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データベースエンジニア向け転職エージェント7選|経験別のおすすめと選び方

「データベースエンジニアが使うべき転職エージェントは?」、「やっぱりIT専門がいい?」など、データベースエンジニア向けの転職エージェントについて気になっていませんか?

「エンジニアの転職に強い」と宣伝するエージェントはいくつもありますが、不人気なブラック求人ばかり紹介する悪質なタイプも多いので注意しましょう。

特に近年は、低品質なエージェントが急増している背景もあり、適当に登録するのは危険で、優良な転職エージェントだけに登録しないと、転職の失敗につながります。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、データベースエンジニア向けの転職エージェントのおすすめや選び方について、以下の流れで解説していきます。

全て読めば、データベースエンジニアはどの転職エージェントを使うべきか、選び方から使いこなすコツまでがわかり、転職エージェントで失敗することがなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 結論:データベースエンジニアが使うべき転職エージェント

このページでは、データベースエンジニアの方におすすめの転職エージェントについて、根拠を持って詳しく解説していきます。

長くなってしまったので先に結論を言うと、あなたのエンジニアとしてのキャリア合わせて、以下から3社選ぶべきです。

エンジニア
経験者
未経験
年収
600万以下
年収
600万〜
1. リクルートエージェント
2. doda
3. マイナビIT エージェント
4. ワークポート
5. type転職エージェント
一都三県
のみ
6. JACリクルートメント
年収800万〜
のみ
×
7. レバテックキャリア ×

おすすめ順に並べているため、迷ったら、キャリアに合わせて上から順に◎を3つ選んでおきましょう。

大手・優良企業のデータベースエンジニアの求人のほとんどは、この7社に集中していて、ここから選んでおけば間違いありません。

参考までに、それぞれのエージェントを一言で表すと下記の通りです。

おすすめエージェント 特徴
リクルートエージェント 業界最大手で、IT求人の量・転職サポート実績共にトップクラス
doda リクルートに次ぐ求人数を誇る業界No.2で、エンジニアの転職サポートにも強い
マイナビIT エージェント 新卒向けのサービスを通して、大手優良企業と強いパイプを持つ
ワークポート 無料のスクールも利用できるなど、未経験からのエンジニア転職が得意
type転職エージェント 一都三県のエンジニア求人に強い
JACリクルートメント スペシャリストやマネージャークラスの高収入案件が集中している
レバテックキャリア IT特化エージェントの最大手で、都市部のエンジニアやデザイナー求人に強い

経験者の方は、スカウトサービスも一つは使う

エンジニア経験者の方は、以下のようなスカウトサービスも一つは使っておきましょう。

対象 スカウトサービス
年収600万以上の方 ビズリーチリクルートダイレクトスカウト
上記以外で、データベースエンジニアとしての転職を目指す方 Direct typeレバテックダイレクト

これは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスです。

scout

※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント

企業からのスカウトだと、いきなり面接に進んでスピーディーに内定が出るケースもあるため、登録しておいて損はありません。

即戦力になる経験者を対象としたサービスで、気になるスカウトにだけ返信して面談に進んでみたり、マイペースに転職を進めることもできます。

そもそもデータベースエンジニアとは

企業の膨大なデータが入った「データベース」を専門とするエンジニアのことです。

データベースとは、たくさんのデータが保存され、検索して取り出しやすく整理された箱のようなものです。

database

引用:NTT東日本

データベースエンジニアは「SQL」という専用の言語を使い、データをどう並べたら出し入れしやすいかなど、情報の整理を行います。

例えば、転職サイトで、大量の求人から職種や希望年収を指定して求人を検索しますが、そういった仕組みを作ります。

仕事内容は、大きく以下3つに分けられます。

  • 設計:顧客の求めに応じで、どんなデータベースを作るか決める
  • 構築:設計図通りにデータベースを作り上げる
  • 運用・保守:安全に使えるよう、バックアップやセキュリティ対策を行う

未経験でもなれる?

他のエンジニアに比べると経験者向けの募集が多く、完全未経験だとなるのは難しいです。

未経験でも、前職がプログラマーや、SEで、データベースに関する知識がある方がなるケースがほとんどです。

ただ、30代前半までであれば、対象となる求人もあり、エンジニア経験がなくても、目指すことは可能です。

未経験から目指したい方は、「ワークポート」のような未経験転職に強い大手エージェントをまず利用しましょう。

可能性があるか、まずどうすべきかといった点で、詳しい担当に親身に相談に乗ってもらえます。

2. データベースエンジニア向け|転職エージェントの選び方

データベースエンジニアとしての転職を目指す方は、以下の方法で転職エージェントを選んでおきましょう。

  • 選び方1. 実績のある大手エージェントを選ぶ
  • 選び方2. あらゆるジャンルに強い”総合型”を選ぶ
  • 選び方3. 自分のキャリアに合わせて選ぶ

この選び方がなぜ重要か解説していきます。

選び方1. 実績のある大手エージェントを選ぶ

データベースエンジニアの転職に使うエージェントは、実績のある大手を選んでおきましょう。

大手と中小のメリット・デメリットは下記の通りで、大手エージェントの方が転職時に強い味方になります。

大手と中小の違い

大手にも下記のデメリットがありますが、どちらも使い方次第で解消できるため、大手を選べば間違いありません。

  • ×忙しいので放置されることがある(人気で他にも多くの人を担当しているため)
    →まめに連絡を取ったり、積極的な姿勢を見せれば優先的に対応してくれる
  • ×中にはハズレの担当もいる
    →エージェントを複数使えばハズレの担当者と付き合わなくて済む

知っておくべき裏事情:近年は低品質なエージェントが急増した

下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。

引用:厚生労働省ホームページ

これには、資格さえあれば、ネットで誰でも簡単にエージェント業を始められるようになった背景があります。

新設の中小エージェントにも、エンジニアの転職に特化していたり、優良なものはありますが、以下のようなタイプが多いのが実情です。

  • 企業とのパイプが弱く、紹介できる求人が少ない
  • 常に出回っているようなブラック求人しか持っていない
  • 実績が少なく「会社ごとにどう対策すれば内定が出やすい」といったノウハウがない

こうしたエージェントにあたると、手持ちの求人から内定を出そうと、希望と違う求人をごり押しさたり、転職失敗の原因にもなるため注意が必要です。

実績のある大手なら、優良求人が豊富でサポート力も高い

こうした目に遭わないためにも、転職エージェントは優良企業とのパイプが強く、実績のある大手だけを使うようにしましょう。

大手なら、企業から個別に紹介を依頼された以下のような、表に出ない優良求人も多く保有しています。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

こうした人気な求人・高待遇な求人は企業と信頼関係ができているエージェントにしか集まりません。

また、大手はたくさんの転職をサポートしてきた分、「面接でどう答えれば内定が出やすいか」といったデータも豊富に持っていて、選考対策のレベルも高いです。

転職のノウハウも豊富で、大手を使うだけで、いい会社に入れる確率はグッと高まります。

選び方2. あらゆるジャンルに強い”総合型”を選ぶ

エンジニア向けの転職エージェントは、大きく以下2つに分けられますが、まず使うべきなのは総合型です。

  • 総合型:ITのみならず、あらゆる業界・職種の転職に強い
  • 特化型:IT業界やエンジニアの転職にのみ強い

特化型をイメージするかもしれませんが、実はリクルートやdodaのような総合型の方が、以下の点で優れています。

  • エンジニアの優良求人が多い
  • IT専門の部署があったり、業界に詳しい担当がついてくれる

総合型の方が、エンジニアの求人は充実している

大手総合型を使った方が、シンプルにいい会社に入れる可能性は高くなります。

あらゆる業界の中途採用を長年サポートしてきた実績があり、多くの大手・優良企業とのパイプがあるからです。

近年ITを使ったビジネスが当たり前になり、エンジニアの求人は、金融から製造まであらゆる業界から出ています。

主にIT企業とのつながりが強い特化型に対し、大手総合型はどの業界ともつながていて、他の業界の優良なエンジニアの求人も多く持っています。

たとえば、ITと縁のなかった大手機械メーカーが、新たにITの部署を立ち上げ、エンジニアを採用したいとなったとします。

エンジニアに詳しくない採用担当は、転職エージェントを頼りますが、その時真っ先に思いつくのが、長年付き合いのある大手総合型エージェントなのです。

エンジニアの採用

このように、総合型には、あらゆる業界の大手・優良企業のエンジニアの求人が、自然と集まる流れができています。

もちろんIT企業についても、ネットが主流になる以前から20年以上エンジニアの採用をサポートしてきた実績があります。

そのため、上場していたり設立20年を超える以下のような有名IT企業とは、必ずと言っていいほどパイプを持っています。

  • 富士通、楽天、Yahoo、NTTグループ、サイバーエージェント、GMOグループ、DeNA

IT特化型はまだ実績の少ない会社も多く、こうした企業とのつながりが総合型よりは弱いことがほとんどです。

総合型でも、エンジニアの転職に強い担当がついてくれる

IT特化型は、エンジニアの転職に詳しい担当がつくことがメリットとされていますが、それは大手総合型も変わりません。

総合型でもITの専門部署があり、エンジニアの経験があるなど、業界に詳しい担当のサポートが受けられます。

特化型から優秀な社員の引き抜きを行っているケースもあり、両方使った方の中でも、「総合型の方が知識が豊富で深い相談ができた」という評判も非常に多いです。

選び方3. 自分のキャリアに合わせて選ぶ

また、転職エージェントは、エンジニアとしてのキャリアが自分に合ったものを選んでおきましょう。

エンジニアに強いエージェントの中でも、それぞれ以下のように得意にしているジャンルが変わります。

  • エンジニア経験者のサポートに強い
  • 経験者の中でも、年収600万円~のハイクラス案件に強い
  • 未経験からエンジニアを目指す人のサポートに強い

ミスマッチなものを選ぶと、「全然紹介が受けられない」となるため、このページを参考にキャリアに合ったものを使いましょう。

特に、エンジニアの転職に強い大手の中でも、経験者しか相手にしないタイプあるため注意しましょう。

未経験からエンジニアを目指す方は、対象となる求人が多く、初心者のサポートにも強いエージェントを選ぶようにしましょう。

その他ポイント:必ず3社以上使う

以上の流れで大手エージェントを選んでも、ハズレの担当がつく場合もあるため、必ず3社は使い、担当者を比べるようにしましょう。

ハズレの担当としては、以下のようなパターンがあげられます。

  • 希望する職種の知識が不十分で、深い相談ができない
  • 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社登録

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。

また、転職エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

ここまでをまとめると、データベースエンジニア向けの転職エージェント選びで重要なのは以下3つです。

  • 選び方1. 実績のある大手エージェントを選ぶ
  • 選び方2. あらゆるジャンルに強い”総合型”を選ぶ
  • 選び方3. 自分のキャリアに合わせて選ぶ

これらを踏まえ、次の章から、具体的に選ぶべきエージェントを紹介していきます。

3. データベースエンジニア向け|転職エージェントおすすめランキング

it21

今回当ページでは、上記の大手総合型やIT特化型のエージェントを比較し、特に実績が豊富で、データベースエンジニアからの評判がいい7社を厳選しました、

厳選した7社について、エンジニアとしてのキャリアによっておすすめ度をまとめたのが以下です。

エンジニア
経験者
未経験
年収
600万以下
年収
600万〜
1. リクルートエージェント
2. doda
3. マイナビIT エージェント
4. ワークポート
5. type転職エージェント
一都三県
のみ
6. JACリクルートメント
年収800万〜
のみ
×
7. レバテックキャリア ×

大手・優良企業のデータベースエンジニア求人のほとんどは、この7社に集中していて、ここから選んでおけば間違いありません。

おすすめ順に並べているため、迷ったら上から順に「◎」を3社選んでおきましょう。

では、それぞれの特徴を解説していきます。

1位. リクルートエージェント

r-agent

リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する大手転職エージェントで、IT求人の量・転職実績共にトップクラスです。

エンジニアはもちろん、システム営業、ITコンサルタントなどの求人も充実しているため、IT業界の転職を目指す方全てにおすすめです。

長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、質の高い非公開求人も多いので、登録しておいて損はありません。

強いジャンル エンジニア経験者、未経験者
求人数(IT・WEBエンジニア) 約195,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
運営歴 1977年~

リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/

2位. doda

doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富なIT求人を持つ大手転職エージェントです。

IT専門ではないものの、あらゆる業界の優良なIT求人を取り揃えているため、すべてのIT職種の方におすすめです。

データベースエンジニア・アプリケーションエンジニア・社内SEのように、細かい職種ごとに、強い担当がついてくれて、サポート体制も申し分ありません。

強いジャンル エンジニア経験者、未経験者
求人数(IT・WEBエンジニア) 約46,000件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
運営歴 1989年~

doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/

3位. マイナビIT エージェント

マイナビit

マイナビIT エージェント」は、業界大手のマイナビの運営するエージェントで、特にエンジニア経験者向けの優良求人を多く持っています。

学生向けの就活サイト「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、30代までの方は積極的に使いましょう。

サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。

強いジャンル エンジニア経験者
求人数(IT・WEBエンジニア) 約22,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社マイナビ
運営歴 1973年~

マイナビIT エージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/it/

4位. ワークポート

workport

ワークポート」は、IT・WEB・ゲーム業界に強い、若年層からの支持が大きい転職エージェントです。

あらゆる業界に対応していますが、IT業界に特化したサービスとして始まった歴史があり、IT業界の大手・優良企業と強いパイプを持っています。

プログラミングの基礎が学べる講座が無料で受けられるなど、未経験からのエンジニア転職に強いため、新たにエンジニアを目指す方には外せない一社です。

強いジャンル エンジニア未経験者
求人数(IT・WEBエンジニア) 約23,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ワークポート
運営歴 2003年~

ワークポート公式ページ:https://www.workport.co.jp/

5位. type転職エージェント

type

type転職エージェント」は、首都圏のエンジニア転職に強みを持つ、大手転職エージェントです。

エンジニア向けの転職情報雑誌を20年以上発行してきた歴史があり、業界の転職ノウハウにはかなり強いです。

女性の転職に特化した求人サイトを長く運営していて、女性の転職ノウハウに強い特徴もあります。

強いジャンル エンジニア経験者(年収~600万円)
※一都三県の案件に特に強い
求人数(IT・WEBエンジニア) 約9,700件
対応エリア 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、愛知
運営会社 株式会社キャリアデザインセンター
運営歴 1993年~

type転職エージェント公式ページ:https://type.career-agent.jp

6位. JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、IT専門ではないものの、IT業界のハイクラス求人に強い、大手転職エージェントです。

ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。

データベースエンジニアの中でも、高収入なベテランやマネージャークラス向けの求人が特に多いため、これらを目指す方は必ず登録しておきましょう。

強いジャンル エンジニア経験者(年収800万円~)
求人数(IT・WEBエンジニア) 約2,500件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
運営歴 1988年~

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

7位. レバテックキャリア

レバテックキャリア

レバテックキャリア」は、IT特化型の中でも最大手の転職エージェントです。

実績はこれまで紹介してきた総合型に劣りますが、業界経験者からの評判は特にいいので、さらに登録する余裕のある方は使っておきましょう。

また、フリーランス向けのサービスも運営しているため、正社員とフリーランスで迷っている方には、まず「レバテックキャリア」への相談がおすすめです。

強いジャンル エンジニア経験者(年収~600万円)
求人数(IT・WEBエンジニア) 約22,000件
対応エリア 東京、名古屋、大阪、福岡周辺
運営会社 レバテック株式会社
運営歴 2005年~

レバテックキャリア公式ページ:https://career.levtech.jp/

(参考)ランク外となったIT特化型エージェントまとめ

これまで紹介してきた以外で、ランク外となったIT特化型エージェントを以下に全てまとめました。

IT特化型エージェント 特徴
ウィルオブテック 2021年にスタートしたITエンジニア特化のエージェント
ギークリー 東京を中心にIT業界の転職に特化
社内SE転職 東京、大阪をメインで社内SEの転職に特化
ウズカレIT 未経験からのエンジニア転職に特化
TechClipsエージェント 首都圏のITエンジニア、ITコンサルの転職に特化
クラウドリンク 2017年にスタートしたITエンジニア特化のエージェント
KIKKAKEエージェント 2020年にスタートしたITエンジニア特化のエージェント
G-JOBエージェント ゲーム業界に特化

いずれもこれまで取り上げた大手には、求人やサポート面で劣り、まず使うべきサービスではありません。

繰り返しになりますが、あらゆる業界に強い総合型の方が、エンジニアの求人は充実していて、サポート力も高い傾向があります。

まずはこれまで紹介してきた、大手総合型エージェントを使って転職活動を進めましょう。

転職エージェントの大まかな利用の流れは以下の通りです。

  1. ネットから申し込み
  2. エージェントと面談
  3. 求人紹介を受ける
  4. 企業に応募
  5. 面接
  6. 内定

最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。

面談方法は対面も選べますが、現在はWEBや電話での面談が主流となっています。

申し込みから内定まで、トータルで3ヶ月はかかるケースが多いため、余裕を持って早めに申し込みをしておきましょう。

4. 経験者向け|スカウトサービスのおすすめ4選

データベースエンジニア経験者の方は、転職エージェントとあわせて以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。

対象 スカウトサービス
年収600万以上の方 ビズリーチリクルートダイレクトスカウト
上記以外で、エンジニアとしての転職を目指す方 Direct typeレバテックダイレクト

これらは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスです。

scout

※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント

企業からのスカウトだと、いきなり面接に進んでスピーディーに内定が出るケースもあるため、登録しておいて損はありません。

即戦力になる経験者を対象としたサービスで、気になるスカウトにだけ返信して面談に進んでみたり、マイペースに転職を進めることもできます。

以下どちらかに当てはまるかで使うべきサービスが変わるので、それぞれおすすめを紹介していきます。

  • 年収600万以上の方
  • その他、エンジニア経験者の方

4-1. 年収600万円以上向け|スカウトサービス2選

年収600万円以上の方には、ハイクラス専門の以下の大手2社がおすすめです。

同じサービスの中でも、上記2社が特に有名で利用する企業も多く、スカウトをもらいやすいです。

迷ったらどれだけの企業が使っているサービスかを公開していて、数が最多の「ビズリーチ」を選びましょう。

  登録企業数 運営歴
ビズリーチ 約30,000社 2009年~
リクルートダイレクトスカウト 非公表 2014年~
doda X 非公表 2019年~
AMBI 約2,800社 2017年~
ミドルの転職 なし
(在籍するエージェントからのスカウトのみ)
2015年~

スカウトサービスの最大の強みは企業から直接スカウトが受けられることですが、企業数が多いほどチャンスは広がり、スカウトも増える傾向があります。

ビスリーチ

bizreach

ビズリーチ」は、毎月30,000人以上が登録している今最も勢いのあるスカウトサービスです。

即戦力人材を効率よく採用したい企業が続々と利用を開始していて、登録社数は20,000社を超えます。

一部有料の機能もありますが、最大の目玉である「企業からのスカウトの受け取り、返信」は無料プランでもできるので、まずは無料プランで使ってみましょう。

有料プランの機能とは?

ビズリーチで月5,500円の有料プランに入ると開放される主な機能には、以下があります。

  • サイト内の全ての求人の閲覧、応募ができる
  • ヘッドハンターのスカウトが全て見られる

自分からも積極的に動きたい人向けの機能ですが、こうした人には、転職エージェントの利用がおすすめです。

紹介される求人にどんどん応募していくなど、自分からも積極的に動けますが、料金は一切かからないからです。

ビズリーチは無料プランで使った上で、求人探しや応募には転職エージェントを活用しましょう。

求人数 約86,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ビズリーチ
登録企業数 約29,000社
在籍ヘッドハンター数 6,200人

ビズリーチ公式ページ:https://www.bizreach.jp

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト」は、ビズリーチの後を追うように始まった、業界最大手のリクルートが運営するスカウトサービスです。

登録に審査があるビズリーチに対し、審査なしで誰でも登録ができ、全機能を無料で使うことができます。

登録社数は非公開ですが、「最大手だし使っておこう」と考える企業の採用担当者は多いはずで、多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

ビズリーチが審査に通らず使えなかった方や、さらに可能性を広げたい人は登録しておきましょう。

求人数 約196,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
登録企業数 非公開
在籍ヘッドハンター数 4,300人

リクルートダイレクトスカウト公式ページ:https://directscout.recruit.co.jp/

4-2. その他エンジニア経験者向け|スカウトサービス2選

年収500万円台までのエンジニア経験者の方は、エンジニア専門の以下2社を使っておきましょう。

同じタイプのサービスは複数ありますが、これらが特に対象となる求人が多く、実績ある会社のサービスなのでおすすめです。

求人数 運営元の設立
Direct type 1,600件以上 1993年
レバテックダイレクト 約6,600件 2005年
Forkwell 非公開 2004年
Findy 約2,400件 2016年
LAPRAS 1,000件以上 2016年
paiza転職 約4,700件 2012年

いずれも転職エージェントとしても有名な以下のサービスも運営しています。

  • type転職エージェント
  • レバテックキャリア

これらのサービスを通じてIT業界の大手・優良企業との強いパイプがあり、有名企業からのスカウトも期待できます。

※エンジニア専用のスカウトサービスでは、ヘッドハンターのスカウトはなく、企業からのスカウトのみが受け取れます。

Direct type

direct_type

Direct type」は、エンジニアの転職に強いtype転職エージェントも運営するキャリアデザインセンターのスカウトサービスです。

運営元は、インターネットが主流になる以前から、エンジニア向けの転職情報誌を発行するなど、IT業界では抜群の知名度を誇ります。

有名企業からスタートアップまで幅広い企業が利用していて、エンジニア向けのスカウトサービスならまず使うべき1社です。

求人数 約1,600件
対応エリア 主に首都圏
運営会社 株式会社キャリアデザインセンター
運営元の設立 1993年

Direct type公式ページ:https://directtype.jp

レバテックダイレクト

levtech_direct

レバテックダイレクト」は、エンジニア・デザイナー特化のサービスでは最大手のレバテックの運営するスカウトサービスです。

スカウトの送付元となる求人数は同じサービスの中でも最も多く、幅広いIT企業からのスカウトが期待できます。

スカウトの9割以上が面接・面談確約で、無差別に送られる営業メールのようなスカウトは少ない傾向があります。

求人数 約6,600件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社レバテック
運営元の設立 2005年

レバテックダイレクト公式ページ:https://levtech-direct.jp

スカウトサービスの3つの注意点

上記のスカウトサービスの利用にあたっては、以下の点に注意しましょう。

  • スカウトが中々来ないこともある
  • 企業からのスカウトだと、選考対策は自力になる
  • 質の低いヘッドハンターもいる

①スカウトが中々来ないこともある

基本待ちのサービスなため、スカウトサービスだけに頼ると、スカウトが来ずに、一向に転職活動が進まないケースもあります。

こうならないためにも、「いつまでに転職したい」のように具体的に転職を考えている方は、自分からも積極的に動ける転職エージェントも必ず利用しておきましょう。

②企業からのスカウトだと、選考対策は自力になる

スカウトサービスで企業からスカウトを受けるとそのまま面接に進めますが、この場合以下は全て自分でやる必要があります。

  • 面接対策
  • 面接日や入社日の調整、年収交渉などの企業とのやりとり

上記は転職エージェントだと担当者が全てやってくれますが、スカウトサービスでは自力となります。

特に面接対策は、よほど慣れている方でない限り自力では難しいケースが多いため注意が必要です。

自信がない方は、いいスカウトが来た時に焦らずに面接に進むためにも、まずは転職エージェントで、志望業界の面接対策は受けておきましょう。

③質の低いヘッドハンターもいる

ハイクラス向けのスカウトサービスでは、企業だけでなく、「ヘッドハンター」と呼ばれる民間の転職エージェント会社からもスカウトが受けられます。

ヘッドハンターの中には、以下のような質の低いタイプもいるため注意が必要です。

  • とにかく接点を持とうと、経歴をよくみずにスカウトを大量に送っている
  • 設立まもない会社で、企業とのパイプも弱く、紹介できる求人も少ない
  • 実績作りのために、合わない求人でもごり押ししてくる

優良なヘッドハンターもいますが、ヘッドハンターからのスカウトは大量に届くケースも多く、見極めるのは難しいです。

そのため、スカウトサービスは、「企業からのスカウト」のみ確認する使い方が効率的でおすすめです。

企業からのスカウトは、面接確定を意味していて、適当に送られることはまずありません。

スカウトサービスの利用の流れは以下の通りです。

  1. ネットから申し込み
  2. 職務経歴書を登録
  3. スカウトを受けた企業と面接
  4. 内定

上記は企業からスカウトを受けて転職する流れです。

ヘッドハンターからのスカウトの場合は、ヘッドハンターから紹介を受けた求人に応募していくことになります。

5. データベースエンジニアが転職エージェントを使うべき4つの理由

求人サイトから応募するなど他の方法もありますが、データベースエンジニアとして転職を目指す方は、以下の理由で転職エージェントをまず使うべきです。

  • 転職でのミスマッチが起きにくい
  • 世の中に出ていない”非公開の求人”を紹介してくれ、応募できる
  • 選考をより有利に進められることがある
  • 転職時に必要なサポートを全て無料で受けられる

理由1. 転職でのミスマッチが起きにくい

転職エージェントを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。

求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。

転職エージェントは、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。

  • 職場の雰囲気はどうか、現場のリーダーはどんな人柄か
  • 休みのとりやすさ、サービス残業の実態はどうか
  • 直近でどれだけ人が辞めているか

現場に通って職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。

帝国データバンクの調査(2024)」によると、人手不足を感じる企業の割合は、全業種の中でもIT企業が約8割と最も多いです。

採用に苦労していて、とにかく人が欲しいあまり、面接でも肝心なデメリットを教えてくれない企業も多いのが現実です。

データベースエンジニアの場合、いざ働き始めてから、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。

  • 「納期がきつく、常にサービス残業をしないと追いつかない」
  • 「休日や業務時間外の緊急対応が多く、まともに休めない」
  • 「雑用ばかりで、スキルが全然身につかない」

エージェントはこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、転職の失敗を防げるようになります。

なぜここまでしてくれるの?

転職エージェントは、転職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはエージェントにとっても損になるからです。

転職エージェントは、企業にあなたを紹介することで、企業から紹介料を受け取るビジネスです。

この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、事業者に返金するルールがあります。

あなたにすぐに辞められると、転職エージェントは紹介料が手に入らず、大損になるのです。

長く続けられる職場に転職をしてもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。

理由2. 表に出ていない”非公開の求人”を紹介してくれ、応募できる

そもそもですが、下記のような優良な求人は、インターネットには中々出てきません。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

これらの求人は、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。

転職エージェントを使えは、求人サイトにはないこれらの高品質な非公開求人にも応募ができます。

逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。

理由3. 選考をより有利に進められることがある

転職エージェントを使うことで、直接申し込んだ人よりも、選考が有利に進むことがあります。

採用側からすると、どこの誰かわからない人よりも、転職エージェントがプッシュしてくる人の方が安心して採用することができるからです。

エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。

また、大手だとこれまでのサポート実績から、企業ごとに「どんな人に内定が出やすい」といった情報もたくさん持っていて、対策のアドバイスがもらえます。

理由4. 転職時に必要なサポートを全て無料で受けられる

転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。

特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。

転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。

デメリットは使い方次第で解消できる!

転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。

  • ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
    →老舗、大手のエージェントを選ぶ
    →3社以上使い、担当者を比べる
  • ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
    →キャリアの面で自分に合ったエージェントを選ぶ

そのため、転職を考えている方は、転職エージェントを使っておけば間違いありません。

転職エージェントに断られた場合は?

転職エージェントは、転職が決まらないと利益が出ないため、自社でサポートが難しい人は、サポートを断るケースがあります。

3社以上に断られた方は、自分で求人を探して応募する求人サイトを使いましょう。

jobchange_site

求人サイトなら、IT転職専門で、求人が他サイトと比べても豊富な「Green」がおすすめです。

登録すると、求人を調べられるだけでなく、企業からのスカウトももらえることがあります。

ただ、これまで紹介した他のサービスと比べると以下の通りで、あらゆる点で劣るため、まず使うべきサービスではありません。

サポート 求人の質・量 選考の有利さ
①転職エージェント
相談〜内定後の交渉まで

良質な非公開求人、数多い

選考対策・プッシュあり
②スカウトサービス
企業からのスカウトなら無し

良質な非公開求人、数多い

企業スカウトなら書類選考なし
③求人サイト ×
自分でやる

公開求人、数少ない
×
自力で頑張る

求人サイトはネット上に求人を公開して、広く募集しないと人が集まらない小さいベンチャーが多く、有名企業など大手の求人は少ないので注意しましょう。

このページで紹介する転職エージェントを3社以上使っても決まらなかった方のみ、最終手段として使いましょう。

転職エージェントに断られるのはどんな人?

転職エージェントに「転職させられない=お金にならない」人と判断されると、断られてしまいます。

そう判断されるパターンとしては、以下があげられます。

  • キャリア・経験がなく、自社と取引のある企業に紹介しにくい
  • 転職活動へのやる気が見えず、本当に転職したいのかわからない

1つ目については、このページで紹介している通り、自分のキャリアに合わせて選ぶことで対処できます。

2つ目の転職への意欲の点も、付き合い方次第でイメージを変えることは可能です。

次の章から、正しい付き合い方も含め、転職エージェントを最大限活用する方法を解説していきます。

6. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

6-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

6-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

6-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

6-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

  • 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
  • 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

(参考)ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

6-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

6-9. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

7. データベースエンジニアの転職についてよくある質問

最後に、データベースエンジニアの転職についてよくある以下の質問に回答していきます。

7-1. データベースエンジニアはやめとけと言われる理由は?

以下の理由で、やめとけと言われることが多いです。

  • 責任が重い:個人情報を扱う仕事で、ミスが大きなトラブルに繋がりやすい
  • 業務量が多い:配置される人数が少なく、一人あたりの業務量が大きくなりやすい
  • 地味な裏方仕事である:開発をするSEに比べると、目立った活躍はしにくい
  • 単純作業が退屈:想定外のトラブル対応以外は同じ作業の繰り返しになりやすい

一方で、データベースエンジニアには以下のメリットもあります。

  • ITサービスの土台となる仕事で、求人が安定してある
  • 経験を積んで専門性を高めることで、年収1,000万円以上も目指せる

7-2. データベースエンジニアに向いている人とは

仕事内容を踏まえると、以下に当てはまる方に向いています。

  • 几帳面な性格:細かいところまでミスなくやり遂げる、緻密な作業が多い
  • 裏方の仕事が好き:開発に比べると目立たないが、土台を支える重要な仕事
  • 新しいことを学ぶのが好き:キャリアアップには、知識を広げていくことが必須

他のエンジニアと比べて、転職すべきか迷う方は、一度理想の働き方やスキルを踏まえ、転職エージェントに相談をおすすめします。

7-3. データベースエンジニアの将来性は?

近年大量のデータをビジネスに活かす、いわゆるビッグデータの活用が進んでいて、将来性は十分と言えます。

例えばコンビニの大量の利用者データを分析し、店舗ごとに着実に売れる商品だけを増やし、売り上げアップに繋げるといった内容です。

ニーズが拡大しているため、大きなデータを扱えるエンジニアは今後さらに仕事が増えます。

また、近年クラウドを活用する企業も増えているため、「AWS認定」の資格を持つなど、クラウドに精通していると、活躍の場がさらに増えるでしょう。

7-4. データベースエンジニアの転職が有利になる資格は?

データベースエンジニアが、持っていると転職で有利になる資格を以下にまとめました。

内容 必要な勉強時間
オラクルマスター データベースの構築・保守・SQLスキルや、管理者として最低限の知識を持つことを証明できる 約100時間
OSS-DB オープンソースデータベスに関する知識を証明する民間資格 約100時間
データベーススペシャリスト データベースの専門知識を証明する国家資格 約200時間
基本情報技術者 エンジニアとしての基礎知識を証明する資格 約200時間
応用情報技術者 「基本情報技術者」の上位にあたる資格 約500時間
AWS認定 Amazonのクラウドサービスの認定資格 約100時間
MCP(マイクロソフト認定資格) マイクロソフト製品の一定の知識を証明する 約150時間

ただ、データベースエンジニアは実務経験が最も重視され、資格はなくても転職自体は可能です。

7-5. データベースエンジニアの年収はどれくらい?

大手求人サイトの調査」によると、データーベースエンジニアの平均年収は571万円となっています。

システムエンジニアの平均年収が約496万円なので、他のエンジニアと比べても年収は高い傾向があります。

キャリアパスとしては、設計や構築といった上流工程の担当になったり、現場で管理職に昇進することで、年収を上げる方が多いです。

また、データベースの知見を活かしつつ、近年ニーズが拡大している以下に転身してキャリアアップされる方もいます。

  • データサイエンティスト:データを分析して企業の課題解決に貢献する
  • クラウドエンジニア:クラウドを使ったシステムやサービスを作る

7-6. 正社員かフリーランスで迷っています

まず「レバテックキャリア」に申し込み、スキルや理想の働き方を踏まえ、担当者に相談してみましょう。

レバテックでは、フリーランスを企業とマッチングする「レバテックフリーランス」というサービスも提供しています。

そのため、どちらかの転職サポートだけをする他社と比べると、中立的なアドバイスがもらえる可能性が高いです。

フリーランスは収入が増えるとされていますが、以下のデメリットもあり後悔する人も多いため、まずはプロに相談することをおすすめします。

  • スキルによってはむしろ収入が減る
  • できる範囲の仕事しかもらえず、スキルアップできない

7-7. すぐに転職する気がなくてもエージェントは使ってもいい?

転職すべきかの相談から入る方も多く、使っても問題ありません。

一方、すぐの転職は考えていない方は、まず以下のようなスカウトサービスにだけ登録し、様子を見る方法もおすすめです。

対象 スカウトサービス
年収600万以上の方 ビズリーチリクルートダイレクトスカウト
上記以外で、データベースエンジニアとしての転職を目指す方 Direct typeレバテックダイレクト

登録するとあなたの経歴やスキルに見合ったスカウトが来るようになり、自分の市場価値や、転職先のイメージがしやすくなります。

ただ、選考で有利になったり、求人の選択肢が増えるため、「具体的に転職を進めたい」となった際は必ず転職エージェントを活用しましょう。

まとめ

データベースエンジニア向けの転職エージェントについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

データベースエンジニアとしての転職を目指す方は、以下の方法で転職エージェントを選んでおきましょう。

  • 選び方1. 実績のある大手エージェントを選ぶ
  • 選び方2. あらゆるジャンルに強い”総合型”を選ぶ
  • 選び方3. 自分のキャリアに合わせて選ぶ

具体的には、以下からキャリアに合わせてまず3社登録するのがおすすめです。

エンジニア
経験者
未経験
年収
600万以下
年収
600万〜
1. リクルートエージェント
2. doda
3. マイナビIT エージェント
4. ワークポート
5. type転職エージェント
一都三県
のみ
6. JACリクルートメント
年収800万〜
のみ
×
7. レバテックキャリア ×

エンジニア経験者の方は、以下のスカウトサービスも一つは使っておきましょう。

対象 スカウトサービス
年収600万以上の方 ビズリーチリクルートダイレクトスカウト
上記以外で、データベースエンジニアとしての転職を目指す方 Direct typeレバテックダイレクト

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。