LHH転職エージェント辛口評価|500人の口コミ・評判でわかる注意点と裏事情
「LHH転職エージェント(旧Spring転職エージェント)の評判は悪い?」、「結局どんな人向け?」など、LHH転職エージェントを使ってもいいのか不安に思っていませんか?
500件以上の評判を調べた結果、LHH転職エージェントは、「年収600万円以上のハイクラスや外資系志望の方は必ず使うべき転職エージェント」という結論に至りました。
このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、LHH転職エージェントの評判について、以下の流れで解説していきます。
- 口コミ・評判からわかったLHH転職エージェントの5つの特徴
- LHH転職エージェントは使うべき?
- LHH転職エージェントを使う際の3つの注意点
- LHH転職エージェントを最大限活用するためにすべきこと
- LHH転職エージェントについてよくある質問
全て読めば、LHH転職エージェントにはどんな評判があり、どういった特徴や注意点があるのか、自分は使うべきかまでがわかり、LHH転職エージェントの利用で失敗しなくなるでしょう。
著者:N.K(現役転職エージェント)
1. 口コミ・評判からわかったLHH転職エージェントの5つの特徴
このページでは、LHH転職エージェントの評判について、X、口コミサイト、利用者へのアンケートをもとに独自調査を行い、500件以上の口コミを分析しました。
その結果、LHH転職エージェント(https://jp.lhh.com/)には以下の特徴があることがわかりました。
- ◎ハイクラス向けの大手・優良企業の求人が充実
- ◎外資系企業への転職に特に強い
- ◎スピーディーに内定が決まりやすい
- △年収600万円以下の方のサポートには消極的
- △一部ハズレの担当者もいて不満を持つ人もいる
それぞれの内容について、実際の口コミを元に解説していきます。
また、それぞれの口コミが本当に正しいのか、「裏付け調査」をしましたので、あわせて紹介していきます。
◎ ハイクラス向けの大手・優良企業の求人が充実
「LHH転職エージェント」は、年収600万以上のハイクラスの方を中心に、大手・優良企業の紹介が受けられたという評判が非常に多いです。
実際にLHH転職エージェントは主にハイクラスの転職サポートに力を入れていて、対象の優良求人を豊富に持っています。
年収600万円以上で、こうした会社を目指す方には、LHH転職エージェントは登録必須と言って間違いありません。
裏付け調査:世界トップクラスの人材会社で、企業からの信頼も厚い
LHH転職エージェントの運営元「アデコグループ」は、設立60年以上の外資系大手で、世界中の企業に人材派遣や人材紹介をしてきた実績があります。
人材会社としての市場シェア、売上高は世界トップクラスで、国内トップのリクルートより高いです。
企業側からの信頼も厚く、特にハイクラスな人材は「まずLHHに頼もう」となっているケースも多いです。
また、海外に支店や工場をもつ大手企業を中心に、アデコから派遣社員を入れている会社も多く、各社の人事と強いパイプを持っています。
結果として、大手・優良企業の求人がLHH転職エージェントに集まりやすくなっているのは確かと言えます。
◎ 外資系企業への転職に特に強い
「LHH転職エージェント」では、外資系企業への転職を成功させた方からの、担当のサポートが的確だった、いい求人を紹介してもらえたという声が特に多いです。
運営元のアデコグループ自体が、世界60の国と地域に拠点をもつ大手外資系で、海外企業との付き合いも多いことから、外資系の転職ノウハウには特に強いです。
有名外資系企業とのパイプも強いため、外資系への転職を考えている方にはLHH転職エージェントは利用必須と言えます。
裏付け調査:世界各国のビジネス風土に詳しい担当がいるのは確か
運営元のアデコグループには世界中に30,000人を超える社員がいて、LHH転職エージェントにもあらゆる国籍の担当者が在籍しています。
一口に外資系と言っても、「米国系は行動重視」、「ドイツ系はプロセス重視」のように、国によってビジネス風土は全く変わります。
応募にあたってはそれぞれに応じた対策が必要ですが、LHHでは各国の商習慣を肌で感じた経験のある担当がいて、万全のサポート体制があるのは確かです。
私が過去にサポートした方の中でも、他のエージェント経由で書類で落ちた外資系求人に、LHHでアドバイスを受けて受け直したところ、無事通ったという人もいました。
◎ スピーディーに内定が決まりやすい
「LHH転職エージェント」では、活動を初めて1ヶ月など、スピーディーに内定が決まったという方の声が多いです。
外資系企業ならではの意思決定の速さもあり、担当一人ひとりの対応スピードも速いと評判です。
急ぎで転職を決めたい方には、うってつけのエージェントと言えます。
裏付け調査:一人が転職者と企業の両方を担当するので、スムーズに進みやすい
一般的な転職エージェントでは、あなた専任の担当がついて聞き取りを行い、その条件にあった求人を企業担当が紹介する流れになります。
しかし、LHH転職エージェントでは専任担当はつかず、企業ごとに一人の担当が間に入ってサポートを行います。
一人があなたと企業の両方とやり取りをすることになり、それぞれに担当がつく場合に比べて話がスムーズに進みやすいです。
△ 年収600万円以下の方のサポートには消極的
一方で、LHH転職エージェントでは、年収600万円以下の方で、あまり求人を紹介してもらえなかったという声が複数確認できました。
公式でも「年収700万以上の求人多数」とハイクラス向けを明確に打ち出していて、その他の方のサポートには消極的な可能性が高いです。
こうした方には、以下のように年収600万円以下の方のサポートにも積極的な以下の大手エージェントを使いましょう。
- リクルートエージェント:業界トップの求人数を誇る最大手
- doda:業界2位の大手エージェント
- マイナビエージェント:20~30代のサポートに強い
裏付け調査:ハイクラス以外のサポート実績が少ないのは事実
LHH転職エージェントは、公式の「担当者紹介ページ」で、それぞれの転職サポート実績が確認できます。
合計27件の事例が載っていますが、サポートした人の転職前の年収が600万未満なのは3分の1以下で、500万未満は一件もありませんでした。
組織全体でハイクラスのサポートに力を入れる分、その他の方のサポートは手薄になっていると考えられます。
△ 一部ハズレの担当者もいて不満を持つ人もいる
これはLHH転職エージェントだけに限りませんが、転職エージェントは、同じ業者でも担当者によって経験や能力が違い、以下の対応は全く変わります。
- あなたの希望を理解した上で、合った求人を紹介してくれるか
- 業界知識をもとに、いいアドバイスをしてくれるか
- ミスなく必要な連絡や手続きをしてくれるか
そのため、このようにハズレの担当者にあたって、一部不満を持つ人もいます。
裏事情:仕組み上、売り上げ重視の担当に当たることも
また、LHH転職エージェントでは、ビジネスの仕組み上売り上げ重視の担当に当たることもあります。
転職エージェントは、あなたが転職することで、企業から紹介料がもらえるビジネスで、この点はLHH転職エージェントも変わりません。
転職させた件数が多いほど利益が出て、社内でも評価されるため、以下のように実績を上げようとひどい対応をするケースもあります。
- 決まればなんでも良いとばかりに、希望に合わない求人も大量に紹介する
- 応募や内定の承諾を急かしてくる
ただし、こうしたケースはごく一部
先ほどお伝えした通り、LHH転職エージェントはハイクラスや外資系志望の方を中心にいい評判も多いのが事実で、こうしたケースはごく一部です。
そもそも、こうした担当にあたるリスクはどの転職エージェントでもあるため、気にしても仕方がありません。
また、LHH転職エージェントでは、公式の「問い合わせページ」から、担当者を通さずに担当変更の申請ができます。
対応が気に入らない、合わないと感じたら、遠慮なく変更しましょう。
2. LHH転職エージェントは使うべき?
これまで紹介してきた特徴を踏まえると、LHH転職エージェントは、年収600万円以上のハイクラスや外資系志望の方は必ず使うべき転職エージェントと言えます。
実績のある大手エージェントで、大手・優良企業の求人も多く持っていて、あらゆる業界の転職ノウハウに強いのでおすすめです。
LHH転職エージェント公式ページ
特に、近年は質の悪い転職エージェントが急増していて、「大手以外を使うのは危険」という実態があるため注意しましょう。
知っておくべき裏事情:近年ひどい転職エージェントが急増している
下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。
引用:厚生労働省ホームページ
これには、資格さえあればインターネットで誰でも簡単にエージェント業が始められるようになったという背景があります。
設立まもないエージェントは、優良企業とのコネもなく、常に出回っているようなブラック求人しか持っていないケースが多いです。
また、求人以外の面でも、こうした新設エージェントには、以下のようなひどいタイプが多いのが実情です。
- 企業とのパイプ、転職ノウハウが少なく、フォローが弱い
- 会社の実績や売り上げ作りのために必死に転職を進めてくる
こういったエージェントに当たってしまうと、ブラックな人気のない企業にねじ込まれることもあり、転職失敗の原因になりますから注意が必要です。
LHH転職エージェントなら実績のある大手で安心
こうした目に遭わないためにも、転職エージェントはLHH転職エージェントのように優良企業とのパイプが強く、実績のある大手だけを使うようにしましょう。
そもそもですが、以下のような高待遇な求人は企業と信頼関係ができているエージェントにしか集まりません。
- 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
- 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
- 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人
これらは、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。
LHH転職エージェントは企業の独自のパイプを多く持っていて、特にハイクラスや外資系の質の高い求人が多いです。
転職のノウハウも豊富で、LHH転職エージェントのような大手を使うだけで、いい会社に入れる確率はグッと高まります。
他の大手と比べたLHH転職エージェントの特徴
同じく20年以上の実績があり、優良企業とのパイプ強い大手エージェント7社とLHH転職エージェントを比較したのが以下の表です。
LHH転職エージェントは、大手の中でも「外資系や、年収600万円以上の求人に強い」という特徴があります。
求人数 | 強い年収層 | 強いジャンル | 対応エリア | |
LHH 転職エージェント |
★★★★☆ 多い |
600万円~ | ハイクラス、外資系 | 全国 |
JAC リクルートメント |
★★★☆☆ 普通 |
600万円~ | ハイクラス全般 | 全国 |
パソナキャリア | ★★★☆☆ 普通 |
600万円~ | ハイクラス、管理部門 | 全国 |
type 転職エージェント |
★★★☆☆ 普通 |
~500万円 | エンジニア、営業職 | 主に一都三県 |
ワークポート | ★★★★☆ 多い |
~400万円 | IT・WEB・ ゲーム業界 |
全国 |
doda | ★★★★★ 求人数が 業界No.2 |
~600万円 | 幅広く対応 | 全国 |
リクルート エージェント |
★★★★★ 求人数が最多 |
~600万円 | 幅広く対応 | 全国 |
マイナビ エージェント |
★★★★☆ 多い |
~600万円 | 20~30代の転職 | 全国 |
この中で、LHH転職エージェントと同じく外資系やハイクラスの求人に強いエージェントとしては以下があげられます。
- JACリクルートメント:ハイクラス・外資の転職では利用必須の老舗
- パソナキャリア:管理部門や女性向けのハイクラス求人が充実
「LHH転職エージェント」を使う際は、必ずこれらも併用しておきましょう。
この点も含めて、次の章からLHH転職エージェントの利用の注意点を解説していきます。
3. LHH転職エージェントを使う際の3つの注意点
LHH転職エージェントは実績のある大手で、失敗することは少ないですが、利用にあたっては以下の点に注意しましょう。
- LHH転職エージェントだけの利用では不十分
- ハイクラス以外の方には利用が向かない
- 特定の業界の転職サポートには弱い
注意点1. LHH転職エージェントだけの利用では不十分
LHH転職エージェントは年収600万円以上のハイクラスの方、外資系志望の方にはおすすめの転職エージェントですが、以下の理由で、単体での利用はおすすめしません。
- LHH転職エージェントとパイプのある企業しか紹介されない
- 担当者の比較ができない
まず、大手エージェントでもそれぞれパイプの強い企業が違います。
例えば、LHH転職エージェントにだけ紹介を頼む会社もあれば、JACリクルートメントにしか頼まない会社もあるということです。
求人の選択肢が大幅に増えるため、少なくとも2社は併用しておきましょう。
また、LHH転職エージェントだけに絞ると、ハズレの担当者にあたっても、比較ができずにイマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。
他のエージェントも一緒に使うことで、比較していい担当者かの見極めができるようになります。
併用におすすめの転職エージェント
LHH転職エージェントとの併用におすすめなのは、以下の大手転職エージェントです。
おすすめエージェント | 特徴 |
JACリクルートメント | ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、管理職、技術・専門職、外資系の転職に強い |
パソナキャリア | 半数以上の求人が年収800万以上で、女性の管理職や経理・人事などの管理部門の転職に強い |
いずれもLHH転職エージェントと同じく実績のある大手で、年収600万円以上のハイクラスや外資系の優良求人も多く保有しています。
注意点2. ハイクラス以外の方には利用が向かない
LHH転職エージェントは、年収600万円以上のハイクラスの転職に強いものの、その他の方のサポートには消極的です。
そのため、年収600万円以下の方は、この年収層のサポートに強い、以下のエージェントを選んでおきましょう。
おすすめエージェント | 特徴 |
リクルートエージェント | 公開求人数が30万以上と最多の大手で、地方の求人にも強い |
doda | リクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る業界大手 |
マイナビエージェント | 新卒領域では最大手なのもあり、若年層向けの手厚いサポートに定評がある |
いずれもLHH転職エージェントと同じく、20年以上の運営実績がある大手で、優良企業とのパイプも強いです。
注意点3. 特定の業界の転職サポートには弱い
LHH転職エージェントは、あらゆる業界の求人を扱う”総合型”の転職エージェントですが、以下の方のサポートに限っては弱い特徴があります。
- アパレル業界の方
- 美容師
- 看護師、薬剤師、医師など医療系専門職
- フリーター、無職
この点は、これまで紹介してきたLHH転職エージェントと同じ以下の大手総合型も変わりません。
- リクナビエージェント、doda、マイナビエージェント、type転職エージェント、ワークポート、パソナキャリア、JACリクルートメント
そのため、あてはまる方はそれぞれの支援に強い、以下の”特化型”の転職エージェントを選びましょう。
アパレル | クリーデンス |
美容師 | QJエージェント |
看護師 | 看護roo |
薬剤師 | ファルマスタッフ |
医師 | 医師転職ドットコム |
フリーター・無職 | ハタラクティブ |
その他、これらの方が特化型を使うべき理由を簡単にまとめると、以下の通りです。
使うべき業界・事情 | 特化型を使うべき理由 |
アパレル・美容師 | それぞれの業界が特殊で、店舗見学などにも対応しているエージェントが好ましい |
看護師、薬剤師、医師など医療系専門職 | エージェント側に業界知識と病院とのパイプがないとうまくいかない |
フリーター・無職 | 大手総合型だと相手にしてもらえない |
上記以外の方は、LHH転職エージェントのような「総合型」だけを使い、時間があれば「特化型」転職エージェントを併用する程度で良いでしょう。
特化型エージェントの優先度が低い理由
求人・利用者ともに少なく、ノウハウや企業とのパイプがLHH転職エージェントのような総合型に劣るケースが多いからです。
以前までは、特化型も「業界に詳しそう」と人気があったのですが、最近は総合型も下記の理由でそれぞれの業界に詳しいです。
- 業界ごとに部署が分かれており、それぞれの業界の事情や対策に詳しい
- 特化型エージェントから優秀な社員の引き抜きを行っている
そのため、大手で優良企業とのパイプが強い、総合型エージェントだけ使えば、ほとんどの方は満足いく転職活動ができます。
(参考)主な特化型エージェントまとめ
どうしても特化型が気になる方向けに、その他の業界で、よく名前の上がる大手を以下にまとめました。
特化する業界、職種 | それぞれの最大手 |
ITエンジニア・デザイナー | レバテックキャリア |
コンサル | ムービン |
金融 | コトラ |
メーカー(エンジニア) | メイテックネクスト |
管理部門・バックオフィス | MS Agent |
まずは総合型を3つは使い、さらに使う余裕のある方のみこれらを使ってもいいでしょう。
4. LHH転職エージェントを最大限活用するためにすべきこと
ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、LHH転職エージェントの利用で意識すべき以下のポイントを解説していきます。
- 最初の申し込みを丁寧に行う
- 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
- 経歴・スキルに嘘はつかない
- 複数のエージェントを使っていることは隠さない
- 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
- 担当者が使えないと判断したら付き合わない
- 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
- 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
- 最低限のマナーは守る
4-1. 最初の申し込みを丁寧に行う
優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。
入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。
LHH転職エージェントでは、申し込み時に、直近の職務経歴や、転職先の希望条件の入力が必要ですが、省略せずに丁寧に書いておきましょう。
また、希望の転職時期を選ぶ必要がありますが、特に決まっていない場合も「すぐにでも転職したい」を選んでおくと、優先的な対応が期待できます。
4-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。
エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。
以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。
- 転職予定がかなり先
- そもそも転職への意欲が低い
すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。
4-3. 経歴・スキルに嘘はつかない
求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。
転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。
いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。
やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。
4-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない
LHH転職エージェント以外の転職エージェントも一緒に使う場合は、その点を隠さず担当者に伝えましょう。
言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。
- あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
- 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる
すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。
これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。
こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。
4-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
登録後は、少なくとも2週に一度は、担当者にコンタクトを取るようにしましょう。
長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。
以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。
- こういった求人はないか
- こんな業界は自分でも通るか
自動的に、後回しにされるリスクも
転職エージェントは企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。
その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、担当者はこれを見て求人紹介をしていきます。
更新日が古いとあなたの名前が担当の目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。
この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。
4-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない
LHH転職エージェントは大手の優良エージェントですが、中には仕事のできない担当者も存在します。
そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。
具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか利用自体を止めましょう。
付き合うべきではない担当者の特徴 |
|
2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、LHH転職エージェント自体の利用をやめましょう。
担当を変えたい場合
担当者を変えたい場合は、公式の「問い合わせページ」から以下の文章を送りましょう。
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。
しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。
つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。
お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。
LHH転職エージェント自体の利用をやめる場合
基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。
ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。
退会は、LHH転職エージェントのマイページの「登録削除の申請」から手続きができます。
退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。
4-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える
担当者は応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。
これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。
- 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
- 改めて自分のアピールポイントを整理したい
見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、担当者にとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。
以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。
(参考)ひどい推薦文の例
〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。
コミュニケーション能力が高く、明るい方です。
ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。
4-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく
担当者に対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。
転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。
転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、サポートするメリットが薄いです。
紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。
また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。
こうした話はしすぎないよう注意しましょう。
4-9. 最低限のマナーは守る
担当者とのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。
こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。
また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。
応募する会社だけでなく、担当者に対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。
5. LHH転職エージェントについてよくある質問
最後に、LHH転職エージェントについてよくある以下の質問に回答していきます。
5-1. LHH転職エージェントの利用の流れは?
LHH転職エージェントの利用の流れは以下のとおりです。
- ネット(https://jp.lhh.com/)から申し込み
- 面談(対面かWEB、電話)
- 求人紹介を受ける
- 企業に応募する
- 選考対策を受け、面接に進む
- 入社決定
面談方法は対面かWEB、電話から選べますが、以下のLHHの拠点が近い方は、そこで対面で受けることができます。
LHH転職エージェントの拠点 |
東京(秋葉原駅より徒歩1分)、愛知(栄駅より徒歩7分)、大阪(JR大阪駅直結) |
参照:LHH公式「拠点一覧」
最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。
5-2. LHH転職エージェントから連絡が来ない理由は?
初回の面談後、3日以上経っても連絡が来ない場合は、サポートが難しいと判断されて優先度を下げられている可能性が高いです。
経歴やスキルの面で紹介できる求人が少ないと判断されると、こうした対応を取られることがあります。
この場合は、以下のような他のエージェントとの活動に切り替えましょう。
- 年収600万円以上の方
JACリクルートメント(https://www.jac-recruitment.jp/)
パソナキャリア(https://www.pasonacareer.jp/) - 上記以外の方
リクルートエージェント(https://www.r-agent.com/)
doda(https://doda.jp/consultant/)
マイナビエージェント(https://mynavi-agent.jp)
自分から連絡するなどしても変わらない場合は、積極的なサポートは期待できないため、他社との活動に切り替えた方が効率的です。
5-3. LHH転職エージェントとアデコの違いは?
LHH転職エージェントが「正社員」としての仕事を紹介するのに対し、アデコは「派遣社員」としての仕事を紹介する点で違っています。
どちらもアデコグループの運営するサービスという点は変わりません。
5-4. すぐに転職する気がなくても使ってもいい?
転職すべきかの相談から入る方も多く、使っても問題ありません。
一方、すぐの転職は考えていない方は、まず以下のようなスカウトサービスにだけ登録し、様子を見る方法もおすすめです。
これらは経歴やスキルを登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つサービスで、LHH転職エージェントと同じく、主に高年収の方を対象としています。
登録するとあなたの経歴やスキルに見合ったスカウトが来るようになり、自分の市場価値や、転職先のイメージがしやすくなります。
中でもおすすめは、スカウト型の最大手で、30,000社以上の企業からスカウトが受けられる「ビズリーチ」です。
ただ、以下の理由で、「具体的に転職を進めたい」となった際は必ずLHH転職エージェントのような転職エージェントを活用しましょう。
- スカウトだけに頼ると、いつまでもスカウトが来ずに決まらないこともある
- 求人紹介から企業とのやりとりまで全てやってもらえて、一人で動くより圧倒的に手間が減る
まとめ
LHH転職エージェントの評判や、そこからわかる特徴を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
500件以上の評判を調べた結果、LHH転職エージェントは「年収600万円以上のハイクラスや外資系志望の方は必ず使うべき転職エージェント」という結論に至りました。
求人の選択肢が増え、担当の比較もできるため、利用にあたっては、同じくハイクラスの転職に強い以下の大手エージェントも併用しておきましょう。
- JACリクルートメント:ハイクラス・外資の転職では利用必須の老舗
- パソナキャリア:管理部門や女性向けのハイクラス求人が充実
LHH転職エージェント公式ページ
あなたが転職エージェントを使いこなし、転職成功に役立てていただけることを心から祈っています。
<その他当ページで紹介した転職エージェント>
年収600万円以下の方へのおすすめ |
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