

また、新規事業として、北海道日本ハムファイターズの新本拠地「北海道ボールパークFビレッジ」の開発プロジェクトへ参画するなど事業拡大にも積極的です。

画像引用元：電通

4-3. トップメッセージ

画像引用元：電通

電通は、事業変革と高い倫理観を重視する組織風土への進化を推進しています。

6,000人の社員がデータ・テクノロジーを活用し、能力を最大化する体制を整えています。

これまで、トランスフォーメーション（BX & DX）、マーケティング（AX & CX）、コンテンツ（スポーツ＆エンターテインメント）の3領域で提供価値を強化してきました。

今後は、クライアントの持続可能な成長と社会の活力を支える「Integrated Growth Partner」として変革を続けていきます。

4-4. 今後の事業展開

繰り返しになりますが、電通は従来の広告代理店からの変革を図るため、以下のように事業領域を定めています。

• AX（アドバタイジングトランスフォーメーション）・・・・広告の高度化・効率化を実現する広告変革領域
• BX（ビジネストランスフォーメーション）・・・顧客企業の事業成長と企業変革を実現するビジネス変革領域
• CX（カスタマーエクスペリエンストランスフォーメーション）・・・マーケティング基盤の変革を実現するデジタル変革領域
• DX（デジタルトランスフォーメーション）・・・最適なお客さま体験をデザインし実現するカスタマーエクスペリエンス変革領域

主力の広告分野では、テクノロジーの進歩により、これまで追えていなかった広告の効果を追えるようになり、より効果的な施策を打てるようになるなどの高度化や効率化による(AX)を狙います。

また、ビッグデータを活かして「機会獲得に有用な情報」を発掘することで、経営やマーケティングにおける意思決定のためのサポートを目的と捉えDXを推進しています。

加えて、広告のデータや販売までのデータなどの独立したデータを解析し活かすことで、顧客により良い体験をしてもらうことを（CX）において実行しています。

そして、これまでに紹介してきたマーケティングや広告などのコミュニケーションで得られた知見を最大限利用し、顧客の事業成長と企業変革（BX）における伴走者になるとしています。

上記を踏まえると、従来の広告領域に留まらず新技術の獲得に熱心な方や、事業変革など目まぐるしい変化の中でもリーダーシップを持って業務に取り組める方向けの企業と言えるでしょう。

4-5. 電通グループについて

電通グループは国内最大の広告グループです。

2020年1月に、こちらのページで紹介している電通が持株会社化したことで誕生しました。

海外進出に積極的に力を入れており、電通時代の2013年に英国の広告会社イージス・グループを買収しており、現在もM＆Aに積極的です。

国内市場では、子会社の電通デジタルを中心にデジタルマーケティング領域に注力しています。

2022年の1月にはネット広告代理店のセプテーニ・HDを買収したことで、ネット広告の領域で国内トップとなっています。

また、中途採用も積極的に行なっています。

親会社である、「電通グループ」への転職を希望する場合も、ハイクラスな求人が集まる下記エージェントに相談しましょう。

• JACリクルートメント
• LHH転職エージェント
• doda

5. 電通の中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】

この章では、電通の中途採用選考でアピールすべきポイントや、面接の想定質問を紹介します。

• 電通の中途採用で聞かれる想定質問40選
• 電通の中途採用選考でアピールすべきポイント

5-1. 電通の中途採用で聞かれる想定質問40選

電通の面接を想定して、想定質問を作成しました。年齢別に以下のように40個用意しましたので、準備しましょう。

• 全ての人が準備すべき質問10個
• 若手社員（第二新卒〜20代）が準備すべき質問10個
• 中堅社員（30代前後）が準備すべき質問10個
• 管理職、シニア（40代以上）が準備すべき質問10個

このページでは、どの企業でも聞かれるような、一般的な質問はあえて入れませんでした。

一般的な質問や、答え方を「プロ直伝！転職面接の質問99例の答え方とわかりやすく伝える全ノウハウ」でまとめていますので、合わせてしっかり準備しましょう。

全ての人が準備すべき質問10個

1. 過去に担当したプロジェクトの中で、課題を発見し解決するために実行した具体的なアプローチを教えてください。
2. 電通のクライアントに対する広告提案において、あなたの経験がどのように活かせると考えていますか？
3. 急な仕様変更やクライアントの要望変更に対応した経験があれば、その具体的な方法を教えてください。
4. 広告業界におけるデジタル施策の活用で、最も効果的だった事例を教えてください。
5. 電通の多国籍プロジェクトに参加する場合、どのように対応していきたいと考えていますか？
6. チーム全体の効率を上げるために意識した工夫について具体例を挙げて教えてください。
7. これまでに取り組んだマーケティング施策の中で、最も成功したものについて教えてください。その成功要因も含めてお願いします。
8. 社内外の関係者との調整が必要な状況で、どのように成果を出した経験がありますか？
9. 電通の規模の大きい組織環境の中で、自分の役割をどう定義し、貢献していきたいと考えていますか？
10. 長期的な関係構築が必要なクライアントとの業務経験があれば、どのように信頼を築いたか教えてください。

若手社員（第二新卒～30歳前後）が準備すべき質問10個

1. 前職や学生時代の経験の中で、チームで取り組んだプロジェクトでの役割と成果を教えてください。
2. 限られた時間やリソースの中で目標を達成した経験を教えてください。
3. 電通のような大規模な組織で働く際、あなたが最も発揮したい能力は何ですか？
4. 未経験の業務や分野に挑戦した経験があれば、どのように取り組みましたか？
5. クライアントの課題を掘り下げたうえで提案を行った経験があれば教えてください。
6. 最新の広告業界トレンドの中で、最も興味を持っているテーマを教えてください。それをどのように業務に活かしたいと考えていますか？
7. 電通のように複数のステークホルダーが関与する環境で、どのように調整していきたいですか？
8. これまでの仕事で「創造性」を発揮したエピソードを教えてください。
9. プレッシャーがかかる状況で、結果を出すために取った具体的な行動を教えてください。
10. 電通が提供する「人々を動かすアイデア」に共感する理由と、それを活かして行いたいことを教えてください。

中堅社員（30代～40歳前後）が準備すべき質問10個

1. あなたがこれまでリーダーとして携わったプロジェクトの中で、特に成果を挙げた事例を教えてください。
2. 部門を横断するプロジェクトでの調整や意思決定の経験があれば教えてください。
3. 電通の「デジタル」と「クリエイティブ」を融合させた事業戦略に対して、どのように貢献できると考えていますか？
4. 部下の育成や後進指導を行った経験があれば、その手法と成果について教えてください。
5. 過去に実施した広告キャンペーンの中で、特に工夫した点や成果を上げた取り組みについて具体的に教えてください。
6. データを活用したマーケティング戦略を設計・実行した経験について教えてください。
7. クライアントの期待を上回る成果を提供するために工夫した点を教えてください。
8. 電通の「Integrated Growth Partner」として求められる役割において、自身の強みをどのように活かせると考えていますか？
9. 国内市場と海外市場での広告戦略において、特に難しかった課題と解決策を教えてください。
10. 社内外での多様な意見を取りまとめ、プロジェクトを成功させた経験を教えてください。

管理職、シニア（40代以上）が準備すべき質問10個

1. あなたがこれまでにマネジメントしたプロジェクトで、特に難しかった課題とその解決方法について教えてください。
2. 電通のグローバル戦略に対して、具体的にどのような価値を提供できると考えていますか？
3. 組織の方向性を決定する場面で、どのように意思決定を行ったか教えてください。
4. 電通のように複数の事業領域を持つ企業において、どのように相乗効果を生み出していきたいと考えていますか？
5. 長期的なビジョンをもってクライアントに貢献した経験があれば教えてください。
6. 事業拡大や新規事業立ち上げの際に取り組んだ具体的な戦略について教えてください。
7. 部下や後輩のモチベーションを引き出すために実践したリーダーシップ手法を教えてください。
8. 電通が目指す「デジタル変革」を推進するために、自身の経験をどう活かせると考えていますか？
9. 大規模なクライアントとの交渉で成功したエピソードを教えてください。
10. 電通の企業文化や価値観とあなたのリーダーシップスタイルが、どのようにマッチするか教えてください。

5-2. 電通の中途採用選考でアピールすべきポイント

電通への転職を目指す人がアピールすべきことを、以下の4つに分けて紹介します。

1. 全ての人がアピールすべきポイント
2. 若手社員（第二新卒〜30歳前後）がアピールすべきポイント
3. 中堅社員（30代〜40歳前後）がアピールすべきポイント
4. 管理職、シニア（40代以上）がアピールすべきポイント

1. 全ての人がアピールすべきポイント

面接の質問に答える際や、職務経歴書を書く際は、以下のポイントを意識し、アピールするといいでしょう。

• クライアント課題を解決する能力
• デジタルマーケティングの実践経験
• チームで成果を出す協調性

クライアント課題を解決する能力

電通では、クライアントの課題を的確に理解し、解決する能力が重要視されます。

過去にクライアントのニーズを深く掘り下げ、成果を生んだ具体的な事例を伝えると効果的です。

デジタルマーケティングの実践経験

広告業界の中心にあるデジタル領域への対応力は、電通でも必須です。

オンライン広告キャンペーンやデータ分析を活用した戦略の立案・実行経験を具体的に説明し、その成果を示しましょう。

チームで成果を出す協調性

多部門が関わるプロジェクトが多い電通では、チーム全体で成果を出す力が求められます。

これまでにチームで目標を達成したエピソードを、どのように貢献したかを含めてアピールしてください。

2. 若手社員（第二新卒〜30歳前後）がアピールすべきポイント

若手社員で電通への転職を目指す方は、下記のポイントも伝えられるようにしましょう。

• 学び続ける姿勢
• 柔軟に適応する能力
• 新しい視点を活かした提案力

学び続ける姿勢

未知の分野やスキルを積極的に習得し、自分の能力を高める姿勢は評価されます。

自己学習や研修の経験、それを活かした成果を具体的に伝えると良いでしょう。

柔軟に適応する能力

広告業界では状況の変化に素早く対応できる能力が重要です。

急な方向転換や予期しない課題に対処した経験を、具体的にエピソードとして説明してください。

新しい視点を活かした提案力

若手には、既存の方法にとらわれない新しい視点やアイデアが期待されます。

自身の提案が採用され、成果を生んだ経験を具体的に伝えましょう。

3. 中堅社員（30代〜40歳前後）がアピールすべきポイント

30代〜40歳前後の中堅社員の方は以下のポイントも意識しましょう。

• プロジェクトマネジメント経験
• 部門間の調整能力
• クライアントとの戦略的パートナーシップ

プロジェクトマネジメント経験

中堅社員には、プロジェクト全体を管理する能力が求められます。

計画の立案から進行管理、結果分析までを含む具体的な経験を示してください。

部門間の調整能力

電通では、多部門にまたがるプロジェクトが多く、調整力が必要です。

異なる専門分野のメンバーをまとめて成果を出した経験をアピールすると良いでしょう。

クライアントとの戦略的パートナーシップ

クライアントと長期的な信頼関係を築き、ビジネス成長を支える力が求められます。

クライアントの課題を深く理解し、成功した具体的な事例を伝えてください。

4. 管理職、シニア（40代以上）がアピールすべきポイント

40代以上の方は以下のポイントも意識しましょう。

• 組織のビジョンを実現するリーダーシップ
• チーム育成の実績
• 長期的な視点での事業戦略立案能力

組織のビジョンを実現するリーダーシップ

組織の方向性を定め、ビジョンを実現するリーダーシップが期待されます。

大規模プロジェクトや組織改革をリードし、成果を上げた具体的な経験を示してください。

チーム育成の実績

部下を育成し、チーム全体の力を引き出す役割が求められます。

これまでに部下を成長させ、チームの成果向上に貢献した経験を具体的に説明してください。

長期的な視点での事業戦略立案能力

広告業界の変化に対応しつつ、長期的な成長を見据えた戦略を描く能力が求められます。

長期計画を成功させた事例やその結果を伝えると効果的です。

6. 電通の中途採用に応募する際に絶対知っておくべきこと

電通へ転職する際に重要なことは、自分で申し込まず、「転職エージェント」を使い応募することです。

転職エージェントとは、登録をすると完全無料で転職相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのことを指します。

使うべきなのは、下記の4つの理由で電通への転職に有利になるからです。

• 電通の非公開求人に応募できる
• 電通の傾向を踏まえた選考対策をしてくれる
• 電通側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
• 内定時に給与交渉をしてくれる

4つの理由を1つずつ解説します。

6-1. 電通の非公開求人に応募できる

転職エージェントは、企業の採用ページや求人情報サイトに乗っていない非公開の求人を複数持っていて、電通の非公開求人を持っている可能性もあります。

非公開の求人になるのは、一般的に下記のような求人で、総じて「働く上で好条件の求人」が多いです。

• 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう
• 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない
• 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

また、求人を持っていなくても、あなたの希望とスキルが合えば、転職エージェントが企業に営業してくれるケースもあります。

電通に行きたい場合は、転職エージェントに相談することで、求人の選択肢を大きく増やせますから、自分で探さず、必ず転職エージェントに相談しましょう。

6-2. 電通の傾向を踏まえた選考対策をしてくれる

大手転職エージェントだと、電通や同業他社に複数の転職希望者を転職させているため、選考を突破するノウハウが溜まっていて、それを元にサポートをしてくれます。

過去の面接の傾向を踏まえ、模擬面接をしてくれたり、書類や面接で何をアピールすべきかを一緒に考えてくれます。

さらに面接前には、面接官の肩書きや、特に重視される点を教えてくれることもあるので、転職エージェントを使っていない人よりも面接を有利に進められます。

6-3.電通側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる

転職エージェントは、人事担当者ともやりとりをしていて、面接や書類では伝わらないあなたの魅力をアピールしてくれます。

企業としては、よくわからない人物よりも、転職エージェントのお墨付きのある人の方が安心して採用できるので、転職エージェント経由だとそれだけで選考に有利になることも多いです。

腕のいいエージェントが担当の場合、面接に失敗しても、エージェントがプッシュしてくれ、結果が覆るということもよくあります。

6-4. 内定時に給与交渉をしてくれる

内定した後も、企業とのやりとりは転職エージェントが間に入ってくれます。

給与交渉などの言いにくいことも転職エージェント経由で相談でき、交渉もしてもらえるので、エージェント経由の方がより良い条件で転職しやすいです。

以上の4つの理由で、電通やその他企業に転職する際は、必ず転職エージェントを使うようにしましょう。

7. 電通への中途採用で使うべき転職エージェント

電通の転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。

• JACリクルートメント
• LHH転職エージェント
• doda

この3つに登録し、電通やその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。

これらを選んだ理由は下記3つです。

• 大手で求人数も多く、電通の求人も持っている可能性が高い
• 電通への転職を有利にするためのノウハウを持っている
• 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる

一つずつ解説していきます。

7-1. JACリクルートメント

「JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。

ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。

電通の中でも、年収800万円以上のポジションを狙う方は、必ず使っておきましょう。

ただし、ハイクラスな人材でないと判断されると十分なサポートを受けられませんので注意しましょう。

JACリクルートメント公式ページ：https://www.jac-recruitment.jp/

7-2. LHH転職エージェント

「LHH転職エージェント」は、世界的に有名な大手人材会社アデコの運営する、ハイクラス向けの転職エージェントです。

サポートを受けた利用者は、平均で年収を約100万円上げていて、年収アップの転職に強みを持ちます。

これまでの経験を活かしつつ、今よりポジション、年収を上げる転職がしたい方には特におすすめです。

LHH転職エージェント公式ページ：https://jp.lhh.com

7-3. doda

「doda」はパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

過去のサポート実績から社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、人気企業を目指すなら一度は相談しておきましょう。

doda公式ページ：https://doda.jp/

8. まとめ

電通の中途採用について、採用情報から、注意点、転職のコツまで紹介してきましたがいかがでしたか？

電通は、中途採用を行っており、転職先としても人気企業です。

待遇や成長・キャリアアップ、やりがい、組織風土面などで良い口コミが多い会社ですが、ワークライフバランス面などで一部不満の声も出ていることに注意しましょう。

また電通への中途入社を目指す方も、転職難易度が高いことには注意が必要です。自分一人で動かずに、下記の転職エージェントに相談し、サポートを受けましょう。

• JACリクルートメント
• LHH転職エージェント
• doda

あなたの転職がうまくいくことを心から祈っています。

（参考）電通と競合他社の平均年収、年齢、勤続年数データの参照元

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