保険業界向け転職エージェント9選|キャリア別のおすすめと選び方
「保険業界に強い転職エージェントは?」、「未経験から目指すにはどれがいい?」など、保険業界向けの転職エージェントについて気になっていませんか?
同じ保険業界でも、キャリアによって使うべきエージェントは変わり、ミスマッチなものだと相手にされないので注意しましょう。
また、近年は低品質な転職エージェントが急増していて、間違ったものを選ぶと転職の失敗にもつながります。
このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、保険業界に強い転職エージェントについて、以下の流れで解説していきます。
- 結論|保険業界の方が使うべき転職エージェント
- 保険業界に強い転職エージェントの選び方
- キャリア別|保険業界に強いおすすめ転職エージェント6選
- 外資系保険会社に強い|転職エージェントおすすめ3選
- 業界経験者向け|スカウトサービスおすすめ3選
- 保険業界の方が転職エージェントを使うべき4つの理由
- 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと
- 保険業界についてよくある質問
このページを読めば、保険業界の転職にはどのエージェントを選ぶべきか、失敗しない選び方から使いこなすコツまでがわかり、転職エージェントで失敗しなくなるでしょう。
著者:I.J(現役転職エージェント)
1. 結論|保険業界の方が使うべき転職エージェント
このページでは、保険業界の転職希望者におすすめの転職エージェントについて詳しく解説していきます。
長くなってしまったので先に結論を言うと、あなたの経験や現在の年収に合わせて、以下から3社を使うべきです。
金融・保険業界 経験者 |
未経験 | ||
年収 〜600万円 |
年収 600万円〜 |
||
リクルートエージェント | ◎ | ◯ | ◎ |
doda | ◎ | ◯ | ◎ |
マイナビエージェント | ◎ | △ | ◎ |
パソナキャリア | ◯ | ◎ | ◯ |
JACリクルートメント | ◯ | ◎ | △ |
コトラ | ◯ | ◎ | △ |
保険業界の大手・優良企業の求人はこの6社に集中していて、ここから選んでおけば間違いありません。
参考までに、それぞれのエージェントを一言で表すと下記の通りです。
おすすめエージェント | 特徴 |
リクルートエージェント | 業界最大手で、保険業界の求人の量・転職サポート実績共にトップクラス |
doda | リクルートに次ぐ求人数を誇る業界No.2で、保険業界の転職サポートにも強い |
マイナビエージェント | 新卒分野では最大手なのもあり、若手向けの求人が充実 |
パソナキャリア | 求人の半数以上が年収800万円以上で、ハイクラスな大手企業求人が豊富 |
JACリクルートメント | ハイクラス転職で真っ先に名前が上がる老舗で、保険業界の高年収求人が集中している |
コトラ | 金融特化のサービスでは求人数、実績共にトップクラス |
外資系保険会社を志望する方へのおすすめ
外資系の保険会社を目指す方には以下の3社がおすすめです。
これらは海外にも多くの拠点を持ち、世界で人材サービスを行う老舗で、外資系企業とのパイプが非常に強いです。
一般的な国内をメインで活動するエージェントには集めきれない、外資の案件が充実しています。
外資系企業からの信頼も厚く、「〇〇エージェントの紹介なら安心」と、使うだけで書類審査が緩くなったり、選考でも有利になる傾向があります。
保険業界の経験者は、スカウトサービスも一つは使う
保険業界経験者の方は、以下のようなスカウトサービスも一つは使っておきましょう。
これらは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスです。
※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント
即戦力になる人を対象としたサービスで、経験者を求める多くの保険業界の企業が利用しています。
企業からのスカウトだと、いきなり面接に進んでスピーディーに内定が出るケースもあるため、登録しておいて損はありません。
中でもおすすめは、スカウト型の最大手で、20,000社以上の企業からスカウトが受けられる「ビズリーチ」です。
そもそも保険業界とは
ケガや病気、事故など不測の事態に備えたい顧客から保険料を受け取り、事態が起きると決まった金額を支払うサービスを提供します。
保険業界の企業は大きく以下3つに分けられます。
- 生命保険会社:生命保険のサービスを提供
- 損害保険会社:自動車事故や火災保険のサービスを提供
- 保険代理店:複数の保険会社の商品を販売する
また、保険は以下三つの分野に分けられ、それぞれ担当する会社が変わります。
どんな職種がある?
保険業界の主な職種は以下の通りで、営業職が半分以上と最も多いです。
職種 | 仕事内容 |
営業 | 保険を販売する仕事で、個人向け(リテール)と法人向け(ホール)に分かれる |
事務 | 書類作成や窓口対応、電話受付など、営業のサポートをする |
損害サポート | 事故にあった顧客の対応をして、保険金の支払いまでを担当する |
商品開発 | 世間のニーズを読みつつ、新しい保険商品を作る |
資産運用 | 支払いに備えて、受け取った保険料を運用して、大きくする |
アクチュアリー | 保険料や支払額を算定するなど数理業務を担当したり、リスクに関する統計をとる |
その他、どの業界にもある、人事や経理といった管理部門、社内SEなどのシステム担当の募集もあります。
未経験でも転職できる?
以下の職種であれば、業界未経験でも応募できる求人が多く、転職は難しくありません。
- 個人営業・法人営業
- 事務
- 損害サポート
いずれも対人スキルが重視され、保険業界が未経験でも、何らかの営業や販売の経験があれば歓迎されることが多いです。
未経験から目指したい方は、未経験転職に強い「doda」のような大手エージェントをまず利用しましょう。
可能性があるか、まずどうすべきかといった点で、詳しい担当に親身に相談に乗ってもらえます。
2. 保険業界に強い転職エージェントの選び方
保険業界での転職を目指す方は、以下の方法でエージェントを選びましょう。
- 実績のある大手エージェントを選ぶ
- 保険業界の求人が豊富なエージェントを選ぶ
- 自分のキャリアに合わせて選ぶ
選び方1. 実績のある大手エージェントを選ぶ
転職エージェントは大手から中小まで様々ですが、必ず実績のある大手を選びましょう。
大手と中小のメリット・デメリットは下記の通りで、大手エージェントの方が転職時に強い味方になります。
大手にも下記のデメリットがありますが、どちらも使い方次第で解消できるため、大手を選べば間違いありません。
- ×忙しいので放置されることがある(利用者が多いため)
→自分のキャリアに合ったエージェントなら、相手にしてもらいやすい
→まめに連絡を取ったり、積極的な姿勢を見せれば優先的に対応してくれる - ×中にはハズレの担当もいる
→エージェントを複数使えばハズレの担当者と付き合わなくて済む
知っておくべき裏事情:近年は低品質なエージェントが急増した
下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。
引用:厚生労働省ホームページ
これには、資格さえあればインターネットを使うことで、簡単にエージェント業が始められるようになったという背景があります。
新設エージェントにも、優良なものはありますが、以下のようなタイプが多いのが実情です。
- 企業とのパイプが弱く、紹介できる求人が少ない
- 常に出回っているような、不人気な会社の求人しかない
- 実績が少なく「会社ごとにどう選考対策するべきか」といったノウハウがない
こうしたエージェントにあたると、手持ちの求人から内定を出そうと、希望と違う求人をごり押しさたり、転職失敗の原因にもなるため注意が必要です。
優良なものもありますが、見極めが難しいため、聞いた事もないような中小エージェントは避け、実績のある大手だけを使っておきましょう。
選び方2. 保険業界の求人が豊富なエージェントを選ぶ
また、大手の中でも保険業界の求人が多いエージェントを選んでおきましょう。
金融や保険に特化していなくても、リクルートやdodaのように、あらゆる転職に強い大手は保険業界の求人も多いので、積極的に使いましょう。
保険業界の求人数 | |
コトラ(金融・保険業界に特化) | 約700件 |
保険キャリア(保険業界に特化) | 約630件 |
リクルートエージェント | 約4,500件 |
doda | 約3,400件 |
いずれも30年以上の実績のある老舗で、保険業界でも歴史ある大手・優良企業とは必ずと言って良いほどパイプを持っています。
知名度の高い、これらにしか求人を出さない保険会社もあります。
選び方3. 自分のキャリアに合わせて選ぶ
転職エージェントは、大手の中でも自分の保険業界でのキャリアに合ったものを選びましょう。
大手の中でも、以下のように力を入れているジャンルが違うからです。
- 第二新卒や年収400万円前後のサポートに強い
- 年収600万円以上のハイクラス転職に強い
- 業界未経験からの転職に強い
- 外資系の転職に強い
これを知らないと悲惨で、例えば未経験から目指す方が、ハイクラス向けのエージェントを使っても、紹介できる求人がなく、相手にされません。
逆に、経験豊富で高収入の方が、未経験にも対応した若手向けを使うと、見合った求人紹介が受けられず、実力通りの転職ができない可能性があります。
ミスマッチなものを選んで、失敗しないためにも、このページを参考に自分のキャリアに合ったエージェントを選んでおきましょう。
その他ポイント. 担当を比べるためにも、必ず3社は使う
以上の流れで大手エージェントを選んでも、ハズレの担当がつく場合もあるため、必ず3社は使い、担当者を比べるようにしましょう。
ハズレの担当としては、以下のようなパターンがあげられます。
- 保険業界の知識が不十分で、深い相談ができない
- 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる
一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。
複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。
いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。
また、転職エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。
ここまでを踏まえ、以下の流れでおすすめを紹介していきます。
3. キャリア別|保険業界に強いおすすめ転職エージェント6選
今回当ページでは、保険業界に対応した転職エージェント20社以上を比較し、以下の観点で厳選しました。
- 20年以上の実績のある大手
- 保険業界の求人が多い
- 使った人の評判が極めていい
厳選した6社について、業界でのキャリア別におすすめ度をまとめたのが以下です。
金融・保険業界 経験者 |
未経験 | ||
年収 〜600万円 |
年収 600万円〜 |
||
リクルートエージェント | ◎ | ◯ | ◎ |
doda | ◎ | ◯ | ◎ |
マイナビエージェント | ◎ | △ | ◎ |
パソナキャリア | ◯ | ◎ | ◯ |
JACリクルートメント | ◯ | ◎ | △ |
コトラ | ◯ | ◎ | △ |
それぞれ、特徴を解説していきます。
3-1. リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、求人の量・転職実績共にトップクラスです。
大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。
長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、大手・優良企業の求人も多いので、登録しておいて損はありません。
リクルートエージェントの口コミ・評判
- ◯担当が保険業界出身の方で、話が伝わりやすく、相談しやすかった。(30代男性)
- ◯紹介されるのが聞いたことのある有名企業ばかりで、さすが大手のサービスと感じた。(20代女性)
- △忙しいのか、こちらも積極的に動かないと、相手にしてもらえない感じがあった(30代男性)
リクルートエージェントの基本情報
向いている人 | 保険業界未経験、経験者(年収〜600万円) |
求人数(金融・保険業界) | 約11,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
運営歴 | 1977年~ |
紹介企業例 | AIG損害保険・SBI損害保険・チューリッヒ生命保険・東京海上日動・第一生命保険 |
リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/
3-2. doda
「doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。
求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。
リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。
dodaの口コミ・評判
- ◯企業ごとの面接データにとても詳しいベテランの担当さんで、大変役に立ちました。(40代男性)
- ◯職歴が浅い自分にもこんな可能性があるのかと、驚くほどいい求人をたくさん紹介してくれた。(20代男性)
- △第一志望に内定もらえたので良かったですが、連絡がやや取りにくいことがあった。(30代男性)
dodaの基本情報
向いている人 | 保険業界未経験、経験者(年収〜600万円) |
求人数(金融・保険業界) | 約9,500件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
運営歴 | 1989年~ |
紹介企業例 | 第一生命保険・アフラック生命保険・ソニー生命保険・ソニー損害保険 |
doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/
3-3. マイナビエージェント
「マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。
新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、20代の方には特におすすめです。
サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。
マイナビエージェントの口コミ・評判
- ◯求人の質が高く、新卒の頃には叶わなかった大手への転職が成功しました。(20代男性)
- ◯他の大手エージェントと比べても担当者の方がダントツで優しかった。(20代女性)
- △熱心なのはいいですが、やや連絡がしつこく感じました。(30代男性)
マイナビエージェントの基本情報
向いている人 | 保険業界未経験、経験者(年収〜600万円) |
求人数(金融・保険業界) | 約3,900件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
運営歴 | 1973年~ |
紹介企業例 | 大樹生命保険・アフラック保険サービス・あいおいニッセイ同和損害保険 |
マイナビエージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/
3-4. パソナキャリア
「パソナキャリア」は求人の半数が年収800万を超える、ハイキャリアのサポートに強い転職エージェントです。
運営元のパソナは、人材派遣業の運営歴が40年を超える業界大手で、有名企業とのパイプが強く、大手・優良企業の求人を多く保有しています。
また、会社を上げて女性のサポートに力を入れているため、ハイキャリアの女性の方には真っ先におすすめしたい一社です。
パソナキャリアの口コミ・評判
- ◯管理系の職種なら必ず使うべき。紹介がとにかく充実していた(40代男性)
- ◯女性の担当で、境遇も私に似ている方だったのでとても話しやすかった。(40代女性)
- △高スキルの人向けみたいで、私には向きませんでした。(30代女性)
パソナキャリアの基本情報
向いている人 | 保険業界経験者(年収600万円~) |
求人数(金融・保険業界) | 約2,700件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社パソナ |
運営歴 | 1976年~ |
紹介企業例 |
アクサ生命保険・三井住友海上あいおい生命・東京海上日動火災保険・ライフネット生命 |
パソナキャリア公式ページ:https://www.pasonacareer.jp
3-5. JACリクルートメント
「JACリクルートメント」は、ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗の転職エージェントです。
保険業界の中でも一流企業と呼ばれる案件が集中していて、こうした企業にチャレンジしたい方は必ず使うべき1社です。
大手エージェントでは珍しく、担当者についても悪い評判がほとんどなく、質の高いサポートが受けられます。
JACリクルートメントの口コミ・評判
- ◯私の職種に対する理解度は他社エージェントに比べて段違いに高かった。(30代男性)
- ◯チャレンジングな紹介に最初は戸惑ったが、結果キャリアアップに成功し、感謝しかない。(40代男性)
- △腕試しに登録しましたが、職歴が浅いからか、丁重にお断りされました。(30代女性)
JACリクルートメントの基本情報
向いている人 | 保険業界経験者(年収600万円~) |
求人数(金融・保険業界) | 約750件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
運営歴 | 1988年~ |
紹介企業例 | プルデンシャル生命・SOMPOひまわり生命保険・アフラック生命保険 |
JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/
3-6. コトラ
「コトラ」は、保険業界特化のエージェントでは最大手で、20年以上の実績を誇ります。
担当者は、保険や銀行、不動産金融など細かく担当業界が分かれていて、それぞれ業界出身者が多く配置されています。
業界のトレンドや、企業ごとの選考突破のコツにはとても詳しいとの評判が多く、頼りがいのあるエージェントです。
コトラの口コミ・評判
- ◯担当が志望業界出身の方で、とても細かく情報をいただけた。(30代男性)
- ◯紹介は少ないが、じっくり吟味して選んでもらえていると感じた(40代男性)
- △進めるペースが早すぎて、私には合いませんでした。(30代女性)
コトラの基本情報
向いている人 | 保険業界経験者(年収600万円~) |
求人数(金融・保険業界) | 約3,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社コトラ |
運営歴 | 2002年~ |
紹介企業例 | 大和証券・三菱UFJ信託銀行・東急REIM・東京海上アセットマネジメント |
コトラ公式ページ:https://www.kotora.jp/
4. 外資系保険会社に強い|転職エージェントおすすめ3選
外資系の保険会社を目指す方は、まず以下の3社を使いましょう。
おすすめエージェント | 海外の拠点 | サービス開始 |
JACリクルートメント | シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、香港特別行政区、韓国、ベトナム、インド、英国、ドイツ、アメリカでサービス提供中 | イギリス(1975年〜) |
マイケルペイジ | 世界36カ国に約140の拠点あり | イギリス(1976年〜) |
ロバートウォルターズ | 世界31カ国の主要都市にオフィスを持つ | イギリス(1985年〜) |
これらは海外にも多くの拠点を持ち、世界で人材サービスを行う老舗で、外資系企業とのパイプが非常に強いです。
これらは海外での採用をサポートする企業から、そのまま日本法人の採用も任されるケースがよくあります。
この積み重ねで、一般的な国内をメインで活動するエージェントには集めきれない、外資の案件が充実しています。
外資系企業からの信頼も厚く、「〇〇エージェントの紹介なら安心」と、使うだけで書類審査が緩くなったり、選考でも有利になる傾向があります。
一つずつ解説していきます。
4-1. JACリクルートメント
「JACリクルートメント」は、外資系やハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗の転職エージェントです。
世界10カ国以上に拠点を持ち、外資系企業の日本進出を人材の面でサポートするなど、海外企業と強いパイプを持ちます。
外資転職のサポート実績は国内トップクラスで、老舗のJACにしか求人を出さない大手外資系も多いことから、外資転職には必ず使うべき1社です。
JACリクルートメントの口コミ・評判
- ◯私の職種に対する理解度は他社エージェントに比べて段違いに高かった。(30代男性)
- ◯チャレンジングな紹介に最初は戸惑ったが、結果キャリアアップに成功し、感謝しかない。(40代男性)
- △腕試しに登録しましたが、職歴が浅いからか、丁重にお断りされました。(30代女性)
JACリクルートメントの基本情報
求人数(金融・保険業界) | 約750件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
運営歴 | 1988年~ |
JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/
4-2. マイケルペイジ
「マイケルペイジ」は、世界30カ国以上に拠点を持つ転職エージェントで、日本では東京にのみ拠点を持っています。
取引のある企業の8割は外資系企業で、実際に外資ならではの高収入な求人ばかりを取り揃えています。
担当者は外国人が多く、時間にルーズだったり一部不満の声もありますが、外資ならではの対応のスピード感には定評があります。
マイケルペイジの口コミ・評判
- ◯的外れな紹介はなく、的確に私のスキルに合ったものを紹介してくれた。(30代男性)
- ◯外資ならではのスピード感のある対応が嬉しかった。(40代男性)
- △担当は少し雑なところがありましたが、案件はいいところばかりで、満足しています。(30代女性)
マイケルペイジの基本情報
求人数(金融・保険業界) | 約350件 |
対応エリア | 主に東京・神奈川 |
運営会社 | マイケル・ペイジ・インターナショナル・ジャパン株式会社 |
運営歴 | 1976年~ |
マイケルペイジ公式ページ:https://www.michaelpage.co.jp/
4-3. ロバート・ウォルターズ
「ロバートウォルターズ」は、イギリスのロンドン発祥の転職エージェントで、日本には東京と大阪に拠点を持っています。
ネイティブレベルの英語力がある人向けの求人をメインで扱っています。
ただ、担当者は外国人が多く、普段のサポートも英語が当たり前のように使われるので、英語力がないと利用は難しいです。
ロバートウォルターズの口コミ・評判
- ◯外資系求人が豊富で、英語力さえあれば魅力的なポジションを紹介してもらえる。(30代男性)
- ◯会社ごとの面接の進め方や回答の肝を教えてくれたので、とても役立った。(20代男性)
- △おすすめ求人を押し付けるばかりで、私の希望は汲み取られていないと感じた。(30代男性)
ロバートウォルターズの基本情報
求人数(金融・保険業界) | 約100件 |
対応エリア | 主に東京・大阪 |
運営会社 | ロバート・ウォルターズ・ジャパン |
運営歴 | 1985年~ |
ロバート・ウォルターズ公式ページ:https://www.robertwalters.co.jp/
5. 業界経験者向け|スカウトサービスおすすめ3選
保険業界経験者の方は、以下のようなスカウトサービスも一つは使っておきましょう。
これらは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスです。
登録するとあなたのプロフィールがデータベースにのり、それを使う企業の人事やヘッドハンターの目に留まると、スカウトが受けられます。
※ヘッドハンター:企業に紹介を頼まれた求人にあった人材を探す業者
即戦力になる人を対象としたサービスで、経験者を求める多くの保険会社が利用しています。
登録後は待つだけでよく、企業からのスカウトだといきなり面接に進んでスピーディーに内定が決まることもあるため、登録しておいて損はありません。
迷ったらどれだけの企業が使っているサービスかを公開していて、数が最多の「ビズリーチ」を選びましょう。
登録企業数 | 運営歴 | |
ビズリーチ | 約30,000社 | 2009年~ |
リクルートダイレクトスカウト | 非公表 | 2014年~ |
doda X | 非公表 | 2019年~ |
AMBI | 約2,800社 | 2017年~ |
ミドルの転職 | なし (在籍するエージェントからのスカウトのみ) |
2015年~ |
スカウトサービスの最大の強みは企業から直接スカウトが受けられることですが、企業数が多いほどチャンスは広がり、スカウトも増える傾向があります。
5-1. ビズリーチ
「ビズリーチ」は、毎月30,000人以上が登録している今最も勢いのあるスカウトサービスです。
即戦力人材を効率よく採用したい企業が続々と利用を開始していて、登録社数は20,000社を超えます。
一部有料の機能もありますが、最大の目玉である「企業からのスカウトの受け取り、返信」は無料プランでもできるので、まずは無料プランで使ってみるのがおすすめです。
有料プランの機能とは?
ビズリーチで月5,500円の有料プランに入ると開放される主な機能には、以下があります。
- サイト内の全ての求人の閲覧、応募ができる
- ヘッドハンターのスカウトが全て見られる
自分からも積極的に動きたい人向けの機能ですが、こうした人には、無料で使える転職エージェントの方がおすすめです。
紹介される求人にどんどん応募していくなど、自分からも積極的に動けますが、料金は一切かかりません。
ビズリーチは無料プランで使った上で、求人探しや応募には転職エージェントを活用しましょう。
求人数 | 約86,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
登録企業数 | 約29,000社 |
在籍ヘッドハンター数 | 6,200人 |
ビズリーチ公式ページ:https://www.bizreach.jp
5-2. リクルートダイレクトスカウト
「リクルートダイレクトスカウト」は、ビズリーチの後を追うように始まった、転職業界最大手のリクルートが運営するスカウトサービスです。
登録に審査があるビズリーチに対し、審査なしで誰でも登録ができ、全機能を無料で使うことができます。
登録社数は非公開ですが、「最大手だし使っておこう」と考える企業の採用担当者は多いはずで、多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。
ビズリーチが審査に通らず使えなかった方や、さらに可能性を広げたい人は登録しておきましょう。
求人数 | 約196,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
登録企業数 | 非公開 |
在籍ヘッドハンター数 | 4,300人 |
リクルートダイレクトスカウト公式ページ:https://directscout.recruit.co.jp/
5-3. doda X
「doda X」も、ビズリーチの後を追うように始まった、業界大手のパーソルキャリアが運営するスカウトサービスです。
dodaの転職エージェントはリクルートと一緒に使う企業も多く、こちらも多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。
他社にはない、パーソルの担当者からハイクラス求人の紹介が受けられるサービスもあるので、気になる方は企業スカウトとセットで使ってみましょう。
求人数 | 約49,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
登録企業数 | 非公開 |
在籍ヘッドハンター数 | 約8,000人 |
doda X 公式ページ:https://doda-x.jp/
6. 保険業界の方が転職エージェントを使うべき4つの理由
求人サイトから自分で応募するなど、他の方法もありますが、保険業界での転職を目指す方は、以下の理由で転職エージェントをまず使うべきです。
- 転職でのミスマッチが起きにくい
- 表に出ない好条件な求人に応募できる
- 選考で有利になりやすい
- 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる
理由1.転職でのミスマッチが起きにくい
転職エージェントを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。
求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。
エージェントは、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。
- 職場の雰囲気はどうか、現場のリーダーはどんな人柄か
- 休みのとりやすさ、サービス残業の実態はどうか
- 直近でどれだけ人が辞めているか
現場に通って職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。
保険会社はピンキリで、営業ノルマがキツかったり、すぐに人が辞める、不人気な会社も多く存在しています。
採用に苦労していて、とにかく人が欲しいあまり、面接でも肝心なデメリットを教えてくれない企業もあるのが現実です。
保険業界だと、いざ働き始めてから、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。
- 「成績を上げない社員への風当たりが強い」
- 「サービス残業が当たり前で、毎日終電まで帰れない」
- 「社長がパワハラ気質で、しょっちゅう人が辞めている」
エージェントはこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、転職の失敗を防げるようになります。
なぜここまでしてくれるの?
エージェントは、転職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはエージェントにとっても損になるからです。
転職エージェントは、企業にあなたを紹介することで、企業から紹介料を受け取るビジネスです。
この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、企業に返金するルールがあります。
あなたにすぐに辞められると、転職エージェントは紹介料が手に入らず、大損になるのです。
長く続けられる職場に転職をしてもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。
理由2. 表に出ない好条件な求人に応募できる
保険業界の高待遇な求人は「重要なボジションで、戦略上外部に出せない」というケースがほとんどで、エージェント経由でしか応募できないことも多いです。
実際に「JACリクルートメント」の、ハイクラスな保険業界の求人はほとんどが会社名非公開となっています。
こうした求人は、企業が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。
平均的な年収500万円前後の求人でも、人気企業や待遇のいい求人は、応募の殺到を避けるためにエージェント経由でのみ募集されるケースが多いです。
逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。
理由3. 選考で有利になりやすい
転職エージェントを使うことで、直接申し込んだ人よりも、選考が有利に進むことがあります。
採用側からすると、どこの誰かわからない人よりも、転職エージェントがプッシュしてくる人の方が安心して採用することができるからです。
エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。
また、大手だとサポート実績が多い分「どんな人に内定が出て、逆にどんな人は落ちやすい」といったデータも豊富に持っていて、万全の選考対策を受けることもできます。
理由4. 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる
転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。
- キャリアの相談
- 求人の紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 面接や入社の日程調整
- 年収交渉
自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。
特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。
転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。
デメリットは使い方次第で解消できる
転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。
- ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
→実績のある大手のエージェントだけを使う
→3社以上使い、担当者を比べる - ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
→自分の経験、キャリアに合ったエージェントを選ぶ
そのため、転職エージェントは必ず使っておきましょう。
転職エージェントに断られた場合は?
転職エージェントは、転職が決まらないと利益が出ないため、自社でサポートが難しい人は、サポートを断るケースがあります。
3社以上に断られた方は、自分で求人を探して応募する求人サイトを使いましょう。
求人サイトなら、保険業界も含め、求人数が最多の「リクナビネクスト」がおすすめです。
登録すると、求人を調べられるだけでなく、企業からのスカウトももらえることがあります。
ただ、これまで紹介した他のサービスと比べると以下の通りで、あらゆる点で劣るため、まず使うべきサービスではありません。
サポート | 求人の質・量 | 選考の有利さ | |
①転職エージェント | ◎ 相談〜内定後の交渉まで |
◎ 良質な非公開求人、数多い |
◎ 選考対策・プッシュあり |
②スカウトサービス | △ 企業からのスカウトなら無し |
◎ 良質な非公開求人、数多い |
○ 企業スカウトなら書類選考なし |
③求人サイト | × 自分でやる |
△ 公開求人、数少ない |
× 自力で頑張る |
求人サイトはネット上に求人を公開して、広く募集しないと人が集まらない小さいベンチャーが多く、有名企業の求人は少ないので注意しましょう。
このページで紹介する転職エージェントを3社以上使っても決まらなかった方のみ、最終手段として使いましょう。
転職エージェントに断られるのはどんな人?
転職エージェントに「転職させられない=お金にならない」人と判断されると、断られてしまいます。
そう判断されるパターンとしては、以下があげられます。
- キャリア・経験がなく、自社と取引のある企業に紹介しにくい
- 転職活動へのやる気が見えず、本当に転職したいのかわからない
1つ目については、このページで紹介している通り、自分のキャリアに合わせて選ぶことで対処できます。
2つ目の転職への意欲の点も、付き合い方次第でイメージを変えることは可能です。
次の章から、正しい付き合い方も含め、転職エージェントを最大限活用する方法を解説していきます。
7. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと
ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。
- 最初の申し込みを丁寧に行う
- 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
- 経歴・スキルに嘘はつかない
- 複数のエージェントを使っていることは隠さない
- 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
- 担当者が使えないと判断したら付き合わない
- 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
- 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
- 最低限のマナーは守る
7-1. 最初の申し込みを丁寧に行う
優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。
入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。
下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。
- 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
- 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
- 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く
7-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。
エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。
以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。
- 転職予定がかなり先
- そもそも転職への意欲が低い
すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。
7-3. 経歴・スキルに嘘はつかない
求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。
転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。
いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。
やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。
7-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない
転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。
言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。
- あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
- 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる
すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。
これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。
こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。
7-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。
長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。
以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。
- こういった求人はないか
- こんな業界は自分でも通るか
自動的に、後回しにされるリスクも
転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。
その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。
更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。
この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。
7-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない
どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。
具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。
付き合うべきではない担当者の特徴 |
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2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。
担当を変えたい場合
担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。
件名:担当変更のご相談
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。
しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。
つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。
お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。
担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。
各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。
エージェント自体の利用をやめる場合
基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。
ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。
エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。
件名:退会手続きのお願い
〇〇エージェント 〇〇様
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。
(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。
熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。
お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。
退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。
7-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える
エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。
これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。
- 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
- 改めて自分のアピールポイントを整理したい
見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。
以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。
(参考)ひどい推薦文の例
〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。
コミュニケーション能力が高く、明るい方です。
ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。
7-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく
エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。
転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。
転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。
紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。
また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。
こうした話はしすぎないよう注意しましょう。
7-9. 最低限のマナーは守る
エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。
こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。
また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。
応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。
8. 保険業界についてよくある質問
最後に、保険業界についてよくある以下の質問に回答していきます。
8-1. 保険業界の今後の将来性は?
以下の点で、保険業界の将来性は明るいと言えます。
- 大手保険会社は海外進出に積極的で、海外でのシェアを拡大している
- 時代を読んだ新たな保険商品が出続けている(サイバーリスク保険、ドローン保険など)
- 災害リスクの高まりで、地震保険の加入は右肩上がりで増えている
一部将来性がない、保険業界がなくなるという声もありますが、変化していくだけで、将来が暗いとは言えません。
ネガティブな意見や、その実態をまとめたのが以下です。
将来性がないとされる理由 | 実際どうか |
AIに仕事を奪われる | カスタマーサポートなど簡単な対応はAIに変わるが、営業や商品開発など、複雑な仕事は人間がやる必要がある |
少子高齢化で、生命保険に入る人が減っていく | 医療の進歩で人生100年時代になり、医療や介護など、第三分野の保険加入者が増える見込み |
国内は飽和状態で、新たな顧客獲得が難しい | 大手保険会社は、海外進出を加速させていて、海外での保険加入者を近年増やし始めている |
ただ、ネット保険の普及の影響もあり、保険代理店は近年倒産・廃業が増えているので注意が必要です。(参考:東京商工リサーチ)
8-2. 保険業界の志望動機を作るコツは?
他の業界も変わりませんが、志望動機では以下2つを確認されるので、必ず準備しておきましょう。
- なぜその会社を志望したのか
- そもそもなぜ保険業界を志望したのか(未経験からの転職の場合)
これらを通して、すぐに辞めないか、長く活躍してくれる人材かをチェックされます。
それぞれの伝えるべきポイントは以下の通りです。
伝えるポイント | |
なぜその会社なのか | ・会社の求める人材(求人のゆくゆくはこんな仕事を任せたいといった内容)に、自分の理想の働き方がマッチしていることを伝える。 ・応募先の仕事内容が、これまでの自分の経験が活かせる内容であることをアピールする。 例:以前は損害保険会社で自動車保険の販促に向けた、ディーラーや代理店向けの営業を行っていました。その中で、必要性に疑問を持つようなオプションを営業しなければならないケースがよくありました。そこで、幅広い商品から本当にお客様のためになるものを選んで営業できる保険代理店の仕事に強く惹かれるようになりました。貴社は、代理店の中でも扱う商品が特に多く、理想の仕事ができると感じ志望させていただきました。前職では目標数字を下回ったことがなく、営業成績には自信があるので、貴社でも、持ち前の営業力で活躍できると考えております。 |
なぜ保険業界を志望したのか | ・身近な経験から「保険の仕事に興味を持った」のように、仕事内容に惹かれた点を伝える。 ・応募先の仕事内容が、これまでの自分の経験が活かせる内容であることをアピールする。 例:昨年父親が病気で入院し、保険に助けられた経験から、万が一の自体を支える役目を持つ保険業界に強い興味を持ちました。誰にでも訪れる病気や事故に備える保険のありがたみを強く実感し、保険業界を志望しました。前職ではIT企業でカスタマーサポートを務めていて、お客様の悩みを聞き取り、解決に導く仕事をしていました。そこで磨いた、聞き取りのスキルは、保険業界の営業でも活かせると感じています。 |
待遇の良さを理由にしたり、「将来性があるから」、「感謝される仕事がしたい」のように曖昧な内容を言うのは、印象が悪くなるので避けましょう。
8-3. 保険業界の企業ランキングが知りたいです
直近の売上高で保険会社をランキングにしたのが以下の表です。
生命保険 | 損害保険 | |
1位 | 日本生命 | 東京海上日動火災保険 |
2位 | 明治安田生命 | 損保ジャパン |
3位 | メットライフ生命保険 | 三井住友海上 |
4位 | 住友生命保険 | あいおいニッセイ同和損害保険 |
5位 | 第一生命 | トーア再保険 |
- 2022~2023年の売上高を参考
当ページで紹介する大手の転職エージェントなら、これらの有名企業ともパイプがあり、希望すれば紹介が受けられます。
8-4. 保険業界はやめとけと言われる理由は?
以下の理由で、やめとけと言われることが多いです。
- 営業ノルマがきつい:高い目標を設定され、プレッシャーの中で働くことが多い
- 稼ぎにくい:契約を取れないと手当がつかず、まともに稼げないこともある
- 契約後も安心できない:解約されると給与の返金が必要になるケースもある
一方で、保険業界で働くことには以下のメリットもあります。
- 成績次第で年収1,000万円以上と大きく稼ぐことも可能
- 無形商材の営業経験が積める(ITや人材のサービスなど、同じ無形商材を売る会社にも転職しやすい)
8-5. 保険業界の2025年問題とは?
団塊の世代が75歳に達する、超高齢化時代の入り口となるのが2025年です。
社会保障費が増えたり、あらゆる業界で人手不足が深刻になるなど、社会全体に与える影響が「2025年問題」と言われています。
保険業界では、保険の支払額が増え、保険料を払ってくれる現役世代が減ることが、2025年以降の大きな課題とされています。
まとめ
保険業界に強い転職エージェントについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
保険業界での転職を目指す方は、以下の方法で転職エージェントを選びましょう。
- 実績のある大手エージェントを選ぶ
- 保険業界の求人が豊富なエージェントを選ぶ
- 自分のキャリアに合わせて選ぶ
具体的には、あなたの経験や年収に合わせて、以下から3社を使うべきです。
金融・保険業界 経験者 |
未経験 | ||
年収 〜600万円 |
年収 600万円〜 |
||
リクルートエージェント | ◎ | ◯ | ◎ |
doda | ◎ | ◯ | ◎ |
マイナビエージェント | ◎ | △ | ◎ |
パソナキャリア | ◯ | ◎ | ◯ |
JACリクルートメント | ◯ | ◎ | △ |
コトラ | ◯ | ◎ | △ |
外資系保険会社を目指す方には、海外でもサービスを行い、外資系企業とのパイプが強い以下の3社がおすすめです。
保険業界経験者の方は、以下のようなスカウトサービスも一つは使っておきましょう。
当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。