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介護士の転職

介護福祉士向け転職サイトランキングTOP5|15社比較でわかったおすすめ

「介護福祉士なら転職サイトはどれがいい?」「評判がいいのはどこ?」など、介護福祉士向けの転職サイトが気になっていませんか?

介護福祉士向けの転職サイトは、どれを使うかで、応募できる職場や得られる情報が全く変わります。

選び方を間違えると、「興味のない求人しかない」「求人のデメリットを知らずに転職して後悔する」といった事態になります。

このページでは、介護業界で10年以上働き、自らも5回以上の転職経験のある筆者が、介護福祉士向けの転職サイトについて、以下の流れで解説していきます。

このページを読めば、介護福祉士向け転職サイトにはどんなタイプがあり、どれを選ぶべきか、使いこなすコツはあるかまでが全てわかり、転職サイトで失敗することがなくなるでしょう。

著者:S.N(介護業界で5回以上の転職経験を持つ)
著者情報を詳しく見る
ij
30代で1児の母。新卒から10年以上介護職として働き、老健・サ高住・デイサービスなど様々な業態を経験。

その中で5回以上転職しており、ハズレ職場を引いて2週間で辞めた経験も持つ。

無料なのをいいことに、エージェントをはじめとした転職サービスは片っ端から使ってきたため、オタク並みに詳しい。

現在は、都内の施設でケアマネをしつつ、副業で介護職専門のライターとしても活躍中。

1. 【結論】全ての介護福祉士がまず使うべき転職サイト

介護職専門の転職サイト15社を比較してわかった、まず使うべきサイトは以下の通りです。

介護福祉士向け転職サイト 特徴
1位. レバウェル介護 施設からデイサービスまで、あらゆる介護職の求人数がトップの最大手
2位. マイナビ介護職 人材業界で40年の歴史を誇る大手マイナビが運営する、介護福祉士向けサービス
3位. 介護ワーカー 全国各地に多くの支店があり、地方の転職にも強い
4位. ミラクス介護 非公開の求人が7割と多く、好条件の求人紹介が受けられたという声が多数ある
5位. カゴジョブエージェント 上場企業の運営するサービスで、訪問介護事業所とのパイプが特に強い

いずれも介護求人が特に多く、介護福祉士向けとしてはまず名前の上がる大手で、ここから選べば間違いありません。

これらは担当者がついて転職のサポートを受けることができ、「転職エージェント」とも呼ばれています。

上記から3つは登録し、担当者や求人をみて、使うサイトを絞っていくのがベストな方法です。

サイト選びの最大の注意点

介護職専門の転職サイトは、以下のように複数のタイプがあり、どれを使うかで応募できる職場や得られる情報が全く変わります。

  1. 担当がつく
  2. 自分で求人を探す

ネット上にはこれらをごちゃ混ぜにして紹介するページが非常に多いですが、別物なので注意しましょう。

結論、転職を考える全ての方がまず使うべきなのは、「担当がつく」転職サイトです。

このタイプを選ぶと、担当がついて、転職相談から求人紹介、企業とのやりとりまで全てやってもらえます。

担当がつく転職サイト

最初にあげた大手5サイトは、全てこれにあたります。

待遇が良かったり、人気の求人はこのタイプにしかないケースも多く、使わないと損します。

担当は職場ごとの隠れたデメリットなど、求人票には出ない情報も教えてくれるので、ミスマッチも起こりにくいです。

「転職エージェント」とも呼ばれていて、使うだけでチャンスが広がる、転職には必須のサービスです。

ハローワークのデータによると、働き始めてから、求人の内容と実際の労働条件が違うと感じる人は、医療・福祉業界が最も多いです。

※参考:厚生労働省「ハローワークの求人票と実際が異なる旨の申し出等」

ミスマッチが起こりやすい業界に身を置く介護福祉士の方こそ、必ず使うべきサービスと言えます。

「自分で求人を探す」転職サイトは最終手段

担当がつくサイトを3社使っても内定の決まらなかった方のみ、「カイゴジョブ」のように自分で求人を探す転職サイトを使いましょう。

これは、ネット上に公開された求人に自分で応募してく転職サイトです。

自分で求人を探す転職サイト

最初に紹介した担当がつくタイプには、以下の点で劣るので、あくまで最終手段として使いましょう。

  • 求人は少なく、人気求人も出にくい
  • 求人票に載らないデメリットなど、現場の事情まではわからない

2. 担当がつく|介護福祉士向け転職サイトを選ぶポイント

介護福祉士の方は、以下を意識して転職サイトを選びましょう。

  • 求人:求人数は十分か、好条件な求人は多いか
  • 提案力:ミスマッチなく、的確な紹介をしてくれるか
  • サポート力:対応のスピードや丁寧さ

これらで介護職専門の15社を比較した結果、以下がおすすめという結論になりました。

①求人|求人数は十分か、好条件な求人は多いか

選択肢が増えて可能性が広がるので、なるべく求人数が豊富な転職サイトを選びましょう。

担当がつく転職サイトは、それぞれ受けられるサービスは変わりませんが、求人数に大きな差があります。

介護職の求人数(正社員)
レバウェル介護 約64,000件
マイナビ介護職 約35,000件
MC-介護のお仕事 約4,400件
かいご畑 約1,000件

採用に関して、真っ先に大手を頼る施設が多いことから、求人は一部の大手に集中しやすいです。

大手に求人が集中する理由

選択肢が増え、自分に合った職場が見つかりやすくなるので、なるべく求人の充実した大手を選んでおきましょう。

大手なら求人の質もいい

求人数の豊富な大手は、表に出ない、好条件な求人が多いなど、求人の質の面でも優れています。

大手はこれまで多くの人を紹介した実績から、採用担当と強いパイプを持っています。

そのため、以下のように、表に出ないレアな案件を個別に頼まれることも非常に多いです。

  • 「急ぎの募集だから、普段より給料の条件がいい求人」
  • 「土日休みで高給など、人が殺到するので表に出せない好条件な求人」

これらは”非公開求人”と呼ばれ、知名度の高い一部の大手に集中しています。

②提案力|ミスマッチなく、的確な紹介をしてくれるか

転職サイトの評判には「的外れな紹介を受けた」といったものも多く、的確に自分に合った紹介をしてくれるかも重要です。

この点は、サイト側がどれだけ以下を持っているかに左右されます。

  • 介護福祉士の現場感覚など、仕事への理解
  • 紹介する職場ごとの特徴や、内部事情

こうした情報は、サポートした人数が多いほど集まるもので、実績のある大手ほど充実しています。

裏事情:的外れな紹介をする、低品質な業者が急増中

ここ数年は、ろくな情報を持たず、なんとなくで求人紹介するだけの、低品質な業者が増えているので注意しましょう。

下記は厚生労働省の出す転職サイトを運営する職業紹介事業所の数の推移ですが、業者数は、5年間で約1万社も急増しました。

引用:厚生労働省ホームページ

これは、求人をネットから集めるなどして、人材紹介の仕事が始めやすくなった背景があります。

介護職を専門とするタイプも増えましたが、新設の業者はネットに出回る求人を紹介するだけのことが多く、以下のデメリットがあります。

  • 直接、応募先と付き合いがあるわけではなく、職場ごとの情報に弱い
    →求人票の少ない情報だけで紹介するので、ミスマッチが起こりやすい
  • 実績が少なく、紹介先の過去の面接データまでは持っていない
    →どう選考対策すべきかのアドバイスがまともにできない

優良なものもありますが、見極めが難しいため、聞いた事もない小さい業者は避けましょう。

自分の志望する業種に合わせて、実績のある大手だけを使っておきましょう。

③サポート力:対応のスピードや丁寧さ

また、以下のような、サポート力の面で優秀なサイトを選ぶのも大事です。

  • すぐに連絡を返してくれたり、気持ちの良いやりとりができるか
  • ペースを合わせて親身に相談に乗ってくれるか

これは相性によるところも大きいですが、なるべく大手を使った方が満足度は上がる傾向です。

大手は運営元が人気企業で優秀な人しか入社できなかったり、教育制度が整っていることから、サポート力も高いことが多いです。

新設だったり、歴史の浅い転職サイトは、以下のようなケースも多く、おすすめできません。

  • 教育体制が整っていない
    →基本のビジネスマナーも理解しない人に、不快な対応をされる
  • 会社の実績を上げようと無理なノルマが設定されている
    →しつこい連絡など、営業感の強いガツガツした対応をされがち

相性を確かめる意味でも、3つは使うべき

これはどの転職サイトも同じですが、考え方やペースが合わないなど、相性が悪い担当に当たる場合もあります。

こうした場合に備え、念の為3社使っておくのがおすすめです。

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみエージェントを使った場合

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数のエージェントを使った場合

サイトごとにパイプのある職場が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

3. 担当がつく|介護福祉士向け転職サイトおすすめ5選

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今回当ページでは、上記の担当がつく介護福祉士向け転職サイトを比較し、特に求人が多く、サポートの評判も良い大手5社を厳選しました。

  1. レバウェル介護
  2. マイナビ介護職
  3. 介護ワーカー
  4. ミラクス介護
  5. カゴジョブエージェン

これらはいずれも全国対応で、以下の点では共通しています。

  • 介護福祉士や初任者研修の資格があると有利になる求人多数
  • 夜勤なし・土日休みのようにあらゆる働き方の求人あり
  • 正社員以外のパートの求人も紹介可能

「介護福祉士の資格手当がつく職場がいい」「夜勤なしがいい」のような、介護転職ならではの要望にも全て応えてくれます。

1位. レバウェル介護:全ての介護福祉士におすすめ

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レバウェル介護」は、介護専門の転職サイトとしては真っ先に名前が上がる大手です。

あらゆる職種、業態の正社員求人数が圧倒的に多く、介護職として転職を目指す全ての方が必ず使うべき1社です。

運営元は、IT転職サービスの最大手「レバテック」も展開する、従業人1,000人を超える大企業のグループ会社で、大手ならではの安心のサポート体制も強みです。

求人数(介護職 正社員) 約64,000件
対応エリア 全国
運営会社 レバレジーズメディカルケア株式会社(2005年~)

レバウェル介護公式ページ

https://job.kiracare.jp

2位. マイナビ介護職:担当者が丁寧との評判多数

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マイナビ介護職」は、人材業界で40年以上の歴史のある、大手マイナビの運営する転職サイトです。

サポート実績が豊富で、職場ごとの内部情報にも詳しいため、「レバウェル介護」と共に必ず使っておくべき1社です。

大手で教育が徹底されているからか、担当者の対応が良かったという声がとにかく多いので、丁寧なサポートを求める人にもおすすめです。

求人数(介護職 正社員) 約35,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社マイナビ(1973年~)

マイナビ介護職公式ページ

https://kaigoshoku.mynavi.jp

3位. 介護ワーカー:地方の介護福祉士は利用必須

kaigo_worker

介護ワーカー」は、20年以上の実績を誇る転職サイトで、多くの介護事業所と強いパイプがあります。

過去のサポート実績から、職場ごとの内部事情や隠れたデメリットには詳しく、情報の面では非常に頼りになります。

北海道から九州まで30以上と、大手の中でも多くの支店を持っていて、地方での転職サポートにも強いです。

求人数(介護職 正社員) 約38,000件
対応エリア 全国
運営会社 トライトグループ(2004年~)

介護ワーカー公式ページ

https://kaigoworker.jp

4位. ミラクス介護:好条件な施設求人が多いと評判

mirax

ミラクス介護」は、上場企業のグループ会社が運営する介護職向け転職サイトです。

特養や老健、有料老人ホームやグループホームなど、施設系の求人に特に強いです。

求人の質の高さには定評があり、他にはない、好条件な求人を紹介してもらえたという利用者の声が非常に多いです。

求人数(介護職 正社員) 約22,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ミラクス(2008年~)

ミラクス介護公式ページ

https://kaigo.miraxs.co.jp

5位. カイゴジョブエージェント:訪問介護の求人が充実

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カイゴジョブエージェント」は、上場企業のエス・エム・エスが運営する介護職向け転職サイトです。

求人数は他の大手に劣りますが、訪問介護事業所とのパイプは強いので、志望する方は使っておきましょう。

親身な聞き取りなど、きめ細かい対応には定評があるので、他社で思うようなサポートが受けられなかった方にもおすすめです。

求人数(介護職 正社員) 約21,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社エス・エム・エス(2003年~)

カイゴジョブエージェント公式ページ

https://www.kaigoagent.com

担当がつく転職サイト15社の比較表

各社の求人数や、独自アンケートの結果をもとに作った、介護福祉士向けの担当がつく転職サイト15社の比較は以下の通りです。

この比較を踏まえ、上位5社を厳選しました。

介護職専門の転職サイト 求人数 提案力 サポート力
レバウェル介護 ★★★★★
約6.4万件
★★★★★ ★★★★★
マイナビ介護職 ★★★★☆
約3.5万件
★★★★★ ★★★★★
介護ワーカー ★★★★☆
約3.8万件
★★★★★ ★★★★☆
ミラクス介護 ★★★★☆
約2.2万件
★★★★☆ ★★★★☆
カゴジョブエージェント ★★★★☆
約2.1万件
★★★★☆ ★★★☆☆
ケアジョブ ★★★★☆
約2.3万件
★★★☆☆ ★★★☆☆
かいごガーデン ★★★☆☆
約1.8万件
★★★☆☆ ★★★★☆
ウィルオブ介護 ★★★☆☆
約1.4万件
★★★☆☆ ★★★☆☆
クリックジョブ介護 ★★★☆☆
約1.2万件
★★★☆☆ ★★★☆☆
せんとなび介護 ★★★☆☆
約4,700件
★★★☆☆ ★★★☆☆
MC-介護のお仕事 ★★★☆☆
約4,400件
★★★☆☆ ★★★☆☆
キャリオス介護 ★★☆☆☆
約3,600件
★★★☆☆ ★★★★☆
介護ナイン ★★☆☆☆
約5,000件
★★★☆☆ ★★★☆☆
介護転職ナビ ★★☆☆☆
約1,500件
★★★☆☆ ★★★☆☆
かいご畑 ★★☆☆☆
約1,000件
★★★☆☆  ★★★☆☆
  • 求人数は、介護職の正社員のもの
  • 2025年3月時点

介護福祉士以外の職種の方へのおすすめ

介護福祉士以外で、介護現場で働く以下の職種で転職を目指す方もいるでしょう。

  • ケアマネージャー:介護サービスのプランを立てる
  • 生活相談員:施設で暮らす利用者やその家族の相談窓口になる
  • サービス提供責任者:訪問介護の計画を立てたり、ヘルパーの指導をする

こうした方には、以下のランキング上位の3社がおすすめです。

これらの大手3社は、その他の職種の求人も充実していてます。

現在介護福祉士として働いていて、これらの職種に転職したい方も、この3社を選んでおきましょう。

担当がつく転職サイトの、利用の流れは以下の通りです。

  1. ネットから申し込み
  2. 担当者と面談(対面かWEB、電話)
  3. 求人紹介を受ける
  4. 応募
  5. 面接
  6. 内定

最初の面談ではこれまでの職歴や、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。

面談は、どのサイトも現在はオンラインや電話で行うケースが多いです。

申し込みから内定まで数週間という場合もあれば、長くて3ヶ月かかるケースもあるため、余裕を持って早めに申し込みをしておきましょう。

4. 自分で求人を探す|介護福祉士向け転職サイトのおすすめ

担当がつくサイトを3つ使っても決まらなかった方のみ、自分で求人を探して応募する転職サイト「カイゴジョブ」を使いましょう。

これは、サイト上に求人がたくさん載っていて、そこから個別に応募していくサービスです。

自分で求人を探す転職サイト

ただ、担当がつくサイトと比べると、以下の点で劣るため、まず使うべき転職サイトではありません。

  • 求人は少なく、人気求人も出にくい
  • 求人票に載らないデメリットなど、現場の事情まではわからない

担当がつく転職サイトでも決まらなかった方のみ、最終手段として使いましょう。

4-1. カイゴジョブ

kaigojob

カイゴジョブは、上場企業「株式会社エム・エム・エス」の運営する転職サイトです。

自分で応募するタイプの中でも圧倒的に求人数が多い、このタイプでは最大手のサイトです。

介護職の求人数
施設介護 デイサービス 訪問介護
カイゴジョブ 約30,000件 約10,000件 約10,000件
ジョブメドレー 約14,000件 約5,200件 約5,400件
e介護転職 約14,000件 約1,900件 約2,500件
介護求人ナビ 約8,000件 約1,000件 約1,300件
リジョブケア 約3,000件 約1,300件 約600件

※全て正社員求人

応募はせず、希望条件だけ登録し、介護事業者からスカウトをもらうといった使い方もできます。

求人数(施設介護) 約7,000件
求人数(デイサービス) 約6,600件
求人数(訪問介護) 約10,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社エム・エム・エス(2003年~)

カイゴジョブ公式ページ

https://www.kaigojob.com

4-2. ハローワークはおすすめしない

介護の転職には、公共の職業紹介サービスの「ハローワーク」を使う方法もあります。

ハローワークには日本全国の介護職の求人が集まっていて、求人数だけはとにかく多いです。

ただ、これまで紹介してきた民間のサービスに比べると、人材を使い捨てにするようなブラックな介護求人が多い傾向があり、おすすめできません。

以下から求人が調べられますが、あくまで参考にとどめ、メインは転職サイトを使いましょう。

https://www.hellowork.mhlw.go.jp/kensaku/

ハローワークにブラック求人が多い理由

ハローワークは、企業がいくら採用を繰り返しても、無料で使える仕組みがあるからです。

民間の転職サイトでは、採用が決まると求人を出していた企業が、紹介料としてまとまった料金を支払います。

民間サービスを使った場合

すぐに人が辞め、採用を繰り返すブラックな業者がこれらを使うと、何度も紹介料を払うことになり、大赤字になってしまいます。

一方で、公共サービスのハローワークは求人の掲載が無料で、採用が決まっても一切料金がかかりません。

公共サービスを使った場合

そのため、採用を繰り返すブラック企業は、無料のハローワークだけを使って募集をしているケースが多いのです。

危険な求人も多いハローワークはあくまで最終手段とし、まずは転職サイトのような民間のサービスを活用しましょう。

5. 介護福祉士が「担当がつく転職サイト」をまず使うべき3つの理由

これまで紹介してきた通り、転職サイトには複数のタイプがありますが、介護福祉士の方は、以下の理由でまずは担当がつくサイトを使うべきです。

  • 転職後のミスマッチが起きにくい
  • 条件がいい求人が見つかりやすい
  • 自分で探すより圧倒的にラク

それぞれ、使って良かったと感じている人の口コミと合わせて紹介していきます。

理由1. 転職後のミスマッチが起きにくい

口コミ・評判

Uさん 30代・特養勤務
事前に職場の雰囲気や離職率、残業の実態などを詳しく教えてもらえたのが良かったです。
「この施設は給与が高いけど、夜勤の負担が大きい」など、求人票には書かれていない情報を教えてもらえたので、自分に合った職場を選べました。転職後もギャップが少なく、長く働けそうです。

担当がつく転職サイトを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。

求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。

担当者は、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。

  • 現場の雰囲気はどうか、リーダーはどんな人柄か
  • 夜勤のきつさは、他の施設と比べてどうか
  • 直近でどれだけ人が辞めているか

現場に通って責任者や職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。

厚生労働省の調査」によると、近年7割近い介護業者が人手不足を感じているデータもあり、介護業界の人手不足は深刻です。

採用に苦労していてい、とにかく人が欲しいあまり、面接でも肝心なデメリットを教えてくれない事業者も多いのが現実です。

ネットの求人から自分で応募する場合、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。

  • 「夜勤の業務が多すぎて休憩もまともに取れない」
  • 「現場のリーダーの性格がキツすぎる」

担当者がこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、転職の失敗を防げるようになります。

なぜここまでしてくれるの?

転職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはサイト側にとっても損になるからです。

担当がつくサイト(転職エージェント)は、介護事業者にあなたを紹介することで、事業者から紹介料を受け取るビジネスです。

転職エージェントの仕組み

この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、事業者に返金するルールがあります。

あなたにすぐに辞められると、サイト側は紹介料が手に入らず、大損になるのです。

長く続けられる職場に転職をしてもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。

理由2. 条件がいい求人が見つかりやすい

口コミ・評判

Iさん 40代・有料老人ホーム勤務
エージェントに相談すると「一般には出回っていない、高給与の施設があります」と紹介され、年収が50万円アップ。
条件の交渉もしてもらえたので、今までより待遇の良い職場で働けるようになりました。

そもそもですが、下記のような優良な介護求人は、インターネットには中々出てきません。

  • 都心やエリア一番の人気施設など、公開すると人が殺到するような求人
  • 今、その職場で働いている人が嫉妬するような条件の求人

これらの求人は、介護業者が付き合いのあるサイトに内々に相談し、そこに登録している人だけに担当者から個別に紹介されます。

担当がつく転職サイトを使うことで、こうした質の高い”非公開求人”にも応募できるようになります。

なぜいい求人を持っているの?

担当がつく転職サイトは、表に出さずに採用を進めたい介護事業者に使われることが多いですが、こうした求人は、だいたい条件が良いからです。

具体的には、以下の流れで、レアな優良求人が、担当がつく転職サイトに渡ることがよくあります。

  1. 施設で急な退職があり、急ぎ人が必要になる
  2. 早く人が欲しい施設は、給与面などですぐに人が飛びつくような、条件の良い求人を作る
  3. 求人は、今働いている人より条件が良くなってしまう
  4. 現場の人にばつが悪く、表に出したくない施設は、担当がつくサイトにだけ求人を渡して紹介を頼む

こうした求人が集まるため、担当のつく転職サイトの非公開求人は、ネット上のものに比べて条件が良くなりやすいです。

理由3. 自分で探すより圧倒的にラク

口コミ・評判

Fさん 40代・デイサービス勤務
エージェントが希望に合う求人を厳選して紹介してくれ、面接日程の調整まで代行してくれたので助かりました。
履歴書や職務経歴書の添削もしてくれたので、無駄な応募をせずに済み、スムーズに転職できました。

担当がつく転職サイトを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で応募先とやりとりする必要がなくなります。

  • キャリア相談
  • 求人紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策や当日の同行
  • 面接や入社の日程調整
  • 給与などの条件交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたはマッチする職場を選ぶことに集中できるようになります。

特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。

担当者は現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。

面接が苦手な人は、当日に同行もしてもらえる

担当がつく転職サイトでは、面接の当日に担当者に同席してもらうことも可能です。

緊張しやすかったり、面接が苦手な方も、横で話を進めてくれたり、フォローを受けられるので、心強い味方になります。

担当がつく転職サイトにデメリットはないの?

デメリットは2つ存在し、使い方によっては転職の失敗につながります。

  1. ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
  2. 相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある

それぞれ解説します。

デメリット① ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる

口コミ・評判

Kさん 40代・訪問介護事業所勤務
担当者がこちらの希望をあまり聞かず、「この求人がおすすめですよ!」と強引に勧めてきました。
希望と全く違う夜勤が多い求人ばかりで、結局自分で探し直しました。

担当がつく転職サイトの業者にもそこで出てくる担当者にも、当たり外れがあることに注意しましょう。

×ハズレの業者の特徴
  • 設立したばかりなどで、施設とのパイプがなく、介護求人が少ない
  • 実績が少なく、施設ごとの内部情報やデメリットなど、重要な情報を持っていない
  • 1人1人の担当に無理なノルマを押し付け、利用者の幸せを考えない転職を強いる
×ハズレの担当者の特徴
  • 入ったばかりの新人などで、介護業界の知識が浅く、深い相談ができない
  • 必要な連絡を忘れるなど、シンプルに仕事ができない
  • 希望と違う求人を紹介してくる

こういった業者や、担当者に頼ってしまうと、逆に足でまといになり、転職に失敗する原因になります。

これらを避けるためにも、下記を重視して担当がつく転職サイトを選びましょう。

  • 求人が多く、実績も豊富な大手だけを使う
  • あらかじめ3社は登録し、ハズレの担当がついたサイトの利用を止める

デメリット② 相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある

口コミ・評判

Hさん 20代・特養勤務
登録後に「後ほどご連絡します」と言われたものの、何日経っても連絡がなく、こちらから催促するまで放置されました。
やっと返事が来たと思ったら、求人の紹介はほとんどなく、あまり真剣に対応してもらえなかった印象です。

担当がつく転職サイトは、転職を成功させることで、介護業者からお金をもらっています。

つまり、下記のような人で、「転職できる見込みがない」とみなされると放置されたり、求人を紹介してもらえなかったり、利用を断られることもあります。

  • 転職活動へのやる気が見えず、本当に転職したいのかわからない
  • 応募しても全然内定が決まらない

登録して、満足できるサポートを受けられなかった場合は、「カイゴジョブ」で自分で求人を探して応募するなど他の手段を検討しましょう。

転職サイトの担当者が熱心にサポートしてくれるかは、あなたの使い方次第でも大きく変わります。

次の章から、正しい付き合い方も含め、担当がつく転職サイトを最大限活用する方法を解説していきます。

6. 転職サイトを最大限活用するためにすべき8つのこと

ここでは、担当がつく転職サイトの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下8つのポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のサイトを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、担当に希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

転職サイトは内定が決まって初めて介護業者から手数料がもらえ、それが担当個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

サイトにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる介護業者との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、サイトは介護業者からの信頼に傷がつきます。

担当者とのやり取りの中で嘘がわかると、関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

6-4. 複数のサイトを使ってることは隠さない

転職サイトを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

6-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、担当者にコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • 〇〇の求人について、具体的に知りたい

自動的に、後回しにされるリスクも

サイトの担当者は、介護業者から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、担当者はこれを見て求人紹介をしていきます。

agent_display

更新日が古いとあなたの名前が担当者の目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

6-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良サイトでも、仕事のできない担当者は存在します。

例えば以下のようなケースで、こうした担当に当たったら、変更してもらうか、利用自体をやめましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

担当を変える場合、利用自体をやめる場合でそれぞれ手続き方法を紹介していきます。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと私の理想にズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

サイト自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

サイト自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

(サイト名) (担当者名)様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

6-7. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

担当者に対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

担当がつく転職サイトは、転職した人が早期退職すると、介護業者から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、担当者にとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

6-8. 最低限のマナーは守る

担当者とのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=介護業者にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募先だけでなく、サイトの担当者に対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

7. 後悔しないために|介護福祉士が転職で確認すべき全ポイント

最後に、介護福祉士の方向けに、転職後の後悔をなくすために、応募や入社にあたって確認すべき全ポイントをまとめました。

以下2つに分けて解説していきます。

  • 仕事内容
  • 働きやすさ

7-1. 仕事内容について

介護職は「施設系」「デイサービス」「訪問介護」で仕事内容が変わりますが、同じサービスでも、内容は職場によってさらに変わります。

例えば、施設介護の仕事でも、職場によって以下は違ってくるため、事前に確認しておきましょう。

  • 毎月の夜勤の回数や、一人で受け持つ利用者数
  • 力仕事がどれだけあるか(介護度の重い人はどれだけいるか)
  • 正社員の業務内容(掃除や入浴など、一部は専門のパートがいることも)

特に、夜が苦手だったり体力に自信がない方は、毎月の夜勤の回数については必ず確認しておくべきです。

また、夜勤は一人で受け持つ人数が多いほど過酷になるため、30人以上など、多すぎる場合は注意しましょう。

施設によって特徴は変わる?

以下のように大まかに違いはありますが、それぞれ大きく仕事内容が変わることはありません。

特徴
特別養護老人ホーム 介護度3~5の重い方専用の施設で、寝たきりの利用者が多い
介護老人保健施設 在宅復帰に向けたリハビリ施設で、歩けたり介護度の軽い方も比較的多い
有料老人ホーム 介護が必要な人から、不要な人向けのものまで、様々なタイプがある
サービス付き高齢者住宅 介護を必要としない方も入所できるが、近年は介護度の重い方に対応したタイプが増えている
グループホーム 認知症の方のみ入れる施設で、「定員は18名まで」のように少人数

ただ、特別養護老人ホームは、介護度の重い方専用の施設で、力仕事も多くなるため、自信がない人には他の施設がおすすめです。

7-2. 働きやすさについて

入社までには、以下の点を必ずサイトの担当者経由で事前に確認しておきましょう。

  • 残業の多さや、ある場合はしっかり残業代が出るか
  • 有給の取りやすさ
  • 休憩はしっかり取れるか

これは介護職だけに限りませんが、求人票に記載はあっても、その通りに有給や休憩時間が取れないことはよくあります。

介護職はどこも人手不足なのもあり、休みが取りづらかったり、サービス残業が常態化した職場も多いのが現実です。

待遇面の話は、直接聞くと良い印象を持たれないため、サイトの担当者に聞いてもらう方法をおすすめします。

職場見学は積極的に活用する

職場の雰囲気を知っておくため、面接時など、職場見学の機会があれば積極的に活用しましょう。

1万人以上の介護福祉士を対象とした調査」では、介護離職で最も多い理由は人間関係とされていて、どんな人が働いている職場かは重要です。

もちろん全ては分かりませんが、明かに溶け込みづらい雰囲気や、暗い雰囲気がある時は、避けた方がいいでしょう。

また、精神的なストレスに直結するため、現場の上司になる職員とは、見学などで一度顔を合わせておくことをおすすめします。

介護現場では、余裕がなく威圧的な態度をとるタイプのリーダーも一部いて、これを理由にやめていくパターンはよくあります。

会えない場合も、サイトの担当者経由で、どんな人柄かは聞いておくようにしましょう。

離職率の高い職場に注意

従業員数に対して退職者数が多すぎる、離職率の高い職場は、働きやすさに問題がある可能性が高いので注意しましょう。

業者ごとの直近1年の退職者数は、「介護事業所・生活関連情報検索」で検索すると確認ができます。

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全国の18,000事業所を対象にした調査(令和4年)」によると、介護職の離職率の平均は14.3%となっています。

離職率は以下の計算で出せますが、これが15%を超える職場は、平均以上に人が辞めていると言えます。

  • 退職者数 ÷ 従業員数 × 100 =離職率

例えば従業員80人の会社で退職者が15人いると、離職率は18.7%となり、危険な職場ということになります。

この場合は応募自体をやめるか、サイトの担当者にどんな理由の退職が多いのかを念の為確認してもらいましょう。

まとめ

介護福祉士向けの転職サイトについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

以下の理由で、介護福祉士の方は、まず「担当がつく転職サイト」を利用すべきです。

  • 転職後のミスマッチが起きにくい
  • 条件がいい求人が見つかりやすい
  • 自分で探すより圧倒的にラク

そして、介護福祉士向けの担当がつく転職サイトのおすすめベスト5は以下の通りです。

介護福祉士向け転職サイト 特徴
1位. レバウェル介護 施設からデイサービスまで、あらゆる介護職の求人数がトップの最大手
2位. マイナビ介護職 人材業界で40年の歴史を誇る大手マイナビが運営する、介護福祉士向けサービス
3位. 介護ワーカー 全国各地に多くの支店があり、地方の転職にも強い
4位. ミラクス介護 非公開の求人が7割と多く、好条件の求人紹介が受けられたという声が多数ある
5位. カゴジョブエージェント 上場企業の運営するサービスで、訪問介護事業所とのパイプが特に強い

これらを3つ使ってもうまくいかなかった方のみ、自分で求人を探して応募する「カイゴジョブ」を使いましょう。

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。