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外資系に強い転職エージェントおすすめ10選|危険な裏事情と選び方

「外資系に強いのはどの転職エージェント?」、「初めて外資系を目指すならどこがいい?」など、外資系に強い転職エージェントが気になっていませんか?

外資転職には必須の転職エージェントですが、どれを使うかで年収が数百万円変わったり、ポジションも課長と平社員レベルまで差がつくこともあるので注意しましょう。

また、外資系の中でも有名企業などの優良求人は一部のエージェントに集中していて、間違ったものを選ぶと「興味のない求人ばかりで全然決まらない」といった事態になります。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、外資転職に使うべき転職エージェントについて、以下の流れで解説していきます。

  1. 結論|外資への転職で使うべき転職エージェント
  2. 外資転職に使う転職エージェントの選び方
  3. 外資転職向け|転職エージェントおすすめランキング5選
  4. 5社で決まらなかった時に使うべき全エージェント
  5. 外資転職におすすめのスカウトサービス3選
  6. 外資転職に転職エージェントを使うべき3つの理由
  7. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと
  8. 外資系への転職についてよくある質問

全て読めば、外資系に強い転職エージェントはどこで、どう選ぶべきか、使いこなすコツはあるかまでがわかり、転職エージェントで失敗することがなくなるでしょう。

著者:N.K(現役転職エージェント)
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nk
大手エージェントに勤務中の40代。

新卒ではメガバンクに入行。営業を経験した後、人事部へ異動して中途採用を担当する。

銀行の人事制度に疑問を感じ、10年目で異業種への転職を決意、大手転職エージェントに転職した。

当初は金融業界の法人営業に従事。その後も2回転職をし、これまで3社の転職エージェントを経験、その間コンサル、商社、外資などの法人も担当してきた。

匿名の「キャリアアップ」でなら、経験を活かしたありのままの裏事情を発信できるのではと思い、当サイトでライターを始めた。

1. 結論|外資への転職で使うべき転職エージェント

このページでは、外資系への転職におすすめの転職エージェントについて、根拠を持って詳しく解説していきます。

長くなってしまったので先に結論を言うと、外資転職におすすめのエージェントTOP5は以下の通りです。

おすすめエージェント 特徴
1位. JACリクルートメント 外資系、ハイクラスの転職では真っ先に名前が上がる老舗で、利用必須。もともと日系企業ということもあり、サポートも丁寧と評判。
2位. LHH転職エージェント 世界60カ国で人材サービスを展開するアデコグールプの運営で、外資系企業との強いパイプあり。
3位. ランスタッド 運営会社は、人材業界でリクルートを超える世界トップの売り上げを誇り、世界各国の有名企業と強いパイプがある。
4位. マイケルペイジ 外資転職に特化したサービスで、IT、製薬業界の求人が豊富
5位. ロバートウォルターズ 外資転職に特化したサービスで、ビジネスレベルの英語力が必須の求人がメイン

いずれも設立30年を超える、海外にも拠点を持つ大手で、外資系企業との強いパイプを持っています。

外資系出身の方も、初めて外資系を目指す方も、まずはこれらを使いましょう。

上記の中から3社に登録し、担当者や求人をみて、使う会社を絞るというのが、転職エージェントで失敗しない方法です。

5社で決まらなかった時に使うべき全サービス

最初に紹介した5社は、外資に強いですが、同時にハイクラス向けを打ち出していてます。

そのため、職歴によっては、サポートを断られたり、紹介を受けられないこともあります。

5社でうまくいかなかった外資系志望の方は、以下の大手エージェントを選びましょう。

志望業界 おすすめエージェント
コンサル ムービン
金融 アンテロープ
消費財 アズール&カンパニー
上記以外 リクルートエージェント
doda

志望業界がある方は、それぞれの特化型エージェント、その他業界の方は、幅広い転職に対応した大手2社を使いましょう。

いずれも日本での転職サポートがメインの会社ですが、外資系の転職にも対応しています。

敷居は最初の5社ほど高くないので、未経験からの転職や第二新卒など、職歴が浅い人でもサポートしてもらいやすいです。

年収800万円以上の方はスカウトサービスも使っておく

使うべき転職エージェントは以上の通りですが、現在の年収が800万円以上で外資系志望の方は、以下のスカウトサービスも一つは使っておくべきです。

これらは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスで、主に年収800万円以上の方を対象としています。

scout

※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント

企業からのスカウトだと、いきなり面接に進んでスピーディーに内定が出るケースもあるため、登録しておいて損はありません。

中でもおすすめは、スカウト型の最大手で、30,000社以上の企業からスカウトが受けられる「ビズリーチ」です。

では、次の章から具体的に外資系の転職に使う転職エージェントの選び方を解説していきます。

2. 外資転職に使う転職エージェントの選び方

外資への転職に使う転職エージェントは、以下の方法で選びましょう。

  • 選び方1. 実績のある大手エージェントを選ぶ
  • 選び方2. 海外にも拠点を持つエージェントを選ぶ
  • 選び方3. 担当を比べるためにも、必ず3社は使う

この選び方がなぜ重要かを紹介していきます。

選び方1. 実績のある大手エージェントを選ぶ

転職エージェントは大手から中小まで二万社以上ありますが、実績のある大手だけを選ぶようにしましょう。

大手と中小のメリット・デメリットは下記の通りで、大手エージェントの方が転職時に強い味方になります。

大手と中小の違い

企業側もまず大手を頼るため求人が豊富で、個別に紹介を頼まれた、表に出ない好条件な求人もたくさん持っています。

また、サポート経験が多い分、企業ごとに「面接でどう答えれば内定が出やすいか」といったデータも豊富に持っています。

求人、選考対策いずれの面でも優秀で、大手を使うだけでいい会社に入れる確率はグッと高まります。

大手にも下記のデメリットがありますが、使い方次第で解消できるため、大手を選べば間違いありません。

  • ×忙しいので放置されることがある(一人の担当が何人もサポートする体制)
    →まめに連絡を取ったり、積極的な姿勢を見せれば優先的に対応してくれる
  • ×中にはハズレの担当もいる
    →エージェントを複数使えばハズレの担当者と付き合わなくて済む

中でも、外資系の即戦力採用の求人は、「重要ポジションで外部に出せない求人」というケースが多いです。

そのため、外資系志望の方は、企業とパイプのある大手エージェントを選ぶのは特に重要です。

知っておくべき裏事情:近年は低品質なエージェントが急増した

下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。

引用:厚生労働省ホームページ

これには、資格さえあればインターネットを使うことで、簡単にエージェント業が始められるようになったという背景があります。

新設エージェントにも、優良なものはありますが、以下のようなタイプが多いのが実情です。

  • 企業とのパイプが弱く、紹介できる求人が少ない
  • 実績が少なく「会社ごとにどう選考対策するべきか」といったノウハウがない
  • 実績作りのために、合わない求人をごり押ししてくる

こうしたエージェントにあたると、手持ちの求人から内定を出そうと、希望と違う求人をごり押しさたり、転職失敗の原因にもなるため注意が必要です。

優良なものもありますが、見極めが難しいため、聞いた事もないような中小エージェントは避け、実績のある大手だけを使っておきましょう。

選び方2. 海外にも拠点を持つエージェントを選ぶ

外資系の転職には、大手の中でも海外にも拠点を持ち、世界で人材サービスを行なうエージェントを選びましょう。

おすすめエージェント 海外の拠点 サービス開始
1位. JACリクルートメント シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、香港特別行政区、韓国、ベトナム、インド、英国、ドイツ、アメリカでサービス提供中 イギリス(1975年〜)
2位. LHH転職エージェント 世界60カ国以上に5,000を超える拠点あり
※運営元のアデコグループ
スイス(1957年〜)
※運営元のアデコグループ
3位. ランスタッド 世界38カ国に4,800を超える拠点あり オランダ(1960年〜)
4位. マイケルペイジ 世界36カ国に約140の拠点あり イギリス(1976年〜)
5位. ロバートウォルターズ 世界31カ国の主要都市にオフィスを持つ イギリス(1985年〜)

これらは海外での採用をサポートする企業から、そのまま日本法人の採用も任されるケースがよくあります。

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この積み重ねで、一般的な国内をメインで活動するエージェントには集めきれない、外資の案件が充実しています。

また、いずれも30年以上の歴史がある、世界的にも有名な会社の転職エージェントです。

外資系企業からの信頼も厚く、「〇〇エージェントの紹介なら安心」と、使うだけで書類審査が緩くなったり、選考でも有利になる傾向があります。

選び方3. 担当を比べるためにも、必ず3社は使う

以上の流れで大手エージェントを選んでも、ハズレの担当がつく場合もあるため、必ず3社は使い、担当者を比べるようにしましょう。

ハズレの担当としては、以下のようなパターンがあげられます。

  • 志望業界の知識が不十分で、深い相談ができない
  • 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社登録

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。

また、転職エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

3. 外資転職向け|転職エージェントおすすめランキング5選

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今回当ページでは、外資転職向けとして紹介されることの多い上記のエージェントを以下の観点で厳選しました。

  • 30年以上の歴史ある大手の運営
  • 海外にも多くのサービス拠点を持つ
  • 外資系の方からの評判が極めていい

厳選した5社を、実績や求人数、利用者の評判をもとにランキングにしたのが以下です。

おすすめエージェント 特徴
1位. JACリクルートメント 外資系、ハイクラスの転職では真っ先に名前が上がる老舗で、利用必須。もともと日系企業ということもあり、サポートも丁寧と評判。
2位. LHH転職エージェント 世界60カ国で人材サービスを展開するアデコグールプの運営で、外資系企業との強いパイプあり。
3位. ランスタッド 運営会社は、人材業界でリクルートを超える世界トップの売り上げを誇り、世界各国の有名企業と強いパイプがある。
4位. マイケルペイジ 外資転職に特化したサービスで、IT、製薬業界の求人が豊富
5位. ロバートウォルターズ 外資転職に特化したサービスで、ビジネスレベルの英語力が必須の求人がメイン

いい担当者を見極めたり、求人の選択肢を広げるためにも、上記から必ず3つは使っておきましょう。

おすすめ順に並べたため、迷ったら上位3社を使いましょう。

では、それぞれ特徴を解説していきます。

1位. JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、外資系やハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗の転職エージェントです。

世界10カ国以上に拠点を持ち、外資系企業の日本進出を人材の面でサポートするなど、海外企業と強いパイプを持ちます。

外資転職のサポート実績は国内トップクラスで、老舗のJACにしか求人を出さない大手外資系も多いことから、外資転職には必ず使うべき1社です。

求人数 約11,700件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
運営歴 1988年~
紹介企業例 アイロボットジャパン/P&G/ファイザー/日本IBM/ユニリーバジャパン

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

2位. LHH転職エージェント

lhh転職エージェント

LHH転職エージェント」は、世界60カ国に拠点を持つグローバル企業が運営する、大手転職エージェントです。

運営元の「アデコ」は、世界中で長年人材派遣サービスを提供してきた実績があり、外資系企業とのパイプが強いです。

国内の有名企業の求人もありますが、外資系の転職ノウハウ、サポート力では頭ひとつ抜けているため、外資系への転職を狙う方には特におすすめです。

求人数 約31,000件
対応エリア 全国
運営会社 アデコ株式会社
運営歴 1985年~
紹介企業例 PwCアドバイザリー合同会社/デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社/エルメスジャポン

LHH転職エージェント公式ページ:https://jp.lhh.com

3位. ランスタッド

ranstad

ランスタッド」は、人材業界で売り上げ世界1位の顔も持つ、ランスタッドのハイクラス向けの転職エージェントです。

38の国で4,800以上の拠点を持ち、世界中で人材サービスを提供してきたことから、外資系企業との強いパイプを持っています。

求人数はJAC、LHHに比べると少ないですが、外資系への転職を狙う方には、掘り出し物の求人がある可能性が高くおすすめです。

求人数 約5,300件
対応エリア 全国
運営会社 ランスタッド株式会社
運営歴 1980年~
紹介企業例 バイエル薬品/アボットジャパン合同会社/フィリップス・ジャパン

ランスタッド公式ページ:https://www.randstad.co.jp/tenshoku/

4位. マイケルペイジ

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マイケルペイジ」は、世界30カ国以上に拠点を持つ転職エージェントで、日本では東京にのみ拠点を持っています。

東京の求人が9割以上で、IT業界、製薬ヘルスケア業界の求人が多い傾向があります。

実績は十分ですが、担当者は外国人が多く、時間にルーズだったり、的外れな求人を押し付けたりといった評判も多いので注意しましょう。

求人数 約5,700件
対応エリア 主に東京・神奈川
運営会社 マイケル・ペイジ・インターナショナル・ジャパン株式会社
運営歴 1976年~
紹介企業例 マイクロポート・オーソぺディックス・ジャパン/アゴダ/メドペイス・ジャパン

マイケルペイジ公式ページ:https://www.michaelpage.co.jp/

5位. ロバート・ウォルターズ

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ロバートウォルターズ」は、イギリスのロンドン発祥の転職エージェントで、日本には東京と大阪に拠点を持っています。

ネイティブレベルの英語力がある人向けの求人をメインで扱っています。

担当者は外国人が多く、普段のサポートも英語が当たり前のように使われるので、英語力に自信がない方には向きません。

求人数 約1,600件
対応エリア 主に東京・大阪
運営会社 ロバート・ウォルターズ・ジャパン
運営歴 1985年~
紹介企業例 Vibracoustic Japan K.K.

ロバート・ウォルターズ公式ページ:https://www.robertwalters.co.jp/

海外に拠点を持つその他転職エージェント

5社以外で、海外に拠点を持つ転職エージェントとしては、以下が挙げられます。

転職エージェント 海外の拠点 サービス開始
ヘイズジャパン 世界33カ国に拠点あり イギリス(1867年〜)
ロバートハーフ 世界に300を超える拠点を持つ アメリカ(1948年〜)
Morgan McKinley 香港、中国、シンガポール、オーストラリア、英国、アイルランド、カナダの8か国・地域に17拠点を展開 アイルランド(1988年〜)

実績は十分ですが、5社に比べると求人数が少なく、ユーザーの口コミもイマイチなものが多かったっため、ランク外としました。

4. 5社で決まらなかった時に使うべき全エージェント

これまで紹介してきた5社は、ハイクラス向けを打ち出したサービスで、職歴によっては、サポートを断られたり、満足に紹介を受けられない場合があります。

5社でうまくいかなかった外資系志望の方は、以下の大手エージェントを選びましょう。

志望業界 おすすめエージェント
コンサル ムービン
金融 アンテロープ
消費財 アズール&カンパニー
上記以外 リクルートエージェント
doda

志望業界がある方は、それぞれの特化型エージェント、その他業界の方は、幅広い転職に対応した大手2社を使いましょう。

いずれも日本での転職サポートがメインの会社ですが、外資系の転職にも対応しています。

最初の5社ほど敷居は高くなく、未経験からの転職や第二新卒など、職歴が浅い人でもサポートしてもらいやすいです。

では、それぞれ特徴を解説していきます。

4-1. コンサル業界向け:ムービン

movin

ムービン」は、コンサル業界特化の転職エージェントでは最も運営歴の長い老舗で、外資系コンサルファームとも強いパイプを持っています。

担当者は、業界出身者も多く、経験をもとにした深いアドバイスがもらえることも多いです。

未経験からのコンサル転職にも対応しているので、新たにコンサルティング業界を目指したい方にもおすすめです。

求人数 非公開
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ムービン・ストラテジック・キャリア
運営歴 1997年~
紹介企業例 BIG4(PwC、KPMG、EY、デロイトトーマツ)をはじめとした大手コンサルファーム

ムービン公式ページ:https://www.movin.co.jp/

4-2. 金融業界向け:アンテロープ

antelope

アンテロープ」は、金融・コンサル業界に特化したエージェントで、20年以上の運営実績があります。

投資銀行や金融機関など、外資系の金融案件も豊富に持っていて、業界出身者など、実務にも詳しい担当のサポートが受けられます。

コンサル業界にも強いですが、金融に特化していることもあり、主に財務系のファームとのつながりが強いです。

求人数 約4,000件
対応エリア 全国
運営会社 アンテロープキャリアコンサルティング株式会社
運営歴 2002年~
紹介企業例 カーライルグループ、A.T. カーニー

アンテロープ公式ページ:https://www.antelope.co.jp/

4-3. 消費財業界向け:アズール&カンパニー

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アズール&カンパニー」は、外資系や消費財業界への転職に特化した転職エージェントです。

消費財とは食品やアパレル、化粧品など、個人が使うために購入するあらゆる製品のことで、幅広い外資のブランド、メーカーの求人が揃っています。

消費財特化のエージェントは他になく、まずこちらを頼る慣習がある外資系企業も多いので、使っておいて損はありません。

求人数 約2,200件
対応エリア 全国
運営会社 アズール&カンパニー株式会社
運営歴 2002年~
紹介企業例 ネスレ、ゴディバ、シャネル、アディダス、ジミー・チュウ

アズール&カンパニー公式ページ:https://www.azureweb.jp/

4-4. その他業界向け:リクルートエージェント

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リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、求人の量・サポート実績共にトップクラスです。

外資専用ではないものの、求人数が他社と比べても圧倒的に多いことから、外資系の求人も充実しています。

幅広いクラスの転職に対応しているため、外資系を目指したいけどスキルに自信がない、という方も、積極的なサポートが受けられます。

求人数 約680,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
運営歴 1977年~
紹介企業例 アデコ、シーメンス、PwC税理士法人、イスカルジャパン、キコーテック

リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/

4-5. その他業界向け:doda

doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

リクルート同様に外資専用ではないものの、求人数自体が多いことから、外資系企業の求人も充実しています。

ITエンジニアや、メーカーの機械系のエンジニアなど、技術職の外資求人が特に多いため、対象職種の方は必ず使っておきましょう。

求人数 約200,000件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
運営歴 1989年~
紹介企業例 レッドブル、サムスン、ベクター、プルデンシャル生命保険、日本IBM

doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/

5. 外資転職におすすめのスカウトサービス3選

外資系志望の方で、現在の年収が800万円以上の方は、転職エージェントとあわせて以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。

スカウトサービスは、経歴やスキルを登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つサービスです。

主に年収800万円以上の方を対象としていて、近年これを使う外資系企業も続々と増えています。

登録するとあなたのプロフィールがデータベースにのり、それを使う企業の人事やヘッドハンターの目に留まると、スカウトが受けられます。

scout

※ヘッドハンター:企業から紹介を頼まれた人材を探す転職エージェント

登録後は待つだけでよく、企業からのスカウトだといきなり面接に進んでスピーディーに内定が決まることもあるため、登録しておいて損はありません。

少なくとも、スカウトサービスの最大手で、30,000社以上からスカウトが受けられる「ビズリーチ」は必ず使っておきましょう。

5-1. ビズリーチ

bizreach

ビズリーチ」は、毎月30,000人以上が登録している今最も勢いのあるスカウトサービスです。

即戦力人材を効率よく採用したい企業が続々と利用を開始していて、登録社数は30,000社を超えます。

一部有料の機能もありますが、最大の目玉である「企業からのスカウトの受け取り、返信」は無料プランでもできるので、まずは無料プランで使ってみるのがおすすめです。

有料プランの機能とは?

ビズリーチで月5,500円の有料プランに入ると開放される主な機能には、以下があります。

  • サイト内の全ての求人の閲覧、応募ができる
  • ヘッドハンターのスカウトが全て見られる

自分からも積極的に動きたい人向けの機能ですが、こうした人には、無料で使える転職エージェントの方がおすすめです。

紹介される求人にどんどん応募していくなど、自分からも積極的に動けますが、料金は一切かかりません。

ビズリーチは無料プランで使った上で、求人探しや応募には転職エージェントを活用しましょう。

求人数 約120,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ビズリーチ
登録企業数 30,000社以上
在籍ヘッドハンター数 6,200人

ビズリーチ公式ページ:https://www.bizreach.jp

5-2. リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト」は、ビズリーチの後を追うように始まった、転職業界最大手のリクルートが運営するスカウトサービスです。

登録に審査があるビズリーチに対し、審査なしで誰でも登録ができ、全機能を無料で使うことができます。

登録社数は非公開ですが、「最大手だし使っておこう」と考える企業の採用担当者は多いはずで、多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

ビズリーチが審査に通らず使えなかった方や、さらに可能性を広げたい人は登録しておきましょう。

求人数 約196,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
登録企業数 非公開
在籍ヘッドハンター数 4,300人

リクルートダイレクトスカウト公式ページ:https://directscout.recruit.co.jp/

5-3. doda X

dodax

doda X」も、ビズリーチの後を追うように始まった、業界大手のパーソルキャリアが運営するスカウトサービスです。

dodaの転職エージェントはリクルートと一緒に使う企業も多く、こちらも多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

他社にはない、パーソルの担当者からハイクラス求人の紹介が受けられるサービスもあるので、気になる方は企業スカウトとセットで使ってみましょう。

求人数 約49,000件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
登録企業数 非公開
在籍ヘッドハンター数 約8,000人

doda X 公式ページ:https://doda-x.jp/

スカウトサービスの3つの注意点

上記のスカウトサービスの利用にあたっては、以下の点に注意しましょう。

  • スカウトが中々来ないこともある
  • 企業からのスカウトだと、選考対策は自力になる
  • 質の低いヘッドハンターもいる

スカウトが中々来ないこともある

基本待ちのサービスなため、スカウトサービスだけに頼ると、スカウトが来ずに、一向に転職活動が進まないケースもあります。

こうならないためにも、自分からも担当者に求人紹介を頼むなど積極的に動ける転職エージェントも必ず利用しておきましょう。

企業からのスカウトだと、選考対策は自力になる

スカウトサービスで企業からスカウトを受けるとそのまま面接に進めますが、この場合以下は全て自分でやる必要があります。

  • 面接対策
  • 面接日や入社日の調整、年収交渉などの企業とのやりとり

上記は転職エージェントだと担当者が全てやってくれますが、スカウトサービスでは自力となります。

特に面接対策は、よほど慣れている方でない限り自力では難しいケースが多いため注意が必要です。

いい企業スカウトが来た時に焦らずに面接に進むためにも、まずは転職エージェントに登録し、志望業界の面接対策は受けておきましょう。

質の低いヘッドハンターもいる

スカウトサービスでは、企業だけでなく、「ヘッドハンター」と呼ばれる民間の転職エージェント会社からもスカウトが受けられます。

ヘッドハンターの中には、以下のような質の低いタイプもいるため注意が必要です。

  • とにかく接点を持とうと、経歴をよくみずにスカウトを大量に送っている
  • 設立まもない会社で、企業とのパイプも弱く、紹介できる求人も少ない
  • 実績作りのために、合わない求人でもごり押ししてくる

優良なヘッドハンターもいますが、ヘッドハンターからのスカウトは大量に届くケースも多く、見極めるのは難しいです。

そのため、スカウトサービスは、「企業からのスカウト」のみ確認する使い方が効率的でおすすめです。

企業からのスカウトは、面接確定を意味していて、人事担当者があなたの経歴に目を通した上で、本当に会いたいと思って送られることがほとんどです。

転職サイトは使うべき?

その他の転職サービスに、求人を自分で探して応募する転職サイトがありますが、外資転職には使う必要はありません。

外資系の求人は、会社の戦略上隠されるのが普通で、転職サイトのような一般に出回ることはほぼないからです。

影響力のある大手の外資系企業ほど、求人は表に出さず、以下の方法でこっそり採用を進めます。

  • 付き合いのある転職エージェントに個別に紹介を頼む
  • スカウトサービスで、気になる人材に個別に声をかける

Daijob」のように、外資に特化した転職サイトもありますが、ほとんどが転職エージェント経由の募集で、直接応募できる求人は極めて少ないです。

外資転職には、たくさんの外資求人にアクセスできる、転職エージェントとスカウトサービスだけ使っておけば間違いありません。

6. 外資転職に転職エージェントを使うべき3つの理由

以下の理由で、外資系企業への転職には、必ず転職エージェントを使うべきです。

  • エージェントしか持っていない外資求人に応募できる
  • 選考で有利になることがある
  • 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる

理由1. エージェントしか持っていない外資求人に応募できる

外資系の求人は「重要なボジションで、戦略上外部に出せない」というケースがほとんどで、エージェント経由でしか応募できないことも多いです。

こうした求人は、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。

エージェントの公式ページで外資系の求人を検索できますが、実際、企業名は非公開がほとんどです。

エージェントを使うことで、このように表に出ない、豊富な外資系の求人の紹介が受けられます。

理由2. 選考で有利になることがある

転職エージェントを使うことで、直接申し込んだ人よりも、選考が有利に進むことがあります。

採用側からすると、どこの誰かわからない人よりも、転職エージェントがプッシュしてくる人の方が安心して採用することができるからです。

エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。

また、外資系特有の応募書類(英文レジュメ)の作り方や、面接スタイルも教えてもらえるので、初めて外資系を目指す方も安心です。

理由3. 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる

転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。

特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。

転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。

デメリットは使い方次第で解消できる

転職エージェントには以下のデメリットがありますが、それぞれ選び方や使い方次第で解消ができます。

  1. ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
  2. 相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある

デメリット1 ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる

転職エージェントは、業者にもそこで出てくる担当者にも、当たり外れがあるデメリットがあります。

ただ、このページで紹介している通り、以下の流れで選ぶことで、ハズレの業者や担当者に振り回されるリスクは減らせます。

  • 選び方1. 実績のある大手エージェントを選ぶ
  • 選び方2. 海外にも拠点を持つエージェントを選ぶ
  • 選び方3. 担当を比べるためにも、必ず3社は使う

デメリット2. 相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある

転職エージェント自体が、転職を成功させることで、企業からお金をもらっています。

そのため、下記のような人で、「転職できる見込みがない」と判断されると、相手にしてもらえない場合があります。

  • キャリア・経験がなく、自社と取引のある企業に紹介しにくい
  • 転職活動へのやる気が見えず、本当に転職したいのかわからない

繰り返しになりますが、以下の5社は特におすすめですが、いずれもハイクラス向けで、職歴によってはサポートを受けられない場合もあります。

  1. JACリクルートメント
  2. LHH転職エージェント
  3. ランスタッド
  4. マイケルペイジ
  5. ロバートウォルターズ

これらで満足なサポートが受けられなかった方は、以下のようにハイクラス以外も対象とする他のエージェントを活用しましょう。

志望業界 おすすめエージェント
コンサル ムービン
金融 アンテロープ
消費財 アズール&カンパニー
上記以外 リクルートエージェント
doda

また、2つ目の転職への意欲の点も、付き合い方次第でイメージを変えることは可能です。

次の章から、正しい付き合い方も含め、転職エージェントを最大限活用する方法を解説していきます。

7. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

7-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

7-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

7-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

7-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

7-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

7-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

7-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

  • 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
  • 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

(参考)ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

7-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

7-9. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

8. 外資系への転職についてよくある質問

最後に、外資系への転職に関して、よくある以下の質問に回答していきます。

8-1. 外資系企業と日系企業の違いは?

主な違いを項目別にまとめると、以下の通りです。

外資系 日系
収入 年齢関係なく、成果を出せば、高収入になる 年功序列で、長く務めるごとに収入が上がる
仕事内容 一つの職種をずっと任される
・特定の仕事のスペシャリストになれる
社内の部署異動で、あらゆる職種を経験
・特定の会社のジェネラリスト(幅広い知識を持つ人材)になれる
人の入れ替わり 多い
・数年おきの転職は当たり前の文化がある
・成果を出せない人が退職になることも多い
少ない
・一つの会社で長く働く人が多い
・成果が出なくても退職まで行くことは少ない
企業文化 個人を重視する
・個人の判断でどんどん仕事を進めることができ、裁量も大きい
組織を重視する
・チームワーク重視で、細かい判断にも会社内での同意が必要になることが多い
福利厚生 日本ではよくある住宅手当、退職金の制度は少ない 充実している企業が多い

8-2. 外資系企業が向くのはどんな人?

上記の比較を踏まえると、日系より外資系勤務が向くのは、以下に当てはまる方です。

  • 安定した雇用よりも、より稼げる可能性のある、チャレンジングな環境を望む
  • ルール通りに動くよりも、自分で考えて動くほうが得意
  • 他社でも通用しやすい、特定の職種のスペシャリストになりたい
  • いろんな会社を渡り歩いてみたい

逆に、「一つの会社で、安定した立場で長く働きたい」という方には、日系企業の方が向いています。

8-3. 外資系で求められる英語力はどれくらい?

ビジネスレベルの英語力が必須の求人だと、少なくともTOEIC700点以上の英語力が必要とされています。

700点以上というと具体的には、以下が普通にできるイメージです。

  • 外国人の同僚とのコミュニケーション
  • 英語でのメールや電話のやり取り
  • 1人で海外旅行

普段英語を使わず、英語力がなくても応募できる外資系の職場もありますが、海外本社との会議などのタイミングで、結局必要になることも多いです。

任される仕事の幅が増え、選考でも有利になるので、外資を受けるなら、このレベルの英語力は最低限身につけておくおことをおすすめします。

8-4. 外資系への転職で後悔するパターンとは?

日系企業から外資に初めて転職された方が、後悔するよくあるパターンは以下の通りです。

  • 思ったような成果が出せず、収入が減ってしまった
  • 英語の細かい意思疎通がうまくいかず、成果を出しきれない
  • 個人主義のドライは風土が合わなかった

ただ、これらは以下のメリットの裏返しとも言えます。

  • インセンティブの割合が大きく、成果を上げればその分高収入を目指しやすい
  • 英語が得意な人は、その分活躍しやすい
  • 馴れ合いが少なく、自分の仕事に集中できる

これらに魅力を感じる方は、外資系を目指す価値は十分あります。

まとめ

外資転職におすすめの転職エージェントについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

外資系への転職を目指す方は、海外でもいくつもの拠点を持ち、人材サービスを行う以下の大手をまず選びましょう。

おすすめエージェント 特徴
1位. JACリクルートメント 外資系、ハイクラスの転職では真っ先に名前が上がる老舗で、利用必須。もともと日系企業ということもあり、サポートも丁寧と評判。
2位. LHH転職エージェント 世界60カ国で人材サービスを展開するアデコグールプの運営で、外資系企業との強いパイプあり。
3位. ランスタッド 運営会社は、人材業界でリクルートを超える世界トップの売り上げを誇り、世界各国の有名企業と強いパイプがある。
4位. マイケルペイジ 外資転職に特化したサービスで、IT、製薬業界の求人が豊富
5位. ロバートウォルターズ 外資転職に特化したサービスで、ビジネスレベルの英語力が必須の求人がメイン

ただ、これらは、ハイクラス向けを打ち出していて、職歴によっては、サポートを断られたり、紹介を受けられないこともあります。

5社でうまくいかなかった方は、以下の大手エージェントを選びましょう。

志望業界 おすすめエージェント
コンサル ムービン
金融 アンテロープ
消費財 アズール&カンパニー
上記以外 リクルートエージェント
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また、現在の年収が800万円以上の方は、転職エージェントとあわせて以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。