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栄養士向け転職エージェントおすすめTOP3|9社比較でランキング紹介

「栄養士向けの転職エージェントってどう選べばいいの?」「評判がいいのはどこ?」など、栄養士向けの転職エージェントが気になっていませんか?

栄養士を専門とする転職エージェントはいくつもありますが、全然求人を持っていなかったり、中にはハズレの業者も多いので注意しましょう。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、栄養士向けの転職エージェントについて、以下の流れで解説していきます。

全て読めば、栄養士はどの転職エージェントを使うべきで、利用にはどんなメリット注意点があるのか、使いこなすコツはあるかまでがわかり、転職エージェントで失敗することがなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 結論|栄養士がまず使うべき転職エージェント

このページでは、栄養士の方におすすめの転職エージェントについて、根拠を持って詳しく解説していきます。

長くなったので先に結論を言うと、おすすめベスト3は以下になりました。

おすすめエージェント 特徴
1位. 栄養士人材バンク 上場企業の運営で、担当者の質の高いサポートに定評あり
2位. 栄養士ワーカー 栄養士専門の大手で、高収入の求人獲得に力を入れている
3位. 栄養士転職ナビ 年間で10,000人以上の栄養士をサポートしていて、幅広い雇用形態に対応

いずれも栄養士の求人が豊富で、利用者の評判も良い人気の大手転職エージェントです。

栄養士専門の20社を、以下で比較した結果が特に優れていた、全ての栄養士におすすめできるサービスです。

  • 求人が多いか
  • サポート実績は豊富か
  • 担当者は優秀か

栄養士向け転職エージェント9社の比較表

各社の求人数や、独自アンケートの結果をもとに作った、栄養士向けエージェント9社の比較は以下の通りです。

この比較を踏まえ、上位3社を厳選しました。

おすすめランキング 栄養士の求人数 実績 担当者の評判
1.栄養士人材バンク ★★★★★
約20,000件
★★★★★
12万人以上が利用
★★★★★
非常に良い
2.栄養士ワーカー ★★★★☆
約8,800件
★★★★★
年間3万人が転職成功
(グループ全体)
★★★★★
非常に良い
3.栄養士転職ナビ ★★★★☆
約11,000件
★★★★★
年間1万人以上をサポート
★★★★☆
良い
4.マイナビコメディカル ★★★★☆
約3,700件
非公開 ★★★★☆
良い
5.レバウェル栄養士 ★★★☆☆
約2,500件
非公開 ★★★★☆
良い
6.栄養士のお仕事 ★★★☆☆
約2,000件
非公開 ★★★★☆
良い
7.アルク栄養士 ★★★☆☆
約1,600件
非公開 ★★★☆☆
普通
8.しんぷる栄養士 非公開 非公開 ★★★☆☆
普通
9.クラッチ栄養士 非公開 非公開 ★★★☆☆
普通
  • 求人数は2025年6月時点

そもそも転職エージェントとは?

転職エージェントとは、転職するときに間に入ってくれるエージェント(代理人)のことで、転職に必要なサポートをしてくれる完全無料のサービスです。

登録すると、あなたの経歴や資格に合わせて、求人の紹介から面接のセッティングや対策、内定後の手続きまで行ってくれます。

転職エージェントのサービス

具体的に言うと下記をしてくれて、あなたは面接以外で応募先と直接やりとりする必要がなくなります。

  • キャリア相談
  • 求人紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策や当日の同行
  • 面接や入社の日程調整
  • 給与などの条件交渉

エージェントは現場に足を運んだり、過去にサポートした人への聞き取りも行なっていて、求人に載らないデメリットなど、職場ごとの内部事情に詳しいです。

応募前にこうした点も教えてもらえて、「こんなはずじゃなかった」とすぐ離職する事態は大幅に減らすことができます。

ハローワークのデータによると、働き始めてから、求人の内容と実際の労働条件が違うと感じる人は、医療・福祉業界が最も多いです。

※参考:厚生労働省「ハローワークの求人票と実際が異なる旨の申し出等」

ミスマッチが起こりやすい業界に身を置く栄養士の方こそ、必ず使うべきサービスと言えます。

2. 栄養士向けの転職エージェントを選ぶポイント

栄養士向けの転職エージェントは、以下を意識して選びましょう。

  • 求人が多いか
  • サポート実績は豊富か
  • 担当者は優秀か

これらで栄養士専門の9社を比較した結果、以下がおすすめという結論になりました。

  1. 栄養士人材バンク
  2. 栄養士ワーカー
  3. 栄養士転職ナビ

選ぶポイント1. 求人が多いか

選択肢が増えて可能性が広がるので、なるべく求人数が豊富な転職エージェントを選びましょう。

専門のエージェントはそれぞれ受けられるサービスは変わりませんが、求人数に大きな差があります。

栄養士の求人数
栄養士人材バンク 約20,000件
栄養士転職ナビ 約11,000件
レバウェル栄養士 約2,500件
アルク栄養士 約1,600件

採用に関して、真っ先に大手を頼る施設が多いことから、求人は一部の大手に集中しやすいです。

大手に求人が集中する理由

選択肢が増え、自分に合った職場が見つかりやすくなるので、なるべく求人の充実した大手を選んでおきましょう。

大手なら求人の質もいい

求人数の豊富な大手は、表に出ない、好条件な求人が多いなど、求人の質の面でも優れています。

大手はこれまで多くの人を紹介した実績から、採用担当と強いパイプを持っています。

そのため、以下のように、表に出ないレアな案件を個別に頼まれることも非常に多いです。

  • 「急ぎの募集だから、普段より給料の条件がいい求人」
  • 「土日休みで高給など、人が殺到するので表に出せない好条件な求人」

これらは”非公開求人”と呼ばれ、知名度の高い一部の大手に集中しています。

選ぶポイント2. サポート実績は豊富か

また、エージェントごとに、どれだけの人をサポートした実績があるかも重要です。

以下の情報は、サポートした人数が多いほど集まるもので、実績のある大手ほど充実しています。

  • 隠れたデメリットなど、求人に載らない内部事情
  • 職場ごとの過去の面接データや、通過率を上げるコツ

責任者の性格や現場の雰囲気など、応募先の内部事情まで事前に知ることで、「こんなはずじゃなかった」とミスマッチな職場に行くリスクは減らせます。

また、過去の面接データを元にアドバイスをもらい、特有の質問などに対策すれば、内定率も大きく上げられます。

裏事情:ろくな情報を持たない、低品質な業者が急増中

ここ数年は、ろくな情報を持たず、なんとなくで求人紹介するだけの、低品質な業者が増えているので注意しましょう。

下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。

引用:厚生労働省ホームページ

これは、求人をネットから集めるなどして、転職エージェントの開業がしやすくなった背景があります。

栄養士を専門とするタイプも増えましたが、新設の業者はネットに出回る求人を紹介するだけのことが多く、以下のデメリットがあります。

  • 直接紹介先と付き合いがあるわけではなく、職場ごとの情報に弱い
    →求人票の少ない情報だけで紹介するので、ミスマッチが起こりやすい
  • 実績が少なく、紹介先の過去の面接データまでは持っていない
    →どう選考対策すべきかのアドバイスがまともにできない

優良なものもありますが、見極めが難しいため、聞いた事もない小さい業者は避け、実績のある大手だけを使っておきましょう。

選ぶポイント3. 担当者は優秀か

以下については、担当者のレベルにも左右されるので、担当が優秀なサービスを使うのも重要です。

  • 的確にマッチした求人を紹介してくれるか
  • 選考突破に役立つアドバイスをくれるか
  • すぐに返信をくれたり、気持ちよくやり取りできるか

なるべく実績のある大手を選べば、上記の点で優れた担当についてもらえる可能性は高くなります。

大手は運営元が人気企業で優秀な人しか入社できなかったり、教育制度が整っていることから、担当の質も高いことが多いです。

相性を確かめる意味でも、3つは使うのがおすすめ

ただし、これはどのエージェントも同じですが、考え方やペースが合わないなど、相性が悪い担当に当たる場合もあります。

こうした場合に備え、念の為3社使っておくのがおすすめです。

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社だけ使った場合

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社使った場合

エージェントごとにパイプのある職場が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

3. 栄養士向け3選|転職エージェントおすすめランキング

今回当ページでは、栄養士専門の転職エージェント9社を比較し、特に求人が多く、サポートの評判も良い大手3社を厳選しました。

  1. 栄養士人材バンク
  2. 栄養士ワーカー
  3. 栄養士転職ナビ

これらはいずれも全国対応で、以下の点では共通しています。

  • 病院、介護施設、保育施設、給食会社などあらゆる業態に対応
  • 未経験からベテランまで、幅広い栄養士の転職に対応
  • 正社員以外の契約社員やパートの求人も紹介可能
  • 栄養士・管理栄養士どちらの転職にも対応

では、一つずつ解説していきます。

1位.栄養士人材バンク:上場企業の運営で、サポートの質が高い

栄養士人材バンク

栄養士人材バンク」は、上場企業の運営する栄養士専門の転職エージェントです。

会員数14万人以上の栄養士コミュニティ「エイチエ」のサービスで、担当者の専門性も高く、深い相談がしやすいです。

看護師や介護士など、医療・福祉業界の転職サポートを幅広く行う大手で、親身なサポートには定評があります。

栄養士の求人数 約20,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社エス・エム・エス
運営元の設立 2003年

栄養士人材バンク公式ページ

https://ejb.eichie.jp

2位.栄養士ワーカー:好待遇の求人が充実

栄養士ワーカー

栄養士ワーカー」は、医療・福祉業界の転職を手掛ける大手トライトグループの転職エージェントです。

介護士や看護師、保育士向けのサービスで、全国各地の施設や病院と強いパイプを持っていて、独自の求人が豊富にあります。

高額求人の獲得に力を入れていて、他社にはない好条件な求人紹介が受けられたという声が特に多いのも特徴です。

栄養士の求人数 約8,800件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社トライトキャリア
運営元の設立 2004(親会社のトライト)

栄養士ワーカー公式ページ

https://eiyoushi-worker.com

3位.栄養士転職ナビ:幅広い雇用形態に対応

栄養士転職ナビ

栄養士転職ナビ」は、人材サービスを幅広く手掛ける会社の運営する栄養士専門のエージェントです。

年間で10,000人以上の栄養士の方が利用していて、栄養士の転職には定番のサービスです。

派遣社員の転職にも対応しているので、栄養士として派遣で働きたい方には特におすすめです。

栄養士の求人数 約12,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社プレアデス
運営元の設立 2006年

栄養士転職ナビ公式ページ

https://eiyoushi-tensyoku.com

栄養士から、異業種に転職したい人向け2選

栄養士資格を使わない、全く違く仕事に転職したい方には、以下の2社がおすすめです。

人材業界トップ2の大手転職エージェントで、多くの選択肢の中から、未経験からできる仕事の紹介もたくさんしてもらえます。

未経験でも始められる仕事とは

未経験でもなりやすい職種を、募集が多い順に並べると、以下の通りです。

  • 営業職:個人や企業に向けて商品を売り込む
  • ITエンジニア:ITサービスを作ったり点検する技術職
  • 販売職:店頭に立って商品を販売する
  • 事務職:来客対応やデータ入力などのデスクワークをする

主に30代までですが、いずれも最初に専門スキルが不要だったり、未経験でも挑戦しやすい職場が多いです。

全国栄養士養成施設協会(令和5年)」によると、栄養士学校を卒業した人の4分の1は栄養士以外の上記のような仕事についているデータもあります。

リクルートエージェント|求人数・実績共に国内トップの最大手

r-agent

リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、求人の量・転職実績共にトップクラスです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、大手・優良企業の求人も多いので、登録しておいて損はありません。

求人数 約68万件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社インディードリクルートパートナーズ
運営元の設立 1977年

リクルートエージェント公式ページ

https://www.r-agent.com/

doda|業界2位の大手で、きめ細かいサポートに定評あり

doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。

求人数 約20万件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
運営元の設立 1989年

doda公式ページ

https://doda.jp/consultant/

4. 栄養士の転職に使えるその他のサービス

転職エージェント以外で、栄養士の方が転職に使えるサービスには以下があります。

  • 求人サイト:求人が載っているサイトで、そこから自分で応募する
  • ハローワーク:全国の求人が集まっていて、仕事が探せる公共の職業紹介所
  • 公式の採用ページ:病院や施設の公式採用ページ

ただし、下記のように、どれも転職エージェントにはあらゆる面で劣り、まず使うべきサービスではありません。

わかる情報 求人内容 サポート
転職エージェント
隠れたデメリットや内部事情まで

良質な非公開求人、数多い

相談〜内定後の交渉まで
求人サイト
写真付きの求人情報

公開求人、数多い

なし
ハローワーク
最低限の求人情報のみ

数は多いが低品質

求人紹介、簡単な選考対策のみ
公式採用ページ
最低限の求人情報のみ

公開求人

なし

万が一エージェントを複数使っても決まらなかった人や、サブとしてなら「求人サイト」は使っても良いでしょう。

紹介された求人への応募がメインの転職エージェントと違い、全ての求人に自由に応募できるメリットもあります。

しかし、その他の方法は求人の面でデメリットが大きく、どなたにもおすすめできません。

4-1. 求人サイトとは

求人サイトは、サイト上に求人がたくさん載っていて、そこから個別に応募していくサービスです。

求人サイトの仕組み

サポートは一切ありませんが、直接チャットで応募先とやりとりして選考に進んだり、スカウトを受けて採用に進むこともできます。

ただし、転職エージェントに比べると、以下デメリットが大きく、メインで使うことはおすすめしません。

  • 全てネットから見られる公開求人
    →エージェントだけが持つ非公開の条件のいい求人には出会えない
  • サポートがない
    →応募先とのやり取り、応募書類の作成や面接対策は全て自力になる

まずは転職エージェントを使い、それでも決まらなかった方や、どうしても気になる方のみ、サブとして使いましょう。

求人サイトなら「グッピー」がおすすめ

guppy

求人サイトなら、医療・福祉系で特に長い歴史を持つ「グッピー」が最もおすすめです。

栄養士の方は、医療や福祉の専門サイトがあるので、それを使いましょう。

それぞれ差がつくポイントを比較したのが以下の表で、グッピーがトータルで優れています。

栄養士の専門サイト 栄養士の求人数 対応エリア 実績
グッピー
約18,000件
全国
792万人以上が利用
ジョブメドレー
約12,000件
全国
200万人以上が利用
バイトルPRO 
約3,000件
全国
コメディカルドットコム
約4,000件
全国

グッピーは、設立20年を超える上場企業が運営するサービスで、福祉系の求人サイトでは特に長い歴史を持ちます。

応募先やスカウトをくれた職場と簡単にやり取りできるなど、使い勝手も非常にいいです。

グッピー公式ページ

https://www.guppy.jp

4-2. その他の方法をおすすめしない理由

その他の方法と、おすすめしない理由をまとめました。

おすすめしない理由
ハローワーク ・採用する側にとって、無料で採用し放題のサービスで、人の出入りが激しいブラックな求人が紛れやすい
・文字だけの最低限の求人情報しか得られない
公式サイトの採用ページ ・求人情報は最低限しか載っていないことが多い
・土日休みで高給など、職場内でも好条件の求人はエージェントにだけ渡して、載せていないことがある

公的サービスは求人の質がイマイチ

ハローワークは公的サービスで、採用する側に料金がかからない点が、転職エージェントや求人サイトとの大きな違いです。

公共サービスを使う場合

何人採用しても無料なため、すぐに人が辞め、採用を繰り返すブラックな求人も紛れている可能性が高いので注意しましょう。

民間の転職サービスでは、採用が決まると求人を出していた職場が、紹介料としてまとまった料金を支払います。

民間のサービスを使う場合

採用を繰り返すブラックな職場がこれらを使うと、何度も紹介料を払うことになり、大赤字になってしまいます。

そのため、こうした採用を繰り返す職場は、無料の公共サービスだけを使って募集をしているケースが多いのです。

こうしたリスクがあるので、転職エージェントのように、採用する側が有料のサービスを使っておきましょう。

公式からの直接応募はチャンスが減る

公式から応募する方法もありますが、情報が少なかったり、一部の求人しか出していないことも多く、おすすめしません。

病院や施設は公式で募集は出していても一部のみで、土日祝日休みで高給など、人気の求人は載せていないことがよくあります。

こうした求人は応募の殺到を避けるため、転職エージェントの利用者にのみ、個別に紹介がされます。

チャンスを広げるためにも、いきたい職場が決まっている方もまずは転職エージェントの利用がおすすめです。

5. 栄養士こそ転職エージェントを使うべき3つの理由

求人サイトから自分で応募するなど他にも方法があり、そもそもエージェントを使うべきか迷う方もいるでしょう。

ただ、以下の理由で、栄養士の方こそ、転職エージェントは使うべきです。

  • 転職後のミスマッチが起きにくい
  • 条件がいい求人が見つかりやすい
  • 転職について1から相談できて、手続きも全部やってもらえる

それぞれ、使った人の口コミと合わせて紹介していきます。

理由1. 転職後のミスマッチが起きにくい

口コミ・評判

Uさん 30代 総合病院 管理栄養士
「厨房の委託先との関係がちょっと面倒」というような、求人票だけではわからない裏側も教えてくれたのが良かったです。
あらかじめ覚悟ができたので、入社しても驚くことが少なく、落ち着いてスタートできました。

転職エージェントを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。

求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。

転職エージェントは、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。

  • 現場の雰囲気はどうか、責任者はどんな人柄か
  • 業務量は他の職場と比べてどうか
  • 直近でどれだけ人が辞めているか

現場に通って責任者や職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。

栄養士の場合、いざ働き始めてから、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。

  • 「業務が多すぎて休憩もまともに取れない」
  • 「現場のリーダーの性格がきつく、人が全然居付かない」
  • 「休みが取りにくい雰囲気がある」

エージェントはこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、転職の失敗を防げるようになります。

なぜここまでしてくれるの?

転職エージェントは、転職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはエージェントにとっても損になるからです。

転職エージェントは、あなたを紹介することで、紹介先から紹介料を受け取るビジネスです。

転職エージェントの仕組み

この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、紹介先に返金するルールがあります。

あなたにすぐに辞められると、転職エージェントは紹介料が手に入らず、大損になるのです。

長く続けられる職場に転職をしてもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。

理由2. 条件がいい求人が見つかりやすい

口コミ・評判

Kさん 20代 医療法人 栄養士
非公開求人で、休みも多く給料も高め、さらに時短勤務の相談まで可能な病院を紹介されました。
これまで諦めていた条件が全部そろっていて、他では見つからなかった案件で、エージェント経由じゃないと無理だったと思います。

そもそもですが、下記のような優良な栄養士の求人は、インターネットには中々出てきません。

  • 業務にしては待遇がいいなど、公開すると人が殺到するような求人
  • 今、その職場で働いている人が嫉妬するような条件の求人

これらの求人は、採用側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。

転職エージェントを使うことで、こうした質の高い”非公開求人”にも応募できるようになります。

なぜ求人を非公開にするのか

よくある非公開になる理由としては以下が挙げられます。

  • 応募が来すぎて、選考が大変になると困る
  • 急ぎの募集で、表に出して待つ余裕がない
  • 管理職などの重要ボジションで、今働いている人に知られたくない
    ※公開すると、今働く人に、昇格のチャンスがないように伝わってしまう

こうした求人は、誰もが知る人気職場だったり、条件が公開されたものより良い場合が多いです。

これらは、エージェントの利用者にのみ、個別に紹介されます。

そのため、広く募集する場合に比べてライバルが減り、応募者にとっては選考に通りやすいメリットもあります。

理由3. 転職について1から相談できて、手続きも全部やってもらえる

口コミ・評判

Oさん 40代 給食会社 栄養士
前の転職では1社ずつ電話連絡したりでかなり大変でしたが、今回はエージェントがすべてまとめて調整してくれて、やり取りが一括で済んだのが楽でした。何より希望条件の交渉を代わりにしてくれるのがありがたかったです。

転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で応募先とやりとりする必要がなくなります。

  • 転職の相談
  • 求人紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策のサポート
  • 面接や入社の日程調整
  • 給与などの条件交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたはマッチする職場を選ぶことに集中できるようになります。

特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。

転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。

転職エージェントにデメリットはないの?

栄養士向けの転職エージェントには以下のデメリットもあります。

  1. ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
  2. 担当者とのやりとりが面倒に感じる人もいる

ただいずれも選び方や使い方次第で解消ができます。

それぞれ、使った人の口コミと合わせて紹介していきます。

デメリット① ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる

口コミ・評判

Hさん 40代 保育園 栄養士
対応が雑な印象でした。「ここ受けてみませんか?」と急に求人だけ送られてくるだけで、なぜ合っているのかの説明もなし。相談しても「とりあえず応募しましょう」ばかりで、もう少しこちらの立場に寄り添ってくれても良かったのではと思います。

転職エージェントの業者にもそこで出てくる担当者にも、当たり外れがあることに注意しましょう。

×ハズレの業者の特徴
  • 設立したばかりなどで、職場とのパイプがなく、求人が少ない
  • 実績が少なく、職場ごとの内部情報やデメリットなど、重要な情報を持っていない
  • 1人1人の担当に無理なノルマを押し付け、利用者の幸せを考えない転職を強いる
×ハズレの担当者の特徴
  • 入ったばかりの新人などで、栄養士の知識が浅く、深い相談ができない
  • 必要な連絡を忘れるなど、シンプルに仕事ができない
  • 希望と違う求人を紹介してくる

こういった業者や、担当者に頼ってしまうと、逆に足でまといになり、転職に失敗する原因になります。

これらを避けるためにも、下記を重視して転職エージェントを選びましょう。

  • 栄養士人材バンク」のように、実績があり、求人も豊富な大手だけを使う
  • あらかじめ3社は登録し、ハズレの担当がついたエージェントの利用を止める

デメリット② 担当者とのやりとりが面倒に感じる人もいる

口コミ・評判

Sさん 30代 福祉施設 栄養士
毎日のように電話が来て、ちょっとしんどかったです。仕事終わりで疲れてるときに「10分だけいいですか?」って何度もかかってきて、内容も大したことなかったり。自分のペースで転職したかった自分には、ちょっと合わなかったですね。

転職エージェントは、担当者と面談したり、やり取りする必要がありますが、以下の理由でこれが面倒に感じる人もいます。

  • 誰にも気を使わず、自分のペースで進めたい
  • 紹介を断るのも気を使う

ただ、最近は担当者とのやりとりは、LINEでするケースが多く、しつこく電話をされたりといったケースはほぼありません。

ゆっくり進めたかったり、紹介を断るときも、LINEで簡単に伝えられるので、実際使ってみると面倒と感じる方は少ないです。

どうしても担当とのやりとりが面倒という方は、以下のような他の機能に絞って使いましょう。

  • スカウト機能:経歴を登録して、スカウトをもらう
  • 直接応募機能:サイト上から選んだ求人に自分で直接応募する

完全にマイペースでできて、担当はつかず、応募先とのやりとりのみで済みます。

先ほど紹介した「栄養士ワーカー」なら、これらの機能のみ使うことができます。

6. 転職エージェントを最大限活用するために意識すべきこと

最後に、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するために意識すべき以下のポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく

6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて紹介先から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる紹介先との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは紹介先からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、紹介先との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

6-4. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • 〇〇の求人について、具体的に知りたい

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、病院や施設から紹介を頼まれると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントのみている画面

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

6-5. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。

例えば以下のようなケースで、こうした担当に当たったら、変更してもらうか、利用自体をやめましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

担当を変える場合、利用自体をやめる場合でそれぞれ手続き方法を紹介していきます。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと私の理想にズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

6-6. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、紹介先から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

7. 栄養士の転職についてよくある質問

最後に、栄養士の転職についてよくある以下の質問に回答していきます。

7-1. 栄養士・管理栄養士の転職は難しい?

他の職種に比べて、特別難しい状況ではありません。

転職のしやすさは、「有効求人倍率」でわかりますが、栄養士は、1.86倍で、一人につき2件ほどは求人がある状況です。一般職業紹介状況 令和7年4月分より)

保健所や学校といった公的機関など、一部の職場は、募集が少ないので、転職しにくいと言われています。

しかし、介護施設や病院、保育施設は栄養士不足の現場も多く、比較的転職はしやすいです。

7-2. 栄養士・管理栄養士として企業に転職できる?

一般企業で栄養士が活躍する現場としては以下があり、転職することも可能です。

  • 食品メーカー:商品開発や品質管理を行う
  • 給食委託会社(社員食堂など):献立作成や現場管理を行う
  • 健康食品・サプリ会社:商品企画や栄養相談などを行う

全国栄養士養成施設協会のデータ(令和5年)」によると、資格をとって学校卒業後、管理栄養士として就職する人の3割は企業に進んでいます。

企業勤めは、土日休みで定時勤務の職場も多く、ワークライフバランスが取りやすいメリットがあります。

ただ、病院や福祉施設に比べると求人が少なく、経験を求められる即戦力採用が多いので、転職難易度は高いです。

7-3. 栄養士・管理栄養士の転職は未経験でもできる?

以下の職場であれば、簡単な調理業務がスタートできて、未経験でも転職はしやすいです。

  • 病院や介護施設
  • 給食委託会社(社員食堂・学校給食など)
  • 保育園・幼稚園

食品メーカーや、特定保健指導関連、フィットネス業界は、即戦力になる経験を求められやすく、未経験だと難しいです。

まとめ

栄養士向けの転職エージェントについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

おすすめTOP3は以下の通りで、いずれも栄養士求人が豊富で、利用者の評判も良い人気の大手転職エージェントです。

おすすめエージェント 特徴
1位. 栄養士人材バンク 上場企業の運営で、担当者の質の高いサポートに定評あり
2位. 栄養士ワーカー 栄養士専門の大手で、高収入の求人獲得に力を入れている
3位. 栄養士転職ナビ 年間で10,000人以上の栄養士をサポートしていて、幅広い雇用形態に対応

栄養士専門の9社を、以下で比較した結果が特に優れていた、全ての栄養士におすすめできるサービスです。

  • 求人が多いか
  • サポート実績は豊富か
  • 担当者は優秀か

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。