ページの一部でマイナビ等の広告が掲載されています。
転職サイト

人事に強い転職サイト9選|経験別のおすすめと絶対知るべき注意点

「人事の転職に強い転職サイトは?」「未経験から目指すならどこがいい?」など、人事向けの転職サイトが気になっていませんか?

転職サイトは、担当がついて無料で転職サポートを受けられるものから、サポートが全くないタイプまで様々なので注意しましょう。

選び方を間違えると、「興味のない会社の求人しかない」「選考で落ちてばかりで全然決まらない」といった事態になります。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、人事の転職で使うべき転職サイトについて、以下の流れで解説していきます。

このページを読めば、人事の転職にはどのサイトを使うべきで、利用の注意点から使いこなすコツまで全てがわかり、転職サイトで失敗することがなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
著者情報を詳しく見る

ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 結論|人事の転職にまず使うべき転職サイト

このページでは、人事としての転職を目指す方におすすめの転職サイトについて詳しく解説していきます。

長くなってしまったので先に結論をいうと、経験や現在の年収別に、以下からまず3社を選ぶべきです。

人事経験者 未経験
年収
600万以下
年収
600万〜
MS-Japan
リクルートエージェント
doda
パソナキャリア ×
JACリクルートメント ×

おすすめ順に並べているため、迷ったら、キャリアに合わせて上から順に◎を3つ選んでおきましょう。

大手・優良企業の人事求人のほとんどは、この5社に集中していて、ここから選んでおけば間違いありません。

全て担当者がついて転職のサポートを受けることができ、「転職エージェント」とも呼ばれています。

サイト選びの最大の注意点

人事向けの転職サイトは、以下の複数タイプがあり、どれを使うかで応募できる企業や選考の通りやすさが全く変わります。

  1. 転職エージェント:担当がついてサポートしてもらえる
  2. スカウトサービス:登録してスカウトを待つ
  3. 求人サイト:自分で求人を探して応募する

結論、人事として転職を考える方がまず使うべきなのは、「転職エージェント」です。

ネット上にはこれらをごちゃ混ぜにして紹介するページが非常に多いですが、別物なので注意しましょう。

転職エージェントを使うと担当がついて、転職相談から求人紹介、企業とのやりとりまで全てやってもらえます。

agent

転職エージェントにしか求人を出さない大手・優良企業も非常に多く、使わないと損します。

担当は、企業ごとの過去の面接データも持っていて、選考に通るためのアドバイスもしてくれます。

使うだけでチャンスが広がる、人事の転職には必須のサービスです。

他のタイプを使うべき2つのケース

以下に当てはまる方のみ、他のタイプの転職サイトを使いましょう。

  • 人事経験者で、年収600万円以上
    →スカウトサービス
  • 転職エージェントを3つ使っても決まらなかった方
    →求人サイト

年収600万円以上の経験者は「スカウトサービス」も使っておく

まずは転職エージェントを使うべきですが、年収600万円以上の人事経験者の方は、以下のようなスカウトサービスも一つは使っておきましょう。

これは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスで、高収入のハイクラスの方を対象としています。

scout

※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント

企業からのスカウトだと、いきなり面接に進んでスピーディーに内定が出るケースもあるため、登録しておいて損はありません。

中でもおすすめは、スカウト型の最大手で、30,000社以上の企業からスカウトが受けられる「ビズリーチ」です。

「求人サイト」は最終手段として使う

当ページで紹介する転職エージェントを3つ使っても決まらなかった方のみ、「リクナビNEXT」のような自分で求人を探して応募する求人サイトを使いましょう。

求人サイトは、サイト上の求人を自分で調べて応募していく転職サイトです。

jobchange_site

ただ、他のタイプには以下の点で劣るため、あくまで最終手段と理解しておきましょう。

  • 求人の量と質が落ちる
    →求人数は他の転職サイトに比べて少なく、人気企業の求人も少ない
  • 選考の難易度が上がる
    →サポートが一切なく、書類選考や面接の対策は全て自力になる

そもそも人事とは

会社の人材に関する仕事のことで、内容は主に以下に分類されます。

採用 新卒や中途で、必要な人材を採用する
育成 社員のスキル向上のための教育・研修を行う
評価 昇給・昇格の仕組みなど、社員を評価する仕組みを作り、運用する
配置 社員を、スキルや適性を踏まえて、適材適所に異動・配置する
労務管理 勤怠管理、給与計算、社会保険の手続き、健康管理などを行い、社員が働く環境を整える

近い職種に総務がありますが、こちらはその他組織運営をサポートする仕事で、以下の業務を担います。

  • 社内の施設や備品管理
  • 電話・来客対応
  • 株主総会などの社外イベント
  • 歓送迎会などの社内イベントの企画運営
  • 防犯・防災対策

未経験からの転職は難しい?

以下の理由で、他の職種と比べても、未経験からの転職は難しいです。

  • 求人一つにつき採用枠は一人だけなど、募集自体が少ない
  • 人事職は、専門知識を持つ経験者や社風を理解した社内の人材が就くことが多い

大手エージェントの人事の求人の中でも、未経験歓迎は全体の1割ほどで、競争率が高いです。

ただ、以下に当てはまる方は、未経験でも採用されやすい傾向があります。

転職しやすい理由
人材業界出身者 会社の採用に関わったり、転職者の相談に乗った経験が活かせる
元エンジニアなど、ITの知識がある方 プログラミングなどの知識を活かして、エンジニアの採用担当として活躍できる
経理や事務の経験者 給与計算などExcelを使った細かい作業をするのに経験が活かせる

未経験から目指したい方は、「MS-Japan」のような未経験からの管理部門への転職に強い大手エージェントをまず利用しましょう。

可能性があるか、まずどうすべきかといった点で、詳しい担当に親身に相談に乗ってもらえます。

次の章から、まず使うべき転職エージェントのおすすめや利用の注意点について解説していきます。

2. 人事に強い転職サイト|転職エージェントおすすめ5選

今回当ページでは、人事の転職に対応した転職エージェント20社以上を比較し、以下の観点で5社を厳選しました。

  • 30年以上の実績がある大手
  • 人事・総務の求人が多い
  • 使った人の評判が極めていい

5社について、キャリア別におすすめ度をまとめたのが以下です。

人事経験者 人事未経験
年収
600万以下
年収
600万〜
MS-Japan
リクルートエージェント
doda
パソナキャリア ×
JACリクルートメント ×

大手・優良企業の人事求人のほとんどは、この5社に集中していて、ここから選んでおけば間違いありません。

これらは、登録すると担当者がついて、求人の紹介から面接のセッティングや対策まで、あらゆるサポートが受けられます。

agent

具体的には以下6つをしてくれて、あなたは面接以外で企業とやりとりすることがなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

では、おすすめの転職エージェントについて、それぞれ特徴を解説していきます。

2-1. MS-Japan:人事志望の全員におすすめ

ms_agent

MS-Japan」は、人事や経理をはじめとした管理部門や、士業の転職に特化した転職エージェントです。

30年以上と、特化型エージェントの中でもトップクラスの実績を誇ります。

バックオフィス系の紹介は一任する企業も多く、未経験からベテラン向けまで豊富な求人があるので、人事の転職には外せない1社です。

向いている人 人事経験者、未経験者
求人数(人事・総務) 約2,300件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社MS-Japan
運営歴 1990年~

MS-Japan公式ページ:https://www.jmsc.co.jp

2-2. リクルートエージェント:人事の求人数はトップクラス

r-agent

リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、人事の求人量・転職実績共にトップクラスです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、大手・優良企業の求人も多いので、登録しておいて損はありません。

向いている人 人事経験者(年収~600万円)、未経験者
求人数(人事・総務) 約7,500件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
運営歴 1977年~

リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/

2-3. doda:大手の中でも一人一人へのサポートが手厚い

doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。

向いている人 人事経験者(年収~600万円)、未経験者
求人数(人事・総務) 約5,500件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
運営歴 1989年~

doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/

2-5. JACリクルートメント:年収600万円以上は利用必須

pasonacareer

パソナキャリア」は求人の半数が年収800万を超える、ハイキャリアのサポートに強い転職エージェントです。

運営元のパソナは、人材派遣業の運営歴が40年を超える業界大手で、有名企業とのパイプが強く、大手企業の人事職の求人が充実しています。

また、会社を上げて女性のサポートに力を入れているため、ハイキャリアの女性の方には真っ先におすすめしたい一社です。

向いている人 人事経験者(年収600万円〜)
求人数(人事・総務) 約1,300件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社パソナ
運営歴 1976年~

パソナキャリア公式ページ:https://www.pasonacareer.jp

2-5. JACリクルートメント:年収600万円以上は利用必須

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗の転職エージェントです。

実績や知名度の高さから、企業側も高収入の案件はJACにだけ相談していることも多いため、年収600万以上の方は必ず登録しておきましょう。

求人はそこまで多くありませんが、人事戦略の企画・運用担当や、英語力も求められる外資系の人事職など、ハイクラスな求人はここに集中しています。

向いている人 人事経験者(年収600万円〜)
求人数(人事・総務) 約350件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
運営歴 1988年~

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

その他、人事の転職に使えるエージェントまとめ

5社以外で、今回比較した人事向けとして紹介されることの多いエージェントは以下の通りです。

特化型エージェント 特徴
ヒュープロ 2015年に運営開始した、士業、管理部門専門のエージェント
BEET agent 管理部門の転職に特化
アガルートキャリア 2015年に運営開始した、人事専門のエージェント
SYNCA 管理部門の転職に特化した求人サイト
あらゆる業界に対応 特徴
マイナビAGENT 20~30代の転職に強い
ワークポート IT・WEB・ゲーム業界への転職向け
LHH転職エージェント ハイクラス向けで、外資系の転職に強い
type転職エージェント 一都三県で、営業、エンジニアの転職に強い

人事など管理部門に特化したタイプもありますが、以下いずれかに当てはまり、まず使うべきエージェントではありません。

  • ×人事の求人が少ない
  • ×人事よりも、経理や会計などその他バックオフィスの求人がメイン
  • ×まだ実績が少ない(設立10年未満)
  • ×そもそも転職エージェントじゃない(自分で応募する求人サイトなど)

5社からキャリア別に選び、それでもうまくかなかった方のみ、次の手段として使いましょう。

転職エージェントの4つの注意点

人事として転職を目指す方は、転職エージェントを使うにあたって、以下の点に注意しましょう。

  • 大手以外を使うのは危険
  • エージェントごとに得意分野は変わる
  • 特化型でも、求人は少ないことがある
  • 1つに絞ると失敗する

①大手以外を使うのは危険

ここ数年で、人材紹介業者は1万社以上増加したデータもあり、「人事の転職に強い」とアピールする新しい転職エージェントも大量に増えました。

引用:厚生労働省ホームページ

ただ、こうした新しいエージェントには、以下のようなタイプが多いため注意しましょう。

  • 企業とのパイプが弱く、紹介できる求人が少ない
  • 常に出回っているようなブラック求人しか持っていない
  • 実績が少なく「会社ごとにどう対策すれば内定が出やすい」といったノウハウがない

実績作りのために、合わない求人をごり押しするなど、中にはひどい運営業者もいるので危険です。

優良な業者の見極めが難しいため、聞いた事もないようなエージェントは避け、これまで紹介したような実績のある大手だけを使いましょう。

②エージェントごとに得意分野は変わる

人事の転職に強い大手エージェントの中でも、以下の点はエージェントごとに変わります。

  • 未経験から人事を目指す人もサポートしてもらえるか
  • 経験者の場合、どれだけのキャリアの方を対象とするか

中には、未経験者や職歴の浅い人は、使っても相手にされないハイクラス向けサービスもあります。

ミスマッチなものを選んで時間を無駄にしないためにも、初めからこのページを参考に、自分のキャリアに合わせて選んでおきましょう。

③特化型でも、求人は少ないことがある

転職エージェントは人事などのバックオフィスの転職に特化したタイプもあります。

しかし、特化していても、以下のように求人が多いとは限らないので注意しましょう

人事・総務の求人数
BEET agent(管理部門に特化) 約230件
ヒュープロ(管理部門に特化) 約500件
リクルートエージェント 約7,500件
doda 約5,500件

リクルートやdodaのように、あらゆる業界に強い大手は、人事の求人も多いので、積極的に使いましょう。

業界関係なく、ほぼ全ての会社に人事部はあるため、たくさんの企業とパイプを持つ大手ほど、人事の求人は充実しています。

④1つに絞ると失敗する

優良な大手エージェントにも、以下のようなハズレの担当はいるため、必ず3社以上は登録し、担当者を比べましょう。

  • 志望業界の知識が不十分で、深い相談ができない
  • 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる
  • 応募や内定を急かすなど対応が悪い

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社登録

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも以下から3社は使っておきましょう。

人事経験者 人事未経験
年収
600万以下
年収
600万〜
MS-Japan
リクルートエージェント
doda
パソナキャリア ×
JACリクルートメント ×

また、エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

転職エージェントの大まかな利用の流れは以下の通りです。

  1. ネットから申し込み
  2. エージェントと面談
  3. 求人紹介を受ける
  4. 企業に応募
  5. 面接
  6. 内定

最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。

面談方法は対面も選べますが、現在はWEBや電話での面談が主流となっています。

申し込みから内定まで、トータルで3ヶ月はかかるケースが多いため、余裕を持って早めに申し込みをしておきましょう。

3. 人事に強い転職サイト|経験者向けスカウトサービス3選

人事の経験者で、年収600万円以上の方は、以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。

スカウトサービスは複数ありますが、上記3社が特に有名で利用する企業も多く、スカウトをもらいやすいです。

迷ったらどれだけの企業が使っているサービスかを公開していて、数が最多の「ビズリーチ」を選びましょう。

  登録企業数 運営歴
ビズリーチ 約30,000社 2009年~
リクルートダイレクトスカウト 非公表 2014年~
doda X 非公表 2019年~
AMBI 約2,800社 2017年~
ミドルの転職 なし
(在籍するエージェントからのスカウトのみ)
2015年~

このタイプの最大の強みは企業から直接スカウトが受けられることですが、企業数が多いほどチャンスは広がり、スカウトも増える傾向があります。

スカウトサービスは、経歴やスキルを登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サイトで、主に年収600万円以上の方を対象としています。

登録するとあなたのプロフィールがデータベースにのり、それを使う企業の人事やヘッドハンターの目に留まると、スカウトが受けられます。

scout

※ヘッドハンター:企業に紹介を頼まれた求人にあった人材を探す業者

登録後は待つだけでよく、企業からのスカウトだといきなり面接に進んでスピーディーに内定が決まることもあるため、登録しておいて損はありません。

では、スカウトサービスのおすすめについて、それぞれ特徴を解説していきます。

3-1. ビズリーチ

bizreach

ビズリーチ」は、毎月30,000人以上が登録している今最も勢いのあるスカウトサービスです。

即戦力人材を効率よく採用したい企業が続々と利用を開始していて、登録社数は30,000社を超えます。

一部有料の機能もありますが、最大の目玉である「企業からのスカウトの受け取り、返信」は無料プランでもできるので、まずは無料プランで使ってみるのがおすすめです。

有料プランの機能とは?

ビズリーチで月5,500円の有料プランに入ると開放される主な機能には、以下があります。

  • サイト内の全ての求人の閲覧、応募ができる
  • ヘッドハンターのスカウトが全て見られる

自分からも積極的に動きたい人向けの機能ですが、こうした人には、無料で使える転職エージェントの方がおすすめです。

紹介される求人にどんどん応募していくなど、自分からも積極的に動けますが、料金は一切かかりません。

ビズリーチは無料プランで使った上で、求人探しや応募には転職エージェントを活用しましょう。

求人数 約120,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ビズリーチ
登録企業数 約30,000社
在籍ヘッドハンター数 6,200人

ビズリーチ公式ページ:https://www.bizreach.jp

3-2. リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト」は、ビズリーチの後を追うように始まった、転職業界最大手のリクルートが運営するスカウトサービスです。

登録に審査があるビズリーチに対し、審査なしで誰でも登録ができ、全機能を無料で使うことができます。

登録社数は非公開ですが、「最大手だし使っておこう」と考える企業の採用担当者は多いはずで、多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

ビズリーチが審査に通らず使えなかった方や、さらに可能性を広げたい人は登録しておきましょう。

求人数 約196,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
登録企業数 非公開
在籍ヘッドハンター数 4,300人

リクルートダイレクトスカウト公式ページ:https://directscout.recruit.co.jp/

3-3. doda X

dodax

doda X」も、ビズリーチの後を追うように始まった、業界大手のパーソルキャリアが運営するスカウトサービスです。

dodaの転職エージェントはリクルートと一緒に使う企業も多く、こちらも多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

他社にはない、パーソルの担当者からハイクラス求人の紹介が受けられるサービスもあるので、気になる方は企業スカウトとセットで使ってみましょう。

求人数 約49,000件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
登録企業数 非公開
在籍ヘッドハンター数 約8,000人

doda X 公式ページ:https://doda-x.jp/

スカウトサービスの3つの注意点

上記のスカウトサービスの利用にあたっては、以下の点に注意しましょう。

  • スカウトが中々来ないこともある
  • 企業からのスカウトだと、選考対策は自力になる
  • 質の低いヘッドハンターもいる

①スカウトが中々来ないこともある

基本待ちのサービスなため、スカウトサービスだけに頼ると、スカウトが来ずに、一向に転職活動が進まないケースもあります。

こうならないためにも、「いつまでに転職したい」のように具体的に転職を考えている方は、自分からも積極的に動ける転職エージェントも必ず利用しておきましょう。

②企業からのスカウトだと、選考対策は自力になる

スカウトサービスで企業からスカウトを受けるとそのまま面接に進めますが、この場合以下は全て自分でやる必要があります。

  • 面接対策
  • 面接日や入社日の調整、年収交渉などの企業とのやりとり

上記は転職エージェントだと担当者が全てやってくれますが、スカウトサービスでは自力となります。

特に面接対策は、よほど慣れている方でない限り自力では難しいケースが多いため注意が必要です。

自信がない方は、いいスカウトが来た時に焦らずに面接に進むためにも、まずは転職エージェントで、志望業界の面接対策は受けておきましょう。

③質の低いヘッドハンターもいる

ハイクラス向けのスカウトサービスでは、企業だけでなく、「ヘッドハンター」と呼ばれる民間の転職エージェント会社からもスカウトが受けられます。

ヘッドハンターの中には、以下のような質の低いタイプもいるため注意が必要です。

  • とにかく接点を持とうと、経歴をよくみずにスカウトを大量に送っている
  • 設立まもない会社で、企業とのパイプも弱く、紹介できる求人も少ない
  • 実績作りのために、合わない求人でもごり押ししてくる

優良なヘッドハンターもいますが、ヘッドハンターからのスカウトは大量に届くケースも多く、見極めるのは難しいです。

そのため、スカウトサービスは、「企業からのスカウト」のみ確認する使い方が効率的でおすすめです。

企業からのスカウトは、面接確定を意味していて、適当に送られることはまずありません。

スカウトサービスの利用の流れは以下の通りです。

  1. ネットから申し込み
  2. 職務経歴書を登録
  3. スカウトを受けた企業と面接
  4. 内定

上記は企業からスカウトを受けて転職する流れです。

ヘッドハンターからのスカウトの場合は、ヘッドハンターから紹介を受けた求人に応募していくことになります。

4. 人事に強い転職サイト|最終手段として使うべき求人サイト

転職エージェントを使っても決まらなかった方のみ、自分で求人を探して応募する「求人サイト」を使いましょう。

jobchange_site

求人サイトなら、人事の求人数が最多の大手「リクナビNEXT」がおすすめです。

ただ、これまで紹介した他の転職サイトと比べると以下の通りで、あらゆる点で劣るため、まず使うべきサービスではありません。

サポート 求人の質・量 選考の有利さ
①転職エージェント
相談〜内定後の交渉まで

良質な非公開求人、数多い

選考対策・プッシュあり
②スカウトサービス
企業からのスカウトなら無し

良質な非公開求人、数多い

企業スカウトなら書類選考なし
③求人サイト ×
自分でやる

公開求人、数少ない
×
自力で頑張る

特に、ネット上に求人を公開して、広く募集しないと人が集まらない小さいベンチャーが多く、有名企業など大手の求人は少ないので注意しましょう。

転職エージェントを3社以上使っても決まらなかった方のみ、最終手段として使いましょう。

求人サイトなら「リクナビNEXT」一択

リクナビnext

転職サイトなら、最大手の「リクナビNEXT」だけ使っておけば間違いありません。

総求人数は10万件以上と他サイト比べても圧倒的に多く、人事求人も10,000件以上と多く掲載されています。

経験者向けはもちろん、人事未経験でも歓迎の求人も多いので、まずはこれに登録して活動を進めましょう。

リクナビNEXT公式ページ:https://next.rikunabi.com/

5. 人事の転職にまずエージェントを使うべき3つの理由

これまで紹介してきた通り、転職サイトには複数のタイプがありますが、人事の転職には、以下の理由で転職エージェントをおすすめします。

  • 表に出ない好条件な求人に応募できる
  • 選考で有利になりやすい
  • 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる

実際に使って良かったと感じている人の口コミと合わせて紹介していきます。

理由1. 表に出ない好条件な求人に応募できる

口コミ・評判

Fさん(30代 IT企業 経理)

転職サイトでは見つけられなかった、上場IT企業の人事職の非公開求人をエージェントから紹介されました。福利厚生が手厚く、リモートワークも可能な環境で、好条件で転職できました。エージェントを使って正解でした!

そもそもですが、下記のような優良な求人は、インターネットには中々出てきません。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

これらの求人は、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。

特に、人気企業や待遇のいい人事の求人は、応募の殺到を避けるためにエージェント経由でのみ募集するケースが多いです。

転職エージェントを使えは、求人サイトにはないこれらの高品質な非公開求人にも応募ができます。

逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。

理由2. 選考で有利になりやすい

口コミ・評判

Uさん(20代 メーカー 人事)

エージェントが過去の面接データを提供してくれて、特に“採用方針にどう貢献できるか”を問われると教えてくれました。

そのアドバイスをもとに回答を準備した結果、スムーズに内定をもらえました。

転職エージェントを使うことで、直接申し込んだ人よりも、選考が有利に進むことがあります。

採用側からすると、どこの誰かわからない人よりも、転職エージェントがプッシュしてくる人の方が安心して採用することができるからです。

エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。

また、大手だと実績が多い分、企業ごとに「どんな人に内定が出て、逆にどんな人は落ちやすい」といったデータも豊富に持っていて、万全の選考対策を受けることもできます。

理由3. 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる

口コミ・評判

Kさん(40代 金融業界 人事)

転職活動をしながら働いていたので、日程調整や企業とのやりとりを全てエージェントに代行してもらえたのが助かりました。

仕事に集中しながらスムーズに転職でき、本当にありがたかったです。

転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。

特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。

転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。

デメリットは使い方次第で解消できる

転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。

  • ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
    →実績のある大手のエージェントだけを使う
    →3社以上使い、ハズレの担当がついたエージェントの利用をやめる
  • ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
    →自分の経験・年収に合ったエージェントを選ぶ

そのため、人事の転職を考えている方は、まず転職エージェントを使いましょう。

6. 人事の転職についてよくある質問

最後に、人事の転職についてよくある以下の質問に回答していきます。

6-1. 経験者なら人事の転職はしやすい?

経験者なら安定して求人があるので転職はしやすいです。

採用、労務管理など、メインで行ってきた業務の経験が歓迎される求人に応募すれば、内定は難しくありません。

ただ、人事は社内からの異動希望者も多い人気職種で、経理のような他のバックオフィス職種に比べると、募集は少ないです。

転職エージェントはそれぞれ持っている求人が違うため、必ず3社以上は使い、可能性を広げておきましょう。

6-2. 人事の転職理由にはどんなものがある?

私が転職エージェントとしてサポートした人事職の方で、転職を希望される方から特に多かったのは以下の声です。

転職理由 声が上がる背景
社内の人間関係に疲れた 社内の人間関係の問題を相談される立場にあり、モンスター社員の対応など、トラブル対応がある
嫌われ役になることがあり、辛い 社員を不人気な部署に異動させたり、リストラを通知したり、恨みを買うような仕事もある
給与・待遇面に不満を持った 営業のように目に見えた成果を出しにくい仕事で、頑張りが収入アップにつながりにくい

組織で働く以上、人間関係の問題で悩む方がいるのは、他の職種も変わりません。

ただ、待遇については、人事や経理などバックオフィス系の職種特有の問題と言えます。

とにかく収入重視の方は、営業など他職種への転職も検討しましょう。

リクルートエージェント」や「doda」なら、バックオフィス以外の求人も充実しているため、まずこれらへ相談しましょう。

6-3. 人事の転職の志望動機を作るコツは?

人事の志望動機では、以下2つを確認されるので、必ず準備しておきましょう。

  • なぜその会社の人事を志望したのか
  • そもそもなぜ人事を志望したのか(未経験からの転職の場合)

これらを通して、すぐに辞めないか、長く活躍してくれる人材かをチェックされます。

それぞれの伝えるべきポイントは以下の通りです。

伝えるポイント
なぜその会社の人事職なのか ・会社の求める人材(求人のゆくゆくはこんな仕事を任せたいといった内容)に、自分の理想の働き方がマッチしていることを伝える。
・応募先の仕事内容が、これまでの自分の経験が活かせる内容であることをアピールする。
例:前職では、人事部で採用を担当していました。働く中で、労務や教育など他の業務にも興味が出てきましたが、仕事が分担され、異動も少ない会社だったため、転職を決意しました。貴社の人事部では、少数人数で各自が幅広い業務を担当できると伺い、理想の環境と感じて志望させていただきました。
これまでの採用担当としての経験を活かしつつ、貴社の人事部を総合的に支えられる人材として、貢献していきたいです。
なぜ人事を志望したのか ・前職の経験から「人事の仕事に興味を持った」のように、仕事内容に惹かれた点を伝える。
例:前職では法人営業の部署で10人以上の部下を束ねる管理職をしていました。メンバーそれぞれの個性を活かせるチーム構築に注力するなかで、人材を使った組織づくりをする人事の仕事へ強い興味を持つようになりました。

待遇の良さを理由にしたり、「将来性があるから」、「感謝される仕事がしたい」のように曖昧な内容を言うのは、印象が悪くなるので避けましょう。

まとめ

人事向けの転職サイトについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

まず使うべきおすすめは以下の5社で、あなたのキャリア別に3社を選びましょう。

人事経験者 人事未経験
年収
600万以下
年収
600万〜
MS-Japan
リクルートエージェント
doda
パソナキャリア ×
JACリクルートメント ×

人事の経験者で、年収600万円以上の方は、転職エージェントとあわせて以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。

転職エージェントを3つ使っても決まらなかった方のみ、最終手段として求人サイト「リクナビNEXT」を使いましょう。

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。