ページの一部でマイナビ等の広告が掲載されています。

食品メーカーに強い転職エージェント6選|経験・年収別のおすすめと選び方

「食品メーカーに強い転職エージェントは?」、「未経験から目指すならどこがいい?」など、食品メーカー志望者が使うべき転職エージェントが気になっていませんか?

食品メーカーに強い転職エージェントは複数ありますが、あなたの経験や年収によっておすすめは変わります。

選び方を間違えると、「申し込んだのに全然相手にされない」、「興味のない求人ばかり」といった事態になります。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、食品メーカー志望の方が使うべき転職エージェントについて、以下の流れで解説していきます。

全て読めば、食品メーカーへの転職にはどのエージェントを使うべきか、選ぶ上でどんな注意点があり、使いこなすコツはあるかまでがわかり、転職エージェントで失敗しなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
著者情報を詳しく見る

ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 結論|食品メーカー志望者が使うべき転職エージェント

このページでは、食品メーカー志望の方におすすめの転職エージェントについて、根拠を持って詳しく解説していきます。

長くなってしまったので先に結論を言うと、以下からあなたのキャリアに合わせて3社を選ぶべきです。

食品業界
経験者
未経験
年収
600万以下
年収
600万〜
1. リクルートエージェント
2. doda
3. マイナビエージェント
4. ワークポート
5. パソナキャリア ×
6. JACリクルートメント ×

いずれも20年以上の実績のある大手で、歴史ある大手・優良食品メーカーの求人はこれら6社に集中しています。

参考に、これらの特徴を一文でまとめると以下の通りです。

おすすめエージェント 特徴
リクルートエージェント 食品メーカーの求人数、転職サポート実績ともに最多の大手
doda 業界No.2の求人数を誇る大手で、食品メーカーの営業から技術職まで幅広く対応
マイナビエージェント 新卒分野では最大手なのもあり、20代向けの食品メーカーの求人が充実
ワークポート メーカーの転職に力を入れていて、未経験から応募できる求人が比較的多い
パソナキャリア 女性のハイクラス転職に強く、日系の大手食品メーカーの求人が充実
JACリクルートメント ハイクラス特化の老舗で、食品業界の年収600万円以上は登録必須

食品業界の経験者はスカウトサービスも1つは使う

食品業界の経験者の方は、あわせて以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。

これは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスで、主に即戦力になる年収600万円以上の方を対象としています。

scout

※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント

食品メーカーの中でも、業界経験が重視されやすい以下の職種の方は、スカウトがもらえる可能性が高いです。

  • 研究・開発
  • 生産技術・生産管理
  • 品質保証・品質管理
  • 商品の企画・開発
  • 営業

企業からのスカウトだと、いきなり面接に進んでスピーディーに内定が出るケースもあるため、登録しておいて損はありません。

中でもおすすめは、スカウト型の最大手で、30,000社以上の企業からスカウトが受けられる「ビズリーチ」です。

そもそも食品メーカーとは

原料を仕入れて食品を製造するメーカーのことで、食品業界全体での立ち位置は以下の通りです。

food_maker_position

何を作るかで、大きく以下のように分類できます。

  • 飲料・乳飲料:サントリー、コカコーラ、アサヒ
  • 調味料・加工食品:キッコーマン、味の素、ミツカン
  • 食肉加工:日本ハム、伊藤ハム
  • 製菓:亀田製菓、江崎グリコ、ロッテ
  • 製パン:山崎製パン、フジパン
  • インスタント食品:日清、東洋水産
  • 製粉・精油:不二製油、日清製粉
  • レトルト・冷凍食品:ニチレイ、ハウス食品

未経験からの転職は難しい?

食品メーカーで募集の多い職種別に、未経験転職の難易度をまとめると以下の通りです。

食品メーカーの職種 未経験からの転職難易度
研究・開発 高い 食品業界で近いジャンルの実務経験が必須なことが多い
商品企画
生産技術・生産管理 普通 何らかの製造業で実務経験があれば可能性あり
品質管理・品質保証
営業 低い 実務経験があれば、どの業界出身かは問われないことが多い
人事や経理などの管理部門
製造オペレーター 低い 完全未経験でも募集する求人が多い

未経験から目指したい方は、「ワークポート」のような未経験転職に強い大手エージェントをまず利用しましょう。

可能性があるか、まずどうすべきかといった点で、詳しい担当に親身に相談に乗ってもらえます。

次から、食品メーカーに強い転職エージェントを選ぶポイントを解説していきます。

2. 食品メーカーに強い転職エージェントの選び方

食品メーカーへの転職を目指す方は、以下の方法で転職エージェントを選んでおきましょう。

  • 選び方1. 実績のある大手を選ぶ
  • 選び方2. 自分のキャリアに合わせて選ぶ
  • 選び方3. 担当を比べるためにも、必ず3社は使う

この選び方がなぜ重要かを紹介していきます。

選び方1. 実績のある大手を選ぶ

転職エージェントは大手から中小まで二万社以上ありますが、実績のある大手だけを選ぶようにしましょう。

大手は企業からの信頼も厚く、個別に紹介を依頼された、以下のような表に出ない食品メーカーの求人を豊富に持っています。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

こうした人気な求人・高待遇な求人は企業と信頼関係ができているエージェントにしか集まりません。

また、大手は多くの転職をサポートしてきた分、「面接でどう答えれば内定が出やすいか」といったデータも豊富に持っていて、選考対策のレベルも高いです。

転職ノウハウも豊富で、大手を使うだけで、いい会社に入れる確率はグッと高まります。

知っておくべき裏事情:近年は低品質なエージェントが急増した

下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。

引用:厚生労働省ホームページ

これには、資格さえあればインターネットを使うことで、簡単にエージェント業が始められるようになったという背景があります。

新設エージェントにも、優良なものはありますが、以下のようなタイプが多いのが実情です。

  • 企業とのパイプが弱く、紹介できる求人が少ない
  • 実績が少なく「会社ごとにどう選考対策するべきか」といったノウハウがない
  • 実績作りのために、合わない求人をごり押ししてくる

こうしたエージェントにあたると、手持ちの求人から内定を出そうと、希望と違う求人をごり押しさたり、転職失敗の原因にもなるため注意が必要です。

優良なものもありますが、見極めが難しいため、聞いた事もないような中小エージェントは避け、実績のある大手だけを使っておきましょう。

選び方2. 自分のキャリアに合わせて選ぶ

転職エージェントは、大手の中でも自分の食品業界でのキャリアに合ったものを選びましょう。

大手の中でも、以下のように力を入れているジャンルが違うからです。

  • 第二新卒や年収400万円前後のサポートに強い
  • 年収600万円以上のハイクラス転職に強い
  • 業界未経験からの転職に強い

これを知らないと悲惨で、例えば未経験から目指す方が、ハイクラス向けのエージェントを使っても、紹介できる求人がなく、相手にされません。

mismatch

逆に、経験豊富で高収入の方が、未経験にも対応した若手向けを使うと、見合った求人紹介が受けられず、実力通りの転職ができない可能性があります。

ミスマッチなものを選んで、失敗しないためにも、このページを参考に自分のキャリアに合ったエージェントを選んでおきましょう。

選び方3. 担当を比べるためにも、必ず3社は使う

転職エージェントは、担当を比べるためにも、必ず3社は使うようにしましょう。

どんなに優良な転職エージェントでも、担当者によって経験や対応は違い、以下のようなハズレの担当者に当たる場合もあるからです。

  • 食品業界の知識が不十分で、深い相談ができない
  • 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる
  • 応募や内定を急かすなど対応が悪い

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社登録

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。

また、転職エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

ここまでを踏まえ、次の章から、具体的に選ぶべきエージェントを紹介していきます。

3. 食品メーカーに強い転職エージェントおすすめ6選

今回当ページでは、大手転職エージェント20社以上を比較し、以下の観点で6社を厳選しました。

  • 運営歴20年以上の老舗
  • 食品メーカーの求人が豊富
  • 利用者の評判が極めていい

厳選した6社について、経験や年収別におすすめ度をまとめたのが以下です。

食品業界
経験者
未経験
年収
600万以下
年収
600万〜
1. リクルートエージェント
2. doda
3. マイナビエージェント
4. ワークポート
5. パソナキャリア ×
6. JACリクルートメント ×

いい担当者を見極めたり、求人の選択肢を広げるためにも、上記から必ず3つは使っておきましょう。

では、それぞれ特徴を解説していきます。

3-1. リクルートエージェント

r-agent

リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、食品メーカーの求人数・転職実績共にトップクラスです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、大手食品メーカーの求人も多いので、登録しておいて損はありません。

リクルートエージェントの口コミ・評判

  • ◯志望業界の転職サポート経験が多い担当だったので、話が伝わりやすく、相談しやすかった。(30代男性)
  • ◯紹介されるのが聞いたことのある有名企業ばかりで、さすが大手のサービスだと思った。(20代女性)
  • △忙しいのか、こちらも積極的に動かないと、相手にしてもらえない感じがあった。(30代男性)

リクルートエージェントの基本情報

向いている人 全ての食品メーカー志望者
求人数(食品業界) 約10,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
運営歴 1977年~

リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/

3-2. doda

doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。

dodaの口コミ・評判

  • ◯企業ごとの面接データにとても詳しいベテランの担当さんで、大変役に立ちました。(40代男性)
  • ◯職歴が浅い自分にもこんな可能性があるのかと、驚くほどいい求人をたくさん紹介してくれた。(20代男性)
  • △第一志望に内定もらえたので良かったですが、連絡がやや取りにくいことがあった。(30代男性)

dodaの基本情報

向いている人 食品業界経験者(年収600万円以下)・未経験者
求人数(食品業界) 約5,000件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
運営歴 1989年~

doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/

3-3. マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。

新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、30代までの方は積極的に使いましょう。

サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。

マイナビエージェントの口コミ・評判

  • ◯即戦力採用の求人には特に強いみたいで、自分みたいな経験者向けのいい求人が多かった。(20代男性)
  • ◯他の大手エージェントと比べても担当者の方がダントツで優しかった。(20代女性)
  • △未経験の職種を志望して使いましたが、あまり相手にされませんでした。(30代男性)

マイナビエージェントの基本情報

向いている人 食品業界経験者(年収600万円以下)
求人数(食品業界) 約400件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社マイナビ
運営歴 1973年~

マイナビエージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/

3-4. ワークポート

workport

ワークポート」は、メーカーの転職に力を入れている、若手からの支持が大きい転職エージェントです。

設立当初はIT業界に特化していましたが、2014年から他業種の取り扱いも開始しており、現在は食品メーカーも含めあらゆる業界に対応しています。

主に20代までですが、未経験者が対象の求人も比較的多いので、未経験から食品メーカーを目指す方には特におすすめです。

ワークポートの口コミ・評判

  • ◯業界未経験からの転職でしたが、応募先の選び方から丁寧に教えてくれて、頼りになりました。(20代男性)
  • ◯担当のレスが早く、終始スムーズに活動を進められました。(30代女性)
  • △年収アップできる案件は少ない印象(20代男性)

ワークポートの基本情報

向いている人 食品業界の未経験者
求人数(食品業界) 約1,800件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ワークポート
運営歴 2003年~

ワークポート公式ページ:https://www.workport.co.jp/

3-5. パソナキャリア

pasonacareer

パソナキャリア」は求人の半数が年収800万を超える、ハイキャリアのサポートに強い転職エージェントです。

運営元のパソナは、人材派遣業の運営歴が40年を超える業界大手で、有名企業とのパイプが強く、大手・優良企業の求人を多く保有しています。

また、会社を上げて女性のサポートに力を入れているため、ハイキャリアの女性の方には真っ先におすすめしたい一社です。

パソナキャリアの口コミ・評判

  • ◯経験を生かして年収アップできる案件をたくさん紹介してくれた。(40代男性)
  • ◯女性の担当で、職務経験も私に似ている方だったので話しやすかった。(30代女性)
  • △高スキルの人向けみたいで、私には向きませんでした。(40代女性)

パソナキャリアの基本情報

向いている人 食品業界経験者(年収600万円以上)
求人数(食品業界) 約800件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社パソナ
運営歴 1976年~

パソナキャリア公式ページ:https://www.pasonacareer.jp

3-6. JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗の転職エージェントです。

実績や知名度の高さから、企業側も、高待遇の技術者などハイクラス求人はJACにだけ相談していることも多いため、年収600万以上の方は必ず登録しておきましょう。

世界11カ国にも支店を持っていて国外の会社との取引も多く、外資系食品メーカーとも強いパイプがあります。

JACリクルートメントの口コミ・評判

  • ◯私の職種に対する理解度は他社エージェントに比べて段違いに高かった。(30代男性)
  • ◯チャレンジングな紹介に最初は戸惑ったが、結果キャリアアップに成功し、感謝しかない。(40代男性)
  • △腕試しに登録しましたが、職歴が浅いからか、丁重にお断りされました。(30代女性)

JACリクルートメントの基本情報

向いている人 食品業界経験者(年収600万円以上)
求人数(食品業界) 約380件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
運営歴 1988年~

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

参考:食品業界の特化型エージェント

ここまで紹介したのは、その業界にも強い総合型ですが、以下のような特化型のエージェントもあります。

特化型エージェント 特徴
RDサポート 食品、化粧品、バイオヘルスケア業界に特化(1998年~)
グロリアスサーチ 食品業界の転職に特化(2017年~)

ただ、総合型に比べると、求人数・実績いずれの面でも劣るため、おすすめしません。

総合型の方が、長年の実績から業界を問わず企業に頼られることが多く、人気の食品メーカーの求人も集まりやすいです。

まずはこれまで紹介した総合型を使い、さらに使う余裕のある方のみこれらは使いましょう。

4. 食品業界経験者向け|おすすめのスカウトサービス3選

元々食品メーカー勤務で、同じ業界への転職を考えている方は、あわせて以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。

スカウトサービスは、経歴やスキルを登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つサービスで、主に即戦力になる年収600万円以上の方を対象としています。

登録するとあなたのプロフィールがデータベースにのり、それを使う企業の人事やヘッドハンターの目に留まると、スカウトが受けられます。

scout

※ヘッドハンター:企業に紹介を頼まれた求人にあった人材を探す業者

食品メーカーの中でも、経験が重視されやすい以下の職種の方は、スカウトがもらえる可能性が高いです。

  • 研究・開発
  • 生産技術・生産管理
  • 品質保証・品質管理
  • 商品の企画・開発
  • 営業

登録後は待つだけでよく、企業からのスカウトだといきなり面接に進んでスピーディーに内定が決まることもあるため、登録しておいて損はありません。

迷ったらどれだけの企業が使っているサービスかを公開していて、数が最多の「ビズリーチ」を選びましょう。

  登録企業数 運営歴
ビズリーチ 約30,000社 2009年~
リクルートダイレクトスカウト 非公表 2014年~
doda X 非公表 2019年~
AMBI 約2,800社 2017年~
ミドルの転職 なし
(在籍するエージェントからのスカウトのみ)
2015年~

スカウトサービスの最大の強みは企業から直接スカウトが受けられることですが、企業数が多いほどチャンスは広がり、スカウトも増える傾向があります。

4-1. ビズリーチ

bizreach

ビズリーチ」は、毎月30,000人以上が登録している今最も勢いのあるスカウトサービスです。

即戦力人材を効率よく採用したい企業が続々と利用を開始していて、登録社数は20,000社を超えます。

一部有料の機能もありますが、最大の目玉である「企業からのスカウトの受け取り、返信」は無料プランでもできるので、まずは無料プランで使ってみるのがおすすめです。

有料プランの機能とは?

ビズリーチで月5,500円の有料プランに入ると開放される主な機能には、以下があります。

  • サイト内の全ての求人の閲覧、応募ができる
  • ヘッドハンターのスカウトが全て見られる

自分からも積極的に動きたい人向けの機能ですが、こうした人には、無料で使える転職エージェントの方がおすすめです。

紹介される求人にどんどん応募していくなど、自分からも積極的に動けますが、料金は一切かかりません。

ビズリーチは無料プランで使った上で、求人探しや応募には転職エージェントを活用しましょう。

求人数 約120,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ビズリーチ
登録企業数 約30,000社
在籍ヘッドハンター数 6,200人

ビズリーチ公式ページ:https://www.bizreach.jp

4-2. リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト」は、ビズリーチの後を追うように始まった、転職業界最大手のリクルートが運営するスカウトサービスです。

登録に審査があるビズリーチに対し、審査なしで誰でも登録ができ、全機能を無料で使うことができます。

登録社数は非公開ですが、「最大手だし使っておこう」と考える企業の採用担当者は多いはずで、多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

ビズリーチが審査に通らず使えなかった方や、さらに可能性を広げたい人は登録しておきましょう。

求人数 約196,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
登録企業数 非公開
在籍ヘッドハンター数 4,300人

リクルートダイレクトスカウト公式ページ:https://directscout.recruit.co.jp/

4-3. doda X

dodax

doda X」も、ビズリーチの後を追うように始まった、業界大手のパーソルキャリアが運営するスカウトサービスです。

dodaの転職エージェントはリクルートと一緒に使う企業も多く、こちらも多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

他社にはない、パーソルの担当者からハイクラス求人の紹介が受けられるサービスもあるので、気になる方は企業スカウトとセットで使ってみましょう。

求人数 約49,000件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
登録企業数 非公開
在籍ヘッドハンター数 約8,000人

doda X 公式ページ:https://doda-x.jp/

5. 食品メーカーへの転職にエージェントを使うべき4つの理由

求人サイトから自分で応募するなど他の方法もありますが、食品メーカー志望の方には、以下の理由で転職エージェントをおすすめします。

  • 転職でのミスマッチが起きにくい
  • 表に出ない好条件な求人に応募できる
  • 選考で有利になりやすい
  • 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる

理由1. 転職でのミスマッチが起きにくい

転職エージェントを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。

求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。

エージェントは、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。

  • 職場の雰囲気はどうか、現場のリーダーはどんな人柄か
  • 休みのとりやすさ、サービス残業の実態はどうか
  • 直近でどれだけ人が辞めているか

現場に通って職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。

農林水産省の「食品産業動向調査(2024年)」によると、食品メーカーの中でも、経営課題として”人材確保”を上げる企業が最も多いです。

採用に苦労している企業が多いのが現状で、とにかく人が欲しいあまり、面接でも肝心なデメリットを教えてくれない企業もあります。

いざ働き始めてから、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。

  • 「実はきついノルマがあり、達成しないとまともに稼げない」
  • 「サービス残業が当たり前の社風」
  • 「雑用ばかりで、スキルが全然身につかない」

エージェントはこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、転職の失敗を防げるようになります。

なぜここまでしてくれるの?

エージェントは、転職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはエージェントにとっても損になるからです。

転職エージェントは、企業にあなたを紹介することで、企業から紹介料を受け取るビジネスです。

agent-structure

この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、企業に返金するルールがあります。

あなたにすぐに辞められると、転職エージェントは紹介料が手に入らず、大損になるのです。

長く続けられる職場に転職してもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。

理由2. 表に出ない好条件な求人に応募できる

そもそもですが、下記のような優良な求人は、インターネットには中々出てきません。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

これらの求人は、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。

大手食品メーカーの研究開発といった技術職や、待遇のいい営業の求人は、このように表に出ないことも多いです。

転職エージェントを使えは、求人サイトにはないこれらの高品質な非公開求人にも応募ができます。

逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。

理由3. 選考で有利になりやすい

転職エージェントを使うことで、直接申し込んだ人よりも、選考が有利に進むことがあります。

採用側からすると、どこの誰かわからない人よりも、転職エージェントがプッシュしてくる人の方が安心して採用することができるからです。

エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。

また、大手はサポート実績が多い分「どんな人に内定が出て、逆にどんな人は落ちやすい」といったデータも豊富に持っていて、万全の選考対策を受けることもできます。

理由4. 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる

転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。

特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。

転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。

デメリットは使い方次第で解消できる

転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。

  • ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
    →実績のある大手のエージェントだけを使う
    →3社以上使い、担当者を比べる
  • ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
    →ターゲットの年収が自分に合ったエージェントを選ぶ

他のサービスと比べても優秀

転職エージェントは、他の転職サービスと比べても、あらゆる面で優れています。

その他、食品メーカーの転職に使えるサービスとして下記があります。

  • スカウトサービス:登録してスカウトを待つ
  • 求人サイト:自分で求人を探して応募する
  • ハローワーク:公共の転職支援サービス

これらのサービスと転職エージェントとの違いは、専任の担当者が付き、転職に必要なことを何から何までサポートしてくれるということです。

転職エージェントとこれら3つを「サポート」「求人の質・量」「選考の有利さ」で比較したのが以下です。

サポート 求人の質・量 選考の有利さ
転職エージェント
相談〜内定後の交渉まで

良質な非公開求人、数多い

選考対策・プッシュあり
スカウトサービス
一部のみのサポート

良質だが、数少ない

選考対策・プッシュあり
求人サイト ×
自分でやる

公開求人、数多い
×
自力で頑張る
ハローワーク
求人の紹介

数は多いが低品質

簡単な選考対策のみあり

全てにおいて優れているのは転職エージェントだけですから、食品メーカーへの転職を考えている方は、まず転職エージェントを使っておきましょう。

転職エージェントの利用の流れは?

大まかな流れは以下の通りです。

  1. ネットから申し込み
  2. エージェントと面談(対面かWEB、電話)
  3. 求人紹介を受ける
  4. 企業に応募
  5. 面接
  6. 内定

最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。

面談は、どのエージェントも現在はオンラインや電話で行うケースが多いです。

申し込みから内定まで、トータルで3ヶ月はかかるケースが多いため、余裕を持って早めに申し込みをしておきましょう。

6. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

6-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

6-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

6-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

6-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

  • 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
  • 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

(参考)ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

6-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

6-9. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

7. 食品メーカーの転職についてよくある質問

最後に、食品メーカーの転職についてよくある以下の質問に回答していきます。

7-1. 食品メーカーはやめとけと言われる理由は?

以下の理由で、やめとけと言われることがあります。

  • 年収はそこまで高くない:利益率が少ない事業で、成果に応じて給料が上がるケースも少ない
  • 全国転勤ありが多い:全国に工場をもつ大手だと、転勤を命じられることもよくある
  • 工場勤務だと大変:夜間や土日祝日も稼働する工場が多い
  • 古い体質の企業が多い:年功序列の色が強かったり、古いやり方を守る体質の企業が多い傾向

一方で、食品メーカーには以下のメリットがあるとされています。

  • ブランド力のある会社だと、経営が安定している
  • 競争が少なく、ホワイトな職場が多い
  • 自分が関わる製品がわかりやすく世に出るので、やりがいを持って働ける

7-2. 食品メーカーが向いている人とは?

仕事内容や社風を踏まえると、以下に当てはまる方に向いています。

  • 競争が苦手で、公務員のように安定志向で働ける職場がいい
  • 福利厚生の整った、ホワイトな職場で働きたい
  • 地味なルーティンワークでも、苦もなく続けられる

7-3. 食品メーカーの年収ランキングは?

主な大手食品メーカーの平均年収ランキングは以下の通りです。

平均年収
1位. アサヒグループホールディングス 1,232万円
2位. サントリー食品インターナショナル 1,133万円
3位. 味の素 1,072万円
4位. 明治ホールディングス 1,037万円
5位. キリンホールディングス 957万円
6位. 不二製油 940万円
7位. サッポロホールディングス 900万円
8位. 日清製粉グループ 869万円
9位. 江崎グリコ 823万円
10位. 日本ハム 822万円
  • 各社最新の有価証券報告書を参照

7-4. 食品メーカーの志望動機を作るコツは?

経験者、未経験者で、それぞれ、志望動機のコツと例文をまとめました。

志望動機のコツ
食品業界の経験者 ・自身の体験から、業界内での転職を考えるに至ったポジティブな理由を説明する。
・応募先の事業内容・仕事内容が、自分の理想にマッチしていることを説明する。

・これまでの自分の経験が活かせることをアピールする。
例:前職では、調味料メーカーで、食品会社や飲食店向けの営業を行っていました。当時の取引先に貴社と同じ高齢者向けの宅食メーカーがあり、自身の祖母もサービスを利用していたことから興味を持ちました。毎日のメニューを楽しみにする祖母の様子を見るうちに、宅食に魅力を感じ、自身もこうした商品を広める活動をしていきたいと強く思うようになりました。貴社は業界でもトップクラスの豊富なメニューを取り揃えており、最も理想の宅食を提供するメーカーと感じ、志望させていただきました。前職では新規開拓の営業を強みとし、営業所内でもトップの成績を何回も取っていたため、営業力の面でも大きく貢献できるとも考えております。
食品業界の未経験者 ・身近な経験から「食品メーカーの仕事に興味を持った」のように、仕事内容に惹かれた点を伝える。
・応募先の仕事内容が、これまでの自分の経験が活かせる内容であることをアピールする。
例:以前までは食に無頓着でしたが、子供ができたことで、いいものを食べさせたいと食に真剣に向き合うようになり、フードアナリストの資格を取るほど食に入れ込むようになりました。こうした経験から、自身も食に関わる仕事がしたいと考え、中でも子供の世話を通して世話になった、レトルト食品メーカーの貴社を志望するに至りました。
前職では、機械メーカーでルート営業を行っていて、顧客との長期的な信頼関係構築に勤めてきました。貴社でもルート営業が中心の業務と伺っており、その点でも貢献できると考えております。

他の職種も変わりませんが、志望動機では以下2つを確認されるので、必ず準備しておきましょう。

  • 数ある食品メーカーの中でも、なぜ応募先を選んだのか
  • なぜ食品業界を志望したのか(未経験からの転職の場合)

これらを通して、すぐに辞めないか、長く活躍してくれる人材かをチェックされます。

待遇の良さを理由にしたり、「食が好き」のように曖昧な内容を言うのは、印象が悪くなるので避けましょう。

7-5. 食品メーカーの転職が有利になる資格は?

食品メーカーへの転職で、持っていると転職で有利になる資格を以下にまとめました。

内容 必要な勉強時間
食品表示検定 食品の製造や流通に関する知識が問われる 約30時間(初級)
フードアナリスト 食文化や料理の歴史など、食の情報の専門家に認定される 約100時間(4級)
調理師 調理や栄養、衛生に関する知識を持つ調理のプロと認定される 約300時間
品質管理検定(QC検定) 品質管理の知識を問うもので、1~4級まである 約100時間(3級)
貿易実務検定 貿易実務に関する知識が問われ、3ランクに分かれる 約100時間(C級)

ただ、中途採用では実務経験が最も重視され、資格はなくても転職自体は可能です。

まとめ

食品メーカーへの転職に強い転職エージェントについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

食品メーカー志望の方は、以下から現在の年収別に3社のエージェントに登録しましょう。

食品業界
経験者
未経験
年収
600万以下
年収
600万〜
1. リクルートエージェント
2. doda
3. マイナビエージェント
4. ワークポート
5. パソナキャリア ×
6. JACリクルートメント ×

元々食品メーカー勤務で同じ業界への転職を目指す方は、以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。