「ソフトバンクの年収はどのくらい？」「どのように上がっていく？」など、ソフトバンク株式会社（以下、ソフトバンク）の年収が気になっていませんか？

ソフトバンクの正社員の平均年収は810万円で、通信業界の中でも非常に高いです。しかし、高い年収の裏に、働く上での注意点もあるので、これからソフトバンクで働こうという人は知っておく必要があります。

このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職支援をしてきた筆者が、ソフトバンクの年収について、知っておくべきことを下記の流れで紹介します。

1. ソフトバンクの年収は？年齢・役職別にすぐわかる
2. ソフトバンクの年収以外の評判・働きやすさについて
3. ソフトバンクはそもそもどんな会社か
4. ソフトバンクへの転職を目指す人へ｜採用・求人情報
5. ソフトバンクへ転職する際におすすめの転職エージェント
6. ソフトバンクへの転職でエージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

最後まで読めば、ソフトバンクの年収はいくらか、年齢・役職別にはどうなのか、他社と比べてどうなのかまで、ソフトバンクの年収の全てがわかるでしょう。

著者：I.J（現役転職エージェント）

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30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当（採用企業側の担当）も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. ソフトバンクの年収は？年齢・役職別にすぐわかる

ソフトバンクの正社員の平均年収は、810万円です。

これは通信業界全体の中では高水準ですが、同じ大手通信業界の「NTTドコモ」や「KDDI」と比べると平均的です。

1-1. 年齢別の年収水準

口コミサイトを元に集計すると、ソフトバンクの年齢別の給与の平均値は以下の水準です。

役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。なお、ソフトバンクの平均残業時間は27時間です。

1-2. ソフトバンクの給与の口コミ・満足度のまとめ

ソフトバンクの社員の口コミを分析した結果、給与面で下記2つの傾向があることがわかりました。

• 若手の給与は他社と比べて良いが、昇給はしずらい傾向
• 基本給は低めで、残業代やボーナスで稼ぐ人が多い

20代の給与は高水準で成果によっては1,000万円を超えることもあるものの、管理職になれないと給料が30歳前後で停滞する傾向があります。

また、基本給は低めで、ボーナスの比重が大きいので、業績だけでなく査定次第でも、年収が大きく左右されます。

1-3. 同業他社との年収比較

IT／通信業界の平均年収は、436万円（転職サイト「doda」調べ）ですから、ソフトバンクの正社員の平均年収は業界内でもかなり高い水準と言えます。

ただ、一緒に検討される企業と比較すると下記の通りで、同じ通信事業者と比べると平均的です。

※各社最新のIR情報・就職情報サイト・口コミサイトを参考に作成

とにかく高い年収を求める方は、「KDDI」、「NTTドコモ」といった同業他社も検討しましょう。

1-4. 役職別の年収

ソフトバンクは、グレード1~6までの役職があり、それぞれ下記の目安の年収です。

ただ、ソフトバンク自体が、基本給の比重が低く、ボーナスや残業代で年収が変わるので、上記はあくまでも目安と考えておきましょう。

1-5. 職種別の年収

どの職種も、基本給は低めで、ボーナスで大きく左右されるという制度は変わりません。営業でもエンジニアでもきちんと成果を評価されボーナスで差が付きます。

ただ、ソフトバンクショップや家電量販店でソフトバンク商品を扱う、販売スタッフの年収は総じて他の職種よりも安い傾向にあることに注意しましょう。

販売スタッフの年収は350~500万円の人が多く、口コミサイトなどをもとにした平均は450万円程度になります。

1-6. ソフトバンクの評価制度

ソフトバンクは下記の2つで評価されると考えておきましょう。

MBO（目標管理）評価がボーナスを左右し、役割評価がグレード・出世を左右します。

前者については、目標数値への達成度やプロセスを見られ、成果を出していれば評価されやすいです。

役割評価については、管理者（課長や部長）間の会議で決まるので、日々の業務で部署内で存在感を出すことが重要です。社内からの口コミでも、「目立つ人が評価を受けやすい」という声が複数ありました。

1-7. ソフトバンクで年収を上げるポイント

評価制度を踏まえ、ソフトバンクで働きながら年収を上げるためには、下記2点が重要です。

• 目標は必達、できる限り目標を大きく超える数字を出すことでボーナスを上げる
• 部署内、特に管理者に対し、日々仕事ぶりをアピールし、グレードを上げてもらう

逆に言えば、「上記を行う自信がない」という方は、ソフトバンクでは大幅な年収アップを期待できないので、他社をおすすめします。

また、ソフトバンクは業績が悪くなると出世する人の数が絞られる傾向にあるので、社内にいるときは、会社の業績にも注目しておきましょう。

1-8. ソフトバンクの福利厚生

ソフトバンクの福利厚生は下記の通りとなっていて、大手ならではの高水準といえます。

大手の水準ですが、退職金制度がないこと、中途入社の場合は住宅補助がないことには注意しましょう。

2. ソフトバンクの年収以外の評判・働きやすさについて

口コミサイトをもとに社員からのソフトバンクの評価をまとめると、下記の通りです。

	評価	人気企業内順位
待遇	3.1	185位/300社
ワークライフバランス	3.2	201位/300社
キャリア・成長	3.6	40位/300社
やりがい	3.7	65位/300社
職場の雰囲気	3.8	43位/300社

ここまで紹介してきた待遇（給料や福利厚生）以外の下記4項目について、社内からの内部事情も含め、紹介していきます。

1. ワークライフバランス
2. 成長・キャリアアップ
3. やりがい
4. 職場の雰囲気

2-1. ワークライフバランスに関する口コミ

• 近年、残業時間が減り、有給も取りやすくなったので、ワークライフバランスは良くなった
• 全社的にリモートワークが導入されていて、在宅勤務も可能
• 育休取得者も多く、子育てへの理解は深い
• 休日も連絡が飛びかったり、時期・部署によっては休日出勤もある

ワークライフバランスの評価は平均よりやや低いです。制度はきちんとしていますが、人によっては不満の声もでています。

まず、有給については、会社で積極的に推奨していて、嫌な顔をされることなく、取りやすいという声が多くありました。

また、残業時間も減少傾向にあり、「毎週水曜ノー残業デー」「プレミアムフライデー（第4金曜は15時退社を推奨）」など会社としても働きやすい環境を整えています。

ただし、部署や役職によっては、下記のようにワークライフバランスが悪いと感じる方もいました。

• 保守関連のエンジニア：土日夜間問わず対応が必要
• コンシューマ向け営業：土日も店舗や代理店から問い合わせが多く入るので、休日も携帯を手放せない
• 販売職：冠婚葬祭以外で土日・祝日に休むのが難しい

また、仕事量が多い傾向にあるため、平日で仕事が終わらず、休日も勤務をしている人も一定数いることに注意しましょう。

会社全体の残業時間の平均は27時間ですが、部署・役職によってはハードワークが必要です。

2-2. 成長・キャリアアップに関する口コミ

• 手を挙げれば行くたい部署に行くこともでき、新規事業の立ち上げも可能
• 会社も社員のキャリアアップを支援しており、さまざまな研修が行われる

ソフトバンクは社員教育・キャリアアップにも力を入れており、成長できる環境は十分にあります。

部署移動の制度が充実していて、手を挙げれば、行きたい部署・グループ会社に行けるので、「営業を経験したあとは営業企画に行きたい」などのキャリアプランを自分で考えられます。

また、「ソフトバンクイノベンチャー」という社内起業の仕組みがあり、自分が考えた新規事業を立ち上げるチャンスもあります。

上記の点でソフトバンクには成長・キャリアアップの環境が揃っていますが、活用できているのは、自ら考え、積極的に動いている人だけということに注意しましょう。

2-3. やりがいに関する口コミ

• 挑戦を尊重する文化があるので、自分でやりたいと思うことをやらせてもらえる
• 大企業ならではのスケールの大きさと、スピード感ある環境で仕事ができる

やりがいに関しての評価は、人気企業の中でも高いです。

若いうちから個人の裁量が大きく、やる気のある人にはさまざまなチャンスを与えてくれる環境で、やりがいを感じている人も多いです。

仕事内容に関しても、通信キャリアという生活インフラから、最先端の技術を使った新規事業まで、社会に大きなインパクトを与えるやりがいのある仕事が多いです。

2-4. 職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ

• 「チーム」より「個」のガツガツした風土
• とにかくスピードと合理性を大事にする文化
• トップダウンで物事が進むことも多い

大企業でありながら、ベンチャー気質が強い社風で、合う合わないがはっきりしています。

スピードがとにかく重視されていて、日々素早い判断や行動が求められます。強いトップダウンの文化もあり、上層部からの意見は特にスピード感を持って進めているようです。

どちらかというとチームより個人優先の文化で、自分の成果を最優先に考える人が多く、和気あいあいと働きたい人には合わない可能性もあります。

一方で、孫正義氏がソフトバンク株式会社の経営から離れて以降、社風に少しずつ変化が出てきたようです。ベンチャー気質が以前よりは弱まり、一般的な大企業に近づきつつあるという声もありました。

参考：ソフトバンクとあわせて検討される企業との比較

ソフトバンクとあわせて検討されてるのが、以下の企業です。

• .NTTドコモ：業界首位のモバイル事業者
• .KDDI：ソフトバンクと肩を並べる大手通信事業者
• .楽天：金融（楽天カードや楽天銀行）、流通（楽天市場）に加え、モバイルでも急成長中

それぞれの会社の社内からの評価を比較すると以下の通りで、最高得点を赤字にしています。

昔ながらの日本企業の文化が強いNTTドコモやKDDIと比較すると違いは明確で、ソフトバンクは、成長ややりがいを求める人向けの企業と言えます。

私が転職エージェントとして聞いた実際の社員の声

私が転職エージェントとして働く中でも、元社員の方から、以下の点でキャリア・成長面で満足度が高いとよく聞きます。

• 社内起業の仕組みなどが充実している
• 部署移動の制度が充実しているので、社内にいながらキャリアプランの形成がしやすい

ただし、仕事量に対して給与が満足できないという声もあります。

過去にサポートした中でも、「さらに給与が上がりやすい会社で働きたい」などの理由で転職を希望される方もいたため、この点には注意しましょう。

3. ソフトバンクはそもそもどんな会社か

引用：ソフトバンク

改めてソフトバンク株式会社は、NTT・KDDIと肩を並べる大手通信会社で、LINEやPayPayなど新規事業を積極的に行なっています。

孫正義氏の「ソフトバンクグループ」の子会社で、国内をメインに事業を行う会社です。

会社ホームページ：https://www.softbank.jp/corp/

3-1. 会社概要

3-2. 事業内容

大きく下記の５つの事業です。

元々はコンシューマ、法人向けにインターネット、モバイルを提供する会社でしたが、現在は、LINE、ZOZO、PayPayなどを傘下にし、さまざまな事業を行なっています。

しかし、現在も主力事業はコンシューマ事業で、売り上げ、利益ともに約半分を稼いでいます。

また、親会社である、「ソフトバンクグループ」は世界中のAI・IoT企業へ投資する会社で、買収・投資を繰り返していますから、ソフトバンク株式会社としても今後もさまざまな事業が増えていくでしょう。

3-3. トップメッセージ

引用：ソフトバンク

ソフトバンクの2023年の業績は、PayPayの子会社化の影響などによる一次益の影響を除いたベースで増収増益となりました。

特に重視する、親会社に帰属する純利益は同45%と、2025年度に最高益を目指す中期経営計画の目標達成に向けて、順調に進捗しています。

中長期的な成長にも力を入れており、急速な拡大が見込まれる生成AI関連においては、基盤技術である日本語特化の大規模言語モデルの構築などに積極的な投資おこなっています。

当社は、長期ビジョン（2023年5月発表）で掲げた通り、「デジタル化社会の発展に不可欠な次世代社会インフラ」を実現し、さらなる企業価値の向上に努めていきます。

3-4. 今後の事業展開

ソフトバンクは成長戦略として、「Beyond Carrier」を掲げています。

引用：ソフトバンク

ここでは通信キャリア（インターネット、モバイル）としての契約者増大を目指すことはもちろん、通信以外の事業も積極的に展開すると明言しています。

特に、「PayPay」を筆頭として、AI・IoT・フィンテックなどの最先端テクノロジーを使ったビジネスも成長させていくようです。

また、今後は更なる新領域（モビリティ・ヘルスケア・ビッグデータ／AI）での新規事業を創出していくとしています。

求める人物像にもある通り、会社は今後も目まぐるしく変わるので、それを楽しめる人が向いています。

3-5. ソフトバンクグループについて

ソフトバンク株式会社は、孫正義氏が会長を務める「ソフトバンクグループ株式会社」の子会社です。

ソフトバンクグループは世界中でAIなど最先端企業への投資を行う会社で、事業内容は以下の通りです。

このソフトバンクグループの平均年収は1,360万円と非常に高いです。

ただ、中途・新卒共に採用を積極的に行なっておらず、非常に狭き門です。

採用ページでも「オープンポジション」という、明確な職種・業務内容が指定されていない求人の取り扱いしか存在せず、経歴を送りうまくフィットすればチャンスがあるかもしれない、という程度です。

4. ソフトバンクへの転職を目指す人へ｜採用・求人情報

ここまでの内容を踏まえ、ソフトバンクへ転職したいと考えている方に向け、ソフトバンクの採用・求人情報を紹介します。

新卒でソフトバンクを目指す、という方は新卒採用ページ（https://recruit.softbank.jp/graduate/）からプレエントリーをし、情報を得ましょう。

4-1. ソフトバンクの採用職種

ソフトバンクの職種は大きく分けると下記の5種類です。

この中で、中途採用では、営業・事業企画などのビジネス職、エンジニア職の求人、販売スタッフの求人が多いです。

具体的に出ていた求人を以下で紹介します。

4-2. 求人情報

過去に「doda」「マイナビエージェント」「JACリクルートメント」といった大手転職エージェントや「採用ページ」で募集されていた求人情報をご紹介します。

ビジネス職

ビジネス職に多いのが、法人や代理店を相手に通信サービスを軸とする、ソフトバンク商材を提案する営業職です。BBIX株式会社という世界中のインターネットを繋ぐ会社への出向前提の求人もあり、グローバルな仕事もできます。

また、AIやフィンテックなど、通信サービス以外の事業の多角化に伴い、通信以外の新規事業の企画・推進をするポジションの求人も複数でています。

エンジニア職

新規事業を積極的に行うソフトバンクでは、それらを支えるエンジニア職の求人も多いです。

AIなどの、先端技術を扱うエンジニアの求人も複数あり、それらは高度な専門性が求められますが、待遇も良い傾向があります。

その他の職種（販売スタッフ）

その他の職種で積極的に採用を行なっているのは全国のソフトバンクショップや家電量販店などでスマートホンをはじめとするソフトバンク商材を扱う販売職です。

契約社員からのスタートですが、未経験でも歓迎していて正社員登用も積極的に行なっているので、職歴に自信がないという方にもチャンスがある採用枠です。

4-3. 採用メッセージ、求められる人物像

ソフトバンクが求める人物像は、

ソフトバンクの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する人

です。

ソフトバンクは今後も通信以外の事業を積極的に行なっていくとしていて、どんな仕事もチャンスと捉え、積極的に手を挙げる人材を求めています。

また、求める人材と合わせて、5つの「ソフトバンクバリュー」が掲載されており、これらが実践できる人物が求められていると言えます。

引用：ソフトバンク採用ページ

このソフトバンクバリューを踏まえ、下記をアピールできるよう、準備しましょう。

• No.1を狙い、実現できる
• 失敗を恐れず、挑戦できる
• 目標から逆算して行動できる
• スピード感を持って行動できる
• 諦めず最後までやり遂げられる

逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。

4-4. ソフトバンクの転職難易度

ソフトバンクへの転職難易度は「高い（高度なスキルや経験が必須）」です。

中途採用を積極的に行っていて、高い知名度などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。

そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。

• 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
• 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする

ただし、下記の求人に関しては転職難易度はそれほど高くはないので、未経験でも十分チャンスはあります。

• ポテンシャル採用（30歳未満、いわゆる第二新卒採用）の求人
• 販売員（ソフトバンクショップ）の求人

4-5. ソフトバンクへはどうやって応募すべきか

ソフトバンクに応募するには、以下の3つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。

• ソフトバンクの「中途採用サイト」
• 「リクナビネクスト」などの転職情報サイト
• 転職エージェント

転職エージェントを使うべきなのは、以下の点でソフトバンクの転職に有利になるからです。

• インターネット上に出ていない、ソフトバンクの非公開求人に応募できる
• ソフトバンクの傾向を踏まえた選考対策（面接対策、書類添削）をしてくれる
• ソフトバンク側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
• 内定時に給与交渉をしてくれる

ページの後半で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、ソフトバンクに転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です。

• doda（全ての人におすすめ）
• マイナビエージェント（20代、30代に特におすすめ）
• JACリクルートメント（年収600万円以上の人におすすめ）

上記の3社に登録し、「ソフトバンクに転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。

上記エージェントは先ほどソフトバンクと比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。

5. ソフトバンクへ転職する際におすすめの転職エージェント

ソフトバンクの転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。

• doda（全ての人におすすめ）
• マイナビエージェント（20代、30代に特におすすめ）
• JACリクルートメント（年収600万円以上の人におすすめ）

この3つに登録し、ソフトバンクやその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。

これらを選んだ理由は下記3つです。

• 大手で求人数も多く、ソフトバンクの求人も持っている可能性が高い
• ソフトバンクへの転職を有利にするためのノウハウを持っている
• 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる

一つずつ解説していきます。

5-1. doda

「doda」はパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

過去のサポート実績から社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、ソフトバンクなどの人気企業に行きたい場合は必ず相談すべきです。

doda公式ページ：https://doda.jp/

5-2. マイナビエージェント

「マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。

新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、30代までの方は積極的に使いましょう。

サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。

マイナビエージェント公式ページ：https://mynavi-agent.jp/

5-3. JACリクルートメント

「JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。

ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。

ソフトバンクへの転職を目指す方の中でも年収800万円を超えるポジションを狙う方は、JACも使うことで、より高待遇な求人が見つかるでしょう。

ただし、ハイクラスな人材でないと判断されると十分なサポートを受けられませんので注意しましょう。

JACリクルートメント公式ページ：https://www.jac-recruitment.jp/

6. ソフトバンクへの転職でエージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

ここでは、おすすめした転職エージェントを、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。

• 最初の申し込みを丁寧に行う
• 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
• 経歴・スキルに嘘はつかない
• 複数のエージェントを使っていることは隠さない
• 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
• 担当者が使えないと判断したら付き合わない
• 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
• 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
• 最低限のマナーは守る

6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

• 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
• 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
• 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

• 転職予定がかなり先
• そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

6-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

• あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
• 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

6-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

• こういった求人はないか
• こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日（最後にコンタクトを取った日）が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

6-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名：担当変更のご相談

いつもお世話になっております。（あなたの名前）です。

私は現在、（担当者名）様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、（担当者名）様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば、連絡を無視すれば、問題ありません。

ただ、連絡がしつこく来る場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名：退会手続きのお願い

〇〇エージェント　〇〇様

いつもお世話になっております。（あなたの名前）です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

（担当者名）様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

6-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

• 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
• 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

（参考）ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

6-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

先ほども紹介した通り、転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

6-9. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない＝企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

7. まとめ

ソフトバンクの年収を紹介してきましたがいかがでしたか？

改めてソフトバンクの正社員の平均年収は810万円と通信業界でも高い水準です。

ただ、同じ大手通信事業者の「NTTドコモ」や「KDDI」と比べると劣る点には注意しましょう。

これから転職を目指す方は、ソフトバンクから内定を取るためにも、内定後に年収を上げてもらうためにも必ず転職エージェントを利用するようにしましょう。

下記3社はソフトバンクへの転職に強く、ソフトバンクを目指す方が使うべきエージェントです。

• doda（全ての人におすすめ）
• マイナビエージェント（20代、30代に特におすすめ）
• JACリクルートメント（年収600万円以上の人におすすめ）

以上を参考に、あなたが理想のキャリアを歩めることを心から祈っています。

（参考）ソフトバンクと競合他社の平均年収、年齢、勤続年数データの参照元

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