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銀行に強い転職エージェント6選|経験・年収別のおすすめと選び方

「銀行への転職に強い転職エージェントは?」、「未経験から目指すにはどれがいい?」など、銀行に強い転職エージェントが気になっていませんか?

同じ銀行志望でも、経験や年収によって使うべきサービスは変わり、合わないものだと、使っても相手にされないので注意しましょう。

また、近年は低品質なエージェントが急増していて、選び方を間違えると転職の失敗にもつながります。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、銀行に強い転職エージェントについて、以下の流れで解説していきます。

  1. 結論|銀行志望の方が使うべき転職エージェント
  2. 銀行に強い転職エージェントの選び方
  3. キャリア別|銀行に強い転職エージェントおすすめ7選
  4. 金融業界経験者向け|スカウトサービスおすすめ3選
  5. 銀行志望が転職エージェントを使うべき3つの理由
  6. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

このページを読めば、銀行への転職にはどのエージェントを選ぶべきか、失敗しない選び方から使いこなすコツまでがわかり、転職エージェントで失敗しなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 結論|銀行志望の方が使うべき転職エージェント

このページでは、銀行への転職希望者におすすめの転職エージェントについて詳しく解説していきます。

長くなってしまったので先に結論を言うと、あなたの経験や現在の年収に合わせて、以下から3社を使うべきです。

金融業界
経験者
未経験
年収
〜600万円
年収
600万円〜
リクルートエージェント
doda
マイナビエージェント
パソナキャリア
JACリクルートメント
コトラ
アンテロープ
※東京のみ

※東京のみ

メガバンクから地銀まで、有名銀行の求人はこの7社に集中していて、ここから選んでおけば間違いありません。

参考までに、それぞれのエージェントを一言で表すと下記の通りです。

おすすめエージェント 特徴
リクルートエージェント 業界最大手で、金融業界の求人の量・転職サポート実績共にトップクラス
doda リクルートに次ぐ求人数を誇る業界No.2で、金融業界の転職サポートにも強い
マイナビエージェント 新卒分野では最大手なのもあり、若手向けの求人が充実
パソナキャリア 求人の半数以上が年収800万円以上で、ハイクラスな大手企業求人が豊富
JACリクルートメント ハイクラス転職で真っ先に名前が上がる老舗で、金融業界の高年収求人が集中している
コトラ 金融特化のサービスでは求人数、実績共にトップクラス
アンテロープ 東京周辺の、金融・コンサル業界の転職サポートに特化

これらは、保険やコンサルなど、銀行での経験が活かせる他の業界への転職にも強いので、銀行からの転職にも使えます。

金融業界の経験者は、スカウトサービスも一つは使う

金融業界経験者の方は、以下のようなスカウトサービスも一つは使っておきましょう。

これらは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスです。

scout

※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント

即戦力になる人を対象としたサービスで、経験者を求める、銀行をはじめとした多くの金融業界の企業が利用しています。

企業からのスカウトだと、いきなり面接に進んでスピーディーに内定が出るケースもあるため、登録しておいて損はありません。

中でもおすすめは、スカウト型の最大手で、30,000社以上の企業からスカウトが受けられる「ビズリーチ」です。

そもそも銀行とは

銀行は、以下の業務を行う金融機関のことです。

  • 預金:個人や法人からお金を預かる
  • 為替:他の口座への送金や振込、海外通貨の売買を行う
  • 融資:個人や法人向けに、利子をつけてお金を貸す

体制や仕事内容によって、大きく以下の5種類に分けられます。

どんな銀行か 有名企業
メガバンク(都市銀行) 大都市に本店を置き、全国で銀行業を行う。取引先は大手企業が多い。 三菱UFJ銀行・みずほ銀行、りそな銀行、三井住友銀行
地方銀行 地方に本店を置き、特定の地域を中心にサービスを行う。取引先は地方の中小企業が多い。 横浜銀行、千葉銀行、静岡銀行
信託銀行 銀行業務に加えて、金融商品の売買仲介や資産運用のコンサルなど、富裕層向けのサービスも行う。 三菱UFJ信託、みずほ信託、三井住友信託銀行
ネット銀行 実店舗を持たず、ネット上の取引をメインに行う。 ソニー銀行、auじぶん銀行、住信SBIネット銀行
投資銀行 企業の資金調達や、企業買収(M&A)のサポートをする J.P.モルガン・ゴールドマンサックス

どんな職種がある?

中途採用でよく募集される職種は以下の通りで、中でも営業の募集が多いです。

  • 営業:個人向けに金融商品の営業、法人向けに融資の営業を行う
  • 事務:預金や為替など銀行取引に関する事務作業や、窓口対応を行う
  • エンジニア:自社のシステムを担当する社内SE、インフラエンジニア

その他、他の業界と同じで、人事や経理といった管理部門の募集もあります。

未経験からの転職は難しい?

9割以上が、金融機関での同等の経験を求める求人で、銀行未経験からの転職は難しいです。

地方銀行だと、「営業経験があればOK」のように、未経験も対象の募集が比較的ありますが、その他はかなり少ないです。

一方、エンジニアの求人は、職種の経験があればよく、金融業界での経験は必須ではないものが多いです。

未経験から目指したい方は、未経験転職に強い「doda」のような大手エージェントをまず利用しましょう。

可能性があるか、まずどうすべきかといった点で、詳しい担当に親身に相談に乗ってもらえます。

2. 銀行に強い転職エージェントの選び方

銀行への転職を目指す方は、以下の方法でエージェントを選びましょう。

  • 実績のある大手エージェントを選ぶ
  • 金融業界の求人が豊富なエージェントを選ぶ
  • 自分の経験・年収に合わせて選ぶ

選び方1. 実績のある大手エージェントを選ぶ

転職エージェントは大手から中小まで二万社以上ありますが、実績のある大手だけを選ぶようにしましょう。

大手と中小のメリット・デメリットは下記の通りで、大手エージェントの方が転職時に強い味方になります。

大手と中小の違い

銀行側もまず大手を頼るため求人が豊富で、個別に紹介を頼まれた、表に出ない好条件な求人もたくさん持っています。

また、サポート経験が多い分、銀行ごとに「面接でどう答えれば内定が出やすいか」といったデータも豊富に持っています。

求人、選考対策いずれの面でも優秀で、大手を使うだけでいい会社に入れる確率はグッと高まります。

大手にも下記のデメリットがありますが、使い方次第で解消できるため、大手を選べば間違いありません。

  • ×忙しいので放置されることがある(一人の担当が何人もサポートする体制)
    →まめに連絡を取ったり、積極的な姿勢を見せれば優先的に対応してくれる
  • ×中にはハズレの担当もいる
    →エージェントを複数使えばハズレの担当者と付き合わなくて済む

知っておくべき裏事情:近年は低品質なエージェントが急増した

下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。

引用:厚生労働省ホームページ

これには、資格さえあれば、ネットで誰でも簡単にエージェント業を始められるようになった背景があります。

新設の中小エージェントにも優良なものはありますが、以下のようなタイプが多いのが実情です。

  • 企業とのパイプが弱く、紹介できる求人が少ない
  • 常に出回っているようなブラック求人しか持っていない
  • 実績が少なく「会社ごとにどう対策すれば内定が出やすい」といったノウハウがない

こうしたエージェントにあたると、手持ちの求人から内定を出そうと、希望と違う求人をごり押しさたり、転職失敗の原因にもなるため注意が必要です。

選び方2. 金融業界の求人が豊富なエージェントを選ぶ

また、大手の中でも、銀行をはじめとした金融業界の求人が多いエージェントを選んでおきましょう。

特化していなくても、リクルートやdodaのように、あらゆる転職に強い大手は銀行の求人も多いので、積極的に使いましょう。

金融業界の求人数
コトラ(金融業界に特化) 約3,000件
アンテロープ(金融業界に特化) 約2,000件
リクルートエージェント 約11,000件
doda 約9,500件

いずれも30年以上の実績のある老舗で、金融業界でも歴史ある大手・優良企業とは必ずと言って良いほどパイプを持っています。

知名度の高い、これらにしか求人を出さない銀行もあります。

選び方3. 自分の経験・年収に合わせて選ぶ

転職エージェントは、大手の中でも自分の金融業界でのキャリアに合ったものを選びましょう。

大手の中でも、以下のように力を入れているジャンルが違うからです。

  • 第二新卒や年収400万円前後のサポートに強い
  • 年収600万円以上のハイクラス転職に強い
  • 業界未経験からの転職に強い

これを知らないと悲惨で、例えば未経験から目指す方が、ハイクラス向けのエージェントを使っても、紹介できる求人がなく、相手にされません。

mismatch

逆に、経験豊富で高収入の方が、未経験にも対応した若手向けを使うと、見合った求人紹介が受けられず、実力通りの転職ができない可能性があります。

ミスマッチなものを選んで、失敗しないためにも、このページを参考に自分のキャリアに合ったエージェントを選んでおきましょう。

その他ポイント. 必ず3社は使って担当を比べる

以上の流れで大手エージェントを選んでも、ハズレの担当がつく場合もあるため、必ず3社は使い、担当者を比べるようにしましょう。

ハズレの担当としては、以下のようなパターンがあげられます。

  • 金融業界の知識が不十分で、深い相談ができない
  • 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社登録

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。

また、転職エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

3. キャリア別|銀行に強い転職エージェントおすすめ7選

今回当ページでは、金融業界に対応した転職エージェント20社以上を比較し、以下の観点で厳選しました。

  • 20年以上の実績のある大手
  • 金融業界の求人が多い
  • 使った人の評判が極めていい

厳選した7社について、業界でのキャリア別におすすめ度をまとめたのが以下です。

金融業界
経験者
未経験
年収
〜600万円
年収
600万円〜
リクルートエージェント
doda
マイナビエージェント
パソナキャリア
JACリクルートメント
コトラ
アンテロープ
※東京のみ

※東京のみ

それぞれ、特徴を解説していきます。

3-1. リクルートエージェント

r-agent

リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、求人の量・転職実績共にトップクラスです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、大手・優良企業の求人も多いので、登録しておいて損はありません。

リクルートエージェントの口コミ・評判

  • ◯担当が金融業界出身の方で、話が伝わりやすく、相談しやすかった。(30代男性)
  • ◯紹介されるのが聞いたことのある有名企業ばかりで、さすが大手のサービスと感じた。(20代女性)
  • △忙しいのか、こちらも積極的に動かないと、相手にしてもらえない感じがあった(30代男性)

リクルートエージェントの基本情報

向いている人 金融業界未経験、経験者(年収〜600万円)
求人数(銀行) 約2,500件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
運営歴 1977年~

リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/

3-2. doda

doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。

dodaの口コミ・評判

  • ◯企業ごとの面接データにとても詳しいベテランの担当さんで、大変役に立ちました。(40代男性)
  • ◯職歴が浅い自分にもこんな可能性があるのかと、驚くほどいい求人をたくさん紹介してくれた。(20代男性)
  • △第一志望に内定もらえたので良かったですが、連絡がやや取りにくいことがあった。(30代男性)

dodaの基本情報

向いている人 金融業界未経験、経験者(年収〜600万円)
求人数(銀行) 約2,800件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
運営歴 1989年~

doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/

3-3. マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。

新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、20代の方には特におすすめです。

サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。

マイナビエージェントの口コミ・評判

  • ◯求人の質が高く、新卒の頃には叶わなかった大手への転職が成功しました。(20代男性)
  • ◯他の大手エージェントと比べても担当者の方がダントツで優しかった。(20代女性)
  • △熱心なのはいいですが、やや連絡がしつこく感じました。(30代男性)

マイナビエージェントの基本情報

向いている人 金融業界未経験、経験者(年収〜600万円)
求人数(銀行) 約1,500件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社マイナビ
運営歴 1973年~

マイナビエージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/

3-4. パソナキャリア

pasonacareer

パソナキャリア」は求人の半数が年収800万を超える、ハイキャリアのサポートに強い転職エージェントです。

運営元のパソナは、人材派遣業の運営歴が40年を超える業界大手で、有名企業とのパイプが強く、大手・優良企業の求人を多く保有しています。

また、会社を上げて女性のサポートに力を入れているため、ハイキャリアの女性の方には真っ先におすすめしたい一社です。

パソナキャリアの口コミ・評判

  • ◯管理系の職種なら必ず使うべき。紹介がとにかく充実していた(40代男性)
  • ◯女性の担当で、境遇も私に似ている方だったのでとても話しやすかった。(40代女性)
  • △高スキルの人向けみたいで、私には向きませんでした。(30代女性)

パソナキャリアの基本情報

向いている人 金融業界経験者(年収600万円~)
求人数(銀行) 約1,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社パソナ
運営歴 1976年~

パソナキャリア公式ページ:https://www.pasonacareer.jp

3-5. JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント」は、ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗の転職エージェントです。

金融業界の中でも一流企業と呼ばれる案件が集中していて、こうした企業にチャレンジしたい方は必ず使うべき1社です。

大手エージェントでは珍しく、担当者についても悪い評判がほとんどなく、質の高いサポートが受けられます。

JACリクルートメントの口コミ・評判

  • ◯私の職種に対する理解度は他社エージェントに比べて段違いに高かった。(30代男性)
  • ◯チャレンジングな紹介に最初は戸惑ったが、結果キャリアアップに成功し、感謝しかない。(40代男性)
  • △腕試しに登録しましたが、職歴が浅いからか、丁重にお断りされました。(30代女性)

JACリクルートメントの基本情報

向いている人 金融業界経験者(年収600万円~)
求人数(銀行) 約350件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
運営歴 1988年~

JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/

3-6. コトラ

kotora

コトラ」は、金融業界特化のエージェントでは最大手で、20年以上の実績を誇ります。

担当者は、保険や銀行、不動産金融など細かく担当業界が分かれていて、それぞれ業界出身者が多く配置されています。

業界のトレンドや、企業ごとの選考突破のコツにはとても詳しいとの評判が多く、頼りがいのあるエージェントです。

コトラの口コミ・評判

  • ◯担当が志望業界出身の方で、とても細かく情報をいただけた。(30代男性)
  • ◯紹介は少ないが、じっくり吟味して選んでもらえていると感じた(40代男性)
  • △進めるペースが早すぎて、私には合いませんでした。(30代女性)

コトラの基本情報

向いている人 金融業界経験者(年収600万円~)
求人数(銀行) 約1,800件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社コトラ
運営歴 2002年~

コトラ公式ページ:https://www.kotora.jp/

3-7. アンテロープ

antelope

アンテロープ」は、金融・コンサル業界に特化したエージェントで、20年以上の運営実績があります。

投資銀行からPEファンド、ベンチャーキャピタルまで金融案件を豊富に持っていて、業界出身者など、実務にも詳しい担当のサポートが受けられます。

コンサル業界にも強いですが、金融に特化していることもあり、主に財務系のファームとのつながりが強いです。

アンテロープの口コミ・評判

  • ◯未経験の業界だったが、これまでの経験を活かすアピール方法を教えてくれて、無事内定が出た。(20代男性)
  • ◯他の大手と遜色ない紹介が受けられたし、担当のレベルも高かったと思う。(30代男性)
  • △レベルが見合っていなかったのか、紹介は少なかった。(30代女性)

アンテロープの基本情報

向いている人 金融業界経験者(年収600万円~)※東京のみ
求人数(銀行) 約100件
対応エリア 主に東京
運営会社 アンテロープキャリアコンサルティング株式会社
運営歴 2002年~

アンテロープ公式ページ:https://www.antelope.co.jp/

4. 業界経験者向け|スカウトサービスおすすめ3選

金融業界経験者の方は、以下のようなスカウトサービスも一つは使っておきましょう。

これらは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスです。

登録するとあなたのプロフィールがデータベースにのり、それを使う企業の人事やヘッドハンターの目に留まると、スカウトが受けられます。

scout

※ヘッドハンター:企業に紹介を頼まれた求人にあった人材を探す業者

即戦力になる人を対象としたサービスで、経験者を求める多くの金融業界の企業が利用しています。

登録後は待つだけでよく、企業からのスカウトだといきなり面接に進んでスピーディーに内定が決まることもあるため、登録しておいて損はありません。

迷ったらどれだけの企業が使っているサービスかを公開していて、数が最多の「ビズリーチ」を選びましょう。

  登録企業数 運営歴
ビズリーチ 約30,000社 2009年~
リクルートダイレクトスカウト 非公表 2014年~
doda X 非公表 2019年~
AMBI 約2,800社 2017年~
ミドルの転職 なし
(在籍するエージェントからのスカウトのみ)
2015年~

スカウトサービスの最大の強みは企業から直接スカウトが受けられることですが、企業数が多いほどチャンスは広がり、スカウトも増える傾向があります。

4-1. ビズリーチ

bizreach

ビズリーチ」は、毎月30,000人以上が登録している今最も勢いのあるスカウトサービスです。

即戦力人材を効率よく採用したい企業が続々と利用を開始していて、登録社数は30,000社を超えます。

一部有料の機能もありますが、最大の目玉である「企業からのスカウトの受け取り、返信」は無料プランでもできるので、まずは無料プランで使ってみるのがおすすめです。

有料プランの機能とは?

ビズリーチで月5,500円の有料プランに入ると開放される主な機能には、以下があります。

  • サイト内の全ての求人の閲覧、応募ができる
  • ヘッドハンターのスカウトが全て見られる

自分からも積極的に動きたい人向けの機能ですが、こうした人には、無料で使える転職エージェントの方がおすすめです。

紹介される求人にどんどん応募していくなど、自分からも積極的に動けますが、料金は一切かかりません。

ビズリーチは無料プランで使った上で、求人探しや応募には転職エージェントを活用しましょう。

求人数 約120,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ビズリーチ
登録企業数 約30,000社
在籍ヘッドハンター数 6,200人

ビズリーチ公式ページ:https://www.bizreach.jp

4-2. リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト」は、ビズリーチの後を追うように始まった、転職業界最大手のリクルートが運営するスカウトサービスです。

登録に審査があるビズリーチに対し、審査なしで誰でも登録ができ、全機能を無料で使うことができます。

登録社数は非公開ですが、「最大手だし使っておこう」と考える企業の採用担当者は多いはずで、多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

ビズリーチが審査に通らず使えなかった方や、さらに可能性を広げたい人は登録しておきましょう。

求人数 約196,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
登録企業数 非公開
在籍ヘッドハンター数 4,300人

リクルートダイレクトスカウト公式ページ:https://directscout.recruit.co.jp/

4-3. doda X

dodax

doda X」も、ビズリーチの後を追うように始まった、業界大手のパーソルキャリアが運営するスカウトサービスです。

dodaの転職エージェントはリクルートと一緒に使う企業も多く、こちらも多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

他社にはない、パーソルの担当者からハイクラス求人の紹介が受けられるサービスもあるので、気になる方は企業スカウトとセットで使ってみましょう。

求人数 約49,000件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
登録企業数 非公開
在籍ヘッドハンター数 約8,000人

doda X 公式ページ:https://doda-x.jp/

5. 銀行志望が転職エージェントを使うべき3つの理由

求人サイトから自分で応募するなど、他の方法もありますが、銀行への転職を目指す方は、以下の理由で転職エージェントをまず使うべきです。

  • 表に出ない好条件な求人に応募できる
  • 選考で有利になりやすい
  • 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる

理由1. 表に出ない好条件な求人に応募できる

銀行をはじめとした、金融機関の高待遇な求人は「重要なボジションで、戦略上外部に出せない」というケースがほとんどで、エージェント経由でしか応募できないことも多いです。

実際に「JACリクルートメント」の、ハイクラスな金融業界の求人はほとんどが会社名非公開となっています。

こうした求人は、企業が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。

平均的な年収500万円前後の求人でも、人気企業や待遇のいい求人は、応募の殺到を避けるためにエージェント経由でのみ募集されるケースが多いです。

転職エージェントを使えは、求人サイトにはないこれらの高品質な非公開求人にも応募ができます。

理由2. 選考で有利になりやすい

転職エージェントを使うことで、直接申し込んだ人よりも、選考が有利に進むことがあります。

採用側からすると、どこの誰かわからない人よりも、転職エージェントがプッシュしてくる人の方が安心して採用することができるからです。

エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。

また、大手だとサポート実績が多い分「どんな人に内定が出て、逆にどんな人は落ちやすい」といったデータも豊富に持っていて、万全の選考対策を受けることもできます。

理由3. 転職のあらゆるサポートが無料で受けられる

転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。

特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。

転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。

デメリットは使い方次第で解消できる

転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。

  • ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
    →実績のある大手のエージェントだけを使う
    →3社以上使い、担当者を比べる
  • ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
    →自分の経験、キャリアに合ったエージェントを選ぶ

そのため、転職エージェントは必ず使っておきましょう。

転職エージェントに断られた場合は?

転職エージェントは、転職が決まらないと利益が出ないため、自社でサポートが難しい人は、サポートを断るケースがあります。

3社以上に断られた方は、自分で求人を探して応募する求人サイトを使いましょう。

jobchange_site

求人サイトなら、金融業界も含め、求人数が最多の「リクナビネクスト」がおすすめです。

登録すると、求人を調べられるだけでなく、企業からのスカウトももらえることがあります。

ただ、これまで紹介した他のサービスと比べると以下の通りで、あらゆる点で劣るため、まず使うべきサービスではありません。

サポート 求人の質・量 選考の有利さ
①転職エージェント
相談〜内定後の交渉まで

良質な非公開求人、数多い

選考対策・プッシュあり
②スカウトサービス
企業からのスカウトなら無し

良質な非公開求人、数多い

企業スカウトなら書類選考なし
③求人サイト ×
自分でやる

公開求人、数少ない
×
自力で頑張る

求人サイトはネット上に求人を公開して、広く募集しないと人が集まらない小さいベンチャーが多く、有名企業の求人は少ないので注意しましょう。

このページで紹介する転職エージェントを3社以上使っても決まらなかった方のみ、最終手段として使いましょう。

転職エージェントに断られるのはどんな人?

転職エージェントに「転職させられない=お金にならない」人と判断されると、断られてしまいます。

そう判断されるパターンとしては、以下があげられます。

  • キャリア・経験がなく、自社と取引のある企業に紹介しにくい
  • 転職活動へのやる気が見えず、本当に転職したいのかわからない

1つ目については、このページで紹介している通り、自分のキャリアに合わせて選ぶことで対処できます。

2つ目の転職への意欲の点も、付き合い方次第でイメージを変えることは可能です。

次の章から、正しい付き合い方も含め、転職エージェントを最大限活用する方法を解説していきます。

6. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

6-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

6-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

6-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

6-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

  • 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
  • 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

(参考)ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

6-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

6-9. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

まとめ

銀行への転職に強い転職エージェントについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

銀行への転職を目指す方は、以下の方法で転職エージェントを選びましょう。

  • 実績のある大手エージェントを選ぶ
  • 金融業界の求人が豊富なエージェントを選ぶ
  • 自分の経験・年収に合わせて選ぶ

具体的には、あなたの経験や年収に合わせて、以下から3社を使うべきです。

金融業界
経験者
未経験
年収
〜600万円
年収
600万円〜
リクルートエージェント
doda
マイナビエージェント
パソナキャリア
JACリクルートメント
コトラ
アンテロープ
※東京のみ

※東京のみ

金融業界経験者の方は、以下のようなスカウトサービスも一つは使っておきましょう。

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。