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なぜ高圧的?転職エージェントが説教をする全裏事情と対処法

「転職エージェントはなぜ説教をするの?」、「高圧的な担当はイヤだ」など、転職エージェントの説教について気になっていませんか?

説教をする転職エージェントは、自分の営業成績に必死になるあまり強い口調になっているだけの可能性が高いです。

また、近年このようにひどい対応をする転職エージェントが急増している実態があるため、業者選びには特に注意が必要です。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、転職エージェントの説教ついて、以下の流れで解説していきます。

全て読めば、転職エージェントはなぜ説教をするのかという裏事情から、そういった対応をされないための選び方までがわかり、転職エージェントで失敗することがなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 転職エージェントの説教でよくある3つのパターン

転職エージェントが求職者に説教するパターンとしては、以下3つがあげられます。

  • 転職の希望条件に説教をする
  • 書類添削や面接練習で説教をする
  • 入社を決めないことに説教をする

具体的にどういった内容か、説教をするのにはどんな裏事情があるのかを、解説していきます。

パターン1. 転職の希望条件に説教をする

転職エージェントに登録すると、最初の面談で、エージェントに転職先の希望条件を伝えることになります。

この条件について、理想が高いと判断すると、「この経歴では厳しい」、「もっと現実をみろ」といった説教をすることがあります。

具体的には、以下のような条件を出すと説教されることがあります。

  • 200万円以上のような、大幅な年収アップを希望
  • 未経験なのに、経験がないと難しい職種を希望
  • 経歴的に、入社が難しい大手企業を志望

希望条件に説教をする裏事情

転職エージェントは、あなたに早く転職決めてもらい、利益を出したい本音があります。

転職エージェントは、あなたの転職が決まって初めて企業から手数料がもらえるビジネスです。

あなたが身の丈に合わない会社に応募を続けて、いつまでも決まらないと、転職エージェントは1円も儲かりません。

エージェントは売上ノルマに追われていることが多く、こうしたお金にならない求職者に付き合う余裕はないのです。

少しでも条件を下げて、受かりやすい会社に応募して欲しいという思いから、強い言葉で説教をするようになります。

また、設立まもない中小の業者だと、企業とのパイプが弱く、そもそも常に出回っている条件の悪い求人しか持っていないことがあります。

こうした業者ではブラック企業しか紹介できないため、「残業代が出る会社がいい」のように普通の条件を出しても、理想が高いと説教をすることがあります。

パターン2. 書類添削や面接練習で説教をする

転職エージェントは、応募する企業に提出する書類の添削や、面接の対策をしてくれます。

この中で、選考通過が難しいと判断すると、「もっとPRできる強みはないのか」「そんな言い方では伝わらない」といった説教をすることがあります。

書類添削や面接練習で説教をする裏事情

あなたに早く転職を決めてもらって実績を上げるため、なんとか選考を突破してほしいという本心から言うことが多いです。

また、転職エージェントは手数料を受け取る企業との関係を大事にしていて、的外れな人材を紹介し、企業に怒られることを恐れています。

そのため、あなたには、企業の求める人材にマッチした応募書類の作成、面接での受け答えをしてもらわないと困るという事情もあります。

パターン3. 入社を決めないことに説教をする

応募先の企業から内定が出ると、実際に入社するかをエージェント経由で回答することになります。

このタイミングで入社を辞退したり、回答を先延ばしにすると、「ここで決めないと内定は出ない」、「そんな余裕があるのか?」といった説教をすることがあります。

入社を決めないことに説教をする裏事情

月末の場合は、「今月のノルマが達成できていないから、なんとか月内に決めさせたい」と担当者が焦っていることが多いです。

また、「あなたの入社が決定=売り上げが確定」となるタイミングなのもあり、実績を目の前にして必死になっているだけの場合もあります。

転職エージェントは、売り上げに追われて説教をする

これまで紹介してきた通り、エージェントが説教をする背景には、全て「エージェントが売り上げに追われている」という事実があります。

もちろん中には、本当にあなたのためを思って厳しく言っている担当者もいます。

しかし、ビジネスの仕組み上「効率よく利益を出したい」という本心から説教をしている場合が多いのが現実です。

このように、説教までするエージェントは、あなたの幸せより自分の利益を重視している可能性が高く、付き合うべきではありません。

2. その他ひどい転職エージェントによくあるパターン

説教をする以外にも、以下のようなひどい対応をする転職エージェントがいます。

  • 希望とズレた求人を紹介してくる
  • 応募を急かしてくる
  • 連絡が遅い

こうしたエージェントも利益重視で動いている可能性が高く、頼るのは危険なため、注意しましょう。

2-1. 希望とズレた求人を紹介してくる

転職エージェントに登録すると、最初の面談で希望の条件を聞き取った上で、求人紹介をしてもらえます。

しかし、面談の内容を無視したような的外れな求人が紹介されることがあります。

希望とズレた求人紹介をする裏事情

エージェント側が売り上げに追われ、あなたの希望を無視した内定の出やすい求人ばかり紹介している可能性があります。

内定が出やすい求人とは、不人気ですぐに人が辞める質の低い求人のことですが、簡単に決まるためエージェントには売り上げにつながりやすいメリットがあります。

ノルマに追われているエージェントは上司からもプレッシャーをかけられ、こういった提案をしてきます。

また、繰り返しになりますが、実績が少ない中小エージェントだと、企業とのパイプが弱く、不人気なブラック求人ばかり抱えて運営されている場合もあります。

2-2. 応募を急かしてくる

紹介する求人に、「どんどん応募していきましょう」とやたらと応募を急かしてくるエージェントがいます。

中には急かすどころか、本人の承諾なしに勝手に書類審査に応募してしまうひどいケースもあります。

応募を急かす裏事情

転職エージェントは転職決定数だけでなく、「求職者に何社応募させたか」も社内でノルマが設定されています。

特に転職決定数が伸び悩むエージェントだと、「せめて応募社数だけでも上げないと上司に怒られる」と焦っているケースが多いです。

また、転職が決定した場合の手数料は、最初に応募した転職エージェントに支払われる業界ルールがあります。

先に応募していれば、後から別のエージェント経由で応募されても、手数料は最初に応募したエージェントに入ることになります。

そのため、別のエージェントに乗り換えられてしまった場合にも備え、まずは一通り応募させてしまおうと考えている場合もあります。

2-3. 連絡が遅い

転職エージェントの中には、依頼していた求人紹介をいつまでもしてこないなど、連絡が遅いタイプがいます。

中には、面談をしたきり、求人紹介すらなく音信不通になってしまうひどいケースもあります。

連絡が遅くなる裏事情

転職が決まる見込みが少ない(お金にならない)と判断され、対応の優先度を下げられている可能性が高いです。

こう判断されるケースとしては以下があげられます。

エージェントの頭の中

  1. あなたのモチベーションが低い
  2. あなたの経歴から見て、紹介できる求人が少ない

エージェント側は転職を成立させないと儲からないため、内定が難しいと見なされると、こうした対応になる場合があります。

3. 説教やひどい対応をするエージェントにあたる理由

これまで紹介してきたような、説教やひどい対応をとる転職エージェントにあたった方は、以下のどれかに当てはまる可能性が高いです。

  • 使っている業者が悪い
  • 担当者が悪い
  • あなたの対応や経歴のせい

それぞれの内容や対処法、同じようなハズレを引かないための選び方を解説していきます。

理由1. 使っている業者が悪い

一つ目は、使っている転職エージェントの業者が悪いケースです。

特に、近年は低品質な求人しか持たない転職エージェントが急増しているため注意が必要です。

下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。

引用:厚生労働省ホームページ

これには、資格さえあればインターネットで簡単にエージェント業が始められるようになった背景があります。

新設のエージェントの中にも優良なものは存在しますが、以下のような質の悪いエージェントが多いのが実情です。

  • 企業とのパイプが弱く、紹介できる求人が少ない
  • 誰でも手に入れられるネット上のブラック求人しか持っていない
  • 実績が少なく「会社ごとにどう対策すれば内定が出やすい」といったノウハウがない

こうしたエージェントでは優良企業の紹介はまず期待できず、希望条件を下げるよう説教をされたり、ひどい対応をされることも多くなります。

転職エージェントは、実績のある大手を使うこと

こうした目に遭わないためにも、転職エージェントは優良企業とのパイプが強く、実績のある大手だけを使うようにしましょう。

人気な求人・高待遇な求人は企業と信頼関係ができている老舗の大手エージェントに集中しています。

企業によっては、エージェントごとの採用枠を用意することもあるくらい、採用側とエージェントのパイプは重要です。

企業ごとの選考突破ノウハウも豊富で、大手を使うだけで、いい会社に入れる確率はグッと高まります。

私は大手、中小どちらの転職エージェントでも勤務経験がありますが、大手の方が自分の成績重視でひどい対応をする担当は圧倒的に少なかったです。

以下の点で、大手の方が担当が暴走しにくい体制が整っています。

  • 成績と関係ない収入がある程度保証されている
  • ネットから簡単に担当変更できる(変更されては仕事にならないので、担当は普段から対応に気を配る)

キャリアにあわせて選ぶのも大事

また、転職エージェントは、実績のある大手の中から、自分のキャリアに合った業者を選ぶようにしましょう。

転職エージェントは、大手の中でも会社によって以下のように得意にしている年収層が変わります。

  • 一般的な若手向け:平均的な年収500万円前後の求人に強い
  • ハイクラス向け:年収800万円以下は相手にされない

自分の年収と合わないエージェントを使うと、合った求人がなかったり、大手でも冷たい対応をされて相手にされないといったミスマッチが起こります。

キャリアにあわせて選ぶことで、こうしたリスクは減せます。

理由2. 担当者が悪い

キャリアに合った大手のエージェントを使っても、説教やひどい対応をされた方は、運悪くハズレを引いた可能性が高いです。

大手エージェントでも、担当者によって対応は全く違い、とにかく売上重視で説教をするハズレの担当者に当たることもあります。

こうした担当に当たった場合は、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるといったペナルティは一切ありません。

いい担当を見極めるためにも、あらかじめ3社は使っておくこと

優良な大手のエージェントにもハズレの担当者はいるため、必ず3社以上は登録し、担当者を比べましょう。

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社登録

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。

また、転職エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

理由3. あなたの対応や経歴のせい

これまで解説してきた方法でエージェントを使っても、説教やひどい対応をされる場合は、あなた自身の対応や経歴に問題があった可能性が高いです。

具体的なパータンとしては、以下があります。

  • 連絡がつきにくかったり、希望の転職時期があいまい
    →意欲が感じられず、手抜きの対応をされてしまう
  • 経歴に嘘があったり、マナーや態度が悪い
    →企業に紹介しにくく、求人紹介がされなくなる
  • 転職回数が多い、1年以上の長い空白期間がある
    →経歴的にサポートが難しく、相手にされない

あなたの付き合い方で、担当者の力の入れ具合は変わる

良い担当をつけてもらい、しっかり向き合ってもらうためにも、すぐにでも転職したい意思を示すなど、エージェントとの付き合い方には気をつけましょう。

転職エージェントの利用で意識すべきことをまとめると、以下の通りです。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

それぞれの内容はページの後半の「5. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき8つのこと」で解説するため参考にしてください。

経歴が理由の場合は?

また、経歴が理由で満足なサポートが受けられない場合は、経歴に自信がない人の支援に強い以下のエージェントを利用してみましょう。

特徴
 ハタラクティブ ・フリーターやニートなど経歴に自信のない20代のサポートに強い
・IT特化エージェント「レバテック」も展開する大手の運営
Re就活エージェント 職歴の浅い20代のサポートに特化していて、担当者の8割は既卒、第二新卒の経験者
マイナビジョブ20’s 未経験可の求人が7割以上の20代向けのエージェント
・業界大手のマイナビが運営
JAIC 就職に関する無料の研修に参加すると、優良企業20社と書類選考なしで面接できる集団面接会に参加できる

主に20代が対象ですが、こうした特化型エージェントだと、経歴を理由に嫌な対応をされることは少ないはずです。

4. 説教を受けたくない人へ|大手転職エージェントのおすすめ7選

「むやみに説教を受けたくない」、「ハズレは引きたくない」という方は、以下の方法で転職エージェントを選びましょう。

  1. 実績のある大手の転職エージェントだけを使う
  2. あなたのキャリアにあった転職エージェントを使う
  3. 担当を比べるためにも、3社は登録しておく

実績のある大手なら質の高い求人が多く、以下のような対応をされるリスクは少ないです。

  • とにかく条件を下げるように説教をしてくる
  • 希望に合った求人がなく、的外れな求人紹介ばかりになる

また、キャリアに合ったエージェントを使うことで、「この経歴だと難しい」と冷たい対応をされたり、サポートを断られることは減らせます。

そして、大手でもハズレの担当者にあたる可能性はゼロではないため、必ず3社は登録し、担当者を比べるようにしましょう。

キャリア別に選ぶ、老舗・大手エージェント7選

今回当ページでは、大手の転職エージェントについて、以下の基準で7社を厳選しました。

  • 大手企業の運営
  • 20年以上の実績がある
  • 利用者からの評判が極めていい

以下に年収別におすすめ度をまとめたため、あなたの年収に合わせて3社以上に登録しましょう。

年収別
おすすめ度
各社の特徴

おすすめ
エージェント
~500万円 500~
700万円
700~
900万円
900万円~

リクルートエージェント

doda

マイナビエージェント

type転職エージェント

パソナキャリア

LHH転職エージェント

JACリクルートメント
×

おすすめ
エージェント

リクルートエージェント
公開求人数が30万以上と最多の大手で、地方の求人にも強い

doda
リクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る業界No.2

マイナビエージェント
新卒領域では最大手なのもあり、20代の若手のサポートに特に強い

type転職エージェント
ITエンジニア、営業職、女性のサポートに強く、主に一都三県が対象

パソナキャリア
半数以上の求人が年収800万以上で、管理部門や女性の管理職の転職に強い

LHH転職エージェント
世界60の国と地域でサービス提供実績のある企業が運営元で、外資系の転職に強い

JACリクルートメント
ハイクラスの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、年収700万円以上は登録必須

また、登録する際は、サービスの内容に注意してください。

例えば、「doda」はエージェントサービス以外に、同じ名前で転職求人サイト(サポートが一切ないタイプ)を運営しており、「使っていても全然サポートを受けられない」ということもあります。

各社の転職エージェントサービスは以下の通りですので、間違えないようにしましょう。

“特化型”を使うべきなのは、一部の人だけ

ここまで紹介してきたのは、どの業界にも強い”総合型”の転職エージェントですが、「〇〇業界特化!」という”特化型”転職エージェントもあります。

ただし、結論、総合型の方が優れているため、使うべきなのは下記の特殊な業界や事情に当てはまるごく一部の方だけです。

使うべき業界・事情 特化型を使うべき理由
アパレル・美容師 それぞれの業界が特殊で、店舗見学などにも対応しているエージェントが好ましい
看護師、薬剤師、医師など医療系専門職 エージェント側に業界知識と病院とのパイプがないとうまくいかない
フリーター・無職 大手総合型だと相手にしてもらえない

それぞれの業界別に、実績や利用者の評判をもとに、おすすめエージェントをまとめました。

アパレル クリーデンス
美容師 QJエージェント
看護師 ナース人材バンク
薬剤師 ファルマスタッフ
医師 医師転職ドットコム
フリーター・無職 ハタラクティブ
  • いずれも運営実績、求人数の面で特に優れたもの

上記以外の方は、「総合型」転職エージェントだけを使い、時間があれば「特化型」転職エージェントを併用する程度で良いでしょう

なぜ特化型のエージェントの優先度が低いのか

求人・利用者ともに少なく、ノウハウや企業とのパイプが大手総合転職エージェントに劣るケースが多いからです。

以前までは、特化型エージェントも「業界に詳しそう」と人気があったのですが、最近は総合型エージェントも下記の理由でそれぞれの業界に詳しいです。

  • 業界ごとに部署が分かれており、それぞれの業界の事情や対策に詳しい
  • 特化型エージェントから優秀な社員の引き抜きを行っている

大手・優良企業とのパイプの強い総合型エージェントだけ使えば、ほとんどの方は満足いく転職活動ができるはずです。

(参考)主な特化型エージェントまとめ

どうしても特化型が気になる方向けに、その他の業界で、よく名前の上がる大手を以下にまとめました。

特化する業界、職種 それぞれの最大手
ITエンジニア・デザイナー レバテックキャリア
コンサル ムービン
金融 コトラ
メーカー(エンジニア) メイテックネクスト
管理部門・バックオフィス MS-Japan

まずは総合型を3つは使い、さらに使う余裕のある方のみこれらを使ってもいいでしょう。

5. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき8つのこと

ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下8つのポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

5-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

5-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

5-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

5-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

5-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

5-6. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

  • 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
  • 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型分のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

(参考)ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、〇〇社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

5-7. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

5-8. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

6. そもそも転職エージェントは使うべき?他のサービスと比較

説教をするようなひどいエージェントがいるのは事実で、そもそも転職エージェント自体使うべきか、迷う方もいるでしょう。

他にも転職サービスは複数ありますが、結論以下の点で優れているため、転職には絶対に転職エージェントを使うべきです。

  • 転職時に必要なサポートを全て無料で受けられる
  • 世の中に出ていない”非公開の求人”を紹介してくれ、応募できる
  • 選考をより有利に進められることがある

低品質なエージェントが急増している実態はあるものの、賢く選び、使いこなせば、エージェントはこれ以上ない転職の味方となります。

他の転職サービスとの違い

転職エージェント以外の転職サービスとして下記があります。

転職求人サイト 転職サイトに公開されている求人を探し、自分で応募し、手続きも自分でやる。
例:リクナビNEXT、マイナビ転職
企業の採用ページ 企業のホームぺージで求人を探して自分で応募し、手続きも自分でやる。
スカウトサービス 登録し、企業からのスカウトを待つ。
例:ビズリーチ、リクルートダイレクトスカウト
ハローワーク 公的な職業紹介で、どんな人でも受け入れてもらえる。

これらのサービスと転職エージェントとの違いは、専任の担当者が付き、転職に必要なことを何から何までサポートしてくれるということです。

それぞれ、「サポート」「求人の質・量」「選考の有利さ」で比較をしました。

サポート 求人の質・量 選考の有利さ
転職エージェント
相談〜内定後の交渉まで

良質な非公開求人、数多い

選考対策・プッシュあり
転職求人サイト ×
自分でやる

公開求人、数多い
×
自力で頑張る
企業の採用ページ ×
自分でやる
×
公開求人、数少ない
×
自力で頑張る
スカウトサービス
一部のみのサポート

良質だが、数少ない

選考対策・プッシュあり
ハローワーク
求人の紹介

数は多いが低品質

簡単な選考対策のみあり

以上を踏まえても、転職エージェントは使うだけで転職が有利になるので、絶対に使うべきです。

比較でわかる、転職エージェントのメリット

転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、秘書のように転職のサポートをしてもらえます。

  • キャリアの相談、求人の紹介、応募書類の添削、面接対策、面接や入社の日程調整、年収交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。

また、エージェントはそもそもの求人数が多いだけでなく、求人サイトにはない、以下のような非公開求人も持っていて、使うだけで求人の選択肢が大きく増えます。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

選考については、「付き合いのあるエージェントからの紹介だと安心」と考える企業の採用担当も多く、個人で応募するよりも有利に進むことが多いです。

優秀なエージェントだと、面接で失敗しても、人事にあなたの魅力を別途プッシュしてくれて、結果がくつがえることすらあります。

デメリットは選び方・使い方次第で解消できる

転職エージェントには以下のデメリットがありますが、いずれも選び方、使い方次第で解消ができます。

  • ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
    →老舗、大手のエージェントを選ぶ
    →3社以上使い、担当者を比べる
  • ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
    →年収、キャリアの面で自分に合ったエージェントを選ぶ
    →担当に意欲の高さをアピールする

そのため、転職を考えている方は、転職エージェントを使っておけば間違いありません。

スカウトサービスは別物なので注意

近年以下のようなスカウトサービスがCMなどで有名で、転職エージェントとまとめて紹介されることも多いです。

スカウトサービスは、職務経歴書を登録し、企業や、ヘッドハンターからのスカウトを待つタイプの転職サービスです。

しかし、これらは転職エージェントとは別物なので注意しましょう。具体的には以下の点で違っています。

転職エージェント スカウトサービス
手続きのサポート ◎全て受けられる
必ず担当がついて動いてくれる
△受けられないことが多い
担当はつかず、企業からのスカウトなら全部自分でやる必要あり
転職時期の希望 ◎ある程度通る
目標に合わせて担当が動いてくれ、自分からも動ける
△通りにくい
スカウトが来なければ、いつまでも決まらない
対象 ◎ほぼ全ての転職者 △年収800万~のハイクラスがメイン

積極的に応募して自分からも動ける転職エージェントと違い、スカウトサービスは受け身でスカウトを待つ形になります。

そのため、これだけに頼ると、「スカウトが来ずにいつまでも決まらない」となる恐れもあります。

高年収の方も、まずは以下のようなハイクラスに強い大手エージェントに登録して活動を進めましょう。

他のサービスを使う唯一の条件

このページで紹介する、転職エージェント3社以上に利用を断られた方のみ転職エージェントではなく、転職サイトを使いましょう。

その場合は、転職エージェントに「お金にならない人」と判断されてしまった可能性が高く、サポートしてくれるエージェントを探すより、自分で求人を探した方が効率的です。

最大手「リクナビNEXT(https://next.rikunabi.com/)」だけ使えば大量の求人を見て応募できますから、登録し複数の企業にチャレンジしましょう。

まとめ

転職エージェントの説教について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

説教をする転職エージェントは、あなたの幸せより自分の営業成績を重視して強い口調になっている可能性が高く、付き合うべきではありません。

「むやみに説教を受けたくない」、「ハズレは引きたくない」という方は、以下の基準で転職エージェントを選びましょう。

  1. 実績のある大手の転職エージェントだけを使う
  2. あなたのキャリアにあった転職エージェントを使う
  3. 担当を比べるためにも、3社は登録しておく

以下に年収別に大手転職エージェントのおすすめ度をまとめたため、あなたの年収に合わせて3社に登録しましょう。

年収別
おすすめ度
各社の特徴

おすすめ
エージェント
~500万円 500~
700万円
700~
900万円
900万円~

リクルートエージェント

doda

マイナビエージェント

type転職エージェント

パソナキャリア

LHH転職エージェント

JACリクルートメント
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おすすめ
エージェント

リクルートエージェント
公開求人数が30万以上と最多の大手で、地方の求人にも強い

doda
リクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る業界No.2

マイナビエージェント
新卒領域では最大手なのもあり、20代の若手のサポートに特に強い

type転職エージェント
ITエンジニア、営業職、女性のサポートに強く、主に一都三県が対象

パソナキャリア
半数以上の求人が年収800万以上で、管理部門や女性の管理職の転職に強い

LHH転職エージェント
世界60の国と地域でサービス提供実績のある企業が運営元で、外資系の転職に強い

JACリクルートメント
ハイクラスの転職で真っ先に名前が上がる老舗で、年収700万円以上は登録必須

あなたが転職エージェントを使いこなし、転職成功に役立てていただけることを心から祈っています。