マツダへの転職で後悔しないための全知識|内部事情から成功の秘訣まで
「マツダに転職すべき?」「マツダに転職するにはどうすればいい?」など、マツダ株式会社(以下、マツダ)への転職を検討していませんか?
大手自動車会社として、転職人気ランキング上位のマツダですが、社内からは悪い口コミもあり、知らずに入社すると後悔する可能性があります。
また、マツダは転職難易度も高く、十分な対策が必要ですが、選考を有利に進められるコツも存在します。
このページでは転職エージェントとして数多くの人の転職をサポートしてきた筆者がマツダへ転職をする上で知っておくべき全てのことを以下の流れで解説します。
- マツダへの転職|評判・年収・難易度まとめ
- マツダの求人・採用情報
- マツダはそもそもどんな会社か
- マツダの社員からの口コミ・内部事情
- マツダの中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】
- マツダの選考を有利にするために絶対に知っておくべき1つのこと
- マツダの転職で使うべきエージェント3選
- マツダへの転職に関するQ&A
最後まで読めば、マツダに転職すべきか、転職を目指す際は何をすべきかわかり、マツダへの転職で失敗しなくなるでしょう。
著者:I.J(現役転職エージェント)
1. マツダへの転職|評判・年収・難易度まとめ
マツダは広島に本社を構える国内販売台数6位の自動車会社で、クリーンディーゼルエンジンの技術などに定評があります。
まずは、マツダについて、評判、年収といった転職前に知っておくべきポイントを紹介します。
1-1. マツダの社員からの評判
口コミサイトをもとに社員からのマツダの評判をまとめると、以下の通りになります。
評価 | 人気企業内順位 | |
待遇 | 2.9 | 210位/300社 |
ワークライフバランス | 3.6 | 115位/300社 |
キャリア・成長 | 3.1 | 124位/300社 |
やりがい | 3.3 | 234位/300社 |
職場の雰囲気 | 3.2 | 147位/300社 |
社員からの口コミ、他の人気企業との比較を簡単にまとめると、下記の通りです。
- ◎「スーパーフレックスタイム勤務制度」や「在宅勤務制度」といった働きやすい制度が整っている
- ◯若手のうちから仕事を任せてもらえるという声が多いが、業務内容が単調で成長が感じられないとの声も
- △単調な業務が多く、仕事を通じてのやりがいが感じられないとの声も
マツダとあわせて検討される企業との比較
マツダとあわせて検討されてるのが、以下の企業です。
それぞれの会社の社内からの評価を比較すると以下の通りで、最高得点を赤字にしています。
待遇 | ワークライフバランス | キャリア成長 | やりがい | 職場の雰囲気 | |
マツダ | 2.9 | 3.6 | 3.1 | 3.3 | 3.2 |
ホンダ. | 3.6 | 4.0 | 2.7 | 3.4 | 2.9 |
日産. | 3.6 | 3.6 | 3.4 | 3.3 | 3.0 |
スバル. | 3.0 | 3.5 | 2.9 | 3.2 | 2.9 |
一緒に検討される企業と比較すると、職場の雰囲気の良さを求める人向けの企業と言えます。
私が転職エージェントとして聞いた実際の社員の声
私が転職エージェントとして働く中でも、元社員の方から、以下のような声をよく聞きます。
- 「スーパーフレックスタイム勤務制度」「在宅勤務制度」などが充実している
- 入社前からモノづくりに対して興味が強かったので、やりがいを持って働ける
- 広島県内では最大規模の企業なので、給与・知名度などの点から地元志向が強い方にとっては特に働きやすい
ただ、企業文化が古めで年功序列の色が強いことや、大手自動車メーカーの中では給与が低めな点に不満があるという方が多いです。
過去にサポートした中でも、「若手のうちから給与が上がりやすい会社で働きたい」との理由で転職を希望される方もいたため、この点には注意しましょう。
1-2.マツダの平均年収
マツダの正社員の平均年収は、689万円です。
しかし、同じ大手自動車メーカーと比べると以下の通りで、年収や待遇の満足度が低い点には注意しましょう。
平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 待遇の口コミ評価 | |
マツダ | 689万円 | 42.4歳 | 17.6年 | 2.9 |
ホンダ. | 831万円 | 44.7歳 | 21.9年 | 3.6 |
日産. | 877万円 | 41.2歳 | 15.0年 | 3.6 |
スバル. | 691万円 | 39.6歳 | 16.1年 | 3.0 |
※各社最新のIR情報・就職情報サイト・口コミサイトを参考に作成
とにかく高い年収を求める方は、「ホンダ」「日産」といった競合他社も検討しましょう。
年齢別の給与水準
口コミサイトを元に集計すると、マツダの年齢別の給与の平均値は以下の水準です。
25歳 | 400万円~450万円 |
30歳 | 500万円~550万円 |
35歳 | 600万円~650万円 |
40歳 | 700万円~750万円 |
45歳 | 750万円~800万円 |
50歳 | 750万円~800万円 |
55歳 | 850万円~900万円 |
役職、残業時間によっても左右されますが、平均すると、上記の水準になります。
1-3. マツダの転職難易度
マツダへの転職難易度は「高い(高度なスキルや経験が必須)」です。
中途採用を積極的に行っていて、高い知名度などから、転職人気企業ランキング上位の常連で、高い倍率を勝ち抜かなければいけません。
そのため、以下を徹底しないと合格は難しいでしょう。
- 自分の経験、スキルに合ったポジションに応募する
- 求める人物像を理解し、活躍できる人材であることをアピールする
1-4. マツダへはどうやって応募すべきか
マツダに応募するには、以下の3つの方法がありますが、必ず転職エージェントを使い応募しましょう。
転職エージェントを使うべきなのは、以下の点でマツダの転職に有利になるからです。
- インターネット上に出ていない、マツダの非公開求人に応募できる
- マツダの傾向を踏まえた選考対策(面接対策、書類添削)をしてくれる
- マツダ側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
- 内定時に給与交渉をしてくれる
ページの後半で、転職エージェントについて詳しく解説をしますが、マツダに転職したい方が使うべきエージェントは下記の3社です。
- doda(全ての人におすすめ)
- マイナビエージェント(20代、30代に特におすすめ)
- JACリクルートメント(年収600万円以上の人におすすめ)
上記の3社に登録し、「マツダに転職したい」と伝え、サポートを受けましょう。
上記エージェントは先ほどマツダと比較した他社への転職にも強いので、他社に応募する際にも使えます。
2. マツダの求人・採用情報
ここではマツダの中途採用について、どんな求人があるか、またどんな人物が求められているかを紹介します。
2-1. 採用職種
マツダの職種は大きく分けると下記の2種類です。
事務系(総合職) | 経営企画、商品企画、財務・経理、海外及び国内・マーケティングセールス、購買、人事・労務、広報、生産管理・物流、法務・総務、カスタマーサービス等 |
技術系(総合職) | 先行研究、商品企画、車両開発、パワートレイン開発、統合制御システム開発、生産技術、生産、品質保証、生産管理・物流、カスタマーサービス、IT等 |
上記のように複数の職種がございますが、中途採用では特に技術職を中心にたくさんの職種を募集しています。
具体的に出ていた求人を以下で紹介します。
2-2. 求人情報
過去に「doda」「マイナビエージェント」「JACリクルートメント」といった大手転職エージェントや「採用ページ」で募集されていた求人情報をご紹介します。
事務職
求人概要 | 予定年収 | 勤務地 |
知的財産(特許ライセンス・係争) | 400万円~900万円 | 広島県安芸郡府中町※リモート勤務相談可 |
人事(人材開発/教育研修担当) | 600万円~900万円 | 広島県広島市 |
事務職の公開求人は少ないですが、上記のようなコーポレート職種を公開していました。
技術職
求人概要 | 予定年収 | 勤務地 |
コネクティッドカー開発 (IVI/デジタルコクピット領域) | 400万円~800万円 | 広島県安芸郡府中町※リモート相談可 |
パワートレイン開発 (電気駆動/EV/PHEV領域) | ||
研究開発担当(EV/PHEV用電池及び電池システムの研究開発) | ||
三次自動車試験場の建築・試験路・土木の施設管理/発注者業務 | 広島県三次市※リモート相談可 | |
次世代電気駆動システムにおけるモータ/インバータ制御開発(EV/PHEV領域) | 400万円~900万円 | 広島県安芸郡府中町※フルリモート相談可 |
モバイルアプリケーション領域※スペシャリスト(候補)コネクティッドシステム開発、MaaS開発 | 600万円~1,200万円 | 広島県安芸郡府中町、東京都千代田区、フルリモート |
バックエンド領域 ※スペシャリスト(候補)コネクティッドシステム開発、MaaS開発 |
技術職の求人は特に多く、コネクティッドカーの開発などの次世代技術関連に絡んだポジションなどの募集を行っています。
特に、コネクティッドシステム開発関連のポジションについては、給与レンジが高い傾向にあります。
2-3. 採用メッセージ、求められる人物像
マツダの求める人物像は、
- 新しいことを学び続け、常に革新を目指すチャレンジ精神あふれる方
- 高い倫理観と協調性を有し、チーム協働の姿勢をお持ちの方
の2つです。(引用元:マツダキャリア採用ページ)
マツダは変革の激しい自動車業界へ対応するため、次世代技術を取り入れた開発を推進しており、自動車以外の様々な分野で活躍している方も広く募集しています。
現状の自動車業界の状況も踏まえると、マツダは変革の激しい中でもチャレンジ精神を持ってタフに業務を進められ、チームワークにも配慮した人材を欲していると言えます。
逆に言うと、上記のスキル・性格、実績がない場合、転職は難しく、たとえ入社できてもミスマッチがおき、後悔する可能性がありますから注意しましょう。
3. マツダはそもそもどんな会社か
引用:マツダ
マツダは広島県に本社を置く国内販売台数6位の大手自動車メーカーで、EV(電気自動車)への投資も行っています。
2021年には、EVモデルの「MX-30」を発表し、この他、2030年からの本格的なEV化に向けて、3つのフェーズを経て本格的にEV車投入体制に移行することを発表しています。
会社ホームページ:https://www.mazda.com/ja/
3-1. 会社概要
社名 | マツダ株式会社(英訳名:Mazda Motor Corporation) |
設立 | 1920年1月30日 |
代表者 | 毛籠 勝弘 |
従業員数 | 23,144人(連結:48,481人)※2023年3月31日時点 |
本店所在地 | 広島県安芸郡府中町新地3番1号 |
事業内容 | 乗用車の製造、乗用車・トラックの販売など |
3-2. 事業内容
マツダの事業内容は「乗用車の製造・乗用車・トラックの販売」となっており、北米や欧州をはじめ、世界各国で同社製品を販売しています。
特に、環境に配慮したクリーンディーゼルエンジンの技術などに定評があります。
3-3. トップメッセージ
引用:マツダ
マツダは、1920年の創業以来「工業で社会に貢献する」という理念のもと、広島で成長してきました。
戦後復興やロータリーエンジンの量産化など、独自技術の追求により「走る歓び」を提供するブランドとして支持を得ています。
これまで、マツダはブランド価値経営を軸に事業を展開し、顧客との感情的なつながりを重視してきました。
また、地球温暖化抑制、安全な車社会の実現、マツダ独自の価値創造を柱とする経営方針を推進してきました。
今後は、カーボンニュートラルの達成と電動化の推進に注力し、「走る歓び」と「生きる歓び」を提供する企業を目指します。
さらに、従業員の成長と組織文化の改革を通じ、持続可能な社会と感動を創造するパートナーとしての役割を果たしていきます。
3-4. 今後の事業展開
マツダは、2030年に向けた中期経営計画の中で、重大な要素としてEV(電気自動車)シフトを発表しています。
具体的には、2030年を目処とした本格的なEVシフトに向けて以下の3つフェイズを経て移行する予定となっています。
- フェイズ1(2022年~2024年):電動化時代に向けた開発強化
- フェイズ2(2025年~2027年):電動化へのトランジション
- フェイズ3(2028年~2039年):バッテリーEV本格投入
この他、デジタル人材の育成も表明しており、2025年には間接人員へのIT教育を施し、2030年には更なる生産性の向上を狙っています。
上記を踏まえると、ダイナミックに環境が変化する中、新技術への対応などに前向きな人に向いている企業と言えます。
4. マツダの社員からの口コミ・内部事情
改めて、マツダ社員からの口コミ、他の人気企業との比較をすると以下の通りです。
評価 | 人気企業内順位 | |
待遇 | 2.9 | 210位/300社 |
ワークライフバランス | 3.6 | 115位/300社 |
キャリア・成長 | 3.1 | 124位/300社 |
やりがい | 3.3 | 234位/300社 |
職場の雰囲気 | 3.2 | 147位/300社 |
この章ではそれぞれの項目でどんな口コミがあったかを、内部事情を合わせて解説します。
端的にまとめると下記のメリット・デメリットがあるといえます。
- ◎「スーパーフレックスタイム勤務制度」や「在宅勤務制度」といった働きやすい制度が整っている
- ◯若手のうちから仕事を任せてもらえるという声が多いが、業務内容が単調で成長が感じられないとの声も
- △単調な業務が多く、仕事を通じてのやりがいが感じられないとの声も
4-1. 待遇に関する口コミ
- 基本給が低く、ボーナスや残業代によって年収が大きく左右される
- 大手自動車メーカーと比較すると、給与は低い
- 給与の上がり方は年功序列の傾向にあるので、若手の間は上がりづらい
待遇の評価は人気企業300社の中でも下位でした。
社員からの口コミで多いのは、基本給が低いため年収におけるボーナスや残業代の重要度は高いとの声でした。
また、同業種である大手自動車メーカーと比較すると、給与が低いです。
ただし、本社をはじめとした勤務地のほとんどが都心から離れているため、生活コストという観点から見ると大きな不満はないとの声もあります。
この他、年功序列なので、若手の間は給与が上がりづらいです。
参考:役職別の年収目安
マツダの役職別の年収の目安は、それぞれ下記の通りとなっています。
役職目安 | 年収目安 |
B9(一般社員) | 300万円~350万円 |
B8(一般社員) | 400万円~450万円 |
B7(一般社員) | 500万円~550万円 |
B6(主担当) | 600万円~650万円 |
B5(主任) | 700万円~750万円 |
B4(主幹) | 1,000万円~1,050万円 |
B3(マネージャー) | 1,200万円~1,250万円 |
B2(部長) | 1,300万円~ |
B1(本部長) | 1,500万円~ |
取締役 | 9,050万円 |
4-2. ワークライフバランスに関する口コミ
- 「スーパーフレックスタイム勤務制度」や「在宅勤務制度」など働きやすい制度が整っている
- 有休休暇の使用を奨励しており、自由に取りやすい雰囲気がある
- 工場カレンダーが設定されているので、祝日に予定が合わない場合があるとの声も
- 部署や役職によっては残業が多い場合も
ワークライフバランスの評価は人気企業300社の中でも比較的上位です。
まず、マツダは「スーパーフレックスタイム制度」や「在宅勤務制度」などの働きやすい制度が整っています。
そして、組合が強いこともあるので、組合員のうちは特に有給が取りやすいです。
年間の休日も多く、ゴールデンウィークなどの長期休暇も取りやすいです。
しかし、工場カレンダーにより、祝日が稼働日となる点に不満を持つ方もいます。
また、部署や役職によっては、下記のようにワークライフバランスが悪いと感じる方もいました。
- 技術系部門など一部の部署:事務系の部署よりも残業が増える傾向にある
- 管理職:昇進前に比べると業務量が多く、残業が増える傾向にある
会社全体の残業時間の平均は20時間ですが、部署・役職によってはハードワークが必要です。
4-3. 成長・キャリアアップに関する口コミ
- 若いうちから責任のある業務を任せてもらえるので、成長できたとの声が多い
- 全社や部門別の研修制度が整っているなど、社会人としての基礎が身につきやすい環境が用意されている
- 担当する業務が変わることが多く、専門的な知識が身に付かなかったという方もいる
成長・キャリアアップでの評価は人気企業300社の中でも比較的上位です。
若いうちから責任のある仕事を任せてもらえ、成長できたとの声は多いです。
また、全社を通しての研修や、部門別の研修も整っているなど、社会人として成長していくための基礎が身につきやすい環境です。
ただし、担当する業務が変わることが多く、担当した部署で専門的な知識が身に付かなかったという方もいます。
以上のことから、成長できる機会は充分にありますが、自発的に行動しないと成長や活躍は見込めないという点は注意しましょう。
4-4. やりがいに関する口コミ
- 大企業ならではのスケールが大きい仕事に携わることができる
- 手をあげれば、若いうちから仕事を任せてもらえる
- 社内調整に関する業務ばかりでやりがいを持てないという方もいる
- 業務内容がルーティーンワークなっている方もいる
やりがいに関しての評価は、人気企業300社の中でも下位です。
しかし、ポジティブな声も多く、「世間に認知されている企業で、新製品の開発といったスケールの大きい業務に携わることができる」や「手をあげれば若いうちから仕事を任せてもらえる」といった声が複数あります。
ただし、「社内調整に関する業務ばかりで思っていたような仕事ができない」や、「業務が短調で日々同じことの繰り返しになっている」という不満がある方もいます。
以上も踏まえると、自ら手をあげれば積極的に仕事を任せてもらえる文化はありますが、会社規模が大きいため調整業務といった間接作業も相応にある点は注意が必要です。
4-5. 職場の雰囲気・人間関係に関する口コミ
- ボトムアップの文化があり、積極的に手をあげれば若手でも仕事を任せてもらえる
- ものづくりに対する情熱がある人が多いが、反面、意見が衝突してしまい話が進まないとの声も
- 縦割りの文化で、部門間の行き来は少ない
職場の雰囲気・人間関係に関しての評価は、人気企業300社の中でも平均的です。
まず、口コミの中でも多いのが、ボトムアップの文化があり、積極的に手をあげれば若手でも仕事を任せてもらえる風土があるです。
また、ものづくりに対する情熱がある人が多いが、反面、頑固になって意見が衝突してしまい、話が進まないとの声もあります。
そして、縦割りの文化で、部門間の行き来は少ない傾向があります。
参考:マツダから転職で出ていく人の事情
マツダは、安定した雇用体系、高い知名度から定年まで働く人がほとんどで、2021年の離職率は5.1%となっています。(引用:サステナビリティレポート)
しかし、年功序列の色が強いので年収が上がるまでに時間がかかるなどの理由で転職を検討されています。
5. マツダの中途採用の面接想定質問40選と、面接・書類選考のポイント集【年齢別】
この章では、マツダの中途採用選考でアピールすべきポイントや、面接の想定質問を紹介します。
5-1. マツダの中途採用で聞かれる想定質問40選
マツダの面接を想定して、想定質問を作成しました。年齢別に以下のように40個用意しましたので、準備しましょう。
このページでは、どの企業でも聞かれるような、一般的な質問はあえて入れませんでした。
一般的な質問や、答え方を「プロ直伝!転職面接の質問99例の答え方とわかりやすく伝える全ノウハウ」でまとめていますので、合わせてしっかり準備しましょう。
全ての人が準備すべき質問10個
- マツダの「走る歓び」を追求する姿勢に対して、どのように貢献できると思いますか?
- マツダ独自の「スカイアクティブ技術」に関する知識を活かしてどのような付加価値を提供できますか?
- これまでの経験で、新たな技術や知見を学び、製品や業務に応用した例を教えてください。
- 「マツダの製品づくりにおいて重視される『顧客視点』を、どのように業務に反映できると考えていますか?」
- これまでに関わったプロジェクトの中で、チームの一員として特に意識したことは何ですか?
- 環境性能向上を目指す自動車業界の動向に、あなたはどのように対応してきましたか?
- 自動車業界で培った知識やスキルをどのように活かして、当社で成果を上げられると考えますか?
- グローバル市場への展開を見据えた業務で、あなたが最も活躍できる分野はどこですか?
- これまでの職務経験を通じて、コスト削減や効率化を実現した事例を教えてください。
- マツダの未来志向の製品づくりにおいて、どのように役割を果たしたいと考えますか?
若手社員(第二新卒〜30歳前後)が準備すべき質問10個
- これまで学んだことを活かして、マツダの製品開発プロセスで貢献できる部分は何だと思いますか?
- プロジェクトの早い段階から成果を出すために、どのような準備が必要だと思いますか?
- これまでの経験やスキルを活かして、マツダの品質基準をさらに向上させるために、どのような貢献ができると考えますか?
- マツダの製品に対する個人的な思いや、それに基づく具体的な貢献方法を教えてください。
- 過去の経験で直面した困難を乗り越えるために取った行動を具体的に教えてください。
- 新しい環境や職場において、どのように早く順応して成果を出してきましたか?
- これまでに学んだ知識を、マツダの技術革新にどのように役立てられると思いますか?
- チームで働く上で、特に心がけているコミュニケーション方法を教えてください。
- 若手社員としての視点を活かして、マツダで新たに提案したいアイデアはありますか?
- マツダでのキャリアを通じて、どのように成長したいと考えていますか?
中堅社員(30代〜40歳前後)が準備すべき質問10個
- これまでの職務で蓄積した技術や知識を、マツダでどのように活かしたいと考えていますか?
- プロジェクトをリードする際に重視しているポイントを教えてください。
- チームメンバー間の意見を調整したり、対立を解消した経験について教えてください。
- マツダが取り組む電動化技術への対応に、あなたのスキルをどのように活用できますか?
- 新製品の立ち上げや市場投入に関して、あなたが特に貢献できる部分を教えてください。
- 当社のグローバル戦略において、あなたのこれまでの海外経験や知見をどう活かしますか?
- これまでに手がけたプロジェクトで、特に印象に残った成功事例を教えてください。
- 顧客のニーズを製品に反映するために、どのような工夫をしてきましたか?
- これまでのキャリアの中で、他社との差別化を図るためにどのような取り組みを行いましたか?
- 中堅社員としての経験を活かし、若手社員をどのように育成してきましたか?
管理職、シニア(40代以上)が準備すべき質問10個
- これまでに築いたリーダーシップの経験を、マツダでどのように発揮しますか?
- マツダの長期的な経営ビジョンを実現するために、あなたが果たすべき役割は何だと思いますか?
- 大規模なプロジェクトを管理する上で意識していることを教えてください。
- これまでのマネジメント経験を活かし、マツダの組織にどのような価値をもたらしますか?
- 当社の「環境ビジョン2050」に基づく取り組みに対して、どのように貢献できますか?
- 市場環境の変化に対応した戦略立案や実行において、あなたが行った具体例を教えてください。
- 社内外のステークホルダーと協力して、複雑な課題を解決した経験を教えてください。
- グローバルに展開する自動車市場で、どのように競争優位性を築く提案ができますか?
- 次世代のリーダーを育成するために、具体的にどのような取り組みを行いましたか?
- これまでのキャリアの中で、最大の成果を上げたエピソードを教えてください。
5-2. マツダの中途採用選考でアピールすべきポイント
マツダへの転職を目指す人がアピールすべきことを、以下の4つに分けて紹介します。
- 全ての人がアピールすべきポイント
- 若手社員(第二新卒〜30歳前後)がアピールすべきポイント
- 中堅社員(30代〜40歳前後)がアピールすべきポイント
- 管理職、シニア(40代以上)がアピールすべきポイント
1. 全ての人がアピールすべきポイント
面接の質問に答える際や、職務経歴書を書く際は、以下のポイントを意識し、アピールするといいでしょう。
- 「走る歓び」への共感
- 環境への配慮
- グローバル視点
「走る歓び」への共感
マツダは「走る歓び」を企業理念に掲げています。
この理念に共感し、自身の経験やスキルを通じて、どのようにこの理念を実現できるかを具体的に説明することが重要です。
例えば、顧客満足を追求した事例を挙げると説得力が高まります。
環境への配慮
マツダは「環境ビジョン2050」を掲げ、カーボンニュートラルを目指しています。
環境負荷低減に向けた具体的な取り組みや技術開発に関する経験をアピールすることで、企業の目指す方向性に合致した人材であることを示せます。
グローバル視点
マツダは海外市場への積極的な展開を進めています。
異文化対応力や語学力、国際市場での経験が評価されます。
これまでのキャリアで異なる文化圏の顧客やチームと連携した具体的なエピソードを示すと効果的です。
2. 若手社員(第二新卒〜30歳前後)が追加でアピールすべきポイント
若手社員でマツダへの転職を目指す方は、下記のポイントも伝えられるようにしましょう。
- 学び続ける姿勢
- 製品への情熱
- 主体的な行動力
学び続ける姿勢
若手社員には、新しい知識や技術を積極的に学ぶ姿勢が求められます。
これまでに自主的に学んだスキルや、その成果を具体的に示すことで、成長意欲をアピールできます。
製品への情熱
マツダの製品や技術への関心や熱意を持っていることは大きな強みとなります。
自分の経験や考えを交えながら、具体的な貢献方法を提案することで熱意を伝えることができます。
主体的な行動力
若手社員には、自ら動いてチームやプロジェクトに貢献する行動力が期待されます。
これまでのプロジェクトで主体的に取り組み、成果を上げた経験を具体的に述べると説得力が増します。
3. 中堅社員(30代〜40歳前後)が追加でアピールすべきポイント
30代〜40歳前後の中堅社員の方は以下のポイントも意識しましょう。
- プロジェクト推進力
- 意見調整能力
- 成果重視の姿勢
プロジェクト推進力
中堅社員には、プロジェクトを円滑に進める能力が求められます。
これまでにリードしたプロジェクトや、課題解決の具体的な事例を挙げることで、即戦力としての魅力をアピールできます。
意見調整能力
チームや部門間の意見を調整し、成果を引き出すスキルが重要です。
これまでに意見の対立を調整し、最適な結論を導き出した経験を具体的に示すと良いでしょう。
成果重視の姿勢
中堅社員には、チーム全体の成果を最大化するための能力が求められます。
これまでに自分のスキルや知識を活かして、プロジェクトの成功に貢献した事例を具体的に挙げることが有効です。
4. 管理職、シニア(40代以上)が追加でアピールすべきポイント
40代以上の方は以下のポイントも意識しましょう。
- 長期的な視野
- リーダーシップ
- リスク管理能力
長期的な視野
管理職には、組織全体の方向性を見据えた長期的な戦略を描く力が求められます。
これまでに行った市場分析や経営判断で、どのように組織に利益をもたらしたかを具体的に説明しましょう。
リーダーシップ
管理職には、チームを率いるリーダーシップが期待されます。
これまでに部下を指導し、組織全体の目標達成に貢献した具体的なエピソードを示すことで、組織への貢献度を伝えることができます。
リスク管理能力
組織の危機を未然に防ぎ、適切に対応するリスク管理能力が求められます。
過去に危機的な状況を乗り越えた事例や、リスクを管理して成果を上げた具体的な経験を述べると効果的です。
6. マツダの選考を有利にするために絶対に知っておくべき1つのこと
マツダへ転職する際に重要なことは、自分で申し込まず、「転職エージェント」を使い応募することです。
転職エージェントとは、登録をすると完全無料で転職相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのことを指します。
使うべきなのは、下記の4つの理由でマツダへの転職に有利になるからです。
- マツダの非公開求人に応募できる
- マツダの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる
- マツダ側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
- 内定時に給与交渉をしてくれる
4つの理由を1つずつ解説します。
6-1. マツダの非公開求人に応募できる
転職エージェントは、企業の採用ページや求人情報サイトに乗っていない非公開の求人を複数持っていて、マツダの非公開求人を持っている可能性もあります。
非公開の求人になるのは、一般的に下記のような求人で、総じて「働く上で好条件の求人」が多いです。
- 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう
- 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない
- 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人
また、求人を持っていなくても、あなたの希望とスキルが合えば、転職エージェントが企業に営業してくれるケースもあります。
マツダに行きたい場合は、転職エージェントに相談することで、求人の選択肢を大きく増やせますから、必ず転職エージェントに相談しましょう。
6-2. マツダの傾向を踏まえた選考対策をしてくれる
大手転職エージェントだと、マツダや同業他社に複数の転職希望者を転職させているため、選考を突破するノウハウが溜まっていて、それを元にサポートをしてくれます。
過去の面接の傾向を踏まえ、模擬面接をしてくれたり、書類や面接で何をアピールすべきかを一緒に考えてくれます。
さらに面接前には、面接官の肩書きや、特に重視される点を教えてくれることもあるので、転職エージェントを使っていない人よりも面接を有利に進められます。
6-3.マツダ側にあなたの魅力を伝え、プッシュしてくれる
転職エージェントは、人事担当者ともやりとりをしていて、面接や書類では伝わらないあなたの魅力をアピールしてくれます。
企業としては、よくわからない人物よりも、転職エージェントのお墨付きのある人の方が安心して採用できるので、転職エージェント経由だとそれだけで選考に有利になることも多いです。
腕のいいエージェントが担当の場合、面接に失敗しても、エージェントがプッシュしてくれ、結果が覆るということもよくあります。
6-4. 内定時に給与交渉をしてくれる
内定した後も、企業とのやりとりは転職エージェントが間に入ってくれます。
給与交渉などの言いにくいことも転職エージェント経由で相談でき、交渉もしてもらえるので、エージェント経由の方がより良い条件で転職しやすいです。
以上の4つの理由で、マツダやその他企業に転職する際は、必ず転職エージェントを使うようにしましょう。
7. マツダの転職で使うべきエージェント3選
マツダの転職を目指す際に使うべきエージェントは下記の3つです。
- doda(全ての人におすすめ)
- マイナビエージェント(20代、30代に特におすすめ)
- JACリクルートメント(年収600万円以上の人におすすめ)
この3つに登録し、マツダやその他希望する企業に転職したいと相談しましょう。
これらを選んだ理由は下記3つです。
- 大手で求人数も多く、マツダの求人も持っている可能性が高い
- マツダへの転職を有利にするためのノウハウを持っている
- 提案力・交渉力が高く、転職の強い味方になってくれる
一つずつ解説していきます。
7-1. doda
「doda」はパーソルキャリアが運営する、業界トップクラスの実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。
大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。
過去のサポート実績から社内にデータやノウハウが蓄積されているだけでなく、企業とのパイプも強いので、マツダなどの人気企業に行きたい場合は必ず相談すべきです。
doda公式ページ:https://doda.jp/
7-2. マイナビエージェント
「マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。
新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、30代までの方は積極的に使いましょう。
サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。
マイナビエージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/
7-3. JACリクルートメント
「JACリクルートメント」は、ハイクラス専門の転職エージェントです。
ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、企業側も「管理職」「高待遇の専門職」などハイクラスな求人はJACにだけ相談していることも多いです。
マツダへの転職を目指す方の中でも年収800万円を超えるポジションを狙う方は、JACも使うことで、より高待遇な求人が見つかるでしょう。
ただし、ハイクラスな人材でないと判断されると十分なサポートを受けられませんので注意しましょう。
JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/
8. マツダへの転職に関するQ&A
その他マツダへの転職でよく相談されるポイントについて解説します。
Q1. 職種別に年収は変わりますか?
はい、基本的に同じですが、以下の一部の職種の場合、契約形態が異なるので平均年収は低いです。
- 期間従業員※契約社員として、特定の期間のみ工場勤務されている方
そして、先進ITチームに所属する、コネクティッドシステムの開発に関するエンジニアの場合は、高い給与レンジで募集を行っています。
Q2 . マツダの評価制度はどうなっていますか?
マツダでは目標管理制度(MBO)が導入されていると考えましょう。
年度初めに設定した目標の進捗度合いを、半年ごとの面談にて上司が評価する形式となります。
また、「とびうお」と呼ばれる成果主義に関する施策も導入されていて、評価が高ければ若手でも給与が上がる仕組みとなっています。
ただし、社員の方からは、「とびうお」が反映される部署に偏りがあり、依然として評価や昇進スピードは年功序列の色が強い部署があるとの声もあります。
そして、上司の心象が良い方が評価されやすいので、アピールが大事との声も複数あります。
Q3. マツダで働きながら年収を上げるにはどうすればいいですか?
評価制度を踏まえ、マツダで働きながら年収を上げるためには、下記2点が重要です。
- 目標は必達、できるだけ大きく目標を超えて、ボーナスを上げてもらう
- 評価者である上司の心象が良くなるように、普段からアピールしておく
逆に言えば、「上記を行う自信がない」という方は、マツダでは大幅な年収アップを期待できないので、他社をおすすめします。
Q4. マツダの福利厚生はどうですか?
マツダの福利厚生は下記の通りとなっていて、大手ならではの高水準といえます。
休暇 | ・休日・休暇:週休2日制(当社カレンダーによる) ・年間有給休暇:15日~20日(毎年10月に付与、入社時期によって付与日数は変更される) ・GW・夏季・年末年始等 ・育児休暇制度 ・介護休暇制度 ・ハートフル休暇制度(ボランティアの際に利用可能) |
住宅関連について | ・独身寮あり |
年金・財形関連 | ・財形貯蓄制度あり |
退職金 | ・退職金あり |
その他 | ・カフェテリア式福利厚生制度 |
上記の通り、家賃補助制度がない点は注意が必要ですが、カフェテリアプランの選択項目として「住宅費用補助」を選択することは可能です。
9. まとめ
マツダへの転職について、口コミや転職のコツをまとめてきましたがいかがでしたか?
マツダは、ワークライフバランスやキャリア・成長面がよい会社ですが、やりがい面で一部不満の声も出ていることに注意しましょう。
マツダに転職を決めた方も、転職難易度が高いことには注意が必要です。自分一人で動かずに、下記の転職エージェントに相談し、サポートを受けましょう。
- doda(全ての人におすすめ)
- マイナビエージェント(20代、30代に特におすすめ)
- JACリクルートメント(年収600万円以上の人におすすめ)
あなたの転職がうまくいくことを心から祈っています。
(参考)マツダと競合他社の平均年収、年齢、勤続年数データの参照元
マツダ | 「有価証券報告書」 |
ホンダ | 「有価証券報告書」 |
日産. | 「有価証券報告書」 |
スバル | 「有価証券報告書」 |