20代後半の女性向け転職エージェント6選|経験・職種別のおすすめと選び方
「20代後半の女性ならどの転職エージェントを使うべき?」、「たくさんあって選べない」のように、20代後半の女性向けの転職エージェントについて気になっていませんか?
同じ20代後半の女性でも、職種や経験、年収によって使うべきエージェントは変わり、合わないものだと相手にされないので注意しましょう。
また、近年は低品質な転職エージェントが急増していて、選び方を間違えると転職の失敗にもつながります。
このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、20代後半の女性が使うべき転職エージェントについて、以下の流れで解説していきます。
- 結論:20代後半の女性が使うべき転職エージェント
- 20代後半の女性向け|転職エージェントの選び方
- 20代後半の女性におすすめのエージェント6選
- 20代後半の女性向け|おすすめの特化型転職エージェント
- 20代後半の女性こそ転職エージェントを使うべき理由
- 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと
- 20代の転職についてよくある質問
全て読めば、20代後半の女性は転職エージェントをどう選ぶべきでどれを使うのが正解か、使いこなすコツや、利用の注意点までがわかり、転職エージェントで失敗することがなくなるでしょう。
著者:I.J(現役転職エージェント)
1. 結論:20代後半の女性が使うべき転職エージェント
このページでは、20代後半の女性におすすめの転職エージェントについて、根拠を持って詳しく解説していきます。
長くなってしまったので先に結論を言うと、20代後半の女性は、以下から現在の年収別に3社を選ぶべきです。
おすすめ度各社の特徴
・ おすすめ エージェント |
~400万円 | 400~ 600万円 |
600万円~ |
・ リクルートエージェント |
◎ | ◎ | ◯ |
・ type転職エージェント |
◎ | ◯ | ◯ |
・ パソナキャリア |
△ | ◯ | ◎ |
・ マイナビエージェント |
◎ | ◎ | ◯ |
・ doda |
△ | ◎ | ◎ |
・ JACリクルートメント |
× | △ | ◎ |
・ おすすめ エージェント |
|
・ リクルートエージェント |
公開求人数が業界No.1の最大手で、地方の求人にも強い |
・ type転職エージェント |
首都圏のみの対応で、ITエンジニア、営業、女性の転職サポートに強い |
・ パソナキャリア |
半数以上の求人が年収800万以上で、管理部門や女性のハイキャリア転職に強い |
・ マイナビエージェント |
新卒領域では最大手で若手向けの優良求人が多く、20代は登録必須 |
・ doda |
リクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る業界No.2 |
・ JACリクルートメント |
ハイクラス転職で真っ先に名前が上がる老舗で、年収600万円以上は利用必須 |
いずれも20年以上の運営実績がある大手で、若手向けの大手・優良企業の求人はこれら6社に集中しています。
「女性の転職に強い」と業界でも特に有名なのはこの3社!
上記の中でも、以下3社は「女性の転職に強い」と業界でも特に有名なため、ターゲットの年収がマッチする方は必ず使っておきましょう。
いずれも使った女性の方からの、以下のような評判が非常に多いです。
- 「同じように転職で苦労した経験のある女性が担当で、相談しやすかった」
- 「女性目線で、働きやすい求人をたくさん紹介してくれた」
その他、業界内で3社が特に女性の転職に強いとされる理由をまとめると、以下の通りです。
女性の転職に強いとされる理由 | |
リクルートエージェント | ・業界最大手でほとんどの人が使うため、女性のサポート実績も圧倒的に多く、女性の転職ノウハウに強い ・リクルートは、1980年から女性向けの求人情報誌「とらばーゆ」を発行するなど、女性の転職に力を入れてきた会社 |
type転職エージェント | ・女性向けの転職サイト「女の転職type」を20年近く運営していて、女性にとって働きやすい職場を知りつくしている ・他社に比べ、女性担当者の割合が大きい |
パソナキャリア | ・パソナは「家庭の主婦の再就職を応援したい」という思いで創業された会社で、女性の活躍を応援する社風で有名 ・ここ数年、女性管理職の転職サポートに特に力を入れ始めている |
これらを使うべきでない2つのケース
最初に紹介したのは、どの業界にも強い”総合型”ですが、一部の業界にだけ強い”特化型”もあります。
以下に当てはまる方に限っては、まず特化型の転職エージェントを使いましょう。
- フリーター・無職
- アパレル業界・美容師・医療福祉の専門職
フリーター・無職
まず、正社員経験がないフリーターや無職の方は、こうした経歴の方のサポートに強い以下のエージェントを選んでおきましょう。
おすすめエージェント | 特徴 |
ハタラクティブ | ・フリーターやニートなど経歴に自信のない20代のサポートに強い ・IT特化エージェント「レバテック」も展開する大手の運営 |
Re就活エージェント | ・上場企業が運営する、職歴の浅い20代向けのエージェント ・担当者の8割は既卒、第二新卒の経験者で、じっくり向き合ってくれる |
マイナビジョブ20’s | ・未経験可の求人が7割以上の20代向けのエージェント ・業界大手のマイナビが運営 |
最初に紹介した大手は、主に正社員経験のある方を対象にしていて、経験がないと、「紹介できる求人がない」とサポートを断られる可能性が高いです。
一方で、上記はフリーターやニートの転職に特化していて、経歴に自信がない方でも、積極的なサポートが受けられます。
アパレル業界、美容師、医療専門職
次に、アパレル業界、美容師、医療福祉の専門職の方は、それぞれのサポートに特化した以下の転職エージェントを選びましょう。
アパレル | クリーデンス |
美容師 | キレイビズ |
看護師 | 看護roo! |
薬剤師 | ファルマスタッフ |
医師 | 医師転職ドットコム |
栄養士 | 栄養士人材バンク |
保育士 | ヒトシア保育 |
介護士 | レバウェル介護 |
最初に取り上げた”総合型”の転職エージェントは、これらの業界の求人は少なく、サポートにも弱い特徴があります。
あてはまる方は、まずそれぞれの支援に強い、これらの”特化型”の転職エージェントを選びましょう。
20代前半と後半でおすすめエージェントは変わる?
冒頭で紹介した通り、大手6社から選ぶべきという結論はどちらも変わりません。
ただ、20代後半は、前半に比べて職歴が長いため、経験を生かしてより高収入な仕事にキャリアアップがしやすい年齢といえます。
そのため、まだ年収600万には届かない方も、「JACリクルートメント」のようなハイクラス向けのエージェントに登録し、実力を試してみるのもおすすめです。
JACは20代に特化したサービスも運営するなど、高年収を目指す若手のキャリア相談にも積極的です。
次から、20代後半の女性が具体的に使うべき転職エージェントを選ぶ方法を解説していきます。
2. 20代後半の女性向け|転職エージェントの選び方
20代後半の女性は、以下の方法で転職エージェントを選んでおきましょう。
- 選び方1. 実績のある大手を選ぶ
- 選び方2. 自分の年収に合わせて選ぶ
- 選び方3. 自分の経歴・職種に合わせて選ぶ
この選び方がなぜ重要かを紹介していきます。
選び方1. 実績のある大手を選ぶ
転職エージェントは大手から中小まで二万社以上ありますが、実績のある大手だけを選ぶようにしましょう。
大手と中小のメリット・デメリットは下記の通りで、大手エージェントの方が転職時に強い味方になります。
企業側もまず大手を頼るため求人が豊富で、個別に紹介を頼まれた、表に出ない好条件な求人もたくさん持っています。
また、サポート経験が多い分、企業ごとに「面接でどう答えれば内定が出やすいか」といったデータも豊富に持っています。
求人、選考対策いずれの面でも優秀で、大手を使うだけでいい会社に入れる確率はグッと高まります。
大手にも下記のデメリットがありますが、使い方次第で解消できるため、大手を選べば間違いありません。
- ×忙しいので放置されることがある(一人の担当が何人もサポートする体制)
→まめに連絡を取ったり、積極的な姿勢を見せれば優先的に対応してくれる - ×中にはハズレの担当もいる
→エージェントを複数使えばハズレの担当者と付き合わなくて済む
知っておくべき裏事情:近年は低品質なエージェントが急増した
下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。
引用:厚生労働省ホームページ
これには、資格さえあれば、インターネットで簡単にエージェント業が始められるようになったという背景があります。
新設の中小エージェントにも優良なものはありますが、以下のようなタイプが多いのが実情です。
- 一部の企業とのパイプしかなく、紹介できる求人が少ない
- 常に出回っている不人気な求人しか持っていない
- 転職ノウハウが少なく、フォローが弱い
こうしたエージェントにあたると、手持ちの求人から内定を出そうと、希望と違う求人をごり押しさたり、転職失敗の原因にもなるため注意が必要です。
近年、ネットで簡単にエージェント業が始められる「求人データベース」のサービスが始まり、これを使う新しい業者が増えています。
「求人データベース」はたくさんの転職エージェントが共有する求人データのことです。
データベースの求人は、簡単にいうと売れ残りの集まりで、「不人気ですぐ人が辞める大量採用な求人」がほとんどです。
大手エージェントでも長期間決まらなかった求人が流れ着いているイメージで、実際にデータベース内には以下のように人気とは言えない会社ばかりが並んでいます。
- きついノルマが有名な保険会社、不動産会社
- ブラックで有名な飲食チェーン、引越し会社
- 薄給でスキルも身につかない3次請け、4次請けのIT企業
設立から数年なのに「求人5万件」のようなアピールをする中小エージェントがいたら、ほぼ間違いなくこのパターンです。
こうした業者に捕まらないためにも、転職エージェントは、企業と独自のパイプを持つ、実績のある大手に絞って使いましょう。
選び方2. 自分の年収に合わせて選ぶ
次に、転職エージェントは、ターゲットにしている年収が自分に合った所を選ぶようにしましょう。
実績のある大手エージェントの中でも、それぞれ得意にしている年収層、力を入れている年収層が以下のように違うからです。
- 一般的な若手向け:20~30代として平均的な年収300~500万円の求人に強い
- ハイクラス向け:年収600万円以下は相手にされない
20代でも、外資系勤務などで高年収の方が若手向けに登録しても、対象の求人が少なく、実力通りの転職ができない可能性があります。
逆に20代としては平均的な年収400万円の方がハイクラス向けに登録しても、相手にしてもらえず使い物になりません。
こうならないためにも、当ページで紹介する通り、年収別に自分に合った大手エージェントを使うようにしましょう。
選び方3. 自分の経歴・職種に合わせて選ぶ
大手の転職エージェントは、幅広い業界・職種の転職に使えますが、以下のように、一部対応しきれていないジャンルもあります。
- フリーター・無職
- アパレル業界
- 美容師
- 看護師、薬剤師、医師などの医療専門職
- 介護士、保育士、栄養士
これらの方が、マイナビやdodaのような一般向けの大手を使っても、対象の求人がなく相手にされません。
当てはまる方は、まずこれらのサポートを専門とする特化型の転職エージェントを使いましょう。
その他ポイント:必ず3社は使って担当を比べる
以上の流れで大手エージェントを選んでも、ハズレの担当がつく場合もあるため、必ず3社は使い、担当者を比べるようにしましょう。
ハズレの担当としては、以下のようなパターンがあげられます。
- 志望業界の知識が不十分で、深い相談ができない
- 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる
一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。
複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。
いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。
また、転職エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。
ここまでを踏まえ、次の章から、具体的に選ぶべきエージェントを紹介していきます。
3. 20代後半の女性におすすめの転職エージェント6選
今回当ページでは、大手エージェント20社以上を比較し、以下の観点で6社を厳選しました。
- 大手企業の運営
- 20年以上の実績あり
- 20代後半の女性からの評判が極めていい
厳選した6社について、年収別におすすめ度をまとめたのが以下です。
・ おすすめ エージェント |
~400万円 | 400~ 600万円 |
600万円~ |
・ リクルートエージェント |
◎ | ◎ | ◯ |
・ type転職エージェント |
◎ | ◯ | ◯ |
・ パソナキャリア |
△ | ◯ | ◎ |
・ マイナビエージェント |
◎ | ◎ | ◯ |
・ doda |
△ | ◎ | ◎ |
・ JACリクルートメント |
× | △ | ◎ |
冒頭でお伝えした通り、以下3社は「女性の転職に強い」と業界でも特に有名なため、ターゲットの年収がマッチする方は必ず使っておきましょう。
それぞれ特徴を解説していきます。
3-1. リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、求人の量・転職実績共にトップクラスです。
大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。
長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、大手・優良企業の求人も多いので、登録しておいて損はありません。
向いている人の年収 | 400万円~ |
求人数 | 約680,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
運営歴 | 1977年~ |
リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/
3-2. type転職エージェント
「type転職エージェント」は、一都三県を中心とした求人を扱う、若年層からの支持が大きい転職エージェントです。
IT・WEB業界の求人、サポートを強みとしており、対象エリアでこの業界を狙う方には外せない一社です。
女性の転職に特化した求人サイトを長く運営していて、女性の転職ノウハウに強い特徴もあります。
向いている人の年収 | 一都三県の400万円までの方 |
求人数 | 約29,000件 |
対応エリア | 東京、神奈川、千葉、埼玉 |
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
運営歴 | 1993年~ |
type転職エージェント公式ページ:https://type.career-agent.jp
3-3. パソナキャリア
「パソナキャリア」は求人の半数が年収800万を超える、ハイキャリアのサポートに強い転職エージェントです。
運営元のパソナは、人材派遣業の運営歴が40年を超える業界大手で、有名企業とのパイプが強く、大手・優良企業の求人を多く保有しています。
また、会社を上げて女性のサポートに力を入れているため、ハイキャリアの女性の方には真っ先におすすめしたい一社です。
向いている人の年収 | 600万円~ |
求人数 | 約36,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社パソナ |
運営歴 | 1976年~ |
パソナキャリア公式ページ:https://www.pasonacareer.jp
3-4. マイナビエージェント
「マイナビエージェント」は、マイナビが運営する、近年急速に力をつけてきた転職エージェントです。
新卒で多くの学生が使っている「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、20代の方は必ず使っておくべきです。
サポート面で、とにかく丁寧という声も多いので、他社で思うようなサポートを受けられなかったという方にもおすすめのエージェントです。
向いている人の年収 | 300~600万円 |
求人数 | 約63,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
運営歴 | 1973年~ |
マイナビエージェント公式ページ:https://mynavi-agent.jp/
3-5. doda
「doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。
求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。
リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。
向いている人の年収 | 400万円〜 |
求人数 | 約200,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
運営歴 | 1989年~ |
doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/
3-6. JACリクルートメント
「JACリクルートメント」は、ハイキャリアの転職で真っ先に名前が上がる老舗の転職エージェントです。
実績や知名度の高さから、企業側も「高待遇の専門職」などハイキャリア求人はJACにだけ相談していることも多いため、年収600万以上の方は必ず登録しておきましょう。
世界11カ国にも支店を持っていて国外の会社との取引も多く、外資系企業とのパイプも強い特徴があります。
向いている人の年収 | 600万円~ |
求人数 | 約11,000件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
運営歴 | 1988年~ |
JACリクルートメント公式ページ:https://www.jac-recruitment.jp/
転職エージェントの利用の流れは?
大まかな流れは以下の通りです。
- ネットから申し込み
- エージェントと面談(対面かWEB、電話)
- 求人紹介を受ける
- 企業に応募
- 面接
- 内定
最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。
面談は、どのエージェントも現在はオンラインや電話で行うケースが多いです。
申し込みから内定まで、トータルで3ヶ月はかかるケースが多いため、余裕を持って早めに申し込みをしておきましょう。
4. 20代後半の女性向け|おすすめの特化型転職エージェント
これまで紹介したのは、どの業界にも強い”総合型”ですが、一部の業界にだけ強い”特化型”もあります。
以下の20代後半の女性に限っては、まず特化型の転職エージェントを使いましょう。
- フリーター・無職
- アパレル業界・美容師・医療福祉専門職
4-1. フリーター・無職の方へのおすすめ
20代のフリーターや無職の方は、こうした経歴の方のサポートに特化した以下のエージェントを選んでおきましょう。
これまで紹介してきた大手は、主に正社員経験のある方を対象にしていて、経験がないと、「紹介できる求人がない」とサポートを断られる可能性が高いです。
実際、以下の大手3社は、公式でも以下のように説明しています。
リクルートエージェント | 正社員としての就業経験がない方もご利用いただけます。 しかし、弊社でお預かりしている求人は、 即戦力を求めるものが多いため、実務経験を重視する傾向にあります。 そのため、企業での正社員としての実務経験をお持ちでない場合、 ご紹介の可能性は低くなりますので、あらかじめご了承ください。 (引用:リクルートエージェント公式) |
マイナビエージェント | 主に正社員としてのキャリアを有する方を対象とする求人を扱っておりますので、アルバイト経験もしくは派遣経験のみの方、また、正社員としての就業経験が長らくない方の場合、求人をご紹介できる可能性が極めて低くなります (引用:マイナビエージェントに関するFAQ) |
doda | 正社員・派遣社員・契約社員いずれかの社員としての就業経験をお持ちではない場合や学生・アルバイトご経験のみの場合、サポートが難しい場合があります。 (引用:サービスのご利用について) |
一方で、これから紹介する3社は正社員経験がない20代向けの求人をメインで扱うため、経歴に自信がない方でも、積極的なサポートが受けられます。
それぞれ特徴を解説していきます。
ハタラクティブ
「ハタラクティブ」は、IT業界に特化した転職サービス「レバテック」なども展開する株式会社レバレジーズの運営する転職エージェントです。
20代で経歴・スキルに自信のない方のサポートに力を入れていて、未経験者向けの優良企業の求人をメインで扱っています。
短期間で内定を出すことを強みとしていて、最短で2週間で決まるケースもあるため、急いでいる人には特におすすめです。
求人数 | 約3,000件 |
対応エリア | 北海道、関東全域、中部(愛知、岐阜、静岡)、近畿️(三重、大阪、兵庫、京都)、広島、福岡 |
運営会社 | 株式会社レバレジーズ |
運営歴 | 2005年~ |
ハタラクティブ公式ページ:https://hataractive.jp/
Re就活エージェント
「Re就活エージェント」は、設立30年を超える上場企業、株式会社学情の運営する就職エージェントです。
既卒や第二新卒、フリーター・ニートなどの経歴に自信のない20代のサポートに特化していて、未経験でも入れる優良企業の紹介が受けられます。
担当者の8割以上は、自らも既卒や第二新卒の経験のある人で、実体験をもとにした親身なサポートを強みとしています。
求人数 | 約12,700件 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社学情 |
運営歴 | 1977年~ |
Re就活エージェント公式ページ:https://re-katsu.jp/career/agent/
マイナビジョブ20’s
「マイナビジョブ20’s」は、業界大手のマイナビが運営する、20代の第二新卒・既卒の支援に特化したエージェントです。
未経験可の求人が7割以上と多く、既卒で社会人経験のないフリーターの方でも積極的なサポートが受けられます。
マイナビは国内最大の新卒向けの就活サイトの運営で、大手・優良企業との強いパイプを持っているため、質の高い求人紹介が期待できます。
求人数 | 約4,600件 |
対応エリア | 東京、神奈川、名古屋、大阪、神戸 |
運営会社 | 株式会社マイナビワークス |
運営歴 | 2011年~ |
マイナビジョブ20’s公式ページ:https://mynavi-job20s.jp/
4-2. アパレル業界、美容師、医療専門職へのおすすめ
次に、アパレル業界、美容師、医療福祉専門職の方は、それぞれのサポートに特化した以下の転職エージェントを選びましょう。
アパレル | クリーデンス |
美容師 | キレイビズ |
看護師 | 看護roo! |
薬剤師 | ファルマスタッフ |
医師 | 医師転職ドットコム |
栄養士 | 栄養士人材バンク |
保育士 | ヒトシア保育 |
介護士 | レバウェル介護 |
最初に取り上げた”総合型”の転職エージェントは、これらの業界の求人は少なく、サポートにも弱い特徴があります。
あてはまる方は、まずそれぞれの支援に強い、これらの”特化型”の転職エージェントを選びましょう。
その他、これらの方が特化型を使うべき理由をまとめると以下の通りです。
使うべき業界 | 特化型を使うべき理由 |
アパレル・美容師 | それぞれの業界が特殊で、店舗見学などにも対応しているエージェントが好ましい |
看護師、薬剤師、医師など医療系専門職、保育士、介護士、栄養士 | 担当者に業界知識と病院・施設とのパイプがないとうまくいかない |
その他特化型エージェントまとめ
これまで紹介した以外で、よく名前の上がる大手の特化型エージェントを以下にまとめました。
特化する業界、職種 | それぞれの最大手 |
ITエンジニア・デザイナー | レバテックキャリア |
コンサル | ムービン |
金融 | コトラ |
機械・電気系エンジニア | メイテックネクスト |
管理部門・バックオフィス | MS-Japan |
ただ、これらの業界・職種の方がまず使うべきなのは総合型転職エージェントです。
総合型を3つは使い、さらに使う余裕のある方のみこれらを使いましょう。
なぜ特化型のエージェントの優先度が低いのか
求人・利用者ともに少なく、ノウハウや企業とのパイプが大手総合型に劣るケースが多いからです。
以前までは、特化型も「業界に詳しそう」と人気があったのですが、最近は総合型も下記の理由でそれぞれの業界に詳しいです。
- 業界ごとに部署が分かれており、それぞれの業界の事情や対策に詳しい
- 特化型エージェントから優秀な社員の引き抜きを行っている
そのため、大手で優良企業とのパイプが強い、総合型エージェントだけ使えば、ほとんどの方は満足いく転職活動ができます。
5. 20代後半の女性こそ転職エージェントを使うべき理由
転職サイトから応募するなど他の方法もあり、エージェントを使うべきか迷っている方もいるでしょう。
ただ、以下の理由で、20代女性の方こそ、転職にはエージェントを使うべきと言えます。
- 転職でのミスマッチが起きにくい
- 世の中に出ていない”非公開の求人”を紹介してくれ、応募できる
- 使うだけで、選考で有利になることがある
- 自分で動くより圧倒的にラク
理由① 転職でのミスマッチが起きにくい
転職エージェントを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。
求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。
エージェントは、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。
- 職場の雰囲気はどうか、現場のリーダーはどんな人柄か
- 休みのとりやすさ、サービス残業の実態はどうか
- 直近でどれだけ人が辞めているか
現場に通って職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。
「帝国データバンクの調査(2024年)」によると、国内の半数以上の企業は人手不足を感じていて、採用に苦労している企業が多いのが現状です。
とにかく人が欲しいあまり、面接でも肝心なデメリットを教えてくれない企業もあります。
いざ働き始めてから、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。
- 「実はきついノルマがあり、達成しないとまともに稼げない」
- 「サービス残業が当たり前の社風」
- 「雑用ばかりで、スキルが全然身につかない」
エージェントはこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、転職の失敗を防げるようになります。
なぜここまでしてくれるの?
エージェントは、転職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはエージェントにとっても損になるからです。
転職エージェントは、企業にあなたを紹介することで、企業から紹介料を受け取るビジネスです。
この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、企業に返金するルールがあります。
あなたにすぐに辞められると、転職エージェントは紹介料が手に入らず、大損になるのです。
長く続けられる職場に転職してもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。
理由② 世の中に出ていない”非公開の求人”を紹介してくれ、応募できる
そもそもですが、下記のような優良な求人は、インターネットには中々出てきません。
- 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
- 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
- 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人
これらの求人は、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。
転職エージェントを使えは、転職サイトにはないこれらの高品質な非公開求人にも応募ができます。
逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。
理由③ 使うだけで、選考で有利になることがある
転職エージェントを使うことで、直接申し込んだ人よりも、選考が有利に進むことがあります。
採用側からすると、どこの誰かわからない人よりも、転職エージェントがプッシュしてくる人の方が安心して採用することができるからです。
エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。
一人で戦うしかない新卒の就活と比べても有利になるため、「新卒時代には狙えなかった大手企業に入れた」という20代の利用者は非常に多いです。
理由④ 自分で動くより圧倒的にラク
転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。
- キャリアの相談
- 求人の紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 面接や入社の日程調整
- 年収交渉
自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。
特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。
転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。
また、20代は転職経験がなく不慣れな方も多いため、何をすべきか、転職先はどう決めるべきかなど、一から相談できるのも大きなメリットと言えます。
デメリットは使い方次第で解消できる!
転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。
- ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
→老舗、大手のエージェントを選ぶ
→3社以上使い、担当者を比べる - ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
→年収や経歴、職種の面で自分に合ったエージェントを選ぶ
また、20代後半の女性が転職に使える他のサービスと転職エージェントを比べた結果は以下の通りです。
サポート | 求人の質・量 | 選考の有利さ | |
転職エージェント | ◎ 相談〜内定後の交渉まで |
◎ 良質な非公開求人、数多い |
◎ 選考対策・プッシュあり |
転職サイト | × 自分でやる |
◯ 公開求人、数多い |
× 自力で頑張る |
企業の採用ページ | × 自分でやる |
× 公開求人、数少ない |
× 自力で頑張る |
スカウトサービス | ◯ 一部のみのサポート |
◯ 良質だが、数少ない |
◎ 選考対策・プッシュあり |
ハローワーク | △ 求人の紹介 |
△ 数は多いが低品質 |
△ 簡単な選考対策のみあり |
全てにおいて優れているのは転職エージェントだけですから、転職したい方はまず転職エージェントを使うべきです。
スカウトサービスは別物なので注意
近年以下のようなスカウトサービスがCMなどで有名で、転職エージェントとまとめて紹介されることも多いです。
しかし、これらは転職エージェントとは別物なので注意しましょう。
スカウトサービスは、職務経歴書を登録し、企業や、ヘッドハンターからのスカウトを待つタイプの転職サービスです。
転職エージェントとは、具体的には以下の点で違っています。
転職エージェント | スカウトサービス | |
手続きのサポート | ◎全て受けられる 必ず担当がついて動いてくれる |
△受けられないことが多い 担当はつかず、企業からのスカウトなら全部自分でやる必要あり |
転職時期の希望 | ◎ある程度通る 目標に合わせて担当が動いてくれ、自分からも動ける |
△通りにくい スカウトが来なければ、いつまでも決まらない |
対象 | ◎ほぼ全ての転職者 | △年収800万~のハイクラスがメイン |
積極的に応募するなど、自分からも動ける転職エージェントと違い、スカウトサービスは受け身でスカウトを待つ形になります。
そのため、これだけに頼ると、「スカウトが来ずにいつまでも決まらない」となる恐れもあります。
20代の高年収の方も、まずは「JACリクルートメント」のように、ハイクラスに強い大手エージェントに登録して活動を進めましょう。
他のサービスを使う唯一の条件
このページで紹介する、転職エージェント3社以上に利用を断られた方のみ、自分で求人を探して応募する転職サイトを使いましょう。
その場合は、サポートしてくれるエージェントを探すより、自分で求人を探した方が効率的です。
最大手「リクナビNEXT」だけ使えば大量の求人を見て応募できますから、登録し複数の企業にチャレンジしましょう。
なんでサポートを断られるの?
転職エージェントに「転職させられない=お金にならない」人と判断されると、断られてしまいます。
そう判断される理由としては、以下があげられます。
- キャリア・経験がなく、自社と取引のある企業に紹介しにくい
- 理想が高すぎて、転職が実現しなそう
- 転職活動へのやる気が見えず、本当に転職したいのかわからない
1~2つ目については、このページで紹介している通り自分の年収や経歴に合ったエージェントを選ぶことで対処できます。
3つ目の転職への意欲の点も、付き合い方次第でイメージを変えることは可能です。
次の章から、正しい付き合い方も含め、転職エージェントを最大限活用する方法を解説していきます。
6. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと
ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。
- 最初の申し込みを丁寧に行う
- 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
- 経歴・スキルに嘘はつかない
- 複数のエージェントを使っていることは隠さない
- 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
- 担当者が使えないと判断したら付き合わない
- 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
- 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
- 最低限のマナーは守る
6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う
優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。
入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。
下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。
- 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
- 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
- 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く
6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。
エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。
以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。
- 転職予定がかなり先
- そもそも転職への意欲が低い
すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。
6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない
求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。
転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。
いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。
やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。
6-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない
転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。
言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。
- あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
- 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる
すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。
これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。
こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。
6-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。
長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。
以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。
- こういった求人はないか
- こんな業界は自分でも通るか
自動的に、後回しにされるリスクも
転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。
その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。
更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。
この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。
6-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない
どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。
具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。
付き合うべきではない担当者の特徴 |
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2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。
担当を変えたい場合
担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。
件名:担当変更のご相談
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。
しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。
つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。
お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。
担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。
各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。
エージェント自体の利用をやめる場合
基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。
ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。
エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。
件名:退会手続きのお願い
〇〇エージェント 〇〇様
いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。
この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。
(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。
熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。
お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。
退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。
6-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える
エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。
これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。
- 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
- 改めて自分のアピールポイントを整理したい
見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。
以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。
(参考)ひどい推薦文の例
〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。
コミュニケーション能力が高く、明るい方です。
ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。
6-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく
エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。
転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。
転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。
紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。
また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。
こうした話はしすぎないよう注意しましょう。
6-9. 最低限のマナーは守る
エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。
こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。
また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。
応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。
7. 20代の転職についてよくある質問
最後に、20代の転職についてよくある以下の質問に回答していきます。
7-1. 20代の転職は厳しい?
厳しくはなく、年齢的にはむしろ有利です。
中途採用では、年齢が上がるほど専門的なスキルや経験が求められますが、20代はそれがなくても採用されやすいのが理由です。
ポテンシャルや人柄を重視した採用になるため、未経験の業界や職種への挑戦も最もしやすい年齢といえます。
7-2. 20代の未経験転職におすすめの職種は?
未経験でも転職がしやすいおすすめ職種は、以下の通りです。
おすすめの理由 | |
営業職 | 実績やスキルよりも、コミュニケーション能力や人間性が特に採用で重視される |
ITエンジニア | ・業界全体の成長に人手が追いつかず、人手不足の会社が多いため比較的入りやすい ・未経験者向けの研修制度が充実した会社も多い |
事務職 | 特別なスキルがなくても、エクセルやワードなどの基本的な操作ができれば採用してもらえる |
7-3. 20代が転職で高収入を目指すにはどうすべき?
以下のように、職種を変えずに、年収の高い業界へ転職をする方法がおすすめです。
- 小売業の営業職 → IT業界の営業職への転職
- 宿泊業、レジャー業の人事部 → 不動産業界の人事部への転職
営業や人事など、同じ仕事をしていても、どの業界にいるかだけで年収は100万円以上変わってきます。
dodaの調査によると、平均年収が高い業界としては、「金融、メーカー、IT、不動産」が上がっています。
同じ職種からの転職なら経験者として選考でも有利になるため、年収にこだわる方は、エージェントにこうした業界への転職を相談してみましょう。
まとめ
20代後半の女性におすすめの転職エージェントについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
20代後半の女性は、以下の方法で転職エージェントを選んでおきましょう。
- 選び方1. 実績のある大手を選ぶ
- 選び方2. 自分の年収に合わせて選ぶ
- 選び方3. 自分の経歴・職種に合わせて選ぶ
まずは以下の大手エージェントの中から、現在の自分の年収に合わせて3社に登録しましょう。
おすすめ度各社の特徴
・ おすすめ エージェント |
~400万円 | 400~ 600万円 |
600万円~ |
・ リクルートエージェント |
◎ | ◎ | ◯ |
・ type転職エージェント |
◎ | ◯ | ◯ |
・ パソナキャリア |
△ | ◯ | ◎ |
・ マイナビエージェント |
◎ | ◎ | ◯ |
・ doda |
△ | ◎ | ◎ |
・ JACリクルートメント |
× | △ | ◎ |
・ おすすめ エージェント |
|
・ リクルートエージェント |
公開求人数が業界No.1の最大手で、地方の求人にも強い |
・ type転職エージェント |
首都圏のみの対応で、ITエンジニア、営業、女性の転職サポートに強い |
・ パソナキャリア |
半数以上の求人が年収800万以上で、管理部門や女性のハイキャリア転職に強い |
・ マイナビエージェント |
新卒領域では最大手で若手向けの優良求人が多く、20代は登録必須 |
・ doda |
リクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る業界No.2 |
・ JACリクルートメント |
ハイクラス転職で真っ先に名前が上がる老舗で、年収600万円以上は利用必須 |
中でも以下の3社は、「女性の転職に強い」と業界でも特に有名なため、ターゲットの年収がマッチする方は必ず使っておきましょう。
以下に当てはまる方のみ、特化型の転職エージェントをまず使いましょう。
フリーター・無職の方へのおすすめ |
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一部の業界・職種の方向けの特化型エージェント |
当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。