50代はなぜ断られる?転職エージェントの裏事情と対処法8選

「50代は転職エージェントに断られる?」「対処法は?」など、50代が転職エージェントに断られるのか気になっていませんか?
50代以上は対象の求人が減り、求められるスキルや経験も増えるので、断られるケースが多いのは事実です。
ただ、業者の選び方や使い方に問題があるだけのケースも多いので、利用のコツは押さえておきましょう。
このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、50代が転職エージェントに断られる事情について、以下の流れで解説していきます。
- 50代で転職エージェントに断られる人の特徴
- 50代が転職エージェントに断られる裏事情
- 対処法は?50代が断られないためにすべきこと
- 年収別|50代におすすめの転職エージェント6選
- 転職エージェント以外で、50代が使える転職サービス
- 50代がまず転職エージェントを使うべき4つの理由
- 転職エージェント選びの2つの注意点
- 50代の転職についてよくある質問
このページを読めば、50代で転職エージェントに断られる人の特徴から、対処法、他の転職サービスまで全てがわかり、転職エージェントで失敗しなくなるでしょう。
著者:I.J(現役転職エージェント)
1. 50代で転職エージェントに断られる人の特徴
私は転職エージェントとして働く中で、他社で利用を断られたという50代の方を多くみてきました。
この経験を踏まえると、50代で断られる人は、以下いずれかに当てはまります。
- 年齢に見合った経験・スキルがない
- 理想が高すぎる
- 転職に不利な経歴を持つ
- 転職の意欲が低そう
- 問題があって企業に紹介しにくい
- ミスマッチなエージェントを使っている
特徴1. 年齢に見合った経験・スキルがない
人柄や意欲重視の採用も多い20~30代までと違い、50代以上は採用で以下が重視されます。
- マネジメント経験:管理職として、部下や組織をまとめた経験
- 専門スキル:営業やプログラミングスキルなど
これらがない方は、転職が難しくなるので、断られやすいです。
ドライバーや介護職のように、職種によっては50代以上でも完全未経験の転職自体は可能です。
しかし、転職エージェントの求人は、50代以上だとこれらがないと応募すらできない、即戦力採用の案件がメインとなります。
よって対象となる求人がなく、50代以上で求められる経験・スキルがない方は、断られてしまいます。
特徴2. 理想が高すぎる
以下のように、理想が高い人も、断られやすいです。
- 希望年収が高すぎる(例:現在が600万円なのに1,000万円を希望)
- 希望条件が多すぎる(例:フルリモートで〇〇で〇〇で、と注文が多い)
- 募集が少ない職種だけを希望(例:経験が浅いのに、競争の激しい社内SEだけを志望)
若手に比べて、転職のハードルが上がることもあり、50代以上は「希望通りの転職が実現させられない」と断られるケースが多くなります。
面談で「条件を下げないと難しい」と説明してくれる場合もありますが、面倒な人とみなされ、面談にすら進めないこともよくあります。
特徴3. 転職に不利な経歴を持つ
以下のように、企業に良い印象を持たれない、転職に不利な経歴を持っている方も、断られやすいです。
- 正社員経験がないフリーター・ニート
- 1~2年おきに転職を繰り返している
- 前職を辞めてから1年以上のブランクがある
ただでさえ転職のハードルが上がる50代以上の方は、この点は特にシビアにみられます。
20代までなら、こうした経歴でも使える転職エージェントは多くあります。
しかし、50代以上だと対象となるサービスはまずないので、転職エージェント自体の利用が向かないと言えます。
特徴4. 転職の意欲が低そう
以下のような人は、転職の意欲が低いと判断され、断られやすいです。
- 職歴やスキルの欄が空欄だったり、最初の申し込みが適当
- 転職予定が1年以上先
転職エージェントは転職が決定して初めて利益が出るサービスで、こうした人はサポートするメリットが薄いからです。
特徴5. 問題があって企業に紹介しにくい
以下のような方も、企業に紹介がしにくい人材として、断られやすいです。
- 経歴やスキルに嘘がある
- マナーや態度が悪い
エージェントは転職するあなた本人よりも、紹介料をくれる企業との関係を大事にしたい本音があります。
問題のある人材を紹介して企業に怒られたり、関係を切られて今後紹介させてもらえなくなることを何より恐れています。
そのため、こうした方は相手にされなくなることが多いです。
特徴6. ミスマッチなエージェントを使っている
自分のキャリアに合わないエージェントを使う方も、断られやすいです。
転職エージェントは、大手の中でも以下のように得意にするジャンルが違います。
- 一般向け:幅広い職種・年収の人のサポートに対応
- ハイクラス向け:主に年収600万円以上の人をサポート
年収400万円の方が、ハイクラス専門を使っても、相手にされず断られるといったミスマッチが起こります。
50代以上は、管理職クラスで高年収の人も多いため、ハイクラス向けのサービスは「ミドル向け」と宣伝していることもあります。
しかし、ミドル世代でも、十分な年収がない人はハイクラス向けのサービスは使えないので注意しましょう。
そもそも「断られた」とはどういった状況か
転職エージェントは、求職者を断ってはいけない法律があり、明確に「利用をお断りします」と言うことはありません。(職業安定法より)
しかし、以下に当てはまる方は、実質的に断られたといって間違いありません。
- 登録後に「紹介が難しい」とメールが来る
- 面談で紹介できる求人がないと言われる
最も多いのが一つ目で、「求人が見つかったらまた連絡する」と書いてあることが多いですが、再度連絡が来ることはほぼありません。
次に多いのが、面談で詳しい希望や職歴を伝えると、紹介できる求人がないと言われるパターンです。
また、紹介できないとは言われないものの、面談後に担当から連絡が全く来なくなるケースもあります。
すぐに紹介できる求人がなく連絡が止まることがほとんどで、この場合も実質的に断られていると言えます。
2. 50代が転職エージェントに断られる裏事情
このように50代の方が転職エージェントに断られるのには、以下の裏事情があります。
- 「実は50代以上NG」の求人が多く存在する
- エージェントは転職を決めないと1円も儲からない
裏事情1. 「実は50代以上NG」の求人が多く存在する
雇用対策法という法律で、求人で年齢制限をしていけない決まりがあり、明確に50代以上をNGとする求人は少ないです。
(参考)厚生労働省「募集・採用における年齢制限禁止について」
ただ、企業としては、今後長く活躍してくれてる若手が欲しい本音があり、年齢に見合ったスキルや経験がない限りはNGとするケースが多いのが現実です。
以下は1万社以上の企業を対象にした国の調査結果ですが、実際に45歳以上は、採用に消極的な企業が多くなります。
積極的に採用を強化したい いい人材であれば採用したい |
あまり採用を考えていない | |
~34歳 | 95.4% | 1.5% |
35~44歳 | 76.2% | 17.4% |
45~54歳 | 42.9% | 48.9% |
55歳~ | 24.5% | 67% |
参考:厚生労働省「中途採用に係る現状等について」
年齢制限は求人には載りませんが、エージェントには要望が伝えられていて、担当者はこうした意向も受けて求人紹介を行います。
その過程で、年齢的に厳しい方は、利用をお断りされてしまう実態があります。
このように、求人に載らない、隠れた条件としては以下のパターンがよくあります。
- 学歴:MARCH以上の高学歴がいい
- 年齢:未経験なら35歳以下
- 性別:事務職なら女性がいい
裏事情2. エージェントは転職を決めないと1円も儲からない
転職エージェントは、転職が決まって初めて利益が出るビジネスです。
転職が決まらないと1円も儲からず、自社の求人を紹介できなかったり、転職が決まらなそうな人はサポートしても何の得にもなりません。
どの業者も決まりそうな人に絞ってサポートしたい本音があり、結果として見込みがなさそうな人は断ることになります。
無料のサービスとはいえ、最終的には転職を決めて利益を上げることを目的としていて、お金にならない人は相手にしてもらえないのです。
3. 対処法は?50代が断られないためにすべきこと
50代の方は、転職エージェントに利用にあたり、以下の点に注意しましょう。
- 希望年収は「こだわらない」を選んでおく
- 希望の条件は2~3個に絞っておく
- 希望の職種・業界は絞りすぎない
- 最初の申し込みは丁寧にする
- 転職の希望時期は「すぐにでも」と答えておく
- 経歴・スキルに嘘はつかない
- 最低限のマナーに気をつける
- 自分の年収に合ったエージェントを使う
これらを意識するだけで、断られるリスクを大幅に減すことができます。
3-1. 希望年収は「こだわらない」を選んでおく
登録時や最初の面談で希望年収を聞かれますが、迷ったら「こだわらない」と答えておきましょう。
「厚生労働省の調査(令和3年)」によると、転職を決めた50代は、約半分の人が収入ダウンしているデータがあります。
収入ダウンも受け入れる姿勢でいた方が決まりやすく、エージェントも前向きにサポートしてくれます。
3-2. 希望の条件は2~3個に絞っておく
以下のような、応募先に求める条件は、2~3個までに絞っておきましょう。
- 休日・働き方:フルリモート可、フレックス勤務、年間休日120日以上、土日祝日休み、原則定時退社、服装自由、転勤なし
- 待遇・福利厚生:社宅・家賃補助制度、退職金制度、育児託児支援制度
多すぎると、当てはまる求人がほとんどなくなり、紹介も受けられません。
細かくこだわりは持たない姿勢でいた方が、サポートも受けやすくなります。
3-3. 希望の職種・業界は絞り込みすぎない
最初の登録や面談の際は、業界・職種は、興味があったり経験が活かせそうなものは全て希望に入れておきましょう。
特に、以下のように競争が激しい職種のみを希望する方は、見合ったスキルや経験がないと、断られやすいので注意しましょう。
- 社内SE
- 事務職
- 総務・人事・法務などの管理部門
3-4. 最初の申し込みは丁寧にする
転職への意欲を示すためにも、最初の申し込みは丁寧に行いましょう。
具体的には、登録時に下記を意識しましょう。
- 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
- 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
- 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く
3-5. 転職の希望時期は「すぐにでも」と答えておく
最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。
エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。
以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。
- 転職予定がかなり先
- そもそも転職への意欲が低い
すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。
3-6. 経歴・スキルに嘘はつかない
求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。
転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。
いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。
やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。
3-7. 最低限のマナーは守る
エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。
こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。
また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。
応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。
3-8. 自分の年収に合ったエージェントを使う
転職エージェントは、大手でもそれぞれ得意とする年収層が違うので、以下を参考に選びましょう。
おすすめ度各社の特徴
・ おすすめ エージェント |
~500万円 | 500~ 700万円 |
700万円~ |
・ doda |
◎ | ◎ | ◯ |
・ リクルートエージェント |
◎ | ◎ | ◯ |
・ type転職エージェント |
◎ | ◎ | △ |
・ パソナキャリア |
× | △ | ◎ |
・ LHH転職エージェント |
△ | ◯ | ◎ |
・ JACリクルートメント |
× | △ | ◎ |
・ おすすめ エージェント |
|
・ doda |
求人数・サポート実績が業界トップクラスの大手で、幅広い年代の転職に対応 |
・ リクルートエージェント |
全国各地の職場とパイプを持ち、地方での転職にも強い |
・ type転職エージェント |
首都圏のみの対応で、ITエンジニア、営業職の転職サポートに強い |
・ パソナキャリア |
半数以上の求人が年収800万以上で、管理部門やハイキャリアの転職に強い |
・ LHH転職エージェント |
世界60の国と地域でサービス提供実績のあるアデコの運営で、外資系の転職に強い |
・ JACリクルートメント |
ハイクラス転職で真っ先に名前が上がる老舗で、年収700万円以上は登録必須 |
いずれも20年以上の実績のある大手で、国内の大手優良企業の求人はこれら6社に集中しています。
この通り自分の年収に合わせて選ぶことで、ミスマッチな業者を使って断られることは無くなります。
4. 年収別|50代におすすめの転職エージェント6選
今回当ページでは、大手転職エージェント30社以上を比較し、以下の観点で6社を厳選しました。
- 大手企業の運営
- 20年以上の実績あり
- 50代からの評判が極めていい
厳選した6社について、年収別におすすめ度をまとめたのが以下です。
~500万円 | 500~ 700万円 |
700万円~ |
|
doda | ◎ | ◎ | ◯ |
リクルートエージェント | ◎ | ◎ | ◯ |
type転職エージェント | ◎ | ◎ | ◯ |
パソナキャリア | × | △ | ◎ |
LHH転職エージェント | △ | ◯ | ◎ |
JACリクルートメント | × | △ | ◎ |
それぞれ特徴を解説するため、自分の年収に合わせて3社に登録しましょう。
転職エージェントは、担当者の合う・合わないがあるため、あらかじめ3社は使っておくのが鉄則です。
4-1. doda:求人数は国内トップクラスで、幅広い年代に対応
「doda」はパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。
求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。
大手・優良企業を中心に、あらゆる業界・職種の求人を幅広く取り揃えていて、幅広い年代の方に使われています。
向いている人の年収 | ~700万円 |
求人数 | 約200,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
運営歴 | 1989年~ |
doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/
4-2. リクルートエージェント:地方にも強い
「リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントです。
大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。
長年の実績から、全国各地の企業とのパイプを持っていて、他社にはない地方の求人も充実しています。
向いている人の年収 | ~700万円 |
求人数 | 約680,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社インディードリクルートパートナーズ |
運営歴 | 1977年~ |
リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/
4-3. type転職エージェント:エンジニアや営業職のサポートに強い
「type転職エージェント」は、一都三県を中心とした求人を扱う大手転職エージェントです。
ITエンジニアや営業職の求人、サポートを強みとしており、対象エリアでこの業界を狙う方には外せない一社です。
女性の転職に特化した求人サイトを長く運営していて、女性の転職ノウハウに強い特徴もあります。
向いている人の年収 | ~700万円 |
求人数 | 約29,000件 |
対応エリア | 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、愛知 |
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
運営歴 | 1993年~ |
type転職エージェント公式ページ:https://type.career-agent.jp
4-4. パソナキャリア:管理部門の経験者向け
「パソナキャリア」は求人の半数が年収800万を超える、ハイキャリアのサポートに強い転職エージェントです。
運営元のパソナは、人材派遣業の運営歴が40年を超える業界大手で、有名企業とのパイプが強く、大手・優良企業の求人を多く保有しています。
人事や経理など、管理部門の転職サポートに力を入れているため、バックオフィスの経歴を持つ方には真っ先におすすめしたい一社です。
向いている人の年収 | 700万円~ |
求人数 | 約36,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社パソナ |
運営歴 | 1976年~ |
パソナキャリア公式ページ:https://www.pasonacareer.jp
4-5. LHH転職エージェント:外資系を目指す方におすすめ
「LHH転職エージェント」は、世界60カ国に拠点を持つグローバル企業が運営する、ハイクラス向けの転職エージェントです。
運営元の「アデコ」は、世界中で長年人材派遣サービスを提供してきた実績があり、外資系企業とのパイプが強いです。
国内の有名企業の求人もありますが、外資系の転職ノウハウ、サポート力では頭ひとつ抜けているため、外資系への転職を狙う方には特におすすめです。
向いている人の年収 | 700万円~ |
求人数 | 約62,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | アデコ株式会社 |
運営歴 | 1985年~ |
LHH転職エージェント公式ページ:https://jp.lhh.com
4-6. JACリクルートメント:年収700万円以上は利用必須
「JACリクルートメント」は、ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗の転職エージェントです。
実績や知名度の高さから、企業側も「高待遇の専門職」などハイキャリア求人はJACにだけ相談していることも多いため、年収700万以上の方は必ず登録しておきましょう。
世界11カ国にも支店を持っていて国外の会社との取引も多く、外資系企業とのパイプも強い特徴があります。
向いている人の年収 | 700万円~ |
求人数 | 約11,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
運営歴 | 1988年~ |
JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/
希望の職種、業界が決まっている人は”特化型”もおすすめ
これまで紹介したのはどの業界にも強い大手エージェントですが、「〇〇業界特化!」という”特化型”転職エージェントもあります。
希望する職種、業界がはっきりしている方は、以下の特化型エージェントも使っておきましょう。
特化する業界、職種 | それぞれの最大手 |
ITエンジニア・WEBデザイナー | レバテックキャリア |
コンサル | ムービン |
金融業界 | コトラ |
メーカーの機械・電気系エンジニア | メイテックネクスト |
管理部門(経理、人事、法務) | MS-Japan |
経験者に限られますが、特化した内容にあわせて選べば、断られることはまずありません。
特化型は、リクルートなどの大手に比べると、小規模で求人が少ないことも多いですが、上記の5社は豊富な実績があり、求人もたくさん持っています。
5. 転職エージェント以外で、50代が使える転職サービス
転職エージェントで断られたり、満足に使えなかった場合の他の選択肢として、以下の転職サービスもあります。
- スカウトサービス:登録して企業やエージェントからのスカウトを待つ
- 求人サイト:自分で求人を探して応募する
- ハローワーク:公共の職業紹介サービス
それぞれどんな人向けで、どんなサービス内容かを解説していきます。
5-1. スカウトサービス|年収600万円以上の人向け
スカウトサービスは、経歴やスキルを登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つサービスで、主に年収600万円以上の方を対象としています。
登録するとあなたのプロフィールがデータベースにのり、それを使う企業の人事やヘッドハンターの目に留まると、スカウトが受けられます。
※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント
登録後は待つだけでよく、企業からのスカウトだといきなり面接に進んでスピーディーに内定が決まることもあるため、登録しておいて損はありません。
現在そこまでの年収がない方も、特定の分野で高い専門性があればスカウトをもらえるので、腕試しに登録してみるのもおすすめです。
迷ったらどれだけの企業が使っているサービスかを公開していて、数が最多の「ビズリーチ」を選びましょう。
登録企業数 | 運営歴 | |
ビズリーチ | 約30,000社 | 2009年~ |
リクルートダイレクトスカウト | 非公表 | 2014年~ |
doda X | 非公表 | 2019年~ |
AMBI | 約2,800社 | 2017年~ |
ミドルの転職 | なし (在籍するエージェントからのスカウトのみ) |
2015年~ |
スカウトサービスの最大の強みは企業から直接スカウトが受けられることですが、企業数が多いほどチャンスは広がり、スカウトも増える傾向があります。
おすすめは「ビスリーチ」
「ビズリーチ」は、毎月30,000人以上が登録している今最も勢いのあるスカウトサービスです。
即戦力人材を効率よく採用したい企業が続々と利用を開始していて、登録社数は30,000社を超えます。
一部有料の機能もありますが、最大の目玉である「企業からのスカウトの受け取り、返信」は無料プランでもできるので、まずは無料プランで使ってみるのがおすすめです。
有料プランの機能とは?
ビズリーチで月5,500円の有料プランに入ると開放される主な機能には、以下があります。
- サイト内の全ての求人の閲覧、応募ができる
- ヘッドハンターのスカウトが全て見られる
自分からも積極的に動きたい人向けの機能ですが、こうした人には、転職エージェントの活用がおすすめです。
紹介される求人にどんどん応募していくなど、自分からも積極的に動けますが、料金は一切かかりません。
ビズリーチは無料プランで使った上で、求人探しや応募には転職エージェントを活用しましょう。
求人数 | 約120,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
登録企業数 | 約30,000社 |
在籍ヘッドハンター数 | 6,200人 |
ビズリーチ公式ページ:https://www.bizreach.jp
5-2. 求人サイト|最終手段としておすすめ
求人サイトは、サイト上の求人を自分で調べて応募していく転職サイトです。
これまで紹介した他のサービスと比べると以下の通りで、あらゆる点で劣るため、まず使うべきサービスではありません。
サポート | 求人の質・量 | 選考の有利さ | |
①転職エージェント | ◎ 相談〜内定後の交渉まで |
◎ 良質な非公開求人、数多い |
◎ 選考対策・プッシュあり |
②スカウトサービス | △ 企業からのスカウトなら無し |
◎ 良質な非公開求人、数多い |
○ 企業スカウトなら書類選考なし |
③求人サイト | × 自分でやる |
△ 公開求人、数少ない |
× 自力で頑張る |
転職エージェントを3社以上使っても決まらなかった方のみ、最終手段として使いましょう。
おすすめは「リクナビNEXT」
正社員としての転職を目指す方は、最大手の「リクナビNEXT」を使っておけば間違いありません。
総求人数は10万件以上と他サイトの倍以上あり、以下のようにどのエリアでも求人数はNo. 1です。
求人数 | |||
関東 | 関西 | 九州 | |
リクナビNEXT | 約137,000件 | 約56,000件 | 約81,000件 |
イーキャリア | 約20,000件 | 約4,000件 | 約1,700件 |
マイナビ転職 | 約15,000件 | 約12,000件 | 約10,000件 |
en転職 | 約3,700件 | 約1,700件 | 約1,000件 |
type | 約2,100件 | 約800件 | 約520件 |
- 2025年1月時点
「50代が活躍中」となっている求人も多く、あらゆる職種をバランスよく扱うため、特にやりたいことが決まっていない方は、まずはこれに登録して活動を進めましょう。
リクナビNEXT公式ページ:https://next.rikunabi.com/
正社員にこだわらないなら「マイナビミドルシニア」もおすすめ
正社員にこだわらない方には、アルバイトや契約社員の40~60代向けの求人をメインで扱う「マイナビミドルシニア」もおすすめです。
タウンワークのような、学生も対象とするような一般的なアルバイト募集サイトと比べると、40~60代向けの求人だけが集まっているため、効率的に探すことができます。
業界大手マイナビの運営ということもあり、以下のように、他の中高年に特化した求人サイトと比べても、圧倒的に求人数が多いです。
- マイナビミドルシニア:約240,000件
- FROM40:約16,000件
- シニアジョブ:約11,000件
扱う50代向けの求人は、「ドライバー、警備員、交通誘導、マンション管理」がメインとなっています。
マイナビミドルシニア公式ページ:https://mynavi-ms.jp
5-3. ハローワーク|誰でも使えるが、求人はイマイチ
公共の職業紹介サービス「ハローワーク」もありますが、こちらは、求人の質がイマイチなのでお勧めしません。
誰でも使えて、無料で相談にも乗ってもらえますが、以下のデメリットがあります。
- お金を払って民間の就職サービスを使う余裕がない、小さい会社の求人が多い
※ハローワークは掲載無料
企業側には、無料で採用し放題のサービスなこともあり、人を使い捨てにするブラック企業も紛れやすいです。
求人の質が下がるので、まずは民間の転職エージェントや求人サイトを活用しましょう。
6. 50代が転職エージェントをまず使うべき4つの理由
断られる場合があるなど、デメリットもありますが、50代の方は、以下の理由でまずは転職エージェントを使うべきです。
- 経験・スキルを活かした仕事が見つかりやすい
- エージェントしか持っていない優良求人に応募できる
- 選考で有利になることがある
- あらゆる転職サポートが無料で受けられる
実際に使って良かったと感じる方の口コミと合わせて紹介していきます。
理由1. 経験・スキルを活かした仕事が見つかりやすい
転職エージェントは経験者向けの求人を豊富に持っていて、50代でも経験やスキルを活かして働ける仕事を紹介してくれます。
50代が転職エージェントを使う最大のメリットはこの点で、これだけでも使う価値があると言えます。
50代は以下のような貴重なキャリアを持つ方が多いですが、求人自体が少ないこともあり、経験が活かせる仕事を自力で見つけるのは難しいです。
- 管理職として組織をまとめた経験
- 営業やエンジニアなど、特定の職種で長年働いてきた経験
結果として、50代でも未経験からできる「ドライバー」や「警備員」などの体力仕事に落ち着いてしまう方が多いのが現実です。
以下は一例ですが、転職エージェントを使えば、豊富な求人から50代でも経験を活かして活躍できる職場を提案してもらえます。
「目立った職歴がない」、「即戦力になれるか不安」といった経歴に自信のない50代の方も、どんな可能性があるのかの確認のステップとして、転職エージェントは必ず利用しておきましょう。
理由2. エージェントしか持っていない好条件な求人に応募できる
大手ゼネコンの非公開求人で、年収700万円以上の施工管理職を紹介されました。
50代での転職は難しいと思っていましたが、エージェントのコネクションを活かして好条件のポジションを得られました。
50代男性が対象になる、経験者向けの求人は、以下のような求人で、表に出ない形で採用が進むことも多いです。
- 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
- 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
- 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件
こうした求人は”非公開求人”と呼ばれ、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。
転職エージェント経由でしか応募できない優良求人が多いため、即戦力人材の50代こそ、転職エージェントは使うべきです。
理由3. 選考で有利になることがある
エージェントのアドバイスで、面接官が注目するマーケティングスキルの説明方法を具体化できました。実績の伝え方やデータの見せ方を調整した結果、本番で「説得力がある」と評価されました。
エージェントの指導がなければ結果は違っていたと思います。
大手の転職エージェントは、企業ごとの過去の面接データをたくさん持っていて、応募先に好印象を与えるための、選考アドバイスをたくさんしてくれます。
また、転職エージェントを使うだけで、直接申し込んだ人よりも、選考が有利に進むことがあります。
採用側からすると、どこの誰かわからない人よりも、転職エージェントがプッシュしてくる人の方が安心して採用することができるからです。
エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。
年齢を理由に選考で不利になることも多い50代の方には、強い味方になるのは間違いありません。
理由4. 自分で動くより圧倒的にラク
50代での転職活動は久しぶりだったため、手続きが複雑で困っていました。
エージェントが企業とのやり取りを全て代行してくれたおかげで、ストレスなく進められました。
書類作成のアドバイスも的確で助かりました。
転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。
- キャリアの相談
- 求人の紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 面接や入社の日程調整
- 年収交渉
自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。
特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。
転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。
7. 転職エージェント選びの2つの注意点
これまで紹介した通りメリットの大きいサービスですが、転職エージェント選びでは、以下の点に注意しましょう。
- 大手以外を使うのは危険
- 1社に絞ると失敗する
注意点1. 大手以外を使うのは危険
転職エージェントは、dodaなど当ページで紹介する大手に絞って使いましょう。
中小エージェントは、すぐに人が辞めるような、不人気な求人しか持っていない場合も多く、危険だからです。
ここ数年で、人材紹介業者は1万社以上増加したデータもあり、新しい転職エージェントも大量に増えました。
引用:厚生労働省ホームページ
これには、資格さえあれば、インターネットで簡単にエージェント業が始められるようになったという背景があります。
ただ、こうした新しいエージェントには、以下のようなタイプが多いため注意しましょう。
- 企業とのパイプが弱く、紹介できる求人が少ない
- 常に出回っているようなブラック求人しか持っていない
- 実績が少なく「会社ごとにどう対策すれば内定が出やすい」といったノウハウがない
実績作りのために、合わない求人をごり押しするなど、中にはひどい運営業者もいるので危険です。
優良な業者の見極めが難しいため、聞いた事もないようなエージェントは避け、これまで紹介したような実績のある大手だけを使いましょう。
近年、ネットで簡単にエージェント業が始められる「求人データベース」のサービスが始まり、これを使う新しい業者が増えています。
「求人データベース」はたくさんの転職エージェントが共有する求人データのことです。
データベースの求人は、簡単にいうと売れ残りの集まりで、「不人気ですぐ人が辞める大量採用な求人」がほとんどです。
大手エージェントでも長期間決まらなかった求人が流れ着いているイメージで、実際にデータベース内には以下のように人気とは言えない会社ばかりが並んでいます。
- きついノルマが有名な保険会社、不動産会社
- ブラックで有名な飲食チェーン、引越し会社
- 薄給でスキルも身につかない3次請け、4次請けのIT企業
設立から数年なのに「求人5万件」のようなアピールをする中小エージェントがいたら、ほぼ間違いなくこのパターンなので注意しましょう。
注意点2. 1社に絞ると失敗する
大手エージェントを選んでも、ハズレの担当がつく場合もあるため、必ず3社は使い、担当者を比べるようにしましょう。
ハズレの担当としては、以下のようなパターンがあげられます。
- 入ったばかりの新人など、志望業界の知識が不十分で、深い相談ができない
- 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる
一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。
複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。
いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。
また、エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。
8. 50代の転職についてよくある質問
最後に、50代の転職について良くある以下の質問に回答していきます。
8-1. 50代の女性におすすめのエージェントは?
女性の場合も、下記の中から3社選びましょう。
~500万円 | 500~ 700万円 |
700万円~ |
|
doda | ◎ | ◎ | ◯ |
リクルートエージェント | ◎ | ◎ | ◯ |
type転職エージェント | ◎ | ◎ | ◯ |
パソナキャリア | × | △ | ◎ |
LHH転職エージェント | △ | ◯ | ◎ |
JACリクルートメント | × | △ | ◎ |
上記の大手エージェントなら、女性の担当も多く、家庭との両立など、女性特有の事情も踏まえた転職のサポートが受けられます。
ただ、しいて言うと、以下の3社は女性の転職に強いと業界でも特に有名なため、年収がマッチする人は必ず使いましょう。
女性の転職に強いとされる理由 | |
リクルートエージェント | ・業界最大手でほとんどの人が使うため、女性のサポート実績も圧倒的に多く、女性の転職ノウハウに強い ・リクルートは、1980年から女性向けの求人情報誌「とらばーゆ」を発行するなど、女性の転職に力を入れてきた会社 |
type転職エージェント | ・女性向けの転職サイト「女の転職type」を20年近く運営していて、女性にとって働きやすい職場を知りつくしている ・他社に比べ、女性担当者の割合が大きい |
パソナキャリア | ・パソナは「家庭の主婦の再就職を応援したい」という思いで創業された会社で、女性の活躍を応援する社風で有名 ・ここ数年、女性管理職の転職サポートに特に力を入れ始めている |
どのエージェントを使う場合も、女性の担当に対応してもらいたければ、登録時に、備考欄に下記を書いておきましょう。
女性ならではのキャリアの相談がしたいため、女性のご担当者様をつけていただけるよう、お願いします。
8-2. 50代の転職の現実とは?
他の年代に比べて「パートタイムの仕事につく人」、「転職で年収が下がる人」が多い現実があります。
まず以下のように、大きな差ではないものの、50代はパートタイムの仕事につく人の割合が他の年代より大きいです。
パートタイムの仕事をする人の割合 |
||
男性 | 女性 | |
30~34歳 | 18.6% | 48.5% |
35~39歳 | 15.2% | 53% |
40~44歳 | 18.5% | 63.4% |
45~49歳 | 19.6% | 57.4% |
50~54歳 | 22% | 59.5% |
55~59歳 | 25.4% | 68.1% |
データ引用元「厚生労働省 令和2年雇用動向調査結果の概況」
また、転職によって収入が減る人の割合は、50代から大幅に増えるデータもあります。
転職で収入が減った人の割合 | |
30~34歳 | 32.8% |
35~39歳 | 37.7% |
40~44歳 | 37.4% |
45~49歳 | 32.5% |
50~54歳 | 53.2% |
55~59歳 | 49.9% |
データ引用元「厚生労働省 令和2年転職者実態調査の概況」
収入を下げて転職する人が多いため、収入ダウンも受け入れる姿勢でいた方が、50代の転職は決まる可能性は高いと言えます。
どうしても下げたくない方は、転職エージェントに収入を維持して働ける職場がないか相談してみましょう。
8-3. 50代の未経験転職は厳しい?
以下のように、職種を変えずに、未経験の業界に転職するのは厳しくはなく、50代でもできる方が多いです。
- 小売業の営業職 → IT業界の営業職への転職
- 宿泊業、レジャー業の人事部 → 不動産業界の人事部への転職
これまでの経験が活かせるため、年収アップも実現できる場合もあります。
ただ、職種も業界も未経験の全く新しい仕事となると、50代での転職は厳しいです。
転職自体はできますが、候補としては、以下のような体力仕事がメインとなります。
- 警備員
- タクシーやトラックのドライバー
- 介護職
こうした仕事に自信がない方は、転職エージェントに経験を活かせる仕事がないか必ず相談しておきましょう。
8-4. 資格なしの50代でも転職できる?
50代が転職で重視されるのは以下のような経験やスキルで、資格なしでも転職は可能です。
- マネジメント経験:部下や組織をまとめた経験
- 専門スキル:営業やプログラミングスキルなど
また、スキルに自信がない方も、職歴の長い50代の方なら、以下のスキルは持っていることがほとんどです。
- 課題解決力:仕事上の問題に積極的にトライしたり、入念に分析して計画する力など
- コミュニケーション能力:相手の話をじっくり聞いたり、説得する能力など
プログラミングスキルように、特定の仕事でしか使えないスキルに対し、これらはどの仕事にも持ち運びができるという意味で「ポータブルスキル」と呼ばれています。
これらがアピールできれば、選考でも有利になります。
自分ではわからない方は、これまでの経験から、アピールできるスキルがないか、エージェントに相談してみましょう。
8-5. すぐに転職する気がなくてもエージェントは使っていい?
転職すべきかの相談から入る方も多く、使っても問題ありません。
一方、すぐの転職は考えていない方は、まず以下のようなスカウトサービスにだけ登録し、様子を見る方法もおすすめです。
- ビズリーチ ★最もおすすめ
- リクルートダイレクトスカウト
- doda X
登録するとあなたの経歴やスキルに見合ったスカウトが来るようになり、自分の市場価値や、転職先のイメージがしやすくなります。
実際にこうした使い方をされることも多く、ビズリーチでは「8割以上の利用者が自分の市場価値の確認のために使っている」というデータもあります。
ただ、選考で有利になったり、求人の選択肢が増えるため、「具体的に転職を進めたい」となった際は必ず転職エージェントを活用しましょう。
まとめ
50代がなぜ転職エージェントに断られるのか、対処法はあるかを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
50代以上は対象の求人が少なく、若手に比べて断られるケースが多いのは事実です。
ただ、登録時や、利用時に以下を意識することで、断られることは大幅に減らすことができます。
- 希望年収は「こだわらない」を選んでおく
- 希望の条件は2~3個に絞っておく
- 希望の職種・業界は絞りすぎない
- 最初の申し込みは丁寧にする
- 転職の希望時期は「すぐにでも」と答えておく
- 経歴・スキルに嘘はつかない
- 最低限のマナーに気をつける
- 自分の年収に合ったエージェントを使う
転職エージェントは、以下を参考に、自分の年収にマッチしたものを必ず使いましょう。
おすすめ度各社の特徴
・ おすすめ エージェント |
~500万円 | 500~ 700万円 |
700万円~ |
・ doda |
◎ | ◎ | ◯ |
・ リクルートエージェント |
◎ | ◎ | ◯ |
・ type転職エージェント |
◎ | ◎ | △ |
・ パソナキャリア |
× | △ | ◎ |
・ LHH転職エージェント |
△ | ◯ | ◎ |
・ JACリクルートメント |
× | △ | ◎ |
・ おすすめ エージェント |
|
・ doda |
求人数・サポート実績が業界トップクラスの大手で、幅広い年代の転職に対応 |
・ リクルートエージェント |
全国各地の職場とパイプを持ち、地方での転職にも強い |
・ type転職エージェント |
首都圏のみの対応で、ITエンジニア、営業職の転職サポートに強い |
・ パソナキャリア |
半数以上の求人が年収800万以上で、管理部門やハイキャリアの転職に強い |
・ LHH転職エージェント |
世界60の国と地域でサービス提供実績のあるアデコの運営で、外資系の転職に強い |
・ JACリクルートメント |
ハイクラス転職で真っ先に名前が上がる老舗で、年収700万円以上は登録必須 |
そうすることで、冷たく追い返されたり、ミスマッチな業者を引いて失敗することは無くなります。
当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。
50代という年齢がネックになるかと思っていましたが、エージェントがこれまでの営業実績を活かせるポジションを提案してくれました。
不動産売買に加え、部下の育成経験も重視される企業で、即戦力として採用されました。
自分のキャリアを見直すきっかけにもなりました。