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薬剤師の転職

騙されるな!薬剤師におすすめの転職サイトを20社比較で厳選

「薬剤師向けの転職サイトはどれがいい?」「評判がいいのはどこ?」など、薬剤師向けの転職サイトが気になっていませんか?

薬剤師向けの転職サイトは、ネット上に10社以上もランキング紹介するページが乱立していますが、あてにならないので注意しましょう。

サイトごとにどの業種に強いかが違い、選び間違えると「興味のない求人を押し付けられる」「全然求人がない」といった事態になります。

このページでは、薬剤師として10年以上働き、転職エージェントとして薬剤師の転職サポートもしてきた筆者が、薬剤師向けの転職サイトについて、以下の流れで解説していきます。

このページを読めば、薬剤師向け転職サイトにはどんなタイプがあり、どれを選ぶべきか、デメリットはあるかまでが全てわかり、転職サイトで失敗することがなくなるでしょう。

著者:H.T 40代(薬剤師出身の転職コンサルタント)
著者情報を詳しく見る

薬学部を卒業後、都内の総合病院の病棟薬剤師として5年勤務。

その後、薬局の薬剤師にキャリアチェンジし、10年で3つの調剤薬局を経験。

その中で、ミスマッチな職場を選び1年も持たずに退職するなど、転職に失敗した苦い経験も持つ。

現在は医療系の人材紹介会社でコンサルタントをしつつ、自身の転職経験を活かした発信をしている。

1. 結論|薬剤師の転職にまず使うべき転職サイト

私は転職コンサルタントとして、過去に転職に失敗をして短期離職した薬剤師の方をたくさん見てきました。

失敗する方によくあるのが、目指す業種に合わない転職サイトを使ってしまうパターンです。

薬剤師専門の転職サイトは、「薬局に強い」「病院に強い」など、それぞれ力をいれる業種が違い、選び間違えると以下のように失敗につながります。

ミスマッチなサイトに登録した事例 ミスマッチなサイトに登録した事例

例えば大手ドラッグストアを中心に「毎月必ず◯人は紹介する」といった契約を結んでいて、薬局志望でもお構いなしにドラッグストアをすすめるサイトもあります。

また、製薬企業の求人は、保有するサイトがそもそも限られ、選び間違えると全く紹介が受けられません。

こうならないためにも、目指す業種に合わせて選ぶべきで、以下に20社以上を比較して業種別のおすすめをまとめました。

転職したい業種 おすすめサイト おすすめ度
薬局
1位.ファルマスタッフ ★★★★★
2位.アポプラス薬剤師 ★★★★☆
3位.お仕事ラボ ★★★★☆
病院・クリニック 1位.ファルマスタッフ ★★★★★
2位.ヤクジョブ ★★★★☆
3位.薬キャリエージェント ★★★☆☆
ドラッグストア
1位.ヤクマッチ ★★★★★
2位.マイナビ薬剤師 ★★★★☆
3位.リクナビ薬剤師 ★★★★☆
企業 1位.マイナビ薬剤師 ★★★★★
2位.リクナビ薬剤師 ★★★★☆
3位.アンサーズ ★★★☆☆

特に志望が決まっていない方は、比較的幅広いジャンルに強く、実績も豊富な「ファルマスタッフ」に相談しましょう。

以下3点で薬剤師専門の20社を比較した結果が最も優れていた、総合力の高い大手転職サイトです。

  • 求人:目指す業種の求人数は十分か、好条件な求人が多いか
  • 提案力:ミスマッチなく的確な紹介をしてくれるか
  • サポート力:対応のスピードや丁寧さ

迷ったらファルマスタッフを選ぶべきで、「どの業種を目指すべきか」といった点から、親身に相談に乗ってもらえます。

これらはどれも担当者がついて転職のサポートを受けることができ、「転職エージェント」とも呼ばれています。

まず使うべきなのは「担当がつく」転職サイト

薬剤師向けの転職サイトは、以下2つのタイプがあり、どちらを使うかで応募できる職場や得られる情報が全く変わります。

  1. 担当がつく
  2. 自分で求人を探す

ネット上にはこれらをごちゃ混ぜにして紹介するページが非常に多いですが、別物なので注意しましょう。

結論、転職を考える全ての方がまず使うべきなのは、「担当がつく」転職サイトです。

このタイプを選ぶと、担当がついて、転職相談から求人紹介、応募先とのやりとりまで全てやってもらえます。

担当がつく転職サイト

最初にあげた「ファルマスタッフ」などの転職サイトは、全てこれにあたります。

待遇が良かったり、人気の求人はこのタイプにしかないケースも多く、使わないと損します。

担当は職場ごとの隠れたデメリットなど、求人票には出ない情報も教えてくれるので、ミスマッチも起こりにくいです。

「転職エージェント」とも呼ばれていて、使うだけでチャンスが広がる、転職には必須のサービスです。

ハローワークのデータによると、働き始めてから、求人の内容と実際の労働条件が違うと感じる人は、医療・福祉業界が最も多いです。

※参考:厚生労働省「ハローワークの求人票と実際が異なる旨の申し出等」

ミスマッチが起こりやすい業界に身を置く薬剤師の方こそ、必ず使うべきサービスと言えます。

「自分で求人を探す」転職サイトは最終手段

担当がつくサイトを3社使っても決まらなかった方のみ、「グッピー」のように自分で求人を探す転職サイトを使いましょう。

これは、ネット上に公開された求人に自分で応募してく転職サイトです。

自分で求人を探す転職サイト

最初に紹介した担当がつくタイプには、以下の点で劣るので、あくまで最終手段として使いましょう。

  • 全てネットから見られる公開求人
    →エージェントだけが持つ非公開の条件のいい求人には出会えない
  • 担当のサポートがない
    →応募先とのやり取り、応募書類の作成や面接対策は全て自力になる
    →求人票に載らないデメリットなど、現場の事情まではわからない

次から、まず使うべき「担当がつく」転職サイトの選び方やおすすめを解説していきます。

2. 担当がつく|薬剤師向け転職サイトの選び方

薬剤師向けの、担当がつく転職サイトは、以下を意識して選びましょう。

  • 求人:目指す業種の求人数は十分か、好条件な求人は多いか
  • 提案力:ミスマッチなく、的確な紹介をしてくれるか
  • サポート力:対応のスピードや丁寧さ

担当がつく転職サイトでも、得られる求人やサポート内容が大きく変わります。

ハズレの転職サイトを選ばないように、以下を意識して選びましょう。

①求人|目指す業種の求人数は十分か、好条件な求人は多いか

選択肢が増えて可能性が広がるので、なるべく求人数が豊富な転職サイトを選びましょう。

以下のように、サイトごとに、どの業種の求人が多いかは変わります。

求人数
薬局 病院・クリニック ドラッグストア 企業
ファルマスタッフ 約43,000件 約3,600件 約4,000件 約600件
ヤクマッチ 約40,000件 約1,400件 約17,000件 100件以下
薬剤師ワーカー 約16,000件 約2,800件 約3,400件 100件以下
リクナビ薬剤師 約19,000件 約600件 約10,000件 約300件
アンサーズ 100件以下 100件以下 100件以下 約300件

運営元がパイプを持つ業種、力をいれる業種がそれぞれ違うので、このように差がつきます。

志望する業種が決まっている方は、それぞれの求人に強いサイトを選んでおきましょう。

それぞれに強いサイトなら 業種別に、以下のように表に出ないレアな案件も豊富に持っています。

  • 「急ぎの募集だから、普段より給料の条件がいい求人」
  • 「土日休みで高給など、人が殺到するので表に出せない好条件な求人」

これらは”非公開求人”と呼ばれ、各職場の採用担当とのパイプの強い、一部の転職サイトに集中しています。

②提案力|ミスマッチなく、的確な紹介をしてくれるか

転職サイトの評判には「的外れな紹介を受けた」といったものも多く、的確に自分に合った紹介をしてくれるかも重要です。

この点は、サイト側がどれだけ以下を持っているかに左右されます。

  • 薬剤師の現場感覚など、職種への理解
  • 紹介する職場ごとの特徴や、内部事情

こうした情報は、サポートした人数が多いほど集まるもので、実績のある大手ほど充実しています。

また、職場ごとの情報の面では、サイトごとに強い業種が違うので、志望に合わせて選ぶのも重要です。

裏事情:的外れな紹介をする、低品質な業者が急増中

ここ数年は、ろくな情報を持たず、なんとなくで求人紹介するだけの、低品質な業者が増えているので注意しましょう。

下記は厚生労働省の出す転職サイトを運営する職業紹介事業所の数の推移ですが、業者数は、5年間で約1万社も急増しました。

引用:厚生労働省ホームページ

これは、求人をネットから集めるなどして、誰でも簡単に人材紹介の仕事を始められるようになった背景があります。

薬剤師を専門とするタイプも増えましたが、新設の業者はネットに出回る求人を紹介するだけのことが多く、以下のデメリットがあります。

  • 直接、応募先と付き合いがあるわけではなく、職場ごとの情報に弱い
    →求人票の少ない情報だけで紹介するので、ミスマッチが起こりやすい
  • 実績が少なく、紹介先の過去の面接データまでは持っていない
    →どう選考対策すべきかのアドバイスがまともにできない

優良なものもありますが、見極めが難しいため、聞いた事もないサイト避け、実績のある大手だけを使っておきましょう。

③サポート力:対応のスピードや丁寧さ

また、以下のような、サポート力の面で優秀なサイトを選ぶのも大事です。

  • すぐに連絡を返してくれたり、気持ちの良いやりとりができるか
  • ペースを合わせて親身に相談に乗ってくれるか

これは相性によるところも大きいですが、なるべく大手を使った方が満足度は上がる傾向です。

大手は運営元が人気企業で優秀な人しか入社できなかったり、教育制度が整っていることから、サポート力も高いことが多いです。

新設だったり、歴史の浅いサイトは、以下のようなケースも多く、おすすめできません。

  • 教育体制が整っていない
    →基本のビジネスマナーも理解しない人に、不快な対応をされる
  • 会社の実績を上げようと無理なノルマが設定されている
    →しつこい連絡など、営業感の強いガツガツした対応をされがち

相性を確かめる意味でも、3つは使うべき

これはどのサイトも同じですが、考え方やペースが合わないなど、相性が悪い担当に当たる場合もあります。

こうした場合に備え、念の為3社使っておくのがおすすめです。

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

1社だけの利用

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社使った場合

サイトごとにパイプのある職場が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

総合ランキングはあてにならない!

薬剤師向けの担当がつく転職サイト(転職エージェント)をネットで調べると、10社以上もランキングで次々紹介するページがたくさん出てきます。

しかし、大雑把なランキングはあてにならないので注意しましょう。

薬剤師向けのサイトは、「あなたがどの業種を目指すか」によってマッチするサイトは変わります。

薬剤師が務める主な4つの業態

サイトごとに、何に強いかは、運営元の特徴によって全く変わるからです。

運営元の特徴 何に強いか
薬局も運営している 当事者として、薬局の転職事情には特に詳しく、力を入れている
医師や看護師向けの人材紹介もしている 病院とのパイプが強く、病院の薬剤師求人が豊富で、内部事情にも詳しい
一般の転職サービスも運営している 一般企業とのパイプが強く、製薬企業やドラッグストアの薬剤師求人が豊富で、内部事情にも詳しい

なんとなくで人気ランキングの上位を登録すると、まともに紹介が受けられなかったり、ミスマッチな業者を引いて失敗する恐れがあります。

必ずこのページを参考に、志望する業種に合わせて選んでおきましょう。

3. 担当がつく|薬剤師向け転職サイトの業種別おすすめ

今回当ページでは、薬剤師を専門とする20社以上を比較し、志望業種別に以下のおすすめを厳選しました。

転職したい業種 おすすめサイト おすすめ度
薬局
1位.ファルマスタッフ ★★★★★
2位.アポプラス薬剤師 ★★★★☆
3位.お仕事ラボ ★★★★☆
病院・クリニック 1位.ファルマスタッフ ★★★★★
2位.ヤクジョブ ★★★★☆
3位.薬キャリエージェント ★★★☆☆
ドラッグストア
1位.ヤクマッチ ★★★★★
2位.マイナビ薬剤師 ★★★★☆
3位.リクナビ薬剤師 ★★★★☆
企業 1位.マイナビ薬剤師 ★★★★★
2位.リクナビ薬剤師 ★★★★☆
3位.アンサーズ ★★★☆☆

いずれも、歴史ある大手で、各業種の求人や情報の面で非常に強く、担当者のレベルの高さにも定評があります。

特に志望が決まっていない方は、比較的幅広いジャンルに強く、総合的に優れた「ファルマスタッフ」に相談してみましょう。

では、業種別におすすめを紹介していきます。

3-1. 薬局の薬剤師を志望する方へのおすすめ

調剤薬局への転職を目指す方には、大手薬局グループが運営する以下3社がおすすめです。

薬局はコンビニより数が多く、募集も特に多いですが、その分自分に合った職場を見極めるのは難しいです。

これら3社なら、薬局の転職事情、職場ごとの内部事情に精通していて、あなたに最適な求人を提案してもらえます。

自らも中途採用を行う薬局グループで、採用者目線から、的確な選考対策をしてくれるのも大きな強みです。

1位. ファルマスタッフ|大手ならではの質の高いサポートが好評

ファルマスタッフ

ファルマスタッフ」は、東証プライム上場の、日本調剤グループの運営する、薬剤師専門の転職サイトです。

日本調剤グループということもあり、薬局の転職事情には特に詳しく、力を入れていて、求人数はトップクラスに多いです。

担当者のレベルの高さには定評があり、サポートに関して悪い評判が非常に少ないのも特徴です。

求人数 約52,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社メディカルリソース
運営元の設立 1980年(親会社の日本調剤)

ファルマスタッフ公式ページ

https://www.38-8931.com/

2位. アポプラス薬剤師|薬剤師専門で30年以上の老舗

アポプラス薬剤師

アポプラス薬剤師」は、クオール薬局グループが運営する、薬剤師専門の転職サイトです。

薬剤師専門で30年以上と特に長い歴史を持ち、豊富な紹介実績から、薬局ごとの内部事情には特に詳しいです。

急ぎ募集で待遇がいいなど、採用側から個別に紹介を頼まれた、非公開求人が全体の80%と充実しているのも強みです。

求人数 約53,000件
対応エリア 全国
運営会社 アポプラスキャリア株式会社
運営元の設立 1992年(親会社のクオールホールディングス)

アポプラス薬剤師公式ページ

https://www.apo-mjob.com/

3位. お仕事ラボ|マッチング精度が高く、使った人の定着率は95%以上

お仕事ラボ

お仕事ラボ」はアイセイ薬局グループの運営する、薬剤師専門の転職サイトです。

熱心なヒアリングや、職場ごとの情報収集に力を入れていて、精度の高いマッチングを強みとしています。

実際に定着率の高いサービスとして有名で、使った人の95%と、ほとんどが満足できる職場に転職ができています。

求人数 約16,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社AXIS
運営元の設立 1984年(親会社のアイセイ薬局)

お仕事ラボ公式ページ

https://www.oshigoto-lab.com/

3-2. 病院・クリニックの薬剤師を志望する方へのおすすめ

病院・クリニックへの転職を目指す方には、医療業界との強いパイプを持つ以下の3社がおすすめです。

病院薬剤師の採用は新卒が多く、中途はたまに出る欠員補充の募集がメインで、求人は薬局に比べてかなり少なくなります。

これら3社なら、運営元が病院とのつながりが強いこともあり、大学病院など人気の案件も揃っています。

コネクションを活かして、公開前の求人に優先で応募させてもらえることもあり、使うだけでチャンスが広がります。

1位. ファルマスタッフ|病院の未経験〜経験者まで幅広く対応

ファルマスタッフ

ファルマスタッフ」は、東証プライム上場の、日本調剤グループの運営する、薬剤師専門の転職サイトです。

親会社の日本調剤の6割は、大病院の門前薬局ということもあり、全国各地の病院とパイプを持っています。

病院・クリニックの求人はトップクラスに多く、初めて目指す方から、経験者まで幅広く相談に乗ってもらえます。

求人数 約52,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社メディカルリソース
運営元の設立 1980年(親会社の日本調剤)

ファルマスタッフ公式ページ

https://www.38-8931.com/

2位. ヤクジョブ|医療業界専門の大手で、病院とも強いパイプあり

ヤクジョブ

ヤクジョブ」は、医療業界の人材事業を幅広く行う、クラシス株式会社の薬剤師専門転職サイトです。

医療業界で約30年の実績があり、採用する病院側にも頼られる存在で、急ぎの募集で待遇がいいなど、表に出ない非公開の案件を頼まれることも多いです。

他にはない好条件な求人に出会える可能性は特に高く、病院・クリニックを目指す方には外せない1社です。

求人数 約52,000件
対応エリア 全国
運営会社 クラシス株式会社
運営元の設立 1996年

ヤクジョブ公式ページ

https://yaku-job.com/

3位. 薬キャリエージェント|高年収の求人が充実

薬キャリagent

薬キャリエージェント」は、医師の人材サービスも手掛けるエムスリーキャリアの転職サイトです。

医師向けの人材サービスで病院との強いパイプを持ち、表に出ないレベルの病院ごとの内部事情には特に詳しいです。

年収600万円以上や、マネージャーなどハイクラス求人の獲得に力を入れているため、キャリアアップを目指す経験者には特におすすめです。

求人数 約26,000件
対応エリア 全国
運営会社 エムスリーキャリア株式会社
運営元の設立 2009年

薬キャリエージェント公式ページ

https://agent.m3career.com/

3-3. ドラッグストアの薬剤師を志望する方へのおすすめ

ドラッグストアへの転職を目指す方には、特に豊富な求人を持つ以下の大手3社がおすすめです。

ドラッグストアも、大手中心に多くの店舗があり、求人が安定してありますが、選択肢が多い分、自分に合った職場選びに苦労する方が多いです。

全体的に薬局より年収は高いですが、休みの取りやすさ、転勤の多さ、調剤以外の業務の多さなど、職場ごとに特徴は全く変わります。

これら3社なら、全国各地の店舗の最新の内部事情にも精通していて、職場探しの強い味方になります。

1位. ヤクマッチ|ドラッグストア求人数は大手の中でもトップクラス

ヤクマッチ

ヤクマッチ」は、ドラッグストアの転職に特に力を入れている、薬剤師専門の転職サイトです。

比較的新しいサービスですが、ドラッグストアの求人は大手の中でも抜きん出て多く、全国各地の豊富なラインナップから紹介が受けられます。

社内に薬剤師を多く配置していて、現場感覚を理解した、専門性の高いサポートを強みとしています。

求人数 約58,000件
対応エリア 全国
運営会社 スプリングフィールド株式会社
運営元の設立 2014年

ヤクマッチ公式ページ

https://yakuzaishi.yakumatch.com/

2位. マイナビ薬剤師|都市部から地方まで幅広いエリアの店舗に強い

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師」は、人材業界大手マイナビが運営する、薬剤師専門の転職サイトです。

北海道から沖縄まで全国各地に拠点を持っていて、広大なネットワークを活かして、幅広いエリアのドラッグストアとパイプを持っています。

転職初心者向けのきめ細かいサポートには定評があり、20~30代の転職に不慣れな方には特におすすめです。

求人数 約49,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社マイナビ
運営元の設立 1973年

マイナビ薬剤師公式ページ

https://pharma.mynavi.jp/

3位. リクナビ薬剤師|人材業界トップで小売店にも強い

リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師」は、人材業界トップのリクルートのグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

一般の転職では求人数No.1ということもあり、大手チェーンを中心に、全国のドラッグストアとも強いパイプを持っています。

一度に紹介してくれる求人数が多い傾向で、なるべく多くの選択肢から決めたい方には、特に向いています。

求人数 約30,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルートメディカルキャリア
運営元の設立 1979年(親会社のリクルート)

リクナビ薬剤師公式ページ

https://rikunabi-yakuzaishi.jp/

3-4. 企業の薬剤師を志望する方へのおすすめ

企業の薬剤師を目指す方には、製薬企業とのつながりが強く、一般企業の転職ノウハウにも強い以下3社がおすすめです。

研究開発や治験コーディネーター、薬事、MRといった、企業の薬剤師の募集は少なく、それでいて土日祝日休みなどのメリットがあり、競争率が高いのが特徴です。

これら3社なら、運営元が他に一般企業への転職サービスも行っていて、企業の求人が比較的充実しています。

一般企業の転職ノウハウに強く、企業ごとの最新の面接データも豊富に持っていて、選考でも強い味方になります。

1位. マイナビ薬剤師|初めて企業を目指すならここ

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師」は、人材業界大手マイナビが運営する、薬剤師専門の転職サイトです。

新卒採用のサービスで製薬企業ともつながりを持っていて、品質管理からMR、薬事、治験や臨床開発など幅広い求人を取り揃えています。

若手向けの手厚いサポートには定評があり、20~30代の初めて企業を目指す方には特におすすめです。

求人数 約49,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社マイナビ
運営元の設立 1973年

マイナビ薬剤師公式ページ

https://pharma.mynavi.jp/

2位. リクナビ薬剤師|企業未経験〜ハイクラス向けまで幅広い求人あり

リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師」は、人材業界トップのリクルートのグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

一般企業の求人数は業界No.1で、製薬企業の求人も充実していて、企業ごとの内部事情にも詳しいです。

未経験歓迎のものから、年収1,000万円を超えるものまで、幅広い求人があるので、企業を目指す全ての方におすすめです。

求人数 約30,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルートメディカルキャリア
運営元の設立 1979年(親会社のリクルート)

リクナビ薬剤師公式ページ

https://rikunabi-yakuzaishi.jp/

3位. アンサーズ|製薬企業への転職に特化

answers

アンサーズ」は、東証プライム上場のクイックの運営する、製薬業界特化のサービスで、薬剤師の転職にも対応しています。

運営元は、人材業界で40年以上の実績があり、長年かけて作ったパイプのある大手・優良企業の紹介が受けられます。

メーカーのみならず、医薬品の販売業社や外資系のバイオベンチャーなど、薬剤師が活躍できる企業の求人が幅広く揃っています。

求人数 約1,700件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社クイック
運営元の設立 1980年

アンサーズ公式ページ

https://answers.ten-navi.com/

志望が決まっていない人へのおすすめ

業種が決まっておらず、そもそもどこを目指すべきかから相談したい人は、「ファルマスタッフ」がおすすめです。

幅広いジャンルに強く、求人や利用者の評判を調査した結果が以下の通り、主要サービスの中でも特に優れていたからです。

薬剤師専門の
担当がつく転職サイト
求人数 提案力 サポート力
ファルマスタッフ ★★★★★
約5.1万件
★★★★★ ★★★★★
アポプラス薬剤師 ★★★★★
約5.2万件
★★★★☆ ★★★★☆
マイナビ薬剤師 ★★★★★
約4.9万件
★★★★☆ ★★★★★
リクナビ薬剤師 ★★★★☆
約3万件
★★★★☆ ★★★★★
お仕事ラボ ★★★☆☆
約1.7万件
★★★★☆ ★★★★★
ヤクジョブ ★★★★★
約5.2万件
★★★★☆ ★★★☆☆
ヤクマッチ ★★★★★
約5.8万件
★★★☆☆ ★★★☆☆
ファーマキャリア ★★★★★
約4万件
★★★☆☆ ★★★☆☆
ファゲット薬剤師 ★★★★☆
約3.4万件
★★★☆☆ ★★★☆☆
CME薬剤師 ★★★☆☆
約2.8万件
★★★★☆ ★★★☆☆
ファーネットキャリア ★★★☆☆
約2.8万件
★★★☆☆ ★★★★★
アプロ・ドットコム ★★★☆☆
約2.7万件
★★★☆☆ ★★★★★
薬キャリエージェント ★★★☆☆
約2.8万件
★★★★☆ ★★★☆☆
薬剤師ワーカー ★★★☆☆
約2.2万件
★★★★☆ ★★★☆☆
レバウェル薬剤師 ★★☆☆☆
約3,000件
★★★★☆ ★★★☆☆
エクスファルマ ★★☆☆☆
約8,600件
★★★★☆ ★★★☆☆
キャディカル薬剤師 ★★☆☆☆
約6,100件
★★★★☆ ★★★☆☆
ファルメイト ★★★☆☆
約1.8万件
★★★☆☆ ★★★☆☆
ファルマプレミアム ★★★☆☆
約1万件
★★★☆☆ ★★★☆☆
MCファーマネット ★★☆☆☆
約1,800件
★★★☆☆  ★★★☆☆

日本調剤グループの運営する大手のサービスで、サポートの質が高く、悪い評判が非常に少ないのが特徴です。

これまで紹介した通り、業種別に選ぶのがベストですが、お試しでまず1社使ってみたいという方にも、こちらがおすすめです。

ファルマスタッフ公式ページ

https://www.38-8931.com/

参考:業種別の特徴まとめ

どこに転職すべきか迷う方向けに、業種別の特徴を以下にまとめました。

給料 働きやすさ 転職のしやすさ
薬局
平均的

月~土のシフト制で、一部の繁忙期以外は働きやすい

募集が最も多く、しやすい
病院
薬局よりも安い傾向

夜勤があったり、ハードな現場が多い

欠員募集がメインで募集が少ない
ドラッグストア
薬局よりも高い

調剤以外の雑務が多く、夜間や土日祝日の出勤もある

募集が多く、未経験でもしやすい
企業
職種によっては、高年収も目指せる

日勤のみ土日祝日休みが多い

募集が少なく、選考難易度も高い

まずは募集が多く、転職のしやすい薬局やドラッグストアを検討される方が多いです。

病院は給料が平均的で、体力的にもきついですが、「医療の最前線で働きたい」という方に人気の職場です。

企業は難易度は高いですが、製薬企業で研究開発やMRになると、年収1,000万円を超えるケースもあり、待遇の期待が最も大きいです。

迷う方は、「ファルマスタッフ」の担当者に一度相談しましょう。

あなたにどんな可能性があり、どこが最適かといった点から親身に相談に乗ってもらえます。

4. 自分で求人を探す|薬剤師向け転職サイトのおすすめ

担当がつくサイトを3つ使っても決まらなかった方のみ、自分で求人を探して応募する転職サイト「グッピー」を使いましょう。

これは、サイト上に求人がたくさん載っていて、そこから個別に応募していくサービスです。

自分で求人を探す転職サイト

ただ、担当がつくサイトと比べると、以下の点で劣るため、まず使うべき転職サイトではありません。

  • 全てネットから見られる公開求人
    →エージェントだけが持つ非公開の条件のいい求人には出会えない
  • 担当のサポートがない
    →応募先とのやり取り、応募書類の作成や面接対策は全て自力になる
    →求人票に載らないデメリットなど、現場の事情まではわからない

担当がつく転職サイトでも決まらなかった方のみ、最終手段として使いましょう。

おすすめは「グッピー」

guppy

自分で求人を探す転職サイトなら、医療系で特に長い歴史を持つ「グッピー」が最もおすすめです。

薬剤師の方は、医療や福祉の専門サイトがあるので、それを使いましょう。

それぞれ差がつくポイントを比較したのが以下の表で、グッピーがトータルで優れています。

医療系の専門サイト 薬剤師の求人数 実績
正社員 派遣、契約社員、パートなど
グッピー
約18,000件

約8,300件

792万人以上が利用
ジョブメドレー
約17,000件

約7,600件

200万人以上が利用
バイトルPRO
約5,900件

約2,600件
コメディカルドットコム
約3,300件

約800件

グッピーは、設立20年を超える上場企業が運営するサービスで、医療系の求人サイトでは特に長い歴史を持ちます。

応募先やスカウトをくれた薬局・病院と、簡単にやり取りできるなど、使い勝手も非常にいいです。

グッピー公式ページ

https://www.guppy.jp

5. 薬剤師の転職に「担当がつく転職サイト」をまず使うべき理由

転職サイトには複数のタイプがありますが、薬剤師の方は、以下の理由でまずは担当がつくサイトを使うべきです。

  • 転職後のミスマッチが起きにくい
  • 条件がいい求人が見つかりやすい
  • 転職について1から相談できて、手続きも全部やってもらえる

それぞれ、使った人の口コミとあわせて紹介していきます。

理由1. 転職後のミスマッチが起きにくい

口コミ・評判

30代・調剤薬局勤務
応募先の薬局の時期別の処方箋数や、責任者の性格までまで詳しく教えてもらえました。
また、実際のシフトを見せてもらうこともでき、休みの取りやすさなどを、確認することもできました。
求人票では分からないリアルな情報を得られたので、迷わず応募ができ、現在も満足して働けています。

担当がつく転職サイトを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。

求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。

担当者は、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。

  • 現場の雰囲気はどうか、現場のリーダーはどんな人柄か
  • 業務量は他の職場と比べてどうか
  • 直近でどれだけ人が辞めているか

現場に通って責任者や職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。

厚生労働省の調査(令和4年)」によると、実際に働く薬剤師のうち、4割は働き始めてからミスマッチを感じています。

また、同じ調査で全国の薬局の4割、病院の7割が薬剤師の不足を感じているデータもあります。

採用に苦労している現場も多く、とにかく人が欲しいあまり、面接で肝心なデメリットを教えてくれないケースもあります。

ネットの求人から自分で応募する場合、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。

  • 「業務が多すぎて休憩もまともに取れない」
  • 「部長や師長の性格がきつく、人が全然居付かない」
  • 「休みが取りにくい雰囲気がある」

担当者はこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、転職の失敗を防げるようになります。

なぜここまでしてくれるの?

転職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはサイト側にとっても損になるからです。

担当がつく転職サイト(転職エージェント)は、あなたを紹介することで、紹介先の薬局や病院から紹介料を受け取るビジネスです。

転職エージェントの仕組み

この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、紹介先に返金するルールがあります。

あなたにすぐに辞められると、サイト側は紹介料が手に入らず、大損になるのです。

長く続けられる職場に転職をしてもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。

理由2. 条件がいい求人が見つかりやすい

口コミ・評判

40代・製薬会社勤務
大手製薬会社の品質保証という、高収入の非公開求人を紹介してもらいました。
散々探しても出会えなかった待遇で、このキャリアに進めたのは、エージェントのおかげと強く感じています。

そもそもですが、下記のような優良な薬剤師の求人は、インターネットには中々出てきません。

  • 業務にしては待遇がいいなど、公開すると人が殺到するような求人
  • 今、その職場で働いている人が嫉妬するような条件の求人

これらの求人は、薬局や病院が取引のあるサイトに内々に相談し、そこに登録している人だけに紹介されます。

担当がつく転職サイトを使うことで、こうした質の高い”非公開求人”にも応募できるようになります。

なぜ求人を非公開にするのか

よくある非公開になる理由としては以下が挙げられます。

  • 応募が来すぎて、選考が大変になると困る
  • 急ぎの募集で、表に出して待つ余裕がない
  • 薬局長などの重要ボジションで、今働いている人に知られたくない
    ※公開すると、今働く人に、昇格のチャンスがないように伝わってしまう

こうした求人は、好条件で人気の薬局・病院だったり、めったに求人が出ない製薬会社など、条件が公開されたものより良い場合が多いです。

これらは、担当がつくサイトの利用者にのみ、個別に紹介されます。

そのため、広く募集する場合に比べてライバルが減り、応募者にとっては選考に通りやすいメリットもあります。

理由3. 転職について1から相談できて、手続きも全部やってもらえる

口コミ・評判

20代・薬局勤務
初めての転職で、どの業種を選ぶべきかすら分からない状態でしたが、こんな私にも熱心に相談に乗ってくれて、OTC対応の薬局を目指そうとはっきり決断ができました。
また、入社前の手続きや退職準備に関するアドバイスももらえて、慣れない手続きがスムーズに進んで助かりました。

一口に薬剤師といっても薬局からドラッグストア、病院など働き口は様々で、そもそも自分にはどこが向いているのか、悩んでいる方も多くいます。

担当がつく転職サイトでは、それぞれの現場を知り尽くしたプロにこうした悩みも1から相談ができるので、転職の第一歩を踏み出す強い味方になります。

また、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で応募先とやりとりする必要がなくなります。

  • 転職の相談
  • 求人紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策のサポート
  • 面接や入社の日程調整
  • 給与などの条件交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたはマッチする職場を選ぶことに集中できるようになります。

特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。

担当者は現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。

6. 「選ぶな」という声も|薬剤師向け転職サイトのデメリット

薬剤師向けの転職サイトには以下のデメリットがあり、「選ぶな」「使わない方がいい」という声も一部あるのが事実です。

  1. ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
  2. 担当者とのやりとりが面倒に感じる人もいる

ただいずれも選び方や使い方次第で解消ができます。

それぞれ、使った人の口コミとあわせて紹介していきます。

デメリット① ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる

口コミ・評判

40代・調剤薬局勤務
こちらの希望をあまり聞かず、“とにかく応募してみましょう”というスタンスが嫌でした。無理に進められている感じがして信用できませんでした。

転職サイトにもそこで出てくる担当者にも、当たり外れがあることに注意しましょう。

×ハズレの業者の特徴
  • 設立したばかりなどで、薬局や病院、企業とのパイプがなく、求人が少ない
  • 実績が少なく、職場ごとの内部情報やデメリットなど、重要な情報を持っていない
  • 1人1人の担当に無理なノルマを押し付け、利用者の幸せを考えない転職を強いる
×ハズレの担当者の特徴
  • 入ったばかりの新人などで、医療業界の知識が浅く、深い相談ができない
  • 必要な連絡を忘れるなど、シンプルに仕事ができない
  • 希望と違う求人を紹介してくる

こういった業者や、担当者に頼ってしまうと、逆に足でまといになり、転職に失敗する原因になります。

これらを避けるためにも、下記を重視して転職サイトを選びましょう。

  • 実績があり、求人も豊富な大手だけを使う
  • あらかじめ3社は登録し、ハズレの担当がついたサイトの利用を止める

デメリット② 担当者とのやりとりが面倒に感じる人もいる

口コミ・評判

30代・門前薬局勤務
頻繁に電話がかかってきて、忙しい中で対応するのが負担でした。メールで済ませられる内容が多く、煩わしかったです。

転職サイトでは、担当者と面談したり、やり取りする必要がありますが、以下の理由でこれが面倒に感じる人もいます。

  • 誰にも気を使わず、自分のペースで進めたい
  • 紹介を断るのも気を使う

ただ、最近は担当者とのやりとりは、LINEでするケースが多く、しつこく電話をされたりといったケースはほぼありません。

ゆっくり進めたかったり、紹介を断るときも、LINEで簡単に伝えられるので、実際使ってみると面倒と感じる方は少ないです。

どうしても担当とのやりとりが面倒という方は、以下のような他の機能に絞って使いましょう。

  • スカウト機能:経歴を登録して、スカウトをもらう
  • 直接応募機能:サイト上から選んだ求人に自分で直接応募する

完全にマイペースでできて、担当はつかず、応募先とのやりとりのみで済みます。

求人サイトの「グッピー」なら、これらの機能のみ使うこともできます。

転職サイト以外の方法はおすすめしない!

これまで紹介した、転職サイト以外の方法としては以下がありますが、おすすめできません。

おすすめしない理由
ハローワーク ・薬局・病院は無料で採用し放題のサービスで、人の出入りが激しいブラックな求人が紛れやすい
・文字だけの最低限の求人情報しか得られない
薬局や病院の公式採用ページ ・求人情報は最低限しか載っていないことが多い
・土日休みで高給など、薬局や病院内でも好条件の求人は付き合いのある転職サイトにだけ渡して、載せていないことがある

公的サービスの「ハローワーク」は求人の質がイマイチ

ハローワークは公的サービスで、採用する側が無料で使える点が、転職サイトとの大きな違いです。

公共サービスで転職

これらは何人採用しても無料なため、すぐに人が辞め、採用を繰り返すブラックな求人も紛れている可能性が高いので注意しましょう。

民間の転職サイトでは、採用が決まると求人を出していた薬局・病院が、紹介料としてまとまった料金を支払います。

民間の転職サイトを使った場合

採用を繰り返すブラックな薬局・病院がこれらを使うと、何度も紹介料を払うことになり、大赤字になってしまいます。

そのため、こうした採用を繰り返す職場は、無料の公共サービスだけを使って募集をしているケースが多いのです。

こうしたリスクがあるので、転職サイトのように、採用する側が有料のサービスを使っておきましょう。

公式からの直接応募はチャンスが減る

公式から応募する方法もありますが、情報が少なかったり、一部の求人しか出していないことも多く、おすすめしません。

薬局や病院は公式で募集は出していても一部のみで、土日祝日休みで高給など、人気の求人は載せていないことがよくあります。

こうした求人は応募の殺到を避けるため、担当がつく転職サイトの利用者にのみ、個別に紹介がされます。

チャンスを広げるためにも、行きたい職場が決まっている方もまずは転職サイトの利用がおすすめです。

7. 薬剤師の転職でよくある質問集

次に、薬剤師の転職でよくある以下の質問に回答していきます。

  • 薬剤師の転職は厳しいですか?
  • 薬剤師は「転職しないほうがいい」って本当?
  • 薬剤師の異業種への転職は難しい?
  • 40代・50代の薬剤師の転職は難しい?
  • 薬剤師のよくある転職理由は?

7-1. 薬剤師の転職は厳しいですか?

以下の理由で、一人当たりの求人が減っていて、年々厳しくはなっているのは事実です。

  • 大学の薬学部が増えた影響で、薬剤師の数が年々増加している(厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」)
  • 薬剤師の仕事が減り、一部が薬剤師以外でも代替できるようになった(厚生労働省「0402通知」)
  • AI技術やITの活用でさらに仕事が減るとの予測もある

実際に、薬剤師の一人あたりの求人数を表す「有効求人倍率」は以下の通りで、10年で半分以下になっています。

有効求人倍率(医師・薬剤師)
2014年10月 6.43
2016年10月 5.95
2018年10月 4.37
2020年10月 1.99
2022年10月 2.07
2024年10月 2.25

今後の転職市場では、資格があるだけでは通用しなくなるので、かかりつけ薬剤師や管理薬剤師の経験など、独自の強みを身につけていくことが重要です。

市場価値を高めるために、どういったキャリアを歩むべきか、悩む方は一度「ファルマスタッフ」に相談がおすすめです。

過去の面接データをもとに選考のアドバイスももらえて、厳しい中でも内定獲得に向けた強い味方になります。

7-2. 薬剤師は転職しない方がいいって本当?

以下のように明確な理由があって、それが転職先で解決するのであれば、転職はむしろすべきといって間違いありません。

  • 薬局勤務で給料に不満がある
    →ドラッグストアに転職して年収アップ
  • 病院勤務で、夜勤があり体力的にきつい
    →日勤のみで調剤業務中心の薬局に転職して働きやすさアップ

ただ、以下に当てはまる方は、一度転職すべきか整理した方がいいでしょう。

  • 20~30代ですでに3回以上転職している
  • 1年未満の短期離職になる

長続きしない、すぐに辞める人材として、転職市場での評価が下がってしまう可能性があるからです。

人間関係が理由の方は、店舗の異動など、他の解決策がないか一度検討しましょう。

ファルマスタッフ」などの担当がつく転職サイトでは、そもそも転職すべきかといった点から、無料でプロに相談に乗ってもらえます。

7-3. 薬剤師の異業種への転職は難しい?

薬局や医療機関以外で働く薬剤師は全体の1割程度で、募集自体が少なく、難しいのは確かです。(厚生労働省「令和4(2022)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」)

薬剤師の異業種転職の候補となる主な職種をまとめると、以下の通りです。

仕事内容
MR 医師や医療機関、薬局に向けて、自社の医薬品の情報提供をする
臨床開発モニター(CRA) 治験に関わる仕事で、治験を依頼する製薬企業のサポートをする
治験コーディネーター(CRC) 医療機関や製薬企業と連携して、治験の進行や治験者のサポートをする
民間企業の管理薬剤師 ドラッグストアや医薬メーカー、卸売会社などで、薬の責任者として働く
安全性情報(PV) 医薬品の有害性や安全性をチェックして、公的機関に報告する
品質保証 不良品を出さないように、医薬品の製造工程を管理・監督する
研究・開発職 医薬品や化粧品、食品メーカーなどで自社製品の研究開発をする

難易度は高いですが、その分年収も高い傾向で、MRや臨床開発モニターは、1,000万円を超えることもあります。

こうした異業種の企業を目指す方は、以下の企業の薬剤師に強い転職サイトがおすすめです。

7-4. 40代・50代の薬剤師の転職は難しい?

業種別に、中高年の転職難易度をまとめると以下の通りです。

中高年の転職難易度 コメント
ドラッグストア ★☆☆☆☆ 年代を問わず募集に積極的で、未経験でも入りやすい
薬局 ★★☆☆☆ 募集は最も多いので、中高年にもチャンスは大きい
病院 ★★★★☆ 体力面や、安く雇用できるメリットから、若手が優遇されやすい
企業 ★★★★★ 厳しいが、同じ職種の経験者なら可能性あり

若手に比べて中高年の転職が難しいのはどの業界も同じで、薬剤師も変わりません。

ただ、業種によって難易度は変わり、ドラッグストアのように、中高年でも未経験で入れる職場もたくさんあります。

病院や企業でも、即戦力になる経験者なら、転職サイトの担当から過去の面接データを聞くなど対策して臨むことで、十分可能性はあると言えます。

7-5. 薬剤師のよくある転職理由は?

よくある退職理由としては、以下が挙げられます。

  • 年収など待遇への不満
  • 休みや勤務時間など、労働環境への不満
  • 人間関係への不満
  • スキルアップしたい
  • 結婚や出産などのライフイベント

上3つのように、何かしら不満を持って退職される方が多いですが、面接時はそのまま伝えないようにしましょう。

「同じ理由ですぐ辞めるのでは?」と警戒され、採用されにくくなるからです。

なるべく、仕事の幅を広げたい、スキルアップしたいといった前向きな別の理由を用意しておきましょう。

まとめ

薬剤師向けの転職サイトについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

以下の理由で、薬剤師の方は、まず「担当がつく転職サイト」を利用すべきです。

  • 転職後のミスマッチが起きにくい
  • 条件がいい求人が見つかりやすい
  • 転職について1から相談できて、手続きも全部やってもらえる

また、薬剤師専門の転職サイトは、「薬局に強い」「病院に強い」など、それぞれ力をいれる業種が違い、選び間違えると失敗につながります。

そうならないためにも、志望する業種別に、以下の転職サイトを3つ使っておきましょう。

転職したい業種 おすすめサイト おすすめ度
薬局
1位.ファルマスタッフ ★★★★★
2位.アポプラス薬剤師 ★★★★☆
3位.お仕事ラボ ★★★★☆
病院・クリニック 1位.ファルマスタッフ ★★★★★
2位.ヤクジョブ ★★★★☆
3位.薬キャリエージェント ★★★☆☆
ドラッグストア
1位.ヤクマッチ ★★★★★
2位.マイナビ薬剤師 ★★★★☆
3位.リクナビ薬剤師 ★★★★☆
企業 1位.マイナビ薬剤師 ★★★★★
2位.リクナビ薬剤師 ★★★★☆
3位.アンサーズ ★★★☆☆

いずれも、歴史ある大手で、各業種の求人や情報の面で非常に強く、担当者のレベルの高さにも定評があります。

特に志望が決まっていない方は、比較的幅広いジャンルに強く、総合的に優れた「ファルマスタッフ」に相談しましょう。

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。