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ゼロからわかる転職エージェントの選び方|いい担当者の見極め方から活用のコツまで

ビジネスマン

「転職エージェントはどう選べばいい?」、「いい担当者の見極め方が知りたい」など、転職エージェントの選び方について気になっていませんか?

結論、選ぶべきなのは実績のある大手の転職エージェントで、近年は質の悪い中小エージェントが急増しているため注意しましょう。

「ブラック求人ばかり紹介される」、「合わない求人をゴリ押しされる」といったことを避けるためにも、大手を選ぶのは特に重要です。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、転職エージェントの選び方について、以下の流れで解説していきます。

全て読めば、転職エージェントはどう選ぶのが正解で、選び間違えるとどんなリスクがあるか、具体的にどれを使うべきかまでがわかり、転職エージェントで失敗することがなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 大事なのは3つ!転職エージェントの選び方

転職エージェントは、以下の方法で選ぶと失敗しません。

  • 選び方1. 実績のある大手エージェントだけを選ぶ
  • 選び方2. ターゲットの年収が自分に合ったエージェントを選ぶ
  • 選び方3. 3社は使って担当者を比べる

それぞれ内容を解説していきます。

選び方1. 実績のある大手エージェントだけを選ぶ

転職エージェントは大手から中小まで二万社以上ありますが、実績のある大手だけを選ぶようにしましょう。

大手は企業からの信頼も厚く、個別に紹介を依頼された、以下のような表に出ない優良な求人を豊富に持っています。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

こうした人気な求人・高待遇な求人は企業と信頼関係ができているエージェントにしか集まりません。

また、大手は多くの転職をサポートしてきた分、「面接でどう答えれば内定が出やすいか」といったデータも豊富に持っていて、選考対策のレベルも高いです。

転職ノウハウも豊富で、大手を使うだけで、いい会社に入れる確率はグッと高まります。

危険な裏事情:近年質の悪い中小エージェントが急増している

下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。

引用:厚生労働省ホームページ

これには、資格さえあればインターネットを使うことで、簡単にエージェント業が始められるようになったという背景があります。

新設の中小エージェントにも優良なものはありますが、以下のようなタイプが多いのが実情です。

  • 一部の企業とのパイプしかなく、紹介できる求人が少ない
  • 常に出回っている不人気な求人しか持っていない
  • 転職ノウハウが少なく、フォローが弱い

こうしたエージェントにあたると、手持ちの求人から内定を出そうと、希望と違う求人をごり押しさたり、転職失敗の原因にもなるため注意が必要です。

近年、ネットで簡単にエージェント業が始められる「求人データベース」のサービスが始まり、これを使う新しい業者が増えています。

「求人データベース」はたくさんの転職エージェントが共有する求人データのことです。

データベースの求人は、簡単にいうと売れ残りの集まりで、「不人気ですぐ人が辞める大量採用な求人」がほとんどです。

大手エージェントでも長期間決まらなかった求人が流れ着いているイメージで、実際にデータベース内には以下のように人気とは言えない会社ばかりが並んでいます。

  • きついノルマが有名な保険会社、不動産会社
  • ブラックで有名な飲食チェーン、引越し会社
  • 薄給でスキルも身につかない3次請け、4次請けのIT企業

設立から数年なのに「求人5万件」のようなアピールをする中小エージェントがいたら、ほぼ間違いなくこのパターンなので注意しましょう。

選び方2. ターゲットの年収が自分に合ったエージェントを選ぶ

次に、転職エージェントは、ターゲットにしている年収が自分に合った所を選ぶようにしましょう。

実績のある大手エージェントの中でも、それぞれ得意にしている年収層、力を入れている年収層が以下のように違うからです。

  • 一般的な若手向け:年収300~500万円の求人に強い
  • ハイクラス向け:年収600万円以下は相手にされない

これを知らないと悲惨で、年収800万円など高年収の方が若手向けに登録しても、対象の求人が少なく、実力通りの転職ができない可能性があります。

エージェントミスマッチ

反対に、ハイクラス向けのエージェントに年収400万円の人が登録してしまうと、相手にしてもらえず、登録しても使い物になりません。

こうならないためにも、当ページで紹介する通り、年収別に自分に合った大手エージェントを使うようにしましょう。

選び方3. 3社は使って担当者を比べる

優良エージェントにもハズレの担当はいるため、必ず3社以上は登録し、担当者を比べましょう。

この後詳しく解説しますが、ハズレの担当としては、以下のようなパターンがあげられます。

  • 志望業界の知識が不十分で、深い相談ができない
  • 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社登録

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。

また、転職エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

ここまでをまとめると、転職エージェント選びで重要なのは、以下3つです。

  • 選び方1. 実績のある大手エージェントだけを選ぶ
  • 選び方2. ターゲットの年収が自分に合ったエージェントを選ぶ
  • 選び方3. 3社は使って担当者を比べる

これらを踏まえ、次の章から、具体的に選ぶべきエージェントを紹介していきます。

2. 大手20社比較!転職エージェントのおすすめ7選

agent20

今回当ページでは、上記の大手エージェント20社を比較し、以下の観点で7社を厳選しました。

  • 大手企業の運営
  • 20年以上の実績がある
  • 利用者からの評判が極めていい

厳選した7社について、年収別におすすめ度をまとめたのが以下です。

年収別
おすすめ度
各社の特徴

おすすめ
エージェント
~500万円 500~
700万円
700~
900万円
900万円~

リクルートエージェント

doda

マイナビエージェント

type転職エージェント

パソナキャリア

LHH転職エージェント

JACリクルートメント
×

おすすめ
エージェント

リクルートエージェント
公開求人数が30万以上と最多の大手で、地方の求人にも強い

doda
リクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る業界No.2

マイナビエージェント
新卒領域では最大手なのもあり、20代の若手のサポートに特に強い

type転職エージェント
ITエンジニア、営業職、女性のサポートに強く、主に一都三県が対象

パソナキャリア
半数以上の求人が年収800万以上で、管理部門や女性の管理職の転職に強い

LHH転職エージェント
世界60の国と地域でサービス提供実績のある企業が運営元で、外資系の転職に強い

JACリクルートメント
ハイクラスの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、年収700万円以上は登録必須

“特化型”を使うべきなのは、一部の人だけ

ここまで紹介してきたのは、どの業界にも強い”総合型”の転職エージェントですが、「〇〇業界特化!」という”特化型”転職エージェントもあります。

ただし、結論、総合型の方が優れているため、使うべきなのは下記の特殊な業界や事情に当てはまるごく一部の方だけです。

使うべき業界・事情 特化型を使うべき理由
アパレル・美容師 それぞれの業界が特殊で、店舗見学などにも対応しているエージェントが好ましい
看護師、薬剤師、医師など医療系専門職 エージェント側に業界知識と病院とのパイプがないとうまくいかない
フリーター・無職 大手総合型だと相手にしてもらえない

それぞれの業界別に、実績や利用者の評判をもとに、おすすめエージェントをまとめました。

アパレル クリーデンス
美容師 QJエージェント
看護師 ナース人材バンク
薬剤師 ファルマスタッフ
医師 医師転職ドットコム
フリーター・無職 ハタラクティブ
  • いずれも運営実績、求人数の面で特に優れたもの

上記以外の方は「総合型」転職エージェントだけを使い、時間があれば「特化型」転職エージェントを併用する程度で良いでしょう。

なぜ特化型のエージェントの優先度が低いのか

求人・利用者ともに少なく、ノウハウや企業とのパイプが大手総合転職エージェントに劣るケースが多いからです。

以前までは、特化型エージェントも「業界に詳しそう」と人気があったのですが、最近は総合型エージェントも下記の理由でそれぞれの業界に詳しいです。

  • 業界ごとに部署が分かれており、それぞれの業界の事情や対策に詳しい
  • 特化型エージェントから優秀な社員の引き抜きを行っている

そのため、大手で優良企業とのパイプが強い、総合型エージェントだけ使えば、ほとんどの方は満足いく転職活動ができます。

(参考)主な特化型エージェントまとめ

どうしても特化型が気になる方向けに、その他の業界で、よく名前の上がる大手を以下にまとめました。

特化する業界、職種 それぞれの最大手
ITエンジニア・デザイナー レバテックキャリア
コンサル ムービン
金融 コトラ
メーカー(エンジニア) メイテックネクスト
管理部門・バックオフィス MS Agent

まずは総合型を3つは使い、さらに使う余裕のある方のみこれらを使ってもいいでしょう。

3. いい担当者を見極めるための全ポイント

ここでは、転職エージェントを3社以上登録した上で、具体的にいい担当者を見極めるポイントについて、以下の流れで解説していきます。

  • 付き合うべきでない担当者の5つの特徴
  • 逆に付き合うべき担当者の2つの特徴

3-1. 付き合うべきでない担当者の5つの特徴

まず、以下に2つ以上当てはまる担当は、満足なサポートが期待できないため、付き合うのをやめましょう。

  • 応募や内定の承諾を急かしてくる
  • 希望と違う求人ばかり紹介する
  • 上から目線など態度が悪い
  • 連絡が遅くなりがち
  • 志望する業界に詳しくない

それぞれ特徴を解説していきます。

特徴1. 応募や内定の承諾を急かしてくる

以下のように急かしてくる担当は、付き合うべきではありません。

  • 紹介した企業に次々応募するよう急かす
  • 企業から内定が出た場合、早く入社を決めるよう急かす

あなたの将来より、自分の売り上げを重視して動いている可能性が高いからです。

転職エージェントはあなたの転職が決まって、初めて企業から手数料(年収の30~40%)がもらえるビジネスです。

担当者はこの売上ノルマを課されていることが多く、「早くあなたを転職させて、売り上げにつなげたい」という本音があります。

ビジネスの仕組み上、仕方ないとも言えますが、「決断を急いで入社してから後悔する」といったパターンもあるため、あまりに急かす担当は避けるべきです。

特徴2. 希望と違う求人ばかり紹介する

あなたが伝えた希望を無視したような求人ばかり紹介する担当は、付き合うのをやめましょう。

この場合、担当が売り上げに追われ、あなたの希望を無視して内定の出やすい求人ばかり紹介している可能性があります。

内定が出やすい求人とは、不人気ですぐに人が辞める質の低い求人のことですが、簡単に決まるため、担当には売り上げにつながりやすいメリットがあります。

こちらも売り上げ重視のひどいタイプで、付き合うべきではありません。

特徴3. 上から目線など態度が悪い

上から目線など態度が悪い担当者も、売り上げ重視で動いているケースが多く、おすすめできません。

転職先の希望条件を伝えたタイミングで、「もっと現実を見てほしい」のように、ひどいと説教まで始める担当もいますが、こうした人は特に避けるべきです。

とにかく早く転職を決めさせて、売り上げにつなげたいと考えているだけの可能性が高いからです。

理由は以下2つです。

  • 理想が高くなると、転職の難易度も当然上がる
  • 希望条件に妥協してもらった方が、ハードルも下がって転職が決まりやすくなる

条件を下げるように要求するばかりで、ろくな求人を紹介してもらえない可能性が高いため、付き合うべきではありません。

特徴4. 連絡が遅くなりがち

依頼していた求人紹介をいつまでも送らないなど、連絡が遅い担当は、積極的なサポートは期待できず、付き合うべきではありません。

この場合、担当に転職が決まる見込みが少ない(お金にならない)と判断され、対応の優先度を下げられている可能性が高いです。

「経歴的に紹介できる求人が見つからない」など、こう判断される理由は様々ですが、一度こうなると挽回は難しいため、担当を変えてしまった方が効率的です。

特徴5. 志望する業界に詳しくない

担当があなたの志望する業界知識について詳しくない場合は、頼ると失敗するため、付き合うのをやめましょう。

具体的には、以下のような場合、その業界について知識が浅い可能性が高いです。

  • 業界の専門用語を知らない
  • 職種の違いを理解していない

担当が職種の違いもわかっていないと、以下のように求人紹介も的外れになるケースがあり、危険です。

  • WEBマーケター(ネットでの集客などの戦略を練る)志望なのにWEBエンジニア(システム開発をする)の求人を紹介される

3-2. 逆に付き合うべき担当者の特徴2選

これまで紹介してきたタイプ以外で、以下に当てはまる担当者は、あなたに真剣に向き合ってくれている可能性が高く、付き合うべきと言えます。

  • 紹介する企業の悪い点も説明してくれる
  • 今の仕事を続ける選択肢も提示してくれる

運良くこうした担当に当たった場合は、積極的に相談するようにしましょう。

特徴1. 紹介する企業の悪い点も説明してくれる

紹介する企業について、いい点ばかりでなく、悪い点も説明してくれる担当者は信用できます。

どんなに条件が良さそうな職場でも、以下のように何かしらのデメリットはあるのが普通です。

  • 全体的にはホワイト企業だが、一部休日出勤や残業があるブラックな部署もある
  • 待遇はいいが、上層部は新卒からの叩き上げばかりで、中途採用は出世ルートには乗れない

転職エージェントは応募させたい、転職させたい一心で、求人のいい点ばかりの説明になることが多いです。

そんな中、デメリットにも言及してくれるのは、後悔のない転職をサポートしたいと本気で思っている担当の可能性が高いです。

特徴2. 今の仕事を続ける選択肢も提示してくれる

転職先の相談をする中で、「今の仕事を続ける」という選択肢も提示してくれる担当者は信用できます。

実際転職の相談に来る方の中には、以下のような理由で、実は今の仕事を続けた方がいいケースがあるのも事実です。

  • 現職以上の待遇が望める会社がない
  • あと何年か続けた方が、次の転職市場で評価されやすい

エージェントはあなたが転職しないと1円も儲からないため、まずは転職ありきで話が進むことが普通です。

それなのにこうした提案をしてくれるのは、利益よりもあなたの幸せを重視している証拠といえます。

担当者を変える2つの方法

実際に担当を変えたいとなった場合は、以下の方法で担当者を変えましょう。

  • 方法1. エージェント自体の利用を止める
  • 方法2. 担当者の変更を申請する

手間がかからず簡単なため、迷ったら一つ目の方法をおすすめします。

方法1. エージェント自体の利用をやめる(他社との活動に切り替える)

一つ目はその担当のいるエージェント自体の利用を止める方法で、基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

連絡をしないでいると、転職を終了したとみなされ、自動的に退会のような扱いになります。

ただ、無視しても連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

退会をする場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

方法2. 担当者の変更を申請する

もう一つは、使っている転職エージェントに問い合わせ、担当者を変更してもらう方法です。

この場合、エージェントの公式ページの問い合わせフォームから、以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

4. 転職エージェント以外は使うべき?他のサービスも比較

転職で使えるサービスには、以下のように転職エージェント以外にも複数あり、これらも使うべきか気になる方もいるはずです。

転職求人サイト 転職サイトに公開されている求人を探し、自分で応募し、手続きも自分でやる。
例:リクナビNEXT、マイナビ転職
企業の採用ページ 企業のホームぺージで求人を探して自分で応募し、手続きも自分でやる。
スカウトサービス 登録し、企業からのスカウトを待つ。
例:ビズリーチ、リクルートダイレクトスカウト
ハローワーク 公的な職業紹介で、どんな人でも受け入れてもらえる。

ただ、結論まずは転職エージェントさえ使っておけばよく、その他は無理に使う必要はありません。

それぞれ、「サポート」「求人の質・量」「選考の有利さ」で比較をしました。

サポート 求人の質・量 選考の有利さ
転職エージェント
相談〜内定後の交渉まで

良質な非公開求人、数多い

選考対策・プッシュあり
転職求人サイト ×
自分でやる

公開求人、数多い
×
自力で頑張る
企業の採用ページ ×
自分でやる
×
公開求人、数少ない
×
自力で頑張る
スカウトサービス
一部のみのサポート

良質だが、数少ない

選考対策・プッシュあり
ハローワーク
求人の紹介

数は多いが低品質

簡単な選考対策のみあり

全てにおいて優れているのは転職エージェントだけですから、転職したい方はまず転職エージェントを使うべきです。

まずは転職エージェントを使うべき4つの理由

以下の点で優れているため、転職したい人はまず転職エージェントを使いましょう。

  • 転職でのミスマッチが起きにくい
  • 世の中に出ていない”非公開の求人”を紹介してくれ、応募できる
  • 使うだけで、選考で有利になることがある
  • 自分で動くより圧倒的にラク

理由① 転職でのミスマッチが起きにくい

転職エージェントを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。

求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。

エージェントは、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。

  • 職場の雰囲気はどうか、現場のリーダーはどんな人柄か
  • 休みのとりやすさ、サービス残業の実態はどうか
  • 直近でどれだけ人が辞めているか

現場に通って職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。

帝国データバンクの調査(2024年)」によると、国内の半数以上の企業は人手不足を感じていて、採用に苦労している企業が多いのが現状です。

とにかく人が欲しいあまり、面接でも肝心なデメリットを教えてくれない企業もあります。

いざ働き始めてから、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。

  • 「実はきついノルマがあり、達成しないとまともに稼げない」
  • 「サービス残業が当たり前の社風」
  • 「雑用ばかりで、スキルが全然身につかない」

エージェントはこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、転職の失敗を防げるようになります。

理由② 世の中に出ていない”非公開の求人”を紹介してくれ、応募できる

そもそもですが、下記のような優良な求人は、インターネットには中々出てきません。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

これらの求人は、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。

転職エージェントを使えは、求人サイトにはないこれらの高品質な非公開求人にも応募ができます。

逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。

理由③ 使うだけで、選考で有利になることがある

転職エージェントを使うことで、直接申し込んだ人よりも、選考が有利に進むことがあります。

採用側からすると、どこの誰かわからない人よりも、転職エージェントがプッシュしてくる人の方が安心して採用することができるからです。

エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。

大手のエージェントだと、「面接でどう話すと内定が出やすい」といったデータも大量に持っていてい、万全の選考対策も受けることができます。

理由④ 自分で動くより圧倒的にラク

転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。

特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。

転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。

デメリットは使い方次第で解消できる!

転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。

  • ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
    →老舗、大手のエージェントを選ぶ
    →3社以上使い、担当者を比べる
  • ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
    →年収、キャリアの面で自分に合ったエージェントを選ぶ

そのため、転職を考えている方は、転職エージェントを使っておけば間違いありません。

スカウトサービスは別物なので注意

近年以下のようなスカウトサービスがCMなどで有名で、転職エージェントとまとめて紹介されることも多いです。

スカウトサービスは、職務経歴書を登録し、企業や、ヘッドハンターからのスカウトを待つタイプの転職サービスです。

しかし、これらは転職エージェントとは別物なので注意しましょう。具体的には以下の点で違っています。

転職エージェント スカウトサービス
手続きのサポート ◎全て受けられる
必ず担当がついて動いてくれる
△受けられないことが多い
担当はつかず、企業からのスカウトなら全部自分でやる必要あり
転職時期の希望 ◎ある程度通る
目標に合わせて担当が動いてくれ、自分からも動ける
△通りにくい
スカウトが来なければ、いつまでも決まらない
対象 ◎ほぼ全ての転職者 △年収800万~のハイクラスがメイン

積極的に応募して自分からも動ける転職エージェントと違い、スカウトサービスは受け身でスカウトを待つ形になります。

そのため、これだけに頼ると、「スカウトが来ずにいつまでも決まらない」となる恐れもあります。

高年収の方も、まずは以下のようなハイクラスに強い大手エージェントに登録して活動を進めましょう。

他のサービスを使う唯一の条件

このページで紹介する、転職エージェント3社以上に利用を断られた方のみ転職エージェントではなく、転職サイトを使いましょう。

その場合は、サポートしてくれるエージェントを探すより、自分で求人を探した方が効率的です。

最大手「リクナビNEXT(https://next.rikunabi.com/)」だけ使えば大量の求人を見て応募できますから、登録し複数の企業にチャレンジしましょう。

なんでサポートを断られるの?

転職エージェントに「転職させられない=お金にならない」人と判断されると、断られてしまいます。

そう判断される理由としては、以下があげられます。

  • キャリア・経験がなく、自社と取引のある企業に紹介しにくい
  • 転職活動へのやる気が見えず、本当に転職したいのかわからない

1つ目については、このページで紹介している通り自分の年収に合ったエージェントを選ぶことで対処できます。

2つ目の転職への意欲の点も、付き合い方次第でイメージを変えることは可能です。

次の章から、正しい付き合い方も含め、転職エージェントを最大限活用する方法を解説していきます。

5. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき8つのこと

ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下8つのポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

5-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

5-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

5-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

5-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

5-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

5-6. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

  • 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
  • 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

(参考)ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

5-7. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

5-8. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

まとめ

転職エージェントの選び方について業界の裏事情を元に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

失敗したくない方は、以下の方法で選んでおけば間違いありません。

  • 選び方1. 実績のある大手エージェントだけを選ぶ
  • 選び方2. ターゲットの年収が自分に合ったエージェントを選ぶ
  • 選び方3. 3社は使って担当者を比べる

具体的には、以下から年収別に3社の大手エージェントを選ぶべきです。

年収別
おすすめ度
各社の特徴

おすすめ
エージェント
~500万円 500~
700万円
700~
900万円
900万円~

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エージェント

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公開求人数が30万以上と最多の大手で、地方の求人にも強い

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リクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る業界No.2

マイナビエージェント
新卒領域では最大手なのもあり、20代の若手のサポートに特に強い

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ITエンジニア、営業職、女性のサポートに強く、主に一都三県が対象

パソナキャリア
半数以上の求人が年収800万以上で、管理部門や女性の管理職の転職に強い

LHH転職エージェント
世界60の国と地域でサービス提供実績のある企業が運営元で、外資系の転職に強い

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当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。