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WEBデザイナーに強い転職エージェント8選|キャリア別のおすすめと選び方

「WEBデザイナーならどの転職エージェントを使うべき?」、「未経験から目指すにはどれがいい?」など、WEBデザイナー向けの転職エージェントについて気になっていませんか?

WEBデザイナーに強いとアピールするエージェントはいくつもありますが、実は全然実績がなかったり、ろくな求人を持たない業者もあるので注意しましょう。

特に近年は低品質なエージェントが急増していて、選び方を間違えると転職の失敗につながります。

このページでは、転職エージェントとして1,000人以上の転職をサポートしてきた筆者が、WEBデザイナー向けの転職エージェントについて、以下の流れで解説していきます。

  1. 結論|WEBデザイナーが使うべき転職エージェント
  2. WEBデザイナー向け|転職エージェントの選び方
  3. キャリア別|WEBデザイナーにおすすめの転職エージェント8選
  4. WEBデザイナー経験者向け|おすすめスカウトサービス3選
  5. WEBデザイナーが転職エージェントを使うべき4つの理由
  6. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと
  7. WEBデザイナーについてよくある質問

このページを読めば、WEBデザイナーの転職にはどのエージェントを選ぶべきか、失敗しない選び方から使いこなすコツまでがわかり、転職エージェントで失敗しなくなるでしょう。

著者:I.J(現役転職エージェント)
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ij
30代の現役転職エージェントで、当サイトの発起人。

新卒で大手エージェントに入社。求職者向けのキャリアアドバイザーを経験後、法人担当(採用企業側の担当)も経験する。

累計3,000名以上の求職者をサポートしてきた経験を活かし、他社勤務も経て、現在は大手エージェントの、求職者のサポート部門でマネージャーを行う。

匿名だからこそ発信できる業界の裏事情など「綺麗事では語れない、転職する人に真に価値のある情報を」という思いでこのサイトを立ち上げた。

1. 結論|WEBデザイナーが使うべき転職エージェント

このページでは、WEBデザイナーにおすすめの転職エージェントについて詳しく解説していきます。

長くなってしまったので先に結論を言うと、あなたの経験や現在の年収に合わせて、以下から3社を使うべきです。

WEBデザイナー
経験者
未経験
年収
500万以下
年収
500万〜
1. リクルートエージェント
2. doda
3. ワークポート
4. マイナビクリエイター
5. レバテックキャリア ×
6. マスメディアン
7. Webist
東京・大阪のみ
8. ギークリー
東京・大阪のみ

おすすめ順に並べているため、迷ったら、キャリアに合わせて上から順に◎を3つ選んでおきましょう。

WEBデザイナーの大手・優良企業の求人はこの8社に集中していて、ここから選んでおけば間違いありません。

参考までに、それぞれのエージェントを一言で表すと下記の通りです。

おすすめエージェント 特徴
リクルートエージェント 業界最大手で、WEB業界の求人の量・転職サポート実績共にトップクラス
doda リクルートに次ぐ求人数を誇る業界No.2で、WEB業界の転職サポートにも強い
ワークポート 無料のスクールも利用できるなど、未経験からのIT転職が得意
マイナビクリエイター 新卒向けのサービスを通して、大手優良企業と強いパイプを持つ
レバテックキャリア IT特化エージェントの最大手で、都市部のエンジニアやデザイナー求人に強い
マスメディアン マーケターやクリエイターの転職に特化していて、広告業界に強い
Webist WEB業界の転職に特化したサービスで、正社員以外の雇用形態にも対応
ギークリー 主に東京23区のIT/WEB企業の転職サポートに特化

経験者の方は、スカウトサービスも一つは使う

WEBデザイナー経験者の方は、以下のようなスカウトサービスも一つは使っておきましょう。

これらは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスです。

scout

※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント

即戦力になる人を対象としたサービスで、経験者を求める多くのWEB業界の企業が利用しています。

企業からのスカウトだと、いきなり面接に進んでスピーディーに内定が出るケースもあるため、登録しておいて損はありません。

中でもおすすめは、スカウト型の最大手で、20,000社以上の企業からスカウトが受けられる「ビズリーチ」です。

そもそもWEBデザイナーとは

WEBサイトの見た目や使いやすいデザインを考え、形にするのが仕事です。

designer_job

具体的な仕事内容は以下のとおりです。

  1. 顧客への聞き取り:どんなWEBサイトを作りたいかのイメージを聞き取る
  2. デザイン:サイトの見た目や操作性のデザインをする
  3. コーディング:HTML、CSSといった言語を使い、デザイン通りにサイトを作り上げる

以下をデザインする仕事として、UIデザイナー、UXデザイナーと呼ばれることもあります。

  • UI(ユーザーインターフェイス):ユーザーの目に見える部分
  • UX(ユーザーエクスペリエンス):使う人の体験・満足度

WEB業界での立ち位置

WEBデザイナーの、WEB業界の中での立ち位置は以下の通りです。

WEBサイト・サービスを作る WEBデザイナー(UI/UXデザイナー) サイトの見た目や、使いやすいデザインを考える
WEBエンジニア(コーダー、プログラマー) デザイン通りにサイトやサービスを作り上げる
WEBプランナー どんなサイトを作るかの企画・提案をする
集客する WEBマーケター WEBでの販売促進や集客の戦略を立てる
制作現場を監督する WEBディレクター(プロデューサー) WEB制作の現場の指揮をとる責任者

デザイナーがコーディングやプログラミングをしたり、一人が複数の職種を兼任することもよくあります。

WEBデザイナーの勤務先の選択肢としては、以下二つがあります。

  • WEBの制作会社:他社からの依頼を元にWEBサイトやサービスを作る
  • 事業会社:自社のWEBサイト・サービスを制作、運営する(インハウスデザイナー)

未経験でも転職できる?

9割以上は経験者が対象ですが、一部求人はあり、未経験でも転職できることはあります。

ただ、現場ですぐに働けるスキルは持っていないと採用は難しく、未経験でもポートフォリオの提出は必要になることが多いです。

ポートフォリオとは、自分の実績やスキルをアピールする作品集のようなもので、以下の内容で構成されます。

  • デザインしたWEBサイトのイメージ
  • 作ったサイトがあればリンク付きで紹介
  • どんなツールが使えるか、スキルがあるかの説明

ゼロから始める場合は、「DMMウェブキャンプ」のようなスクールを利用したり、独学でスキルを身につけてから挑戦する方が多いです。

未経験から目指す方は、「ワークポート」のような未経験転職に強い大手エージェントをまず利用しましょう。

可能性があるか、まずどうすべきかといった点で、詳しい担当に親身に相談に乗ってもらえます。

2. WEBデザイナー向け|転職エージェントの選び方

転職を目指すWEBデザイナーの方は、以下の方法でエージェントを選びましょう。

  • 実績のある大手エージェントを選ぶ
  • WEB業界の求人が豊富なエージェントを選ぶ
  • 自分のキャリアに合わせて選ぶ

選び方1. 実績のある大手エージェントを選ぶ

転職エージェントは大手から中小まで様々ですが、必ず実績のある大手を選びましょう。

大手と中小のメリット・デメリットは下記の通りで、大手エージェントの方が転職時に強い味方になります。

大手と中小の違い

大手にも下記のデメリットがありますが、どちらも使い方次第で解消できるため、大手を選べば間違いありません。

  • ×忙しいので放置されることがある(利用者が多いため)
    →自分のキャリアに合ったエージェントなら、相手にしてもらいやすい
    →まめに連絡を取ったり、積極的な姿勢を見せれば優先的に対応してくれる
  • ×中にはハズレの担当もいる
    →エージェントを複数使えばハズレの担当者と付き合わなくて済む

知っておくべき裏事情:近年は低品質なエージェントが急増した

下記は厚生労働省の出す転職エージェントなどの職業紹介事業所の数の推移ですが、転職エージェントは、5年間で約1万社も急増しました。

引用:厚生労働省ホームページ

これには、資格さえあればインターネットを使うことで、簡単にエージェント業が始められるようになったという背景があります。

新設エージェントにも、優良なものはありますが、以下のようなタイプが多いのが実情です。

  • 企業とのパイプが弱く、紹介できる求人が少ない
  • 常に出回っているような、不人気な会社の求人しかない
  • 実績が少なく「会社ごとにどう選考対策するべきか」といったノウハウがない

こうしたエージェントにあたると、手持ちの求人から内定を出そうと、希望と違う求人をごり押しさたり、転職失敗の原因にもなるため注意が必要です。

優良なものもありますが、見極めが難しいため、聞いた事もないような中小エージェントは避け、実績のある大手だけを使っておきましょう。

選び方2. WEBデザイナーの求人が豊富なエージェントを選ぶ

また、大手の中でもWEBデザイナーの求人が多いエージェントを選んでおきましょう。

WEB業界に特化したエージェントもありますが、求人は多いとは限らないので注意しましょう。

WEBデザイナーの求人数(正社員)
マイナビクリエイター
(WEB業界特化)
約300件
Webist
(WEB業界特化)
約300件
リクルートエージェント 約3,000件
doda 約900件

特化していなくても、リクルートのように、あらゆる転職に強い大手はWEB業界の求人も多いので、積極的に使いましょう。

近年は、WEBサイトを自社で作って運用する会社も増えていて、WEBデザイナーの求人は、製造から小売まで幅広い業界から出ています。

そのため、IT/WEB以外も含めた広い業界とパイプを持つ大手エージェントの方が求人は充実しています。

選び方3. 自分のキャリアに合わせて選ぶ

転職エージェントは、大手の中でも自分のキャリアに合ったものを選びましょう。

大手の中でも、以下のように力を入れているジャンルが違うからです。

  • 平均的な年収400万円前後の方のサポートに強い
  • 高年収のベテラン、マネージャークラスの転職に強い
  • 未経験からの転職に強い

ミスマッチなものを選ぶと、「全然紹介が受けられない」となるため、このページを参考にキャリアに合ったものを使いましょう。

特に、WEB業界特化のエージェントは、経験者しか相手にしないので注意しましょう。

未経験から目指す方は、「ワークポート」のように対象となる求人が多く、初心者のサポートにも強いエージェントを選ぶようにしましょう。

その他ポイント. 担当を比べるためにも、必ず3社は使う

以上の流れで大手エージェントを選んでも、ハズレの担当がつく場合もあるため、必ず3社は使い、担当者を比べるようにしましょう。

ハズレの担当としては、以下のようなパターンがあげられます。

  • WEB業界の知識が不十分で、深い相談ができない
  • 伝えた条件に合わない求人を紹介してくる

一社に絞ると、こうした担当に当たっても比較ができず、イマイチなサポートに頼って失敗する恐れがあります。

一社のみ登録

複数社使うことで担当ごとのサポートの良し悪しがわかり、1人に足を引っ張られて失敗することは無くなります。

複数社登録

いくつ登録しても無料なのは変わらないため、優秀な担当を見極めるためにも、少なくとも3社は使っておきましょう。

また、転職エージェントごとにパイプの強い企業が違うので、複数登録には、求人の選択肢が大幅に増えるメリットもあります。

3. キャリア別|WEBデザイナーにおすすめの転職エージェント8選

今回当ページでは、WEB業界に対応した転職エージェント20社以上を比較し、以下の観点で厳選しました。

  • 大手企業の運営で実績が豊富
  • WEBデザイナーの求人が多い
  • 使った人の評判が極めていい

厳選した8社について、業界でのキャリア別におすすめ度をまとめたのが以下です。

WEBデザイナー
経験者
未経験
年収
500万以下
年収
500万〜
1. リクルートエージェント
2. doda
3. ワークポート
4. マイナビクリエイター
5. レバテックキャリア ×
6. マスメディアン
7. Webist
東京・大阪のみ
8. ギークリー
東京・大阪のみ

おすすめ順に並べているため、迷ったら、キャリアに合わせて上から順に◎を3つ選んでおきましょう。

大手・優良企業のWEBデザイナー求人はこの8社に集中していて、ここから選んでおけば間違いありません。

それぞれ、特徴を解説していきます。

1位. リクルートエージェント

r-agent

リクルートエージェント」は、業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントで、WEB業界の求人量・転職実績共にトップクラスです。

大手中心に良質な求人が多く、サポート体制も整っていることから利用者からの評判は抜群にいいです。

長年の実績から、「まずはリクルートさんにお願いしよう」と考える企業の採用担当も多く、大手・優良企業の求人も多いので、登録しておいて損はありません。

リクルートエージェントの口コミ・評判

  • ◯有名企業の案件がとにかく多くて、決めるのに苦労するほどでした。(20代女性)
  • ◯担当の方が元WEB業界の方で、話が伝わりやすくて良かったです。(30代男性)
  • △忙しいのか、こちらから積極的に連絡取らないと、相手にしてもらえない感じがありました。(20代女性)

リクルートエージェントの基本情報

向いている人 全てのWEBデザイナー志望者
求人数(WEBデザイナー) 約3,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
運営歴 1977年~

リクルートエージェント公式ページ:https://www.r-agent.com/

2位. doda

doda

doda」はパーソルキャリアが運営する、業界2位の実績と豊富な求人を持つ転職エージェントです。

求人数・提案力・交渉力・サポート全てが高水準で、非常にバランスがよく、当たり外れが少ないエージェントとも言えます。

リクルートエージェントよりは求人数が少ないものの、一人一人の登録者にきめ細かいサポートをしてくれると好評です。

dodaの口コミ・評判

  • ◯担当さんが親身で、私の細かすぎる要望にも応えて熱心に対応してもらえた。(30代男性)
  • ◯自分でも気づかないアピールポイントをたくさん教えてくれて、かなりいい職位に転職できました。(40代女性)
  • △対応にちょっと機械的な印象を持った。(20代男性)

dodaの基本情報

向いている人 WEBデザイナー経験者(年収500万円以下)、未経験者
求人数(WEBデザイナー) 約900件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
運営歴 1989年~

doda公式ページ:https://doda.jp/consultant/

3位. ワークポート

workport

ワークポート」は、IT・WEB・ゲーム業界に強い、若年層からの支持が大きい転職エージェントです。

現在はあらゆる業界に対応していますが、WEB業界も含むIT転職に特化したサービスとして始まった歴史があります。

主に20代が対象ですが、未経験者も対象の求人が比較的多いので、未経験から目指す方は必ず使いましょう。

ワークポートの口コミ・評判

  • ◯実務未経験でしたが、こんな私にもチャンスがある企業をたくさん教えてくれました。(20代男性)
  • ◯キャリアが浅い人にも対応がいい会社でした。頼って良かったです。(30代女性)
  • △きつい担当にあたってしまい、早く応募しろっていう圧がすごかったです。(20代女性)

ワークポートの基本情報

向いている人 WEBデザイナー未経験者
求人数(WEBデザイナー) 約530件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ワークポート
運営歴 2003年~

ワークポート公式ページ:https://www.workport.co.jp/

4位. マイナビクリエイター

mynavi_creator

マイナビクリエイター」は、人材業界大手マイナビが運営する、WEB・ゲーム業界特化の転職エージェントです。

ポートフォリオの作成サービスがあるなど、WEBデザイナーの転職には特に力を入れていて、求人も充実しています。

学生向けの就活サイト「マイナビ」の実績もあり、若年層向けの求人や企業とのパイプは豊富にあるので、30代までの方は積極的に使いましょう。

マイナビクリエイターの口コミ・評判

  • ◯他のエージェントも使いましたが、ポートフォリオの相談が一番しやすかったです。(20代女性)
  • ◯担当の人が私の希望を深く汲み取ってくれて、紹介される求人がドンピシャなものばかりでした。(30代男性)
  • △最終的に決まったからいいけど、後半連絡がつきにくくなったのは印象悪かった(20代女性)

マイナビクリエイターの基本情報

向いている人 WEBデザイナー経験者(年収500万円以下)
求人数(WEBデザイナー) 約300件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社マイナビワークス
運営元の設立(マイナビ) 1973年

マイナビクリエイター公式ページ:https://mynavi-creator.jp

5位. レバテックキャリア

レバテックキャリア

レバテックキャリア」は、IT・WEB業界特化の転職エージェントで、WEB業界経験者の転職に特に強いです。

IT特化型では最大手なこともあり、WEB制作を行う大手・優良企業とは必ずといっていいほどパイプを持っていて、ハイクラスな求人も充実しています。

フリーランス向けのサービスも運営しているため、正社員とフリーランスで迷っている方も、まずこちらに相談がおすすめです。

レバテックキャリアの口コミ・評判

  • ◯担当の方の対応にスピード感があり、ストレスなく伴走してもらえて選考に集中できた。(30代男性)
  • ◯条件的に無理そうな会社だったのに、担当さんが頑張ってくれて、無事内定までいけました。(30代女性)
  • △結構スキル高めの人向けの求人が多い印象。自分には合わなかった。(40代男性)

レバテックキャリアの基本情報

強いジャンル WEBデザイナー経験者(年収500万円〜)
求人数(WEBデザイナー) 約550件
対応エリア 東京、名古屋、大阪、福岡周辺
運営会社 レバテック株式会社
運営歴 2005年~

レバテックキャリア公式ページ:https://career.levtech.jp/

6位. マスメディアン

massmedian

マスメディアン」は、運営歴20年を超える、マーケターやクリエイターのサポートに特化した転職エージェントです。

広告の専門誌を発行する会社のサービスで、広告業界とのパイプが強く、デザイナーやマーケターの求人が充実しています。

担当者の専門性が高く、ポートフォリオへのアドバイスや面接対策が、本当にためになったという声が非常に多いです。

マスメディアンの口コミ・評判

  • ◯マーケ業界に詳しい方についてもらえて、選考も迷いなく進むことができました。(40代男性)
  • ◯結構老舗だからか、有名な会社とも繋がりあるみたいで、案件はとにかく良かった印象(30代男性)
  • △望んでいた会社には入れましたが、期待していたほど年収は上がらずでした。(20代男性)

マスメディアンの基本情報

向いている人 WEBデザイナー経験者(年収500万円〜)
求人数(WEBデザイナー) 約500件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社マスメディアン
運営元の設立 2001年

マスメディアン公式ページ:https://www.massmedian.co.jp

7位. Webist

webist

Webist」は、人材業界の大手クリーク・アンド・リバー社が運営する、WEB業界特化の転職エージェントです。

東京と大阪のみですが、30年以上の実績を持つ運営会社のパイプを活かし、大手・優良企業のWEB求人がたくさん紹介してもらえます。

契約社員や派遣の求人紹介も行なっているので、経験を積むためにも、まずは非正規から始めたいという方にもおすすめです。

Webistの口コミ・評判

  • ◯ポートフォリオのアドバイスがすごい的確で、頼りになりました。(30代女性)
  • ◯自信がない私を奮い立たせてくれて、想定以上のポジションで転職できました。担当の人に感謝です。(40代女性)
  • △いい求人多かったけど、案件は他の大手に比べて少なかったかな(20代男性)

Webistの基本情報

向いている人 WEBデザイナー経験者(年収500万円〜)
※東京・大阪のみ
求人数(WEBデザイナー) 約300件
対応エリア 主に東京・大阪
運営会社 株式会社クリーク・アンド・リバー
運営元の設立 1990年

Webist公式ページ:https://webist-cri.com

8位. ギークリー

geekly

ギークリー」は、東京と大阪に拠点を持つ、IT・WEB・ゲーム業界特化の大手転職エージェントです。

スキルがマッチすれば、書類選考なしでいきなり面接に進めるサービスがあるなど、スピーディーな転職を強みとしています。

他社より多くの求人を紹介してくれたという声が多いので、とにかく多くの求人に触れてみたい方にもおすすめです。

ギークリーの口コミ・評判

  • ◯紹介数がとにかく多かったので、たくさんの中から選べる楽しさがありました。(20代男性)
  • ◯求人に都内の有名企業がたくさんあって、さすが大手だなと思いました。(30代女性)
  • △ちょっと担当の方の押しが強くて引きましたね。ノルマきついんだろうか、、(20代男性)

ギークリーの基本情報

向いている人 WEBデザイナー経験者(年収500万円以下)
※東京・大阪のみ
求人数(WEBデザイナー) 約450件
対応エリア 東京、大阪
運営会社 株式会社Geekly(ギークリー)
運営歴 2011年~

ギークリー公式ページ:https://www.geekly.co.jp/

その他WEB業界特化の転職エージェントまとめ

これまで紹介した以外で、WEB業界の転職に特化したサービスを以下に全てまとめました。

ITやWEB業界の特化型エージェント 特徴
ウィルオブテック 2021年にスタートしたITエンジニア特化のエージェント
TechStars Agent IT/WEB/ゲーム業界のエンジニアのサポートに特化
R-Stone IT/WEB/ゲーム業界の転職に特化
TechClipsエージェント 首都圏のITエンジニア、ITコンサルの転職に特化
HIGH-FIVE クリエイターやデザイナーの転職に特化
DXキャリア WEB/IT/クリエイティブの転職に特化
ユウクリ 1984年設立のクリエイター向けエージェント

これらは以下いずれかに当てはまり、まず使うべきエージェントではありません。

  • ×WEB業界の求人が少ない
  • ×まだ実績が少ない(設立10年未満)
  • ×派遣や契約社員など非正規求人の紹介がメイン
  • ×WEBデザイナーよりも、SIer・SESのITエンジニアの求人がメイン

まずはご紹介した8社からキャリア別に選び、うまくかなかった方のみ、次の手段として使いましょう。

転職エージェントの大まかな利用の流れは以下の通りです。

  1. ネットから申し込み
  2. エージェントと面談
  3. 求人紹介を受ける
  4. 企業に応募
  5. 面接
  6. 内定

最初の面談ではこれまでの職歴やスキル、転職先の希望条件が聞かれるため、おおまかに整理しておきましょう。

面談方法は対面も選べますが、現在はWEBや電話での面談が主流となっています。

申し込みから内定まで、トータルで3ヶ月はかかるケースが多いため、余裕を持って早めに申し込みをしておきましょう。

4. WEBデザイナー経験者向け|おすすめスカウトサービス3選

WEBデザイナーの経験者の方は、転職エージェントとあわせて以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。

これらは、経歴を登録して、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスです。

登録するとあなたのプロフィールがデータベースにのり、それを使う企業の総務やヘッドハンターの目に留まると、スカウトが受けられます。

scout

※ヘッドハンター:保有する求人にあった人材を探す転職エージェント

即戦力になる人を対象としたサービスで、経験者を求める多くのWEB業界の企業が利用しています。

企業からのスカウトだと、いきなり面接に進んでスピーディーに内定が出るケースもあるため、登録しておいて損はありません。

迷ったらどれだけの企業が使っているサービスかを公開していて、数が最多の「ビズリーチ」を選びましょう。

  登録企業数 運営歴
ビズリーチ 約30,000社 2009年~
リクルートダイレクトスカウト 非公表 2014年~
doda X 非公表 2019年~
AMBI 約2,800社 2017年~
ミドルの転職 なし
(在籍するエージェントからのスカウトのみ)
2015年~

スカウトサービスの最大の強みは企業から直接スカウトが受けられることですが、企業数が多いほどチャンスは広がり、スカウトも増える傾向があります。

4-1. ビズリーチ

bizreach

ビズリーチ」は、毎月30,000人以上が登録している今最も勢いのあるスカウトサービスです。

即戦力人材を効率よく採用したい企業が続々と利用を開始していて、登録社数は20,000社を超えます。

一部有料の機能もありますが、最大の目玉である「企業からのスカウトの受け取り、返信」は無料プランでもできるので、まずは無料プランで使ってみるのがおすすめです。

有料プランの機能とは?

ビズリーチで月5,500円の有料プランに入ると開放される主な機能には、以下があります。

  • サイト内の全ての求人の閲覧、応募ができる
  • ヘッドハンターのスカウトが全て見られる

自分からも積極的に動きたい人向けの機能ですが、こうした人には、無料で使える転職エージェントの方がおすすめです。

紹介される求人にどんどん応募していくなど、自分からも積極的に動けますが、料金は一切かかりません。

ビズリーチは無料プランで使った上で、求人探しや応募には転職エージェントを活用しましょう。

求人数 約86,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社ビズリーチ
登録企業数 23,500社以上
在籍ヘッドハンター数 6,200人

ビズリーチ公式ページ:https://www.bizreach.jp

4-2. リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト」は、ビズリーチの後を追うように始まった、転職業界最大手のリクルートが運営するスカウトサービスです。

登録に審査があるビズリーチに対し、審査なしで誰でも登録ができ、全機能を無料で使うことができます。

登録社数は非公開ですが、「最大手だし使っておこう」と考える企業の採用担当者は多いはずで、多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

ビズリーチが審査に通らず使えなかった方や、さらに可能性を広げたい人は登録しておきましょう。

求人数 約196,000件
対応エリア 全国
運営会社 株式会社リクルート
登録企業数 非公開
在籍ヘッドハンター数 4,300人

リクルートダイレクトスカウト公式ページ:https://directscout.recruit.co.jp/

4-3. doda X

dodax

doda X」も、ビズリーチの後を追うように始まった、業界大手のパーソルキャリアが運営するスカウトサービスです。

dodaの転職エージェントはリクルートと一緒に使う企業も多く、こちらも多くの大手・優良企業が使っていることが推測されます。

他社にはない、パーソルの担当者からハイクラス求人の紹介が受けられるサービスもあるので、気になる方は企業スカウトとセットで使ってみましょう。

求人数 約49,000件
対応エリア 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
登録企業数 非公開
在籍ヘッドハンター数 約8,000人

doda X 公式ページ:https://doda-x.jp/

5. WEBデザイナーが転職エージェントを使うべき4つの理由

求人サイトから応募するなど他の方法もありますが、転職を目指すWEBデザイナーの方は、以下の理由で転職エージェントをまず使うべきです。

  • 転職でのミスマッチが起きにくい
  • 世の中に出ていない”非公開の求人”を紹介してくれ、応募できる
  • 選考をより有利に進められることがある
  • 転職時に必要なサポートを全て無料で受けられる

理由1. 転職でのミスマッチが起きにくい

転職エージェントを使えば、「いざ働き始めたら、思っていたのと違った」といったミスマッチは起こりにくくなります。

求人のデメリットや裏側も踏まえて、あなたの希望にマッチする求人だけを紹介してくれるからです。

転職エージェントは、求人票からは読み取れない、以下のような情報も大量に持っています。

  • 職場の雰囲気はどうか、現場のリーダーはどんな人柄か
  • 休みのとりやすさ、サービス残業の実態はどうか
  • 直近でどれだけ人が辞めているか

現場に通って職員に話を聞いたり、過去にサポートした人へも聞き取りをして、こうした情報を日々集めています。

帝国データバンクの調査(2024)」によると、人手不足を感じる企業の割合は、全業種の中でもIT企業が約8割と最も多いです。

採用に苦労していて、とにかく人が欲しいあまり、面接でも肝心なデメリットを教えてくれない企業も多いのが現実です。

WEBデザイナーの場合、いざ働き始めてから、以下のような隠れたデメリットに後悔するケースはよくあります。

  • 「納期がきつく、常にサービス残業をしないと追いつかない」
  • 「休日や業務時間外の緊急対応が多く、まともに休めない」
  • 「雑用ばかりで、スキルが全然身につかない」

エージェントはこうした職場ごとの悪い点についても先に教えてくれるため、転職の失敗を防げるようになります。

なぜここまでしてくれるの?

転職エージェントは、転職を成功させないと利益が出ない仕組みで、ミスマッチはエージェントにとっても損になるからです。

転職エージェントは、企業にあなたを紹介することで、企業から紹介料を受け取るビジネスです。

この紹介料は、仮にあなたが3ヶ月以内など短期で辞めた場合は、事業者に返金するルールがあります。

あなたにすぐに辞められると、転職エージェントは紹介料が手に入らず、大損になるのです。

長く続けられる職場に転職をしてもらい、利益につなげるためにも、ミスマッチを防ぐことに全力を注いでくれます。

理由2. 表に出ていない”非公開の求人”を紹介してくれ、応募できる

そもそもですが、下記のような優良な求人は、インターネットには中々出てきません。

  • 人気なポジションでインターネットに出すと応募が殺到してしまう求人
  • 重要なポジションで、外部には求人を出していることを知られたくない求人
  • 今、その会社で働いている人が嫉妬するような条件の求人

これらの求人は、企業側が取引のある転職エージェントに内々に相談し、そのエージェントに登録している人だけに紹介されます。

転職エージェントを使えは、求人サイトにはないこれらの高品質な非公開求人にも応募ができます。

逆に言うと、インターネットに出ている公開求人は、幅広く募集しないと人が集まらない低品質なものが多いので、注意しましょう。

理由3. 選考をより有利に進められることがある

転職エージェントを使うことで、直接申し込んだ人よりも、選考が有利に進むことがあります。

採用側からすると、どこの誰かわからない人よりも、転職エージェントがプッシュしてくる人の方が安心して採用することができるからです。

エージェントは、企業側に書類に書けないあなたの魅力をアピールしてくれ、優秀なエージェントだと、面接で失敗しても結果を覆してくれることもあります。

また、大手だとこれまでのサポート実績から、企業ごとに「どんな人に内定が出やすい」といった情報もたくさん持っていて、対策のアドバイスがもらえます。

理由4. 転職時に必要なサポートを全て無料で受けられる

転職エージェントを使えば、以下を全て無料でしてもらえて、あなたは面接以外で企業とやりとりする必要がなくなります。

  • キャリアの相談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 面接や入社の日程調整
  • 年収交渉

自分で求人を探して応募する場合と比べて、圧倒的に手間が減り、あなたは、選考対策だけに集中できるようになります。

特に働きながら転職活動をする場合、日中の連絡や、面接調整など、仕事と転職活動の両立は非常にハードです。

転職エージェントは現在の仕事の事情も考慮してくれ、まるで秘書のように、転職ですべきことを行ってくれます。

デメリットは使い方次第で解消できる!

転職エージェントには以下のデメリットもありますが、このページで紹介している通りに選ぶことで、いずれも解消が可能です。

  • ×ハズレの業者や担当者に当たると、役に立たず、足を引っ張られる
    →老舗、大手のエージェントを選ぶ
    →3社以上使い、担当者を比べる
  • ×相手にしてもらえず、満足いくサポートを受けられないことがある
    →キャリアの面で自分に合ったエージェントを選ぶ

そのため、転職を考えている方は、転職エージェントを使っておけば間違いありません。

転職エージェントに断られた場合は?

転職エージェントは、転職が決まらないと利益が出ないため、自社でサポートが難しい人は、サポートを断るケースがあります。

3社以上に断られた方は、自分で求人を探して応募する求人サイトを使いましょう。

jobchange_site

求人サイトなら、IT/WEB業界専門で、求人が他サイトと比べても豊富な「Green」がおすすめです。

WEBデザイナーの求人数
Green 約750件
リクナビNEXT 約300件
MORE WORKS 約80件
デザインのお仕事 約40件

登録すると、求人を調べられるだけでなく、企業からのスカウトももらえることがあります。

ただ、これまで紹介した他のサービスと比べると以下の通りで、あらゆる点で劣るため、まず使うべきサービスではありません。

サポート 求人の質・量 選考の有利さ
①転職エージェント
相談〜内定後の交渉まで

良質な非公開求人、数多い

選考対策・プッシュあり
②スカウトサービス
企業からのスカウトなら無し

良質な非公開求人、数多い

企業スカウトなら書類選考なし
③求人サイト ×
自分でやる

公開求人、数少ない
×
自力で頑張る

求人サイトはネット上に求人を公開して、広く募集しないと人が集まらない小さいベンチャーが多く、有名企業など大手の求人は少ないので注意しましょう。

このページで紹介する転職エージェントを3社以上使っても決まらなかった方のみ、最終手段として使いましょう。

転職エージェントに断られるのはどんな人?

転職エージェントに「転職させられない=お金にならない」人と判断されると、断られてしまいます。

そう判断されるパターンとしては、以下があげられます。

  • キャリア・経験がなく、自社と取引のある企業に紹介しにくい
  • 転職活動へのやる気が見えず、本当に転職したいのかわからない

1つ目については、このページで紹介している通り、自分のキャリアに合わせて選ぶことで対処できます。

2つ目の転職への意欲の点も、付き合い方次第でイメージを変えることは可能です。

次の章から、正しい付き合い方も含め、転職エージェントを最大限活用する方法を解説していきます。

6. 転職エージェントを最大限活用するためにすべき9つのこと

ここでは、転職エージェントの裏事情も踏まえ、最大限活用するためにすべき以下9つのポイントを紹介していきます。

  • 最初の申し込みを丁寧に行う
  • 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく
  • 経歴・スキルに嘘はつかない
  • 複数のエージェントを使っていることは隠さない
  • 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる
  • 担当者が使えないと判断したら付き合わない
  • 「推薦状を見せて欲しい」と伝える
  • 「転職したら3年は頑張りたい」と言っておく
  • 最低限のマナーは守る

6-1. 最初の申し込みを丁寧に行う

優秀な担当者をつけてもらうために、登録時の情報入力は省略せず、できる限り丁寧に行いましょう。

入力が適当だと、「この人は転職するかわからないから、実力ある担当をつけるのはもったいないな。新人に任せてみよう。」となり、優秀な担当がつかないリスクがあるからです。

下記を意識し、転職への熱意を伝え、優秀な担当をつけてもらいましょう。

  • 入力が任意の箇所でもできる限り全て埋める
  • 転職予定時期を選ぶ箇所があれば、「すぐにでも」やそれに近い回答を選ぶ
  • 経歴を書く場面があれば、強みになりそうな経歴は省略せずに書く

6-2. 希望の転職時期は「1日でも早く」と答えておく

最初の面談でも、エージェントに希望の転職時期を聞かれますが、「1日でも早く転職したい」と答えておきましょう。

エージェントは内定が決まって初めて企業から手数料がもらえ、それが個人のノルマになったり、ボーナスを決める要因になります。

以下のような方はどんなに優秀でも、自然と対応の優先度が下がります。

  • 転職予定がかなり先
  • そもそも転職への意欲が低い

すぐにでも転職したい意思を伝えることで、「早く売り上げにつながる人」と判断され、優先的に対応してもらうことができます。

6-3. 経歴・スキルに嘘はつかない

求人を紹介するにあたって最初に経歴やスキルを聞かれますが、なるべく嘘のない回答を心がけましょう。

転職エージェントにとっては、転職する本人だけでなく、手数料をくれる企業側との関係も大事です。

いざ働き始めてから「紹介された人材が話と違う」となると、エージェントは企業からの信頼に傷がつきます。

やり取りの中で嘘がわかると、企業との関係が悪くなるのを恐れて求人紹介が減るため注意しましょう。

6-4. 複数のエージェントを使ってることは隠さない

転職エージェントを複数使う場合、他社も使っていることは、それぞれに隠さず伝えましょう。

言いにくいと感じるかもしれませんが、隠すのには以下のリスクがあります。

  • あなたの希望求人のイメージに誤解が出る
  • 結果として、的外れな求人紹介ばかりになる

すでに他社で応募した求人を紹介されたときに、隠していると「すでに応募済み」とは言えず、適当な理由で断るしかなくなります。

これを繰り返すと、本当はあなたに合った求人も、「前に似た求人を断られたな」と思われ紹介されなくなり、希望とズレたものばかり紹介されるようになります。

こうならないためにも、他社を使っていることは、話しておきましょう。そもそも複数社使うのはごく普通のことで、気にする必要はありません。

6-5. 少なくとも2週に一度はコンタクトをとる

登録後は、少なくとも2週に一度は、エージェントにコンタクトを取るようにしましょう。

長期間連絡しなかったり、応募をしない期間が続くと、「転職が決まって活動を終了した」と判断され、求人が紹介されなくなります。

以下のような簡単な質問でいいので、日頃からこまめにしておきましょう。

  • こういった求人はないか
  • こんな業界は自分でも通るか

自動的に、後回しにされるリスクも

転職エージェントは、企業から紹介の依頼を受けると、自社のシステムから転職活動中の候補者を絞ります。

その際以下のように情報の更新日(最後にコンタクトを取った日)が新しい人から順に候補者が表示され、エージェントはこれを見て求人紹介をしていきます。

エージェントがシステムで候補者を選ぶ画面

更新日が古いとあなたの名前がエージェントの目にも触れず、機械的に後回しになるリスクがあります。

この点も意識し、こまめに連絡は取るようにしましょう。

6-6. 担当者が使えないと判断したら付き合わない

どんなに大手の優良エージェントでも、仕事のできない担当者は存在します。そういった担当に当たってしまったら利用をやめましょう。

具体的には下記に2つ以上当てはまったら、危険なので、担当を変えてもらうか、そのエージェントの利用を止めましょう。

付き合うべきではない担当者の特徴
  • 業界知識が乏しく、深い話ができない
  • 転職に関して話していても経験を感じられない
  • 希望した条件以外の的外れな求人ばかり紹介してくる
  • あなたの都合を考えずに、応募を強要してくる(営業感が強い)
  • 必要な連絡や手続きが遅い、ミスが目立つ

2つ以上当てはまった場合、下記の方法で担当を変えるか、そのエージェント自体の利用を止めましょう。

担当を変えたい場合

担当者を変えたい場合は、問い合わせフォームに以下の文章を送りましょう。

件名:担当変更のご相談

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

私は現在、(担当者名)様に転職サポートをして頂いており、熱心なアドバイスや求人紹介には大変感謝しております。

しかし、(担当者名)様の考える転職プランと、私の理想のキャリアプランにズレを感じており、ご本人にも何度か相談しましたが、改善も困難と考えております。

つきましては、もし可能でしたら、担当者を変更していただけないでしょうか。

お手数かけますが、何卒よろしくお願いいたします。

担当者に直接伝える方法もありますが、言いにくいと感じる方が多いです。

各社公式ページやマイページで問い合わせフォームを用意しているため、これを活用しましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合

基本的に面談や面接の約束をしていないのであれば連絡を無視すれば大丈夫です。

ただ、連絡がしつこくくる場合は、退会の手続きをしましょう。

エージェント自体の利用をやめる場合は、問い合わせフォームや担当者へのメールで、以下の文章を送りましょう。

件名:退会手続きのお願い

〇〇エージェント 〇〇様

いつもお世話になっております。(あなたの名前)です。

この度、転職活動を休止することとなり、それに伴い退会の手続きをお願いしたいです。

(担当者名)様には、親身に相談に乗っていただき、たくさんの求人をご紹介いただいたのですが、改めて自分のキャリアを考えた際に、もう少し今の職場で頑張ろうと思いました。

熱心にサポートして頂いたにも関わらず、申し訳ございません。

お忙しい中恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。

退会にあたって、料金がかかるなどのペナルティは一切ありません。

6-7. 「推薦状を見せてほしい」と伝える

エージェントは応募の際に、企業にあなたの強みを客観的な視点で伝える推薦状をつけてくれます。

これについて、以下の理由で見せて欲しいと伝えてみましょう。

  • 面接での自分の発言と違いが出ないか不安
  • 改めて自分のアピールポイントを整理したい

見せてくれるかは担当によりますが、こうすることで、エージェントにとって「人事にしっかりアピールできるものを書かないと」というプレッシャーになります。

以下のように、定型文のような、手抜きの推薦文を出すエージェントもいますが、そういったことの防止になります。

(参考)ひどい推薦文の例

〇〇大学を卒業後、△△社にて営業職として5年勤務されていました。

コミュニケーション能力が高く、明るい方です。

ぜひ一度お会い頂きますよう、お願い申し上げます。

6-8. 「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と言っておく

エージェントに対して、「転職したら3年は辞めずに頑張りたい」と日頃から言っておきましょう。

転職エージェントは、転職した人が早期退職すると、企業から受け取った手数料を返還する決まりがあります。

転職してもすぐ辞めそうな人は、結局売り上げにつながらない可能性が高く、エージェントにとってサポートするメリットが薄いです。

紹介される求人が減ることもあるため、こうした見られ方をしないためにも、長く続ける意思は示しておきましょう。

また、前職の不満のようなネガティブな話ばかりの人も、「文句ばかりで仕事が続かない人」という印象を持たれやすいです。

こうした話はしすぎないよう注意しましょう。

6-9. 最低限のマナーは守る

エージェントとのやり取りでは、面談の時間に遅れない、遅れる際は連絡を入れるのように、最低限のマナーは守りましょう。

こうした常識がないと、「マナーがない=企業にも悪印象を与える人材で内定の見込みが少ない」と判断され、対応の優先度を下げられます。

また、担当者も人間ですから、個人的な感情で、力の入れ具合が変わることも多いです。

応募する会社だけでなく、エージェントに対しても感謝の気持ちを持って、丁寧な対応を心がけましょう。

7. WEBデザイナーについてよくある質問

最後に、WEBデザイナーについてよくある以下の質問に回答していきます。

7-1. WEBデザイナーはやめとけと言われる理由は?

以下の理由でやめとけと言われることが多いです。

  • 残業が多くなりがち:納期がきつい案件もあり、残業をしないと追いつかない
  • 常に知識のアップデートが必要:WEBのデザインや技術のトレンドをおさえておかない通用しない
  • 小さい会社が多い:WEB業界は、歴史の浅いベンチャーの小さい会社が多い傾向

ただ、残業や勉強が必要な点は、他の業界でもある話で、WEB業界特有の問題とは言えません。

また、WEB業界には、逆に以下のメリットもあります。

  • 仕事の幅を広げることで、年収1,000万円以上も目指せる
    (デザイナーをしつつ、マーケティングやコーディングにも対応していくなど)
  • リモートワークしやすい
  • フリーランスとしても独立しやすい

7-2. WEBデザイナーの転職で志望動機を作るコツは?

他の業界も変わりませんが、志望動機では以下2つを確認されるので、必ず準備しておきましょう。

  • なぜその会社を志望したのか
  • そもそもなぜWEBデザイナーを志望したのか(未経験からの転職の場合)

これらを通して、すぐに辞めないか、長く活躍してくれる人材かをチェックされます。

それぞれの伝えるべきポイントは以下の通りです。

伝えるポイント
なぜその会社なのか ・会社の求める人材(求人のゆくゆくはこんな仕事を任せたいといった内容)に、自分の理想の働き方がマッチしていることを伝える。
・応募先の仕事内容が、これまでの自分の経験が活かせる内容であることをアピールする。
例:前職では、メーカーのインハウスデザイナーとして、会社のサイトのデザインやメンテナンスを行ってきました。より最新のトレンドに触れて、プロとしてたくさんのジャンルのサイト制作に関わりたいと思い転職を考えましたが、貴社は多くの有名企業のサイト制作を行っていて、やりがいを持って働けると考え、志望させていただきました。一人一人のクリエイターの力を重視するという職人気質の社風にも共感するところが大きく、制作会社の中でも貴社を志望しました。前職ではデザインだけでなく、コーディングやバックエンドのシステム構築にも携わっていて、WEBの仕組み全般の知識があり、こうした経験も、活かせると感じています。
なぜWEBデザイナーを志望したのか ・前職の経験から「WEBの仕事に興味を持った」のように、仕事内容に惹かれた点を伝える。
・応募先の仕事内容が、これまでの自分の経験が活かせる内容であることをアピールする。
例:前職では、家具の販売店スタッフとして勤務していました。事前にWEBで商品を見た上で来店される方が多く、集客におけるWEBの重要性を知りました。中でもサイトの要となるデザインに興味を持ち、半年ほど、仕事を続けながらWEBデザインの基礎を勉強しました。前職では、お客様の要望を汲み取って商品を紹介する業務を日常的に行っていて、聞き取る力や、提案力には自信があります。この点は、WEBデザイナーとして、クライアントの要望に沿ったサイトを作る上で活かせると感じています。

待遇の良さを理由にしたり、「将来性があるから」、「感謝される仕事がしたい」のように曖昧な内容を言うのは、印象が悪くなるので避けましょう。

7-3. WEBデザイナーに向いている人とは?

仕事内容を踏まえると、以下にあてはまる方に向いています。

  • じっとしているのが得意:PCに向き合う地味な作業が多い
  • 流行に敏感:最新のデザインや技術トレンドに追いついていく必要あり
  • デザインが好き:自分のアイデアを形にできる仕事

また、WEBデザイナーには以下2つの勤務先がありますが、それぞれ向いている人をまとめました。

  • 制作会社(クライアントの要望に沿ってWEBサイトを作る)
    →たくさんのサイト制作に関わりたい人向け
  • 事業会社(自社のWEBサイトやサービスを制作、運用する)
    →一つのサイト・サービスに長く関わって成果を上げたい人向け

7-4. WEBデザイナーの年収はどれくらい?

厚生労働省の「職業情報提供サイト」によると、WEBデザイナーの年収は509万円となっています。

全産業の平均年収が約458万円なので、他の職種と比べても高い水準です。(参考:国税庁公式

年齢別の平均年収データは以下のとおりで、年齢が高くなるにつれ緩やかに上がっていく傾向があります。

平均年収
20代前半 329万円
20代後半 397万円
30代前半 471万円
30代後半 526万円
40代前半 568万円
40代後半 604万円

キャリアパスとしては、コーディングやプログラミング、マーケティングのスキルをつけて仕事の幅を広げたり、以下に転身して年収を上げる方が多いです。

  • UI/UXデザイナー:使いやすさや、利用満足度の追求もできるデザイナー
  • WEBディレクター:WEBサイト制作の現場の責任者
  • フロントエンドエンジニア:WEBサイトの見た目だけでなく、機能面も作り上げる
  • アートディレクター:WEBや広告のビジュアル表現の責任者

7-5. WEBデザイナーの転職が有利になる資格は?

WEBデザイナーが、持っていると転職で有利になる資格を以下にまとめました。

内容 必要な勉強時間
ウェブデザイン技能検定 デザインスキルを証明する国家資格で、Photoshopやデータベースの知識も必要 約30時間(3級)
WEBクリエイター能力認定試験 HTML、CSSの初歩的な知識を証明できる 24~38時間
Illustratorクリエイター能力検定試験 Illustratorを使ったグラフィックの制作能力を証明する 約60時間
Photoshopクリエイター能力検定試験 Photoshopを使ったグラフィックの制作能力を証明する 約50時間
アドビ認定プロフェッショナル IllustratorやPhotoshopなどAdobeのソフトの知識を証明する 約20時間
HTML5プロフェッショナル認定試験 HTML、JavaScript、CSSなどの最新知識を証明できる 約40時間(レベル1)
ウェブ解析士 WEBマーケティングのスキルを証明する資格 約50時間

ただ、WEBデザイナーは実務経験やスキルが特に重視され、資格はなくても転職自体は可能です。

7-6. WEB業界の今後に将来性はある?

WEBサイトの制作や、ネットで集客や販売をする事業は今後も増える見込みで、将来性は明るいです。

総務省の「情報通信白書(令和5年)」によると、世界のIT・WEB関連の市場規模は、直近10年で約2倍に成長しています。

スマホの普及や、コロナ禍でのオンラインサービスの利用増が大きく影響したと考えられます。

コーディングなど一部の業務はAIに代替される可能性がありますが、デザインやマーケティングは、人間の知恵が求められる職種で、代替が難しい点でも将来性はあると言えます。

まとめ

WEBデザイナー向けの転職エージェントについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

転職を目指すWEBデザイナーの方は、以下の方法で転職エージェントを選びましょう。

  • 実績のある大手エージェントを選ぶ
  • WEBデザイナーの求人が豊富なエージェントを選ぶ
  • 自分のキャリアに合わせて選ぶ

具体的には、あなたの経験や年収に合わせて、以下から3社を使うべきです。

WEBデザイナー
経験者
未経験
年収
500万以下
年収
500万〜
1. リクルートエージェント
2. doda
3. ワークポート
4. マイナビクリエイター
5. レバテックキャリア ×
6. マスメディアン
7. Webist
東京・大阪のみ
8. ギークリー
東京・大阪のみ

おすすめ順に並べているため、迷ったら、キャリアに合わせて上から順に◎を3つ選んでおきましょう。

業界経験者の方は、あわせて以下のようなスカウトサービスにも1社は登録しておきましょう。

当ページの内容が、あなたの転職成功のお役に立てることを、心から祈っています。