ページの一部でマイナビ等の広告が掲載されています。
転職ノウハウ

転職の履歴書|減点をゼロにする書き方30選とよくある失敗事例集

「転職の履歴書の書き方は?」「何に気をつければいい?」など、転職の履歴書をどう書くべきか迷っていませんか?

履歴書は、形式的なものと軽く見られがちですが、どんなに素晴らしい経歴でも書き方次第でお見送りになるなど、実は落とし穴がたくさんあります。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の履歴書を添削し、内定に導いてきた筆者が、履歴書の書き方について、以下の流れで解説します。

  1. 転職の履歴書は「いかにマイナス評価を避けるか」が大事
  2. 履歴書の基本の書き方【よくある失敗事例付き】
  3. 人事に聞いた!転職の履歴書はどこを見ている?
  4. 渡し方も大事!メール・郵送・手渡し時のマナー集
  5. 最高の状態で応募するには、プロの添削は必須

全て読めば、履歴書はどう書くのが正解か、落ちないための秘訣が全てわかり、履歴書で失敗しなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
著者情報を詳しく見る

ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

著者の詳細なプロフィールは「こちら

1. 転職の履歴書は「いかにマイナス評価を避けるか」が大事

転職の履歴書は、学歴や職歴など、書き方がある程度決まっていて簡単に思われがちです。

ただ、ルールがはっきり決まっているからこそ、小さなミスが悪目立ちして、命取りになることもあります。

そのため、以下のような基本ルールを抑え、マイナス評価を受けない書き方を徹底することが重要です。

履歴書の書き方30のチェックリスト

どれも簡単な内容ですが、意外とできずに、私の体感では応募者の3割は実際にここで失敗して落ちています。

提出前にこれが全て満たせていれば、書き方が理由で落ちることはまずなくなります。

具体的な書き方はこれから解説しますが、不安な方は画像を保存して提出前に全て確認を推奨します。

フォーマットは、厚労省の出しているものを使えばOK!

ネット上にはたくさんの履歴書のフォーマットがあり、それぞれ書く項目も変わってきます。

ただ、応募先の指定がない限りは、以下の厚労省が公開しているものを使えば間違いありません。

履歴書_厚労省様式

国が正式なフォーマットとして、2021年に発表したもので、採用側もこの様式を最も見慣れています。

それ以前は、通勤時間や扶養家族数も書くJIS規格と呼ばれるタイプが主流でしたが、現在は使われていません。

PCで作成する方は、厚労省の様式の以下のテンプレートをご活用ください。

印刷する場合、サイズはA4×2枚(見開きA3)が定番で、おすすめです。

手書きではなく、PCで作成がおすすめ

応募先からの指定がない限りは、以下のメリットが大きいのでPCで作りましょう。

  • 書き間違えても修正が楽(手書きなら全て書き直し)
  • 提出日や志望動機だけ変えて作成など、使い回しがしやすい(手書きなら全部ゼロから書く)
  • 綺麗な字に自信がない人も安心(手書きだと、字が汚い人は損をする)

以前は「手書きの方が熱意が伝わる」といった風潮もありましたが、最近はどこもPCでの作成が当たり前です。

採用側もPCで作られた方を読み慣れていて、手書きでないから落ちるといったことはまずありません。

PCがなかったり、どうしても難しい方のみ、コンビニで履歴書の用紙を買うなどして手書きで作成しましょう。

2. 履歴書の基本の書き方【よくある失敗事例付き】

履歴書は大きく以下の6ブロックで構成されます。

履歴書を構成する6ブロック

それぞれ、基本ルールやよくある失敗例を紹介していきます。

  1. 基本情報
  2. 写真
  3. 学歴・職歴
  4. 免許・資格
  5. 志望動機・アピールポイントなど
  6. 本人希望記入欄

① 基本情報

基本情報の記入例は以下の通りです。

基本情報 記入例

ここは自分の情報をルール通り書くだけで、ほとんどの人は問題なく記入ができます。

ただ、その分外れたことを書くと目立ちやすいので注意が必要です。

項目ごとの以下の基本ルールは、全てミスがないか確認しておきましょう。

日付 提出日を記入する。郵送なら投函日・メールなら送信日を入れる。
氏名 ふりがなは様式に従ってひらがなで書く。
生年月日 西暦・和暦は他の項目と合わせる。(職歴欄に「令和◯年」と書くならここも「平成◯年」のように和暦で)
年齢 提出日時点の年齢を書く。
住所 都道府県名から建物名・部屋番号まで正確に。
電話番号・メールアドレス 電話は日中つながる携帯番号。メールアドレスはGmailなどフリーメールで問題なし。

基本情報でよくある失敗事例

この部分でよくある失敗例は以下の通りです。

よくある失敗事例 マイナスになる理由
提出日が古すぎたり間違っている 他社からの使い回しに見えたり、適当な応募という印象になる。
住所が省略されている 正式な書類も雑に書く人で、「普段の仕事ぶりも雑なのでは?」と思われてしまう。
メールアドレスがビジネス向けでない
(例:taro.love@〜、yamachan@〜)
社会人としての感覚がズレていて、採用するのは危ない印象を与える。

企業によっては見逃してもらえますが、応募が多い人気企業だとこの程度の違和感でも容赦なく落とされます。

どれも簡単に治せる内容なだけに、詰めが甘い印象が強く出てしまうので、同じミスはしないように注意しましょう。

② 写真

履歴書の理想的な写真は以下の通りです。

履歴書の写真OK事例

撮影3ヶ月以内のもので、証明写真機や写真館で撮影したものを使いましょう。

スマホの自撮りは、角度や明るさが不自然になったり、違和感が出やすいので避けましょう。

万が一、はがれてしまった場合のために、貼る前に裏に氏名を書いておきましょう。

写真でよくある失敗事例

履歴書の写真でよくある失敗事例は以下の通りです。

履歴書写真のng事例

たかが写真と軽く考える方もいますが、命取りになりかねないので、上記のような写真は絶対に避けましょう。

同じようなスペックの候補者が並んだら、写真の印象だけで選別するという採用担当も実際にいます。

営業・販売など第一印象が重要な仕事の方は、特にシビアにみられるので注意しましょう。

③ 学歴・職歴

学歴・職歴欄の書き方の例は以下の通りです。

学歴・職歴 記入例

それぞれ行の中央にタイトルで「学歴」「職歴」と入れ、2つの間は1行空けましょう。

年号の西暦・和暦は、生年月日や資格欄など他の部分と表現を統一しましょう。

学歴・職歴でそれぞれ意識すべきポイントをまとめると以下の通りです。

学歴 ・大卒なら高校卒業から、高卒なら中学卒業から書く
・「〇〇大学〇〇学部〇〇学科」「〇〇高等学校〇〇科」のように、学校名は正式名称で
・浪人や留年は記入不要だが、中退の場合は隠さず書く
職歴 ・会社名は正式名称で
・「〇〇に配属され、〇〇を担当」のように、会社ごとに、何をしていたか一行で書く
・アピールになる内容なら、社内の異動や昇進は、年月を入れて記入する
・在職中の場合は直近の職歴の下に「現在に至る」と書く
・最後は右端に「以上」と書く

以下に当てはまる方は、それぞれの書き方をチェックしておきましょう。

転職が多くて書ききれない場合

転職回数が多く、書ききれない場合は、以下のように入社と退職を、1社ずつ1行にまとめて書きましょう。

職歴が多い場合

過去にいた会社の名前が変わっている場合

古い社名を書き、(現 〇〇株式会社)と新しい社名を入れて書きましょう。

社名が変わった場合

派遣社員をしていた場合

最初に登録していた派遣会社を書き、その下に派遣先の会社と業務内容を書いていきましょう。

派遣社員だった場合

退社は、期間満了を理由にしておくと、退職理由など聞かれにくく、スムーズです。

アルバイトをしていた場合

アルバイトの職歴は基本的に履歴書に記載は不要です。

しかし、応募先で活かせる経験がある方は、以下のように書いてもいいでしょう。

アルバイトの職歴を書く場合

学歴・職歴でよくある失敗事例

ここで落とされる要因になりやすいのが、以下のケースです。

  • マイナスな経歴(空白期間や短期離職)の説明がない
  • どんな仕事をしてきたかが伝わらない

それぞれ、まずい理由と対策を紹介していきます。

マイナスな経歴(空白期間や短期離職)の説明がない

空白期間や短期離職があると、「働く意欲がない」「すぐ辞める人」という印象を持たれ、ここで不安が残るとまず先に進めません。

こうした経歴の方は、マイナスイメージを持たれないよう、以下のような理由を必ずセットで書いておきましょう。

▪️空白期間がある場合
「〇〇の勉強に専念していた」のような前向きな理由、「一時的に病気の家族のサポートをしていた」といった致し方ない理由をつける

空白期間がある場合

▪️短期離職している場合
「事業の縮小」や「健康上の問題」「家庭の事情」など致し方ない理由をつける

短期離職した場合

自分の健康や家庭の事情を理由に挙げる場合は、現在は解決していて、今後は支障なく働ける点まで書きましょう。

どんな仕事をしてきたかが伝わらない

履歴書は、応募者が結局どんな経験があるか、何ができるかをチェックする書類です。

しかし、以下のように、それが伝わらない書き方をして、「よくわからない人」としてスルーされてしまう事例がよくあります。

  • 職歴欄に、会社名のみ入れて、部署や仕事内容を書かない
  • 説明しているが、ネームングが専門的だったり、特殊で伝わらない
    (例)×インサイドセールスとしてリードナーチャリングを実施
       ◯電話・メールでの見込み顧客への営業活動を担当

何をしてきたのかを、誰にでも伝わる表現で書くように意識しましょう。

④ 免許・資格

免許・資格欄の書き方例は以下の通りです。

免許・資格 記入例

必ず意識すべきポイントは以下3つです。

  • 先に免許を書き、次に資格を入れていく
  • 全て必ず正式名称で書き、一文字分スペースを開けて「取得」「合格」と書く
  • 最後は右端に「以上」と入れる

複数の資格がある場合は全て書く必要はなく、応募先で活かせそうなものを優先して書きましょう。

未取得の資格でも、応募先のアピールになるなら「日商簿記2級 取得に向けて勉強中」のように書いておくと、印象が良くなります。

「免許・資格」でよくある失敗事例

この部分でよくある失敗例は以下の通りです。

よくある失敗事例 マイナスになる理由
免許・資格名が正式ではない 正式な書類も雑に書く人で、「普段の仕事ぶりも雑なのでは?」と思われてしまう。
応募先と関係がない資格を書く 「うちの仕事をわかっていないのか?」と志望度を疑われる

雑な印象になるので、免許や資格名は以下も参考に正式な名前を入れましょう。

主な免許・資格の表記例
履歴書での書き方
運転免許 普通自動車第一種運転免許 取得
AT限定 普通自動車第一種運転免許(AT限定) 取得
バイク免許 普通自動二輪車免許 取得
簿記 日商簿記検定◯級 合格
MOS Microsoft Office Specialist Excel 365 合格
TOEIC TOEIC Listening & Reading Test ○点 取得
英検 実用英語技能検定○級 合格
宅建 宅地建物取引士試験 合格
FP ○級ファイナンシャル・プランニング技能検定 合格
基本情報(FE) 基本情報技術者試験 合格
施工管理 ○級建築施工管理技士 取得

また、営業職への応募で「漢字検定◯級」「色彩検定◯級」のように的外れな資格は書かないように注意しましょう。

とにかく埋めようとする方もいますが、アピール内容がブレたり、応募先への仕事の理解を疑われたりと、逆効果になります。

⑤ 志望動機・アピールポイントなど

志望動機・アピールポイント欄の記入例は以下の通りです。

志望動機、アピールポイントなど 記入例

採用担当は、採用した人が「すぐ辞めること」「活躍しないこと」を警戒しています。

ここでは、その不安を晴らせるよう、確かな志望動機があり、活かせる強みもあることを伝えましょう。

具体的には、以下の流れで、志望動機を自分の経験・強みも含めて書いていきましょう。

  1. なぜ志望したのか
    例:私は、既存顧客との関係構築に加え、提案力が求められる営業に挑戦したいと考え、貴社を志望いたしました。
  2. その志望動機を持ったきっかけ
    例:現職ではルート営業として既存顧客対応を中心に担当してきましたが、決まった商材の継続提案が多く、自ら考え提案し成果を出す営業に携わりたいという思いが強くなりました。
  3. 応募先の特徴が、自分にとって理想的であること
    例:貴社は商材の幅が広く、提案次第で価値提供の幅を広げられる点に強く惹かれております。
  4. 経験・強みを活かして応募先で貢献したい思い
    例:これまでのルート営業で培ったヒアリング力を活かし、売上拡大に貢献したいと考えております。

上記のように、記入欄に収まるように、200~300字でまとめましょう。

さらに詳細な志望動機や自己PRは面接で聞かれることになるので、その概要のみをまとめて書くイメージです。

志望動機・アピールポイントでよくある失敗事例

この部分でよくある失敗例は以下の通りです。

よくある失敗事例 マイナスになる理由
志望動機が、どこでも使えそうな内容
例:成長性に魅力を感じた、社風に共感したといった抽象的な理由
自社についてよく調べていない、なんとなくの応募で、志望度が低いと思われる
応募先に関係ない一方的な自己PR
例:営業力が求められる求人なのに、正確な事務処理に強いことをアピール
いかに素晴らしい強みでも、自社で活かせず活躍できるイメージが湧かないなら採用はされない
給与や休みの取りやすさなど、待遇を志望動機にする 条件だけで仕事を決めていて、よりいい待遇が見つかればすぐ辞める、定着しにくい人材に見られる
長すぎる・短すぎる 長すぎるとまとめる力・プレゼン力がない、短すぎると熱意が低いと思われる

下調べなしで、いきなり書こうとすると、こうした失敗につながりやすいです。

まずは応募先の求人や採用サイトを読み込むなどして、自分の理想や強みと重なる点を探しましょう。

それを伝えるよう意識すれば、志望度の高さや即戦力のアピールになる内容が作れるはずです。

⑥ 本人希望記入欄

本人希望記入欄の書き方例は以下の通りです。

本人希望記入欄 記入例

ここは、働く上で絶対に譲れないポイントがあれば書く欄です。

特になければ「貴社の規定に従います。」と一言書くのが基本ルールです。

以下のような一部の限られた方のみ、希望を書いておきましょう。

  • 家庭や健康面の事情で、勤務地・勤務時間に譲れない条件がある
    例:親の介護のため、勤務地は〇〇エリアを希望しております。
    例:子どもの送迎の都合により、平日は〇時までの退社を希望しております。
  • 職種の指定がない求人に応募したが、希望職種がある
    例:営業職を希望します。
  • 希望の入社時期がある
    例:現職の引き継ぎの関係で、〇月以降の入社を希望しております。

これらを書く際は、相談の余地があることを加えられると、一方的な印象が和らいで、通過率が上がります。

「調整のご相談は可能ですので、面接にて詳細をお話しできれば幸いです。」のように、加えて書くのがおすすめです。

本人希望記入欄でよくある失敗事例

この部分でよくある失敗例は以下の通りです。

よくある失敗事例 マイナスになる理由
待遇面の希望を書く 仕事そのものよりも、条件にこだわる人で、条件次第ではすぐ辞める人と見られる。希望があれば面接で直接伝えるのが好ましい。
働き方など、希望を細かく書く 働く上で譲れない条件が多すぎて、柔軟性がない扱いづらい人材として嫌がられる。
志望動機や自己PRを書く 記載のルールをわかっていない、常識のない人と見られる。
「特になし」とだけ書く 雑な印象を与える。ない場合は必ず「貴社の規定に従います。」と書くこと。

ここの内容は、本人が絶対譲れない点として採用担当が捉えるため、「できればこうしたい」レベルの希望は書かないようにしましょう。

希望年収など、本人は軽い気持ちで書いたとしても、ミスマッチがあると、条件が合わないと判断され、すぐに落とされます。

迷ったら「貴社の規定に従います。」と書いておき、希望は面接で伝えることをおすすめします。

参考:場合によっては記入が必要な項目について

これまで紹介した以外で、まれに記入が必要な以下の項目の書き方のポイントをまとめました。

たまにある記入項目 記入のポイント
健康状態 ・問題がない、配慮してほしいほどの病気がなければ「良好」と書く
・伝えておきたい持病があれば、業務に支障がないことも書く(〇〇で通院中だが、業務に支障なし)
・配慮してほしいことがあれば、具体的に書く(通常業務に支障ありませんが、通院のため、3ヶ月に一度の平日休暇取得を希望します。)
趣味・特技 ・面接で話を振られることもあるので、何かしら語れる趣味・特技を書く
・社風に合いそうなものがあれば積極的に書く(野球部がある会社なら「草野球」と書くなど)
・健康のアピールになるので、迷ったら「ウォーキング」など体を動かす趣味を書く
・「人とすぐ打ち解けられる」など、仕事で役立ちそうな特技を書くのもおすすめ
通勤時間 ・家を出てから勤務先までの片道の時間を5分単位で書く
・電車や徒歩など全ての時間をトータルしたドア・トゥ・ドアの時間を書く
扶養家族数(配偶者を除く)
配偶者の有無
配偶者の扶養義務
・自分で保険証を持たない、年収130万円未満の子供がいれば、その人数を書く
・自分で保険証を持たない、年収130万円未満の配偶者がいれば、配偶者の扶養義務は有に◯
・独身で一人暮らしなら扶養家族数は0、その他無に◯

冒頭で紹介した、「厚労省のフォーマット」にはこれらの欄がなく、現在は記入不要なことが多いです。

ただ、企業から指定されたフォーマットに記入が必要だったり、ごくまれに記入が必要になるので、参考にしてください。

3. 人事に聞いた!転職の履歴書はどこを見ている?

これまで基本ルールを一通り解説してきましたが、中でも特にみられるのはどこなのか、気になる人は多いはずです。

今回当ページを作るにあたり、私が過去に付き合いのあった採用担当者30人以上に聞き取りを行いました。

その結果、特に重視する人が多かった以下のポイントについて、一つずつ紹介していきます。

  • 誤字脱字など、初歩的なミスはないか
  • ブランクや短期離職など、不安な経歴がないか
  • 即戦力になる経験があるか
  • 志望動機に具体性はあるか
  • 写真の印象

3-1. 誤字脱字など、初歩的なミスはないか

口コミ・評判

Aさん IT企業(従業員300~500名)採用担当

正直、最初に見るのは内容よりも誤字脱字です。社名や部署名を間違えている人は、その時点で「この会社に興味がないんだな」と判断します。

実際、書類がしっかりしている人ほど面接でも受け答えが丁寧で、逆にミスが多い人は仕事でも細かい抜けが多い印象です。

応募書類の細かいミスは目につきやすく、「普段の仕事の丁寧さ」をここから読み取る採用担当は意外と多いです。

どんなに熱意のある志望動機を書いても、初歩的なミスで一気にお見送りになってしまいます。

書いた後、提出前に時間を置いてチェックするなど、細かい誤字脱字も出さないように注意しましょう。

3-2. ブランクや短期離職など、不安な経歴がないか

口コミ・評判

Iさん 機械メーカー(従業員500~1,000名)採用担当

まず経歴をざっと見て、期間が空いているところや、短期で辞めた経歴がないかは必ずチェックします。

理由など説明があればいいですが、何も書かれていないと不安なので落としてしまうケースが多いです。

後々、「なぜこんな経歴で採用?」と現場や上から突っ込まれたこともあり、ここは地雷を踏まないように、特に気をつけています。

採用は一人につき数十〜数百万円のコストがかかり、それが無駄になるため、採用担当は「活躍しない」「すぐ辞められる」ことを嫌がります。

不安な経歴が書いてあるだけだと、採用しても結局無駄になる印象が大きく、まず先には進めません。

家庭や勤務先の事情など、仕方のない理由をつけるだけでグッと印象はよくなるので、なるべく説明を一言加えておきましょう。

3-3. 即戦力になる経験があるか

口コミ・評判

Uさん SaaS企業(従業員~300名)採用担当

中途採用なので、まずはこのポジションでそのまま戦力になるかを見ます。

業務内容が具体的に書かれている人は判断しやすいですが、社名しか書かれていなかったり、経験が読み取れないと、優先度は下がります。

中途採用では、採用してすぐに現場で活躍することを求められます。

詳しい業務内容や実績は職務経歴書の方で細かく確認されますが、履歴書の方にも、経験は一言でいいので入れておくと安心です。

応募先の業務内容と重なる経験がある方は、必ず職歴のところに「どんな部署でどんな業務をしていたか」書いておきましょう。

3-4. 志望動機に具体性はあるか

口コミ・評判

Kさん 広告代理店(従業員~500名)採用担当

志望動機が「成長性に魅力を感じた」のように抽象的だったり、他社でも使い回せる内容だと志望度は低く見えますし、正直印象に残りません。

具体的な事業や取り組みに触れている人は、「この人はちゃんと見ているな」と感じます。

志望動機から、どれだけ自社のことを理解した上で応募しているか、本気度をはかる採用担当は多いです。

どんなに熱意があっても、「他社でもいいのでは?」と思わせるような、ふわっとした内容だと想いは伝わりません。

記入前には求人や採用ページを読み込んで、理解度が伝わるよう、応募先ならではの情報を盛り込むよう意識しましょう。

3-5. 写真の印象

口コミ・評判

Iさん サービス業(従業員1,000名~)採用担当

履歴書を開いたときに、最初に目に入るのは写真です。

清潔感がある人はその後の内容も良く見えますし、逆に暗い表情やラフな服装だと、それだけでマイナスからスタートします。印象が悪いと、お客様対応に不安を感じて、通過を見送ることもあります。

営業や接客など、第一印象が重要な業界では、写真が重視されることが多いです。

写真については変な冒険はせず、スーツで清潔感のある、ビジネス向けのスタンダートな写真を必ず用意しましょう。

口角を少し上げて柔らかい印象が出せると、親しみやすさも伝わり、なおいいです。

4. 渡し方も大事!メール・郵送・手渡し時のマナー集

最後に、履歴書の提出時のポイントについて、以下の方法別に紹介していきます。

  • メール
  • 郵送
  • 面接当日に持参

内容が良くても、提出方法が悪いと台無しで、それだけで落ちるケースもあるので、確認しておきましょう。

一緒に求められることが多い職務経歴書も、一緒に同じ方法で提出しましょう。

4-1. メールで送る場合

メールで履歴書を送る場合は、以下の点を意識しましょう。

  • ファイル形式は指定がなければ「PDF」
  • ファイル名は「氏名/履歴書」
  • 企業の指定がない限り、パスワードの設定は不要

ワードやエクセルで書いた場合も、ファイル形式は、編集ができず、どんなPCでも開きやすいので、PDFに変換して送りましょう。

「名前をつけて保存」に進み、ファイル形式でPDFを選べば変換ができます。

ファイル名は、「氏名_履歴書」のように、わかりやすく管理しやすい名前を設定しておきましょう。

メールの例文

メールの例文は以下の通りで、伝わりやすい件名にして、簡潔に書きましょう。

件名:【履歴書のご送付】山田太郎/事務職 応募書類

 

株式会社〇〇 人事ご担当者様

お世話になっております。
このたび貴社の事務職に応募いたしました、山田太郎と申します。

ご依頼いただいておりました履歴書を添付にてお送りいたします。
PDF形式で作成しておりますので、ご確認いただけますと幸いです。

ご不明な点やご要望等がございましたら、お気軽にご連絡ください。
何卒よろしくお願いいたします。

――――――――――――――
山田 太郎(やまだ たろう)
メール:xxx@example.com
電話:090-1234-5678
――――――――――――――

パスワードの設定は不要

また、送付時に、セキュリテイの観点から以下の2回に分けて送る手法があちこちで紹介されていますが、不要です。

  1. パスワード付きzipファイルに書類を変換して送る
  2. 別でパスワードを記載したメールを送る

この手法(PPAP)は、セキュリティ効果がないことや、不便な点から、2020年に内閣府が廃止の方針を出しています。内閣府HPより)

古い常識ですし、パスワードを設定して送ると、採用担当がスムーズに開けないことで、マイナス印象にもなりかねません。

例文通りにメールを書き、書類を添付して一度送るだけでいいでしょう。

4-2. 郵送する場合

郵送で履歴書を送る際は、以下を意識しましょう。

  • 送付の目的や挨拶を書いた「添え状」をつける
  • 封筒はA4の書類がそのまま入る大きいサイズを選ぶ
  • ①添え状、②履歴書、③職務経歴書の順にクリアファイルに入れて送る

郵送の際は、「応募書類を送るのでよろしくお願いします。」という意味を込めた添え状をつけるのがマナーです。

応募先に合わせた自己PRを入れることで、中身をしっかり読もうと、採用担当に関心を持たせる効果も期待できます。

添え状の記入例

添え状の記入例や注意点をまとめたのが以下です。

添え状の記入ポイント

必要な方は、「添え状のテンプレート」をダウンロードしてご活用ください。

封筒はA4がそのまま入る大きいサイズを選ぶ

郵送の際は、折り目のない綺麗な状態で送るために、A4サイズが折らずに入れられる、角形2号サイズの大きい封筒に入れましょう。

封筒の作成例は以下の通りです。

郵送の場合の封筒の記入例

担当者名がわからない場合は、”様”ではなく部署名に”御中”をつけましょう。(例:〇〇株式会社 人事部 御中)

送付時は、書類を①添え状、②履歴書、③職務経歴書の順に新品のクリアファイルに入れて送りましょう。

万が一料金不足があると応募先に迷惑をかけるので、念の為郵便局の窓口で提出するのがおすすめです。

4-3. 面接当日に持参する場合

面接当日に履歴書を持参する場合は、以下の点を意識しましょう。

  • 無地で、A4がそのまま入る大きい封筒を用意
  • 宛先は書かず、裏面に「自分の住所氏名」、表面に赤で「応募書在中」と記入
  • 添え状は不要で、①履歴書、②職務経歴書の順にクリアファイルに入れる
  • 封は閉じずに、現地で中身を出して、封筒と一緒に面接官に手渡す

持参する場合も、むき出しの書類を渡すのではなく、必ず封筒を用意してそれに入れましょう。

書類だけを渡すと雑な印象を与えますし、現地に行くまでに折れたりすることを避けるために必須です。

封筒の記入例

以下のように、宛先以外のみ記入します。

持参する場合の封筒の記入例

渡す際は、面接官の場合は、中身を取り出し、相手が読める向きに直して、封筒と一緒に手渡します。

受付で渡す際は、封に入れたままの状態で、担当者に渡しましょう。

5. 最高の状態で応募するには、プロの添削は必須

履歴書のレベルを、もう一歩上げるためにも、転職エージェントを使ってプロの添削は必ず受けておきましょう。

転職エージェントとは、担当がついて転職サポートが受けられる完全無料のサービスです。

具体的に言うと下記の6つをしてくれ、あなたは面接以外で企業と直接やりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

応募の際は、履歴書の通過率を上げるための添削・アドバイスをしてくれます。

提出前に、転職エージェントを頼るべき理由

具体的に、履歴書の作成にあたって、転職エージェントを頼る理由をまとめると以下の通りです。

  • 企業ごとに、どんな書類が通りやすい・落ちやすいというデータを持っている
  • 企業が求める人材の最新情報を持っている

理由1. 企業ごとに、どんな書類が通りやすい・落ちやすいというデータを持っている

大手の転職エージェントだと、同じ会社に年間100人以上を紹介しているケースもよくあります。

そのため、企業ごとにどんな書類が通り・逆にどんな書類が落とされるというデータを豊富に持っています。

その傾向を踏まえて、書き方のアドバイスがもらえるので、通過率は格段に上がります。

理由2. 企業が求める人材の最新情報を持っている

転職エージェントは、紹介の質を上げるため、普段から企業に「どんな人材が欲しいか」の聞き取りを頻繁に行なっています。

そのため、求人票には載りきらない、以下のようなタイムリーな情報も持っていることも多いです。

  • 秘密裏に進めるプロジェクトがあり、それに向けてこんな人が欲しい
  • 最近責任者の変更でチームの雰囲気も変わり、求められる人のタイプも変わった

どこを目指してアピールしていくべきか、表に出ない最新情報が知れるのは大きな強みです。

使うだけで有利になることも!

大手のエージェントだと、企業からの信頼も厚く、使うだけで書類選考に通りやすくなることもあります。
どこ誰かわからない直接応募に比べると、エージェント経由が安心と考える人事も多いからです。
「この人の紹介なら安心」と人事に強く信頼されている担当もいて、使うだけで「まずは会ってみよう」となる確率が格段に上がります。

履歴書の添削に強い転職エージェント6選

しかし、転職エージェント全てが添削に強いわけではなく、ノウハウが全くない素人集団のような業者もあるので注意しましょう。

添削を頼むエージェント選びで重視すべきなのは以下2つです。

  • 実績のある大手か
    →たくさんの人をサポートした大手ほど、豊富な選考データを持っていて頼りになる
  • 経歴・年収の面であなたのサポートに強いか
    →大手の中でも、それぞれ力をいれる人材が変わるので、自分にあった業者選びが大事

まずは以下の大手6社から、ご自身の現在の年収に合わせて3社を選びましょう。

年収別
おすすめ度
各社の特徴

おすすめ
エージェント
~500万円 500~
700万円
700~
900万円
900万円~

doda

マイナビ転職AGENT

type転職エージェント

パソナキャリア

LHH転職エージェント

JACリクルートメント
×

おすすめ
エージェント

doda
求人数やサポート実績は国内トップクラスで、大手優良企業の求人が集中している

マイナビ転職AGENT
新卒領域では最大手なのもあり、20~30代の若手のサポートに特に強い

type転職エージェント
ITエンジニア、営業職、女性のサポートに強く、主に一都三県が対象

パソナキャリア
半数以上の求人が年収800万以上で、管理部門や女性の管理職の転職に強い

LHH転職エージェント
世界60の国と地域でサービス提供実績のある企業が運営元で、外資系の転職に強い

JACリクルートメント
ハイクラスの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、年収700万円以上は登録必須

転職エージェントは担当者との相性が合う・合わないがあるので、念の為3社は使っておきましょう。

まとめ

転職の履歴書の書き方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

履歴書は、以下のような基本ルールを抑え、マイナス評価を受けない書き方を徹底することが重要です。

履歴書の書き方30のチェックリスト

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを心から祈っております。

中途採用の選考では、履歴書も大事ですが、一緒に提出する職務経歴書の内容で合否が決まることの方が多いです。

職務経歴書については「職務経歴書の書き方完全版|通過率を劇的に上げる全ノウハウ【例文・見本付き】」で解説しています。