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武田薬品工業への転職で後悔しないための全知識|内部事情から成功の秘訣まで

「武田薬品工業に転職すべき?」「武田薬品工業に転職するにはどうすればいい?」など、武田薬品工業株式会社(以下、武田薬品工業)への転職を検討していませんか?

大手製薬会社として、転職人気ランキング上位の武田薬品工業ですが、社内からは悪い口コミもあり、知らずに入社すると後悔する可能性があります。

また、武田薬品工業は転職難易度もかなり高く、十分な対策が必要ですが、選考を有利に進められるコツも存在します。

このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職をサポートしてきた筆者が武田薬品工業へ転職をする上で知っておくべき全てのことを以下の流れで解説します。

  1. 武田薬品工業への転職|評判・年収・難易度まとめ
  2. 武田薬品工業の求人・採用情報
  3. 武田薬品工業はそもそもどんな会社か
  4. 武田薬品工業の社員からの口コミ・内部事情
  5. 武田薬品工業の中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】
  6. 武田薬品工業の選考を有利にするために絶対に知っておくべき1つのこと
  7. 武田薬品工業の転職で使うべきエージェント3選
  8. 武田薬品工業への転職に関するQ&A

最後まで読めば、武田薬品工業に転職すべきか、転職を目指す際は何をすべきかわかり、武田薬品工業への転職で失敗しなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 武田薬品工業への転職|評判・年収・難易度まとめ

武田薬品工業は、グローバルに拠点を持つ国内最大手の製薬会社です。

まずは、武田薬品工業について、評判、年収といった転職前に知っておくべきポイントを紹介します。

1-1. 武田薬品工業の社員からの評判

口コミサイトをもとに社員からの武田薬品工業の評判をまとめると、以下の通りになります。

評価 人気企業内順位
待遇 4.2
21位/300社
ワークライフバランス 3.7 66位/300社
キャリア・成長 3.3 78位/300社
やりがい 3.4 199位/300社
職場の雰囲気 3.1 171位/300社

社員からの口コミ、他の人気企業との比較を簡単にまとめると、下記の通りです。

  • ◎年収が高いだけでなく、福利厚生も手厚い
  • ◎患者や医療関係者の役に立っているという実感が持てる
  • ○働きやすい制度は整っているが、基本的に仕事量は多い
  • ○改革が進んでいるため、良くも悪くも変化が大きいと感じる方が多い
  • ○研修制度などが充実しているが、若手のうちから成長やキャリア形成には自律を求められる
  • △定期的な人員整理があるので、雇用の安定性に不安を持つ方も

武田薬品工業とあわせて検討される企業との比較

武田薬品工業とあわせて検討されてるのが、以下の企業です。

  • アステラス製薬.:泌尿器疾患や移植領域に強みを持つ、大手製薬会社
  • 第一三共.:「ロキソニンS」「ルル」などを開発した大手製薬会社
  • ファイザー.:ED治療薬「バイアグラ」などを開発した大手製薬会社の日本法人
  • 中外製薬.:がん領域を中心に展開する大手製薬会社であり、スイス「ロシュ」のグループ会社
  • 大正製薬.:国内最大手の大衆薬メーカーで「パブロン」などが有名
  • 塩野義製薬.:坑HIV薬や高脂血症治療薬に強みを持つ、大手製薬会社
  • 小野薬品工業.がん免疫薬の「オプジーポ」などを主力とする、大手製薬会社

それぞれの会社の社内からの評価を比較すると以下の通りで、最高得点を赤字にしています。

待遇 ワークライフバランス キャリア成長 やりがい 職場の雰囲気
武田薬品工業 4.2 3.7 3.3 3.4 3.1
アステラス製薬. 4.3 3.9 3.4 3.7 3.4
第一三共. 4.3 3.9 3.3 3.9 3.7
ファイザー. 4.3 4.1 3.3 3.5 3.4
中外製薬. 4.1 3.8 4.0 4.2 4.1
大正製薬. 2.8 2.9 2.5 2.9 2.6
塩野義製薬. 3.6 3.7 2.9 3.5 3.0
小野薬品工業. 3.8 3.1 2.8 3.4 3.3

比較すると、大手製薬会社の中でも、どのスコアも平均的もしくはやや高めとなっています。

私が転職エージェントとして聞いた実際の社員の声

私が転職エージェントとして働く中でも、元社員の方から、以下のような声をよく聞きます。

  • 製薬業界でも年収は高い方なので、待遇には満足している
  • 患者の為になる仕事なので、やりがいを持って働くことができる

ただし、グローバル化や構造改革の一環の中で、人員整理が定期的に行われるなど不安を持つ方もいます。

過去にサポートした中でも、以下のような理由で転職を希望される方もいたため、この点には注意しましょう。

  • 何度か早期退職プログラムが発表されているので、定年までずっと働くということは難しいのかなと感じた
  • 変化が激しく、もう少し落ち着いた環境で働くことを希望している

1-2. 武田薬品工業の平均年収

武田薬品工業の正社員の平均年収は、1,081万円です。

一緒に検討される大手企業と比較すると下記の通りで、同じ大手製薬会社と比べても高くなります。

平均年収 平均年齢 平均勤続年数 待遇の口コミ評価
武田薬品工業 1,081万円 43.3歳 14.6年 4.2
アステラス製薬. 1,110万円 42.7歳 16.5年 4.3
第一三共. 1,113万円 45.5歳 20.3年 4.3
ファイザー. 1,090万円 42.6歳 4.3
中外製薬. 1,198万円 42歳8ヶ月 15年10ヶ月 4.1
大正製薬. 894万円 45.6歳 16.6年 2.8
塩野義製薬. 964万円 40.9歳 15.1年 3.6
小野薬品工業. 986万円 43.8歳 16.8年 3.8

※各社最新のIR情報・就職情報サイト・口コミサイトを参考に作成

年齢別の給与水準

口コミサイトを元に集計すると、武田薬品工業の年齢別の給与の平均値は以下の水準です。

25歳 650万円~700万円
30歳 700万円~750万円
35歳 900万円~950万円
40歳 1,050万円~1,100万円
45歳 1,200万円~1,250万円
50歳 1,250万円~1,300万円
55歳 1,350万円~1,400万円

役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。

1-3. 武田薬品工業の転職難易度

武田薬品工業への転職難易度は「かなり高い(高度なスキルや経験があっても難しい)」です。

中途採用は積極的に行なっている傾向がありますが、高い知名度や、安定性などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。

そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。

  • 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
  • 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする
  • 過去の傾向を分析し、面接・選考対策を徹底的に行う

1-4. 武田薬品工業へはどうやって応募すべきか

武田薬品工業に応募するには、以下の3つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。

転職エージェントを使うべきなのは、以下の点で武田薬品工業の転職に有利になるからです。

  • インターネット上に出ていない、武田薬品工業の非公開求人に応募できる
  • 武田薬品工業の傾向を踏まえた選考対策(面接対策、書類添削)をしてくれる
  • 武田薬品工業側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
  • 内定時に給与交渉をしてくれる

ページの後半で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、武田薬品工業に転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です。

これらに登録し、「武田薬品工業に転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。

上記エージェントは先ほど武田薬品工業と比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。

2. 武田薬品工業の求人・採用情報

ここでは武田薬品工業の中途採用について、どんな求人があるか、またどんな人物が求められているかを紹介します。

2-1. 採用職種

武田薬品工業の職種は大きく分けると下記6種類です。

研究職・R&D 研究職
生産技術職
製造、生産管理、品質
総合職 MR(営業)、コーポレート系など
研究技術職 研究設備や製造設備の管理、研究、生産体制の構築などの製品化に関わる業務
ファーマコビジランス職
医薬品の安全に関わる情報を、収集・評価し、薬品の安全な活用の支援に関わる業務
メディカルサイエンスリエゾン 専門性の高い医科学的情報の提供、理解促進、意見聴取などに関わる業務

上記のような職種がありますが、研究職や生産技術職を中心に募集を行っています。

具体的に出ていた求人を以下で紹介します。

2-2. 求人情報

過去に「JACリクルートメント」「LHH転職エージェント」「doda」といった大手転職エージェントや「キャリア採用サイト」で募集されていた求人情報をご紹介します。

研究職

求人概要 予定年収 勤務地
ワクチン研究開発職 会社規定による 大阪府大阪市、山口県光市
微生物試験技術の担当者 400万~1000万円 山口県光市

研究職においては、ワクチン研究の開発職などで募集を行っています。

生産技術

求人概要 予定年収 勤務地
バリデーションエンジニア 450万円~800万円 千葉県成田市
エンジニアリング職 650万円~1,050万円 山口県光市
プラントエンジニア(課長代理) 650万円~1,050万円 山口県光市
注射剤製造担当者 450万円~850万円 山口県光市
サプライプランナー(主席部員 OR 課長代理) 800万円~1,700万円 千葉県成田市
品質保証(ディレクタークラス) 1,250万円~2,000万円 山口県光市

生産技術の職種では、プラントエンジニアや注射剤の製造スタッフのポジションを中心に募集を行っています。

総合職

求人概要 予定年収 勤務地
MR 会社規定による 全国
デジタルプロジェクトリード(改善と自動化の推進) 800万円~1,700万円 大阪府大阪市、東京都中央区

総合職の場合は、MRなどで募集を行っていました。

2-3. 採用メッセージ、求められる人物像

武田薬品工業は、中途採用ページにおいて求める人物像について以下のように述べています。

未来を創造したい、刺激的な環境を求めている、やりがいのある仕事をしたい、そんな仲間をお待ちしています。(引用元:武田薬品工業

また、武田薬品工業は、自社の行動指針を以下の4つとしています。(引用元:武田薬品工業

  • 患者さんに寄り添い (Patient)
  • 人々と信頼関係を築き (Trust)
  • 社会的評価を向上させ (Reputation)
  • 事業を発展させる (Business)

このほか、社員から英語の重要性についての口コミが多いだけでなく、各求人表でも英語を必須要件としています。

上記を踏まえると、以下のような点をアピールすると良いでしょう。

  • 患者さんや医療業界への貢献といった、やりがいを持って仕事をしたいという姿勢を持っていること
  • 難しい事柄や組織変化など、逆境の中でも挑戦し続けられる強い意思力を持っていること
  • 業務遂行能力に加えて、ビジネスにおける英語でのコミュニケーション能力に問題がないこと

逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。

3. 武田薬品工業はそもそもどんな会社か

引用:Google Maps

武田薬品工業は、日本国内最大の製薬メーカーで、がん・中枢神経・消化器などの領域に強みを持っています。

M&Aにも積極的で、過去にはアイルランドの大手「シャイアー」を約6.8兆円ほどで買収しています。

会社ホームページ:https://www.takeda.com/jp/

3-1. 会社概要

社名 武田薬品工業株式会社
設立 東京都中央区日本橋本町二丁目1番1号
代表者 代表取締役 社長CEO  クリストフ ウェバー
従業員数 5,486名 ( 単体 )
49,095名 ( 連結 )
※2023年3月末時点
本店所在地 グローバル本社:東京都中央区日本橋本町二丁目1番1号
本社:大阪市中央区道修町四丁目1番1号
事業内容 医薬品等の研究開発・製造・販売・輸出入

3-2. 事業内容

武田薬品工業の事業内容は以下のとおりです。

医薬品などの研究開発・製造・販売・輸出入 医薬品の開発から共有に至るまでの業務全般

3-3. トップメッセージ

画像引用元:武田薬品工業

武田薬品工業は、240年以上の歴史を持つ製薬企業であり、「世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献する」というパーパスのもと、持続可能な成長を目指しています。

多様性を重視し、それを活かすことで、患者や医療関係者、地域社会に貢献する革新的なアプローチを生み出してきました。

これまで、日本国内のジェンダー・ダイバーシティ推進に力を入れ、女性管理職の比率を2015年の4%から2022年には19%まで向上させました。

さらに、働き方改革の一環として、キャリア構築支援プログラムやテレワーク、ファミリーサポート休暇などの柔軟な制度を整備しました。

今後は、女性管理職比率30%を目指し、経団連の「2030年30%へのチャレンジ」に賛同しながら、多様性をさらに推進していきます。

武田薬品工業は、引き続き改革を進め、企業としての成長と社会への貢献を両立していくことを約束します。

3-4. 今後の事業展開

武田薬品工業は、2024年に「事業の成長とCore営業利益率の改善を促進する全社プログラム」を発表しています。(引用元:武田薬品工業

  • 人員の最適化策を伴う組織構造の簡素化
  • 研究開発パイプラインの厳格な優先順位付け
  • 組織全体での生産性と効率性の向上を図るためのDD&T(データ・デジタル&テクノロジー(DD&T)アカデミー)への投資
  • 調達コストの最適化

また、第147期有価証券報告書でも述べている通り、以下5つのの重点領域へ経営資源を集中させており、さらなる市場拡大を狙っています。

  1. 消化器系疾患
  2. 希少疾患
  3. 血漿分画製剤
  4. オンコロジー
  5. ワクチン

上記を踏まえると、以下のような特徴を持つ方に向いた企業と言えるでしょう。

  • 人員整理やデータ活用など、変化の大きな状況でも柔軟に対応できる方
  • 高い視座を持って働くことのできる方

4. 武田薬品工業の社員からの口コミ・内部事情

改めて、武田薬品工業社員からの口コミ、他の人気企業との比較をすると以下の通りです。

評価 人気企業内順位
待遇 4.2
21位/300社
ワークライフバランス 3.7 66位/300社
キャリア・成長 3.3 78位/300社
やりがい 3.4 199位/300社
職場の雰囲気 3.1 171位/300社

この章ではそれぞれの項目でどんな口コミがあったかを、内部事情を合わせて解説します。

端的にまとめると下記のメリット・デメリットがあるといえます。

  • ◎年収が高いだけでなく、福利厚生も手厚い
  • ◎患者や医療関係者の役に立っているという実感が持てる
  • ○働きやすい制度は整っているが、基本的に仕事量は多い
  • ○改革が進んでいるため、良くも悪くも変化が大きいと感じる方が多い
  • ○研修制度などが充実しているが、若手のうちから成長やキャリア形成には自律を求められる
  • △定期的な人員整理があるので、雇用の安定性に不安を持つ方も

4-1. 待遇に関する口コミ

  • 業界でも年収が高い方なので、満足感を持っている方が多い
  • 住宅関連の福利厚生が手厚いため、可処分所得は高い
  • 女性や若手社員の積極的な昇格を推進しており、女性や若手の昇格・昇級が目立つ

待遇に関する評価は人気企業300社の中でも高いです。

製薬会社の中でも年収は高い方なので満足しているという口コミは多いです。

住宅関連の福利厚生も手厚く、若手のうちから可処分所得が非常に高いとする方が多いです。

近年は、代表者が女性管理職の割合を増やすと明言していることからも、女性の昇格が目立っています。

数字を上げたミドル・シニア層よりも、目標未達の若手や女性が上がりやすいため、中堅以降の男性が苦い思いをしているとの声もあります。

参考:役職別の年収目安

武田薬品工業の役職別の年収の目安は、それぞれ下記の通りとなっています。

役職目安 年収目安
PG80(新卒1年目) 550万円~600万円
PG70(新卒2年目以降の一般社員) 800万円~950万円
PG60(課長代理・主任部員・主任研究員) 1,050万円~1,100万円
PG50(課長・主席部員・主席研究員) 1,300万円~1,400万円
PG40(課長) 1,550万円~1,600万円
PG30(部長) 2,050万円~2,100万円
PG20(本部長) 2,500万円~2,550万円
取締役 66,000万円

4-2. ワークライフバランスに関する口コミ

  • 有給休暇や長期休暇の取得がしやすい
  • フレックス制度などの働きやすい制度を活用している人は多い
  • しかし、仕事量は基本的に多いのでハードワークとなりやすい

ワークライフバランスに関する評価は人気企業300社の中でも上位です。

有給休暇や長期休暇の取得がしやすいという口コミは目立ちます。

また、生産管理系の職種を除いてフレックス制度を活用している方が多いなど、働きやすい制度が整っています。

しかし、部署や、役職などによっては、残業時間が長く、土日の出社が必要な場合があります。

  • MR(営業):営業活動に加えて内勤業務も多い
  • マーケティングや企画系などの本社部門:業務量が多く社内調整も多くなりやすい
  • その他、海外とのやりとりが発生するポジション:時差の関係で、ミーティングなどの際は稼働時間が伸びやすい

このほか、早期退職での人員調整や、業務改革などの推進により効率化は進んでいるが、一人当たりのカバーする範囲が広く負荷は増えたと感じるという声もあります。

なお、会社全体の残業時間の目安は、月間23時間ほどとなっています。

4-3. 成長・キャリアアップに関する口コミ

  • 若手のうちから裁量を持って働けるなど成長環境だと感じる人が多い
  • 研修が充実しており、基本的なものだけでなく、海外拠点でのトレーニングなどさまざまな制度がある
  • 自律的なキャリア形成を求められるが、空きポジションへの応募などは柔軟に対応される

成長・キャリアアップに関する評価は人気企業300社の中でも上位です。

若手のうちから、裁量を持って働けるなど成長環境だと感じるという口コミは多いです。

近年は特に若手の抜擢も目立っており、成果を出したり、アピール次第で社内でキャリア形成もしやすくなっています。

研修が充実しており、基本的なものからe-learningや海外拠点でのトレーニングなどさまざまな制度を活用できるチャンスがあります。

基本的にジョブローテーションなどはありませんが、空きポジションへの応募はオープンに行われているので、社内異動によるキャリア形成も可能です。

4-4. やりがいに関する口コミ

  • 患者・医療関係者の為に仕事ができているという実感が持てる
  • 仕事を任せてもらいやすい環境や、国内No.1というポジションならでの信頼性など、武田で働けることが誇らしいとする方も多い
  • 業務改革などが進んでいるため、変化が多くやりがいよりも戸惑いの方が勝るという方も

武田薬品工業にはやりがいを持って働いている社員が多いです。

特に、患者や医療関係者の為の仕事ができるという実感が持てるという口コミは目立ちます。

患者との接点を持つことはないものの、医師などから、患者の回復や日常生活を取り戻せたという声を聞いた際などにやりがいを感じるという方が多いです。

また、若手のうちから仕事を任せてもらいやすく、国内No.1の製薬会社として周囲からの信頼を得やすい点もやりがいに繋がっていると話す方が多いです。

ただし、グローバル化を進める中で、仕事のやり方やシステムなどの大きな変化を迎えていることから、やりがいよりも戸惑いやプレッシャーの方が優っているという方もいます。

4-5. 職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ

  • グローバル化の推進などによって、ドライな風土に変化しつつある
  • 成果主義の傾向が強い
  • グローバル化に伴い、ポジションが高くなるほど英語力の重要性が高まっている
  • 意思決定はトップダウンの傾向
  • コンプライアンスへの意識が非常に高い

職場の雰囲気・人間関係に関する評価は人気企業300社の中でも平均からやや下位です。

グローバル化や、人員削減などの改革によって人間関係はドライになったと話す方が多数います。

成果主義の傾向が強く、アピールの上手さなども重要とする声もあります。

海外拠点とのやりとりや、海外スタッフとのコミュニケーションもあるので、ポジションが上がるほど英語の重要性も高まりやすいとする意見もあります。

なお、意思決定はトップダウンとする方が多いです。

また、コンプライアンスへの意識が非常に高いという口コミが目立ちます。

参考:武田薬品工業から転職で出ていく人の事情

武田薬品工業は、高い知名度や報酬などから、人気の企業です。

しかし、以下のような理由で転職を検討されています。

  • 早期退職パッケージの提示など人員整理が頻繁にあるのでキャリアを見直したい
  • 希望していた部署への異動が難しい
  • (MR)全国転勤が負担に感じるようになった

5. 武田薬品工業の中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】

この章では、武田薬品工業の中途採用選考でアピールすべきポイントや、面接の想定質問を紹介します。

5-1. 武田薬品工業の中途採用で聞かれる想定質問40選

武田薬品工業の面接を想定して、想定質問を作成しました。年齢別に以下のように40個用意しましたので、準備しましょう。

このページでは、どの企業でも聞かれるような、一般的な質問はあえて入れませんでした。

一般的な質問や、答え方を「プロ直伝!転職面接の質問99例の答え方とわかりやすく伝える全ノウハウ」でまとめていますので、合わせてしっかり準備しましょう。

全ての人が準備すべき質問10個

  1. 武田薬品工業の「タケダイズム」(誠実・公平・正直・不屈)に基づき、患者さんに寄り添うために、ご自身の経験をどのように活かせると考えますか?
  2. グローバル製薬企業としての当社の強みを踏まえ、どのように貢献できると考えますか?
  3. 製薬業界では厳格な規制遵守が求められますが、コンプライアンスを守るために業務上で意識していることを教えてください。
  4. 医薬品開発の各フェーズ(研究・開発・販売)において、どの領域に強みを持ち、当社にどのように貢献できると考えますか?
  5. データドリブン経営を推進する当社において、データの活用や分析の経験があれば具体的に教えてください。
  6. 武田薬品工業は「グローバルバイオ医薬品リーダー」としての地位を目指していますが、この目標に対してどのような視点で貢献できると考えますか?
  7. 医療従事者や患者さんと直接関わる業務では、情報の正確性と透明性が求められますが、その点で意識していることを教えてください。
  8. 製薬業界はデジタル技術の活用が進んでいますが、これまでの業務でDXに関与した経験があれば教えてください。
  9. 業務改善の観点から、これまで製薬・ヘルスケア領域でどのようなプロセス最適化を行った経験がありますか?
  10. 当社の「グローバルワンチーム」という文化のもと、異文化間のチームでどのように業務を遂行するか、経験を踏まえて教えてください。

若手社員(第二新卒〜30歳前後)が準備すべき質問10個

  1. 武田薬品工業の製品・開発領域の中で、最も関心のある分野と、その理由を教えてください。
  2. チームワークが求められる環境で、周囲を巻き込んで成果を出した経験を教えてください。
  3. 業務上の課題に直面した際に、どのように解決策を考え、実行してきましたか?
  4. 当社では倫理観と誠実さが重視されますが、過去に職務上の判断で倫理的なジレンマを感じた経験があれば教えてください。
  5. グローバルな環境で働くために、英語を活用した業務経験や対応策について教えてください。
  6. 医薬品開発や製造に関する基本的な知識をどのように学んできましたか?
  7. 製薬企業での業務において、法規制やガイドラインを理解することが求められますが、どのように情報収集を行っていますか?
  8. 当社のデジタル戦略(AI・リアルワールドデータの活用)について、どのように関与できると考えますか?
  9. 自らのキャリアをどのように発展させ、武田薬品工業でどのように成長していきたいですか?
  10. 当社の「患者さんのために持続的な価値を提供する」という理念に共感する点を教えてください。

中堅社員(30代〜40歳前後)が準備すべき質問10個

  1. 製薬業界の競争環境を踏まえ、武田薬品工業の強みを活かすためにどのような戦略を提案できると考えますか?
  2. リーダーシップを発揮し、困難な状況を乗り越えた経験を教えてください。
  3. 開発・製造・販売プロセスの改善に貢献した経験を具体的に教えてください。
  4. 規制当局との対応に関与した経験があれば、どのような業務を担当しましたか?
  5. 武田薬品工業のグローバルバイオ医薬品戦略の中で、ご自身の経験をどのように活かせると考えますか?
  6. DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した業務改善の経験があれば教えてください。
  7. サプライチェーンの最適化やロジスティクス改革に関与した経験があれば教えてください。
  8. 多国籍チームとの業務経験があれば、どのような調整や課題解決を行いましたか?
  9. 市場の変化に対応するために、どのような分析を行い、意思決定をしましたか?
  10. 武田薬品工業で今後どのようなキャリアを築いていきたいと考えていますか?

管理職、シニア(40代以上)が準備すべき質問10個

  1. 武田薬品工業の「タケダイズム(誠実・公正・正直・不屈」を体現しながら、組織のリーダーとしてどのように貢献できますか?
  2. M&Aや提携戦略において、どのような意思決定を行い、どのような成果を出しましたか?
  3. 大規模な組織変革を推進した経験があれば、具体的なアプローチを教えてください。
  4. 異文化マネジメントの経験があれば、どのような課題があり、どう対応しましたか?
  5. 市場競争が激化する中で、武田薬品工業の成長を支える戦略をどのように考えますか?
  6. 新しい医薬品の上市(ローンチ)に関わるプロジェクトでの経験を教えてください。
  7. 大規模な予算を管理する立場として、ROI(投資対効果)を最大化するための取り組みを教えてください。
  8. 社内外のステークホルダーを巻き込む際に、どのように意思決定を行い、調整してきましたか?
  9. 製薬業界の規制や市場動向の変化に対応するために、どのように組織を適応させてきましたか?
  10. 今後の医療業界の課題をどのように捉え、武田薬品工業の未来にどのように貢献できると考えますか?

5-2. 武田薬品工業の中途採用選考でアピールすべきポイント

武田薬品工業への転職を目指す人がアピールすべきことを、以下の4つに分けて紹介します。

  1. 全ての人がアピールすべきポイント
  2. 若手社員(第二新卒〜30歳前後)がアピールすべきポイント
  3. 中堅社員(30代〜40歳前後)がアピールすべきポイント
  4. 管理職、シニア(40代以上)がアピールすべきポイント

1. 全ての人がアピールすべきポイント

面接の質問に答える際や、職務経歴書を書く際は、以下のポイントを意識し、アピールするといいでしょう。

  • タケダイズムに基づいた誠実な姿勢
  • グローバル環境での適応力
  • 患者さんへの貢献意識
タケダイズムに基づいた誠実な姿勢

武田薬品工業は「タケダイズム(誠実・公正・正直・不屈)」を企業理念とし、社員に高い倫理観を求めています。

製薬業界ではコンプライアンスと透明性が重要であり、過去に倫理的な判断を求められた経験や、誠実な対応で信頼を得た事例を示すことで、企業の価値観と一致することをアピールできます。

グローバル環境での適応力

武田薬品工業は70カ国以上で事業を展開しており、異文化のチームとの協働経験が強みになります。

海外拠点との連携経験や、異文化理解を活かしたプロジェクト推進などの実績があれば、それを具体的に伝えましょう。

患者さんへの貢献意識

「患者さんに寄り添う(Patient)」という考え方は、武田薬品工業の行動指針(PTRB)の基盤となっています。

医療従事者向けの情報提供、適正使用の推進、患者さんの負担軽減につながる施策の経験を伝えることで、企業の価値観と合致することをアピールできます。

2. 若手社員(第二新卒〜30歳前後)がアピールすべきポイント

若手社員で武田薬品工業への転職を目指す方は、下記のポイントも伝えられるようにしましょう。

  • 変化に対応する柔軟性
  • チームでの協働力
  • 製薬業界のルールへの理解
変化に対応する柔軟性

製薬業界は規制や市場の変化が激しく、新たな技術や手法の導入が求められます。

新しい業務に取り組んだ際の適応力や、未経験の分野で学習しながら成果を出した経験を伝えることで、成長意欲をアピールできます。

チームでの協働力

武田薬品工業は「グローバルワンチーム」の文化を大切にしています。

異なるバックグラウンドを持つ人々と連携し、チームの成果向上に貢献した具体的な事例を示すと効果的です。

製薬業界のルールへの理解

若手社員であっても、GMP(製造)、GCP(臨床試験)、GDP(流通)などの基本的な規制知識は求められます。

研修や自己学習を通じて得た知識や、規制を守りながら業務を遂行した経験をアピールしましょう。

3. 中堅社員(30代〜40歳前後)がアピールすべきポイント

30代~40歳前後の中堅社員の方は以下のポイントも意識しましょう。

  • プロジェクト推進能力
  • 業務プロセスの改善経験
  • コスト意識を持った業務遂行
プロジェクト推進能力

武田薬品工業では、部門横断的なプロジェクトが多く、中堅社員にはリーダーシップが求められます。

業務の目的を明確にし、関係者と調整しながら成果を出した経験を説明すると、即戦力としての評価が高まります。

業務プロセスの改善経験

製薬業界では、業務の効率化と品質向上が求められます。

特に、武田薬品工業はグローバルで事業を展開しており、業務プロセスの最適化に取り組む機会が多いです。

例えば、業務のデジタル化を推進した経験、部門間の調整を行い業務フローを改善した事例、新しいシステムの導入や標準化プロジェクトへの関与などを具体的に説明することで、問題解決能力やリーダーシップをアピールできます。

コスト意識を持った業務遂行

武田薬品工業は、持続可能な医療を目指し、経済的な視点を重視しています。

プロセス改善によるコスト削減や、業務のデジタル化推進の経験をアピールすると、企業の経営方針に適した人材であることを示せます。

4. 管理職、シニア(40代以上)がアピールすべきポイント

40代以上の方は以下のポイントも意識しましょう。

  • グローバル事業戦略の理解
  • 組織マネジメントの経験
  • ROIを考慮した意思決定
グローバル事業戦略の理解

武田薬品工業はM&Aを活用しながら事業を拡大してきた企業であり、経営層はグローバルな視点を持つことが求められます。

海外事業の戦略立案や新市場開拓の経験があれば、それを具体的に説明しましょう。

組織マネジメントの経験

管理職には、単なる業務遂行能力だけでなく、人材育成や組織改革のスキルが求められます。

大規模な組織を統括した経験、チームのパフォーマンス向上につながる施策を実施した実績を具体的に伝えましょう。

ROIを考慮した意思決定

管理職レベルでは、投資対効果(ROI)を意識した経営判断が求められます。

研究開発投資、マーケティング戦略、M&Aなどに関する意思決定を行った経験があれば、それを詳細に説明することで、経営層としての資質をアピールできます。

6. 武田薬品工業の選考を有利にするために絶対に知っておくべき1つのこと

武田薬品工業へ転職する際に重要なことは、自分で申し込まず、「転職エージェント」を使い応募することです。

転職エージェントとは、登録をすると完全無料で転職相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのことを指します。

使うべきなのは、下記の4つの理由で武田薬品工業への転職に有利になるからです。

  • 武田薬品工業の非公開求人に応募できる
  • 武田薬品工業の傾向を踏まえた選考対策をしてくれる
  • 武田薬品工業側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
  • 内定時に給与交渉をしてくれる

4つの理由を1つずつ解説します。

6-1. 武田薬品工業の非公開求人に応募できる

転職エージェントは、企業の採用ページや求人情報サイトに乗っていない非公開の求人を複数持っていて、武田薬品工業の非公開求人を持っている可能性もあります。

非公開の求人になるのは、一般的に下記のような求人で、総じて「働く上で好条件の求人」が多いです。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

また、求人を持っていなくても、あなたの希望とスキルが合えば、転職エージェントが企業に営業してくれるケースもあります。

武田薬品工業に行きたい場合は、転職エージェントに相談することで、求人の選択肢を大きく増やせますから、必ず転職エージェントに相談しましょう。

6-2. 武田薬品工業の傾向を踏まえた選考対策をしてくれる

大手転職エージェントだと、武田薬品工業や同業他社に複数の転職希望者を転職させているため、選考を突破するノウハウが溜まっていて、それを元にサポートをしてくれます。

過去の面接の傾向を踏まえ、模擬面接をしてくれたり、書類や面接で何をアピールすべきかを一緒に考えてくれます。

さらに面接前には、面接官の肩書きや、特に重視される点を教えてくれることもあるので、転職エージェントを使っていない人よりも面接を有利に進められます。

6-3. 武田薬品工業側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる

転職エージェントは、人事担当者ともやりとりをしていて、面接や書類では伝わらないあなたの魅力をアピールしてくれます。

企業としては、よくわからない人物よりも、転職エージェントのお墨付きのある人の方が安心して採用できるので、転職エージェント経由だとそれだけで選考に有利になることも多いです。

腕のいいエージェントが担当の場合、面接に失敗しても、エージェントがプッシュしてくれ、結果が覆るということもよくあります。

6-4. 内定時に給与交渉をしてくれる

内定した後も、企業とのやりとりは転職エージェントが間に入ってくれます。

給与交渉などの言いにくいことも転職エージェント経由で相談でき、交渉もしてもらえるので、エージェント経由の方がより良い条件で転職しやすいです。

以上の4つの理由で、武田薬品工業やその他企業に転職する際は、必ず転職エージェントを使うようにしましょう。

7. 武田薬品工業の転職で使うべきエージェント3選

武田薬品工業の転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。

この3つに登録し、武田薬品工業やその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。

これらを選んだ理由は下記3つです。

  • 大手で求人数も多く、武田薬品工業の求人も持っている可能性が高い
  • 武田薬品工業への転職を有利にするためのノウハウを持っている
  • 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる

一つずつ解説していきます。

7-1. JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。

ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。

武田薬品工業の中でも、年収800万円以上のポジションを狙う方は、必ず使っておきましょう。

ただし、ハイクラスな人材でないと判断されると十分なサポートを受けられませんので注意しましょう。

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

7-2. LHH転職エージェント

lhh

LHH転職エージェント」は、世界的に有名な大手人材会社アデコの運営する、ハイクラス向けの転職エージェントです。

サポートを受けた利用者は、平均で年収を約100万円上げていて、年収アップの転職に強みを持ちます。

これまでの経験を活かしつつ、今よりポジション、年収を上げる転職がしたい方には特におすすめです。

LHH転職エージェント公式ページ:https://jp.lhh.com

7-3. doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

過去のサポート実績から社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、人気企業を目指すなら一度は相談しておきましょう。

doda公式ページ:https://doda.jp/

8. 武田薬品工業への転職に関するQ&A

その他武田薬品工業への転職でよく相談されるポイントについて解説します。

  1. 職種別に年収は変わりますか?
  2. 武田薬品工業の評価制度はどうなっていますか?
  3. 武田薬品工業で働きながら年収を上げるにはどうすればいいですか?
  4. 武田薬品工業の福利厚生はどうですか?

Q1. 職種別に年収は変わりますか?

いいえ、武田薬品工業で給与を決めるのは役職グレードですから、職種では差がつきません。

Q2 . 武田薬品工業の評価制度はどうなっていますか?

武田薬品工業は、業績評価と行動評価から成る”ナインボックス”と呼ばれる制度によって評価されると考えましょう。

社員からの口コミでは、以下のような声が上がっています。

  • 女性や若い方の評価が優遇されている
  • 成績だけでなく、アピール力が非常に重要である
  • 成果主義を謳っているが、管理職手前まではほとんどの人が昇格する
  • 評価制度にはないが、昇格するにつれて英語力は重要となる

Q3. 武田薬品工業で働きながら年収を上げるにはどうすればいいですか?

評価制度を踏まえ、武田薬品工業で働きながら年収を上げるためには、下記3点が重要です。

  • 目標は必達、できるだけ大きく目標を超えて、昇給を狙う
  • 評価者である上司の心象が良くなるように、普段からアピールしておく
  • レポートや会議の際に英語でやりとりができるようにしておく(特に本社業務)

逆に言えば、「上記を行う自信がない」という方は、武田薬品工業では大幅な年収アップを期待できないので、他社をおすすめします。

また、現在は女性の管理職比率を上げる目標が設定されているため、女性の方が昇格しやすく、年収も上がりやすい状況となっています。

Q4. 武田薬品工業の福利厚生はどうですか?

武田薬品工業の福利厚生は下記の通りとなっていて、大手ならではの高水準といえます。

休暇 -完全週休2日制(休日は会社カレンダーによる)
-年間有給休暇12日~20日(下限日数は、入社半年経過後の付与日数となります)
-年間休日日数123日
-月8日~11日休※勤務日に土日祝日が含まれることがあり
-メーデー
-年末年始休暇
-年次有給休暇
-特別有給休暇
-リフレッシュ休暇
-産前産後休暇
-育児休暇
-子の看護休暇
-介護休暇 など
住宅関連 -借り上げ社宅
-借家補助費
年金・財形関連 -厚生年金保険
-厚生年金基金(武田薬品厚生年金基金)
退職金 -あり
その他 -社員食堂完備(自己負担額 約320円/日)
-社内診療所あり、健康診断(年1回、無料)
-作業服その他保護具、ロッカーを貸与
-表彰制度あり
-弔慰金、見舞金
-持株会制度あり

大手企業ということもあって、住宅手当が充実しているという口コミは多いです。

ただし、結婚時の住宅に関する規定が複雑で、福利厚生を最大限受けることができない場合もある点に、不満を持つ方もいます。

9. まとめ

武田薬品工業への転職について、口コミや転職のコツをまとめてきましたがいかがでしたか?

武田薬品工業は、待遇やキャリア・成長面などで良い口コミがある会社ですが、職場の雰囲気面などで一部不満の声も出ていることに注意しましょう。

武田薬品工業に転職を決めた方も、転職難易度が高いことには注意が必要です。自分一人で動かずに、下記の転職エージェントに相談し、サポートを受けましょう。

あなたの転職がうまくいくことを心から祈っています。

(参考)武田薬品工業および、一緒に検討される企業の平均年収、年齢、勤続年数データの参照元

武田薬品工業 第147期「有価証券報告書
アステラス製薬 第19期「有価証券報告書
第一三共 第19期「有価証券報告書
ファイザー 平均年収・平均年齢:口コミサイトなどの情報をもとに算出
中外製薬 2023年度「有価証券報告書
大正製薬 第12期「有価証券報告書」※上場廃止前のもの
塩野義製薬 第159期「有価証券報告書
小野薬品工業 第76期「有価証券報告書