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アクセンチュアへの転職で後悔しないための全知識|内部事情から成功の秘訣まで

「アクセンチュアに転職すべき?」「アクセンチュアに転職するにはどうすればいい?」など、アクセンチュア株式会社(以下、アクセンチュア)への転職を検討していませんか?

大手総合コンサルティングファームとして、転職人気ランキング上位のアクセンチュアですが、社内からは悪い口コミもあり、知らずに入社すると後悔する可能性があります。

また、アクセンチュアは転職難易度も高く、十分な対策が必要ですが、選考を有利に進められるコツも存在します。

このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職をサポートしてきた筆者がアクセンチュアへ転職をする上で知っておくべき全てのことを以下の流れで解説します。

  1. アクセンチュアへの転職|評判・年収・難易度まとめ
  2. アクセンチュアの求人・採用情報
  3. アクセンチュアはそもそもどんな会社か
  4. アクセンチュアの社員からの口コミ・内部事情
  5. アクセンチュアの選考を有利にするために絶対に知っておくべき1つのこと
  6. アクセンチュアの転職で使うべきエージェント3選
  7. アクセンチュアへの転職でエージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと
  8. アクセンチュアへの転職に関するQ&A

最後まで読めば、アクセンチュアに転職すべきか、転職を目指す際は何をすべきかわかり、アクセンチュアへの転職で失敗しなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. アクセンチュアへの転職|評判・年収・難易度まとめ

アクセンチュアは、外資系の大手総合コンサルティングファームです。

まずは、アクセンチュアについて、評判、年収といった転職前に知っておくべきポイントを紹介します。

1-1. アクセンチュアの社員からの評判

口コミサイトをもとに社員からのアクセンチュアの評判をまとめると、以下の通りになります。

評価 人気企業内順位
待遇 3.8 65位/300社
ワークライフバランス 3.2 206位/300社
キャリア・成長 4.0 9位/300社
やりがい 3.9 30位/300社
職場の雰囲気 4.1 19位/300社

社員からの口コミ、他の人気企業との比較を簡単にまとめると、下記の通りです。

  • ◎プロジェクトや研修などを通して、短期間で大きく成長できる
  • ◎実力主義でフラットな評価を得ることができる
  • ◎プロジェクトの間であれば長期休暇の取得がしやすい
  • ◯戦略コンサルティングファームほどではないが、高年収なので待遇に大きな不満はない
  • ◯ホワイト化によって若手の残業時間が抑制されている分、思ったより働けないので成長できているか不安という若手もいる
  • △未経験でマネージャーなどの上位の職種で入社すると、苦労することも
  • △マネージャー以上の役職やプロジェクト次第ではハードワークとなることも

アクセンチュアとあわせて検討される企業との比較

アクセンチュアとあわせて検討されてるのが、以下の企業です。

それぞれの会社の社内からの評価を比較すると、以下の通りになり、最高得点を赤字にしています。

待遇 ワークライフバランス キャリア成長 やりがい 職場の雰囲気
アクセンチュア 3.8 3.2 4.0 3.9 4.1
デロイト トーマツ コンサルティング. 3.7 3.0 4.1 3.8 4.0
PwCコンサルティング. 3.6 2.9 3.9 3.7 4.0
KPMGコンサルティング. 2.8 3.6 3.8 3.4 3.5
EYストラテジー・アンド・コンサルティング. 3.2 3.1 3.6 3.4 3.8

上記の通り、一緒に検討される総合コンサルティングファーム(Big4)と比較しても、全体的なスコアが高めです。

私が転職エージェントとして聞いた実際の社員の声

私が転職エージェントとして働く中でも、元社員の方から、以下のようなコメントをよく聞きます。

  • 人材開発に力を入れている企業ということもあり、短期間で大きく成長できる
  • 年齢や性別問わず、フラットな評価を得ることができるので、実力があれば昇格も早い

ただ、「総合コンサルティングファームの中では若干給与が劣る」「業務に手触り感がない」という不満を持つ方もいます。

過去にサポートした中でも、「別のファームに行くことで年収を上げたい」「事業会社で実際にビジネスを動かしたい」などの理由で転職を希望される方もいたため、この点には注意しましょう。

1-2.アクセンチュアの平均年収

アクセンチュアの正社員の平均年収は、850万円です。

しかし、BIG4と比べると以下の通りで、年収が低い点には注意しましょう。

平均年収 平均年齢 平均勤続年数 待遇の口コミ評価
アクセンチュア 850万円 31.6歳 4.8年 3.8
デロイト トーマツ コンサルティング. 920万円 32.1歳 3.7
PwCコンサルティング. 930万円 31.1歳 3.6
KPMGコンサルティング. 910万円 33歳 2.8
EYストラテジー・アンド・コンサルティング. 890万円 31.85歳 3.2

※各社最新のIR情報・就職情報サイト・口コミサイトを参考に作成

とにかく高い年収を求める方は、「PwCコンサルティング」「デロイト トーマツ コンサルティング」といった競合他社も検討しましょう。

また、平均勤続年数を公表していないコンサルティングファームもありますが、コンサルティングファームの勤続年数はおおよそ3~4年ほどとなっていますので、同じ位と考えて差し支えないです。

ただし、近年は「up or out」と呼ばれる文化が落ち着きつつあるので、平均勤続年数は伸びる可能性はあります。

年齢別の給与水準

口コミサイトを元に集計すると、アクセンチュアの年齢別の給与の平均値は以下の水準です。

25歳 550万円~600万円
30歳 750万円~800万円
35歳 900万円~950万円
40歳 1,100万円~1,150万円
45歳 1,250万円~1,300万円
50歳 1,400万円~1,450万円
55歳 1,550万円~1,600万円

役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。

1-3. アクセンチュアの転職難易度

アクセンチュアへの転職難易度は「高い(高度なスキルや経験が必須)」です。

中途採用を積極的に行っていて、高い知名度などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。

そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。

  • 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
  • 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする

1-4. アクセンチュアへはどうやって応募すべきか

アクセンチュアに応募するには、以下の3つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。

転職エージェントを使うべきなのは、以下の点でアクセンチュアの転職に有利になるからです。

  • インターネット上に出ていない、アクセンチュアの非公開求人に応募できる
  • アクセンチュアの傾向を踏まえた選考対策(面接対策、書類添削)をしてくれる
  • アクセンチュア側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
  • 内定時に給与交渉をしてくれる

ページの後半で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、アクセンチュアに転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です。

上記の3社に登録し、「アクセンチュアに転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。

上記エージェントは先ほどアクセンチュアと比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。

2. アクセンチュアの求人・採用情報

ここではアクセンチュアの中途採用について、どんな求人があるか、またどんな人物が求められているかを紹介します。

2-1. 採用職種

アクセンチュアの職種は大きく分けると下記の9種類です。

戦略・経営コンサルタント 経営や事業の戦略立案などを行う
BPOアウトソーシング 経理や人事、調達、マーケティングなどの業務を引き継ぎ、デジタルの力を使って生産性を高める
ITコンサルタント クラウドやデータ/AI・セキュリティ・SAPなどの特定ソリューション、業界・業務領域特化ITなど様々な面からコンサルティングを行う
エンジニア クラウドやデータ/AI・セキュリティ・SAPなどの特定ソリューション、業界・業務領域特化ITなど様々な面でエンジニアとして支援を行う
AI・アナリティクス データサイエンスやAI技術を生かし、データに基づく戦略策定や組織の立ち上げなどを行う
マーケティング デジタルを活かしたマーケティング変革戦略の策定や実行などを行う
クリエイティブ/デザイン クリエイティブ:コピーライターやアートディレクターを行う
デザイン:UXデザインなどを行う
コーポレート部門  人事、経理、総務、法務、調達、情報システム、マーケティング・コミュニケーションなど
セールス(営業) 大型案件の営業など

上記のように総合コンサルティングファームということで複数の部門を抱えており、中途採用では全ての職種で幅広く募集を行っています。

具体的に出ていた求人を以下で紹介します。

2-2. 求人情報

過去に「doda」「マイナビエージェント」「JACリクルートメント」といった大手転職エージェントや「キャリア採用サイト」で募集されていた求人情報をご紹介します。

戦略・経営コンサルタント

求人概要 予定年収 勤務地
戦略・経営コンサルタント 500万円~2,000万円 東京都港区の本社・もしくは東京都内のクライアント先(23区内)
コンサルタント(金融サービス本部) 550万円~2,000万円 東京都港区の本社・もしくは東京都内のクライアント先(23区内)
戦略コンサルタント – ストラテジーグループ – ビジネス コンサルティング本部 会社規定に基づく 東京都・大阪府

BPOアウトソーシング

求人概要 予定年収 勤務地
業務改革コンサルタント 500万円~2000万円 福岡県福岡市、東京都港区、大阪府大阪市
業務改革コンサルタント 500万円~2000万円 福岡県福岡市、東京都港区、大阪府大阪市
業務改革BPOプロジェクトメンバー 280万円~400万円 熊本県熊本市※地域・職種限定正社員

ITコンサルタント

求人概要 予定年収 勤務地
テクノロジーコンサルタント(金融領域) 430万円~ 東京都港区、大阪府大阪市、北海道札幌市、福岡県福岡市
DXコンサルタント 400万円~1,500万円 東京都港区、大阪府大阪市

 エンジニア

求人概要 予定年収 勤務地
ITコンサルタント・エンジニア 400万~1,800万円 東京都港区、大阪府大阪市
システムコンサルタント/ソリューション・エンジニア 500万円~2,000万円 東京都港区

AI・アナリティクス

求人概要 予定年収 勤務地
データコンサルタント 会社規定に基づく 東京都、大阪府、宮城県仙台市
AIエンジニア 会社規定に基づく 東京都、大阪府

マーケティング

求人概要 予定年収 勤務地
プランナー 会社規定に基づく 福岡県、東京都
マーケティングコンサルタント – ソング本部 会社規定に基づく 東京都、大阪府

クリエイティブ/デザイン

求人概要 予定年収 勤務地
コピーライター/シニアコピーライター – ソング本部 会社規定に基づく 東京都ほか
UIデザイナー 会社規定に基づく 東京都ほか

コーポレート部門

求人概要 予定年収 勤務地
経理※第二新卒も歓迎 400万円〜 神奈川県横浜市、東京都港区
秘書 350万円〜 東京都港区

セールス

求人概要 予定年収 勤務地
セールスアライアンス 800万円~2,000万円 大阪府

上記の通り様々な職種で募集を行っています。

また、BPOのプロジェクトメンバーについては、勤務地を限定して働くことも可能です。

2-3. 採用メッセージ、求められる人物像

アクセンチュアは、以下の「未来のアクセンチュアに必要なDNA」を持っている人物を求める人物像として挙げています。

  • 背伸びをしてでも目標へ手を伸ばさずにはいられない
  • チャレンジに、手加減をしない
  • 自分も会社も世の中までも、変えたいと望む
  • 常に次のステージを見据え、自らの開拓に貪欲である
  • タフな状況も、先頭に立ち楽しめる情熱がある
  • あるべき姿を追求するためには、立場や関係性を超えた主張を厭わない
  • 信念に基づき、主張し、実際にやりとげる
  • チームワークの可能性を信じる
  • 多様な文化、相違する意見の中にこそ宝石があると知っている
  • 常に誠実さを失わず、言行一致の気概がある

上記を踏まえると以下のようなポイントをアピールすると良いでしょう。

  • 難易度の高い目標でも積極的に挑戦する、チャレンジングな人物であること
  • 徹底的に考え抜き、立場を超えて言うべきことが言える人物であること
  • 多様なバックグラウンドを持つ中で働くことができる、柔軟性を持つ人物であること
  • 真摯に問題解決に取り組むプロフェッショナリズムを持つ人物であること
  • チームプレーヤーであること

逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。

3. アクセンチュアはそもそもどんな会社か

引用:Google Maps

アクセンチュアは、会計事務所の旧アーサーアンダーセンから独立・分離した総合コンサルティングファームです。

経営・業務・ITなどの支援を中心に、業務委託事業にも注力しています。

会社ホームページ:https://www.accenture.com/jp-ja

3-1. 会社概要

社名 アクセンチュア株式会社(Accenture Japan Ltd)
設立 1995年12月
代表者 江川 昌史
従業員数 約25,000人(2024年6月1日時点)
本社所在地 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR
事業内容 ストラテジー & コンサルティング
ソング(旧:アクセンチュアインタラクティブ)
テクノロジー
オペレーションズ
インダストリーX

3-2. 事業内容

アクセンチュアの事業内容は以下の通りです。

事業内容
ストラテジー&コンサルティング 経営戦略の立案や、組織の変革の支援などを行う
ソング クリエイティブやテクノロジーを活かして、ビジネスの成長を支援を行う
テクノロジー データやクラウドなど様々なITの知見を活かし、クライアントの支援を行う
オペレーションズ 業務の徹底的な見直しなどによる業務オペレーションの改善の支援を行う
インダストリーX データとデジタルの力を通じて、ものづくりのあり方を再構築する

総合コンサルティングファームということもあり、様々なソリューションを提供しています。

3-3. トップメッセージ

引用元:accenture

COVID-19の未曾有のパンデミックは社会や経済に大きな影響を与え、デジタル化の急速な進展、グローバル化の再検討、人々の価値観の変容、さらにはサービスの本質的な価値の再考など、事業の大きな転換期を迎えています。

しかし、テクノロジーの発展など、新たな成長のためのチャンスとも捉えています。

私たちアクセンチュアは、このような経営環境下において、様々な産業・業務領域、そしてテクノロジーなどの知見を組み合わせ、お客様に360度全方位型の価値提供を行っていきます。

すなわち、財務上のインパクトだけでなく、組織の変革や従業員のスキルの再構築、環境負荷の低減など、包括的な価値の提供を行います。

そして、「世の中の変化を促す存在」になることで、クライアントや社会のための、まだ見ぬ未来を実現します。

3-4. 今後の事業展開

アクセンチュアは「360°Value Report」で述べている通り、クライアントの経営課題である、”ビジネスの変革と再創造”などに対して支援を行っています。

あらゆる戦略がテクノロジーに密接に関わってくる昨今、アクセンチュアは以下のようなアプローチを用い、テクノロジーを駆使してビジネスの改革に臨んでいます。

  • 強力なデジタル・コアの構築
  • クライアントの業務の最適化
  • 売上拡大の促進

さらに、3年間で30億ドルをデータとAIに投資することを2023年6月に発表するなど、さらなる知見と実績の獲得に積極的であることが伺えます。

上記を踏まえると、新しいテクノロジーなどのインプットが苦でない方課題解決から逃げない姿勢を持つ方に向いた企業と言えるでしょう。

4. アクセンチュアの社員からの口コミ・内部事情

改めて、アクセンチュア社員からの口コミ、他の人気企業との比較をすると以下の通りです。

評価 人気企業内順位
待遇 3.8 65位/300社
ワークライフバランス 3.2 206位/300社
キャリア・成長 4.0 9位/300社
やりがい 3.9 30位/300社
職場の雰囲気 4.1 19位/300社

この章ではそれぞれの項目でどんな口コミがあったかを、内部事情を合わせて解説します。

端的にまとめると下記のメリット・デメリットがあるといえます。

  • ◎プロジェクトや研修などを通して、短期間で大きく成長できる
  • ◎実力主義でフラットな評価を得ることができる
  • ◎プロジェクトの間であれば長期休暇の取得がしやすい
  • ◯戦略コンサルティングファームほどではないが、高年収なので待遇に大きな不満はない
  • ◯ホワイト化によって若手の残業時間が抑制されている分、思ったより働けないので成長できているか不安という若手もいる
  • △未経験でマネージャーなどの上位の職種で入社すると、苦労することも
  • △マネージャー以上の役職やプロジェクト次第ではハードワークとなることも

4-1. 待遇に関する口コミ

  • 戦略コンサルには及ばないが、年収は高いので不満を持つ方は少ない
  • 実力主義の傾向が強く、フラットな評価を得ることができる
  • 女性の昇格が近年目立つ
  • コンサルタントまでは、家賃補助や残業代などの手当が出る

待遇に関する評価は人気企業300社の中でも上位です。

特に多い口コミは、戦略コンサルなどと比べると劣るものの、年収は高いので満足しているというものです。

役職ごとに年収のレンジが決まっているので、昇格するたびに大きく年収が上がってきます。

外資コンサルということもあって、実力主義の傾向が強く、年齢に問わず、プロジェクトやメンターからの評価が高ければ昇格していくことが可能です。

おおよその目安として、評価の高いコンサルタントやマネージャーへ昇格した方だと年収1,000万円は超えます。

ちなみに、近年は女性の活躍に特に力を入れているため、女性の昇格が目立ちます。

アナリスト〜コンサルタントまでの職位の場合は、家賃補助や残業代が出るため、そういった点にも満足している人は多いです。

なお、エンジニア職として入社した場合でも日系のSIerよりも年収が高い傾向があります。

参考:役職別の年収目安(ストラテジー&コンサルティング)

アクセンチュアの役職別の年収の目安は、それぞれ下記の通りとなっています。

役職目安 Career Level(CL) 年収目安
アナリスト CL11 650万円~700万円
コンサルタント CL9 950万円~1,000万円
マネージャー CL7 1,500万円~1,550万円
シニアマネージャー CL6~5 1,800万円~1,850万円
プリンシパル・ディレクター CL5~4 2,000万円~
マネージングディレクター(MD) CL3~1 2,500万円~

参考:役職別の年収目安(テクノロジー)

役職目安 Career Level(CL) 年収目安
アナリスト CL11 550万円~600万円
シニアアナリスト CL10 650万円~700万円
コンサルタント CL9 750万円~800万円
マネージャー CL7 1,000万円~1,050万円
シニアマネージャー CL6~5 1,200万円~1,250万円

4-2. ワークライフバランスに関する口コミ

  • コンサルタントまでの間は、残業時間が抑制されているなど働きやすい
  • プロジェクト間の長期休暇の取得がしやすいなど、休みは取りやすい
  • 子供の送迎などの時間の調整などがしやすくなっている
  • マネージャー以上の職位は、ハードワークとなりやすい
  • プロジェクト次第で忙しさは大きく変わる

ワークライフバランスに関する評価は人気企業300社の中では下位です。

ワークライフバランスの改善に取り組んでおり、職場環境は良くなっているという口コミが多いです。

稼働時間はPCのログで管理されており、上限の45時間/月以上に近づくと通知がくるなど、一定以上の残業をさせない仕組みとなっています。

有給も比較的取りやすく、プロジェクト間には長期休暇を取る人も珍しくありません。

子育てをする方に対しての配慮も充実しており、送迎などの時間に中抜けで調整することも可能です。

ただし、コンサルティングファームということもあって、基本的に仕事の難易度は高く、業務量は多いため、スタッフ層であっても稼働時間内は忙しい傾向です。

また、コンサルタント未満のスタッフ層がホワイト化した分、マネージャー以上の職位の方に皺寄せがきて非常に忙しい傾向です。

スタッフには残業を強いることができないため、炎上しているプロジェクトでも仕事を巻き取らざるを得ないことも多いと答えるマネージャーもいました。

会社全体の残業時間の平均は29時間ですが、プロジェクト・役職によってはハードワークが必要と考えましょう。

なお、そもそも忙しさはアサインされるプロジェクト次第なので、落ち着いたプロジェクトであればマネージャー以上であってもライフワークバランスの調整もしやすくなります。

4-3. 成長・キャリアアップに関する口コミ

  • 手厚い研修やプロジェクトを通して成長する機会が多い
  • 大手総合コンサルということもあってプロジェクトは豊富だが、希望通りアサインされるとは限らない
  • 業務の難易度は高いため、プロジェクトでの評価が低くなるとPIP(業務改善プログラム)などの対象となる可能性がある
  • 未経験でマネージャーとして入社すると、成長を実感する以上に業務を進める上で苦労するというコメントをする方も

成長・キャリアアップに関す評価は人気企業300社の中でもトップクラスです。

研修や日々のプロジェクトの中で、ハードスキル・ソフトスキルともに鍛えられたという方が非常に多いです。

異業種からの採用にも積極的であるため、中途採用であっても入社時の研修やインダストリー別の研修・フォローアップ研修など様々な研修が用意されています。

  • 入社時研修
  • 所属組織別の研修(ビジネスコンサル系であればケースの擬似体験など)
  • フォローアップ研修

また、メンターもついているなど、教育体制としてはかなり手厚いです。

プロジェクトに入った後も、手厳しいコメントなどはあったが、実際の業務を通して大きく成長できた実感があると話す方が多いです。

大手総合コンサルティングファームということもあって、プロジェクトは多岐にわたるため、意欲的に働くことで様々な経験を積むことが可能です。

ただし、経験が少なく活躍できていないうちは、希望のプロジェクトへ通りづらいこともあります。

なお、業務の難易度は高いことが多いため、うまくついていけないとPIP(業務改善プログラム)を受講する必要も出てくるため、厳しい環境です。

未経験でマネージャーなどの上位の職位で入社した方の中には、成長しやすい環境という以上に、アウトプットの品質を保つことに必死でかなりきつい思いをしたというコメントもあります。

4-4. やりがいに関する口コミ

  • 大手クライアントなどの、問題解決に携わることができる
  • 生成AIなどの最先端のトレンドに携わることができる
  • プロジェクトベースで働くので、事業会社のような人間関係でのしがらみが比較的少ない
  • 短期間で成長できている実感があるという方が多い
  • システムの導入など、業務内容がずっと変わらないような方からはやりがいが持てなくなったとの声も

やりがいに関する評価は人気企業300社の中でも上位です。

社員からの口コミでは、クライアントが持つ難易度の高い問題を解決するとこで、クライアントや社会に貢献できている実感があるというものです。

生成AIなどの最先端のトレンドに携わる機会もあるなど、常に最前線に立てる点にやりがいを持てるという方もいます。

このほか、コンサルタントという第三者的な立場から、プロジェクトの期間のみ業務に携わるため、あまり人間関係に悩まずに業務推進に取り組めると話す方がいました。

また、非常に規模の大きい組織であるため、様々な業界の知見が得られ、育成などにも力を入れているため短期間で成長できる環境であることも魅了と語る方もいます。

ただし、人によっては延々と同じようなシステムを導入する業務が続いているため、売上はたつが全くやる気が起きないという声もありました。

4-5. 職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ

  • フラットに議論ができるような風通しの良い職場である
  • 転職組の社員が多く、プロジェクトごとに人も変わるので、中途採用者でも馴染みやすい
  • 明るく責任感のあるような方が多い
  • ハラスメントへの対策が徹底している反面、厳しい指摘などはしづらくなっているという声もある

職場の雰囲気・人間関係に関する評価は人気企業300社の中でも19位です。

社員がアクセンチュアの文化を表す際によく使う”Think Straight, Talk Straight”という言葉に現れている通り、フラットに議論ができるような風通しの良い職場という口コミが多いです。

中途入社の社員が多く、プロジェクトごとに人員が入れ替わることから、中途入社でも馴染みやすいです。

また、外資系企業ということで非常にドライな人間関係かと思って入社したが、思ったよりもウェットだったという方もいます。

昔は癖が強い人が多かったものの、基本的に人当たりがよく責任感のあるタイプの社員が多いと話す方が多くいます。

ハラスメントに対して研修や通報システムなどが用意されているなど、ハラスメントに対しては非常に厳しい組織なので、若手や女性を中心に働きやすいという声は多いです。

ただ、マネージャー層などには、レビューの際も気を遣うあまり適正な指導が難しくなりつつあると不満を持つ方もいます。

参考:アクセンチュアから転職で出ていく人の事情やキャリア

アクセンチュアは、安定した雇用体系、高い報酬などから人気の企業です。

しかし、コンサルタントの働き方そのものが合わない、手触り感のある業務がやってみたいといった理由で転職を検討されています。

また、同業への転職でタイトル・年収を上げたい、やりたい案件が出来そうな別ファームで働きたいなどの理由で退職を検討される方もいました。

入社する社員のポテンシャルの高さから、幅広い業界へ転職されており、転職先は同業の総合コンサルティングファームをはじめ、以下のような企業へ転職される方がいます。

  • 戦略コンサルティングファーム
  • 事業会社(ITやメーカーなど)の経営企画
  • スタートアップ
  • SIer(特にIT関連の方)
  • 起業など

また、アルムナイ制度という、アクセンチュアを退職(卒業)した後に卒業生がつながるプログラムがあり、復職もしやすい会社なので、思い切ったチャレンジができると話す方もいます。

5. アクセンチュアの選考を有利にするために絶対に知っておくべき1つのこと

アクセンチュアへ転職する際に重要なことは、自分で申し込まず、「転職エージェント」を使い応募することです。

転職エージェントとは、登録をすると完全無料で転職相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのことを指します。

使うべきなのは、下記の4つの理由でアクセンチュアへの転職に有利になるからです。

  • アクセンチュアの非公開求人に応募できる
  • アクセンチュアの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる
  • アクセンチュア側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
  • 内定時に給与交渉をしてくれる

4つの理由を1つずつ解説します。

5-1. アクセンチュアの非公開求人に応募できる

転職エージェントは、企業の採用ページや求人情報サイトに乗っていない非公開の求人を複数持っていて、アクセンチュアの非公開求人を持っている可能性もあります。

非公開の求人になるのは、一般的に下記のような求人で、総じて「働く上で好条件の求人」が多いです。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

また、求人を持っていなくても、あなたの希望とスキルが合えば、転職エージェントが企業に営業してくれるケースもあります。

アクセンチュアに行きたい場合は、転職エージェントに相談することで、求人の選択肢を大きく増やせますから、必ず転職エージェントに相談しましょう。

5-2. アクセンチュアの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる

大手転職エージェントだと、アクセンチュアや同業他社に複数の転職希望者を転職させているため、選考を突破するノウハウが溜まっていて、それを元にサポートをしてくれます。

過去の面接の傾向を踏まえ、模擬面接をしてくれたり、書類や面接で何をアピールすべきかを一緒に考えてくれます。

さらに面接前には、面接官の肩書きや、特に重視される点を教えてくれることもあるので、転職エージェントを使っていない人よりも面接を有利に進められます。

5-3.アクセンチュア側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる

転職エージェントは、人事担当者ともやりとりをしていて、面接や書類では伝わらないあなたの魅力をアピールしてくれます。

企業としては、よくわからない人物よりも、転職エージェントのお墨付きのある人の方が安心して採用できるので、転職エージェント経由だとそれだけで選考に有利になることも多いです。

腕のいいエージェントが担当の場合、面接に失敗しても、エージェントがプッシュしてくれ、結果が覆るということもよくあります。

5-4. 内定時に給与交渉をしてくれる

内定した後も、企業とのやりとりは転職エージェントが間に入ってくれます。

給与交渉などの言いにくいことも転職エージェント経由で相談でき、交渉もしてもらえるので、エージェント経由の方がより良い条件で転職しやすいです。

以上の4つの理由で、アクセンチュアやその他企業に転職する際は、必ず転職エージェントを使うようにしましょう。

6. アクセンチュアの転職で使うべきエージェント3選

アクセンチュアの転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。

この3つに登録し、アクセンチュアやその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。

これらを選んだ理由は下記3つです。

  • 大手で求人数も多く、アクセンチュアの求人も持っている可能性が高い
  • アクセンチュアへの転職を有利にするためのノウハウを持っている
  • 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる

一つずつ解説していきます。

6-1. doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

過去のサポート実績から社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、アクセンチュアなどの人気企業に行きたい場合は必ず相談すべきです。

doda公式ページ:https://doda.jp/

6-2. マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。

新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、30代までの方は積極的に使いましょう。

サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。

マイナビエージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/

6-3. JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。

ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。

アクセンチュアへの転職を目指す方の中でも年収800万円を超えるポジションを狙う方は、JACも使うことで、より高待遇な求人が見つかるでしょう。

ただし、ハイクラスな人材でないと判断されると十分なサポートを受けられませんので注意しましょう。

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

7. アクセンチュアへの転職でエージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

ここでは、おすすめした転職エージェントを、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

7-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

7-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

7-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

7-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

7-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

7-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば、連絡を無視すれば、問題ありません。

ただ、連絡がしつこく来る場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

7-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

  • 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
  • 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

(参考)ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、〇〇社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

7-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

先ほども紹介した通り、転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

7-9. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

8. アクセンチュアへの転職に関するQ&A

その他アクセンチュアへの転職でよく相談されるポイントについて解説します。

  1. 職種別に年収は変わりますか?
  2. アクセンチュアの評価制度はどうなっていますか?
  3. アクセンチュアで働きながら年収を上げるにはどうすればいいですか?
  4. アクセンチュアの福利厚生はどうですか?

Q1. 職種別に年収は変わりますか?

はい、アクセンチュアには様々な職種がありますが、コンサルタント系の職種の給与が高いです。

特に、花形である”ストラテジー”の社員の年収は最も高く、業務系やITのコンサルと比べても高くなります。

次いで、エンジニアなどの職種が高いです。

このほか、地域や業務を限定したBPOのプロジェクトメンバーや、経理などの間接部門の給与は低くなりやすいです。

Q2 . アクセンチュアの評価制度はどうなっていますか?

アクセンチュアでは、以下のように評価されると考えましょう。

  1. アサイン先のプロジェクトのリーダーが、プロジェクト中の各社員のパフォーマンスを評価する
  2. People leadと呼ばれる、各社員にひとりづつ付くメンターが、社員本人と、プロジェクトの評価者の面談(または報告)をし、中立的に評価する
  3. People leadによって評価された内容をもとに、年に一度行われる、評価決定の会議にて、同一タイトル(役職)の社員を比較し、最終評価が行われる

評価に関する社員からの口コミでは、以下のような声があります。

  • プロジェクトのテーマとの相性によって評価内容が大きく変わるため、短期的には運要素もある
  • プロジェクトで成果を出すだけでなく、People leadへのアピールが上手くないと評価が良くなりづらい
  • People Leadとプロジェクトの評価者が被るケースもあるので、上手く関係が構築できていないと不利な場合もある

Q3. アクセンチュアで働きながら年収を上げるにはどうすればいいですか?

評価制度を踏まえ、アクセンチュアで働きながら年収を上げるためには、下記2点が重要です。

  • 各プロジェクトでバリューを出す
  • People leadへ成果をアピールすることで、プロモーションのチャンスを逃さない

逆に言えば、「上記を行う自信がない」という方は、アクセンチュアでは大幅な年収アップを期待できないので、他社をおすすめします。

また、女性のキャリア支援に積極的であることから、現在は女性の方が昇格しやすい傾向があるという声もあります。

Q4. アクセンチュアの福利厚生はどうですか?

アクセンチュアの福利厚生は下記の通りとなっていて、大手ならではの高水準といえます。

休暇 完全週休2日制
祝日
年末年始
年次有給休暇(初年度12日)
傷病休暇
結婚休暇
配偶者の出産休暇
忌引休暇
など
住宅関連 住宅手当
年金・財形関連 財形貯蓄制度
退職金 あり
その他 各種法人会員及び契約施設・ホテル
各種クラブ活動

独身寮や社宅はありませんが、住宅手当は用意されています。

9. まとめ

アクセンチュアへの転職について、口コミや転職のコツをまとめてきましたがいかがでしたか?

アクセンチュアは、待遇や成長・キャリアアップ、やりがい面などで良い口コミがある会社ですが、ワークライフバランス面などで一部不満の声も出ていることに注意しましょう。

アクセンチュアに転職を決めた方も、転職難易度が高いことには注意が必要です。自分一人で動かずに、下記の転職エージェントに相談し、サポートを受けましょう。

あなたの転職がうまくいくことを心から祈っています。

(参考)アクセンチュアおよび、一緒に検討される企業の平均年収、年齢、勤続年数データの参照元

アクセンチュア 平均年収・年齢:口コミサイトなどの情報をもとに算出
平均勤続年数:マイナビ2025
デロイト トーマツ コンサルティング 平均年収・勤続年数:口コミサイトなどの情報をもとに算出
PwCコンサルティング. 平均年収・勤続年数:口コミサイトなどの情報をもとに算出
KPMGコンサルティング 平均年収・勤続年数:口コミサイトなどの情報をもとに算出
EYストラテジー・アンド・コンサルティング 平均年収・勤続年数:口コミサイトなどの情報をもとに算出